JP2000280677A - 綴じ具 - Google Patents

綴じ具

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JP2000280677A
JP2000280677A JP11093391A JP9339199A JP2000280677A JP 2000280677 A JP2000280677 A JP 2000280677A JP 11093391 A JP11093391 A JP 11093391A JP 9339199 A JP9339199 A JP 9339199A JP 2000280677 A JP2000280677 A JP 2000280677A
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JP
Japan
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binding
base
engaging
binding device
rod
Prior art date
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Pending
Application number
JP11093391A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Oda
貴志 小田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kokuyo Co Ltd
Original Assignee
Kokuyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 綴じ桿全体の大きな開閉動作を可能としつ
つ、全体の薄型化を達成することができ、且つ、ベース
固定方法の制限も緩和可能な綴じ具を提供する。 【解決手段】 背表紙13の内面側に固定されるベース
17と、このベース17の幅方向一端側に回転可能に支
持された綴じ桿20と、ベース17の他端側に回転可能
に設けられた係合軸21とを備える。綴じ桿20の先端
側には、爪部35が形成されている一方、係合軸21の
外周部分には、カム型の係合部40が形成され、この係
合部40が爪部35に係合することによって綴じ桿20
が綴じ込み状態に維持される。係合軸21の一端側に
は、常時は水平姿勢となるようにばね付勢された操作部
22が固定されており、この操作部22を起立する方向
に回転することによって前記係合を解除して綴じ桿20
を開放することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は綴じ具に係り、更に
詳しくは、簡易な操作で綴じ桿を開閉することのできる
綴じ具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ファイル、バインダー等にお
いては、表紙の内面側に綴じ具が設けられている。この
種の綴じ具としては、二分割された一方の綴じ桿を有す
る細長い片状のベースと、このベースの長手方向一端側
に平面内で回転可能に連結されるとともに、前記綴じ桿
の先端に接して閉ループを形成する他方の綴じ桿が設け
られた回転部材を備えたものが知られている。このタイ
プの綴じ具は、前記回転部材の自由端側に設けられた係
合部材をベースの端部に係合させることで相対する綴じ
桿の先端が相互に突き合されて綴じ込み状態とされる一
方、係合部材による係合を解除することによって前記綴
じ桿が相互に離間可能となっている。
【0003】しかしながら、このような綴じ具にあって
は、回転部材の支点側における綴じ桿離間幅が自由端側
の綴じ桿離間幅よりも狭くなるため、書類のパンチング
穴に対して綴じ桿を挿入しずらいという不都合がある。
【0004】そこで、ベースと、これを固定する表紙と
の間に隙間を設け、当該隙間内にスライダを移動可能に
配置するとともに、このスライダの移動によって綴じ桿
を全体的に大きく開閉可能とした綴じ具等も出現するに
至っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、スライ
ダを構成部品として含む綴じ具の場合、少なくともスラ
イダの厚み分がベース領域の厚みとしてプラスされる結
果、綴じ具全体を薄型に構成することが困難になるとい
う不都合を招来する。また、スライダ内蔵型の綴じ具
は、ベースを所定の表紙体に固定するための領域が確保
し難くなるため、鳩目やリベット等の固定具を用いなけ
ればならないという制約がある。
【0006】
【発明の目的】本発明はこのような不都合に着目して案
出されたものであり、その目的は、綴じ桿全体の大きな
開閉動作を可能としつつ、全体の薄型化を達成すること
ができ、且つ、ベース固定方法の制限も緩和可能な綴じ
具を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、表紙の内面側に固定されるベースと、こ
のベースの幅方向一端側に回転可能に支持された綴じ桿
とを備えた綴じ具において、前記ベースの他端側に係合
軸を回転可能に設けるとともに、この係合軸に前記綴じ
桿の先端側を係脱自在に設ける、という構成を採ってい
る。このような構成とすることにより、綴じ桿の綴じ込
み状態を維持若しくは解除するためのスライダを設ける
必要がなくなるため、ベース領域の厚みを抑制すること
が可能となり、綴じ具全体を薄型に設ける場合に特に有
益となる。しかも、ベースの裏面側全体が所定の表紙に
対して固定面として作用するため、接着若しくは溶着等
の手法によって綴じ具全体を強固に固定することが可能
となる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明において、前記係合軸の一
端側に操作部が固定され、この操作部はベースの上面と
略面一となる上面を備えているとともに、この上面を略
水平姿勢に保つ方向にばね付勢される、という構成を採
ることが好ましい。このような構成とすることにより、
操作部がベースの面より上方に突出しない状態に保たれ
ることとなり、不用意な外力が与えられる虞も低減する
ことができる。
【0009】また、前記綴じ具の先端側に爪部が設けら
れるとともに、当該爪部に対応する係合軸部分にカム型
の係合部が設けられ、この係合部に爪部が係合すること
によって前記綴じ具が綴じ込み状態に維持される、とい
う構成も併せて採用するとよい。これにより、綴じ具及
び係合軸の部分的な形状を僅かに変更するだけで係合構
造を構成することが可能となる。
【0010】
【実施例】以下、本発明に係る綴じ具の実施例を図面を
参照しながら説明する。
【0011】図1には、本実施例に係る綴じ具が適用さ
れたファイルの要部概略斜視図が示されている。この図
において、ファイル10は、中間に背表紙11を介して
連設された表表紙12及び裏表紙13と、この裏表紙1
3の内面に固定された綴じ具15とを備えて構成されて
いる。綴じ具15は、裏表紙13の内面に固定されるベ
ース17と、このベース17の短寸幅方向一端側で回転
可能に支持された複数の綴じ桿20と、前記ベースの他
端側に配置されて綴じ桿20の綴じ込み状態を維持若し
くは解除する回転係合軸21と、この回転係合軸21を
回転操作する操作部22とを備えて構成されている。
【0012】前記ベース17は、図2に示されるよう
に、裏表紙13の上下方向長さよりも僅かに短い長片状
に設けられている。このベース17は、裏表紙13に設
置されてこれに固定される平面部25と、この平面部2
5の短寸幅方向一端側に連設されて下向きに開放すると
ともに、前記綴じ桿20の回転移動を許容するための間
隔を隔てて配置された複数の第1の軸受部26と、これ
ら第1の軸受部26の反対側に連設されて下向きに開放
し、且つ、上部外周面部分に穴28が形成された第2の
軸受部27とを備えて構成されている。平面部25の図
2中左側は軸受部26,27の端部よりも若干突出する
延長平面部25Aとされ、この延長平面部25Aの領域
に前記操作部22が配置されるようになっている。
【0013】前記綴じ桿20は、第1の軸受部26内に
挿通される回転軸30に所定間隔毎に配置されている。
これらの綴じ桿20は、基部片32と、この基部片32
の上端に連なる横行片33と、この横行片33の先端に
連なって基部片32と略平行に延びる自由端側片34と
からなる。綴じ桿20のうち、操作部22側の二つの綴
じ桿20には、先端に爪部35(図4参照)がそれぞれ
形成されている。この爪部35が形成された綴じ桿20
において、その自由端側片34の外側面に段部37が形
成されており、これによって、肉厚片部34Aと肉薄片
部34Bとが形成され、当該肉薄片部34Bの先端(下
端)に前記爪部35が形成されている。なお、爪部35
を備えた綴じ桿20の構造は、操作部22とは反対側に
位置する図示しない二つの綴じ桿にも同様に適用するこ
とができ、更に、必要に応じて中間に位置する適所の綴
じ桿にも爪部35を設けることができる。また、図1に
示されるように、綴じ桿20はそれらの一部に分割型の
綴じ桿20Aを含み、この分割型の綴じ桿20Aは、前
記ベース17の上面に立設された固定分割綴じ桿20B
に突き合せ可能に設けられている。
【0014】前記第2の軸受部27内に挿通される回転
係合軸21部分には、図3に示されるように、カム型形
状の係合部40が形成されている。これらの係合部40
は、その先端段部40Aが前記爪部32に係合可能に設
けられている。回転係合軸21の端部は、第2の軸受部
27の図1中左端より突出して前記延長平面部25Aの
側端に達する長さに設けられ、この突出した領域に操作
部22が連結可能とされている。
【0015】前記操作部22は、図2に示されるよう
に、回転係合軸21の端部領域に挿通される回転摘み部
材42と、この回転摘み部材42に組み合わされるとと
もに、当該回転摘み部材42を常時は延長平面部25A
上で略水平姿勢に保つ付勢力を備えた板ばね片43とに
より構成されている。回転摘み部材42は、前記延長平
面部25A上に位置する本体部45と、この本体部45
の一端から突出して平面視コ字状の開放部46を形成す
る一対の連結片部47とからなり、前記本体部45の側
端面には、凹状の指掛け部45Aが形成されている。連
結片部47のうち、第2の軸受部27側に位置する連結
片部47には、回転係合軸21を挿通する穴49が形成
されている一方、他方の連結片部47には、その内面側
に回転係合軸21の端部を受容する軸受凹部50が形成
されている。ここで、回転摘み部材42は、回転係合軸
21に対して固定的に連結され、回転摘み部材42を回
転したときに、回転係合軸21が一体となって周方向に
回転可能に設けられている。
【0016】前記板ばね片43は、側端面形状がU字状
となる形状を備えて前記開放部46内に収まるように設
けられている。この板ばね片43の図2中下片43A側
は、前記延長平面部25Aの下面側に形成された凹部5
2に差し込み可能に設けられる一方、上片43Bは、そ
の先端内面側に設けれらたフック53が前記連結片47
の基部間に設けられた溝54に係合可能に設けられ、こ
れにより、板ばね片43が回転摘み部材42に脱落不能
に保持されるようになっている。
【0017】以上の構成において、綴じ桿20は、前記
爪部35が回転係合軸21のカム型係合部40に係合し
た状態で綴じ込み状態に維持される。この状態では、回
転摘み部材42は、前記延長平面部25A上に横たわる
姿勢となる。綴じ桿20を開放するときは、回転摘み部
材42の指掛け部45Aに指先を掛けてこれを図1中矢
印B方向に回転させて回転摘み部材42を起立させるよ
うにすればよい。すると、回転係合軸21は、図4中矢
印C方向に回転することとなり、係合部が爪部35から
離れた位置に回転し、これにより、綴じ桿20を開放す
ることができる。回転摘み部材42は、前記板ばね片4
3により、水平姿勢に倒伏する方向に付勢されているた
め、指掛け部45Aから指を離すことによって初期位置
に復帰することとなる。
【0018】なお、綴じ桿20を支持する回転軸30
は、図示しないコイルばねによって常時は綴じ桿20が
開く方向に付勢することもできる。但し、このコイルば
ねの付勢力は、前記板ばね片43の付勢力よりも相当に
弱いものとなる。
【0019】従って、このような実施例によれば、スラ
イダ等の部品を用いることなく綴じ桿20の綴じ込み状
態の維持、解除を行うことができるという効果を得る。
【0020】なお、前記実施例では、一部の綴じ桿20
が回転係合軸21に係脱する構成としたが、本発明はこ
れに限定されるものではなく、例えば、全ての綴じ桿2
0が回転係合軸21に係脱自在となる構成としてもよ
い。この場合、各綴じ桿20に対応して前記カム型の係
合部40を設ければよい。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ベースに係合軸を回転可能に設けるとともに、この係合
軸に綴じ桿の先端側を係脱自在に設けたから、綴じ桿の
綴じ込み状態を解除するためのスライダを設ける必要が
なくなり、ベース領域の厚みを抑制することを可能とし
て綴じ具全体を薄型に設けることが可能となる。また、
ベースは、その裏面側全体がファイルを構成する表紙へ
の固定面として作用するため、接着若しくは溶着等の手
法によって綴じ具全体を強固に固定することが可能とな
る。
【0022】また、係合軸の一端側に操作部を固定し、
当該操作部がばねの付勢力によって略水平姿勢に保たれ
るように構成したから、操作部が部分的に突出しない状
態となり、操作部に不用意な外力が与えられる虞も低減
することができる。
【0023】更に、綴じ具と係合軸との間の係合構造
は、綴じ具の先端側に設けられた爪部と、係合軸部分に
設けられたカム型の係合部とにより構成されているた
め、綴じ具及び係合軸の部分的な形状を僅かに変更する
だけで係合構造を構成することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る綴じ具が適用されたファイルの要
部概略斜視図。
【図2】前記綴じ具の要部分解斜視図。
【図3】係合軸の要部拡大斜視図。
【図4】図1のA−A線に沿う断面図。
【符号の説明】
13 裏表紙 15 綴じ具 17 ベース 20 綴じ桿 21 回転係合軸 22 操作部 35 爪部 40 係合部 43 板ばね片

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表紙の内面側に固定されるベースと、こ
    のベースの幅方向一端側に回転可能に支持された綴じ桿
    とを備えた綴じ具において、 前記ベースの他端側に係合軸を回転可能に設けるととも
    に、この係合軸に前記綴じ桿の先端側を係脱自在に設け
    たことを特徴とする綴じ具。
  2. 【請求項2】 前記係合軸の一端側に操作部が固定さ
    れ、この操作部はベースの上面と略面一となる上面を備
    えているとともに、この上面を略水平姿勢に保つ方向に
    ばね付勢されていることを特徴とする請求項1記載の綴
    じ具。
  3. 【請求項3】 前記綴じ具の先端側に爪部が設けられる
    とともに、当該爪部に対応する係合軸部分にカム型の係
    合部が設けられ、この係合部に爪部が係合することによ
    って前記綴じ具が綴じ込み状態に維持されることを特徴
    とする請求項1又は2記載の綴じ具。
JP11093391A 1999-03-31 1999-03-31 綴じ具 Pending JP2000280677A (ja)

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JP11093391A JP2000280677A (ja) 1999-03-31 1999-03-31 綴じ具

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013022924A (ja) * 2011-07-25 2013-02-04 Kokuyo Co Ltd 綴じ具及びファイル

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013022924A (ja) * 2011-07-25 2013-02-04 Kokuyo Co Ltd 綴じ具及びファイル

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20030610