JPH0747448Y2 - 橋梁物 - Google Patents

橋梁物

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JPH0747448Y2
JPH0747448Y2 JP1990044906U JP4490690U JPH0747448Y2 JP H0747448 Y2 JPH0747448 Y2 JP H0747448Y2 JP 1990044906 U JP1990044906 U JP 1990044906U JP 4490690 U JP4490690 U JP 4490690U JP H0747448 Y2 JPH0747448 Y2 JP H0747448Y2
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passage
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bridge
crossing
unit
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JP1990044906U
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照正 安藤
明 浅利
昭生 鍋谷
賢一 櫛田
登 大西
裕一 三村
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Kobe Steel Ltd
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Kobe Steel Ltd
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、線路、道路、河川等にかけられ、その通路に
店舗が設けられた橋梁物に関するものである。
〔従来の技術〕 近年、交通機関の発達により、線路や道路等を跨ぐ橋梁
物の設置も活発化されいるが、このような橋梁物は階段
等の昇降が面倒であるため、積極的に利用されていると
は言い難く、実際には走行者が若干の遠回りをしてでも
横断歩道や踏切りを利用し、あるいは危険を犯しながら
も道路を直接横断するといったことが行われているのが
現状である。
そこで、特開昭50−152530号公報には、上記のような橋
梁物をより魅力的なものにし、その利用の活発化を図る
べく、単なる横断用の通路とともに店舗を並設し、この
橋梁物の利用中に買物等が行えるようにしたものが開示
されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記橋梁物において、通行人の利用度を高めるために
は、店舗の設置によって通行人の興味を惹きつけるだけ
でなく、通行人が買物をしながら、しかも従来と同様に
スムーズな通行ができるようにしなければならない。す
なわち、通行人が買物のために橋梁物内を無駄に歩き回
らなければならず、これによって横断に要する時間が大
幅に長くなるようでは、却って不便となり、橋梁物の利
用度の向上は望めない。
本考案は、このような事情に鑑み、通行人が不便を感じ
ることなく、快適に買物をしながら円滑に横断できる橋
梁物を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、横断物の両側の地盤に各々立設される柱部
と、これらの柱部に支持され、上記横断物の上方を横切
る通路を形成する通路部と、この通路部の両端部と横断
物の両側の地盤とを結ぶ昇降手段とを備えた橋梁物にお
いて、上記通路部をその進行方向に互いに並行する店舗
と横断用通路とに区画するとともに、上記店舗の清算用
出入口を上記通路部での進行方向の両端部に配設して上
記店舗内を上記通路部の進行方向に通過可能に構成した
ものである。
〔作用〕
上記構成によれば、通行人は、いずれか一方の側の地盤
から昇降手段により通路部まで昇った後、そのまま一方
の清算用出入口から実際に店舗内に侵入できる。そし
て、この店舗内で買物をし、他方の清算用出入口で清算
を済ませて店舗を出た後は、直ちに昇降手段を用いて他
方の側の地盤へ降りることができる。また、店舗に用事
のない場合には、この店舗と並行する専用の横断用通路
を円滑に通行でき、従来の橋梁物と同様に上記横断物を
横断できる。
〔実施例〕
本考案の第1実施例を第1図〜第7図に基づいて説明す
る。この実施例では、第2図に示されるように線路10を
跨ぐ店舗付歩道橋を示す。
この歩道橋は、第3図および第4図にも示されるよう
に、上記線路10の両側の地盤に立設される柱部材12と、
両柱部材12の間に掛け渡される一対の大ばり14とからな
る強度部材16を備え、上記柱部材12は、地盤に立設され
る4本の柱121と、各柱121の上端部同士をつなぐはり12
2とを有している。そして、この強度部材16の上面に並
設される複数の部屋ユニット(通路部を構成)18によっ
て、線路10の横断通路、および店舗等の配設空間が形成
されている。
各部屋ユニット18は、天井181および床182を有するとと
もに、その適当な側面には側壁183を有し、その下部に
