JP3065264B2 - カートリッジ式化粧用ペンシル - Google Patents

カートリッジ式化粧用ペンシル

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JP3065264B2
JP3065264B2 JP8355866A JP35586696A JP3065264B2 JP 3065264 B2 JP3065264 B2 JP 3065264B2 JP 8355866 A JP8355866 A JP 8355866A JP 35586696 A JP35586696 A JP 35586696A JP 3065264 B2 JP3065264 B2 JP 3065264B2
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英一 森
美和 曽山
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Tokiwa Co Ltd
Shiseido Co Ltd
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Tokiwa Co Ltd
Shiseido Co Ltd
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A45HAND OR TRAVELLING ARTICLES
    • A45DHAIRDRESSING OR SHAVING EQUIPMENT; EQUIPMENT FOR COSMETICS OR COSMETIC TREATMENTS, e.g. FOR MANICURING OR PEDICURING
    • A45D40/00Casings or accessories specially adapted for storing or handling solid or pasty toiletry or cosmetic substances, e.g. shaving soaps or lipsticks
    • A45D40/20Pencil-like cosmetics; Simple holders for handling stick-shaped cosmetics or shaving soap while in use
    • A45D2040/204Pencil-like cosmetics; Simple holders for handling stick-shaped cosmetics or shaving soap while in use the cosmetic being in a cartridge

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カートリッジ式化
粧用ペンシルに関し、特に、キャップを装着して、内部
に収容した化粧料芯を密封するカートリッジ式化粧用ペ
ンシルに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明の解決しようとする課題】キャッ
プを装着して、内部に収容した化粧料芯を密封するカー
トリッジ式化粧用ペンシルが一般に知られている。
【0003】例えば、実公平2−33704号のカート
リッジ式化粧用ペンシルは、先端に開口を有し、内部に
化粧料芯を出し入れ自在に収容した先筒と、この先筒を
カートリッジ式に着脱可能に装着するための開口部を有
する本体とから成り、先筒後端外周面には軸方向の突条
が設けられ、先筒を本体開口部に挿入すると、本体開口
部の底部に設けられた係合部に先筒の突条が係合して、
先筒は本体に装着される。
【0004】このような従来のカートリッジ式化粧用ペ
ンシルでは、先筒の外径に略一致する開口を有する有底
筒状のキャップを先筒に挿入し、キャップの内側底部に
設けた先筒先端部分の外径よりも小径の筒状のシール部
