JPH047467A - 建造物およびその建造方法 - Google Patents

建造物およびその建造方法

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JPH047467A
JPH047467A JP11124590A JP11124590A JPH047467A JP H047467 A JPH047467 A JP H047467A JP 11124590 A JP11124590 A JP 11124590A JP 11124590 A JP11124590 A JP 11124590A JP H047467 A JPH047467 A JP H047467A
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JP
Japan
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room unit
room
units
unit
building
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Pending
Application number
JP11124590A
Other languages
English (en)
Inventor
Terumasa Ando
安藤 照正
Akira Asari
浅利 明
Akio Nabeya
昭生 鍋谷
Kenichi Kushida
櫛田 賢一
Noboru Onishi
登 大西
Yuichi Mimura
裕一 三村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
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Publication date
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Publication of JPH047467A publication Critical patent/JPH047467A/ja
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  • Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、線路、道路、河川等にかけられる橋梁や、水
上構造物等、特に建造に際して下部空間の利用が制限さ
れる箇所に建造される建造物およびその建造方法に関す
るものである。
〔従来の技術〕
近年、限られた都市空間を有効に活用するため、地上だ
けでなく、高層空間を利用した建造物の開発が進められ
ている。
例えば、特開昭50−152530号公報には、線路、
道路、河川等を横断するために設けられる歩道橋に店舗
を設け、従来の歩道橋の通路部分の有効利用を図るよう
にしたものが開示されている。
また、特開昭52−137119号公報には、地盤上に
複数の土台固定モジュールを立設し、各土台固定モジュ
ール同士の間に橋梁モジュールを介設して土台固定モジ
ュール同士を結び、これによって地盤の上方に活動空間
を確保するようにしたモジュラ−建造物が開示されてい
る。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記特開昭50−152530号公報に示される歩道橋
を建造する場合、線路や道路等の両側部分に柱部材を立
設するとともに、この柱部材同士の間に通路や店舗を有
する床部を設けなければならないが、このように通路お
よび店舗をもつ床部は、構造上どうしても大規模なもの
になりがちであり、しかも、このような床部は、上記線
路や道路等、建造に際して利用が制限される領域上に設
けられるのが一般的であるため、例えば道路上の歩道橋
の場合、道路を長時間閉鎖することができないという事
情から、その建造は困難を極める。
また、特開昭52−137119号公報に示される建造
物についても、例えば線路を跨ぐ歩道橋に適用しようと
すると、下部を通過する列車等を止めることができず、
このように、建造に際して下部空間の利用が制限される
場合、土台固定モジュール同士の間に橋梁モジュールを
介設するのは困難であり、実用性に乏しい。
