JP3414343B2 - イメージセンサ及びその製造方法 - Google Patents

イメージセンサ及びその製造方法

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    • H01L27/144Devices controlled by radiation
    • H01L27/146Imager structures
    • H01L27/14601Structural or functional details thereof
    • H01L27/14603Special geometry or disposition of pixel-elements, address-lines or gate-electrodes

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファクシミリ、ス
キャナ等に用いられるイメージセンサ及びその製造方法
に関し、特に、基板の裏面側から光を照射し、原稿面で
反射した光をアレイ状に配列したフォトダイオードで読
み取るイメージセンサ及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ファクシミリ、スキャナ等に用いられる
イメージセンサは、光を原稿に照射して原稿面で反射さ
れた光をアレイ状に配列されたフォトダイオードで検出
するものである。このような従来のイメージセンサの構
造について図8及び図9を参照して説明する。図8は、
従来のイメージセンサの構造を模式的に示す平面図であ
る。また、図9は従来のイメージセンサの構造を模式的
に示す断面図であり、(a)は図8のC−C´線におけ
る断面、(b)はD−D´線における断面を示してい
る。
【0003】図8及び図9に示すように、従来のイメー
ジセンサは、アモルファスシリコン(以下、a−Siと
略す。)層6からなる画素部領域21とフォトダイオー
ドを制御する薄膜トランジスタ(Thin Film Transisto
r:TFT)部22とがライン状に配列されて各画素を構
成し、各々のフォトダイオードの一端はフォトダイオー
ドの配列に略平行して延びる引き出し配線10に連結部
19を介して接続されている。また、各画素のa−Si
層6は下部電極5と透明電極7とに挟まれており、透明
電極7と引き出し配線10の交差する領域にはバリアメ
タル層8が設けられ、バリアメタル層8は第2層間膜9
に設けられたコンタクトホール18を介してその上層に
形成される引き出し配線10と接続されている。
【0004】このフォトダイオードに原稿で反射した光
が入射すると、フォトダイオード内に電荷が発生し、こ
の電荷はフォトダイオードの容量部に一時蓄積され、T
FT部22を駆動させることによって、電気信号として
数百kHzから数百MHz程度の速度で時系列的に順次
読み出される。
【0005】このような従来のイメージセンサの製造方
法について説明すると、まず、ガラス等の透明基板1上
にポリシリコン(図示せず)、ゲート酸化膜2及びゲー
ト電極(図示せず)を順次成膜、パターニングし、ソー
ス/ドレイン領域形成のためのイオン注入を行ってTF
T22を形成した後、基板全面にSiO2等の第1の層
間膜4を成膜する。
【0006】次に、第1の層間膜4の上にフォトダイオ
ードの下部電極5となるCr等の金属膜を形成し、その
上にフォトダイオードとなるa−Si層6を1μm程度
の膜厚で形成する。このa−Si層6は、図8の斜線部
のように、通常、入射する光を受光する画素部領域21
が各々独立してアレイ状に配列され、各画素部は50〜
100μm□程度の大きさの島状に形成される。
【0007】次に、島状のa−Si層6全面を覆うよう
にITO等の透明電極7を形成し、透明電極7と引き出
し配線10との交差部にバリアメタル膜8を形成する。
このとき、透明電極7は1μm程度の膜厚で形成された
a−Si層6の段差をまたぐように形成される。
【0008】続いて、透明基板1全面にSi34等の第
2層間膜9を堆積し、画素部領域21から延びる透明電
極7と引き出し配線10との交差する部分にコンタクト
ホール18を形成した後、コンタクトホール18の内部
を埋めるようにAl等の金属膜を成膜して、バリアメタ
ル膜8と接続された引き出し配線10を形成する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このようなイメージセ
ンサは、下部電極5、a−Si層6、透明電極7、バリ
アメタル膜8、第2層間膜9及び引き出し配線10が積
層されて構成されているため、図9(a)に示すよう
に、a−Si層6から引き出し配線10に延びる透明電
極7がa−Si層6端部の段差で断線するという問題が
生じる。また、下部電極5端部の段差がその上層に形成
されるa−Si層6の膜厚を不均一にするという問題が
生じる。