が、先筒先端部分を押圧被覆して、先筒内部に収容され
た化粧料芯の前方を密閉する。
【0005】そして、先筒内部に収容された化粧料芯の
前方を一層確実に密閉するために、このような筒状のシ
ール部の開口先端部分に内側方向に突出した環状の凸部
を設け、キャップを先筒に挿入してこの環状の凸部を先
筒先端外周部分に形成したややくびれた部分に嵌合す
る。
【0006】しかし、このようなカートリッジ式化粧用
ペンシルでは、先筒は先筒後端部を本体開口部内に単に
差し込まれているため、キャップを引き出す際に、先筒
がキャップとともに本体から引き出される、という問題
がある。
【0007】したがって、本発明の目的は、キャップを
装着して、内部に化粧料芯を収容した先筒の先端開口を
確実に密閉しても、キャップを引き出す際に、先筒がキ
ャップとともに本体から引き出されることのないカート
リッジ式化粧用ペンシルを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、先端に開口を有し、内部に化粧料芯を出
し入れ自在に収容した先筒と、この先筒が先端内側に着
脱可能に装着される筒状の本体とから成り、先筒と本体
とを相対回転させることで化粧料芯を出し入れするカー
トリッジ式化粧用ペンシルにおいて、本体が、有底筒状
のキャップを外側に装着するための装着部を有すること
を特徴とする。
【0009】この装着部は、先筒の後方部分の外径に略
相似の内径と、キャップの内径に略相似の外径とを有す
る筒状の本体壁面から成り、この本体壁面の外周面には
本体外側凸部が設けられ、さらに、この本体外側凸部の
周囲の一部を取り巻き、本体壁面を貫通する隙間により
形成される弾性片部が設けられる。
【0010】キャップを本体から引き抜く際に、本体外
側凸部はキャップの内周面によって内側方向に押圧さ
れ、弾性片部が内側方向に押し込まれ、弾性片部は先筒
の前方方向への移動を阻止する。
【0011】本発明の第1の態様では、先筒の外周面に
先筒環状凹部が設けられ、本体壁面の内周面には弾性片
部の内側に本体内側凸部が設けられる。
【0012】先筒を本体に挿入すると、先筒の外周面が
本体内側凸部を外側方向に押圧し、弾性片部は外側方向
に押し出され、本体内側凸部は先筒環状凹部に嵌合す
る。
【0013】本体に装着されたキャップを本体から引き
抜く際に、本体外側凸部はキャップの内周面によって内
側方向に押圧され、弾性片部が内側方向に押し付けら
れ、本体内側凸部と先筒環状凹部との嵌合により、先筒
の前方方向への移動が阻止される。
【0014】本発明の第2の態様では、先筒の外周面に
は先筒環状凸部が設けられ、本体壁面の内周面には弾性
片部の内側に本体内側凸部が設けられる。
【0015】先筒を本体に挿入すると、先筒の外周面、
これに続いて先筒環状凸部が本体内側凸部を外側方向に
押圧し、弾性片部は外側方向に押し出される。
【0016】そして、先筒環状凸部が本体内側凸部を越
えたところで、本体内側凸部は弾性片部の弾性力によっ
て内側方向に押し戻されて、先筒環状凸部は本体内側凸
部の後方に位置する。
【0017】本体に装着されたキャップを本体から引き
抜く際に、本体外側凸部はキャップの内周面によって内
側方向に押圧され、弾性片部は内側方向に押し付けら
れ、先筒環状凸部の前方方向の移動が本体内側凸部によ
り阻止され、先筒の前方方向への移動が阻止される。
【0018】本発明の第3の態様では、先筒の外周面に
は、先筒環状凸部と、この先筒環状凸部の前方に隣接し
て先筒環状凹部とが設けられ、本体壁面の内周面には弾
性片部の内側に本体内側凸部が設けられる。
【0019】先筒を本体に挿入すると、先筒の外周面、
これに続いて先筒環状凸部は本体内側凸部を外側方向に
押圧し、弾性片部は外側方向に押し出される。
【0020】そして、先筒環状凸部が本体内側凸部を越
えたところで、本体内側凸部は弾性片部の弾性力によっ
て内側方向に押し戻され、本体内側凸部は先筒環状凹部
に嵌合する。
