JPH11303013A - ポンツーンユニットの連結構造 - Google Patents

ポンツーンユニットの連結構造

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JPH11303013A
JPH11303013A JP11240998A JP11240998A JPH11303013A JP H11303013 A JPH11303013 A JP H11303013A JP 11240998 A JP11240998 A JP 11240998A JP 11240998 A JP11240998 A JP 11240998A JP H11303013 A JPH11303013 A JP H11303013A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fenders
units
fender
pontoon
pontoon units
Prior art date
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Pending
Application number
JP11240998A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Watanabe
健児 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nakamura Seisakusho KK
Original Assignee
Nakamura Seisakusho KK
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Filing date
Publication date
Application filed by Nakamura Seisakusho KK filed Critical Nakamura Seisakusho KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】隣接するポンツーンユニット間で段差や隙間を
生じ難くし、歩行中、段差につまずいたり隙間に足をと
られたりするなどの事故を防止する。 【解決手段】ポンツーンユニットの側部に、弾性材を用
いて中空管状に形成された複数の防舷材を一定の間隔を
あけて取り付け、隣接し合うポンツーンユニット間で上
記防舷材を互い違いに噛み合わせ、これら防舷材の中空
部に鋼製の棒軸を挿通して、隣接したポンツーンユニッ
ト同士を蝶番形に連結する。防舷材を床パネル面と同高
さに設置すれば、ポンツーンユニット間が凹凸のない連
続した一体の床面となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、湖沼や河口、公園
の水辺などに設置される浮桟橋を構成するポンツーンユ
ニットの連結構造に関する。
【0002】
【従来の技術】ボートの係留場所や水上遊歩道などとし
て利用される浮桟橋は、フレームの下方にフロート、上
方に床パネルを有するポンツーンユニット(以下、ユニ
ットという)を複数個連結して構成されている。これら
各ユニット同士の連結部は、例えば図4に示されている
ように、一側がユニット41の上面にピン接合されたカ
バー体42で被覆したり(同図(A))、隣接ユニット
41,41の間隙に板体43を設置したりするなどして
(同図(B))、連結部の凹みや段差が歩行の支障とな
らないように設けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術のうち前
者のものは、隣接ユニット41,41の上面間にカバー
体42が重なるため、各ユニット41の動きによっては
隣接ユニット間で高低差が生じやすく、また、可動範囲
を覆う大面積のカバー体42を用いなければならないと
いう問題がある。後者のものは、連結部の凹みに板体4
3が置かれているに過ぎないため、ユニット41の動き
に伴ってユニット41,41の間隙が広がったときはこ
れを被閉することができず、狭まったときには板体43
の側端部がユニット41に衝突してきしみ音などを発生
させやすいという問題がある。
【0004】本発明は上記問題点に鑑み、フロートが支
持するフレームの上部に床パネルが敷設されてなるユニ
ットを連結する構造において、ユニット同士を確実に連
結すると共に隣接ユニット間で段差や隙間を生じ難く
し、歩行中につまずいたり隙間に足をとられたりするな
どのフロートの動きに伴う事故の発生を防ぎ、安全に利
用できるようにすることを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明のユニットの連結構造では、弾性材を用いて
中空管状に形成された複数の防舷材がユニットの側部に
所定の間隔をあけて取り付けられ、隣接し合うユニット
の上記防舷材同士が互い違いに噛み合わされ、これら防
舷材の中空部に棒軸が挿通されている。上記構造におい
て、防舷材は、その頂面が床パネルのパネル面と同一な
水平面内にあるように設けることがより好ましい。
【0006】この構造によれば、互い違いに噛み合わさ
れた防舷材を介して隣接ユニットが一体に連結される。
隣接ユニットの配置間隙を狭める方向に作用する外力は
防舷材の弾性力によって緩衝され、各防舷材を貫通する
棒軸により、ユニット同士が上下動したり捩じれたりす
ることが抑制され、隣接ユニット間で段差や隙間が生じ
難くなる。防舷材の頂面が床パネルのパネル面と同一の
高さレベルであれば、連結したユニットの床面が凹凸の
ない連続した一体の床面となる。
【0007】
【発明の実施の形態】図面を参照して本発明の好適な実
施形態を説明する。図1は、複数のユニット2,2の連
結に本発明を適用して構成された浮桟橋1の側面を示し
ている。
【0008】ユニット2は、鋼材製のフレーム3、フレ
ーム下部を支持するフロート4、フレーム上部に敷設さ
れた床パネル5、フレーム3のユニット同士が隣接し合
う側部3aに固着された複数の防舷材6及び他の周側部
に固着された防舷材7からなっている。
【0009】防舷材6は、ゴムその他の弾性材を用い、
図2に示されているように、適宜な寸法を有し、角部を
小曲率で湾曲させた直方体の中心に断面円形の中空部6
aを設けた管状に形成されている。防舷材6は、その両
側面をフレーム3の側部3aに面接合させて隣接ユニッ
ト間に配置し、その頂面6bで床パネル5の床面5aに
連続した水平面を形成することができるようになってい
る。
【0010】各防舷材6は、図3に示されているよう
に、隣接防舷材との間に一つの防舷材が挿入し得るだけ
の間隔を開け、且つその頂面6bが床パネル5のパネル
面5aと同一な水平面内にあるように高さレベルを合わ
せてフレーム3の側部3aに配置され、中空部6aから
挿通した止めネジ8によりフレーム3に固着されてい
る。また、隣接するユニット間の対向するフレーム3,
3で各防舷材6が互い違いとなる位置に設置されてい
る。従って、ユニット同士を連結させた状態で、対向す
るフレーム3,3間でそれぞれの側の各防舷材6が互い
違いに交互に噛み合わさり、且つ各中空部6aを同心軸
上に配置してフレーム3の側部3aに連なり、頂面6b
が床パネル5,5のパネル面5a,5aに連続し、ユニ
ット間隙に凹凸のない連続した一体の床面が形成される
ようになっている。なお、防舷材6の成形寸法及びフレ
ーム3への設置個数は、ユニット全体の寸法や設置場所
などに応じて選定することができる。
【0011】防舷材7は、防舷材6と同様の弾性材を用
いて防舷材6よりも長尺の管状に形成されており、フレ
ーム3の上記側部3a以外の周側部に止めネジを介して
固着されている。
【0012】上記互い違いに噛み合わされた各防舷材6
の中空部6aには、図2及び図3に示されているよう
に、中空部6aの開口径よりも小さい外径寸法でフレー
ム3の側部3aの長さと略同じ長さの円管状に形成され
た鋼材製の棒軸9が挿通されている。図示されていない
が、棒軸9は、その両端部が防舷材6に係止され、防舷
材6から抜け出ないようになっている。
【0013】対向するフレーム3,3の底部3b,3b
同士は、鎖部分の長さを防舷材6の幅と略同じ長さとし
た鎖装置10によって連結されている。
【0014】このような本形態の構造によれば、ユニッ
ト2,2は、フレーム3,3の各防舷材6内に挿通され
た棒軸10を介して一体に連結される。フロート4の動
きに伴って連結されたユニット2,2に、その配置間隙
を狭める方向に外力が加わった場合は、上記防舷材6の
弾性力によってこれを緩衝し、配置間隙を広げる方向に
外力が加わった場合には、鎖装置10でこれを受止して
配置間隙が広がらないようになっている。上記棒軸10
は中空部6aよりも小径に形成され、防舷材6内に挿通
した状態で中空部6aとの間に若干の間隙があるので、
波を受けて或いはユニット上を歩行することによって揺
れが生じたときは、上記間隙分だけ両ユニット2,2が
左右又は上下に揺動してこれを吸収すると共に、各防舷
材6を軸支する棒軸10によって両ユニット2,2が上
下動したり捩じれたりすることが抑制され、両ユニット
間で段差や隙間が生じ難くなっている。
【0015】また、ユニット間で複数の防舷材6は互い
違いに交互に噛み合わせて連結してあるので、両ユニッ
ト2,2に外力が加わった際、棒軸10、防舷材6及び
フレーム3の各接合部にかかる応力が複数の防舷材6を
介して分散され、応力の集中による変形を来し難いもの
となっている。
【0016】防舷材6は、床パネル5のパネル面5aと
高さレベルを合わせて取り付けてあるので、ユニット
2,2の間隙が高低差や凹凸のない、床パネル5と連続
した一体の床面となるため、歩行に支障を来す虞れがな
く、連結されたユニット上を安全に歩行することができ
るようになっている。
【0017】
【発明の効果】以上、本発明の連結構造によれば、ユニ
ット同士が確実に連結されると共に隣接ユニット間で段
差や隙間が生じ難くなり、歩行中につまずいたり隙間に
足をとられたりするなどのフロートの動きに伴う事故の
発生を防ぎ、安全性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用して構成された浮桟橋の外観を示
す図である。
【図2】図1のユニットの連結部の拡大断面図である。
【図3】図1のユニットの連結部の拡大平面図である。
【図4】(A),(B)は従来の連結構造を説明するた
めの図である。
【符号の説明】
1 浮桟橋 2 ポンツーンユニット(ユニット) 3 フレーム 4 フロート 5 床パネル 6 防舷材 7 防舷材 8 止めネジ 9 棒軸 10 鎖装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フロートが支持するフレームの上部に床
    パネルが敷設されてなるポンツーンユニットを連結する
    構造であって、弾性材を用いて中空管状に形成された複
    数の防舷材がポンツーンユニットの側部に所定の間隔を
    あけて取り付けられ、隣接し合うポンツーンユニットの
    上記防舷材同士が互い違いに噛み合わされ、これら防舷
    材の中空部に棒軸が挿通されたことを特徴とするポンツ
    ーンユニットの連結構造。
  2. 【請求項2】 防舷材の頂面と床パネルのパネル面とが
    同一な水平面内にあるように設けられた請求項1に記載
    のポンツーンユニットの連結構造。
JP11240998A 1998-04-22 1998-04-22 ポンツーンユニットの連結構造 Pending JPH11303013A (ja)

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JPH11303013A true JPH11303013A (ja) 1999-11-02

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002293287A (ja) * 2001-03-30 2002-10-09 Molten Corp フロート装置の連結構造
KR200445646Y1 (ko) 2009-04-23 2009-08-20 (주)군도기술산업 조립형 부교의 연결구조
JP5490295B1 (ja) * 2013-08-02 2014-05-14 株式会社タスカーマリーナサービス 可変勾配浮上式斜路桟橋
JP2014159670A (ja) * 2013-02-19 2014-09-04 Mie Jukogyo Kk 桟橋と護岸の連結構造

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