JP3407672B2 - リング綴じ具 - Google Patents

リング綴じ具

Info

Publication number
JP3407672B2
JP3407672B2 JP31664098A JP31664098A JP3407672B2 JP 3407672 B2 JP3407672 B2 JP 3407672B2 JP 31664098 A JP31664098 A JP 31664098A JP 31664098 A JP31664098 A JP 31664098A JP 3407672 B2 JP3407672 B2 JP 3407672B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ring
support shaft
base body
binding
large diameter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP31664098A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000141974A (ja
Inventor
良男 白石
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kokuyo Co Ltd
Original Assignee
Kokuyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kokuyo Co Ltd filed Critical Kokuyo Co Ltd
Priority to JP31664098A priority Critical patent/JP3407672B2/ja
Publication of JP2000141974A publication Critical patent/JP2000141974A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3407672B2 publication Critical patent/JP3407672B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sheet Holders (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主としてファイル
に取り付けて使用されるリング綴じ具に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】リング要素と対向要素とから構成される
綴じリングに綴り孔付の用紙類を装脱可能に綴り込むリ
ング綴じ具がある。このようなリング綴じ具において、
対をなすリング要素が弾性変形可能な樹脂製であり、該
リング要素を指で摘んで相寄る方向に弾性変形させるこ
とによりリング要素と対向要素の係合を解除して該リン
グ要素を開成し得るものがある。
【0003】この種のリング綴じ具の具体的な構成とし
ては、ファイル本体に固定した基体の一側縁部に設けた
軸受部内に支軸を回動可能に収容し、この支軸から前記
軸受部に設けた窓を介してリング要素を突出させて、該
リング要素を基体の他側縁部に設けた対向要素と係合さ
せて綴じリングを形成するようにしたものや、基体の一
側縁部に回動可能に平板状の回動板を設け、この回動板
からリング要素を突出しているもの等が挙げられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この種のリ
ング綴じ具は、リング要素を指で相寄る方向に弾性変形
させて綴じリングの開成を促すので、片手によるワンタ
ッチ操作が可能となるものの、開成操作の度にリング要
素と支軸の連結部分に応力が集中することとなり、この
連結部分が破損しやすくなるという不具合があった。破
損を防止するために、支軸を大径化することも考えられ
るが、従来のものでは、支軸の大径化に伴って、支軸を
収容してなる基台の軸受部も大型化することとなり、リ
ング綴じ具の大型化、ひいてはこのリング綴じ具を装着
するファイル本体の厚大化を招くことになる。
【0005】一方、後者の回動板タイプのものは、リン
グ要素と回動板の連結部分に一定の強度は得られるもの
の、リング要素開閉時に、前記回動板と基板間に用紙類
が挟まり易いという不具合や、例えばリング要素の回動
に節度感を与える節度機構等の機構を設けるスペースが
得にくい等の不具合があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記の問題点を解決する
ために、本発明は、支軸とリング要素の連結部分を大径
部とし、また、この大径部を基体の外に露出して装着す
ることとしている。
【0007】
【発明の実施の形態】すなわち、本発明に係るリング綴
じ具は、基体と、この基体に回動可能に設けた支軸と、
この支軸の外周に突設したリング要素と、このリング要
素の回動端部を基体に設けた対向要素に部材の弾性変形
を利用して係合させる係合手段とを具備してなり、前記
リング要素と対向要素とによって綴じリングを形成する
ようにしたリング綴じ具であって、前記支軸が、基体の
外に露出する大径部を備えており、この大径部の外周に
前記リング要素を突設し、支軸が、2カ所に大径部を備
えているとともに、それら両大径部にそれぞれリング要
素を設けており、両リング要素を相寄る方向に弾性変形
させて該リング要素の回動端部を対応する各対向要素か
ら離脱させ得るようにし、基体が、その一側縁部が厚
