JP2512696Y2 - 書類綴込み金具のロック装置 - Google Patents
書類綴込み金具のロック装置Info
- Publication number
- JP2512696Y2 JP2512696Y2 JP1988039712U JP3971288U JP2512696Y2 JP 2512696 Y2 JP2512696 Y2 JP 2512696Y2 JP 1988039712 U JP1988039712 U JP 1988039712U JP 3971288 U JP3971288 U JP 3971288U JP 2512696 Y2 JP2512696 Y2 JP 2512696Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lock piece
- frame plate
- binding
- document
- lock
- Prior art date
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Description
【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本案は、表紙の背表紙内側面に取付けられた枠板と、
書類綴込み時にこれに隣接して係脱自在に係止される綴
じ具を有する枠板とを具備するルーズリーフ式書類綴込
み金具において、上記隣接する両枠板の係止を係脱自在
にロックするロック装置に関する。
書類綴込み時にこれに隣接して係脱自在に係止される綴
じ具を有する枠板とを具備するルーズリーフ式書類綴込
み金具において、上記隣接する両枠板の係止を係脱自在
にロックするロック装置に関する。
（従来の技術） 従来、表紙の背表紙内側面に互に間隔をあけ揺動自在
に取付けられた１組の綴じパイプを有する細長い左枠板
及び係止孔を有する細長い右枠板と、これと別体で１組
の綴じ棒及び係止突起を有する細長い中間枠板とからな
り、上記１組の綴じパイプに書類の１組の綴じ孔を被嵌
した後該綴じパイプに中間枠板の１組の綴じ棒を差しこ
むと共に該中間枠板を上記右枠板に隣接した状態でその
係止突起を係止孔に係止する構造のパイプ差込み型書類
綴込み金具が一般に使用されているが、これに書類を綴
込んだものを誤って床に落したとき等に、その衝撃で上
記係止突起が係止孔から外れて中間枠板と左枠板が分離
し、それにより書類が綴じパイプから離脱して散乱する
ことがしばしばあった。
に取付けられた１組の綴じパイプを有する細長い左枠板
及び係止孔を有する細長い右枠板と、これと別体で１組
の綴じ棒及び係止突起を有する細長い中間枠板とからな
り、上記１組の綴じパイプに書類の１組の綴じ孔を被嵌
した後該綴じパイプに中間枠板の１組の綴じ棒を差しこ
むと共に該中間枠板を上記右枠板に隣接した状態でその
係止突起を係止孔に係止する構造のパイプ差込み型書類
綴込み金具が一般に使用されているが、これに書類を綴
込んだものを誤って床に落したとき等に、その衝撃で上
記係止突起が係止孔から外れて中間枠板と左枠板が分離
し、それにより書類が綴じパイプから離脱して散乱する
ことがしばしばあった。
これを改善するため、上記右枠板に、コ字形のロック
溝枠を有するロックピースの基部を揺動自在に取りつ
け、該ロックピースを揺動させてそのロック溝枠を隣接
する中間枠板と右枠板に被嵌して両枠板を挾着するよう
にしたロック装置が提案されたが、ロック解除時にロッ
クピースが突出して綴じこみ作業の支障となる欠点があ
った。
溝枠を有するロックピースの基部を揺動自在に取りつ
け、該ロックピースを揺動させてそのロック溝枠を隣接
する中間枠板と右枠板に被嵌して両枠板を挾着するよう
にしたロック装置が提案されたが、ロック解除時にロッ
クピースが突出して綴じこみ作業の支障となる欠点があ
った。
（考案が解決しようとする課題） 本案は、ロック解除時にかさばらず、綴じこみ作業の
支障とならないロック装置を得ることを課題とする。
支障とならないロック装置を得ることを課題とする。
（課題を解決するための手段） 上記課題を解決するため、本案のロック装置は、背表
紙内側面に取付けられた枠板と、書類綴込み時にこれと
二枚重ねに隣接して係止される綴じ具を有する枠板とを
具備する書類綴込み金具において、 上記両枠板のいずれか一方に、ロック片を突出するロ
ックピースを上記背表紙の長手方向へ摺動自在に取りつ
けると共に、上記ロック片が、上記ロックピースの前進
摺動時に上記二枚重ねに隣接する両枠板を圧着し、上記
