JP2505935Y2 - バインダのロック機構 - Google Patents

バインダのロック機構

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JP2505935Y2
JP2505935Y2 JP1991028820U JP2882091U JP2505935Y2 JP 2505935 Y2 JP2505935 Y2 JP 2505935Y2 JP 1991028820 U JP1991028820 U JP 1991028820U JP 2882091 U JP2882091 U JP 2882091U JP 2505935 Y2 JP2505935 Y2 JP 2505935Y2
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井澤清
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、書類などの結束に用い
られるバインダに関し、特にバインダの本体枠内に互い
に係合縁を係合せしめて介装される一対の作動板を抑止
杆により押さえ止め、この一対の作動板に立設される綴
環の開放を抑止できるようにしたバインダのロック機構
に関する。
【0002】
【従来の技術】各種の書類を開閉する綴環で結束して収
納できるように構成したバインダにおいて、その綴環の
開放を抑止できるようにしたものが従来から種々ある。
【0003】例えば、実公昭53−32668号公報に
みられるように、金属板を成形して成る中空の本体枠内
に一対の作動板を、夫々の側縁に交互に舌片を設け、係
合せしめて該係合縁が本体枠の弾性変形に応じて上下動
自在になるように介装し、本体枠の両端部には係合縁を
こじ上げられるようにした操作レバーを設け、作動板に
は係合縁上に重なる長穴を穿ち、本体枠の表面には長孔
を設けるとともに、該長孔には前記長穴へ挿通せしめる
抑止杆と、長孔の孔縁を摺動自在に挟持した突起片と挟
持片を一体に設けてなるラッチを嵌装した構成のものが
既に知られている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のバインダによれば、本体枠に穿たれた長孔より突出
する突起片を摺動させることで作動板の屈曲動作を抑
え、これを以て綴環の開放を抑止するようにしているの
で使い勝手が悪いという難点があった。
【0005】例えば、その突起片を摘んでラッチを摺動
させる場合、作動板に立設してある綴環が操作の障害と
なってしまうことがあった。
【0006】また、上記従来のバインダによれば、本体
枠に穿たれた長孔の部分でラッチを摺動自在に支持する
べく、突起片と挟持片で本体枠の表面すなわち長孔の孔
縁を挟持するようにしているので、本体枠をかしめる前
にラッチを長孔に装着しておく必要があって作業性が非
常に悪くなるという欠点があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は上記課題を達成
するため、本体枠と、この本体枠内に介装され互いに係
合縁を以て係合する一対の作動板と、この作動板に立設
された複数の綴環とを備えたバインダにおいて、前記本
体枠の表面に長孔を穿つとともに前記一対の作動板の係
合縁にはその長孔の下方に長穴を穿ち、また前記本体枠
の表面に当接する湾曲状の胴体部と、この胴体部の両端
に形成され前記本体枠の両側縁を抱き込む咬持部および
胴体部の両端から水平方向に突設された摘持部を有する
咬持片と、前記胴体部に突設され前記長孔および長穴を
挿通可能な抑止杆とにより、前記本体枠の長手方向に摺
動自在であって該本体枠に着脱自在に設けられる摺動体
と成し、この摺動体を本体枠の長手方向に摺動させたと
き前記抑止杆が長穴または作動板の上部に位置するよう
にしたことを特徴とするバインダのロック機構を提供す
るものである。
【0008】また、本考案は上記課題を達成するため、
本体枠と、この本体枠内に介装され互いに係合縁を以て
係合する一対の作動板と、この作動板に立設された複数
の綴環とを備えたバインダにおいて、前記一対の作動板
の係合縁に長穴を穿ち、また湾曲状の胴体部と、この胴
体部の両端に形成され前記本体枠の両側縁を抱き込む咬
持部および胴体部の両端から水平方向に突設された摘持
部を有する咬持片と、前記胴体部から突設され前記長穴
を挿通可能なL字形の抑止杆とにより、前記本体枠の長
手方向に摺動自在であって該本体枠の底部に着脱自在に
設けられる摺動体と成し、この摺動体を本体枠の長手方
向に摺動させたとき前記抑止杆が長穴または作動板の上
部に位置するようにしたことを特徴とするバインダのロ