また、この建造物は、橋梁モジュールを連結する際、予
め立設した土台固定モジュールより支持レールを渡して
橋梁モジュールを支持レール上に載置することにより、
製造されるものであるため、橋梁モジュールが1つの場
合はまだしも2つ以上になると最初に連結した橋梁モジ
ュールが片持ちの状態におかれ、極めて不安定であり、
特に土台固定モジュールの間が長い場合、すなわち規模
が大きな場合には実現が困難である。
本発明は、このような事情に鑑み、建造に際して下部空
間の利用が制限される領域においても容易に建造するこ
とができ、上記領域の上方に店舗等の活動空間を確保す
ることができる建造物、およびその建造方法を提供する
ことを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、地盤に立設される少なくとも1つの柱部材と
この柱部材に支持されるはり部材とを有する強度部材と
、この強度部材の上部に並設され、互いの隣接部分が結
合される複数の部屋ユニットと、少なくとも1つの部屋
ユニットと地盤とを結ぶ昇降ユニットと、部屋ユニット
に設けられ、この部屋ユニットを上記はり部材に沿って
移動させるための移動手段とを備え、各部屋ユニットに
おいて他の部屋ユニットと隣接しない側面に側壁を設け
たものである。
さらに、各部屋ユニットが床を有するものによれば、よ
り優れた効果が得られる。
また本発明は、上記建造物の建造方法であって、地盤に
立設される少なくとも1つの柱部材とこの柱部材に支持
されるはり部材とを有する強度部材を予め建造し、この
強度部材の外端部から複数の部屋ユニットを順次はり部
材に沿って適当な位置まで移動させることにより部屋ユ
ニットを強度部材上部の所定位置に配し、部屋ユニット
を強度部材に固定するとともに、隣接する部屋ユニット
同士を結合し、少なくとも1つの部屋ユニットと地盤と
の間に昇降手段を介設するものである。
〔作 用〕
上記構成によれば、強度部材である柱部材およびはり部
材を先に建造し、その後、強度部材の端部からそのはり
部材に沿って複数の部屋ユニットを順次適所へ送り込み
、ユニット相互の結合およびユニットのはり部材への固
定を行うことにより、はり部材下方の空間を用いずに建
造物全体の建造が果される。
〔実施例〕 本発明の第1実施例を第1図〜第7図に基づいて説明す
る。この実施例では、第1図に示されるように線路10
を跨ぐ店舗付歩道橋を示す。
この歩道橋は、上記線路10の両側の地盤に立設される
柱部材12と、両柱部材12の間に掛は渡される一対の
大ばり14とを備え、これらによって、第2図および第
3図にも示されるような強度部材16が構成されている
。この実施例では、上記柱部材12は、地盤に立設され
る4本の柱121と、各柱121の上端部同士をつなぐ
はり122とで構成されている。
そして、この強度部材16の上面に複数の部屋ユニット
18が並設され、これらの部屋ユニット18によって、
線路10の横断通路、および店舗等の配設空間が形成さ
れている。
各部屋ユニット18は、天井181および床182を有
するとともに、他の部屋ユニット18と隣接しない側面
には側壁183を有している。また、各部屋ユニット1
8の下部には、この部屋ユニット18を大ばり14上で
円滑に移動させるための案内機構(移動手段)20が設
けられている。
この案内機構20を第4図(a)(b)に示す。
図において、184は各部屋ユニット18の床ぼりであ
り、この床ばり184に、上下方向の貫通穴をもつ筒状
の支持部材22が設けられている。
この支持部材22の上下面にはナツト23が固定されて
いる。そして、これらのナツト23に螺合するように、
しながら、上下方向に延びるねじ軸24が各ナツト23
および支持部材22の貫通穴に挿通されている。このね
じ軸24の下端には、ボール26を支承するホルダ27
が固定されている。
これに対し、大ばり14の上面には、この大ばり14に
沿って延びる一対の案内板28が固定され、両案内板2
8の間に、上記ボール26が嵌入可能な案内溝29が形
成されている。
従って、上記案内溝29に沿ってボール26が転がりな
がら移動することにより、各部屋ユニット18は、大ば
り14に沿って移動可能となっており、また、ねじ軸2
4を回動操作することにより、このねじ軸24が部屋ユ