ロックピースの後退摺動時に上記圧着を解除する位置関
係にあり、 上記ロックピースを上記両枠板圧着の位置に保持する
ため互に係合すべき固定突起および固定受け穴の一方を
上記ロックピースに、他方を上記枠板にそれぞれ設け
た、 構造としてある。以下図面を参照して本案の実施例を説
明する。
紙内側面に取付けられた枠板と、書類綴込み時にこれと
二枚重ねに隣接して係止される綴じ具を有する枠板とを
具備する書類綴込み金具において、 上記両枠板のいずれか一方に、ロック片を突出するロ
ックピースを上記背表紙の長手方向へ摺動自在に取りつ
けると共に、上記ロック片が、上記ロックピースの前進
摺動時に上記二枚重ねに隣接する両枠板を圧着し、上記
ロックピースの後退摺動時に上記圧着を解除する位置関
係にあり、 上記ロックピースを上記両枠板圧着の位置に保持する
ため互に係合すべき固定突起および固定受け穴の一方を
上記ロックピースに、他方を上記枠板にそれぞれ設け
た、 構造としてある。以下図面を参照して本案の実施例を説
明する。
（実施例） 第１図において、書類綴込み表紙（１）の背表紙
（２）内側面に、左、右枠板（４）、（５）及び中間枠
板（６）からなる綴込み金具（３）を取付けてあり、該
綴込み金具（３）は、上記背表紙（２）内側面に固定さ
れた長方形の基板（７）の左側辺にヒンジ（８）を介し
て長方形の左枠板（４）を、右側辺にヒンジ（９）を介
して長方形の右枠板（５）をそれぞれ揺動自在に連結す
ると共に、一方の左枠板（４）はスプリング（10）によ
り表紙内側面に倒伏する方向に常時弾発し、他方の右枠
板（５）はスプリング（11）により背表紙（２）と直角
の位置に常時弾発保持し、この左枠板（４）の内側面に
２本の綴じパイプ（12）、（12）を垂直に突設し、右枠
板（５）には係止孔（13）、（13）を開設してあり、一
方、長方形の中間枠板（６）には上記綴じパイプ（1
2）、（12）に挿脱自在の綴じ棒（14）、（14）を垂直
に突設すると共に、反対面に上記係止孔（13）、（13）
に係脱自在の係止突起（15）、（15）を突設し、又中間
枠板（６）の両端部を一部切欠（16）、（16）してあ
り、そしてこれら左、右枠板（４）、（５）及び中間枠
板（６）はその上端部を外方にＬ字状に屈曲するフラン
ジ部（17）、（18）（19）に形成してある。書類綴込み
においては、上記左枠板（４）の綴じパイプ（12）、
（12）に書類（Ｐ）の綴じ孔を被嵌し、ついで中間枠板
（６）の綴じ棒（14）、（14）を綴じパイプ（12）、
（12）に差しこみ、その状態で中間枠板（６）を第２図
示のように右枠板（５）の内側面に隣接し、フランジ部
（19）、（18）を重ねた状態でその係止突起（15）、
（15）を係止孔（13）、（13）に係合するものである。
（２）内側面に、左、右枠板（４）、（５）及び中間枠
板（６）からなる綴込み金具（３）を取付けてあり、該
綴込み金具（３）は、上記背表紙（２）内側面に固定さ
れた長方形の基板（７）の左側辺にヒンジ（８）を介し
て長方形の左枠板（４）を、右側辺にヒンジ（９）を介
して長方形の右枠板（５）をそれぞれ揺動自在に連結す
ると共に、一方の左枠板（４）はスプリング（10）によ
り表紙内側面に倒伏する方向に常時弾発し、他方の右枠
板（５）はスプリング（11）により背表紙（２）と直角
の位置に常時弾発保持し、この左枠板（４）の内側面に
２本の綴じパイプ（12）、（12）を垂直に突設し、右枠
板（５）には係止孔（13）、（13）を開設してあり、一
方、長方形の中間枠板（６）には上記綴じパイプ（1
2）、（12）に挿脱自在の綴じ棒（14）、（14）を垂直
に突設すると共に、反対面に上記係止孔（13）、（13）
に係脱自在の係止突起（15）、（15）を突設し、又中間
枠板（６）の両端部を一部切欠（16）、（16）してあ
り、そしてこれら左、右枠板（４）、（５）及び中間枠
板（６）はその上端部を外方にＬ字状に屈曲するフラン
ジ部（17）、（18）（19）に形成してある。書類綴込み
においては、上記左枠板（４）の綴じパイプ（12）、
（12）に書類（Ｐ）の綴じ孔を被嵌し、ついで中間枠板
（６）の綴じ棒（14）、（14）を綴じパイプ（12）、
（12）に差しこみ、その状態で中間枠板（６）を第２図
示のように右枠板（５）の内側面に隣接し、フランジ部
（19）、（18）を重ねた状態でその係止突起（15）、
（15）を係止孔（13）、（13）に係合するものである。
上記のような綴込み金具（３）において、右枠板