は、この部屋ユニット18が大ばり14上を移動するための
案内機構20が設けられている。
すなわち、第5図(a)(b)に示されるように、各部
屋ユニット18の床ばり184には、上下方向の貫通穴をも
つ筒状の支持部材22が設けられ、この支持部材22の上下
面にナット23が固定されており、これらのナット23に螺
合するようにしながら、上下方向に延びるねじ軸24が各
ナット23および支持部材22の貫通穴に挿通されている。
このねじ軸24の下端には、ボール26を支承するホルダ27
が固定されている。
これに対し、大ばり14の上面には、この大ばり14に沿っ
て延びる一対の案内板28が固定され、両案内板28の間
に、上記ボール26が嵌入可能な案内溝29が形成されてい
る。
従って、上記案内溝29に沿ってボール26が転がりながら
移動することにより、各部屋ユニット18は、大ばり14に
沿って移動可能となっており、また、ねじ軸24を回動操
作することにより、このねじ軸24が部屋ユニット18に対
して上下動するようになっている。
この橋梁物は、例えば次の要領で建設されている。
まず、第3図および第4図に示されるように、予め建造
された強度部材16の上面の片側端部から複数の部屋ユニ
ット18を大ばり14に沿って奥側へ向けて適当な位置まで
順次送り込み、この作業によって強度部材16上に部屋ユ
ニット18を並べる。
次に、各部屋ユニット18に設けられたねじ軸24を回動操
作して部屋ユニット18本体に対し上昇させる。これに伴
い、部屋ユニット18はその自重で下降するが、その床ば
り184の下面が案内板28の上面に接する状態となったと
ころで、第6図に示されるように、ボルト30およびナッ
ト31等で各部屋ユニット18を大ばり14の上面あるいは柱
部材12の上面に固定するとともに、隣接する部屋ユニッ
ト18同士を接合する。さらに特定の部屋ユニット18(こ
こでは両端の部屋ユニット18)と地盤との間に、階段ユ
ニット32やエレベータユニット34等の昇降手段を設ける
ことにより、第2図に示されるような歩道橋を完成する
ことができる。
なお、各部屋ユニット18同士の接合は、例えば第7図
(a)に示されるように、両ユニット18の間にスペーサ
36を挟み、ボルト38およびナット39等で連結するように
してもよいし、第7図(b)に示されるように、両部屋
ユニット18を可撓性部材40で接合したり、あるいは同図
(c)に示されるようにベローズ42で接合するようにし
てもよい。また、同図(d)(e)に示されるように、
部屋ユニット18の端部にフランジ部185を形成し、この
フランジ185部同士の間に上記可撓性部材40やベローズ4
2を設けるようにしてもよい。
さらに、この歩道橋の特徴として、上記部屋ユニット18
により形成される通路部内には店舗が設けられ、通行人
が買物をしながら歩道橋を通行できるようになってい
る。
第1図は、上記部屋ユニット18内のレイアウトの一実施
例を示したものである。図に示されるように、両階段ユ
ニット32の出入口から見て奥側に店舗71が設けられ、手
前側に通路(横断用通路)78が確保されている。すなわ
ち、部屋ユニット18内が互いに並行する店舗71と通路78
とに区画されている。上記店舗71は、多数の商品陳列ケ
ース70,76を有するとともに、その両側、詳しくは通行
人の横断方向(図では左右方向)の両端部に、レジ74が
付設された清算用出入口が設けられている。
このようなレイアウトによれば、通行人は、通路78を利
用した単なる横断と、店舗71での買物とを任意に選択す
ることができる。しかも、店舗71を利用する場合には、
一方の側の階段ユニット32あるいはエレベータユニット
34を用いて部屋ユニット18内に入った後、これに近い側
の出入口から店舗71内に入り、買物が終わった後は反対
側の出入口のレジ74で清算を済ませることにより、この
レジ74に近い側の階段ユニット32あるいはエレベータユ
ニット34をそのまま利用して反対側の地盤上へ降りるこ
とができる。すなわち、通行人は、快適に買物をしなが
ら、しかもそのために無駄な移動をすることなく、従来
の歩道橋とほぼ同等のルートを辿って円滑に部屋ユニッ
ト18内を通過することができる。
次に、第2実施例を第10図および第11図に基づいて説明
する。
ここでは、部屋ユニット18のすぐ脇に、大ばり14と同方
向に延びる横行用通路(横断用通路)82を設けるととも
に、階段ユニット32のすぐ脇に、上記横行用通路82に通
ずる非常用昇降通路80を設けている。
このような構成によれば、建造物の内部に用のない通行
者は、上記横行用通路82を利用して直接建造物を渡るこ
とができる。また、火災や停電等の緊急事態が発生して
も、この建造物の利用者は上記横行用通路82および非常
用昇降通路80を通って容易に避難することができる。こ
の構成は、階段ユニット32の代わりにエスカレータユニ
ット等を用いた建造物に特に有効である。すなわち、エ
スカレータユニット等が停電で停止しても、上記通路8
0,82によって避難通路が確保される。なお、上記非常用
昇降通路80は階段でもよいし、滑り台と同等の構造にし
てもよい。