く、他側縁部側が薄く形成された板状のものであり、そ
の一側縁部に前記支軸を回動可能に保持するための軸受
部と、前記支軸の大径部を外部に露出させるための切欠
部を設けていて、支軸の大径部と、基体の切欠部との間
に、支軸が軸受部から脱落するのを防止するための抜止
機構を設けていることを特徴とする。
【0008】このような構成によれば、綴じリングの開
閉操作時に応力が集中する支軸とリング要素の連結部分
を大径部としているので、連結部分の強度を向上させ、
応力が集中してもこの部分が破損することを有効に防ぐ
ことが可能となる。また、この大径部を基体の外に露出
しているので、大径部形成に伴って、該支軸を収容して
いる基体が大型化することも有効に防止することができ
る。また、両リング要素を相寄る方向に弾性変形させて
該リング要素の回動端部を対応する各対向要素から離脱
させ得るようにしているので、片手で簡単に綴じリング
の開成操作をワンタッチで行うことができ、操作性が非
常に良好なものとなる。さらに、基体が、その一側縁部
が厚く、他側縁部側が薄く形成された板状のものであ
り、その一側縁部に前記支軸を回動可能に保持するため
の軸受部と、前記支軸の大径部を外部に露出させるため
の切欠部を設けているので、支軸と基体間に有益な種々
の機構を設けることが可能になるとともに、綴じリング
に綴じた用紙類への記入作業を良好なものとすることが
できる。加えて、支軸の大径部と、基体の切欠部との間
に、支軸が軸受部から脱落するのを防止するための抜止
機構を設けているので、支軸を基体に装着した際に、該
支軸が基体から脱落するのを有効に防止することができ
る。
【0009】このリング綴じ具の具体的な実施の形態と
しては、基体と、この基体の一側縁部に設けた支軸と、
この支軸の外周に突設した部分リング状をなすリング要
素と、基体の他側縁部に設けた部分リング状をなす対向
要素と、前記リング要素の回動端部を前記対向要素の先
端部に部材の弾性変形を利用して係合させる係合手段と
を具備してなり、前記リング要素と対向要素とによって
用紙類を綴じるための綴じリングを形成するようにした
リング綴じ具であって、前記支軸が、基体の一側縁部に
おいて外部に露出する大径部を備えており、この大径部
の外周に前記リング要素を突設しているとともに、基体
が、その一側縁部が厚く、他側縁部側が薄く形成された
板状のものであり、その一側縁部に前記支軸を回動可能
に保持するための軸受部と、前記支軸の大径部を外部に
露出させるための切欠部を設けていて、支軸の大径部
と、基体の切欠部との間に、支軸が軸受部から脱落する
のを防止するための抜止機構を設けているものを挙げる
ことができる。
【0010】綴じリングの開閉操作を良好に行い得るに
は、支軸が、2カ所に大径部を備えているとともに、そ
れら両大径部にそれぞれリング要素を設けており、両リ
ング要素を相寄る方向に弾性変形させて該リング要素の
回動端部を対応する各対向要素から離脱させ得るように
していることが望ましい。
【0011】このリング綴じ具の具体的な実施の形態と
しては、基体が、表紙と、背表紙と、裏表紙とを備えた
ファイル本体に装着して使用されるものであり、その一
側縁部を背表紙に近接させて裏表紙の内面に止着されて
いるものを挙げることができる。
【0012】支軸の基体への装脱作業を良好なものとす
るには、支軸が、対をなす大径部と、これら両大径部よ
りも小径な軸本体とを具備してなるものであるととも
に、軸受部が、基体の底面側に開放されたトンネル状の
ものであり、支軸を基体の底面側から軸受部に装着し得
るようにしてあることが望ましい。外観を良好にすると
ともに、用紙類の捲りを円滑なものとするには、支軸の
大径部の外周面と、軸受部の外周面とが略同径をなして
連続することが望ましい。
【0013】前記抜止機構の具体的な実施の形態として
は、抜止機構が、支軸を軸受部に装脱しようとした場合
に大径部の通過を阻止すべく前記切欠部に設けた突部
と、リング要素を所定回動角度位置に保持している際だ
け前記突部との干渉を回避し得るように位置づけて前記
大径部に設けた肉盗部とを備えてなるものであり、基体
をファイル本体に装着した際には、前記リング要素が、
前記所定回動角度位置にまで回動し得ないように設定し
てあるものを挙げることができる。
【0014】綴じリングを閉止状態で安定的に保持する
には、支軸の大径部と、基体の切欠部との間に、リング
要素の回動可能範囲を規制する係止機構を設けているこ
とが望ましい。この係止機構の具体的な実施の形態とし
ては、係止機構が、支軸の大径部の外周に設けた突条
と、この突条を係止すべく基体の切欠部の開口縁に設け
た係止面とを具備してなるものを挙げることができる。
【0015】リング要素の回動に節度感を持たせて回動
操作を安定したものとするには、基体の軸受部内に、リ
ング要素の回動に節度感を与えるための節度機構を設け
ていることが望ましい。本発明の他の実施の形態とし
て、基体と、この基体に回動可能に設けた支軸と、この
支軸の外周に突設したリング要素と、このリング要素の
回動端部を基体に設けた対向要素に部材の弾性変形を利
用して係合させる係合手段とを具備してなり、前記リン
グ要素と対向要素とによって綴じリングを形成するよう
にしたリング綴じ具であって、前記支軸が、基体の外に
露出する大径部を備えており、この大径部の外周に前記
リング要素を突設し、支軸が、2カ所に大径部を備えて
いるとともに、それら両大径部にそれぞれリング要素を
設けており、両リング要素を相寄る方向に弾性変形させ