【0021】本体に装着されたキャップを本体から引き
抜く際に、本体外側凸部はキャップの内周面によって内
側方向に押圧され、弾性片部は内側方向に押し付けら
れ、本体内側凸部と先筒環状凹部との嵌合により、先筒
の前方方向への移動が阻止される。
【0022】本発明の第4の態様では、先筒の外周面に
は先筒環状凸部が設けられ、本体壁面の内周面には弾性
片部の内側に本体内側凸部と、この本体内側凸部の後方
に隣接して本体環状凹部とが設けられる。
【0023】先筒を本体に挿入すると、先筒の外周面、
これに続いて先筒環状凸部が本体内側凸部を外側方向に
押圧し、弾性片部は外側方向に押し出される。
【0024】そして、先筒環状凸部が本体内側凸部を越
えたところで、弾性片部は弾性片部の弾性力によって内
側方向に押し戻され、先筒環状凸部は本体環状凹部に嵌
合する。
【0025】本体に装着されたキャップを本体から引き
抜く際に、本体外側凸部はキャップの内周面によって内
側方向に押圧され、弾性片部は本体の内側方向に押し付
けられ、本体内側凸部と先筒環状凹部との嵌合により、
先筒の前方方向への移動が阻止される。
【0026】本発明の第5の態様では、先筒の外周面に
は先筒環状凸部と、この先筒環状凸部の前方に隣接して
先筒環状凹部とが設けられ、本体壁面の内周面には弾性
片部の内側に本体内側凸部と、この本体内側凸部の後方
に隣接して本体環状凹部とが設けられる。
【0027】先筒を本体に挿入すると、先筒の外周面、
これに続いて先筒環状凸部が本体内側凸部を外側方向に
押圧し、弾性片部は外側方向に押し出される。
【0028】そして、先筒環状凸部が本体内側凸部を越
えたところで、弾性片部は弾性片部の弾性力によって内
側方向に押し戻され、先筒環状凸部は本体環状凹部に嵌
合し、本体内側凸部は先筒環状凹部に嵌合する。
【0029】本体に装着されたキャップを本体から引き
抜く際に、本体外側凸部はキャップの内周面によって内
側方向に押圧され、弾性片部は内側方向に押し付けら
れ、本体内側凸部と先筒環状凹部との嵌合により、先筒
の前方方向への移動が阻止される。
【0030】上記本発明の第1、第2、第3、第4及び
第5の態様のいずれの態様においても、本体内側凸部
は、弾性片部の内側に設けた凸部であってもよいし、本
体壁面の内周面にわたって設けた環状凸部の一部分であ
ってもよい。
【0031】また、キャップを本体に装着する際に、本
体外側凸部はキャップの内周面によって内側方向に押圧
され、本体の弾性片部は内側方向に押し込まれる。
【0032】そして、本体の本体外側凸部がキャップの
内周面に設けたキャップ環状凹部に嵌合してキャップは
本体に装着される。
【0033】本発明のカートリッジ式化粧用ペンシルで
は、本体の弾性片部を形成する隙間の形状は、本体外側
凸部が内側方向に押圧されたとき、又は、本体内側凸部
が外側方向に押圧されたときに、弾性片部は内側又は外
側方向に片持バネ式に弾性的に撓むような形状であれば
よく、好適には、略C字状、又は略V字状である。
【0034】また、キャップの底には、好適に、本体に
装着される先筒の先端を保持して、先筒の先端の開口を
密閉するためのシール部が設けられる。
【0035】
【発明の実施の形態】図1に示すように、本発明のカー
トリッジ式化粧用ペンシルの実施例は、先端に開口21
を有し、内部に化粧料芯22を収容した先筒20と、こ
の先筒20をカートリッジ式に着脱可能に装着するため
の開口部を有する本体30とから成る。
【0036】先筒20の内部には、先筒20の先端の開
口21から先筒20の後端へと貫通口が形成され、この
貫通口の前方部分には、芯チャック軸23の先端に保持
された化粧料芯22が挿通されている。
【0037】また、この貫通口の後方部分には、内部に
雌ねじ螺旋溝26を形成し、後端に開口部を有する螺旋
筒25が、回転可能に収容され、芯チャック軸23の後
方部分に設けた突起24が螺旋筒25の雌ねじ螺旋溝2
6に係合する。
【0038】芯チャック軸23の前方外周部分にO−リ