ニット18に対して上下動するようになっている。
次に、この歩道橋の建造方法を説明する。
まず、第2図に示されるような一対の柱部材12を上記
第1図に示される線路10の両側に立設し、さらに両柱
部材12の間に水平方向に延びる大ばり14を設けるこ
とにより、強度部材16を建造する。なお、本発明では
、この強度部材16の建造要領を問わず、従来の橋梁物
と同じ要領で地盤上に建造すればよい。
次に、第2図および第3図に示されるように、上記強度
部材16の上面の片側端部(この実施例では第2図の手
前側端部)から、複数(この実施例では5つ)の部屋ユ
ニット18を大ばり14に沿って奥側へ向けて適当な位
置まで順次送り込み、この作業によって強度部材16上
に部屋ユニット18を並べる。
このようにして各部屋ユニット18を所定位置に配した
後、各部屋ユニット18に設けられたねじ軸24を回動
操作し、このねじ軸24およびホルダ27を一体に、部
屋ユニット18本体に対して上昇させる。これに伴い、
部屋ユニット18はその自重で次第に下降し、最終的に
、第5図に示されるように床ばり184の下面が案内板
28の上面に接する状態となる。すなわち、各部屋ユニ
ット18は大ばり14上へ直接載置される。
この状態で、第6図に示されるように、ボルト30およ
びナツト31等で各部屋ユニット18を大ばり14の上
面あるいは柱部材12の上面に固定するとともに、隣接
する部屋ユニット18同士を接合し、さらに特定の部屋
ユニット18(ここでは両端の部屋ユニット18)と地
盤との間に、階段ユニット32やエレベータユニット3
4等の昇降ユニットを設けることにより、第1図に示さ
れるような歩道橋を完成することができる。
ここで、各部屋ユニット18同士の接合は、例えば第7
図(a)に示されるように、両ユニット18の間にスペ
ーサ36を挟み、ボルト38およびナツト39等で連結
するようにしてもよいが、各部屋ユニット18同士の間
隔は温度等の外的条件で変化するものであるので、これ
に対応できる構造が望ましい。すなわち、第7図(b)
に示されるように、両部屋ユニット18を可撓性部材4
0で接合したり、あるいは同図(C)に示されるように
ベローズ42で接合することにより、さらに優れた効果
が得られる。また、同図(d)(e)に示されるように
、部屋ユニット18の端部にフランジ部185を形成し
、このフランジ185部間士の間に上記可撓性部材40
やベローズ42を設けるようにしてもよい。
以上のように、この歩道橋は、予め強度部材16を建造
し、この強度部材16上で大ばり14に沿って複数の部
屋ユニット18を順次送り込み、所定位置に配設するこ
とにより建造されるものであるので、上記線路10や、
第8図に示される道路44、あるいは第9図に示される
河川46等のように、建造に際して下部空間の利用が制
限される領域においても、容易に建造することができる
さらに、この実施例では各部屋ユニット18が床182
を有しているので、強度部材16に床を設置する必要が
なくなり、その建造がさらに容易になるとともに、建造
時の足場を確保でき、安全性の向上を図ることができる
次に、第2実施例を第10図に基づいて説明する。
ここでは、上記第1実施例に示される両端の柱部材12
に加え、その中間部においても柱48によって大ばり1
4を支持している。このような構造によれば、建造物の
スパンが長い場合や、部屋ユニット18の重量が大きい
場合でも、大ばり14を大型化することなく建造を実現
することができる。この建造物は、例えば複線の鉄道路
線のように、線路同士の間に柱の立設空間が確保されて
いる場合や、道路の中央分離体を立設地盤として利用で
きる場合等に好適である。
次に、第3実施例を第11図〜第13図に基づいて説明
する。
ここでは、本発明におけるはり部材を、上下−対の大ば
り14と、両人ばり14同士を連結する複数本のポスト
49で構成し、はり部材の補強を図っている。
これに対し、各部屋ユニット18の上部には、外方に突
出する耳部186(ここでは2つ)が設けられ、この耳
部186に上記第1実施例と同様の案内機構20(第1
3図)が設けられている。
すなわち、第13図に示されるように、上記耳部186
の下部には下方および外方に開口する配設穴187が設
けられ、この配役穴187の上方に上下方向の貫通穴1