（５）の一端部における中間枠板（６）の切欠（16）に
対応する位置にロックピース（20）を背表紙（２）の長
手方向へ進退自在に取付けてある。上記ロックピース
（20）は、基板（24）の上辺から延出したコ字形のスラ
イド部（28）を、該基板（24）を右枠板（５）の内側面
に当接した状態で、フランジ部（18）に摺動自在に係合
し、上記基板（24）の前側辺からロック片（23）を上記
枠板（５）と小間隔をあけて平行に延出し、その場合上
記ロック片（23）は、ロックピース（20）がロック位置
へ前進摺動したとき、隣接する枠板（５）、（６）を圧
着し、上記ロックピース（20）が後退摺動したとき上記
圧着を解除する位置関係にある。また上記スライド部
（28）の下面に固定突起（26）を突設すると共に、上記
枠板（５）のフランジ部（18）上に、上記ロックピース
（20）のロック位置への前進時に該固定突起（26）と対
応する位置に固定受け穴（29）を設けてある。（30）は
上記フランジ部（18）の端をかしめて形成されたロック
ピース抜け止めストッパーである。
（５）の一端部における中間枠板（６）の切欠（16）に
対応する位置にロックピース（20）を背表紙（２）の長
手方向へ進退自在に取付けてある。上記ロックピース
（20）は、基板（24）の上辺から延出したコ字形のスラ
イド部（28）を、該基板（24）を右枠板（５）の内側面
に当接した状態で、フランジ部（18）に摺動自在に係合
し、上記基板（24）の前側辺からロック片（23）を上記
枠板（５）と小間隔をあけて平行に延出し、その場合上
記ロック片（23）は、ロックピース（20）がロック位置
へ前進摺動したとき、隣接する枠板（５）、（６）を圧
着し、上記ロックピース（20）が後退摺動したとき上記
圧着を解除する位置関係にある。また上記スライド部
（28）の下面に固定突起（26）を突設すると共に、上記
枠板（５）のフランジ部（18）上に、上記ロックピース
（20）のロック位置への前進時に該固定突起（26）と対
応する位置に固定受け穴（29）を設けてある。（30）は
上記フランジ部（18）の端をかしめて形成されたロック
ピース抜け止めストッパーである。
今、綴込み金具に前述のように書類を綴込んだ後、第
１図の後退位置にあるロックピース（20）を第２図の前
進位置に摺動させてそのロック片（23）を隣接する中間
枠板（６）及び右枠板（５）のうち中間枠板（６）の内
側に突出させて両枠板（６）、（５）の二枚重ねに圧着
させると共に、その固定突起（26）を固定受け穴（29）
に係止させる（第４図参照）。このようにロックすれ
ば、床への落下衝撃等によって係止突起（15）と係止孔
（13）が外れようとしてもロックピース（20）によって
両枠板（５）、（６）が二枚重ねの隣接状態に保持さ
れ、左枠板（４）と中間枠板（６）が分離することがな
い。
１図の後退位置にあるロックピース（20）を第２図の前
進位置に摺動させてそのロック片（23）を隣接する中間
枠板（６）及び右枠板（５）のうち中間枠板（６）の内
側に突出させて両枠板（６）、（５）の二枚重ねに圧着
させると共に、その固定突起（26）を固定受け穴（29）
に係止させる（第４図参照）。このようにロックすれ
ば、床への落下衝撃等によって係止突起（15）と係止孔
（13）が外れようとしてもロックピース（20）によって
両枠板（５）、（６）が二枚重ねの隣接状態に保持さ
れ、左枠板（４）と中間枠板（６）が分離することがな
い。
新たな書類を綴込みたい場合は、上記ロックピース
（20）を強く引いて第１図の後退位置に移動させ、それ
により固定突起（26）を固定受け穴（29）から外すと共
にロック片（23）を枠板（５）、（６）から離脱させて
ロックを解除する。
（20）を強く引いて第１図の後退位置に移動させ、それ
により固定突起（26）を固定受け穴（29）から外すと共
にロック片（23）を枠板（５）、（６）から離脱させて
ロックを解除する。
上記ロックピース（20）のロックおよびロック解除の
操作において、該ロックピース（20）は右枠板（５）に
沿って背表紙の長手方向へ若干移動するだけで、外方へ
突出することがないから、上記書類の綴込み作業に何ら
支障を与えることがない。
操作において、該ロックピース（20）は右枠板（５）に
沿って背表紙の長手方向へ若干移動するだけで、外方へ
突出することがないから、上記書類の綴込み作業に何ら
支障を与えることがない。
（考案の効果） 本案の書類綴込み金具のロック装置によれば、書類を
