JP3411720B2 - 感熱記録受容体用二軸配向積層ポリエステルフィルム - Google Patents
感熱記録受容体用二軸配向積層ポリエステルフィルムInfo
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Description
容紙、印画紙、カード、ラベル等の感熱記録用受容体の
ベースフィルム、その中でも特にビデオプリンター用受
容紙として用いた際のプリント時の印字適性(染料、イ
ンキの転着受容性)に優れた二軸配向ポリエステル積層
体に関するものである。
来、感熱記録受容体用ベースフィルムに用いられるフィ
ルムとしては多量の無機粒子を配合した2軸延伸ポリプ
ロピレンベースの不透明なフィルム、あるいは多量の酸
化チタン、炭酸カルシウム等の無機粒子およびポリプロ
ピレン等のポリオレフィンを配合して得られる2軸延伸
ポリエステルベースの白色フィルムが使用されている。
しかしながら、従来のベースフィルムは以下のような欠
点を有している。2軸延伸ポリプロピレンベースのフィ
ルムはプリント時の加熱によりカールを生じ変形する。
また多量の酸化チタン、炭酸カルシウム等の無機粒子を
配合して得られる2軸延伸ポリエステルベースのフィル
ムは、白色性は付与されるものの、高密度化するのに加
え、クッション性がなく、プリント時の印字適性(染
料、インキの転着受容性)に劣るものであった。
るために、例えば特開昭63−168441号公報で
は、ポリエステルをベースにポリプロピレンを配合し、
フィルム内部に微細空洞を作ったフィルムが提案されて
いるが、かかるフィルムは低密度化され、クッション性
が改良されるものの、熱寸法安定性、機械的強度に劣る
等の欠点を有している。さらにプラスチックフィルムの
共通の問題として静電気が発生しやすく、その結果、フ
ィルムが帯電してしまうという欠点も有している。
電防止性を付与させる方法として、有機スルホン酸塩等
の低分子量のアニオン性界面活性剤タイプの化合物を練
り込む方法、金属化合物を蒸着する方法、アニオン性化
合物やカチオン性化合物、あるいはいわゆる導電性粒子
を表面に塗布する方法等が知られている。
に製造できるという利点があるものの、帯電防止効果に
おいて限界がある。さらに、低分子化合物を用いるため
耐水性が悪く、ブルーミングによって接着性の経時的な
低下や、化合物の転着による帯電防止性能の低下を起こ
しやすく、耐久性に問題がある。金属化合物を蒸着する
方法は、帯電防止性が優れ、近年は透明導電性フィルム
として用途が拡大しているものの、製造コストが高く、
特定の用途には向いているが、一般の帯電防止フィルム
としては利用し難い。
電性化合物等を塗布する方法は、易接着性樹脂と混合物
の形で同時に塗布できるので簡便な方法である。さら
に、塗布層を有する二軸延伸ポリエステルフィルムの製
造方法として、塗布液をシートまたはフィルムに塗布し
た後、フィルムを延伸、熱処理する塗布延伸法(インラ
インコーティング法)といわれる方法があるが、この方
法を使用すれば、フィルムの製膜と塗布が同時に実施さ
れるため、幅広の製品が安価に得られる利点がある。し
かし、易接着性、帯電防止性等を同時に満足させる塗布
層を選ぶには、配合処方にかなりの困難が伴う。
を用いる方法では、帯電防止効果が比較的良好であると
ともに比較的安価に製造できる利点があるものの、フィ
ルムの透明性や光沢度を悪化させる欠点がある。低分子
量のアニオン系化合物や、カチオン系化合物を用いる方
法では、練り込み法と同様に、耐水性やブルーミングに
よる接着性の経時的な低下やブロッキングの悪化の問題
を有する。
リスチレンスルホン酸ナトリウム塩等の高分子量の帯電
防止剤を塗布したフィルムが知られているが、ポリスチ
レンスルホン酸ナトリウム塩は、塗布延伸法に適用した
場合、塗布層が不連続となり、やすく帯電防止効果が充