88が設けられており、この貫通穴188の上下の開口
部に対応する位置にナツト23が固定されている。そし
て、このナツト23に螺合するようにしながら、これら
のナツト23および上記貫通穴188に、ホルダ27付
きのねじ軸24が挿通されている。これに対し、上側の
大ばり14の上面に一対の案内板28が固定され、両案
内板28の間に、上記ホルダ27に支承されるボール2
6が案内される案内溝29が形成されている。
このような構造においても、各部屋ユニット18を案内
溝29に沿って大ばり14上の所定位置まで走行させ、
その後、ねじ軸24の回動操作でねじ軸24を上げ、上
記耳部186を案内板28上に接触させることにより、
上記第1実施例と同様に部屋ユニット18が大ばり14
に固定される状態にすることができる。
この構造は、スパンの長い建造物(具体的には20〜4
0rn程度)に特に有効である。
次に第4実施例を第14図に基づいて説明する。
ここでは、強度部材16の上方にホイスト式りレーン5
0を仮設し、これによって部屋ユニット18を大ばり1
4に沿って搬送するようにしている。
すなわち、図において、強度部材16の両端上面には、
仮設ポスト51、仮設斜材52、および仮設ばり53が
設けられ、これらによって、上記大ばり14と同方向に
延びる仮設ホイストビーム56の両端が支持されている
。そして、この仮設ホイストビーム56に沿って移動可
能にホイスト58が取付けられている。
このような構成によっても、ホイスト58で部屋ユニッ
ト18を吊下げながら、このホイスト58をホイストビ
ーム56に沿って移動させ、適所で部屋ユニット18を
強度部材16側に固定することにより、前記各実施例と
同様に建造物を建造することができる。建造後は、上記
ホイスト式クレーン50を除去すればよい。
次に、第5実施例を第15図〜第20図に基づいて説明
する。ここでは、大ばり14上を移動する台車60に載
せて各部屋ユニット18を移動させるようにしている。
第15図および第16図に示されるように、複数の大ば
り14のうちの左右両端の大ばり14の上面には、台車
60を案内するための。台車用ガイドレール62と、そ
の両脇に配された案内板28とが載置、固定されている
。これらの台車用ガイドレール62および案内板28は
、互いに等しい高さを有し、これらの上に直接部屋ユニ
ットを載置することが可能となっている。
これに対して台車6°0は、その左右両端にコロ601
を有し、このコロ601が上記台車用ガイドレール62
に嵌合されており、この台車用ガイドレール62に沿っ
て走行するようになっている。
なお、この台車60の案内機構は適宜のものを用いれば
よく、例えば第17図(b)に示されるように、上記案
内板28の間の案内溝29にコロ601を嵌め込み、こ
の案内溝29に沿って台車60を走行させるようにして
もよい。
一方、各台車用ガイドレール62が設けられている大ば
り14の外側面には、この大ばり14と同方向に延びる
ジヤツキ用ガイドレール64がブラケット65を介して
取付けられており、各ジヤツキ用ガイドレール64に沿
って移動可能に一組のジヤツキユニット66が設けられ
ている。
各ジヤツキユニット66は、第18図にも示されるよう
に、上記ジヤツキ用ガイドレール64上を走行する基板
67と、この基板67上に立設された2本のジヤツキ6
8とからなり、各ジヤツキ68は上下方向に作動するロ
ッド681を備えている。これに対し、第15図および
第16図に示されるように、各部屋ユニット18の両側
壁183の外側面には、上記ジャッキ68同士の間隔と
同じ間隔で2つの被持上げ部材69が配設されている。
次に、この構造における各部屋ユニット18の配設要領
を第19図〜第21図も併せて参照しながら説明する。
まず、ジヤツキ用ガイドレール64に沿ってジヤツキユ
ニット66を一体に移動させ、部屋ユニット66の配設
箇所に対応する箇所に位置させる。
次いで、台車60の上に部屋ユニット18を載せ、両者
を一体に台車用ガイドレール62に沿って所定方向(こ
の実施例では第15図において奥に向かう方向)に移動
させ、上記配設箇所、すなわちジヤツキユニット66が
待機している箇所に対応する箇所に位置させる(第16
図の状態)。
次に、各ジヤツキ68のロッド681を上向きに作動さ
せ、部屋ユニット18両側面の被持上げ部材69の下面
