JP2560238Y2 - バインダー金具 - Google Patents

バインダー金具

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JP2560238Y2
JP2560238Y2 JP1992009182U JP918292U JP2560238Y2 JP 2560238 Y2 JP2560238 Y2 JP 2560238Y2 JP 1992009182 U JP1992009182 U JP 1992009182U JP 918292 U JP918292 U JP 918292U JP 2560238 Y2 JP2560238 Y2 JP 2560238Y2
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谷 和 雄 熊
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株式会社熊谷製作所
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、バインダー金具に係
り、特にバインダー金具をロックする構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、バインダー金具は、例えば図5乃
至図7に示すように、底板21と固定側板22が一体に
形成され、固定側板22には係止板23が発条で固定側
板22に圧着するように付勢されている。底板21の他
側には回動側板24が発条により外方向に付勢されて蝶
着され、回動側板24の綴管25,25には抑え板26
の綴杆27,27が挿通されている。抑え板26の係止
突部29,29が係止板23の係止穴30,30に係合
し、更に係止板23の中央折曲部32が抑え板26の切
欠33を押圧して、抑え板26の回動を阻止している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
な方式のバインダー金具においては、バインダー金具を
装着した綴込体を用紙の綴込状態で落下した場合に、用
紙を綴込んだ綴込体は全体として相当の重量を有するた
め、その落下時に極めて大きな衝撃力が作用し、抑え板
の係止突部29,29と係止板の係止穴30,30とが
容易にはずれてしまい、抑え板26が綴管25,25及
び回動側板24から離脱して、綴られた用紙が飛散する
虞もあった。
【0004】そこで、本考案は、簡単な構造のロック部
材を用いることにより、バインダー金具を装着した綴込
体を用紙の綴込状態で落下した場合でもバインダー金具
が容易にはずれないように構成し、もって上述した課題
を解決したバインダー金具を提供することを目的とする
ものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、上述事情に鑑
みなされたものであって、一体に形成され、断面L字状
を呈し、底板及び固定側板からなる基板と、前記底板の
固定側板と反対側の側端部に蝶着され、内面に綴管を突
設しかつ発条によって常時外方への回動力が付勢された
回動側板と、前記綴管に挿通する綴杆を突設する抑え板
と、前記固定側板背面下縁に蝶着され、常時発条によっ
て前記固定側板背面に圧接するように付勢されると共
に、中央上部に前記回動側板が起立した状態で前記抑え
板を係止する折曲部を有する係止板と、前記係止板に摺
動自在に支持され、かつ前記固定側板に設けられた係止
部に係合し得る係合部を有するロック部材と、を備え、
前記係止板が発条によって前記固定側板背面に圧接する
ように付勢された状態で、前記ロック部材の係合部が前
記固定側板の係止部に係合する位置に摺動して前記係止
板の回動を阻止すると共に、前記ロック部材の係合部が
前記固定側板の係止部に係合しない位置に摺動して係止
板の回動を干渉しない、ことを特徴とする。
【0006】
【作用】上述構成に基づき、綴込用紙を増減・差し替え
する場合には、まず綴込用紙の綴込み状態において、ロ
ック部材の係合部を摺動させて固定側板の係止部に係合
しない位置に移動させ、発条の付勢力に抗して係止板を
外方へ回動させ、そして抑え板及び回動側板を上方へ回
動させる。次いで、抑え板の綴杆を綴管から抜脱して、
抑え板を回動側板及び綴管からはずす。そして、綴込用
紙を増減、差し替えする。しかる後、再び抑え板の綴杆
を綴管に挿通し、発条の付勢力に抗して抑え板及び回動
側板を起立方向に回動する。すると、抑え板が係止板の
折曲部により係止され、この状態でロック部材の係合部
を摺動させて固定側板の係止部に係合する位置に移動さ
せると、係止板の回動が阻止されると共に、抑え板及び
回動側板の回動も阻止され、ロックされる。
【0007】
【実施例】以下、図面に沿って、本考案による一実施例
について説明する。図1に示すように、基板1は長尺な
金属板を幅方向でL字状に折曲して、底板2と固定側板
3とから一体に形成されている。該底板2の長手方向の
両端部近傍には穴2a,2aが明けられており、該穴2
a,2aに鋲を挿通して底板2はファイルの背表紙に鋲
着・固定されている。
【0008】また、該底板2の固定側板3と反対側の側
端部には回動側板5が発条6により常時外方へ(開く方
向に)付勢されて蝶着されている。底板2の回動側板5
側の側端部には丸め部2b,2b,2b,2bが一定間
隔で設けられ、回動側板5の下端部には該各丸め部2b
と組み合わされるように丸め部5a,5a,5a,5a
が一定間隔で設けられ、該丸め部2b,2b,2b,2
b、該丸め部5a,5a,5a,5a、及び前記発条6
には貫通軸7が挿通されてヒンジ部8を形成している。
【0009】また、図2に示すように、回動側板5の長
手方向の一定間隔の2箇所にはそれぞれ綴管9が突設さ
れており、該綴管9,9は断面パイプ形状であり、内部
に穴が明けられている。該穴には綴扞10,10が挿入
され、該綴扞10,10の基端部は抑え板11の側面に
立設されている。該抑え板11の側面視にて中央上部に
は切欠11aが設けられている。
【0010】また、図3に示すように、前記固定側板3
の基端部には係止板12が発条13により固定側板3に
当接する方向に付勢されて蝶着されている。固定側板3
の基端部には丸め部3a,3aが長手方向に一定間隔で
設けられ、係止板の下端には該丸め部3a,3aと組み
合わされるように丸め部12a,12a,12a,12
aが一定間隔で設けられ、該丸め部2a,2a、該丸め
部12a,12a,12a,12a、及び前記発条13
には貫通軸14が挿通されてヒンジ部15を形成してい
る。
【0011】また、図2及び図4に示すように、該係止
板12の上部は固定側板3側に折り曲げられ折曲部12
bを形成し、該折曲部12b上端には長穴12cが明け
られている。該係止板12の略中央にはロック部材17
がピン18により回動自在に支持されており、該ロック
部材17は上部にノブ部17a、下部に係止板12の長
手方向にピン18を中心として互いに反対方向に延出し
た一対の係合部17b,17bを有している。該ノブ部
17aは前記長穴12cに挿通されて長穴12cから上
方に突出・露出されている。そして、前記固定側板3の
上部略中央には切欠3cが設けられ、前記係止板12の
折曲部12bと嵌合するようになっている。
【0012】また、前記固定側板3の裏面略中央部には
平面視横L字形に屈曲した左右一対の係止爪片3b,3
bがL字により固定側板3の間に微小間隔を有するよう
に外側に突設されている。ロック部材のノブ部17aを
操作して係合部17b,17bを回動させ、係合部17
b,17bを前記微小間隔内に進入させ係止爪片3b,
3b位置まで回動させると、ロック部材の係合部17
b,17bと固定側板の係止爪片3b,3bとが係合し
て、係止板12が固定側板3にロックされると共に、ロ
ック部材のノブ部17aを操作して係合部17b,17
bを係止爪片3b,3b位置から離脱する方向に回動さ
せると、係止板12と固定側板3とのロックが解除され
るようになっている。また、固定側板の係止爪片3b,
3bはそれぞれロック部材の係合部17bと当接する面
の中間に窪みを有し、該窪みに係合部17bの先端が嵌
まって係合するようになっている。
【0013】本実施例は以上のように構成されるので、
バインダー金具の作用を説明する。図4に示すように、
綴込用紙を増減、差し替えする場合には、ロック部材の
ノブ部17aを操作してロック部材17を回動側板5側
からの側面視にてA方向に回動させると、ロック部材の
係合部17b,17bが回動して固定側板の係止爪片3
b,3bとの係合が解除され、係止板12は回動可能な
状態となる。そして、係止板12及び折曲部12bを発
条13の付勢力に抗して外方へ回動させ、そして抑え板
11及び回動側板5を外方向へ開く方向に回動し、抑え
板11の綴杆10,10を綴管9,9から抜脱して、抑
え板11を綴管9,9及び回動側板5から離脱させた
後、綴込用紙を増減、差し替えする。
【0014】そして、再び抑え板11の綴杆10,10
を綴管9,9に挿通し、発条6の付勢力に抗して抑え板
11及び回動側板5を内方向へ閉じる方向に回動させ、
抑え板11が係止板の折曲部12bを外方へ押しながら
固定側板3に当接し、抑え板11の切欠11aに係止板
12の折曲部12bが嵌合・係止して、抑え板11及び
回動側板5の回動が阻止される。この状態でロック部材
のノブ部17aを操作してロック部材17を回動側板5
側からみてB方向に回動させると、ロック部材の係合部
17b,17bが回動して固定側板の係止爪片3b,3
bと係合し、係止板12の回動を阻止すると共に、抑え
板11及び回動側板5の回動も阻止し、ロックする。
【0015】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によれば、
ロック部材の操作により固定側板と係止板が一体的に係
合・ロックされ、同時に抑え板及び回動側板も回動が阻
止されロックされるので、綴込用紙の綴込状態でファイ
ルを落下させても、抑え板はロックされているため容易
に外れることはなく、綴込用紙が飛散するのを確実に防
止することができる。また、ロック部材という極めて簡
単な構造の部材により、しかも極めて簡単な操作により
抑え板の回動を確実に阻止することができ、コストを削
減し、操作を容易にし、操作性を向上することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のバインダー金具を示す斜視図である。
【図2】本考案のバインダー金具の分解斜視図である。
【図3】本考案のバインダー金具の背面図である。
【図4】本考案による係止板及び固定側板部分の側面図
である。
【図5】従来のバインダー金具の部分分解斜視図であ
る。
【図6】従来のバインダー金具の抑え板部分の斜視図で
ある。
【図7】従来のバインダー金具の固定側板及び係止板部
分の斜視図である。
【符号の説明】
1 基板 2 底板 3 固定側板 3b 係止爪片 5 回動側板 6 発条 7 貫通軸 8 ヒンジ部 9 綴管 10 綴杆 11 抑え板 12 係止板 12b 折曲部 13 発条 14 貫通軸 15 ヒンジ部 17 ロック部材 17a ノブ部 17b 係合部 18 ピン

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一体に形成され、断面L字状を呈し、底
    板及び固定側板からなる基板と、 前記底板の固定側板と反対側の側端部に蝶着され、内面
    に綴管を突設しかつ発条によって常時外方への回動力が
    付勢された回動側板と、 前記綴管に挿通する綴杆を突設する抑え板と、 前記固定側板背面下縁に蝶着され、常時発条によって前
    記固定側板背面に圧接するように付勢されると共に、中
    央上部に前記回動側板が内方向へ回動して起立した状態
    で前記抑え板を係止する折曲部を有する係止板と、 前記係止板にピンを介して回動自在に支持され、上部に
    ノブ部を、下部に係止板の長手方向に前記ピンを中心と
    して互いに反対方向に延出した一対の係合部を有し、こ
    の一対の係合部が前記固定側板の外側に突設され平面視
    横L字形の左右一対の係止爪片に係合可能なロック部材
    と、を備え、 前記係止板が発条によって前記固定側板背面に圧接する
    ように付勢された状態で、前記ロック部材のノブ部を操
    作して一対の係合部を固定側板の一対の係止爪片に係合
    する位置まで回動させて、係止板を固定側板にロックし
    係止板の回動を阻止すると共に、ロック部材のノブ部を
    操作して一対の係合部を固定側板の一対の係止爪片に係
    合しない位置に回動させて、係止板の固定側板へのロッ
    クを解除し、係止板が回動可能となることを特徴とする
    バインダー金具。
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JPS595585Y2 (ja) * 1977-02-22 1984-02-20 株式会社キングジム ロツク付綴具
JPS5736469Y2 (ja) * 1979-02-17 1982-08-11

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