JPH0355719Y2 - - Google Patents

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JPH0355719Y2
JPH0355719Y2 JP19320486U JP19320486U JPH0355719Y2 JP H0355719 Y2 JPH0355719 Y2 JP H0355719Y2 JP 19320486 U JP19320486 U JP 19320486U JP 19320486 U JP19320486 U JP 19320486U JP H0355719 Y2 JPH0355719 Y2 JP H0355719Y2
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card
lock
slide member
engagement
lever
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JP19320486U
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、錠箱の一側に設けた挿入口から所
定のパンチ孔を具えたカードを差し込むことによ
つて施錠状態の錠杆を開放できるようにした錠機
構を備えたカード錠に関する。
従来の技術 所定のカードの差し込みによつて錠杆を開錠で
きるようにしたカード錠には、例えば実願昭61−
51650号がある。
考案が解決しようとする問題点 上記従来のカード錠は、錠箱の一側にカードの
挿入口を設け、該挿入口の内側にカードの挿入方
向に沿つて揺動を可能にした複数の係合レバーを
並設し、該レバーとカードに設けたパンチ孔との
係合によつて、錠杆を施錠状態から開錠可能の状
態に切り換えられるようにした錠機構を備えてい
る。しかしながら、所定のカードの差し込みによ
つて係合レバーが開錠位置に変位しても、錠杆を
施錠状態に保持している閂部材は、ストツパーを
開放されて開錠方向への移動は可能になるが自ら
は開錠せず、錠箱の外に突出する操作部の摺動操
作により開錠位置へ後退する。したがつて、この
従来のカード錠においては、カードを差し込む操
作と閂部材を開錠方向へ後退させるための操作と
の2段の操作が必要であつたので、カードの差し
込み操作のみで閂部材も開錠位置に作動するよう
にその錠機構を改良することが望まれていた。
問題点を解決するための手段 そこで本考案は、錠箱の一側にカードの挿入口
を設け、該挿入口の内側にカードの挿入方向に沿
つて揺動を可能にした複数の係合レバーを並設
し、該係合レバーとカードに設けたパンチ孔との
係合によつて錠杆を施錠状態から開錠可能の状態
に切り換えられるようにした錠機構を備えたカー
ド錠において、前記錠箱内に、前記カードの挿入
方向に沿つて摺動を自在にしたスライド部材を設
け、このスライド部材に前記係合レバーをそれぞ
れ揺動自在に支承し、各係合レバーの前方に、各
係合レバーが前記カードのパンチ孔との係合状態
になつたときに嵌合位置を占めるように挿通口を
具えた開錠阻止部材を設け、上記スライド部材に
カードとの当接部を設けるとともに該スライド部
材の一端に、前記錠杆と係合してこれを施錠状態
に保持する閂部材を連結したことを特徴とするカ
ード錠を提供するものである。
作 用 上記のように構成した本考案カード錠は、カー
ドが差し込まれると、各係合レバーがパンチ孔と
の係合状態に位置し、開錠阻止部材に設けた挿通
口と嵌合が可能になるので、更にその差し込み位
置から前方へカードを差し込むと当接部を介して
スライド部材がカードと共に移動し、同時にスラ
イド部材に連結されている閂部材も後退して、錠
杆を開放する。したがつて、カードの操作のみで
錠杆の開放ができ、前記従来の欠点を除去するこ
とができる。
実施例 以下に本考案の実施例を図面について説明す
る。
第1図乃至第5図に示す実施例において、H
は互いに周縁で嵌合し合つて左右一対のピン(図
示省略)の嵌入により一体化する上型1と下型2
とからなる錠箱、3は錠箱Hの一側に開口するカ
ードの挿入口、4は挿入口3の内側で下型2に固
定され、第3,4図に示すように上型1の内面と
の間にカードの挿入間隙5を形成する押え板、6
は押え板4に形成した5条の切込み7にそれぞれ
上縁部6′を嵌合して押え板4の裏側に並設され、
カードの挿入方向に沿つて揺動を可能にした5枚
の係合レバー、8は押え板4の裏面に対向する下
型2の底面上にカードの挿入方向に沿つて摺動自
在に設けた断面コ字形のスライド部材、9はこの
スライド部材8の後縁(カードの挿入口側)に起
立されて前記5枚の係合レバー6の後縁を第3、
4図に示すように軸支する支承部、10はスライ
ド部材8と各係合レバー6との間に設けられて係
合レバー6の先端を上方へ付勢する板ばね、11
は押え板4の切込み7に臨出する係合レバー6の
前記上縁部6′にそれぞれ係合する5個のパンチ
孔12を対称形に設けたカード、13は係合レバ
ー6の前方に固定した板状の開錠阻止部材で、上
記カード11が差し込まれて各パンチ孔12と係
合レバー6の上縁部6′とが係合状態になつたと
きに嵌合位置を占めるようにした横長の挿通口1
4を有する。15は上記スライド部材8の前縁に
起立されて上記カード11の差し込み位置におい
てその前縁と当接するように設けた当接部、16
はスライド部材8の側方に錠箱H内で該スライド
部材8と平行に摺動自在に設けた断面コ字形の閂
部材、18は錠箱Hの一方の端部に固定端19を
有するワイヤ20の他端に形成した錠杆、21は
この錠杆18を嵌合するように錠箱Hの端面に開
口する錠穴である。前期閂部材16はこの錠穴2
1の側方から出入自在に摺動し、先端に形成した
半円形の掛止部17を錠杆18に形成した周溝部
22に嵌合することによつて施錠状態を保持す
る。23は閂部材16を施錠方向に付勢する押ば
ね、24はスライド部材8の側方から一体に延長
されて閂部材16の下面に形成した嵌合部25と
嵌合して、スライド部材8の摺動を閂部材16の
後退に伝動する連結部である。なお上記嵌合部2
5は錠穴21の側で開放されており、施錠に際す
る錠杆18の差し込み時における閂部材16の独
自の後退と復位を妨げないように構成されてい
る。26は押え板4の前縁に突出するばね受座2
7に嵌合して、下型2の内側面とスライド部材8