分発揮されないことが多い。また、高分子量のカチオン
系帯電防止剤は、アニオン性帯電防止剤に比べ静防能は
優れるが、熱的安定性に劣るため、通常の条件で塗布延
伸を実施した場合は、延伸、熱処理工程で揮散あるいは
熱分解が生じて、期待された帯電防止効果が発揮されな
い場合がある。
鑑み鋭意検討した結果、ある特定の多層構造を有する二
軸配向ポリエステル積層フィルムが優れた特性を有し、
感熱記録受容体用、その中でも特にビデオプリンター用
ベースフィルムとして極めて有用であることを見いだ
し、本発明を完成するに至った。
1.0〜1.3g/cm3 、中心線平均粗さが0.01
〜0.2μm、b値が1.0以下であり、ポリエステル
Iと当該ポリエステルIに非相溶なポリマーとからな
る、感熱記録受容層側の面を構成するA層と、見掛け密
度が0.6g/cm3 以上1.0g/cm3 未満であ
り、ポリエステルIIと当該ポリエステルIIに非相溶なポ
リマーとからなるB層とを有する二軸配向積層フィルム
であり、当該フィルムの隠蔽度が0.8以上であること
を特徴とする感熱記録受容体用二軸配向積層ポリエステ
ルフィルムに存する。
発明において、ベースとなるポリエステルフィルムを構
成するポリエステルIおよびIIとしては、代表的には、
例えば、構成単位の80モル%以上がエチレンテレフタ
レートであるポリエチレンテレフタレート、構成単位の
80モル%以上がエチレン−2,6−ナフタレートであ
るポリエチレン−2,6−ナフタレート、構成単位の8
0モル%以上が1,4−シクロヘキサンジメチレンテレ
フタレートであるポリ−1,4−シクロヘキサンジメチ
レンテレフタレート等が挙げられる。その他には、ポリ
エチレンイソフタレート、ポリブチレンテレフタレート
等が挙げられる。
ては、例えば、ジエチレングリコール、プロピレングリ
コール、ネオペンチルグリコール、ポリエチレングリコ
ール、ポリテトラメチレングリコール等のジオール成
分、イソフタル酸、2,7−ナフタレンジカルボン酸、
5−ソジウムスルホイソフタル酸、アジピン酸、アゼラ
イン酸、セバシン酸およびオキシモノカルボン酸などの
エステル形成性誘導体を使用することができる。また、
ポリエステルとしては、単独重合体または共重合体のほ
かに、他の樹脂との小割合のブレンドも使用することが
できる。なお、本発明においては、ポリエステルIおよ
びIIはそれぞれ同一であっても、異なっていてもよい。
ムの全層厚みは、通常100〜350μm、好ましくは
150〜300μmである。フィルム厚みが100μm
未満であったり、350μmを超えるとプリント時のビ
デオプリンター内での搬送性や取扱性に劣るようになる
ので好ましくない。
ムのA層は、ポリエステルIと当該ポリエステルIに非
相溶なポリマーとからなる層であって、かかる層は通
常、無数の極微細な空洞を含有したものであって、この
微細な空洞によってフィルム表面に微細な凹凸を与える
とともに光を散乱し、白色不透明の層となっている。A
層は、例えば前記ポリエステルIにポリプロピレン、ポ
リスチレンおよびポリ−4−メチルペンテン−1等のポ
リオレフィン、好ましくは特定のポリプロピレンを配合
してシート状に押出成形し、次いで得られたシートを少
なくとも一軸方向に延伸することにより、フィルムの表
面および内部に極微細な独立空洞を含有させたものであ
る。この際、空洞の微細化、隠蔽性、白色度を増すため
に後述する界面活性剤、不活性粒子、蛍光増白剤等を配
合することが好ましい。
ンは、少なくとも95モル%以上がプロピレン単位を有
するポリマーであり、例えばエチレン単位を5モル%を
超えて共重合させたコポリマーでは、微細空洞の生成が
少なくなり、見掛け密度の低減を達成できないことがあ
る。ポリプロピレンのメルトフローインデックスは、通
常0.5〜50である。メルトフローインデックスが