ング27が配設され、このO−リング27は、常に、先
筒20の貫通口の内周面を押圧し、化粧料芯22の後方
を密閉するとともに、先筒20と芯チャック軸23との
相対回転を実質的に不能にする。
【0039】本体30には、先筒20を内側に相対回転
可能に装着し、また、先筒20の先端の開口21を密閉
するためのシール部11を有する有底筒状のキャップ1
0を外側に装着するための装着部が設けられている。
【0040】この装着部は、先筒20の後方部分の外径
に略相似の内径と、キャップ10の内径に略相似の外径
とを有する筒状の本体壁面から成り、この本体壁面によ
って有底筒状の開口部が形成され、この開口部の底部に
は多角形断面形状を有する係合部35が設けられてい
る。
【0041】この本体壁面の外周面には、本体外側凸部
33が設けられ、さらに、この本体外側凸部33の前方
及び左右にわたって本体壁面を貫通する略C字状の隙間
34が設けられ、この隙間34により、片持バネのよう
な弾性片部34′が形成される(図2を参照)。
【0042】弾性片部34′は、隙間34により本体外
側凸部33が内側方向に押圧されたときに本体外側凸部
33が内側方向に押し込まれるような形状に形成されれ
ばよく、前方及び後方並びに左右のいずれかにわたって
貫通する隙間によって形成されればよい。さらに、この
隙間34の形状は、略V字状であってもよい。
【0043】弾性片部34′の裏面には、本体内側凸部
31と、この本体内側凸部31より隣接後方に本体環状
凹部32とが設けられている(図1)。
【0044】ここで、図3(a)に示すように、本体内
側凸部31は、本体壁面の内周面にわたって設けた本体
環状凸部31aの一部分であるが、変形的に、図3
(b)に示すように、略C字状の隙間34に前方及び左
右を囲まれた凸部31bであってもよい。
【0045】この実施例において、弾性片部34′は対
称的に4個設けたが、これに限定されず、1個でも、或
いは複数個であってもよい。
【0046】先筒20の外周面には、図1に示すよう
に、先筒環状凸部28と、この先筒環状凸部28より隣
接前方に先筒環状凹部29とが設けられる。
【0047】先筒20の後方部分を本体30の開口部内
に挿入すると、弾性片部34′の内側(つまり、裏面)
に設けた本体内側凸部31は、先筒20の後方部分に設
けた先筒環状凸部28によって弾性的に外側方向に押し
出され、先筒環状凸部28は本体内側凸部31より隣接
後方の本体環状凹部32に嵌合し、本体内側凸部31は
先筒環状凹部29に嵌合する。
【0048】一方、本体30の開口部の底部に設けた係
合部35の断面形状と相似形の断面形状を有する螺旋筒
25の後端開口部が、この係合部35に係合する(図1
を参照)。
【0049】先筒20と本体30とを相対回転させる
と、芯チャック軸23の前方外周部分にO−リング27
は先筒20の内部の貫通口を押圧し、螺旋筒25の後端
開口部は本体30の開口部の係合部35に係合している
ことから、芯チャック軸23と螺旋筒25とは相対回転
する。
【0050】これにより、芯チャック軸23の突起24
は螺旋筒25の雌ねじ螺旋溝26に沿って係合しつつ、
芯チャック軸23を進退移動させ、化粧料芯22は先筒
20の先端の開口21を通じて出没できるようになって
いる。
【0051】キャップ10の内周面には、図1及び2に
示すように、キャップ環状凹部12が設けられ、また、
キャップ10の内側の底部には、先端部分に内側方向に
突出した環状凸部を設けた筒状のシール部11が設けら
れる。
【0052】先筒20を装着した本体30をキャップ1
0内に挿入すると、本体外側凸部33はキャップ環状凹
部12に嵌合して、キャップ10は本体30に装着され
る。
【0053】一方、キャップ10の内側の底部に設けた
のシール部11は、先筒20の先端部分の外周面のやや
くびれた部分に嵌合、押圧して先筒20の先端の開口2
1を確実に密閉する。
【0054】使用のために本体30からキャップ10を
外すとき、本体外側凸部33はキャップ環状凹部12か