の当接部15との間に設けた左右一対のコイルば
ねで、スライド部材8はこのコイルばね26に付
勢されて常時は押え板4の前縁に圧接している。
また、図中28は、錠穴21の底部に付設されて
錠杆18の頭部を押圧する脱出用ばねである。
上記のように構成したこの実施例は、第1,
3図に示す施錠状態において、挿入口3から所定
のカード11を差し込むと各パンチ孔12と係合
レバー6の上縁部6′とが係合する。さらにカー
ド11を押し入れるとその前線と当接部15とを
介して係合レバー6と共にスライド部材8が錠箱
Hの内側面に向けて摺動し、その一側の連結部2
4によつて閂部材16を同方向に後退せしめ、錠
杆18を施錠状態から開放する。開放された錠杆
18は脱出用ばね28に付勢されて錠穴21から
脱出する。
次に第6図に示す実施例は、実施例におけ
るスライド部材8の前縁に左右一対の突起29を
一体形成し、該スライド部材8の前縁と平行に板
状の閂部材19を左右方向への摺動を自在にして
設け、この閂部材16に上記突起29とそれぞれ
接する斜面カム30を設けることにより、実施例
がカードの押入れ方向に沿わせて閂部材16を
平行移動させていたのに対し、カード11の押込
み方向と交差する方向に閂部材16を移動させる
ようにした場合を示す。
なお、この実施例は、ワイヤ20の固定端1
9の位置と錠穴11の位置を入れ替えたほかは実
施例とほとんど同じ構成を備えているものであ
つて、同じ部材に共通の符号を付すことによつて
各部の説明を省略する。
なおカード11に形成するパンチ孔12は切欠
等の他の手段を用いる場合もある。
考案の効果 以上のように本考案は、錠箱の一側にカードの
挿入口を設け、該挿入口の内側にカードの挿入方
向に沿つて揺動を可能にした複数の係合レバーを
並設し、該係合レバーとカードに設けたパンチ孔
との係合によつて錠杆を施錠状態から開錠可能の
状態に切り換えられるようにした錠機構を備えた
カード錠において、前記錠箱内に、前記カードの
挿入方向に沿つて摺動を自在にしたスライド部材
を設け、このスライド部材に前記係合レバーをそ
れぞれ揺動自在に支承し、各係合レバーの前方
に、各係合レバーが前記カードのパンチ孔との係
合状態になつたときに嵌合位置を占めるように挿
通口を備えた開錠阻止部材を設け、上記スライド
部材にカードとの当接部を設けるとともに該スラ
イド部材の一端に、前記錠杆と係合してこれを施
錠状態に保持する閂部材を連結しているので、カ
ードの挿入に連動して閂部材を開錠位置に移動さ
せることができ、従来カードの挿入と閂部材の開
錠とを個別に行つていた場合に比べてカード錠の
操作性が向上し、使用を便利にするという実用的
効果がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は
実施例の一部切欠平面図、第2図は実施例の
側面図、第3図は同上の一部切欠断面図、第4図
はカードを挿入して開錠する状態の断面図、第5
図は実施例に備えた錠機構部分の分解斜視図、
第6図は実施例の一部切欠平面図である。 H……錠箱、1……上型、2……下型、3……
カードの挿入口、4……押え板、5……カードの
挿入間隙、6……係合レバー、6′……上縁部、
7……切込み、8……スライド部材、9……支承
部、10……板ばね、11……カード、12……
パンチ孔、13……開錠阻止部材、14……挿通
口、15……当接部、16……閂部材、18……
錠杆、19……固定端、20……ワイヤ、21…
…錠穴、17……掛止部、22……周溝、23…
…押ばね、24……連結部、25……嵌合部、2
6……コイルばね、27……ばね受座、28……
脱出用ばね、29……突起、30……斜面カム。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 錠箱Hの一側にカードの挿入口3を設け、該挿
    入口3の内側にカード11の挿入方向に沿つて揺
    動を可能にした複数の係合レバー6を並設し、該
    係合レバー6とカード11に設けたパンチ孔12
    との係合によつて錠杆18を施錠状態から開錠可
    能の状態に切り換えられるようにした錠機構を備
    えたカード錠において、前記錠箱H内に、前記カ
    ード11の挿入方向に沿つて摺動を自在にしたス
    ライド部材8を設け、このスライド部材8に、前
    記係合レバー6をそれぞれ揺動自在に支承し、各
    係合レバー6の前方に、各係合レバー6が前記カ
    ード11のパンチ孔12との係合状態になつたと
    きに嵌合位置を占めるように挿通口24を具えた
    開錠阻止部材13を設け、上記スライド部材8に
    カード11との当接部15を設けるとともに該ス
    ライド部材8の一端に、前記錠杆18と係合して
    これを施錠状態に保持する閂部材16を連結した
    ことを特徴とするカード錠。
JP19320486U 1986-12-16 1986-12-16 Expired JPH0355719Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP19320486U JPH0355719Y2 (ja) 1986-12-16 1986-12-16

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19320486U JPH0355719Y2 (ja) 1986-12-16 1986-12-16

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Publication Number Publication Date
JPS6398953U JPS6398953U (ja) 1988-06-27
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JPH0728351Y2 (ja) * 1987-01-31 1995-06-28 松本金属株式会社 カ−ド式ラツチ錠

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JPS6398953U (ja) 1988-06-27

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