0.5未満では、生成する空洞が大きくなり過ぎて延伸
時の破断が発生しやすくなる傾向がある。また、メルト
フローインデックスが50を超えると、テンターにおけ
る横延伸時にクリップ外れが発生して、生産性が劣るよ
うになる恐れがある。
30%重量、好ましくは0.5〜25重量%である。配
合量が0.1重量%未満では、フィルム中の極微細空洞
の生成量が少なく、その結果、表面の微細凹凸が不十分
となり積層フィルム製造時の作業性に劣ったり、ブロッ
キングしやすくなりプリント時の搬送性が劣るようにな
る傾向がある。配合量が30重量%を超えると、空洞の
生成量が多くなり過ぎ、延伸時の破断が発生しやすくな
る傾向がある。
は、必ずしも最終フィルムの見掛け密度の低減に寄与す
るものではないが、フィルム中に生成させる気泡をより
微細化させるために配合する。本発明でいう界面活性剤
とは、2物質間の界面に集まりやすい性質を持ち、その
2物質間の界面の性質を著しく変えるもの、例えばポリ
エステルとポリプロピレンの界面における性質を変える
ような化合物を指し、ポリエステルとポリプロピレンの
相溶性を高める作用を持つ化合物をいう。具体的にはア
ニオン系界面活性剤、カチオン系界面活性剤、ノニオン
系界面活性剤および両性界面活性剤等が挙げられる。か
かる界面活性剤のうちいずれを使用してもよいが、好ま
しくはノニオン系界面活性剤、特にシリコーン系界面活
性剤が好ましい。界面活性剤の配合量は、ポリエステル
に対し0.01〜3重量%である。界面活性剤の配合量
が0.01重量%未満では、微細空洞の発現率が低下す
る傾向がある。また、配合量が3重量%を超えると、最
終的にフィルムとした際、界面活性剤がフィルム表面に
ブリードアウトして印刷インキの接着性や耐汚染性に影
響を及ぼす恐れがある。
は、酸化チタン、硫酸バリウム、炭酸カルシウム、カオ
リン、タルク等を挙げることができ、好ましくは硫酸バ
リウム、炭酸カルシウムが、その中でもフィルムの隠蔽
性改良効果の大きい酸化チタンが好ましいが、これらに
限定されるものではない。酸化チタン粒子の結晶形態と
してはアナターゼ型、ルチル型のいずれでもよいが、白
色度および耐候性の点からアナターゼ型酸化チタン粒子
であることが好ましい。さらに酸化チタン粒子のポリエ
ステルへの分散性および耐候性向上を目的として、粒子
の表面をアルミニウム、けい素、亜鉛等の酸化物および
/または有機化合物で処理したものも用いることができ
る。
0〜700nmに蛍光ピークを有するものであれば種類
を問わないが、好適なものとしては、商品名ユピテック
スOB(チバガイギー社)、OBー1(イーストマン
社)およびミカホワイト(日本化薬−三菱化学)等の市
販品が挙げられる。蛍光増白剤のポリエステルフィルム
中の含有量は通常50〜5000ppm、好ましくは1
00〜3000ppmである。蛍光増白剤の含有量が5
0ppm未満では、白色度が不十分となる傾向がある。
また蛍光増白剤の含有量が5000ppmを超えると、
蛍光増白剤をポリエステルに配合する際の押出機等の練
込工程で熱劣化を起こす恐れがある。
フィルムの感熱記録受容層側の面を構成するA層の見掛
け密度は1.0〜1.3g/cm3 である。見掛け密度
が1.0g/cm3 未満では、フィルム表面の凹凸が大
きくなり過ぎて、ビデオプリンター用ベースフィルムと
した際のクッション性が劣り、プリント時の印字適性
(染料、インキの転着受容性)が劣るようになるので好
ましくない。見掛け密度が1.3g/cm3 を超える
と、フィルム中の極微細空洞の生成量が少なく、その結
果、表面の微細凹凸が不十分となり、積層フィルム製造
時の作業性に劣ったり、フィルムがブロッキングしやす
くなり、プリント時の搬送性が劣るようになるので好ま
しくない。
0.2μm、好ましくは0.02〜0.15μmであ
る。中心線平均粗さが0.01μm未満では、滑り性が
