JP3412621B2 - 弾性表面波装置 - Google Patents
弾性表面波装置Info
- Publication number
- JP3412621B2 JP3412621B2 JP2001058854A JP2001058854A JP3412621B2 JP 3412621 B2 JP3412621 B2 JP 3412621B2 JP 2001058854 A JP2001058854 A JP 2001058854A JP 2001058854 A JP2001058854 A JP 2001058854A JP 3412621 B2 JP3412621 B2 JP 3412621B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- acoustic wave
- surface acoustic
- electrodes
- piezoelectric substrate
- electrode
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03H—IMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
- H03H9/00—Networks comprising electromechanical or electro-acoustic devices; Electromechanical resonators
- H03H9/02—Details
- H03H9/02535—Details of surface acoustic wave devices
- H03H9/02637—Details concerning reflective or coupling arrays
- H03H9/02669—Edge reflection structures, i.e. resonating structures without metallic reflectors, e.g. Bleustein-Gulyaev-Shimizu [BGS], shear horizontal [SH], shear transverse [ST], Love waves devices
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03H—IMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
- H03H9/00—Networks comprising electromechanical or electro-acoustic devices; Electromechanical resonators
- H03H9/02—Details
- H03H9/02535—Details of surface acoustic wave devices
- H03H9/02818—Means for compensation or elimination of undesirable effects
- H03H9/02921—Measures for preventing electric discharge due to pyroelectricity
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03H—IMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
- H03H9/00—Networks comprising electromechanical or electro-acoustic devices; Electromechanical resonators
- H03H9/46—Filters
- H03H9/64—Filters using surface acoustic waves
- H03H9/6423—Means for obtaining a particular transfer characteristic
- H03H9/6433—Coupled resonator filters
- H03H9/6436—Coupled resonator filters having one acoustic track only
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03H—IMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
- H03H9/00—Networks comprising electromechanical or electro-acoustic devices; Electromechanical resonators
- H03H9/46—Filters
- H03H9/64—Filters using surface acoustic waves
- H03H9/6423—Means for obtaining a particular transfer characteristic
