JPH081263Y2 - 斜行エレベータ - Google Patents
斜行エレベータInfo
- Publication number
- JPH081263Y2 JPH081263Y2 JP1990066770U JP6677090U JPH081263Y2 JP H081263 Y2 JPH081263 Y2 JP H081263Y2 JP 1990066770 U JP1990066770 U JP 1990066770U JP 6677090 U JP6677090 U JP 6677090U JP H081263 Y2 JPH081263 Y2 JP H081263Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hoistway
- rescue
- passenger
- stairs
- car
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Lift-Guide Devices, And Elevator Ropes And Cables (AREA)
- Types And Forms Of Lifts (AREA)
- Maintenance And Inspection Apparatuses For Elevators (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は斜行エレベータに係り、特に昇降路内に乗客
救出用階段を有する斜行エレベータに関する。
救出用階段を有する斜行エレベータに関する。
第２図は従来の斜行エレベータを示す平面図である。
なお、第２図に示す斜行エレベータは実開昭57-135562
号公報に記載されるものである。
なお、第２図に示す斜行エレベータは実開昭57-135562
号公報に記載されるものである。
第２図に示す従来のエレベータは、傾斜した昇降路１
と、この昇降路１内を移動する乗かご２と、昇降路１の
一方の側部に形成される階床扉３、４、５、６と、昇降
路１の他方の側部に形成される救出用扉７、８、９と、
昇降路１内に設けられ、かつ、救出用扉７、８、９に沿
つて、すなわち乗かご２の移動方向に沿つて配置される
乗客救出用階段10とを含んでいる。また、上述した乗か
ご２は各階床扉３、４、５、６に対向可能な乗かご扉11
と、乗客救出用階段10との乗降を可能にする図示しない
乗客救出用扉とを有している。なお、上記した階床扉３
は最下階であり、階床扉６は最上階である。
と、この昇降路１内を移動する乗かご２と、昇降路１の
一方の側部に形成される階床扉３、４、５、６と、昇降
路１の他方の側部に形成される救出用扉７、８、９と、
昇降路１内に設けられ、かつ、救出用扉７、８、９に沿
つて、すなわち乗かご２の移動方向に沿つて配置される
乗客救出用階段10とを含んでいる。また、上述した乗か
ご２は各階床扉３、４、５、６に対向可能な乗かご扉11
と、乗客救出用階段10との乗降を可能にする図示しない
乗客救出用扉とを有している。なお、上記した階床扉３
は最下階であり、階床扉６は最上階である。
このように構成した斜行エレベータにあつては、低位
置から高位置に向かうときは乗かご２が矢印12の方向に
運転され、高位置から低位置に向かうときは乗かご２が
矢印13の方向に運転される。また、例えば何らかの事故
が生じて乗かご２が乗場４、５間の途中で停止した場
合、乗かご２内の乗客は乗かご２に設けられる図示しな
い乗客救出用扉か乗客救出用階段10に降り、この乗客救
出用階段10を介して救出用扉７、８、９のいずれかから
昇降路１の外部に出ることができる。
置から高位置に向かうときは乗かご２が矢印12の方向に
運転され、高位置から低位置に向かうときは乗かご２が
矢印13の方向に運転される。また、例えば何らかの事故
が生じて乗かご２が乗場４、５間の途中で停止した場
合、乗かご２内の乗客は乗かご２に設けられる図示しな
い乗客救出用扉か乗客救出用階段10に降り、この乗客救
出用階段10を介して救出用扉７、８、９のいずれかから
昇降路１の外部に出ることができる。
ところで昨今、このような斜行エレベータにあつて、
昇降路の途中に乗場を設けない斜行エレベータ、すなわ
ち、低位置の１つの乗場と高位置の１つの乗場のみを設
け、しかもこれらの乗場間が数10m〜数100mの距離に設
定されるものが要望されている。このような要望を満足
させるためには、乗客の利用度を考慮して複数の乗かご
が必要となることがある。このような場合、上述した従
来の斜行エレベータにあつては、１つの乗かご２に対し
て１つの乗客救出用階段10を有することから、仮に２つ
の乗かごを設置する場合には、２つの乗客救出用階段を
設けなければならず、このため構造が複雑になつて、製
造原価が高くなり、また、昇降路の全体外形寸法が大き
くなり、多大の設置空間を必要とするという問題があつ
た。
昇降路の途中に乗場を設けない斜行エレベータ、すなわ
ち、低位置の１つの乗場と高位置の１つの乗場のみを設
け、しかもこれらの乗場間が数10m〜数100mの距離に設
定されるものが要望されている。このような要望を満足
させるためには、乗客の利用度を考慮して複数の乗かご
が必要となることがある。このような場合、上述した従
来の斜行エレベータにあつては、１つの乗かご２に対し
て１つの乗客救出用階段10を有することから、仮に２つ
の乗かごを設置する場合には、２つの乗客救出用階段を
設けなければならず、このため構造が複雑になつて、製
造原価が高くなり、また、昇降路の全体外形寸法が大き
くなり、多大の設置空間を必要とするという問題があつ
た。
本考案はこのような従来技術における実情に鑑みてな
されたもので、その目的は、昇降路の構造を簡単にする
ことのできる斜行エレベータを提供することにある。
されたもので、その目的は、昇降路の構造を簡単にする
ことのできる斜行エレベータを提供することにある。
この目的を達成するために本考案は、傾斜した昇降路
と、この昇降路内を移動する乗かごと、この乗かごに形
成された乗客救出用扉と、上記昇降路内に設けられ、か
つ、上記乗かごの移動方向に沿つて配置される乗客救出
用階段とを有する斜行エレベータにおいて、上記昇降路
の下部と上部のそれぞれに１つずつ乗場を設け、上記昇
降路の幅方向の中央部に上記乗客救出用階段を配置し、
この乗客救出用階段の両側のそれぞれに上記乗かごを備
えるとともに、上記乗客救出用階段の長手方向の延長上
に位置する上記下部と上部のそれぞれの乗場の部分に、
乗客の救出用扉を備えた構成にしてある。
と、この昇降路内を移動する乗かごと、この乗かごに形
成された乗客救出用扉と、上記昇降路内に設けられ、か
つ、上記乗かごの移動方向に沿つて配置される乗客救出
用階段とを有する斜行エレベータにおいて、上記昇降路
の下部と上部のそれぞれに１つずつ乗場を設け、上記昇
降路の幅方向の中央部に上記乗客救出用階段を配置し、
この乗客救出用階段の両側のそれぞれに上記乗かごを備
えるとともに、上記乗客救出用階段の長手方向の延長上
に位置する上記下部と上部のそれぞれの乗場の部分に、
乗客の救出用扉を備えた構成にしてある。
本考案は上記のように、昇降路の幅方向の中央部に上
記乗客救出用階段を配置し、この乗客救出用階段の両側
のそれぞれに乗かごを備えてあるので、例えば一方の乗
かごが乗場間の途中で停止した場合、乗客は上記の乗客
救出用階段を介して昇降路外に脱出する。また、他方の
乗かごが同様に乗場間の途中で停止した場合、乗客は上
記の乗客救出用階段を介して昇降路外に脱出する。すな
わち、１つの乗客救出用階段を２つの乗かごの乗客救出
用として兼用するようになつており、これによつて、２
つの乗客救出用階段を要することがなく、昇降路の構造
を簡単にすることができる。
記乗客救出用階段を配置し、この乗客救出用階段の両側
のそれぞれに乗かごを備えてあるので、例えば一方の乗
かごが乗場間の途中で停止した場合、乗客は上記の乗客
救出用階段を介して昇降路外に脱出する。また、他方の
乗かごが同様に乗場間の途中で停止した場合、乗客は上
記の乗客救出用階段を介して昇降路外に脱出する。すな
わち、１つの乗客救出用階段を２つの乗かごの乗客救出
用として兼用するようになつており、これによつて、２
つの乗客救出用階段を要することがなく、昇降路の構造
を簡単にすることができる。
以下、本考案の斜行エレベータの実施例を図に基づい
て説明する。
て説明する。
第１図は本考案の斜行エレベータの一実施例を示す平
面図である。
面図である。
第１図に示す本実施例の斜行エレベータは、傾斜した
昇降路20と、低位置に設置される乗場21と、高位置に設
置される乗場22と、これらの乗場21および乗場22のそれ
ぞれに設けられる出入口23、24と、エレベータの運行を
管理する管理人が駐在する管理室25とを有している。
昇降路20と、低位置に設置される乗場21と、高位置に設
置される乗場22と、これらの乗場21および乗場22のそれ
ぞれに設けられる出入口23、24と、エレベータの運行を
管理する管理人が駐在する管理室25とを有している。
そして、昇降路20の幅方向、つまり長手方向に対して
直角に位置する方向の中央部に乗客救出用階段26を配置
するとともに、この乗客救出用階段26の両側のそれぞれ
に乗かご27、28を備えている。
直角に位置する方向の中央部に乗客救出用階段26を配置
するとともに、この乗客救出用階段26の両側のそれぞれ
に乗かご27、28を備えている。
上述した乗場21には乗客救出用階段26の長手方向と対
向する位置に救出用扉29が設置されており、同様に乗場
22には乗客救出用階段26の長手方向と対応する位置に救
出用扉30が設置されている。また、上記の乗かご27は乗
場21、22にそれぞれ設けられる乗場扉31、32と対向可能
な乗かご扉33と、展望用窓34と、乗客救出用階段26との
乗降を可能にする乗客救出用扉35とを含んで成つてお
り、同様に乗かご28も乗場21、22にそれぞれ設けられる
乗場扉36、37と対向可能な乗かご扉38と、展望用窓39
と、乗客救出用階段26との乗降を可能にする乗客救出用
扉40とを含んで成つている。
向する位置に救出用扉29が設置されており、同様に乗場
22には乗客救出用階段26の長手方向と対応する位置に救
出用扉30が設置されている。また、上記の乗かご27は乗
場21、22にそれぞれ設けられる乗場扉31、32と対向可能
な乗かご扉33と、展望用窓34と、乗客救出用階段26との
乗降を可能にする乗客救出用扉35とを含んで成つてお
り、同様に乗かご28も乗場21、22にそれぞれ設けられる
乗場扉36、37と対向可能な乗かご扉38と、展望用窓39
と、乗客救出用階段26との乗降を可能にする乗客救出用
扉40とを含んで成つている。
この実施例にあつては、例えば乗かご27が乗場21、22
間の途中で停止した場合、乗客は乗客救出用扉35から乗
客救出用階段26に降り、次いでこの乗客救出用階段26を
介して救出用扉29、30のどちらかから昇降路20外に脱出
する。また、他方の乗かご28が同様に乗場21、22間の途
中で停止した場合、乗客は乗客救出用扉40から乗客救出
用階段26に降り、次いでこの乗客救出用階段26を介して
救出用扉29、30のどちらかから昇降路20外に脱出する。
間の途中で停止した場合、乗客は乗客救出用扉35から乗
客救出用階段26に降り、次いでこの乗客救出用階段26を
介して救出用扉29、30のどちらかから昇降路20外に脱出
する。また、他方の乗かご28が同様に乗場21、22間の途
中で停止した場合、乗客は乗客救出用扉40から乗客救出
用階段26に降り、次いでこの乗客救出用階段26を介して
救出用扉29、30のどちらかから昇降路20外に脱出する。
このように構成した実施例では、１つの乗客救出用階
段26を２つの乗かご27、28の乗客救出用として兼用する
ようになつており、これによつて、昇降路20の構造を簡
単にすることができる。
段26を２つの乗かご27、28の乗客救出用として兼用する
ようになつており、これによつて、昇降路20の構造を簡
単にすることができる。
本考案は以上のように構成したので、昇降路の構造を
簡単にすることができ、したがつて、製造原価や設置に
要する空間が少なくてすむ。
簡単にすることができ、したがつて、製造原価や設置に
要する空間が少なくてすむ。
第１図は本考案の斜行エレベータの一実施例を示す平面
図、第２図は従来の斜行エレベータを示す平面図であ
る。 20……昇降路、26……乗客救出用階段、27、28……乗か
ご、35、40……乗客救出用扉。
図、第２図は従来の斜行エレベータを示す平面図であ
る。 20……昇降路、26……乗客救出用階段、27、28……乗か
ご、35、40……乗客救出用扉。
Claims (1)
- 【請求項１】傾斜した昇降路と、この昇降路内を移動す
る乗かごと、この乗かごに形成された乗客救出用扉と、
上記昇降路内に設けられ、かつ、上記乗かごの移動方向
に沿って配置される乗客救出用階段とを有する斜行エレ
ベータにおいて、 上記昇降路の下部と上部のそれぞれに１つずつ乗場を設
け、 上記昇降路の幅方向の中央部に上記乗客救出用階段を配
置し、 この乗客救出用階段の両側のそれぞれに上記乗かごを備
えるとともに、 上記乗客救出用階段の長手方向の延長上に位置する上記
下部と上部のそれぞれの乗場の部分に、乗客の救出用扉
を備えたことを特徴とする斜行エレベータ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990066770U JPH081263Y2 (ja) | 1990-06-26 | 1990-06-26 | 斜行エレベータ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990066770U JPH081263Y2 (ja) | 1990-06-26 | 1990-06-26 | 斜行エレベータ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0426982U JPH0426982U (ja) | 1992-03-03 |
| JPH081263Y2 true JPH081263Y2 (ja) | 1996-01-17 |
Family
ID=31599764
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1990066770U Expired - Lifetime JPH081263Y2 (ja) | 1990-06-26 | 1990-06-26 | 斜行エレベータ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH081263Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0711093Y2 (ja) * | 1989-05-09 | 1995-03-15 | 株式会社日立ビルシステムサービス | 斜行エレベータ |
-
1990
- 1990-06-26 JP JP1990066770U patent/JPH081263Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0426982U (ja) | 1992-03-03 |
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