不十分となり積層フィルム製造時の作業性に劣ったり、
ブロッキングしやすくなり、プリント時の搬送性が劣る
ようになるので好ましくない。中心線平均粗さが0.2
μmを超えると、プリント時の印字適性(染料、インキ
の転着受容性)が劣るようになるので好ましくない。
b値は1.0以下、好ましくは0.5以下である。b値
が1.0を超えると黄味が強く白色度が不十分となりプ
リント画像の高級感が劣るようになるので好ましくな
い。本発明の二軸配向積層ポリエステルフィルムのB層
の見掛け密度は0.6g/cm3 以上1.0g/cm3
未満、好ましくは0.7g/cm3 以上1.0g/cm
3 未満である。B層の見掛け密度が0.6g/cm3 未
満では、製膜時に破断が頻発し生産性が劣るようになる
ので好ましくない。見掛け密度が1.0g/cm3 以上
ではビデオプリンター用ベースフィルムとした際のクッ
ション性が劣り、プリント時の印字性が悪化するととも
にコストアップとなるため紙との競争力が低下するので
好ましくない。
ムの積層厚みの全層厚み(TT)に対するA層厚み(T
A)の比(TA/TT)は、通常0.005〜0.25、
好ましくは0.015〜0.15である。かかる比が
0.005未満では、B層の影響を受けて、A層の表面
平滑性が損なわれるとともに機械的強度が劣るようにな
る恐れがある。かかる比が0.25を超えると、積層フ
ィルムの見掛け密度が大きくなる傾向がある。
ムの隠蔽性を表す指標である隠蔽度は0.8以上、好ま
しくは1.0以上である。隠蔽度が0.8未満では、光
線透過の防止が不十分となり、表裏の印字層の表示が不
鮮明となるので好ましくない。本発明の二軸配向積層ポ
リエステルフィルムの少なくとも片面に、当該フィルム
の製造工程内で設けられた帯電防止層を有することが好
ましく、帯電防止層に用いる塗布剤成分の一つとし、主
鎖にイオン化された窒素元素を有するポリマーであるア
イオネンポリマーが挙げられる。アイオネンポリマーの
代表的な例の一つとして下記の構造式が示されるが、こ
れに限定されるものではない。
それぞれ2価の基を表す)
て、例えばアルキレン基(メチレン基、エチレン基、プ
ロピレン基等)、アリーレン基(フェニレン基、トリレ
ン基キシリレン基等)が挙げられる。ヘテロ元素を含有
する基として、例えばエーテル(ジメチルエーテル、ジ
エチルエーテル等)、尿素およびその誘導体(N,N’
−ジメチル尿素、N,N’−ジエチル尿素等)、ピベラ
ジンおよびその誘導体およびその他種々の化合物から導
かれる2価の基が挙げられる。以上の基に特性基(エス
テル、エーテル、アルコール、アミド、ウレタン、ケト
ンおよびその他から導かれる1価の基)等をさらに導入
してもよい。またポリマー、オリゴマー(ポリアクリレ
ート、ポリエステル、ポリウレタン、ポリオレフィン
等)から導かれる2価の基も挙げられるが、以上の例に
限定されるものではない。帯電防止層の塗布剤成分一つ
として用いられるポリエステル、ポリアクリレート、ポ
リウレタンおよび含塩素系ポリマーとしては、通常塗布
剤として用いられるものであれば特に限定されるもので
はない。例えば含塩素系ポリマーとしては、ポリ塩化ビ
ニリデン、ポリ塩化ビニル、塩素化ポリオレフィン、塩
化ビニル−酢酸ビニル共重合体およびクロロプレン等が
挙げられる。
分としてノニオン、カチオンまたは両性系の親水成分を
共重合することで親水性を付与し、水に分散させること
ができる。あるいはノニオン、カチオンまたは両性系の
界面活性剤を用いて、いわゆる強制乳化させることによ
り水分散させたり、ノニオン、カチオンまたは両性系の
界面活性剤を用いて乳化重合させ水分散体としたりする
こともできる。また、これらのポリマーは共重合体でも
使用でき、ランダム共重合体ブロック共重合体およびグ
ラフト共重合体のいずれでもよく、異種ポリマーの結合