【0010】上記の問題の内、下部電極5端部の段差に
起因するa−Si層6の膜厚の不均一性を解消する方法
として、例えば、特開昭62−204570号公報に記
載された方法がある。この方法は、a−Si層6を形成
する領域に島状の下部電極5を形成した後、島状の下部
電極5間の隙間を絶縁物で埋めて下部電極5による段差
をなくし、その上に堆積するa−Si層6を平坦化する
ものである。
【0011】また、上記公報には、先に絶縁膜のパター
ンを形成した後、その隙間を埋めるように下部電極5を
形成する方法や、下部電極5を形成する下地の絶縁膜に
予め溝を形成しておき、その溝に下部電極5を埋め込む
方法が記載されており、いずれの方法もa−Si層6の
平坦化を図るものである。
【0012】上述した公報記載の方法によれば、下部電
極5端部の段差をなくすことによって、a−Si層6表
面を平坦化することができるが、上記公報は、a−Si
層6を各画素ごとに島状に分離せずに、アレイの配列方
向に向かって連続して形成する場合に有効な方法であ
り、アレイの配列方向に対して各a−Si層6を分離す
る場合には、a−Si層6が下部電極5をまたぐことは
なく、従って、a−Si層6の膜厚が不均一になること
はない。また、透明基板1の裏面から光を照射する場合
には、各画素の間の領域に光を吸収するa−Si層6を
設けると、入射光の窓となる領域の面積が小さくなり好
ましくない。
【0013】このように、上記公報記載の方法は、下部
電極5端部の段差の影響を解消するものであるが、画素
部領域21から引き出し配線10に向かう経路における
a−Si層6の急峻な段差については何ら解決するもの
ではなく、a−Si層6の段差部分での透明電極7の断
線を防止することができない。また、通常、下部電極5
は100nm程度の厚さで形成されるのに対し、a−S
i層6は入射光を十分に吸収するために1μm程度の膜
厚にする必要があり、段差の影響としてはa−Si層6
の段差の方が遙かに大きいものである。
【0014】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであって、その主たる目的は、a−Si層上層に形成
する透明電極に断線が生じることのないイメージセンサ
及びその製造方法を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、第1の視点において、透明基板上に、ポ
リシリコンとゲート絶縁膜とゲート電極とが積層された
薄膜トランジスタと、該薄膜トランジスタ上層に形成さ
れた第1の層間膜を介して、下部電極とアモルファスシ
リコン層と上部電極とが積層されたフォトダイオード
と、がアレイ状に配列され、各々の前記フォトダイオー
ドの前記上部電極と接続される引き出し配線が、前記フ
ォトダイオード上層に形成された第2の層間膜を介し
て、前記フォトダイオードの配列方向に略平行して配設
されるイメージセンサにあって、前記フォトダイオード
を構成する前記アモルファスシリコン層が、入射する光
を受光する画素部領域から前記引き出し配線領域に至る
まで連続して段差をなくして配設されているものであ
る。
【0016】本発明は、第2の視点において、透明基板
上に、ポリシリコンとゲート絶縁膜とゲート電極とが積
層された薄膜トランジスタと、該薄膜トランジスタ上層
に形成された第1の層間膜を介して、下部電極とアモル
ファスシリコン層と上部電極とが積層されたフォトダイ
オードと、がアレイ状に配列され、各々の前記フォトダ
イオードの前記上部電極と接続される引き出し配線が、
前記フォトダイオード上層に形成された第2の層間膜を
介して、前記フォトダイオードの配列方向に略平行して
配設されるイメージセンサにあって、前記フォトダイオ
ードを構成する前記アモルファスシリコン層が、入射す
る光を受光する画素部領域から前記引き出し配線領域に
至るまで連続して段差のないように配設され、前記ゲー
ト電極を形成する材料が、前記アモルファスシリコン層
下方の領域であって、引き出し線配線近傍の余分な入射
する光を遮断する領域にも残して遮光膜を形成するもの
である。
【0017】また、本発明は、第3の視点において、透
明基板上に、ポリシリコンとゲート絶縁膜とゲート電極
とが積層された薄膜トランジスタと、該薄膜トランジス
タ上層に形成された第1の層間膜を介して、下部電極と
アモルファスシリコン層と上部電極とが積層されたフォ
トダイオードと、がアレイ状に配列され、各々の前記フ
ォトダイオードの前記上部電極と接続される引き出し配
線が、前記フォトダイオード上層に形成された第2の層
間膜を介して、前記フォトダイオードの配列方向に略平
行して配設されるイメージセンサにあって、前記フォト
ダイオードを構成する前記アモルファスシリコン層が、
入射する光を受光する画素部領域から前記引き出し配線
形成領域に至る領域に配設され、前記下部電極を形成す
る材料が、前記アモルファスシリコン層下方の領域であ