に当接させる。これにより、第19図に示されるように
部屋ユニット18が持上げられ、台車60は部屋ユニッ
ト18から離れてフリーの状態になる。この状態から、
台車60を手前側に移動させて逃がす。これにより、第
20図に示されるように、部屋ユニット18の下方には
台車60が存在しない状態となる。
次に、上記第20図の状態からジヤツキ68のロッド6
81を下げることにより、第21図に示されるように部
屋ユニット18が下降し、台車用ガイドレール62およ
び案内板28を介して大ばり14上、に載置される状態
となる。
以上説明した作業を各部屋ユニット18について繰返す
ことにより、前記第1実施例と同様に、強度部材16上
に部屋ユニット18を並設することができる。
第6実施例を第22図に示す。ここに示される強度部材
16は、単一の柱部材12を備え、この柱部材12によ
って、大ばり14およびボスト49からなるはり部材の
一端を支持する構造となっている。本発明は、このよう
な片持ちばりの構造物についても有効に適用することが
でき、この場合も、柱部材12の上部からはり部材の自
由端に向けて順次部屋ユニット18を送り込むことによ
り、建造物を容易に建造することができる。従って、本
発明の建造物は、この第22図に示される河川46の岸
の他、海岸や湖岸にも建造が可能である。
第7実施例を第23図に示す。ここでは、前記第2実施
例に示されるような強度部材16を、その大ばり14の
長手方向と直交する方向に並設し、部屋ユニット18に
よる活動空間を二次元的に拡大している。このようにし
て部屋ユニット18の配設領域を拡大することにより、
本発明は、これまでに説明した橋梁物だけでなく、例え
ば水上等に設置される独立した建築物にも適用すること
ができる。
なお、この実施例の場合には、上記大ばり14の長さ方
向に隣接する部屋ユニット18同士だけでなく、これと
直交する方向(横方向)に隣接する部屋ユニット18同
士も接合するようにすればよい。この場合も、例゛えば
前記第7図(b)〜(e)に示されるような構造を用い
て、上記横方向の部屋ユニット18の連結を行うことが
できる。
以上説明したように、本発明の建造物によれば、その建
造に際して下部空間の利用が制限される場合にも容易に
建造を進めることができるので、部屋ユニット18によ
り形成される活動空間を自在に拡大することができ、通
路や店舗等のレイアウトもあまり制限を受けることなく
自由に設定することができる。
第24図および第25図は、前記第1実施例に示される
橋梁物において設定されるレイアウトの一例を示したも
のである。
第24図では、階段ユニット32の出入口から見て奥側
に店舗71が設けられ、手前側に通路78が確保されて
おり、上記店舗71においては、その奥側に商品等の陳
列ケース70.72が、手前側にレジ74が各々配され
ている。
このようなレイアウトによれば、建造物の利用者は、店
舗71での買物と、通路78の通過とを自由に選択する
ことができる。また、店舗空間71に出入りする場合に
は必ずレジ74の近傍を通過することになるので、非常
に合理的である。
また第25図では、陳列ケース70.76等を有する店
舗71の両側にレジ74が設けられているので、利用者
は、所望の側の出入口から店舗空間71内へ入り、反対
側の出入口のレジ74で精算を行うことにより、そのま
ま階段ユニット32等を用いて地上へ降りることができ
る。
次に、第8実施例を第26図および第27図に基づいて
説明する。
ここでは、部屋ユニット18のすぐ脇に、大ばり14と
同方向に延びる横行用通路82を設けるとともに、階段
ユニット32のすぐ脇に、上記横行用通路82に通ずる
非常用昇降通路8oを設けている。
このような構成によれば、建造物の内部に用のない通行
者は、上記横行用通路82を利用して直接建造物を渡る
ことができる。また、火災や停電等の緊急事態が発生し
ても、この建造物の利用者は上記横行用通路8°2およ
び非常用昇降通路8゜を通って容易に避難することがで
きる。この構成は、階段ユニット32の代わりにエスカ
レータユニット等を用いた建造物に特に有効である。す
なわち、エスカレータユニット等が停電で停止しても、
上記通路80.82によって避難通路が確保される。な
お、上記非常用昇降通路80は階段でもよいし、滑り台