体でもよい。例えばポリウレタンまたはポリエステルの
水溶液または水分散体存在下でアクリル系モノマーを乳
化重合させて得られるポリウレタン−グラフト−ポリア
クリレートまたはポリエステル−グラフト−ポリアクリ
レートが挙げられるが、これらに限定されるものではな
い。
られるメラミン系架橋剤としては、アルキロールまたは
アルコキシアルキロール化したメラミン化合物であるメ
トキシメチル化メラミン、ブトキシメチル化メラミン等
が例示され、メラミンの一部に尿素等を共縮合したもの
も使用できる。またエポキシ系架橋剤としては、水溶性
あるいは水溶化率が50%以上のエポキシ基を持つ化合
物であればよい。架橋剤を添加することにより、塗布層
の固着性、耐水性、耐溶剤性および機械的強度が改良さ
れる。この結果、上塗り層を塗布後、上塗り層上でも帯
電防止性が発揮される。また、上塗り層との接着性の改
良に加え、驚くべきことに帯電防止性も改良される。特
にメラミン系架橋剤は硬化速度が速く、プロトン酸ある
いはそのアンモニウム塩等の硬化触媒を併用すると一層
効果的である。
層を得るための塗布液中に配合されるアイオネンポリマ
ーの配合量は、通常5〜50重量%、好ましくは10〜
40重量%である。かかる配合量が5重量%未満では、
後述する受像層塗布後の帯電防止性不十分となる恐れが
ある。かかる配合量が50重量%を超えると、受像層と
の密着性が不十分となる傾向がある。
レート、ポリウレタンおよび含塩素系ポリマーから選ば
れた少なくとも1種のポリマーを配合することが好まし
く、それらの配合量は通常40〜90重量%、好ましく
は50〜80重量%である。かかる配合量が40重量%
未満では、受像層との密着性が不十分となる傾向があ
る。かかる配合量が90重量%を超えると、耐ブロッキ
ング性が不十分となる恐れがある。塗布液中にメラミン
系またはエポキシ系の架橋剤の少なくとも1種を配合す
ることが好ましく、その配合量は通常5〜45重量%、
好ましくは10〜30重量%である。かかる配合量が5
重量%未満では、帯電防止性や耐ブロッキング性の改良
効果が不十分となる恐れがある。かかる配合量が45重
量%を超えると、受像層との密着性が不十分となる傾向
がある。
剤を配合することにより、滑り性と適度な離型性を付与
することができる。潤滑剤としてはポリオレフィン系ワ
ックス、鉱物油、動植物油、ろう、エステル類および金
属石けん等が挙げられるが、ポリオレフィン系ワックス
を用いれば接着性を損なわないので、通常はこれを用い
る。さらに塗布層は必要に応じて消泡剤、塗布性改良
剤、増粘剤、無機粒子、有機系高分子粒子、酸化防止
剤、紫外線吸収剤、発泡剤および染料などを含有してい
てもよい。
ルフィルムをビデオプリンター用基材とする場合、通常
当該フィルムのA層側の面上に昇華型染料の受像層を設
ける。受像層成分としては、一般にポリエステル樹脂、
ポリウレタン樹脂、ポリアミド樹脂、塩化ビニル樹脂お
よびこれらの混合物あるいは共重合体等が使用できる。
また必要に応じて、各種ワックス類、シリコン類等の離
型改良剤、シリカ等の無機粒子を添加することもでき
る。本発明の二軸配向積層ポリエステルフィルムの製造
方法は特殊なものでなく、通常のポリエステルフィルム
を製造する方法を採用することができ、例えば、全ての
層が口金から共溶融押出しされる共押出法が採用でき
る。共押出方法としては、フィードブロックタイプまた
はマルチマニホールドタイプのいずれを用いてもよい。
各々所定量含有したポリエステルチップとポリプロピレ
ンチップ、界面活性剤を所定量ブレンドした混合物(A
層)、不活性粒子を所定量含有したポリエステルチップ
とポリプロピレンチップ、界面活性剤を所定量ブレンド
した混合物(B層)を各々所定の温度で乾燥し、各々別
の溶融押出装置に供給し、それぞれのポリマーの融点以
上の温度に加熱し溶融させる。次いで、溶融したポリマ
ーを押出口金内において層流状で接合積層させてスリッ
ト状のダイから押出し、回転冷却ドラム上でガラス転移
温度以下の温度になるように急冷固化し、実質的に非晶
状態の未配向シートを得る。この場合、シートの平面性
を向上させるため、シートと回転冷却ドラムとの密着性
を高めることが好ましく、本発明においては静電印加密
着法および/または液体塗布密着法が好ましく採用され
る。
側にシートの流れと直交する方向に線状電極を張り、当
該電極に約5〜10kVの直流電圧を印加することによ
りシートに静電荷を与え、ドラムとの密着性を向上させ
る方法である。また、液体塗布密着法とは、回転冷却ド
ラム表面の全体または一部(例えばシート両端部と接触
する部分のみ)に液体を均一に塗布することにより、ド
ラムとシートとの密着性を向上させる方法である。本発
明においては必要に応じ両者を併用してもよい。
シートを2軸方向に延伸してフィルム化する。延伸条件
について具体的に述べると、前記未延伸シートを好まし
くは縦方向に70〜145℃で2〜6倍に延伸し、縦一
軸延伸フィルムとした後、フィルムの片面あるいは両面
に順次塗布液を塗布し、適度な乾燥を施すか、あるいは
未乾燥で、横方向に90〜160℃で2〜6倍延伸を行
い、150〜250℃で1〜600秒間熱処理を行うこ
とが好ましい。さらにこの際、熱処理の最高温度ゾーン
および/または熱処理出口のクーリングゾーンにおい
て、縦方向および/または横方向に0.1〜20%弛緩
する方法が好ましい。
方法としては、原崎勇次著、槙書店、1979年発行、
「コーティング方式」に示されるリバースロールコータ
ー、グラビアコーター、ロッドコーター、エアドクター
コーター等を用いることができる。本発明においては、
これらの塗布装置を用いて塗布される塗布フィルムは塗
布後少なくとも一軸方向に延伸されること、好ましくは
塗布前に少なくとも一軸方向に延伸され、さらに塗布後
少なくとも一軸方向に延伸されることが好ましい。塗布
後延伸処理をしない場合、形成される塗布層とポリエス
テルフィルムとの密着力が弱く、実用に適した接着性を
得られない。これらを工業的に有利に達成するために
は、二軸延伸フィルム製造工程内で塗布するが好まし
い。かかる方法の例として、製膜工程の長手方向に一軸
延伸されたフィルムに塗布し、乾燥または未乾燥の状態
でさらに先の一軸延伸方向と直角の方向に延伸した後熱
処理を施す方法が製造コスト面の点から採用されるが、
これらに限定されるわけではない。
塗布層はポリエステルフィルムの片面だけに積層しても
よいし、両面に積層してもよい。片面にのみ積層した場
合、その反対面には必要に応じて本発明の塗布層と異な
る塗布層を形成させ、本発明のポリエステルフィルムに
さらに他の特性を付与することもできる。なお、塗布液
のフィルムへの塗布性、接着性を改良するため、塗布前
にフィルムに化学処理や放電処理を施してもよい。ま
た、本発明の二軸延伸ポリエステルフィルムの表面特性
をさらに改良するために、塗布層形成後放電処理を施し
てもよい。
ムに設ける帯電防止層の厚みは、最終的な乾燥厚さで通
常0.02〜0.5μmの範囲であり、好ましくは、
0.03〜0.3μmの範囲である。塗布層の厚さが
0.02μm未満では、帯電防止効果が劣る傾向があ
り、0.5μmを超えると、フィルムが相互にブロッキ
ングしやすくなったり、特にフィルムの高強度化を目的
として塗布処理フィルムを再延伸する場合には、工程中
にロールに粘着しやすくなったりすることがある。ブロ
ッキングの問題は、特にフィルムの両面に同一の帯電防
止層を設ける場合に顕著に現れる。
明するが、本発明はその要旨を越えない限り、以下の実
施例に限定されるものではない。なお、本発明における
各種の物性および特性の測定方法、定義は下記のとおり
である。また、実施例および比較例中、「部」および