って、前記透明基板の裏面から前記アモルファスシリコ
ン層に入射する光を遮断する領域に、前記下部電極と分
離して配設されて、遮光膜を形成しているものである。
【0018】本発明は、第4の視点において、イメージ
センサの製造方法を提供する。該方法は、(a)透明絶
縁性基板上に、ポリシリコンとゲート絶縁膜とゲート電
極とをこの順に積層してアレイ状の薄膜トランジスタを
形成する工程と、(b)前記薄膜トランジスタを覆うよ
うに第1の層間膜を形成する工程と、(c)前記第1の
層間膜の上層に、下部電極とアモルファスシリコン層と
上部電極とをこの順に積層してアレイ状のフォトダイオ
ードを形成する工程と、(d)前記フォトダイオードを
覆うように第2の層間膜を形成する工程と、(e)前記
第2の層間膜の上層に、前記フォトダイオードの配列方
向に略平行して延在する引き出し配線を形成する工程
と、を含み、前記上部電極が、入射する光を受光する画
素部領域と前記引き出し配線領域とを接続する連結部を
通り、前記第2の層間膜に設けたコンタクトホールを介
して前記引き出し配線と接続されるイメージセンサの製
造方法にあって、前記(c)のフォトダイオードの形成
に際し、前記アモルファスシリコン層を、前記透明基板
の法線方向から見て、前記画素部領域と前記連結部と前
記引き出し配線領域とが連続して段差をなくして配設さ
れているものである。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明に係るイメージセンサは、
その好ましい一実施の形態において、透明基板上に、ア
レイ状に配列されたTFTと、第1層間膜と、下部電極
(図4の5)とa−Si層(図4の6)と透明電極(図
4の7)とバリアメタル膜(図4の8)とが積層された
アレイ状の画素部と、第2層間膜と、引き出し配線(図
4の18)と、を少なくとも有するイメージセンサにお
いて、a−Si層を画素部から引き出し配線領域に至る
まで連続して設けることによって、a−Si層端部の段
差をなくしてその上層に形成する透明電極・バリアメタ
ル等の上部電極及び引き出し配線の断線を防止し、か
つ、ゲート電極と同一層に遮光膜(図4の3)を配設す
ることによって、画素部領域以外のa−Si層に入射す
る光を遮断する。
【0020】
【実施例】上記した本発明の実施の形態についてさらに
詳細に説明すべく、本発明の実施例について図面を参照
して以下に説明する。
【0021】[実施例1]まず、図1乃至図6を参照し
て、本発明の第1の実施例に係るイメージセンサについ
て説明する。図1は、イメージセンサの回路構成の概略
を示す回路図であり、図2は、イメージセンサに光が入
射する様子を模式的に示す断面図である。また、図3
は、第1の実施例に係るイメージセンサの主要部の構造
を示す平面図である。図4は、第1の実施例に係るイメ
ージセンサの構造を示す断面図であり、(a)は図3の
A−A´線における断面、(b)は図3のB−B´線に
おける断面を示している。また、図5は、本実施例のイ
メージセンサの製造工程の一部を示す工程断面図であ
り、図6は、イメージセンサの他の構成を示す断面図で
ある。
【0022】まず、図1乃至図3を参照して、第1の実
施例に係るイメージセンサの構成について説明する。図
1に示すように、通常のイメージセンサは、ライン状に
配列されたa−Si層からなるフォトダイオード12
と、各フォトダイオードで発生した電荷を一時蓄積する
容量部17とにより構成される画素部領域21と、各フ
ォトダイオード12を制御するために各フォトダイオー
ド12ごとに形成されたTFT部22と、TFTを駆動
する走査回路23とを主な構成要素としている。
【0023】また、図2に示すように、通常、イメージ
センサは、光源11から放射された光をイメージセンサ
の透明基板1側から入射し、フォトダイオード12近傍
の窓領域を透過した入射光16は、例えば、FAP(fi
ber array plate)14に導かれて原稿面15に入射
し、原稿面15で反射された光は再びFAP14を通っ
てフォトダイオード12の表面に入射し、その光の強度
によって原稿の読み取りを行っている。なお、このFA
P14は解像度を向上させるために設けられるものであ
り、本発明においては、FAP14を含まない構成であ
ってもよい。
【0024】図3は、このようなイメージセンサの主要
部の構造を示す平面図であり、画素部領域21を構成す
るフォトダイオード12の一端にはフォトダイオード1
2を制御するTFT部22が接続されており、他端側に
は引き出し配線10が設けられている。また、画素部領
域21と引き出し配線10との間には、両者を接続する
連結部19が設けられ、各画素の連結部19と引き出し
配線10との交差部にはコンタクトホール18が設けら
れており、このコンタクトホール18によって、透明電
極7とバリアメタル膜8とからなる上部電極と引き出し
配線10とが接続されている。ここで、各画素部の大き
