JP3411303B2 - 動く歩道における耐震構造 - Google Patents

動く歩道における耐震構造

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  • Escalators And Moving Walkways (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は例えば人工スキ−場等に
設置する動く歩道のフレ−ム構造の改良に関するもので
ある。大きな建物には地震対策としてエキスパンドジョ
イントが設けられているが、このような建物内に設置す
る長尺の動く歩道はこれをまたいで設置する必要があ
る。もし動く歩道の中間フレ−ムを建物に固定すると、
地震でエキスパンドジョイントの両側の建物が振動し変
位が生じた場合、動く歩道のフレ−ムは破壊される。本
発明はこれを防ぐため動く歩道を構成するフレ−ムを複
数に分割し、中間フレ−ムの一部を建物の振動と共に揺
動させることのできる動く歩道における耐震構造に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、ゲレンデの長さ500mの屋内
人工スキ−場を鉄骨構造で建設し、ゲレンデ横に動く歩
道を併設すると、地震対策として設けたエキスパンドジ
ョイント上を跨いで動く歩道を設置しなければならな
い。もしも動く歩道の中間フレ−ムを建物に固定する
と、地震でエキスパンドジョイントの両側の建物が振動
し変位が生じた場合に動く歩道のフレ−ムは破壊され
る。しかしこのような問題の対策を講じた構造は未だし
られていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような問題に対処
するため、長尺の人工スキ−場等の動く歩道において、
中間のフレ−ムを建物の振動と共に揺動可能にして、地
震対策を万全化しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】長尺の動く歩道のフレ−
ムを複数に分割して中間フレ−ムと揺動フレ−ムで構成
し、建物のエキスパンドジョイント上に揺動フレ−ムを
位置させ、該揺動フレ−ムの一端をピンジョイント3で
前方の中間フレ−ムと連結し、他端をスライド式ピンジ
ョイント4で後方の中間フレ−ムと連結した。ピンジョ
イント3は中間フレ−ム側の横枠2aと揺動フレ−ム側の
横枠1aの中間部位でピン9で結合して構成され、スライ
ド式ピンジョイント4は揺動フレ−ム側の横枠1aに固着
した長溝11付スライド板10と、中間フレ−ム側の横
枠2aに固着したジョイントピン12とからなり、該ジョ
イントピン12を前記長溝11にスライド可能に係合し
た。
【0005】又揺動フレ−ムが位置する部位において前
後の手摺サイドレ−ル13aと13bを離間させ、該離間した
部位の上部をスライドカバ−14でカバ−し、スライド
カバ−14に設けた案内溝部15に前後の手摺サイドレ
−ルを嵌合させた。さらに揺動フレ−ムが位置する部位
において前後の側板20と20を離間させ、該離間した
部位に一端を固定したスライドカバ−21を重ね合せ
た。
【0006】
【実施例】図に基いて説明する。図1は動く歩道を構成
するフレ−ムの部分側面図で、揺動フレ−ム1と前後の
中間フレ−ム2との継ぎ部を示し、図2は同じく平面図
である。揺動フレ−ム1は図の例では傾斜角θが約15
°で前後の建物側に固定した中間フレ−ム2,2の間に
振動可能に設置されている。傾斜した揺動フレ−ム1の
上部は巾方向中心でピンジョイント3に、同じく下部は
スライド式ピンジョイント4で上下の中間フレ−ム2に
接合され、回転とスライドが可能である。又揺動フレ−
ム1は、固定フレ−ム6上に設けた複数のボ−ルキャス
タ5によって下面を支承され、上に述べた揺動運動が自
由にできるようになっている。
【0007】動く歩道の踏面ベルト7は図1で2点鎖線
で示す如く中間フレ−ム2及び揺動フレ−ム1上に連続
して張られており、揺動フレ−ム1が角φ(図1)傾く
と、多小蛇行するが、固定フレ−ム6側に設けたガイド
ロ−ラ(図示しない)によってフレ−ムから外れないよ
うになっている。