ら外れ、続くキャップ10の内周面によって内側方向に
押し付けられ、これにより弾性片部34′は内側方向に
押し込められ、同時に、本体内側凸部31は先筒20の
外周壁に押し付けられる。
【0055】そのため、先筒環状凸部28は、本体内側
凸部31を乗り越えることなく本体環状凹部32に確実
に嵌合されたままとなる。
【0056】これにより、シール部11は先筒20の先
端部分から外れ、先筒20は本体30に装着された状態
で、キャップ10を外すことができる。
【0057】上述の実施例では、キャップ10を引き抜
く際に、弾性片部34′の本体外側凸部33がキャップ
10の内周面によって押圧され、弾性片部34′の内側
(つまり、裏面)に設けた本体内側凸部31が内側方向
に押し付けられ、先筒環状凸部28が本体内側凸部31
を乗り越えることができないために、先筒20の前方方
向への移動が阻止される。
【0058】ここで、変形的に、弾性片部34′の裏面
に本体内側凸部31を設けずに、上述のように内側方向
に押し込まれた弾性片部34′の裏面を先筒20の外周
面に押し付けて、キャップ10を引き抜く際に、先筒2
0の前方方向の移動を弾性片部34′の裏面を先筒20
の外周面との間の摩擦力によって阻止することができ
る。
【0059】また、キャップ10を引き抜く際に先筒2
0の前方方向の移動を阻止するために、上述の実施例で
は、本体内側凸部31及び本体環状凹部32と、先筒環
状凸部28及び先筒環状凹部29とが先筒20及び本体
30にそれぞれ設けられたが、本体内側凸部31と先筒
環状凸部28、又は、本体内側凸部31と先筒環状凹部
29、又は、本体内側凸部31及び本体環状凹部32と
先筒環状凸部28、又は、本体内側凸部31と先筒環状
凸部28及び先筒環状凹部29のいずれの組み合わせで
先筒20及び本体30にそれぞれ設けてもよい。
【0060】さらに、キャップ10の本体30への装着
をより確実にするために、キャップ10の内周面に本体
内側凸部31に嵌合するキャップ環状凹部12を設けた
が、このようなキャップ環状凹部12を設けなくても、
キャップ10の内周面と、この内周面によって押圧され
た弾性片部34′の本体外側凸部33との間の摩擦力に
よってキャップ10を本体30に装着することができ
る。
【0061】
【発明の効果】上説のように、本発明のカートリッジ式
化粧用ペンシルが以上のように構成されるので、以下の
ような効果を奏する。
【0062】キャップを本体から外すとき、本体に形成
された弾性片部はキャップ内周面によって内側方向に押
し込まれ、これにより、本体内側凸部は先筒の外周壁に
押しつけられる。
【0063】よって、キャップに設けられた筒状のシー
ル部が先筒先端付近と密着し先筒先端の開口を確実に密
閉するものであっても、キャップを外す際に、このシー
ル部を介して先筒には先筒を引き抜く力が働くが、本体
の内側方向に押し込まれた本体内側凸部は、先筒後方部
分の先筒環状凸部の移動を阻止するので、キャップのシ
ール部は先筒先端部分から外れ、先筒を本体に装着した
状態でキャップのみを外すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明のカートリッジ式化粧用ペンシ
ルの実施例の断面図である。
【図2】図2は、本発明の繰出し式化粧用ペンシルの実
施例の、先筒を本体に装着したところの外観と、キャッ
プの断面図である。
【図3】図3は、本発明のカートリッジ化粧用ペンシル
の実施例の本体の断面図と、変形例の本体の断面図であ
る。
【符号の説明】
10 キャップ 11 シール部 12 キャップ環状凹部 20 先筒 21 開口 22 化粧料芯 23 芯チャック軸 24 突起部 25 螺旋筒 26 雌ねじ螺旋溝 27 O-リング 28 先筒環状凸部 29 先筒環状凹部 30 本体 31 本体内側凸部 31a 環状凸部 31b 凸部 32 本体環状凹部 33 本体外側凸部 34 隙間 34′ 弾性片部 35 係合部