第3実施例を第12図に示す。ここでは、上記階段ユニッ
ト32および通路80,82を建造物の左右両側(図では上下
両側)に配している。
このような建造物内のレイアウトとしては、例えば第13
図に示されるようなものが好適である。
図において、建造物の左右両端部には、部屋ユニット18
内と横行用通路82とを連通する出入口84が設けられ、中
央にも入口専用口86が設けられている。この入口専用口
86は、非常時には出口として用いるようにしてもよい。
なお、本考案はこのような実施例に限定されるものでは
なく、例として次のような態様をとることも可能であ
る。
(1)本考案の橋梁物は、上記のような特殊な工法を用
いて製造されたものに限らず、従来の橋梁物に店舗を設
けるものについても同様の効果を得ることができる。た
だし、上記のように、予め強度部材16を立設しておき、
この強度部材16の大ばり14に沿って複数の部屋ユニット
18を送り込むといった方法を用いれば、その建造に際し
て下部空間の利用が制限される場合にも容易に建造を進
めることができるので、部屋ユニット18により形成され
る活動空間を自在に拡大することができ、通路や店舗等
のレイアウトもあまり制限を受けることなく自由に設定
することができる効果がある。
(2)本考案における橋梁物が跨ぐ横断物は、上記線路
10に限らず、例えば第8図に示されるような道路44や、
第9図に示されるような河川46でもよい。
すなわち、本考案は種々の橋梁物について適用が可能で
ある。
(3)本考案における昇降手段についても、その具体的
な構造を問わず、上記階段ユニット32やエレベータユニ
ット34の他、エスカレータや螺旋状のスロープ等、公知
のものが適用可能である。また、階段ユニット32のみを
設置したものでもよい。
〔考案の効果〕
以上のように本考案は、橋梁物の通路部を互いに並行す
る店舗と横断用通路とに区画し、店舗の精算用出入口を
上記通路部での進行方向の両端部(すなわち昇降手段の
近傍)に設けたものであるので、通行人は、実際に店舗
内に入って快適に買物をしながら不便を生じることなく
自然に通路部を通行でき、これによって快適に横断物を
横断できる。また、買物用のない通行人は、上記店舗と
区画された専用の横断用通路を通って円滑に横断ができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例における橋梁物の部屋ユニ
ット内のレイアイトを示す平面図、第2図は同橋梁物の
外観を示す斜視図、第3図および第4図は同橋梁物にお
ける強度部材と部屋ユニットとを示す斜視図、第5図
(a)は同部屋ユニットに設けられる案内機構を示す一
部断面平面図、同図(b)は同案内機構を示す一部断面
正面図、第6図は第5図の状態から部屋ユニットを大ば
りに固定した状態を示す一部断面正面図、第7図(a)
(b)(c)(d)(e)は、上記部屋ユニット同士の
接合構造の例を示す断面平面図、第8図は道路を跨ぐ橋
梁物の外観を示す斜視図、第9図は河川を跨ぐ橋梁物の
外観を示す斜視図、第10図は第2実施例における建造物
の斜視図、第11図は同建造物の平面図、第12図は第3実
施例における建造物の平面図、第13図は同建造物内のレ
イアウト例を示す断面平面図である。 10…線路(横断物)、16…強度部材、18…部屋ユニット
(通路部を構成)、32…階段ユニット(昇降手段)、34
…エレベータユニット(昇降手段)、44…道路(横断
物)、46…河川(横断物)、71…店舗、74…レジ、78…
通路(横断用通路)、82…横行用通路(横断用通路)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 三村 裕一 兵庫県神戸市東灘区住吉台9―3―201

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】横断物の両側の地盤に各々立設される柱部
    と、これらの柱部に支持され、上記横断物の上方を横切
    る通路を形成する通路部と、この通路部の両端部と横断
    物の両側の地盤とを結ぶ昇降手段とを備えた橋梁物にお
    いて、上記通路部をその進行方向に互いに並行する店舗
    と横断用通路とに区画するとともに、上記店舗の清算用
    出入口を上記通路部での進行方向の両端部に配設して上
    記店舗内を上記通路部の進行方向に通過可能に構成した
    ことを特徴とする橋梁物。
JP1990044906U 1990-04-25 1990-04-25 橋梁物 Expired - Lifetime JPH0747448Y2 (ja)

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JP1990044906U JPH0747448Y2 (ja) 1990-04-25 1990-04-25 橋梁物

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JPH044910U JPH044910U (ja) 1992-01-17
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