て該リング要素の回動端部を対応する各対向要素から離
脱させ得るようにし、基体が、その一側縁部が厚く、他
側縁部側が薄く形成された板状のものであり、その一側
縁部に前記支軸を回動可能に保持するための軸受部と、
前記支軸の大径部を外部に露出させるための切欠部を設
けていて、基体の軸受部内に、リング要素の回動に節度
感を与えるための節度機構を設け、節度機構が、軸本体
の外周に設けた低突起と、この低突起に対応させて軸受
部の内周に設けた凹凸を有する摺接部とを具備してなる
リング綴じ具を挙げることができる。 本発明のさらに他
の実施の形態として、基体と、この基体の一側縁部に設
けた支軸と、この支軸の外周に突設した部分リング状を
なすリング要素と、基体の他側縁部に設けた部分リング
状をなす対向要素と、前記リング要素の回動端部を前記
対向要素の先端部に部材の弾性変形を利用して係合させ
る係合手段とを具備してなり、前記リング要素と対向要
素とによって用紙類を綴じるための綴じリングを形成す
るようにしたリング綴じ具であって、前記支軸が、基体
の一側縁部において外部に露出する大径部を備えてお
り、この大径部の外周に前記リング要素を突設している
とともに、基体が、その一側縁部が厚く、他側縁部側が
薄く形成された板状のものであり、その一側縁部に前記
支軸を回動可能に保持するための軸受部と、前記支軸の
大径部を外部に露出させるための切欠部を設けていて、
基体 の軸受部内に、リング要素の回動に節度感を与える
ための節度機構を設け、節度機構が、軸本体の外周に設
けた低突起と、この低突起に対応させて軸受部の内周に
設けた凹凸を有する摺接部とを具備してなるリング綴じ
具を挙げることができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、図面を参照して
説明する。この実施例におけるリング綴じ具Aは、例え
ば樹脂製のもので、図1に示すように、ファイル本体F
に装着して使用されるものであり、図1〜図3に示すよ
うに、基体1と、この基体1の一側縁部1aに装着した
支軸2と、この支軸2の外周に突設した部分リング状を
なすリング要素3と、基体1の他側縁部1bに設けた部
分リング状をなす対向要素4と、前記リング要素3の回
動端部3aを前記対向要素4の先端部4aに部材の弾性
変形を利用して係合させる係合手段5とを具備してな
り、前記リング要素3と対向要素4とによって用紙類P
を綴じるための綴じリング6を形成するようにしている
ものである。
【0017】基体1は、図1〜図6に示すように、その
一側縁部1aを、表紙f1と、背表紙f2と、裏表紙f
3とを備えたファイル本体Fの背表紙f2に近接させて
裏表紙f3の内面に長手方向2箇所をビス等で止着され
ている。この基体1は、その一側縁部1aが厚く、他側
縁部1b側が薄く形成された板状のものであり、その一
側縁部1aに支軸2を回動可能に保持するための軸受部
11と、前記支軸2の大径部21を外部に露出させるた
めの切欠部12を設けている。前記軸受部11は、基体
1の底面1c側に開放された開口11aを有するトンネ
ル状のものであり、長手方向両端部に設けた第1の軸受
要素11bと、切欠部12間に設けた第2の軸受要素1
1cとから構成され、この軸受部11に底面1c側から
支軸2を挿入して基体1に装着し得るようにしている。
そして、この基体1は、その他側縁部1b近傍の上面か
ら部分リング状をなす一対の対向要素4を突設してい
る。
【0018】支軸2は、図1〜図6に示すように、対を
なす大径部21と、これら両大径部21よりも小径な軸
本体22とを具備してなり、前記大径部21を基体1の
切欠部12を介して外部に露出させているとともに、前
記大径部21の外周面が、基体1の軸受部11の外周面
と略同径をなして連続する状態で前記基体1に装着され
ている。軸本体22は、支軸2の長手方向両端部に配設
され前記第1の軸受要素11bに装着される端部軸22
aと、左右に対をなす大径部21間を連結し前記第2の
軸受要素11cに装着される中央軸22bとを具備して
なるものである。リング要素3は、前記大径部21の外
周から突設された対をなすものであり、前記基体1側の
対向要素4と係合手段5を介して係合されることにより
綴じリング6を形成するものである。
【0019】係合手段5は、図3、5及び図7に示すよ
うに、前記リング要素3の回動端部3aに設けた第1の
係合部51と、前記対向要素4の先端部4aに設けた第
2の係合部52とから構成され、部材の弾性変形を利用
してこれら第1、第2の係合部51、52とを係合させ
て綴りリング6を形成するようにしている。第1の係合
部51は、リング要素3の回動端部3aを断面略半円形
状に切り欠いて構成される切欠面511と、この切欠面
511から突設してなる凸部512とから構成される。
凸部512は、前記切欠面511から垂直に突出してな
る第1、第2面512a、512bと、前記切欠面51
1と略平行に対向してなる第3面512cと、これら第
1〜3面512a〜512cに向かって前記切欠面51
1から上向きに傾斜して突出してなる第1、第2傾斜面
512d、512eと、前記切欠面511から内傾して
突出してなる第3傾斜面512fと、前記切欠面511
とから構成されている7面体である。第2の係合部52
は、対向要素4の先端部4aにおいて前記回動端部3a
と対向する側を断面半円形状に切り欠いて構成される切
欠面521と、この切欠面521に形成した前記凸部5
12が係合し得る該凸部512の形状に略対応した凹部
522とを具備してなる。前記リング要素3と対向要素
4により綴りリング6を形成する際には、リング要素3