「%」とあるのは、各「重量部」および「重量%」を意
味する。
CP3型を用いてストークスの抵抗則に基づく沈降法に
よって粒子の大きさを測定した。測定により得られた粒
子の等価球形分布における積算(体積基準)50%の値
を用いて平均粒径とした。 (2)中心線平均粗さ 日本工業規格JIS B0601に記載されている方法
に従い、(株)小坂研究所製表面粗さ測定機(SE−3
F)を用い、中心線平均粗さ(RaB)を求めた。な
お、触針の先端半径は2μm、荷重は30mgとし、カ
ットオフ値は0.08mmとした。
II型を用いて、JISZ−8722の方法に準じて、b
値を測定した。 (4)見掛け密度 得られたフィルムの任意の部分から10cm×10cm
に切出し、マイクロメーターで任意の点9点を測定した
後、単位体積当りの重量を計算した。測定数はn=5と
し、その平均値を測定値とした。
下の透過光濃度を測定した。 (6)製膜性 無定形シートを縦延伸し、横延伸する際、横延伸機(テ
ンター)において、延伸時あるいは熱固定時にフィルム
が破断する状況を次に示すランクで判定し、評価した。 ○:ほとんどフィルム破断を起こさず、キズもなく生産
性良好 △:時折フィルム破断したり、時折キズが入り生産性に
劣る ×:頻繁にフィルム破断したり、キズ入り生産性が全く
ない
にて、歪速度100%/分で引張り、破断時の応力を測
定した。測定数はn=5とし、その平均値から単位断面
積当りの強度(kg/mm2 )に換算して破断強度とし
た。 (8)表面固有抵抗 横河ヒューレット・バッカード社の同心円型電極「16
008A(商品名)」(内側電極50mm、外側電極7
0mm径)に23℃、50%RHの雰囲気下、受像層塗
布後のフィルムを設置し、100Vの電圧を印加し、同
社の高抵抗計「4329A(商品名)」で試料の表面抵
抗を測定した。
トン/ジメチルホルムアミドの混合溶媒に溶解し20重
量%の溶液として用い、乾燥後の膜厚が5μmとなるよ
うに塗布し、セロテープ剥離試験にて密着性を評価し
た。セロテープ剥離試験方法は以下のとおりである。
ン(株)製セロテープ(18mm幅)を気泡の入らぬよ
う7cmの長さに貼り、この上を3kgの手動式荷重ロ
ールで一定の荷重を与え、フィルムを固定してセロテー
プの一端を500gの錘に接続し、錘が45cmの距離
を自然落下後に180°方向の剥離試験が開始する方法
で下記の基準により評価した。 ○:セロテープ面側に受像層が全く剥離しない △:セロテープ面側に受像層が一部剥離する ×:セロテープ面側に受像層が全面剥離する
松下電器(株)製ビデオプリンター”NV−MP10”
にてプリントし、プリント状態を観察した. ○:画質が良好 △:画質の一部が若干不鮮明 ×:画質が不鮮明で一部欠落部分がある
ミクロトームで切断し、フィルムの断面を透過型電子顕
微鏡にて観察した。その断面のうちフィルム表面とほぼ
平行に、明暗によってその界面が観察される。その界面
とフィルム表面までの距離を透過型電子顕微鏡写真1枚
について平均し、厚みを計算した。これを少なくとも5
0枚の写真について行い、測定値の厚い方から10点、
薄い方から10点を削除して30点の相加平均をフィル
ム厚みとした。
を3%、蛍光増白剤(商品名:OB−1 イーストマン
社製)を0.02部含有する極限粘度が0.66のポリ
エチレンテレフタレートチップ97部とメルトフローイ
ンデックスが5.5の結晶性ポリプロピレンホモポリマ
ーチップ3部およびシリコーン系界面活性剤(商品名:
BH193 東レシリコーン(株)製)0.3部を28
5℃に設定したサブのベント付き二軸押出機に、B層用
として平均粒径が0.32μmの酸化チタン粒子を5%
含有する極限粘度が0.66のポリエチレンテレフタレ
ートとメルトフローインデックスが5.5の結晶性ポリ
プロピレンホモポリマーチップ12部およびシリコーン