【0008】動く歩道の手摺及び側板はいずれも揺動フ
レ−ム1の部分はその前後と切離し、後述するスライド
カバ−で間隙をカバ−すると共に、ある程度の回転とス
ライドを可能にしている。
【0009】図2で8は建物側のエキスパンドジョイン
トで、ゴムで構成され、この部分で建物の伸縮並びにス
ライドが可能な耐震柔構造を構成している。なお揺動フ
レ−ム1はこのエキスパンドジョイント8を跨ぐ配置と
してもよい。
【0010】図3を参照して揺動フレ−ム1のピンジョ
イント3の詳細について説明する。1aは揺動フレ−ム1
側の横枠、2aは中間フレ−ム2側の横枠である。両横枠
の中央部には対向するブラケット1bと2bが固設され、両
者に設けたピン穴にピン9を挿通し、抜け止めピン9aを
挿し込んでピンジョイント3を構成する。これにより図
3(a)の矢印X方向の揺動が可能である。
【0011】図4はスライド式ピンジョイント4の詳細
を示す。揺動フレ−ム1の横枠1aの下部にはブラケット
10a,10bを介してスライド板10が溶着されている。ス
ライド板10にはその長手方向(動く歩道の前進方向)
中央部に長溝11が設けられ、これにジョイントピン1
2が長手方向にスライド可能に係合している。ジョイン
トピン12は下側の中間フレ−ム2の横枠2aの中央部に
溶着されたブラケット12a,12bに設けた穴12c,12dを貫
通させ、ブラケット12a の頂部で溶接されている。この
構成によりスライド板10はジョイントピン12に対し
X方向の回転とY方向の摺動が可能である。
【0012】次に図5以下を参照して手摺り部について
説明する。図5は動く歩道における進行方向左側の平面
図、図6は図5のVI矢視断面図である。さて、手摺り
も揺動フレ−ム1の揺動に対応して僅かに回転しスライ
ドして破壊しない構成となっている。13aは揺動フレ−
ム1側の手摺サイドレ−ル、13bは中間フレ−ム2側の
手摺サイドレ−ルである。手摺サイドレ−ル13aと13bは
図5の符号Aで示す箇所で離間している。そしてこの離
間した区間Aの部分ではスライドカバ−14に設けた案
内溝部15(図6)内で、手摺サイドレ−ル13aと13bが
摺動可能に嵌っている。16は手摺ゴムベルトで、これ
は揺動フレ−ム1と中間フレ−ム2との間に跨り連続し
てカバ−している。17はスライドカバ−14の端縁に
嵌めた溝ゴムである。
【0013】スライドカバ−14は中間フレ−ム2側が
固定側端部18(図5)、揺動フレ−ム1側が可動側端
部19となり、この構成により、揺動フレ−ム1の揺動
に応じて角αの横振れができるようになっている。勿論
進行方向は手摺サイドレ−ル13aと13bを離間させたこと
でその自在性を持たせている。
【0014】図7はスライドカバ−の他の実施例で板金
加工製の場合である。この場合にはスライドカバ−1
4′を絞り加工して中間フレ−ム2側の手摺サイドレ−
ル13b内に挿入し、揺動フレ−ム1側は手摺サイドレ−
ル13a を中に嵌挿し、互に摺動可能にしている。
【0015】図8〜図12を参照して揺動フレ−ム部の
側板について説明する。動く歩道の両側部に設ける側板
についても、前述の各部と同様揺動フレ−ム1の揺動に
対応した構成をなしている。即ち上下の側板20と20
の間にスライドカバ−21が設けられている。これは中
間フレ−ム2側で一端縁を固定側端縁22とし、他端を
自由側端縁23としている。そしてこの自由側端縁23
の外側に中間フレ−ム2側の側板20の端部が位置して
いる。この構成故側板の部分においても、揺動フレ−ム
1の揺動が生じても所定の角度範囲は無理なくこれに応
ずることができる。
【0016】
【効果】長尺の動く歩道のフレ−ムを複数に分割して中
間フレ−ムと揺動フレ−ムで構成し、建物のエキスパン
ドジョイント上に揺動フレ−ムを位置させ、該揺動フレ
−ムの一端をピンジョイントで前方の中間フレ−ムと連
結し、他端をスライド式ピンジョイント4で後方の中間
フレ−ムと連結した。
【0017】このような構成にしたので、長尺の動く歩
道で、途中に建物の耐震構造用のエキスパンドジョイン
トが存在し、この部分で建物が変位を起しても、この変
位に容易に追従できる。したがって、人工スキ−場等で