- H03H9/6433—Coupled resonator filters
- H03H9/644—Coupled resonator filters having two acoustic tracks
- H03H9/6456—Coupled resonator filters having two acoustic tracks being electrically coupled
- H03H9/6459—Coupled resonator filters having two acoustic tracks being electrically coupled via one connecting electrode
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Acoustics & Sound (AREA)
- Surface Acoustic Wave Elements And Circuit Networks Thereof (AREA)
Description
電基板を用いた弾性表面波素子がパッケージに収納され
ている弾性表面波装置に関し、より詳細には、焦電効果
による特性の劣化や電極の破壊を抑制する構造が備えら
れた端面反射型の弾性表面波装置に関する。
面波装置が急激な温度変化にさらされると、焦電効果に
よる電荷が圧電基板において発生する。その結果、圧電
基板に設けられた複数の電極間の放電により、電極破壊
が生じることがあった。また、圧電基板が圧電セラミッ
クスからなる場合には、圧電基板の圧電性が大きく劣化
しがちであった。
するために、種々の試みがなされている。例えば、実公
平2−15388号公報には、図4に示す弾性表面波装
置101が開示されている。ここでは、圧電基板102
の上面に、インターデジタルトランスデューサ(ID
T)103及び反射器104,105が形成されてい
る。そして、圧電基板102の上面において、外周縁に
沿って角環状の短絡電極106が形成されている。この
先行技術では、弾性表面波素子101をパッケージに接
着する工程における加熱により生じる静電気すなわち焦
電荷により、製造工程中に散乱している塵埃がIDT1
03などの電極に付着することが防止され得ると述べら
れている。
は、図5に示す弾性表面波素子111が示されている。
ここでは、圧電基板112が矢印Pで示す方向に分極処
理されている。そして、圧電基板112の上面にIDT
113,114が形成されている。圧電セラミックスを
用いた場合の焦電作用による圧電性の劣化を防止するた
めに、分極方向に直交する方向に位置している、圧電基
板112の端面112a,112bに導電部材115,
116が形成されている。導電部材115,116はリ
ード線117と電気的に接続されている。特開昭56−
16312号公報と同様の構成が、特開昭56−377
23号公報にも開示されている。
2−15388号公報に記載の方法では、圧電基板11
2の周縁に沿って環状の短絡電極106を設けなければ
ならない。従って、この方法は、例えば、図6に示すよ
うなSHタイプの表面波を利用した端面反射型表面波装
置121に適用することができなかった。すなわち、端
面反射型表面波装置121では、圧電基板122の対向
し合う端面122a,122bに沿うように、あるいは
端面122a,122b近傍に電極指が位置することに
なるため、圧電基板122の外周縁に沿って実公平2−
15388号公報に開示されている短絡電極を設けるこ
とはできなかった。
開昭56−37723号公報に開示されている方法で
は、マザーの圧電基板上に電極を形成し、次に、ダイシ
ング等により個々の圧電基板112を切り出した後に、
圧電基板112の端面112a,112bに導電部材1
15,116を形成しなければならない。従って、余分
な製造工程が必要となる。
を解消し、余分な製造工程を必要とすることなく、急激
な温度変化にさらされた場合の焦電荷による悪影響を抑
制することができる端面反射型の弾性表面波装置を提供
することにある。
ば、焦電性を有し、対向し合う第1,第2の主面と、第
1,第2の端面と、第1,第2の側面とを有する圧電基
板と、前記圧電基板の第1の主面に形成されており、前
記第1,第2の端面を結ぶ方向に表面波を伝搬させる少
なくとも1つのIDTとを備え、前記第1,第2の端面
で表面波が反射されるように構成されており、前記圧電
基板の第1の主面上に形成されており、前記第1,第2
の側面と第1の主面とのなす各端縁近傍に配置された第
1,第2の焦電荷相殺電極をさらに備える弾性表面波素
子と、前記弾性表面波素子を収納し、かつ前記弾性表面
波素子に電気的に接続される複数の電極を有するパッケ
ージとを備え、前記第1,第2の焦電荷相殺電極が、前
記圧電基板上において電気的に直接接続されておらず、
前記パッケージ側の電極を介して電気的に接続されてい
る、弾性表面波装置が提供される。
射型の弾性表面波素子において、圧電基板上において、
上記第1,第2の焦電荷相殺電極が第1,第2の端面側
ではなく、第1,第2の側面と第1の主面とのなす端縁