さは、読みとる原稿のサイズ、解像度及び光学系等によ
って定められるものであるが、例えば、解像度200d
piの場合は100μm□、400dpiの場合は50
μm□程度である。
【0025】次に、このようなイメージセンサの製造方
法について、図5を参照して説明する。まず、ガラス等
の透明基板1上にポリシリコン膜を、例えば、CVD法
により50〜100nm程度の膜厚で成膜した後、公知
のリソグラフィー法によりTFTの半導体層を形成し、
その上にSiO2等のゲート酸化膜2を50〜100n
m程度堆積する。次に、例えば、金属膜又はポリシリコ
ンと金属膜との積層構造を100〜300nm程度の膜
厚で成膜し、ゲート電極を形成する(図5ではゲート酸
化膜のみ図示)。
【0026】このゲート電極を形成する際に、引き出し
配線10近傍の余分な入射光を遮断する領域にもゲート
電極材料を残すことによって、遮光膜3として機能する
膜を形成することもできる。本実施例では、後述するよ
うにフォトダイオードとなるa−Si層6を引き出し配
線10にも残すため、画素部領域21の端部から引き出
し配線10までの領域にゲート電極材料を残し、図4
(a)及び図5(a)に示すような遮光膜3を形成して
いる。なお、この遮光膜3は、後の工程で形成する上部
電極と接続して同電位にすることが好ましい。
【0027】次に、ソース/ドレイン領域を形成するた
めのイオン注入を行った後、図5(b)に示すように、
透明基板1全面にSiO2等の第1層間膜4を、例え
ば、CVD法により200〜500nm程度の膜厚で形
成する。そして、画素部領域21に下部電極5を形成す
るために、例えば、Cr等の金属を100nm程度の膜
厚で形成する。ここで、下部電極5は、透明基板1の法
線方向から見て、遮光膜3と一部が相重なるように形成
することが好ましく、オーバーラップ領域25を設ける
ことによって、斜め方向から回り込む光が連結部19又
は引き出し配線10領域に形成されるa−Si層6に吸
収されることを有効に防止することができる。
【0028】次に、フォトダイオードとなるa−Si層
6を、例えば、CVD法により1μm程度の膜厚で形成
し、画素部領域21にa−Si層6が残るようにパター
ニングするが、本実施例では、a−Si層6の段差によ
ってその上層に形成する透明電極7・バリアメタル膜8
等の上部電極及び引き出し配線が断線することがないよ
うに、a−Si層6を画素部領域21から連結部19を
通って引き出し配線10に至るまでの領域全体に残して
いる。このa−Si層6を残す領域は、図3の斜線部で
示す領域となる。
【0029】ここで、a−Si層6の膜厚は、段差を極
力小さくし、かつ、入射光を吸収できる膜厚として、通
常1μm程度とされるが、本実施例では画素部領域21
から引き出し配線10にわたって一様にa−Si層6を
残しているために、段差による断線を配慮する必要がな
く、従って、a−Si層6の膜厚をより厚くすることも
できる。
【0030】次に、図5(c)に示すように、a−Si
層6の上層に、ITO等の透明電極7を100nm程度
堆積し、続いて画素部領域21の端部から引き出し配線
10との交差部に至るまでタングステンシリサイド等の
バリアメタル膜8を50〜100nm程度堆積し、所定
の形状にパターニングして上部電極を形成する。このと
き、バリアメタル膜8は引き出し配線10とのコンタク
トを良好にするために設けられると共に、画素部21と
引き出し配線10との連結部分のa−Si層6に余分な
光が入射しないための遮光膜としての性質を併せ持つも
のである。
【0031】次に、例えば、Si34等の第2層間膜
を、例えば、CVD法により200〜500nm程度の
膜厚で堆積した後、TFTのソース/ドレイン領域、ゲ
ート電極、フォトダイオードの下部電極5、バリアメタ
ル膜8と所望のコンタクトをとるためのコンタクトホー
ル18を形成する(図5ではフォトダイオードの上部電
極とのコンタクトホールのみ図示)。続いて、Al等の
金属を500〜1000nm程度成膜し、引き出し配線
10を形成した後、図示していないSi34膜やポリイ
ミド等の有機膜からなるパッシベーション膜を形成して
イメージセンサが形成される。
【0032】上述した方法で形成したイメージセンサの
画素部領域21から引き出し配線10に至る部分の断面
形状は図4(a)、(b)のようになる。すなわち、画
素部領域21と引き出し配線10との連結部分では、a
−Si層6が画素部21から連結部19を通って引き出
し配線10まで延在して形成されているため、従来のイ
メージセンサのようにa−Si層6端部の段差はなく、
a−Si層6の段差によって透明電極7・バリアメタル
膜8等の上部電極及び引き出し配線が断線することはな
い。
【0033】また、本実施例では下部電極5端部の段差
の影響でa−Si層6の表面にも段差が生じるが、上述
したように、a−Si層6の厚みが1μm程度であるの