フロントページの続き (56)参考文献 実開 平4−44819(JP,U) 実開 平6−68620(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A45D 8/00 - 8/40 504 A45D 24/00 - 31/00 A45D 42/00 - 44/22 A45D 33/00 - 40/30

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端に開口を有し、内部に化粧料芯を出
    し入れ自在に収容した先筒と、該先筒が先端内側に着脱
    可能に装着される筒状の本体とから成り、前記先筒と前
    記本体とを相対回転させることで前記化粧料芯を出し入
    れするカートリッジ式化粧用ペンシルにおいて、 前記本体が、有底筒状のキャップを外側に装着するため
    の装着部を有し、 前記装着部が、前記先筒の後方部分の外径に略相似の内
    径と、前記キャップの内径に略相似の外径とを有する筒
    状の本体壁面から成り、 前記本体壁面の外周面には本体外側凸部が設けられ、さ
    らに、前記本体外側凸部の周囲の一部を取り巻き、前記
    本体壁面を貫通する隙間により形成される弾性片部が設
    けられ、 前記本体に装着された前記キャップを前記本体から引き
    抜く際に、前記本体外側凸部が前記キャップの内周面に
    よって内側方向に押圧され、前記弾性片部が内側方向に
    押し込まれ、前記弾性片部が前記先筒の前方方向への移
    動を阻止する、カートリッジ式化粧用ペンシル。
  2. 【請求項2】 前記先筒の外周面には先筒環状凹部が設
    けられ、 前記本体壁面の内周面には前記弾性片部の内側に本体内
    側凸部が設けられ、 前記先筒を前記本体に挿入すると、前記先筒の外周面が
    前記本体内側凸部を外側方向に押圧し、前記弾性片部が
    外側方向に押し出され、そして、前記本体内側凸部が、
    前記先筒環状凹部に嵌合し、 前記本体に装着された前記キャップを前記本体から引き
    抜く際に、前記本体外側凸部が前記キャップの内周面に
    よって内側方向に押圧され、前記弾性片部が内側方向に
    押し付けられ、前記本体内側凸部と前記先筒環状凹部と
    の嵌合により、前記先筒の前方方向への移動が阻止され
    る、請求項1記載のカートリッジ式化粧用ペンシル。
  3. 【請求項3】 前記先筒の外周面には先筒環状凸部が設
    けられ、 前記本体壁面の内周面には前記弾性片部の内側に本体内
    側凸部が設けられ、 前記先筒を前記本体に挿入すると、前記先筒の外周面、
    これに続いて前記先筒環状凸部が前記本体内側凸部を外
    側方向に押圧し、前記弾性片部が外側方向に押し出さ
    れ、前記先筒環状凸部が、前記本体内側凸部を越えたと
    ころで前記本体内側凸部が前記弾性片部の弾性力によっ
    て内側方向に押し戻されて、前記先筒環状凸部が前記本
    体内側凸部の後方に位置し、 前記本体に装着された前記キャップを前記本体から引き
    抜く際に、前記本体外側凸部が前記キャップの内周面に
    よって内側方向に押圧され、前記弾性片部が内側方向に
    押し付けられ、前記先筒環状凸部の前方方向の移動が前
    記本体内側凸部により阻止され、前記先筒の前方方向へ
    の移動が阻止される、請求項1記載のカートリッジ式化
    粧用ペンシル。
  4. 【請求項4】 前記先筒の外周面には、先筒環状凸部
    と、前記先筒環状凸部の前方に隣接して先筒環状凹部と
    が設けられ、 前記本体壁面の内周面には前記弾性片部の内側に本体内
    側凸部が設けられ、 前記先筒を前記本体に挿入すると、前記先筒の外周面、
    これに続いて前記先筒環状凸部が前記本体内側凸部を外
    側方向に押圧し、前記弾性片部が外側方向に押し出さ