近傍に形成されている。従って、端面反射型弾性表面波
素子における表面波伝搬路及びその延長領域以外の領域
に上記焦電荷相殺電極が形成されるため、表面波装置の
特性に影響を与え難い。また、上記第1,第2の焦電荷
相殺電極が、パッケージ側の電極を介して電気的に接続
されているので、温度変化が与えられたとしても、焦電
荷による圧電基板上の電極の破壊や弾性表面波素子の特
性の劣化が生じ難い。
素子が、前記圧電基板上に形成され、前記IDTに接続
された複数の電極パターンを有し、前記複数の電極パタ
ーンが、前記パッケージの複数の電極に電気的に接続さ
れており、前記第1,第2の焦電荷相殺電極が、前記圧
電基板上の異なる電極パターンを介してパッケージ側の
異なる電極に電気的に接続されており、該パッケージ側
の異なる電極がパッケージ内において電気的に接続され
ている。この場合には、第1,第2の焦電荷相殺電極
が、本来IDTとパッケージ側の電極とを電気的に接続
するのに用いられている電極パターンを介してパッケー
ジ側の異なる電極に電気的に接続されるので、第1,第
2の焦電荷相殺電極とパッケージ側の電極とを電気的に
接続するための余分な電気的接続部材、例えばボンディ
ングワイヤを必要としない。
第1,第2の焦電荷相殺電極が、第1,第2の側面と第
1の主面とのなす各端縁に沿うように形成されていても
よく、あるいは該端縁から隔てられて形成されていても
よい。
表面波素子とパッケージ側の複数の電極とが複数のボン
ディングワイヤにより電気的に接続されている。従っ
て、第1,第2の焦電荷相殺電極を、直接、パッケージ
側の異なる電極にボンディングワイヤにより接合しても
よく、あるいは前述したように、第1,第2の焦電荷相
殺電極が、IDTに接続されている電極パターンに電気
的に接続されている場合には、該電極パターンとパッケ
ージ側の電極とが上記ボンディングワイヤにより電気的
に接続される。
板として圧電セラミックスからなるものが用いられる。
圧電セラミックスでは、温度変化による焦電作用が大き
いため、本発明に従って弾性表面波装置を構成すること
により、圧電セラミックスの欠点である焦電作用による
悪影響を効果的に防止することができる。
明に従って構成された弾性表面波装置を帯域フィルタと
して備える通信機が提供され、該通信機では、周囲の温
度変化による圧電基板に生じた焦電作用の悪影響を抑制
することができるので、電極の破壊や帯域フィルタの特
性の劣化が生じ難い。従って、信頼性に優れ、かつ性能
の安定な通信機を提供することができる。
の具体的な実施例を説明することにより、本発明を明ら
かにする。
表面波装置を説明するための略図的平面断面図である。
本実施例の弾性表面波装置1は、パッケージ2と弾性表
面波素子3とを備える。
子3を収納するための凹部2aを有する。図1では略図
的に示されているが、凹部2aを閉成するように、図示
しない蓋材が取り付けられる。
が互いに平行に延ばされている。段部2b上には電極4
a〜4eが、段部2c上には電極4f〜4jがそれぞれ
形成されている。
して用いられる電極であり、電極4dは入力側のアース
端子として用いられる電極である。また、電極4iは出
力側の信号端子として用いられる電極であり、電極4g
は出力側のアース端子として用いられる電極である。
5を有する。本実施例では、圧電基板5は、チタン酸ジ
ルコン酸鉛系セラミックスのような圧電セラミックスに
より構成されている。圧電基板5が圧電セラミックスで
構成されている場合、圧電基板5は、図示の矢印P方向
に分極処理されている。また、圧電基板5は、LiTa
O3、LiNbO3などの焦電性を有する圧電単結晶によ
り構成されてもよい。
5aと、第1の主面に対向している第2の主面とを有す
る。また、圧電基板5は、対向し合う第1,第2の端面
5b,5cと、対向し合う第1,第2の側面5e,5f
とを有する。第1の主面5a上には、IDT6,7が分
極方向Pと直交する方向に並べられている。また、ID
T8,9が、IDT6,7が設けられている部分と分極
方向Pに沿って隔てられた位置に配置されている。ID
T8,9は、分極方向Pと直交する方向に並べられてい
る。
分極方向Pと平行に延ばされている。また、IDT6,
7により、第1の端面反射型の縦結合共振子型弾性表面
波フィルタ10が構成されており、IDT8,9により
第2の縦結合共振子型弾性表面波フィルタ11が構成さ
れている。
11では、いずれも、表面波は電極指と直交する方向、
すなわち端面5b,5cを結ぶ方向となる。また、いず
れも端面反射型の縦結合共振子型弾性表面波フィルタで
あるため、IDT6,7及びIDT8,9の端面5b,
5cに沿う部分近傍に設けられている電極指は端面5
b,5cと第1の主面5aとのなす端縁に沿うように形
成されている。従って、弾性表面波素子3では、表面波
伝搬路及びその延長領域に、短絡電極などを形成するこ
とはできない。
ィルタ10のIDT7と第2の縦結合共振子型弾性表面
波フィルタ11のIDT8とが電極パターン12により
電気的に接続されている。他方、縦結合共振子型弾性表
面波フィルタ10では、IDT6の一端が電極パターン
13に、他端が電極パターン14に連ねられている。電