綴込んだ状態で誤って床に落したとき等にロックピース
が両枠板を二枚重ねの隣接状態にロックしてその分離を
防止することができ、また、ロックピースのロックおよ
びロック解除操作において、該ロックピースが枠板を摺
動して背表紙の長手方向に適宜移動するだけで、従来の
ように外方へ突出することがないから、書類綴込み作業
に支障を与えることが全くなくなり、使用上安全であ
る。
綴込んだ状態で誤って床に落したとき等にロックピース
が両枠板を二枚重ねの隣接状態にロックしてその分離を
防止することができ、また、ロックピースのロックおよ
びロック解除操作において、該ロックピースが枠板を摺
動して背表紙の長手方向に適宜移動するだけで、従来の
ように外方へ突出することがないから、書類綴込み作業
に支障を与えることが全くなくなり、使用上安全であ
る。
図面は本案の実施例を示し、第１図は書類綴込み表紙の
綴込み金具分離状態の一部切欠斜面図、第２図は同上組
立て状態の一部切欠斜面図、第３図は第２図のIII-III
線拡大断面図、第４図は第３図のIV-IV線拡大断面図、
第５図はロック装置部分の拡大斜面図である。 １……表紙、３……書類綴込み金具、５……右枠板、６
……中間枠板、20……ロックピース、23……ロック片、
26……固定突起、29……固定受け穴。
綴込み金具分離状態の一部切欠斜面図、第２図は同上組
立て状態の一部切欠斜面図、第３図は第２図のIII-III
線拡大断面図、第４図は第３図のIV-IV線拡大断面図、
第５図はロック装置部分の拡大斜面図である。 １……表紙、３……書類綴込み金具、５……右枠板、６
……中間枠板、20……ロックピース、23……ロック片、
26……固定突起、29……固定受け穴。
Claims (1)
- 【請求項１】背表紙内側面に取付けられた枠板と、書類
綴込み時にこれと二枚重ねに隣接して係止される綴じ具
を有する枠板とを具備する書類綴込み金具において、 上記両枠板のいずれか一方に、ロック片を突出するロッ
クピースを上記背表紙の長手方向へ摺動自在に取りつけ
ると共に、上記ロック片が、上記ロックピースの前進摺
動時に上記二枚重ねに隣接する両枠板を圧着し、上記ロ
ックピースの後退摺動時に上記圧着を解除する位置関係
にあり、 上記ロックピースを上記両枠板圧着の位置に保持するた
め互に係合すべき固定突起および固定受け穴の一方を上
記ロックピースに、他方を上記枠板にそれぞれ設けた、 書類綴込み金具のロック装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988039712U JP2512696Y2 (ja) | 1988-03-28 | 1988-03-28 | 書類綴込み金具のロック装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988039712U JP2512696Y2 (ja) | 1988-03-28 | 1988-03-28 | 書類綴込み金具のロック装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01148371U JPH01148371U (ja) | 1989-10-13 |
| JP2512696Y2 true JP2512696Y2 (ja) | 1996-10-02 |
Family
ID=31266208
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1988039712U Expired - Lifetime JP2512696Y2 (ja) | 1988-03-28 | 1988-03-28 | 書類綴込み金具のロック装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2512696Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS595585Y2 (ja) * | 1977-02-22 | 1984-02-20 | 株式会社キングジム | ロツク付綴具 |
-
1988
- 1988-03-28 JP JP1988039712U patent/JP2512696Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01148371U (ja) | 1989-10-13 |
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