に対し、下部電極5の厚みは高々100nm程度であ
り、下部電極5の段差によってa−Si層6の上層に形
成される上部電極に断線が生じることはない。
【0034】なお、画素部領域21と引き出し配線10
との間は10〜20μm程度の幅の連結部19によって
接続されているが、これは光を吸収するa−Si層6の
領域を小さくすることによって光を透過する窓領域の面
積を大きくするためであり、連結部の幅は任意に設定す
ることができる。例えば、入射光16を各画素部領域2
1の間の空間から入射する場合には、連結部19を細く
する必要はなく、画素部領域21と同一の幅で引き出し
配線10と連結することもできる。
【0035】また、本実施例では、連結部19及び引き
出し配線10にa−Si層6を残すため、その部分に入
射した光によって生じたキャリアが画素部領域21に拡
散して画素部領域21の解像度を劣化させる恐れがある
ため、連結部19及び引き出し配線10の下方には遮光
膜3を設けているが、画素部領域21から拡散長以上に
離れた部分では実質的に拡散による影響を考慮する必要
はないため、図6に示すように、遮光膜3を画素部領域
21近傍のみに形成することもできる。
【0036】なお、遮光膜3は、基板の法線方向から見
て下部電極5と一部オーバーラップするように形成され
ているが、これは遮光膜3と下部電極5とが第1層間膜
4を介して異なる層に形成されているため、その隙間か
ら光が回り込むことを防ぐためであり、オーバーラップ
させる量は第1層間膜4の膜厚、光の入射方向を考慮し
て適宜最適化することができる。また、遮光膜3は、斜
め方向からの光の回り込みを考慮し、a−Si層6より
も大きくすると効果的である。
【0037】[実施例2]次に、図7を参照して、本発
明の第2の実施例に係るイメージセンサについて説明す
る。図7は、第2の実施例に係るイメージセンサの構造
を示す断面図であり、(a)は図3のA−A´線におけ
る断面、(b)は図3のB−B´線における断面を示し
ている。第2の実施例と前記した第1の実施例との相違
点は、基板の下方から入射する光を遮光する構成が相違
するものであり、a−Si半導体層から上層の構成は前
記した第1の実施例と同様である。
【0038】第2の実施例に係るイメージセンサの製造
方法について説明する。まず、前記した第1の実施例と
同様に、ガラス等の透明基板1上にポリシリコン膜を成
膜してTFTの半導体層を形成し、その上にSiO2
のゲート酸化膜2、金属膜又はポリシリコンと金属膜と
の積層構造からなるゲート電極を形成する。
【0039】このゲート電極を形成する際に、前記した
第1の実施例では、引き出し配線10近傍の余分な光を
遮断するために、画素部領域21と引き出し配線10の
連結部19及び引き出し配線10の全面に渡ってゲート
電極材料を残して遮光膜3を形成していたが、本実施例
では、連結部19及び引き出し配線10領域の遮光を下
部電極材料によって行うため、ゲート電極材料は下部電
極材料からなる遮光膜5aと下部電極5との切断部の隙
間のみを覆うように形成すればよい。
【0040】次に、透明基板1全面にSiO2等の第1
層間膜4を形成した後、下部電極5となるCr等の金属
を100nm程度の膜厚で形成するが、本実施例では上
述したように下部電極材料で遮光膜5aを形成するた
め、連結部19及び引き出し配線10領域にも下部電極
材料が残るようにパターニングする必要がある。なお、
前記した第1の実施例と同様に、回り込んで入射する光
も有効に遮断するには、ゲート電極材料からなる遮光膜
3と、下部電極5及び下部電極材料からなる遮光膜5a
の少なくとも一方とが透明基板の法線方向から見て、そ
の一部が相重なるようにすることが好ましい(図では双
方が相重なる場合を記載)。また、遮光膜3として下部
電極材料を用いるのは、下部電極5と同層の材料で遮光
した方が斜めからの光が入りにくく、光の回り込みを確
実に遮断することができるからである。
【0041】次に、フォトダイオードとなるa−Si層
6を成膜し、a−Si層6が画素部21から引き出し配
線10までの領域全体に残るようにパターニングする。
次に、a−Si層6の上層に、ITO等の透明電極7、
及び、タングステンシリサイド等のバリアメタル膜8を
堆積し、上部電極を形成する。
【0042】次に、Si34等の第2層間膜9を堆積し
た後、TFTのソース/ドレイン領域、ゲート電極、フ
ォトダイオードの下部電極5、透明電極7、バリアメタ
ル膜8とのコンタクトを取るためのコンタクトホール1
8を形成する。続いて、Al等の金属を成膜し、引き出
し配線10を形成した後、図示していないSi34膜や
ポリイミド等の有機膜からなるパッシベーション膜を形
成してイメージセンサが形成される。
【0043】上述した方法で形成したイメージセンサの
画素部領域21から引き出し配線10に至る部分の断面
形状は図7のようになる。すなわち、画素部領域21と
引き出し配線10との連結部分では、a−Si層6が画
素部領域21から連結部19を通って引き出し配線10
まで延在しているため、前記した第1の実施例と同様
に、a−Si層6端部の段差はなく、a−Si層6の段
差によって上部電極が断線することはない。
【0044】なお、前記した第1の実施例と同様に、連
結部19の幅は任意に設定することができ、例えば、画
素部領域21と同一の幅で引き出し配線10と連結する
こともできる。また、連結部19及び引き出し配線10
の下方に遮光膜3及び遮光膜5aを設けているが、画素
部領域21から拡散長以上に離れた部分では実質的に拡
散による影響を考慮する必要はないため、遮光膜3及び
遮光膜5aを画素部領域21近傍のみに形成することも
できる。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のイメージ
センサによれば、a−Si層の段差による透明電極・バ
リアメタル等の上部電極及び引き出し配線の断線を防止
することができるという効果を奏する。
【0046】その理由は、本発明のイメージセンサは、
フォトダイオードとなるa−Si層を画素部領域のみな
らず、画素部領域と引き出し配線との連結部及び引き出
し配線領域にも形成しているため、上部電極や引き出し
配線がa−Si層の段差をまたいで配線されることがな
いからである。
【0047】また、本発明のイメージセンサによれば、
画素部領域と引き出し配線との連結部及び引き出し配線
に光が入射することはなく、余分な光の入射による画像
のにじみを防止することもできる。
【0048】その理由は、本発明では、ゲート電極を構
成する材料又は下部電極を構成する材料を連結部及び引
き出し配線領域に残し、遮光膜として機能させているた
め、余分な光の入射を防止することができるからであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】イメージセンサの回路構成の概要を示す回路図
である。
【図2】イメージセンサに光が入射する様子を模式的に
示した断面図である。
【図3】本発明の第1の実施例に係るイメージセンサの
構造を示した平面図である。
【図4】本発明の第1の実施例に係るイメージセンサの
構造を示した断面図であり、(a)は図3のA−A´線
における断面、(b)は図3のB−B´線における断面
を示す。
【図5】本発明の第1の実施例に係るイメージセンサの
製造工程を模式的に示す断面図である。
【図6】本発明の第1の実施例に係るイメージセンサの
他の構造を示した断面図であり、図3のA−A´線にお
ける断面を示す。
【図7】本発明の第2の実施例に係るイメージセンサの
構造を示した断面図であり、図3のA−A´線における
断面を示す。
【図8】従来のイメージセンサの構造を示した平面図で
ある。
【図9】従来のイメージセンサの構造を示した断面図で
あり、(a)は図8のC−C´線における断面、(b)
は図8のD−D´線における断面を示す。
【符号の説明】
1 透明基板 2 ゲート酸化膜 3 遮光膜 4 第1層間膜 5 下部電極 5a 遮光膜(下部電極) 6 a−Si層 7 透明電極 8 バリアメタル膜 9 第2層間膜 10 引き出し配線 11 光源 12 フォトダイオード 13 ITO 14 FAP 15 原稿 16 入射光 17 容量部 18 コンタクトホール 19 連結部 20 パッド 21 画素部領域 22 TFT部 23 走査回路 24 断線部 25 オーバーラップ領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 27/148 H01L 31/10 H04N 5/335

Claims (15)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】透明基板上に、ポリシリコンとゲート絶縁
    膜とゲート電極とが積層された薄膜トランジスタと、該
    薄膜トランジスタ上層に形成された第1の層間膜を介し
    て、下部電極とアモルファスシリコン層と上部電極とが
    積層されたフォトダイオードと、がアレイ状に配列さ
    れ、 各々の前記フォトダイオードの前記上部電極と接続され
    る引き出し配線が、前記フォトダイオード上層に形成さ
    れた第2の層間膜を介して、前記フォトダイオードの配
    列方向に略平行して配設されるイメージセンサにあっ
    、 前記フォトダイオードを構成する前記アモルファスシリ
    コン層が、入射する光を受光する画素部領域から前記引
    き出し配線領域に至るまで連続して段差をなくして配設
    されている、ことを特徴とするイメージセンサ。
  2. 【請求項2】透明基板上に、ポリシリコンとゲート絶縁
    膜とゲート電極とが積層された薄膜トランジスタと、該
    薄膜トランジスタ上層に形成された第1の層間膜を介し
    て、下部電極とアモルファスシリコン層と上部電極とが
    積層されたフォトダイオードと、がアレイ状に配列さ
    れ、 各々の前記フォトダイオードの前記上部電極と接続され
    る引き出し配線が、前記フォトダイオード上層に形成さ
    れた第2の層間膜を介して、前記フォトダイオードの配
    列方向に略平行して配設されるイメージセンサにあっ
    、 前記フォトダイオードを構成する前記アモルファスシリ
    コン層が、入射する光を受光する画素部領域から前記引
    き出し配線領域に至るまで連続して段差のないように
    設され、 前記ゲート電極を形成する材料が、前記アモルファスシ
    リコン層下方の領域であって、引き出し線配線近傍の余
    分な入射する光を遮断する領域にも残して遮光膜を形成
    する、ことを特徴とするイメージセンサ。
  3. 【請求項3】前記遮光膜が、前記透明基板の法線方向か
    ら見て、少なくとも、前記フォトダイオードの画素部領
    域と前記引き出し配線とを接続する連結部、及び、前記
    引き出し配線領域を覆うように配設されている、ことを
    特徴とする請求項2記載のイメージセンサ。
  4. 【請求項4】前記遮光膜が、前記透明基板の法線方向か
    ら見て、少なくとも、前記画素部領域の前記引き出し線
    側端部からキャリアの拡散長に略等しい領域を覆うよう
    に配設されている、ことを特徴とする請求項2記載のイ
    メージセンサ。
  5. 【請求項5】前記遮光膜が、前記透明基板の法線方向か
    ら見て、前記フォトダイオードを構成する前記下部電極
    と所定の幅だけ相重なるように形成されている、ことを
    特徴とする請求項3又は4記載のイメージセンサ。
  6. 【請求項6】透明基板上に、ポリシリコンとゲート絶縁
    膜とゲート電極とが積層された薄膜トランジスタと、該
    薄膜トランジスタ上層に形成された第1の層間膜を介し
    て、下部電極とアモルファスシリコン層と上部電極とが
    積層されたフォトダイオードと、がアレイ状に配列さ
    れ、 各々の前記フォトダイオードの前記上部電極と接続され
    る引き出し配線が、前記フォトダイオード上層に形成さ
    れた第2の層間膜を介して、前記フォトダイオードの配
    列方向に略平行して配設されるイメージセンサにあっ
    、 前記フォトダイオードを構成する前記アモルファスシリ
    コン層が、入射する光を受光する画素部領域から前記引
    き出し配線形成領域に至る領域に配設され、 前記下部電極を形成する材料が、前記アモルファスシリ
    コン層下方の領域であって、前記透明基板の裏面から前
    記アモルファスシリコン層に入射する光を遮断する領域
    に、前記下部電極と分離して配設されて、遮光膜を形成
    している、ことを特徴とするイメージセンサ。
  7. 【請求項7】前記遮光膜が、前記透明基板の法線方向か
    ら見て、少なくとも、前記フォトダイオードの画素部領
    域と前記引き出し配線とを接続する連結部、及び、前記
    引き出し配線領域を覆うように配設され、 前記ゲート電極を形成する材料が、前記透明基板の法線
    方向から見て、少なくとも、前記下部電極と前記遮光膜
    との隙間を覆うように形成されている、ことを特徴とす
    る請求項6記載のイメージセンサ。
  8. 【請求項8】前記下部電極を形成する材料又は前記ゲー
    ト電極を形成する材料からなる遮光膜が前記上部電極と
    同電位に設定されている、ことを特徴とする請求項2乃
    至7のいずれか一に記載のイメージセンサ。
  9. 【請求項9】(a)透明絶縁性基板上に、ポリシリコン
    とゲート絶縁膜とゲート電極とをこの順に積層してアレ
    イ状の薄膜トランジスタを形成する工程と、 (b)前記薄膜トランジスタを覆うように第1の層間膜
    を形成する工程と、 (c)前記第1の層間膜の上層に、下部電極とアモルフ
    ァスシリコン層と上部電極とをこの順に積層してアレイ
    状のフォトダイオードを形成する工程と、 (d)前記フォトダイオードを覆うように第2の層間膜
    を形成する工程と、 (e)前記第2の層間膜の上層に、前記フォトダイオー
    ドの配列方向に略平行して延在する引き出し配線を形成
    する工程と、を含み、 前記上部電極が、入射する光を受光する画素部領域と前
    記引き出し配線領域とを接続する連結部を通り、前記第
    2の層間膜に設けたコンタクトホールを介して前記引き
    出し配線と接続されるイメージセンサの製造方法にあっ
    、 前記(c)のフォトダイオードの形成に際し、前記アモ
    ルファスシリコン層を、前記透明基板の法線方向から見
    て、前記画素部領域と前記連結部と前記引き出し配線領
    域とが連続して段差をなくして配設されている、ことを
    特徴とするイメージセンサの製造方法。
  10. 【請求項10】(a)透明絶縁性基板上に、ポリシリコ
    ンとゲート絶縁膜とゲート電極とをこの順に積層してア
    レイ状の薄膜トランジスタを形成する工程と、 (b)前記薄膜トランジスタを覆うように第1の層間膜
    を形成する工程と、 (c)前記第1の層間膜の上層に、下部電極とアモルフ
    ァスシリコン層と上部電極とをこの順に積層してアレイ
    状のフォトダイオードを形成する工程と、 (d)前記フォトダイオードを覆うように第2の層間膜
    を形成する工程と、 (e)前記第2の層間膜の上層に、前記フォトダイオー
    ドの配列方向に略平行する引き出し配線を形成する工程
    と、を含み、 前記上部電極が、入射する光を受光する画素部領域と前
    記引き出し配線領域とを接続する連結部を通り、前記第
    2の層間膜に設けたコンタクトホールを介して前記引き
    出し配線と接続されるイメージセンサの製造方法におい
    て、 前記(a)の薄膜トランジスタ形成に際し、前記ゲート
    電極を形成する材料を、前記アモルファスシリコン層下
    方の領域であって、引き出し線配線近傍の余分な入射す
    る光を遮断する領域にも残して遮光膜を形成し、 前記(c)のフォトダイオード形成に際し、前記アモル
    ファスシリコン層を、前記透明基板の法線方向から見
    て、前記画素部領域と前記連結部と前記引き出し配線領
    域とが連続して段差のないように配設する、ことを特徴
    とするイメージセンサの製造方法。
  11. 【請求項11】前記遮光膜が、前記透明基板の法線方向
    から見て、少なくとも、前記連結部及び前記引き出し配
    線領域を覆うように配設される、ことを特徴とする請求
    項10記載のイメージセンサの製造方法。
  12. 【請求項12】前記遮光膜が、前記透明基板の法線方向
    から見て、少なくとも、前記画素部領域の前記引き出し
    線側端部からキャリアの拡散長に略等しい領域を覆うよ
    うに配設される、ことを特徴とする請求項10記載のイ
    メージセンサの製造方法。
  13. 【請求項13】(a)透明絶縁性基板上に、ポリシリコ
    ンとゲート絶縁膜とゲート電極とをこの順に積層してア
    レイ状の薄膜トランジスタを形成する工程と、 (b)前記薄膜トランジスタを覆うように第1の層間膜
    を形成する工程と、 (c)前記第1の層間膜の上層に、下部電極とアモルフ
    ァスシリコン層と上部電極とをこの順に積層してアレイ
    状のフォトダイオードを形成する工程と、 (d)前記フォトダイオードを覆うように第2の層間膜
    を形成する工程と、 (e)前記第2の層間膜の上層に、前記フォトダイオー
    ドの配列方向に略平行する引き出し配線を形成する工程
    と、を含み、 前記上部電極が、入射する光を受光する画素部領域と前
    記引き出し配線領域とを接続する連結部を通り、前記第
    2の層間膜に設けたコンタクトホールを介して前記引き
    出し配線と接続されるイメージセンサの製造方法におい
    て、 前記(a)の薄膜トランジスタ形成に際し、前記ゲート
    電極材料を、前記フォトダイオードの画素部近傍に配設
    して、第1の遮光膜を形成し、 前記(c)のフォトダイオード形成に際し、前記透明基
    板の法線方向から見て、前記アモルファスシリコン層
    を、前記画素部領域と前記連結部と前記引き出し配線領
    域とが連なるように配設し、前記下部電極材料を、前記
    アモルファスシリコン層下方の領域であって、前記透明
    基板の裏面から前記アモルファスシリコン層に入射する
    光を遮断する領域に前記下部電極と分離するように配設
    して、第2の遮光膜を形成し、 前記第1の遮光膜と前記第2の遮光膜とによって、前記
    フォトダイオードの画素部領域以外の前記アモルファス
    シリコン層に入射する光が遮断される、ことを特徴とす
    るイメージセンサの製造方法。
  14. 【請求項14】前記第2の遮光膜が、前記透明基板の法
    線方向から見て、少なくとも前記連結部及び前記引き出
    し配線領域を覆うように配設され、 前記第1の遮光膜が、前記透明基板の法線方向から見
    て、少なくとも前記下部電極と前記第2の遮光膜との隙
    間を覆うように配設される、ことを特徴とする請求項1
    3記載のイメージセンサの製造方法。
  15. 【請求項15】前記遮光膜が、前記上部電極と接続さ
    れ、前記上部電極と同電位に設定される、ことを特徴と
    する請求項9乃至14のいずれか一に記載のイメージセ
    ンサの製造方法。
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