極パターン13は入力側の信号電極であり、電極パター
ン14は入力側のアース電極である。
に、他端が前述した電極パターン12に接続されてい
る。他方、第2の縦結合共振子型弾性表面波フィルタ1
1では、IDT8の一端が前述した電極パターン12に
接続されている。また、IDT8の他端が電極パターン
16に電気的に接続されている。IDT9の一端は電極
パターン17に、他端は電極パターン18に接続されて
いる。電極パターン18は出力側の信号電極を構成し、
電極パターン17は出力側のアース電極を構成してい
る。
弾性表面波フィルタ10,11は縦続接続されている。
そして、本実施例の特徴は、圧電基板5の第1の主面5
a上において、焦電荷相殺電極21,22が第1の主面
5aと、第1の側面5e及び第2の側面5fとのなす端
縁に、それぞれ沿うように形成されていることにある。
第1,第2の焦電荷相殺電極21,22は、電極パター
ン15,16に、すなわち異なる電極パターンに接続さ
れている。
ングワイヤ23〜28によりパッケージ2側の電極4
b,4d,4e,4f,4g,4iに電気的に接続され
ている。すなわち、入力側の信号電極である電極パター
ン13がパッケージ側の電極4bにボンディングワイヤ
23により接続されている。また、入力側のアース電極
である電極パターン14がボンディングワイヤ24によ
り、パッケージ側の電極4dに接続されている。さら
に、IDT7の一端及び第1の焦電荷相殺電極21に接
続されている電極パターン15がボンディングワイヤ2
6により電極4fに電気的に接続されている。
11のIDT8に接続されている電極パターン16はボ
ンディングワイヤ25を介して電極4eに接続されてい
る。電極パターン16には、第2の焦電荷相殺電極22
も電気的に接続されている。
はしないが、パッケージ2内において相互に電気的に接
続されている。従って、第1,第2の焦電荷相殺電極2
1,22は、電極パターン15,16及びボンディング
ワイヤ25,26並びにパッケージ側の電極4e,4f
を介して相互に電気的に接続されている。
ターン17は、ボンディングワイヤ27により電極4g
に接続されており、電極パターン18はボンディングワ
イヤ28により出力側の電極4iに電気的に接続されて
いる。
温度変化にさらされた場合、焦電効果による電荷が発生
する。この焦電荷は、分極方向Pの両側に集中する。他
方、分極Pの両側には、上記第1,第2の焦電荷相殺電
極21,22が配置されており、焦電荷相殺電極21,
22はパッケージ2側に設けられた互いに電気的に接続
されている電極4e,4fに接続されている。従って、
発生した焦電荷が相殺され、急激な温度変化にさらされ
た場合であっても、電極の破壊や圧電基板5の圧電性の
劣化が生じ難い。
1,22が、圧電基板5の第1の主面5aと第1の側面
5e及び第2の側面5fとのなす端縁から隔てられた位
置に形成されている弾性表面波装置においても、第1の
実施例と同様に、焦電作用による悪影響を抑制できるこ
とを確認している。
表面波装置の平面図である。第2の実施例の弾性表面波
装置31では、パッケージ2内に弾性表面波素子3Aが
収納されている。パッケージ2は、第1の実施例で用い
られたパッケージ2と同様に構成されている。従って、
同一部分については、同一の参照番号を付することによ
り、第1の実施例で行った説明を引用することとする。
の焦電荷相殺電極21,22が電極パターン15,16
と分離されていることを除いては、第1の実施例で用い
た弾性表面波素子3と同様に構成されている。従って、
同一部分については、同一の参照番号を付することによ
り、第1の実施例の説明を援用することとする。
極21,22が電極パターン15,16と分離されてい
る。従って、第1の焦電荷相殺電極21はボンディング
ワイヤ32により電極4fに電気的に接続されており、
他方第2の焦電荷相殺電極22はボンディングワイヤ3
3により電極4eに電気的に接続されている。
様である。本実施例のように、第1,第2の焦電荷相殺
電極21,22は、専用のボンディングワイヤ32,3
3によりパッケージ側の電極4f,4eに電気的に接続
されてもよい。
施例の方がボンディングワイヤの使用本数を減らすこと
ができ、好ましい。なお、第1,第2の実施例では、弾
性表面波素子3,3Aに設けられた電極パターンや第
1,第2の焦電荷相殺電極と、パッケージ2側の電極と
を電気的に接続するのにボンディングワイヤを用いた
が、ボンディングワイヤに代えて他の電気的接続部材を
用いてもよい。例えば、パッケージの凹部2aに電極4
a〜4jに相当する電極を形成し、弾性表面波素子3,
3Aの電極パターンや焦電荷相殺電極を第1の主面5a
側からパッケージの凹部の電極上に向かい合うように配
置し、導電性接着剤やバンプなどにより電気的接続を図
ってもよい。
波素子3として2段縦続接続型の縦結合共振子型フィル
タを示したが、本発明は、それに限定されず、端面反射
型の表面波素子である限り、横結合共振子型表面波フィ
ルタ、ラダー型フィルタ、表面波共振子などの各種弾性
表面波素子を用いた弾性表面波装置に適用することがで
きる。
22は、焦電荷を相殺するために設けられているもので