ック機構を提供するものである。
【0009】
【作用】本考案によれば、本体枠に装着した摺動体を本
体枠の長手方向に向けて摺動させると、この摺動体に突
設した抑止杆が本体枠と作動板との間で前後に動くよう
になる。そして、その抑止杆が作動板の長穴の上部に位
置したとき、この抑止杆で作動板が押さえ止められなく
なるため一対の作動板は自由に動作でき、それゆえ綴環
を自由に開閉し得る。
【0010】一方、抑止杆が作動板の上部に位置したと
き、この抑止杆によって作動板が押さえ止められるよう
になるため一対の作動板は作動を抑止され、それゆえ綴
環の開放も抑止されるようになる。
【0011】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
すれば、図1は本考案に係わるバインダの要部を示す斜
視分解図、図2は同バインダの平面図であり、このバイ
ンダ10は本体枠11と、この本体枠11内に介装され
互いに係合縁13aを以て係合する一対の作動板13,
13と、この作動板13,13に立設された複数の綴環
15と、本体枠11の長手方向両端に設けられた操作レ
バー17,17と、本体枠11に摺動自在かつ着脱自在
に設けられる摺動体30で構成してある。
【0012】図1に示すように、本体枠11における表
面11bの頂部には長孔21が穿たれ、作動板13,1
3の係合縁13aには長孔21の下方にあって長穴23
が穿ってある。
【0013】このうち、長孔21は摺動体30の抑止杆
31を挿通可能な長さと幅を有している。一方、長穴2
3は抑止杆31を挿通可能な幅を有するとともに、摺動
体30を本体枠11の長手方向に摺動させたときに抑止
杆31が長穴23の上部に位置したり、それが作動1
3,13の上部に位置したりすることのできる長さを有
している(図3参照)。
【0014】また、摺動体30は図1または図4〜図5
に示すように、湾曲状を呈する胴体部37、この胴体部
37の両端に形成された咬持片33,33、胴体部37
の内面に突設された抑止杆31、及び胴体部37の外面
に突設された突起片35で成る。このうち、抑止杆31
は首部31aおよび水平部31bで成るL字形を呈して
おり、また咬持片33は胴体部37の両端から内方に向
く咬持部33a,33aおよび胴体部37の両端から水
平方向に向けて突設された摘持部33b,33bで構成
してある。特に、この摺動体30は本体枠11に対して
着脱自在となるように、熱可塑性合成樹脂など弾力性の
ある部材により構成してある。
【0015】そして、この摺動体30を本体枠11の表
面11bに装着したとき、胴体部37が本体枠11の表
面11bに当接し、咬持片33,33の咬持部33a,
33aが本体枠11の両側縁11a,11aを抱き込
み、また抑止杆37が長孔21に挿通されるようにして
ある。特に、本実施例では摺動体30を摺動させたとき
に抑止杆31の首部31aと水平部31bで形成される
溝部38で本体枠11の表面11bが挟持されるように
してある。なお、摺動体30を本体枠11の長孔21の
部分に装着した状態が図6に示してある。
【0016】ここで、綴環15を開放して書類などを該
綴環15に結束する場合には、図7に示すように、摺動
体30を本体枠11の長手方向に摺動させ、抑止杆31
を長穴23の上部に位置させる。
【0017】そして、この状態で操作レバー17を倒伏
させると、図8に示すようにV字状を呈する作動板1
3,13が逆V字状に転換し、長穴23に抑止杆31が
挿通されるようになり、以て綴環15が開放して書類な
どの結束が可能となる。
【0018】一方、図7に示すように摺動体30を実線
から想像線で示す位置へ摺動させ、抑止杆31を作動板
13,13の上部に移して本体枠11と作動板13,1
3とで挟み込まれるようにすると、この抑止杆31が作
動板13,13の係合縁13aの部分を押さえ止めるよ
うになり、以て綴環15の開放が抑止されることとな
る。
【0019】ところで、本実施例によれば、図2に示す
ように書類Fが左側にある状態では、突起片35または
右側の摘持部33bを摘んで摺動体30を摺動させるこ
とができ、逆に書類Fが右側にある状態では、突起片3
5または左側の摘持部33bを摘んで摺動体30を摺動
させることができる。
【0020】更に、図9に示すように書類Fが両側にあ
る場合では、突起片35を摘んで摺動体30を摺動させ
ることができ、特に書類Fの厚みがあるときには突起片
35に穿った小孔39にペンPの先端を挿入することに
より摺動体30を摺動させることができる。
【0021】なお、本実施例では、抑止杆31を上述の
ように首部31aと水平部31bとでL字形に成形する
他、首部31aを鉛直方向に延ばし該首部で作動板1
3,13の係合縁13aを押さえ止めるようにすること
もできる。
【0022】次に、本考案の他の実施例として、図10
に示すような態様もある。図示するように、このバイン
ダでは作動板13,13の係合縁13aにだけ長穴53
を穿ち、本体枠11には長孔を穿っていない。また、上
記実施例の摺動体30に代えて摺動体60を本体枠11
の底部に装着している。
【0023】なお、この摺動体60は湾曲状の胴体部3
7と、この胴体部37の両端に形成され本体枠11の両
側縁11a,11aを抱き込む咬持部33aおよび胴体
部37の両端から水平方向に突設された摘持部33bを
有する咬持片33と、胴体部37から突設され長穴53
を挿通可能なL字形の抑止杆31で成り、これは本体枠
11の長手方向に摺動自在であって該本体枠11の底部
に着脱自在に設けられる。そして、この摺動体60を本
体枠11の長手方向に摺動させたとき抑止杆31、とり
わけその水平部31bが長穴53または作動板13,1
3の上部に位置するようになっている。
【0024】
【考案の効果】本考案によれば、本体枠に摺動体を摺動
自在に装着して作動板を押さえ止められるようにしてあ
るから書類が結束された綴環の開放を抑止でき、しかも
摺動体が本体枠に対して着脱自在となるようにしたた
め、本体枠や作動板を組み付けた後で摺動体を装着可能
でありバインダ生産における作業工程の大幅な変更を要
しない。
【0025】また、特に請求項2の考案では、本体枠の
表面に長孔を穿つことなくロック機構を構成できるか
ら、生産効率が向上して生産コストを低減できるという
効果を得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係わるバインダの要部を示す斜視分解
【図2】同バインダを示す平面図
【図3】同バインダの要部を示す底面図
【図4】同バインダに装着される摺動体を示す正面図
【図5】同バインダに装着される摺動体を示す要部断面
【図6】同バインダの要部を示す斜視図
【図7】同バインダの要部を示す側面断面図
【図8】同バインダの要部を示す正面断面図
【図9】同バインダの使用例を示す斜視図
【図10】他の実施例としてバインダの要部を示す正面
断面図
【符号の説明】
11 本体枠 11a 側縁 11b 表面 13 作動板 13a 係合縁 15 綴環 17 操作レバー 21 長孔 23,53 長穴 30,60 摺動体 31 抑止杆 31a 首部 31b 水平部 33 咬持片 33a 咬持部 33b 摘持部 35 突起片 37 胴体部 38 溝部

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体枠と、この本体枠内に介装され互い
    に係合縁を以て係合する一対の作動板と、この作動板に
    立設された複数の綴環とを備えたバインダにおいて、前
    記本体枠の表面に長孔を穿つとともに前記一対の作動板
    の係合縁にはその長孔の下方に長穴を穿ち、また前記本
    体枠の表面に当接する湾曲状の胴体部と、この胴体部の
    両端に形成され前記本体枠の両側縁を抱き込む咬持部お
    よび胴体部の両端から水平方向に突設された摘持部を有
    する咬持片と、前記胴体部に突設され前記長孔および長
    穴を挿通可能な抑止杆とにより、前記本体枠の長手方向
    に摺動自在であって該本体枠に着脱自在に設けられる摺
    動体と成し、この摺動体を本体枠の長手方向に摺動させ
    たとき前記抑止杆が長穴または作動板の上部に位置する
    ようにしたことを特徴とするバインダのロック機構。
  2. 【請求項2】 本体枠と、この本体枠内に介装され互い
    に係合縁を以て係合する一対の作動板と、この作動板に
    立設された複数の綴環とを備えたバインダにおいて、前
    記一対の作動板の係合縁に長穴を穿ち、また湾曲状の胴
    体部と、この胴体部の両端に形成され前記本体枠の両側
    縁を抱き込む咬持部および胴体部の両端から水平方向に
    突設された摘持部を有する咬持片と、前記胴体部から突
    設され前記長穴を挿通可能なL字形の抑止杆とにより、
    前記本体枠の長手方向に摺動自在であって該本体枠の底
    部に着脱自在に設けられる摺動体と成し、この摺動体を
    本体枠の長手方向に摺動させたとき前記抑止杆が長穴ま
    たは作動板の上部に位置するようにしたことを特徴とす
    るバインダのロック機構。
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