と同等の構造にしてもよい。
第9実施例を第28図に示す。ここでは、上記階段ユニ
ット32および通路80.82を建造物の左右両側(図
では上下両側)に配している。
このような建造物内のレイアウトとしては、例えば第2
9図に示されるようなものが好適である。
図において、建造物の左右両端部には、部屋ユニット1
8内と横行用通路82とを連通ずる出入口84が設けら
れ、中央にも入口専用口86が設けられている。この入
口専用口86は、非常時には出口として用いるようにし
てもよい。
なお、本発明はこのような実施例に限定されるものでな
く、例として次のような態様をとることも可能である。
(1)  本発明において、部屋ユニットの個数および
具体的な構造は問わず、仕様に応じて適宜設定すればよ
い。昇降ユニットについても、その具体的な構造を問わ
ず、上記階段ユニット32やエレベータユニット34の
他、エスカレータや螺旋状のスロープ等、公知のものが
適用可能である。また、前記実施例において階段ユニッ
ト32のみを設けるようにしてもよい。
(2)  本発明において、部屋ユニットをはり部材に
沿って移動させる際、この部屋ユニットをいずれの側の
端部から移動させてもよく、例えば強度部材の両端部か
ら中央に向けて部屋ユニットを送り込むようにしてもよ
い。
(3)  本発明において、部屋ユニットに移動手段を
設ける場合、この移動手段は全ての部屋ユニットに設け
る必要はなく、少なくとも移動を必要とする部屋ユニッ
トにのみ設ければよい。例えば、強度部材の両端の上部
に配設される部屋ユニットには、特に移動手段を設けな
くてもよい。
〔発明の効果〕
以上のように本発明は、柱部材およびはり部材をもつ強
度部材を予め建造し、その後上記はり部材に沿って複数
の部屋ユニットを順次移動させることにより、これらを
上記強度部材の上部に配設するようにしたものであるの
で、建造に際して下部空間の利用が制限される領域にも
容易に建造することができ、また、この建造の容易化に
よって、部屋ユニット内に形成される通路や店舗空間等
の拡大を図ることができる効果がある。
さらに、各部屋ユニットが床を有するものによれば、強
度部材に床を設置する必要がなくなり、その建造がさら
に容易になるとともに、建造時の足場を確保でき、安全
性の向上を図ることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例における建造物の外観を示
す斜視図、第2図および第3図は同建造物における強度
部材とこの強度部材のはり部材に沿って搬送される部屋
ユニットとを示す斜視図、第4図(a)は同部屋ユニッ
トに設けられる案内機構を示す一部断面平面図、同図(
b)は同案内機構を示す一部断面正面図、第5図は同案
内機構においてねじ軸を上げた状態を示す一部断面正面
図、第6図は第5図の状態から部屋ユニットを大ばりに
固定した状態を示す一部断面正面図、第7図(a)(b
)(c)(d)(e)は、上記部屋ユニット同士の接合
構造の例を示す断面平面図、第8図は道路を跨ぐ歩道橋
に適用された建造物の外観を示す斜視図、第9図は河川
を跨ぐ歩道橋に適用された建造物の外観を示す斜視図、
第10図は第2実施例における建造物の強度部材および
部屋ユニットを示す斜視図、第11図は第3実施例にお
ける建造物の強度部材および部屋ユニットを示す斜視図
、第12図は同建造物の断面正面図、第13図は第12
図のA部の拡大断面図、第14図は第4実施例における
建造物の強度部材および部屋ユニットを示す斜視図、第
15図は第5実施例における建造物の強度部材および部
屋ユニットを示す斜視図、第16図は同建造物において
台車上に部屋ユニットが載置されている状態を示す断面
正面図、第17図(a)は同建造物における台車の案内
機構を示す断面正面図、同図(b)は同建造物における
台車の案内機構の変形例を示す断面正面図、第18図は
同建造物に設けられるジヤツキユニットおよびジヤツキ
用ガイドレールの斜視図、第19図は同建造物において
部屋ユニットが台車の上面から持上げられた状態を示す
一部断面正面図、第20図は同部屋ユニットが持上げら
れた状態で台車およびガイドレールが逃がされた状態を
示す一部断面正面図、第21図は同部屋ユニットが大ば
り上に直接載置された状態を示す一部断面正面図、第2
2図は第6実施例における建造物の強度部材および部屋