あっても、極めて安全な長尺歩道を設置することが可能
となった。
【0018】特に揺動フレ−ムをピンジョイントとスラ
イド式ピンジョイントで連結した。このように簡単な構
造であるが、これにより横揺れと長手方向のスライドに
対し共に自在性を有しているので、構造的にも安定し、
又経済的にも極めて有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】動く歩道を構成するフレ−ムの耐震構造部の側
面図。
【図2】同じく平面図。
【図3】ピンジョイントの詳細図で図3(a)は平面図、
図3(b)は正面図。
【図4】スライド式ピンジョイントの詳細図で図4(a)
は平面図、図4(b)は正面図。
【図5】耐震構造部の手摺部の平面図。
【図6】図5のVI矢視断面図。
【図7】手摺部の耐震構造の他の実施例。
【図8】耐震構造部の側板部の正面図。
【図9】同じく平面図。
【図10】同じく右側面図。
【図11】図8のXI矢視部断面図。
【図12】図8のXII矢視部断面図。
【符号の説明】
1 揺動フレ−ム 1a,2a 横枠 1b,2b ブラケット 2 中間フレ−ム 3 ピンジョイント 4 ピンジョイント 5 ボ−ルキャスタ 6 固定フレ−ム 7 踏面ベルト 8 エキスパンドジ
ョイント 9 ピン 10 スライド板 10a,10b ブラケット 11 長溝 12 ジョイントピン 12a,12b ブラケッ
ト 12c,12d 穴 13a,13b 手摺サイ
ドレ−ル 14 スライドカバ− 15 案内溝部 16 手摺ゴムベルト 17 溝ゴム 18 固定側端部 19 可動側端部 20 側板 21 スライドカバ− 22 固定側端縁 23 自由側端縁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B66B 23/00 B66B 21/10

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長尺の動く歩道のフレ−ムを複数に分割
    して中間フレ−ムと揺動フレ−ムで構成し、建物のエキ
    スパンドジョイント上に揺動フレ−ムを位置させ、該揺
    動フレ−ムの一端をピンジョイント(3)で前方の中間フ
    レ−ムと連結し、他端をスライド式ピンジョイント(4)
    で後方の中間フレ−ムと連結したことを特徴とする動く
    歩道における耐震構造。
  2. 【請求項2】 ピンジョイント(3)は中間フレ−ム側の
    横枠(2a)と揺動フレ−ム側の横枠(1a)の中間部位でピン
    (9)で結合して構成され、スライド式ピンジョイント
    (4)は揺動フレ−ム側の横枠(1a)に固着した長溝(11)付
    スライド板(10)と、中間フレ−ム側の横枠(2a)に固着し
    たジョイントピン(12)とからなり、該ジョイントピン(1
    2)を前記長溝(11)にスライド可能に係合したことを特徴
    とする請求項1の動く歩道における耐震構造。
  3. 【請求項3】 揺動フレ−ムが位置する部位において前
    後の手摺サイドレ−ル(13aと13b)を離間させ、該離間し
    た部位の上部をスライドカバ−(14)でカバ−し、スライ
    ドカバ−(14)に設けた案内溝部(15)に前後の手摺サイド
    レ−ルを嵌合させたことを特徴とする請求項1の動く歩
    道における耐震構造。
  4. 【請求項4】 揺動フレ−ムが位置する部位において前
    後の側板(20と20)を離間させ、該離間した部位に一端を
    固定したスライドカバ−(21)を重ね合せたことを特徴と
    する請求項1の動く歩道における耐震構造。
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CN1187256C (zh) * 1998-06-11 2005-02-02 因温特奥股份公司 电梯或移动通道
JP6134670B2 (ja) * 2014-02-25 2017-05-24 株式会社日立製作所 乗客コンベア装置

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