系界面活性剤(商品名:BH193 東レシリコーン
(株)製)0.2部を285℃に設定したメインのベン
ト付き二軸押出機に送込んだ。ギヤポンプ、フィルター
を介して、メイン押出機からのポリマーとサブ押出機の
ポリマーをフィードブロックで合流させシート状に押出
し、表面温度を30℃に設定した回転冷却ドラムで静電
印加冷却法を利用して急冷固化させ、厚み1860μm
の実質的に非晶質のシートを得た。得られた非晶質シー
トを縦方向に83℃で2.9倍延伸した後、次いで横方
向に90℃で3.2倍に延伸した後、230℃で10秒
間ら熱処理を施し、10μm(A層)/190μm(B
層)の厚み構成で全層厚み200μmの二軸配向積層フ
ィルムを製造した。またこれとは別に前述の二軸配向積
層フィルムの製造と同条件でA層とB層を各々単独で製
膜し、見掛け密度測定用のフィルムとした。
塗布液を塗布した以外は実施例1と同様の方法でフィル
ム厚み200μmの二軸配向積層フィルムを得た。塗布
層の塗膜厚さは0.2μmであった。 塗布層組成:a/b/c=20/70/10(重量%)
ロールアクリルアミド共重合体(モノマー比率:47.
5/47.5/5モル%)のノニオン水分散体 c:メトキシメラミン水溶液
び積層フィルムの厚み構成比とした以外は実施例2と同
様の方法でフィルム厚み200μmの二軸配向積層フィ
ルムを得た。得られた積層フィルムの製膜性およびフィ
ルム特性をまとめて下記表2に示す。
容紙、印画紙、カード、ラベル等の感熱記録用受容体の
ベースフィルム、その中でも特にビデオプリンター用受
容紙として用いる際のプリント時の印字適性(染料、イ
ンキの転着受容性)に優れた二軸配向ポリエステル積層
体が提供でき、本発明の工業的価値は高い。
Claims (3)
- 【請求項1】 見掛け密度が1.0〜1.3g/c
m3 、中心線平均粗さが0.01〜0.2μm、b値が
1.0以下であり、ポリエステルIと当該ポリエステル
Iに非相溶なポリマーとからなる、感熱記録受容層側の
面を構成するA層と、見掛け密度が0.6g/cm3 以
上1.0g/cm3 未満であり、ポリエステルIIと当該
ポリエステルIIに非相溶なポリマーとからなるB層とを
有する二軸配向積層フィルムであり、当該フィルムの隠
蔽度が0.8以上であることを特徴とする感熱記録受容
体用二軸配向積層ポリエステルフィルム。 - 【請求項2】 二軸配向積層ポリエステルフィルムの少
なくとも片面に、当該フィルムの製造工程内で設けられ
た帯電防止層を有することを特徴とする請求項1記載の
感熱記録受容体用二軸配向積層ポリエステルフィルム。 - 【請求項3】 請求項1または2記載のビデオプリンタ
ー用二軸配向積層ポリエステルフィルム。
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JP15009995A JP3411720B2 (ja) | 1995-06-16 | 1995-06-16 | 感熱記録受容体用二軸配向積層ポリエステルフィルム |
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JPH091757A JPH091757A (ja) | 1997-01-07 |
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CN114714731A (zh) * | 2017-03-02 | 2022-07-08 | 三菱化学株式会社 | 层叠白色薄膜和被记录材料 |
-
1995
- 1995-06-16 JP JP15009995A patent/JP3411720B2/ja not_active Expired - Fee Related
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