ユニットを示す斜視図、第23図は第7実施例における
建造物の強度部材および部屋ユニットを示す斜視図、第
24図および第25図は建造物内のレイアウト例を示す
断面平面図、第26図は第8実施例における建造物の斜
視図、第27図は同建造物の平面図、第28図は第9実
施例における建造物の平面図、第29図は同建造物内の
レイアウト例を示す断面平面図である。 10・・・線路、12・・・柱部材、14・・・大ばり
(はり部材)、16・・・強度部材、18・・・部屋ユ
ニット、182・・・床、183・・・側壁、20・・
・案内機構(移動手段)、32・・・階段ユニット(昇
降ユニット)、34・・・エレベータユニット(昇降ユ
ニット)、36・・・スペーサ、40・・・可撓性部材
、42・・・ベローズ、44・・・道路、46・・・河
川、48・・・柱(柱部材)49・・・ポスト(はり部
材を構成)、50・・・ホイスト式クレーン、60・・
・台車。 (a) 第 (b)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、地盤に立設される少なくとも1つの柱部材とこの柱
    部材に支持されるはり部材とを有する強度部材と、この
    強度部材の上部に並設され、互いの隣接部分が結合され
    る複数の部屋ユニットと、少なくとも1つの部屋ユニッ
    トと地盤とを結ぶ昇降ユニットと、部屋ユニットに設け
    られ、この部屋ユニットを上記はり部材に沿って移動さ
    せるための移動手段とを備え、各部屋ユニットにおいて
    他の部屋ユニットと隣接しない側面に側壁を設けたこと
    を特徴とする建造物。 2、各部屋ユニットが床を有することを特徴とする請求
    項1記載の建造物。 3、地盤に立設される少なくとも1つの柱部材とこの柱
    部材に支持されるはり部材とを有する強度部材を予め建
    造し、この強度部材の外端部から複数の部屋ユニットを
    順次はり部材に沿って適当な位置まで移動させることに
    より部屋ユニットを強度部材上部の所定位置に配し、部
    屋ユニットを強度部材に固定するとともに、隣接する部
    屋ユニット同士を結合し、少なくとも1つの部屋ユニッ
    トと地盤との間に昇降手段を介設することを特徴とする
    建造物の建造方法。
JP11124590A 1990-04-25 1990-04-25 建造物およびその建造方法 Pending JPH047467A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006136080A1 (fr) * 2005-06-20 2006-12-28 Beijing Liweisi Kaiya Real Estate Development Co. Ltd. Bâtiment transportable
DE102019113845A1 (de) * 2019-05-23 2020-11-26 Schuler Fahrzeugbau GmbH Modulares Container-Raumsystem, Container-Basismodul und Container-Aufbaumodul
JP2021046748A (ja) * 2019-09-20 2021-03-25 三井住友建設株式会社 医薬品、医薬部外品、医療機器、細胞に加工を施したもの、または生体の体内で発現する遺伝子を含有されたもののうちのひとつを生産若しくは製造する主設備を構築するための設備構築方法。
DE102014002480B4 (de) 2013-02-27 2023-01-26 Drehtainer Gmbh Spezial Container- Und Fahrzeugbau Verfahren und Einrichtung zum Nivellieren und Verbinden von mindestens zwei in einer Reihe auf einem Untergrund abgestellten begehbaren Container-Modulen zu einem modularen Gebäude

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