    れ、前記先筒環状凸部が前記本体内側凸部を越えたとこ
    ろで前記本体内側凸部が前記弾性片部の弾性力によって
    内側方向に押し戻され、前記本体内側凸部が前記先筒環
    状凹部に嵌合し、 前記キャップを前記本体から引き抜く際に、前記本体外
    側凸部が前記キャップの内周面によって内側方向に押圧
    され、前記弾性片部が内側方向に押し付けられ、前記本
    体内側凸部と前記先筒環状凹部との嵌合により、前記先
    筒の前方方向への移動が阻止される、請求項1記載のカ
    ートリッジ式化粧用ペンシル。
  5. 【請求項5】 前記先筒の外周面には先筒環状凸部が設
    けられ、 前記本体壁面の内周面には前記弾性片部の内側に本体内
    側凸部と、前記本体内側凸部の後方に隣接して本体環状
    凹部とが設けられ、 前記先筒を前記本体に挿入すると、前記先筒の外周面、
    これに続いて前記先筒環状凸部が前記本体内側凸部を外
    側方向に押圧し、前記弾性片部が外側方向に押し出さ
    れ、前記先筒環状凸部が前記本体内側凸部を越えたとこ
    ろで前記弾性片部が前記弾性片部の弾性力によって内側
    方向に押し戻され、前記先筒環状凸部が前記本体環状凹
    部に嵌合し、 前記本体に装着された前記キャップを前記本体から引き
    抜く際に、前記本体外側凸部が前記キャップの内周面に
    よって内側方向に押圧され、前記弾性片部が内側方向に
    押し付けられ、前記本体内側凸部と前記先筒環状凹部と
    の嵌合により、前記先筒の前方方向への移動が阻止され
    る、請求項1記載のカートリッジ式化粧用ペンシル。
  6. 【請求項6】 前記先筒の外周面には先筒環状凸部と、
    前記先筒環状凸部の前方に隣接して先筒環状凹部とが設
    けられ、 前記本体壁面の内周面には前記弾性片部の内側に本体内
    側凸部と、前記本体内側凸部の後方に隣接して本体環状
    凹部とが設けられ、 前記先筒を前記本体に挿入すると、前記先筒の外周面、
    これに続いて前記先筒環状凸部が前記本体内側凸部を外
    側方向に押圧し、前記弾性片部が外側方向に押し出さ
    れ、前記先筒環状凸部が前記本体内側凸部を越えたとこ
    ろで前記弾性片部が前記弾性片部の弾性力によって内側
    方向に押し戻され、前記先筒環状凸部が前記本体環状凹
    部に嵌合し、前記本体内側凸部が前記先筒環状凹部に嵌
    合し、 前記本体に装着された前記キャップを前記本体から引き
    抜く際に、前記本体外側凸部が前記キャップの内周面に
    よって内側方向に押圧され、前記弾性片部が内側方向に
    押し付けられ、前記本体内側凸部と前記先筒環状凹部と
    の嵌合により、前記先筒の前方方向への移動が阻止され
    る、請求項1記載のカートリッジ式化粧用ペンシル。
  7. 【請求項7】 前記本体内側凸部が、前記本体壁面の内
    周面に設けた環状凸部の一部分である、請求項2、3、
    4、5又は6記載のカートリッジ式化粧用ペンシル。
  8. 【請求項8】 前記隙間の形状が、略C字状、又は略V
    字状である、請求項1、2、3、4、5、6又は7記載
    のカートリッジ式化粧用ペンシル。
  9. 【請求項9】 前記キャップの内周面にはキャップ環状
    凹部が設けられ、前記キャップを前記本体に挿入する
    と、前記本体外側凸部が前記キャップ環状凹部に嵌合す
    る、請求項1、2、3、4、5、6、7又は8記載のカ
    ートリッジ式化粧用ペンシル。
  10. 【請求項10】 前記キャップの前記底に、前記本体に
    装着される前記先筒の先端を保持して、前記開口を密閉
    するためのシール部が設けられる、請求項1、2、3、
    4、5、6、7、8又は9記載のカートリッジ式化粧用
    ペンシル。
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