の回動端部3aを上方から対向要素4の先端部4aに向
かって回動すると、第1の係合部51の凸部512の第
1〜3傾斜面512d〜512fが第2の係合部52の
切欠面521を摺動しながらリング要素3を内向きに若
干弾性変形させて回動端部3aが対向要素4の先端部4
aの内側に上方から進入することを許容し、前記凸部5
12と凹部522の凹凸係合を可能にする。そして、こ
の凹凸係合が完了した状態で、綴りリング6が形成され
る。一方、この綴りリング6に用紙類を綴る場合等、該
綴りリング6を開成する場合には、両リング要素3を指
で摘んで相寄る方向に弾性変形させて凹凸係合を解除
し、該リング要素3の回動端部3aを対応する各対向要
素4から離脱させて回動すればよい。
【0020】このような構成のリング綴じ具Aにおい
て、本実施例では、特に、前述した基体1と支軸2間
に、図8〜図10に示すように、支軸2が軸受部11か
ら脱落するのを防止するための抜止機構7と、リング要
素3の回動可能範囲を規制する係止機構8と、リング要
素3の回動に節度感を与えるための節度機構9を設けて
いる。
【0021】抜止機構7は、図5及び図9に示すよう
に、前記支軸2の大径部21と、基体1の切欠部12と
の間に設けてなるもので、装着時に大径部21が基体1
から抜出することを防止する前記切欠部12に設けた突
部71と、リング要素3を所定回動角度位置に保持して
いる際だけ前記突部71との干渉を回避し得るように位
置づけて前記大径部21に設けた肉盗部72とを備えて
なるものである。
【0022】すなわち、このリング綴じ具Aの組み立て
は、以下の手順によって行われる。まず、図9において
想像線で示すように、支軸2の大径部21に設けた前記
肉盗部72が、前記基体1の切欠部12に設けた突部7
1との干渉を回避して通過可能となる所定回動角度位置
で前記支軸2を基体1の下方に担持し、この状態で大径
部21を切欠部12内に下方から進入させる。しかる後
に、支軸2を回動させると、図9において実線で示すよ
うに大径部21が、前記切欠部12に設けた突部71と
係合して支軸2が基体1から下方に抜出することを阻止
する。なお、本実施例では、基体1をファイル本体Fに
装着した後には、図9中実線で示す位置あたりまで回動
させると前記リング要素3がファイル本体Fに当接し
て、図9中想像線に示す支軸2が基体1から下方に抜出
可能となる所定回動角度位置まで回動し得ないように設
定してある。
【0023】係止機構8は、図5、8及び図9に示すよ
うに、支軸2の大径部21と、基体1の切欠部12との
間に設けてなるもので、支軸2の大径部21の外周に設
けた突条81と、この突条81を係止すべく基体1の切
欠部12の開口縁に設けた係止面82とを具備してな
り、リング要素3と対向要素4が閉成して綴じリング6
を形成した位置でこれら突条81が係止面82に添設し
て支軸2のそれ以上の回動を禁止するものである。
【0024】節度機構9は、図5及び図10に示すよう
に、基体1の軸受部11内に設けてなるもので、支軸2
の軸本体22の中央軸22bの長手方向両端部近傍の外
周に設けた一対の低突起91と、この低突起91に対応
させて軸受部11の内周に設けた凹部分92aと凸部分
92bを有する摺接部92とを具備してなる。すなわ
ち、この節度機構9は、リング要素3の回動時におい
て、前記低突起91が凸部分92bを通過する際には、
低突起91が凸部分92bに押圧されリング要素3の回
動に規制がかかり、この凸部分92bを通過して凹部分
92aに進入するとリング要素3のスムーズな回動が可
能となるものである。本実施例では、係合手段5の係合
を安定且つ良好に行うため、リング要素3の回動端部3
aが対向要素4の先端部4aに近接する回動位置で回動
に規制がかかるように前記凹凸部分92a、92bの位
置を設定している。
【0025】このような構成のものにおいて、綴りリン
グ6を開成する場合には、前述したように、両リング要
素3を指で摘んで相寄る方向に弾性変形させて係合手段
5の凹凸係合を解除し、該リング要素3の回動端部3a
を対応する各対向要素4から離脱させて回動する。その
ため、綴じリング6の開成時に支軸2とリング要素3の
連結部分に応力が集中することとなるが、本実施例で
は、支軸2とリング要素3の連結部分を大径部21とし
ているので、連結部分の強度を向上させ、応力が集中し
てもこの部分が破損することを有効に防ぐことが可能と
なる。また、この大径部21を切欠部12を介して基体
1の外に露出しているので、大径部21を形成しても、
この支軸2を軸着している基体1が大型化することを有
効に防止することができる。
【0026】したがって、このものは、特に、リング要
素3を指で摘んで相寄る方向に弾性変形させて綴じリン
グ6の開成操作を可能にしたものにおいて、その良好な
開閉操作性とコンパクトな外形を保ちながら、支軸2と
リング要素3の破損を有効に防止することを実現し得る
ものである。支軸2が、2カ所に大径部21を備えてい
るとともに、それら両大径部21にそれぞれリング要素
3を設けており、両リング要素3を相寄る方向に弾性変
形させて該リング要素3の回動端部3aを対応する各対
向要素4から離脱させ得るようにしているので、片手で
簡単に綴じリング6の開閉操作をワンタッチで行うこと
ができ、操作性が非常に良好なものとなる。
【0027】基体1が、表紙f1と、背表紙f2と、裏
表紙f3とを備えたファイル本体Fに装着して使用され
るものであり、その一側縁部1aを背表紙f2に近接さ
せて裏表紙f3の内面に止着されているので、リング綴
じ具Aを背表紙f2に設ける場合に比べて、背表紙f2
を薄くすることができファイル本体Fの薄型化を図るこ
とができる。
【0028】基体1が、その一側縁部1aが厚く、他側
縁部1b側が薄く形成された板状のものであり、その一
側縁部1aに前記支軸2を回動可能に保持するための軸
受部11と、前記支軸2の大径部21を外部に露出させ
るための切欠部12を設けているので、一側縁部1aに
おいて支軸2と基体1間に抜止機構7や係止機構8や節
度機構9等の有益な種々の機構を設けることが可能にな
るとともに、他側縁部1bにおいて綴じリング6に綴じ
た用紙類への記入作業を良好なものとすることができ
る。
【0029】支軸2が、対をなす大径部21と、これら
両大径部21よりも小径な軸本体22とを具備してなる
ものであるとともに、軸受部11が、基体1の底面1c
側に開放されたトンネル状のものであるので、支軸2を
基体1の底面1c側から軸受部11に装着することが可
能となり、支軸2の基体1への装脱作業を良好なものと
することができる。
【0030】支軸2の大径部21の外周面と、軸受部1
1の外周面とが略同径をなして連続しているので、リン
グ綴じ具6の外観を良好にし得るとともに、用紙類を捲
る際にそれらが綴じリング6に引っ掛かることを有効に
防止して用紙類の捲り作業を円滑なものとすることが可
能となる。支軸2の大径部21と、基体1の切欠部12
との間に、支軸2が軸受部11から脱落するのを防止す
るための抜止機構7を設け、この抜止機構7が、支軸2
を軸受部11に装脱しようとした場合に大径部21の通
過を阻止すべく前記切欠部12に設けた突部71と、リ
ング要素3を所定回動角度位置に保持している際だけ前
記突部71との干渉を回避し得るように位置づけて前記
大径部21に設けた肉盗部72とを備えてなるものであ
るので、簡単な構成で、支軸2が基体1から脱落するこ
とを確実に防止することが可能となる。また、特に、基
体1をファイル本体Fに装着した際には、前記リング要
素3が、前記所定回動角度位置にまで回動し得ないよう
に設定しているので、ファイル本体Fに装着後には支軸
2が基体1から外れてしまうことを確実に防止すること
ができる。さらに、この抜止機構7を大径部21に設け
ているので、該抜止機構7に十分な大きさを取ることが
でき、抜出を確実に防止することが可能となる。
【0031】支軸2の大径部21と、基体1の切欠部1
2との間に、リング要素3の回動可能範囲を規制する係
止機構8を設け、この係止機構8が、支軸2の大径部2
1の外周に設けた突条81と、この突条81を係止すべ
く基体1の切欠部12の開口縁に設けた係止面82とを
具備してなるので、前記係合手段5だけでなく、この係
止機構8を介しても綴じリング6を閉止状態で安定的に
保持することができ、その安定性を一層向上することが
できる。さらに、前記突条81を大径部21に設けてい
るので、該突条81の大きさを十分に取ることができ、
係止状態を確実かつ安定したものとすることができる。
【0032】基体1の軸受部11内に、リング要素3の
回動に節度感を与えるための節度機構9を設け、この節
度機構9が、軸本体22の外周に設けた低突起91と、
この低突起91に対応させて軸受部11の内周に設けた
凹凸を有する摺接部92とを具備してなるので、簡単な
構成でリング要素3の回動に節度感を持たせて回動操作
を安定したものとすることができる。また、本実施例の
ように凸部分92bの位置を設定すれば、リング要素3
の回動端部3aを対向要素4の先端部4aと離間させた
位置で維持することも可能となり、用紙類の出し入れを
行いやすいものとすることができる。
【0033】なお、本発明の各部の構成は、上述した実
施例に限定されない。例えば、本実施例では、対向要素
は基体に固定されていたが、この対向要素が適宜の手段
により回動するものであってもよく、また、その形状も
本実施例のものに限定されず、半円弧状に湾曲したもの
であってもよいのは勿論である。その他の構成も、本発
明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
【0034】以上詳述したように、本発明は、基体に回
動可能に設けた支軸が、基体の外に露出する大径部を備
えており、この大径部の外周に前記リング要素を突設し
ているので、リング要素の開閉操作時に応力が集中する
支軸とリング要素の連結部分の強度を向上し、連結部分
の破損を有効に防止することが可能となるとともに、支
軸の大径化に伴って基体が大型化することを有効に防止
することができる。したがって、このものは、特に、リ
ング要素を指で摘んで相寄る方向に弾性変形させて綴じ
リングの開閉操作を可能にしたものにおいて、その良好
な開閉操作性とコンパクトな外形を保ちながら支軸とリ
ング要素の破損を有効に防止することを実現し得るもの
である。さらに、基体が、その一側縁部が厚く、他側縁
部側が薄く形成された板状のものであり、その一側縁部
に前記支軸を回動可能に保持するための軸受部と、前記
支軸の大径部を外部に露出させるための切欠部を設けて
いるので、一側縁部において支軸と基体間に有益な種々
の機構を設けることが可能になるとともに、他側縁部に
おいて綴じリングに綴じた用紙類への記入作業を良好な
ものとすることができる。 加えて、支軸の大径部と、基
体の切欠部との間に、支軸が軸受部から脱落するのを防
止するための抜止機構を設けているので、支軸を基体に
装着した際に、該支軸が基体から脱落するのを有効に防
止することができる。
【0035】基体と、この基体の一側縁部に設けた支軸
と、この支軸の外周に突設した部分リング状をなすリン
グ要素と、基体の他側縁部に設けた部分リング状をなす
対向要素と、前記リング要素の回動端部を前記対向要素
の先端部に部材の弾性変形を利用して係合させる係合手
段とを具備してなり、前記リング要素と対向要素とによ
って用紙類を綴じるための綴じリングを形成するように
したリング綴じ具であって、前記支軸が、基体の一側縁
部において外部に露出する大径部を備えており、この大
径部の外周に前記リング要素を突設しているものなら
ば、リング要素の開閉操作時に応力が集中する支軸とリ
ング要素の連結部分の強度を向上し、連結部分の破損を
有効に防止することが可能となるとともに、支軸の大径
化に伴って基体が大型化することを有効に防止すること
ができる。したがって、このものは、特に、リング要素
を指で摘んで相寄る方向に弾性変形させて綴じリングの
開閉操作を可能にしたものにおいて、その良好な開閉操
作性とコンパクトな外形を保ちながら支軸とリング要素
の破損を有効に防止することを実現し得るものである。
【0036】支軸が、2カ所に大径部を備えているとと
もに、それら両大径部にそれぞれリング要素を設けてお
り、両リング要素を相寄る方向に弾性変形させて該リン
グ要素の回動端部を対応する各対向要素から離脱させ得
るようにしているならば、片手で簡単に綴じリングの開
成操作をワンタッチで行うことができ、操作性が非常に
良好なものとなる。
【0037】基体が、表紙と、背表紙と、裏表紙とを備
えたファイル本体に装着して使用されるものであり、そ
の一側縁部を背表紙に近接させて裏表紙の内面に止着さ
れているならば、リング綴じ具を背表紙に設ける場合に
比べて背表紙を薄くすることができ、ファイル本体の薄
型化を図ることが可能となる。
【0038】支軸が、対をなす大径部と、これら両大径
部よりも小径な軸本体とを具備してなるものであるとと
もに、軸受部が、基体の底面側に開放されたトンネル状
のものであるならば、支軸を基体の底面側から軸受部に
装着することが可能となり、支軸の基体への装脱作業を
良好なものとすることができる。支軸の大径部の外周面
と、軸受部の外周面とが略同径をなして連続しているな
らば、リング綴じ具の外観を良好にし得るとともに、用
紙類の捲り作業を円滑なものとすることが可能となる。
【0039】抜止機構が、支軸を軸受部に装脱しようと
した場合に大径部の通過を阻止すべく前記切欠部に設け
た突部と、リング要素を所定回動角度位置に保持してい
る際だけ前記突部との干渉を回避し得るように位置づけ
て前記大径部に設けた肉盗部とを備えてなるものであ
り、基体をファイル本体に装着した際には、前記リング
要素が、前記所定回動角度位置にまで回動し得ないよう
に設定してあるならば、簡単な構成で、支軸が基体から
脱落することを確実に防止することが可能となり、特
に、組み立て後にファイル本体に装着すれば、支軸が基
体から脱落することを確実に防止することができる。さ
らに、この抜止機構を大径部に設けているので、該抜止
機構に十分な大きさを取ることができ、抜出を確実に防
止することが可能となる。
【0040】支軸の大径部と、基体の切欠部との間に、
リング要素の回動可能範囲を規制する係止機構を設けて
いるならば、前記係合手段だけでなく、この係止機構を
介しても綴じリングを閉止状態で安定的に保持すること
ができ、その安定性を一層向上することができる。係止
機構が、支軸の大径部の外周に設けた突条と、この突条
を係止すべく基体の切欠部の開口縁に設けた係止面とを
具備してなるならば、簡単な構成で確実に綴じリングを
閉止状態で保持することが可能となる。特に、前記突条
を大径部に設けているので、突条の大きさを十分に取る
ことができ、係止状態を確実かつ安定したものとするこ
とができる。
【0041】基体の軸受部内に、リング要素の回動に節
度感を与えるための節度機構を設けているならば、リン
グ要素の回動に節度感を持たせて回動操作を安定したも
のとすることができる。また、節度機構の設置位置を工
夫すれば、リング要素の回動端部を対向要素の先端部と
離間させた位置で維持することも可能となり、用紙類の
出し入れを行いやすいものとし得る。
【0042】節度機構が、軸本体の外周に設けた低突起
と、この低突起に対応させて軸受部の内周に設けた凹凸
を有する摺接部とを具備してなるならば、簡単な構成で
確実に節度感を持たせることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例においてリング綴じ具をファ
イル本体に装着した状態を示す斜視図。
【図2】同実施例におけるリング綴じ具の全体斜視図。
【図3】同基体から支軸を取り外した状態を示す斜視
図。
【図4】同基体に支軸を装着した状態を示す平面図。
【図5】同基体から支軸を取り外した状態を示す平面
図。
【図6】同基体に支軸を装着した状態を示す側面図。
【図7】同係合手段を示す要部を拡大した側面図。
【図8】同図4におけるI−I線拡大断面図。
【図9】同図8の拡大断面図を利用して作用を説明する
作用説明図。
【図10】同図4におけるII−II線拡大断面図。
【符号の説明】
1…基体 1a…一側縁部 1b…他側縁部 1c…底面 11…軸受部 12…切欠部 2…支軸 21…大径部 22…軸本体 3…リング要素 3a…回動端部 4…対向要素 4a…先端部 5…係合手段 6…綴じリング 7…抜止機構 71…突部 72…肉盗部 8…係止機構 81…突条 82…係止面 9…節度機構 91…低突起 92…摺接部 A…リング綴じ具 F…ファイル本体 f1…表紙 f2…背表紙 f3…裏表紙

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基体と、この基体に回動可能に設けた支軸
    と、この支軸の外周に突設したリング要素と、このリン
    グ要素の回動端部を基体に設けた対向要素に部材の弾性
    変形を利用して係合させる係合手段とを具備してなり、
    前記リング要素と対向要素とによって綴じリングを形成
    するようにしたリング綴じ具であって、前記支軸が、基
    体の外に露出する大径部を備えており、この大径部の外
    周に前記リング要素を突設し、支軸が、2カ所に大径部を備えているとともに、それら
    両大径部にそれぞれリング要素を設けており、両リング
    要素を相寄る方向に弾性変形させて該リング要素の回動
    端部を対応する各対向要素から離脱させ得るようにし、 基体が、その一側縁部が厚く、他側縁部側が薄く形成さ
    れた板状のものであり、その一側縁部に前記支軸を回動
    可能に保持するための軸受部と、前記支軸の大径部を外
    部に露出させるための切欠部を設けていて、 支軸の大径部と、基体の切欠部との間に、支軸が軸受部
    から脱落するのを防止するための抜止機構を設け ている
    ことを特徴とするリング綴じ具。
  2. 【請求項2】基体と、この基体の一側縁部に設けた支軸
    と、この支軸の外周に突設した部分リング状をなすリン
    グ要素と、基体の他側縁部に設けた部分リング状をなす
    対向要素と、前記リング要素の回動端部を前記対向要素
    の先端部に部材の弾性変形を利用して係合させる係合手
    段とを具備してなり、前記リング要素と対向要素とによ
    って用紙類を綴じるための綴じリングを形成するように
    したリング綴じ具であって、前記支軸が、基体の一側縁
    部において外部に露出する大径部を備えており、この大
    径部の外周に前記リング要素を突設しているとともに、 基体が、その一側縁部が厚く、他側縁部側が薄く形成さ
    れた板状のものであり、その一側縁部に前記支軸を回動
    可能に保持するための軸受部と、前記支軸の大径部を外
    部に露出させるための切欠部を設けていて、 支軸の大径部と、基体の切欠部との間に、支軸が軸受部
    から脱落するのを防止するための抜止機構を設けている
    ことを特徴とするリング綴じ具。
  3. 【請求項3】支軸が、2カ所に大径部を備えているとと
    もに、それら両大径部にそれぞれリング要素を設けてお
    り、両リング要素を相寄る方向に弾性変形させて該リン
    グ要素の回動端部を対応する各対向要素から離脱させ得
    るようにしている請求項2記載のリング綴じ具。
  4. 【請求項4】基体が、表紙と、背表紙と、裏表紙とを備
    えたファイル本体に装着して使用されるものであり、そ
    の一側縁部を背表紙に近接させて裏表紙の内面に止着さ
    れる請求項2又は3記載のリング綴じ具。
  5. 【請求項5】支軸が、対をなす大径部と、これら両大径
    部よりも小径な軸本体とを具備してなるものであるとと
    もに、軸受部が、基体の底面側に開放されたトンネル状
    のものであり、支軸を基体の底面側から軸受部に装着し
    得るようにしてある請求項1、2、3又は4記載のリン
    グ綴じ具。
  6. 【請求項6】支軸の大径部の外周面と、軸受部の外周面
    とが略同径をなして連続するようにしてある請求項5記
    載のリング綴じ具。
  7. 【請求項7】抜止機構が、支軸を軸受部に装脱しようと
    した場合に大径部の通過を阻止すべく前記切欠部に設け
    た突部と、リング要素を所定回動角度位置に保持してい
    る際だけ前記突部との干渉を回避し得るように位置づけ
    て前記大径部に設けた肉盗部とを備えてなるものであ
    り、基体をファイル本体に装着した際には、前記リング
    要素が、前記所定回動角度位置にまで回動し得ないよう
    に設定してある請求項1、2、3、4、5又は6記載の
    リング綴じ具。
  8. 【請求項8】支軸の大径部と、基体の切欠部との間に、
    リング要素の回動可能範囲を規制する係止機構を設けて
    いる請求項1、2、3、4、5、6又は7記載のリング
    綴じ具。
  9. 【請求項9】係止機構が、支軸の大径部の外周に設けた
    突条と、この突条を係止すべく基体の切欠部の開口縁に
    設けた係止面とを具備してなるものである請求項8記載
    のリング綴じ具。
  10. 【請求項10】基体の軸受部内に、リング要素の回動に
    節度感を与えるための節度機構を設けている請求項1、
    2、3、4、5、6、7、8又は9記載のリング綴じ
    具。
  11. 【請求項11】基体と、この基体に回動可能に設けた支
    軸と、この支軸の外周に突設したリング要素と、このリ
    ング要素の回動端部を基体に設けた対向要素に部材の弾
    性変形を利用して係合させる係合手段とを具備してな
    り、前記リング要 素と対向要素とによって綴じリングを
    形成するようにしたリング綴じ具であって、前記支軸
    が、基体の外に露出する大径部を備えており、この大径
    部の外周に前記リング要素を突設し、 支軸が、2カ所に大径部を備えているとともに、それら
    両大径部にそれぞれリング要素を設けており、両リング
    要素を相寄る方向に弾性変形させて該リング要素の回動
    端部を対応する各対向要素から離脱させ得るようにし、 基体が、その一側縁部が厚く、他側縁部側が薄く形成さ
    れた板状のものであり、その一側縁部に前記支軸を回動
    可能に保持するための軸受部と、前記支軸の大径部を外
    部に露出させるための切欠部を設けていて、 基体の軸受部内に、リング要素の回動に節度感を与える
    ための節度機構を設け、 節度機構が、軸本体の外周に設けた低突起と、この低突
    起に対応させて軸受部の内周に設けた凹凸を有する摺接
    部とを具備してなる リング綴じ具。
  12. 【請求項12】基体と、この基体の一側縁部に設けた支
    軸と、この支軸の外周に突設した部分リング状をなすリ
    ング要素と、基体の他側縁部に設けた部分リング状をな
    す対向要素と、前記リング要素の回動端部を前記対向要
    素の先端部に部材の弾性変形を利用して係合させる係合
    手段とを具備してなり、前記リング要素と対向要素とに
    よって用紙類を綴じるための綴じリングを形成するよう
    にしたリング綴じ具であって、前記支軸が、基体の一側
    縁部において外部に露出する大径部を備えており、この
    大径部の外周に前記リング要素を突設しているととも
    に、 基体が、その一側縁部が厚く、他側縁部側が薄く形成さ
    れた板状のものであり、その一側縁部に前記支軸を回動
    可能に保持するための軸受部と、前記支軸の大径部を外
    部に露出させるための切欠部を設けていて、 基体の軸受部内に、リング要素の回動に節度感を与える
    ための節度機構を設け、 節度機構が、軸本体の外周に設けた低突起と、この低突
    起に対応させて軸受部の内周に設けた凹凸を有する摺接
    部とを具備してなる リング綴じ具。
JP31664098A 1998-11-06 1998-11-06 リング綴じ具 Expired - Fee Related JP3407672B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31664098A JP3407672B2 (ja) 1998-11-06 1998-11-06 リング綴じ具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31664098A JP3407672B2 (ja) 1998-11-06 1998-11-06 リング綴じ具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000141974A JP2000141974A (ja) 2000-05-23
JP3407672B2 true JP3407672B2 (ja) 2003-05-19

Family

ID=18079289

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31664098A Expired - Fee Related JP3407672B2 (ja) 1998-11-06 1998-11-06 リング綴じ具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3407672B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI398366B (zh) * 2007-08-23 2013-06-11 Kaneda Kokki binder
JP7365826B2 (ja) 2019-09-02 2023-10-20 株式会社キングジム リング式綴じ具および綴じ具付きバインダー

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4813243B2 (ja) * 2006-04-24 2011-11-09 株式会社キングジム 書類用ホルダ
WO2007132522A1 (ja) * 2006-05-16 2007-11-22 King Jim Co., Ltd. 書類用ホルダ
JP5216168B1 (ja) * 2013-01-17 2013-06-19 株式会社カネダ技研 綴具
TWI604965B (zh) * 2012-06-21 2017-11-11 金田技研股份有限公司 活頁夾及夾具結構

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3055955U (ja) 1998-07-17 1999-02-02 株式会社リヒトラブ 綴 具

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3055955U (ja) 1998-07-17 1999-02-02 株式会社リヒトラブ 綴 具

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI398366B (zh) * 2007-08-23 2013-06-11 Kaneda Kokki binder
JP7365826B2 (ja) 2019-09-02 2023-10-20 株式会社キングジム リング式綴じ具および綴じ具付きバインダー

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000141974A (ja) 2000-05-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH1044667A (ja) リングバインダー
JP3407672B2 (ja) リング綴じ具
JPS6110065Y2 (ja)
JPH09184342A (ja) 蓋体のロック機構
JPH08192960A (ja) 相対回転部材間継電装置
JP4150615B2 (ja) ヒンジ装置
KR920004646B1 (ko) 힌지
JPS6349477Y2 (ja)
JPH0713341Y2 (ja) スピーカの取付構造
JPH0558785U (ja) ヒンジ頂部
JP2523704B2 (ja) 盲蓋取付具
JP2560238Y2 (ja) バインダー金具
JP2571922Y2 (ja) 開閉体のヒンジ構造
JPS6129631Y2 (ja)
JP3500093B2 (ja) 連結具
JP2652001B2 (ja) 工具マガジン
JP2603916Y2 (ja) 綴 具
JPH0329509Y2 (ja)
JP2601430Y2 (ja) キャッチクリップ
JPH0241259Y2 (ja)
JP3190969B2 (ja) 埋設式ガス栓
JPH0450375Y2 (ja)
JPH0412029Y2 (ja)
JP3130280B2 (ja) 綴じ具
JPS6343655Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080314

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090314

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100314

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100314

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110314

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110314

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130314

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140314

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees