JPS595585Y2 - ロツク付綴具 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本願の考案は書類用ファイルにおける櫛板を用つる綴具
において、櫛板と、綴具本体の側板との保合か外れない
ように、ロック装置を備えた綴具に関する。

櫛板を用うる綴具は従来公知であるが、大体において、
櫛板を用いた綴具は大型ファイルに用いられ、挿入する
ファイルリーフの重量も大きいので、ファイルを棚等か
らおとしたとき、綴具の係合が外れ、書類が散乱したり
する惧がある。

本願の考案はこの点を改良して綴具にロック装置を設け
たもので、ファイルを落したりしても綴具の係合が外れ
る惧もなく、簡単な構成で信頼性の高い綴具を得ようと
するものである。

本願の考案を図面について説明すれば、第１図は本願の
綴具の本体であって、１は基板でファイルの背表紙に固
定する。

２は直角に折り曲げた側板である。

３はばね５を介して回動可能に基板１にとりつけられた
回動側板であって、中空の綴杆が板に垂直に取りつけら
れている。

回動側板３はファイルの一方の表紙に取りつけられてい
る。

ばね５は回動側板を外方に開くような力を常にかけてい
る。

第２図は綴杆４にはめこむ櫛板７を示したもので、板７
に綴杆５の中にはめこむ支持杆８が垂直に取りつけられ
ている。

櫛板７の外側のほぼ中央の適当個所にロック用の突起９
が設けられ、側板２には、この突起９を受は入れる凹所
６が対応する位置に設けられている。

第３図はロック板１０を示したものでロック片１１、折
り曲げ部１２を有している。

第４図は本願考案のロック装置を示すもので、側板２の
外側に、ロック板１０がピン１３のまわりに回動で゛き
るようにとりつけられ、は゛ね１４によって反時計方向
に常に引っばられている。

ロック板の尾部１５が側板２の上縁の折り曲げ部１６に
当ることによってそれ以上の回動は阻止されている。

ロック板のロック片１１が丁度側板２の凹所６のところ
に来るようになっており、第５図に示すように、書類を
ファイルした後回動側板３を側板２と平行になるまで回
動すると、回動板３の綴杆４にさしこんだ櫛板７は側板
２と接し、突起９が凹所６に入りロック板１０のロック
片１１によって突起９を係止するので、綴具は完全にロ
ックされる。

ロック片１１の先端は斜面１７を有しているのでファイ
ルを閉じるときは、突起９が斜面１７を押して、ロック
板を時計方向に回転させ、ロックを開いて凹所に進入す
る。

綴具を開くときは、ロック板１０の折り曲げ部１２を指
で押せばロック板はピン１３を中心として、ばね１４に
抗して時計方向に回動し凹所６に人っている突起９を開
放するのでばね５の力により、回動側板３と櫛板７は綴
具を開く方向に回動する。

本願の考案は以上のような構成であるので、簡単な構造
で信頼性の高いロック付綴具を得ることができたもので
ある。

【図面の簡単な説明】

第１図、綴具本体の斜視図、第２図は櫛板の斜視図、第
３図はロック板を取り出して示した図、第４図は本願の
考案のロック装置を示した図、第５図は綴具を閉じた状
態を示す図を夫々示している。 １・・・・・・基板、２・・・・・−１１１１板、３・
・・・・・回動側板、４・・・・・・綴杆、５・・・・
・・ばね、６・・・・・・凹所、７・・・・・・櫛板、
Ｂ・・・・・・支持杆、９・・・・・・突起、１０・・
・・・・ロック板、１１・・・・・・ロック片、１２・
・・・・・折り曲げ部、１３・・・・・・ピン、１４・
・・・・・ばね、１５・・・・・・ロック板の尾部、１
６・・・・・・基板上縁の折り曲げ部、１７・・・・・
・ロック片の斜面。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 櫛板７を用いる綴具において、櫛板７の外側の中央付近
   に突起９を設け、綴具を閉じたとき櫛板７か接する側板
   の対応する位置に突起９を受は入れる凹所６を設け、側
   板の外側にばね１４の引張力によって凹所６に嵌入して
   いる突起９を上方から係止するロック片１１を有するロ
   ック板１０を回動自在に取りつけ、このロック板には側
   板の折り曲げ部１６に当ってそれ以上の回動を阻止する
   尾部１５か設けられていることを特徴とするロック付綴
   具。