あるため、電極パターン13〜18のような導電性に優
れた導電膜により形成される必要は必ずしもなく、焦電
荷が移動し得る限り導電性が低い導電性材料で構成され
てもよい。
ルタとして備えられた通信機につき説明する。図3は、
本発明に係る弾性表面波装置を用いた通信機160を説
明するための各概略ブロック図である。
クサ162が接続されている。デュプレクサ162と受
信側ミキサ163との間に、RF段を構成する弾性表面
波フィルタ164及び増幅器165が接続されている。
さらにミキサ163にIF段の表面波フィルタ169が
接続されている。また、デュプレクサ162と送信側の
ミキサ166との間には、RF段を構成する増幅器16
7及び弾性表面波フィルタ168が接続されている。
169として本発明に従って構成された弾性表面波装置
を好適に用いることができる。
面反射型弾性表面波素子の反射端面として用いられる第
1,第2の端面とは異なる第1,第2の側面と第1の主
面とのなす端縁近傍に第1,第2の焦電荷相殺電極が形
成されている。すなわち、分極方向両側において圧電基
板の両端近傍に第1,第2の焦電荷相殺電極が形成され
ている。そして、第1,第2の焦電荷相殺電極がパッケ
ージ側の電極を介して電気的に接続されている。従っ
て、急激な温度変化にさらされたとしても、焦電作用に
より生じた焦電荷が圧電基板の分極方向両端に発生する
が、第1,第2の焦電荷相殺電極が短絡されているの
で、焦電荷に起因する電極の破壊や圧電基板の圧電性の
劣化を抑制することができる。よって、信頼性に優れ、
かつ所望とする共振特性やフィルタ特性を有する端面反
射型の弾性表面波装置を提供することが可能となる。
略図的平面図。
略図的平面図。
える通信機を説明するための概略ブロック図。
面断面図。
面図。
Claims (7)
- 【請求項1】 焦電性を有し、対向し合う第1,第2の
主面と、第1,第2の端面と、第1,第2の側面とを有
する圧電基板と、 前記圧電基板の第1の主面に形成されており、前記第
1,第2の端面を結ぶ方向に表面波を伝搬させる少なく
とも1つのIDTとを備え、前記第1,第2の端面で表
面波が反射されるように構成されており、 前記圧電基板の第1の主面上に形成されており、前記第
1,第2の側面と第1の主面とのなす各端縁近傍に配置
された第1,第2の焦電荷相殺電極をさらに備える弾性
表面波素子と、 前記弾性表面波素子を収納し、かつ前記弾性表面波素子
に電気的に接続される複数の電極を有するパッケージと
を備え、 前記第1,第2の焦電荷相殺電極が、前記圧電基板上に
おいて電気的に直接接続されておらず、前記パッケージ
側の電極を介して電気的に接続されている、弾性表面波
装置。 - 【請求項2】 前記弾性表面波素子が、前記圧電基板上
に形成され、前記IDTに接続された複数の電極パター
ンを有し、 前記複数の電極パターンが、前記パッケージの複数の電
極に電気的に接続されており、 前記第1,第2の焦電荷相殺電極が、前記圧電基板上の
異なる電極パターンを介してパッケージ側の異なる電極
に電気的に接続されており、該パッケージ側の異なる電
極がパッケージ内において電気的に接続されている、請
求項1に記載の弾性表面波装置。 - 【請求項3】 前記第1,第2の焦電荷相殺電極が、前
記第1,第2の側面と第1の主面とのなす端縁に沿うよ
うに形成されている、請求項1または2に記載の弾性表
面波装置。 - 【請求項4】 前記第1,第2の焦電荷相殺電極が、前
記第1,第2の側面と第1の主面とのなす端縁から隔て
られた位置に形成されている、請求項1または2に記載
の弾性表面波装置。 - 【請求項5】 前記弾性表面波素子と前記パッケージ側
の電極とを電気的に接続するための複数のボンディング
ワイヤをさらに備える、請求項1〜4のいずれかに記載
の弾性表面波装置。 - 【請求項6】 前記圧電基板が圧電セラミックスにより
構成されている、請求項1〜5のいずれかに記載の弾性
表面波装置。 - 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかに記載の弾性表
面波装置を帯域フィルタとして備える、通信機。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001058854A JP3412621B2 (ja) | 2001-03-02 | 2001-03-02 | 弾性表面波装置 |
US10/052,507 US6670739B2 (en) | 2001-03-02 | 2002-01-23 | Surface acoustic wave apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001058854A JP3412621B2 (ja) | 2001-03-02 | 2001-03-02 | 弾性表面波装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002261573A JP2002261573A (ja) | 2002-09-13 |
JP3412621B2 true JP3412621B2 (ja) | 2003-06-03 |
Family
ID=18918514
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001058854A Expired - Fee Related JP3412621B2 (ja) | 2001-03-02 | 2001-03-02 | 弾性表面波装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6670739B2 (ja) |
JP (1) | JP3412621B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003218658A (ja) * | 2002-01-17 | 2003-07-31 | Nec Corp | 弾性表面波素子及び半導体装置の製造方法 |
JP2004311551A (ja) * | 2003-04-03 | 2004-11-04 | Fujitsu Media Device Kk | 小型電子部品及びそのパッケージ |
US7059196B1 (en) * | 2004-11-22 | 2006-06-13 | Honeywell International Inc. | Disposable wireless pressure sensor |
Family Cites Families (19)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4205285A (en) * | 1978-11-03 | 1980-05-27 | Gte Laboratories Incorporated | Acoustic surface wave device |
US4381469A (en) | 1979-07-20 | 1983-04-26 | Murata Manufacturing Company, Ltd. | Temperature stable piezoelectric device |
JPS5616312A (en) | 1979-07-20 | 1981-02-17 | Murata Mfg Co Ltd | Surface elastic wave device |
JPH0215388A (ja) | 1988-07-04 | 1990-01-19 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 文字認識装置 |
JP3021774B2 (ja) * | 1991-06-03 | 2000-03-15 | 松下電器産業株式会社 | 圧電センサ |
JPH0555660A (ja) * | 1991-08-27 | 1993-03-05 | Fujitsu Ltd | 圧電アクチユエータ |
JPH06168624A (ja) * | 1992-11-27 | 1994-06-14 | Murata Mfg Co Ltd | 強誘電体薄膜素子 |
TW256966B (ja) * | 1994-03-04 | 1995-09-11 | Murata Manufacturing Co | |
JPH09159690A (ja) * | 1995-12-05 | 1997-06-20 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 加速度センサ |
JP3171144B2 (ja) * | 1997-07-07 | 2001-05-28 | 株式会社村田製作所 | 表面波装置 |
JP3206548B2 (ja) * | 1998-05-14 | 2001-09-10 | 株式会社村田製作所 | 表面波フィルタ、共用器、通信機装置 |
JP2000059165A (ja) * | 1998-08-06 | 2000-02-25 | Toshiba Corp | 弾性表面波装置およびその製造方法 |
JP2000068778A (ja) * | 1998-08-21 | 2000-03-03 | Murata Mfg Co Ltd | 表面波共振子、表面波フィルタ、共用器、通信機装置及び表面波デバイス、ならびに表面波共振子の製造方法 |
JP3298538B2 (ja) * | 1999-02-16 | 2002-07-02 | 株式会社村田製作所 | 端面反射縦結合型saw共振子フィルタ |
JP3341699B2 (ja) * | 1999-02-18 | 2002-11-05 | 株式会社村田製作所 | 端面反射型表面波装置 |
JP2000244275A (ja) * | 1999-02-19 | 2000-09-08 | Murata Mfg Co Ltd | Saw共振子フィルタ |
JP2000278091A (ja) * | 1999-03-19 | 2000-10-06 | Murata Mfg Co Ltd | 端面反射型表面波装置 |
US6323730B1 (en) * | 1999-04-30 | 2001-11-27 | Pcb Piezotronics, Inc. | High resolution zero input current charge sensitive preamplifier |
JP3391309B2 (ja) * | 1999-09-02 | 2003-03-31 | 株式会社村田製作所 | 表面波装置及び通信機装置 |
-
2001
- 2001-03-02 JP JP2001058854A patent/JP3412621B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
2002
- 2002-01-23 US US10/052,507 patent/US6670739B2/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US6670739B2 (en) | 2003-12-30 |
JP2002261573A (ja) | 2002-09-13 |
US20030107297A1 (en) | 2003-06-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR100312001B1 (ko) | 탄성표면파장치 | |
US7211925B2 (en) | Surface acoustic wave device and branching filter | |
KR100713668B1 (ko) | 탄성표면파 공진자, 탄성표면파 필터 및 탄성표면파듀플렉서 및 통신장치 | |
KR100290803B1 (ko) | 탄성표면파장치 | |
JP2002314366A (ja) | 弾性表面波フィルタ、弾性表面波装置および通信装置 | |
US7482895B2 (en) | Surface acoustic wave filter | |
JP3438705B2 (ja) | 表面波装置及び通信機装置 | |
JP3412621B2 (ja) | 弾性表面波装置 | |
WO2022211056A1 (ja) | 弾性波装置 | |
JPH09232908A (ja) | 弾性表面波フィルタ | |
EP1320192A1 (en) | Surface acoustic wave filter device | |
JP4359978B2 (ja) | ラダー型弾性表面波フィルタ | |
JP2010245722A (ja) | 弾性表面波素子、およびそれらを用いた弾性表面波デバイス | |
JP3226333B2 (ja) | 弾性表面波素子 | |
CN110089031B (zh) | 弹性波装置、分波器以及通信装置 | |
JP3397195B2 (ja) | 端面反射型表面波フィルタ | |
JP2001024471A (ja) | 弾性表面波共振子および弾性表面波フィルタ | |
JP3298538B2 (ja) | 端面反射縦結合型saw共振子フィルタ | |
JP4024224B2 (ja) | 弾性表面波装置 | |
JP3435641B2 (ja) | 端面反射型表面波フィルタ | |
JP4799596B2 (ja) | 弾性表面波装置 | |
JP2001257555A (ja) | 弾性表面波素子 | |
JP2003152501A (ja) | 弾性表面波素子および弾性表面波装置 | |
JPH10145183A (ja) | 弾性表面波フィルタ | |
JP3439750B2 (ja) | 弾性表面波素子 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 3412621 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090328 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090328 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100328 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110328 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110328 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120328 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120328 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130328 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130328 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140328 Year of fee payment: 11 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |