JP3403799B2 - 定着ヒータ、定着装置および画像形成装置 - Google Patents

定着ヒータ、定着装置および画像形成装置

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JP3403799B2 JP06402594A JP6402594A JP3403799B2 JP 3403799 B2 JP3403799 B2 JP 3403799B2 JP 06402594 A JP06402594 A JP 06402594A JP 6402594 A JP6402594 A JP 6402594A JP 3403799 B2 JP3403799 B2 JP 3403799B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】本発明は例えばプリンタや複写機
等のトナーを定着させるのに好適な定着ヒータ、定着装
置および画像形成装置に関する。
【従来の技術】複写機やプリンタ等のOA機器において
は、トナー像を形成した印刷用紙をヒータ表面に接触さ
せながら通過させることにより、トナー像を紙面に融着
させて定着させている。従来のこの種の定着ヒータは、
例えばアルミナセラミックスを材料とする細長い基板の
表面に銀・パラジウム系の抵抗材料からなる細長い抵抗
発熱体をスクリーン印刷により形成し、基板の裏面に基
板と同様のセラミックス材料によるチップサーミスタが
ポリイミドなどの耐熱樹脂によって固定されている。そ
して、抵抗発熱体の両端に所定の電圧を印加することに
より、抵抗発熱体が発熱しヒータとして機能し、上記チ
ップサーミスタは抵抗発熱体と熱結合して抵抗発熱体の
温度変化に基づいてその抵抗値が変化する。このサーミ
スタは、温度検知回路に接続され、この温度検知回路で
検知した抵抗発熱体の温度に基づいてヒータの温度制御
が行われる機構になっている。このような制御機構は一
般に抵抗発熱体の温度を一定に維持する目的で使われ
る。この定着ヒータは、図5に示すような定着装置に組
み込まれる。その機構は、紙面上に所定の画像にトナー
17を付着させた用紙を、定着フイルム16を介して定
着ヒータ14と加圧ローラ15に圧接させながら搬送
し、定着ヒータ14による加熱によりトナー17を溶融
させて定着させるように構成されている。
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の定着
ヒータは、発熱時に基板が非常に高温に加熱されこれ
に伴ってチップサーミスタおよび耐熱樹脂も温度上昇し
、これらが共に熱膨張するが、特に基板およびチップ
サーミスタと耐熱樹脂との熱膨張率が異なると、定着ヒ
ータの反復使用により基板と耐熱樹脂またはチップサー
ミスタと耐熱樹脂との間に亀裂が入り、やがてはチップ
サーミスタが剥離するものが生じる。そして、このよう
な定着ヒータを画像形成装置の定着装置に組み込んで使
用すると、定着ヒータの発熱特性が狂い安定したトナー
の定着が行えなくなり、やがて定着ヒータの温度制御が
行えなくなる。本発明は定着ヒータのサーミスタの取り
付け構造を改良することにより、上記問題点を解消した
定着ヒータ、定着装置および画像形成装置を提供するこ
とを目的とする。
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の定着ヒ
ータは、セラミックスの基板と基板の表面に設けられ
た抵抗発熱体と少なくともそれぞれの一部が基板の裏
面に設けられた一対の第導体パターンと抵抗発熱体
と熱結合して一対の第導体パターンを橋絡して電気接
続し表面の少なくとも一部がセラミックスにより構成
されたチップサーミスタとチップサーミスタのセラミ
ックスの部位と基板とに付着して固着され、セラミック
スの粒子を含有する耐熱樹脂とを具備していることを
特徴としている。請求項2の発明の定着ヒータは、請求
項1記載の定着ヒータにおいて、基板、チップサーミス
のセラミックスおよびセラミックスの粒子が、アルミ
ナ、窒化アルミニウム、窒化珪素および酸化珪素のいず
れかであることを特徴としている。請求項3の発明の定
着ヒータは、請求項1または2記載の定着ヒータにおい
て、基板およびチップサーミスタのセラミックスは、
ルミナでありセラミックスの粒子は、窒化アルミニウ
ム、窒化珪素または酸化珪素であることを特徴としてい
る。請求項4の発明の定着ヒータは、請求項1ないし3
いずれか一記載の定着ヒータにおいて、耐熱樹脂中にお
けるセラミックスの粒子の含有率が体積比で約550
%であることを特徴としている。請求項5の発明の定着
装置は、請求項1ないし4のいずれか一記載の定着ヒー
タと定着ヒータの抵抗発熱体側の面に対向して配置さ
れた加圧ローラと定着ヒータと加圧ローラの間を移動
可能に設けられた定着フイルムと具備していること
を特徴としている。請求項6の発明の画像形成装置は、
請求項5記載の定着装置を具備していることを特徴と
ている。
【作用】請求項1の発明の定着ヒータは、抵抗発熱体の
発熱により基板、チップサーミスタおよび耐熱樹脂が
度上昇して膨張するが、セラミックスの粒子を含有して
いる耐熱樹脂は、その熱膨張率がセラミックスで構成さ
れた基板およびチップサーミスタ熱膨張率と近いた
め、膨張の度合いに大きな差がなく、定着ヒータを反復
使用しても基板と耐熱樹脂またはチップサーミスタと耐
熱樹脂との間に亀裂が入りにくくなる。また、耐熱樹脂
に含有されているセラミックスの粒子は熱伝導性が高
いため、基板の温度がチップサーミスタに伝わりやす
なり、チップサーミスタの温度検知特性が向上する。請
求項2の発明の定着ヒータは、基板、チップサーミスタ
のセラミックスおよびセラミックスの粒子が、いずれも
熱伝導性非常に良好なアルミナ、窒化アルミニウム、
窒化珪素または酸化珪素を使用しているため、チップサ
ーミスタの温度検知特性が良好になる。請求項3の発明
の定着ヒータは、基板およびチップサーミスタのセラミ
ックスが、特に熱伝導性に優れるアルミナであるため、
チップサーミスタの温度検知特性が極めて良好になる。
請求項4の発明の定着ヒータは、耐熱樹脂中における
ラミックスの粒子の含有率が体積比で約550%であ
るので、含有率低過ぎ基板およびチップサーミスタ
との熱膨張率と差が大きくなることもなく、熱伝導性も
高くると同時に、含有率が高過ぎ耐熱樹脂の塗布形
成が困難になったり、耐熱樹脂中空気混入したりす
るのを最小限とどめることができる。請求項5の発明
の定着装置および請求項6の発明の画像形成装置は、定
着ヒータを反復使用しても基板と耐熱樹脂またはチップ
サーミスタと耐熱樹脂との間に亀裂が入りにくいので、
定着ヒータの発熱特性が安定して、常に良好なトナーの
定着が行える。また、チップサーミスタの温度検知特性
が向上するため、定着ヒータの発熱特性が安定し画像が
鮮明になる。
【実施例】以下、図1ないし図6を参照して本発明の実
施例を説明する。図1ないし図3は、本発明の定着ヒー
における第1実施例を示し、図1(A)および図1
(B)は、正面図および面図、図2は図1(A)のX
−X´線に沿う拡大断面図、図3は抵抗発熱体温度−時
間特性を示すグラフである各図において、1は抵抗発
熱体、2は基板、3a、3bは第2導体パターン、4
a、4bは第1端子、5は第1スルーホール、6a、6
bは第1導体パターン、7はチップサーミスタ、8a、
8bは第2スルーホール、9a、9bは第2端子、11
は耐熱樹脂である。抵抗発熱体1は、銀・パラジウム系
の抵抗材料によりスクリーン印刷によって後述する基板
2の一方の面に形成されている。基板2は、例えばアル
ミナセラミックスを材料として細長く形成されている。
第2導体パターン3a、3bおよび第1端子4a、4b
は、銀・パラジウム系の導電材料からなり、基板2の両
方の面にわたりスクリーン印刷により形成されている。
すなわち、第2導体パターン3aは抵抗発熱体1の一端
に接続し、第1端子4aは抵抗発熱体1の他端に接続し
ている。また、第2導体パターン3bおよび第1端子4
bは基板2の他方の面に形成され、さらに第1端子4b
は第2導体パターン3bに接続している。なお、第2導
体パターン3a、3bおよび第1端子4a、4bの導電
材料は、抵抗発熱体1のパラジウムの含有比率より低く
して抵抗値を低くしている。第1スルーホール5は、そ
の内面に銀・パラジウム系導電材料が塗布されていて、
第2導体パターン3aと3bとを接続している。上記第
2導体パターン3a、3b、第1端子4a、4bおよび
第1スルーホール5は、抵抗発熱体1に対する通電路に
なる。そして、この第1端子4a、4b間に所定の電圧
を印加することにより、抵抗発熱体1が発熱し、ヒータ
として機能する構造となっている。なお、抵抗発熱体1
と第2導体パターン3aは、ガラスの保護層19で覆わ
れている。第1導体パターン6a、6bは、基板2の前
記抵抗発熱体1と反対側の面に上記第2導体パターン3
a、3bと同様の材料で平行して形成されている。チッ
プサーミスタ7は、前記抵抗発熱体1の真裏で第1導体
パターン6a、6 bを矯絡するように導電性接着剤によ
り電気接続されている。また、チップサーミスタ7は、
アルミナセラミックスの基板上に電気抵抗膜で感熱部1
2を形成した構造であり、かつ、この感熱部12を基板
2側に向けて基板2に装着される。第2スルーホール8
a、8bは、第1導体パターン6a、6bのそれぞれに
接続している。第2端子9a、9bは、基板2の抵抗発
熱体1側の面に形成されているとともに、第2スルーホ
ール8a、8bを介して第1導体パターン6a、6bに
電気接続している。耐熱樹脂11は、熱硬化性樹脂にア
ルミナセラミックスの粒子を混入してなり、図2の断面
図に示すように、チップサーミスタ7と基板2との間に
充填されてチップサーミスタ7を基板2に固定してい
る。また、耐熱樹脂11中におけるアルミナの粒子の含
有率は体積比で約25%である。なお、粒子の含有率
は、これに限定されるものではなく、体積比で約5〜5
0%の範囲内であることを許容される。また、粒子の粒
径は約0.1〜5μm程度が適当である。また、熱硬化
性樹脂としては、例えば鐘紡社製のIP−600(商品
名:サーミッド)等の超耐熱性ポリイミド系樹脂が好適
である。また、耐熱樹脂11は、チップサーミスタ7の
基板および感熱部12に付着するように塗布される。す
なわち、耐熱樹脂例えばポリイミド系樹脂を溶剤に溶か
した状態の塗布液をチップサーミスタ7と基板2との間
隙附近に付着させ、毛細管現象により前記間隙全域に行
きわたらせ、その後にポリイミド系樹脂を加熱して付加
重合させ、チップサーミスタ7と基板2との間に固着さ
せている。 そうして、以上の構成を有する定着ヒータに
おいて、チップサーミスタ7は、抵抗発熱体1と熱結合
しており、抵抗発熱体1の温度変化に基づいてその抵抗
値が変化する。第2端子9a、9bは前記チップサー
ミスタ7の抵抗値変化を測定する温度検知回路に接続さ
れ、この温度検知回路で検知した抵抗発熱体1の温度に
基づいてヒータ温度制御が行われる機構になっている。
具体的には、抵抗発熱体1に電圧を印加し続けると温度
が所定値よりも上昇してしまうため、図3の抵抗発熱体
温度時間特性グラフに示すように、抵抗発熱体1の
温度が所望温度T1に到達した後に抵抗発熱体1への電
圧の印加を停止し、再び所望温度T1より低くなった後
に印加を開始する。このような動作を繰り返すことによ
り抵抗発熱体1の温度をほぼ所望温度T1に保つことが
できる。次にこの定着ヒータの作用を説明する。定着ヒ
ータは、抵抗発熱体1の発熱により基板2、チップサー
ミスタ7および耐熱樹脂11が加熱されて温度上昇
る。ここで耐熱樹脂11はセラミックスの粒子を含有
しており、セラミックスの粒子の熱膨張率が同じくセラ
ミックスで構成された基板2およびチップサーミスタ7
熱膨張率近いため、それぞれの熱膨張の度合に大き
な差がなく、このため定着ヒータを反復使用しても基板
2と耐熱樹脂11またはチップサーミスタ7と耐熱樹脂
との間に亀裂が入りにくくなる。また、セラミックスの
粒子は特に熱伝導性が高いアルミナであるため、基板
2の温度がチップサーミスタ7に伝わりやすくなり、チ
ップサーミスタ7の温度検知特性が向上する。さらに、
耐熱樹脂中におけるセラミックスの粒子の含有率体積
比で約25%であるので、含有率低過ぎ基板2およ
びチップサーミスタ7との熱膨張率差が大きくなること
もなく熱伝導性も高くすることができると同時に、含
有率高すぎ耐熱樹脂11の塗布形成が困難になった
り、耐熱樹脂11中空気混入して熱伝導性を低下さ
たりするようなこともない。なお、本実施例におい
て、耐熱樹脂11は、これをチップサーミスタ7の全体
を覆うように付着させてもよい。この場合チップサー
ミスタ7と定着ヒータとの熱伝導性がより向上すると
に、チップサーミスタ7の固着強度も向上する。図4
は、本発明の定着ヒータにおける第2の実施例を示す図
2と同様な位置の拡大断面図である。図において、図2
と同一部分については同一符号を付して説明を省略す
る。 本実施例の定着ヒータは、チップサーミスタ7
その感熱部12を定着ヒータの基板2側と反対の方向に
向けるように装着されている。つまり、チップサーミス
タ7の基板と定着ヒータの基板2接触した状態なっ
ている。チップサーミスタ7の端子は感熱部12と同
じ面に設けられているのでチップサーミスタ7の第1
導体パターン6a、6bに対する電気接続は、チップサ
ーミスタ7の端子および第1導体パターン6a、6b上
を覆うように導電接着剤を付着させて行われる。そし
て、このチップサーミスタ7上には第1導体パターン6
a、6bとの電気接続部を覆うように、熱硬化性樹脂
にアルミナセラミックスの粒子を混入した耐熱樹脂11
を付着させている。次に本発明の第2の実施例における
定着ヒータの作用を説明する。定着ヒータは、抵抗発熱
体1の発熱により基板2、チップサーミスタ7および耐
熱樹脂11が加熱されて温度上昇する。ここで耐熱樹
脂11はセラミックスの粒子を含有しており、同じく
セラミックスで構成された基板2およびチップサーミス
タ7のセラミックスの基板と熱膨張率が近いため、
張の度合に大きな差がなく、このため定着ヒータを反復
使用しても基板2と耐熱樹脂11またはチップサーミス
タ7と耐熱樹脂11との間に亀裂が入りにくくなる。
れに伴って、チップサーミスタ7が剥離するようなこと
もない。また、セラミックスの粒子は特に熱伝導性が
高いアルミナであるため、基板2の温度がチップサーミ
スタ7に伝わりやすくなり、チップサーミスタ7の温度
検知特性が向上する。さらに、耐熱樹脂11中における
粒子の含有率は体積比で約25%としたので、含有率
低過ぎ基板2およびチップサーミスタ7との熱膨張
率差が大きくなることもなく熱伝導性も高くできると
とも含有率高過ぎ耐熱樹脂11の塗布形成が困
難になったり、耐熱樹脂11中空気混入したりする
こともない。以上説明した各実施例のチップサーミスタ
7は、セラミックの基板上に感熱部12を形成した構造
となっているが、本発明に使用されるチップサーミスタ
は、これに限定されることはなく、周面の少なくとも一
部がセラミックスで構成されていればよい。また、耐熱
樹脂10に含まれるセラミックスの粒子、定着ヒータの
基板2およびチップサーミスタ7の材質は、アルミナの
他に窒化アルミニウム、窒化珪素または酸化珪素等の材
料によるものでもよく、またこれらの材料の組合せやこ
れらを主成分とする混合物でもよい。 さらに、耐熱樹脂
11の材料としてはポリイミド系樹脂を使用したが、こ
の他にも例えばシリコン系の樹脂などでもよく、抵抗発
熱体1の一般的な発熱温度である200℃前後の高温に
耐えられるものであれば適用可能である。また、チップ
サーミスタ7を基板2に固定するのに導電性接着剤の代
わりに半田などを用いてもよい。図5は、本発明の定着
装置の一実施例を示す要部断面図である。図において、
14は定着ヒータ、15は加圧ローラ、16は定着フイ
ルム、17はトナーである。定着ヒータ14は、以上説
明した本発明の実施例の構成を備えている。加圧ローラ
15は、定着ヒータ14の抵抗発熱体1側の面に対向し
て配置されている。定着フイルム16は、定着ヒータ1
4と加圧ローラ15の間に移動可能に配設設されてい
る。 そうして、画像を形成しているトナー17を付着さ
せた用紙を、定着フイルム16を介して定着ヒータ14
と加圧ローラ15に圧接させながら搬送し、定着ヒータ
14からの加熱によりトナー17を溶融させて定着させ
る。定着ヒータ14を反復使用しても基板2と耐熱樹脂
11またはチップサーミスタ7と耐熱樹脂11との間に
亀裂が入りにくいので、チップサーミスタ7の温度検知
特性が向上し、定着ヒータの発熱特性が安定する。よっ
て常に良好な定着が行える。図6は、本発明の画像形成
装置の一実施例としての複写機を示す概念的断面図であ
る。図において、18は定着装置である。 定着装置18
は、図5に示す構成のものである。 そうして、本実施例
の画像形成装置は、定着ヒータの発熱特性が安定して良
好なトナーの定着が行えるので、形成画像が鮮明にな
る。なお、この定着装置を例えば複写機の他プリンタ
はファクシミリなどのOA機器に組込んで使用した場
合にも同様の効果を得ることができる。
【発明の効果】請求項1の発明によればセラミックス
の基板と、抵抗発熱体と、一対の第1導体パターンと、
抵抗発熱体と熱結合して一対の第1導体パターンを橋絡
して 電気接続し、表面の少なくとも一部がセラミックス
により構成されたチップサーミスタと、チップサーミス
タのセラミックスの部位と基板とに付着して固着され、
セラミックスの粒子を含有する耐熱樹脂とを具備してい
ることにより耐熱樹脂のセラミックスの粒子、基板お
よびチップサーミスタのそれぞれの熱膨張率が近くな
、定着ヒータを反復使用しても基板と耐熱樹脂または
チップサーミスタと耐熱樹脂との間に亀裂が入りにくく
なるとともに、耐熱樹脂のセラミックスの粒子の熱伝導
性が高いので、基板の温度がチップサーミスタに伝わり
やすくなり、チップサーミスタの温度検知特性が向上す
定着ヒータを提供することができる。請求項2の発明
によれば、基板、チップサーミスタのセラミックスおよ
耐熱樹脂のセラミックスの粒子が、いずれも熱伝導性
が非常に高いアルミナ、窒化アルミニウム、窒化珪素ま
たは酸化珪素の種のセラミックスを使用しているため、
チップサーミスタの温度検知特性が良好な定着ヒータを
提供することができる。請求項3の発明によれば、基板
およびチップサーミスタのセラミックスが、特に熱伝導
性に優れるアルミナであるため、チップサーミスタの温
度検知特性が極めて良好な定着ヒータを提供することが
できる。請求項4の発明によれば、耐熱樹脂中における
粒子の含有率体積比で約5〜50%であるので、基板お
よびチップサーミスタとの熱膨張率差が小さく、熱伝導
高いとともに、耐熱樹脂の塗布形成が容易で、耐熱
樹脂中空気が混入するのが最小限になる定着ヒータを
提供することができる。請求項5の発明によれば、請求
項1ないし4記載の定着ヒータを具備していることによ
り、定着ヒータを反復使用しても基板と耐熱樹脂または
チップサーミスタと耐熱樹脂との間に亀裂が入りにくい
ので、定着ヒータの発熱特性が安定して、常に良好なト
ナーの定着が行えるとともに、チップサーミスタの温度
検知特性が向上するため、定着ヒータの発熱特性が安定
し画像が鮮明になる定着装置を提供することができる
請求項6の発明によれば請求項5記載の定着装置を具
備していることにより、定着ヒータを反復使用しても基
板と耐熱樹脂またはチップサーミスタと耐熱樹脂との間
に亀裂が入りにくいので、定着ヒータの発熱特性が安定
して、常に良好なトナーの定着が行えるとともに、チッ
プサーミスタの温度検知特性が向上するため、定着ヒー
タの発熱特性が安定し画像が鮮明になる画像形成装置
提供することができる
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の定着ヒータにおける第1の実施例を示
し、図1(A)は正面図、図1(B)は、背
【図2】同じく図1(A)のX−X´線に沿う拡大断面
【図3】同じく抵抗発熱体温度時間特性を示すグラフ
【図4】本発明の定着ヒータにおける第2の実施例を
す図2と同様な位置の拡大断面図
【図5】本発明定着装置の実施例を示す要部断面図
【図6】本発明画像形成装置の実施例としての複写
を示す概念的断面図
【符号の説明】
1…抵抗発熱体、2…基板、6a…第2導体パターン、
6b…第2導体パターン、7…チップサーミスタ、11
…耐熱樹脂
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 13/20 G03G 15/20 H05B 3/20 - 3/38

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】セラミックスの基板と; 基板の表面に設けられた抵抗発熱体と; 少なくともそれぞれの一部が基板の裏面に設けられた一
    対の第1導体パターンと; 抵抗発熱体と熱結合して一対の第導体パターンを橋絡
    して電気接続し、表面の少なくとも一部がセラミックス
    により構成されたチップサーミスタと; チップサーミスタのセラミックスの部位と基板とに付着
    して固着され、セラミックスの粒子を含有する耐熱樹脂
    と; を具備していることを特徴とする定着ヒータ。
  2. 【請求項2】基板、チップサーミスタのセラミックス
    よびセラミックスの粒子アルミナ、窒化アルミニウ
    ム、窒化珪素および酸化珪素のいずれかであることを特
    徴とする請求項1記載の定着ヒータ。
  3. 【請求項3】基板およびチップサーミスタのセラミック
    スはアルミナからなり; セラミックスの粒子は、窒化アルミニウム、窒化珪素ま
    たは酸化珪素からなる;ことを特徴とする請求項1また
    は2記載の定着ヒータ。
  4. 【請求項4】耐熱樹脂中におけるセラミックスの粒子の
    含有率は体積比で約550%であることを特徴とす
    る請求項1ないし3いずれか一記載の定着ヒータ。
  5. 【請求項5】請求項1ないし4のいずれか一記載の定着
    ヒータと; 定着ヒータの抵抗発熱体側の面に対向して配置された加
    圧ローラと; 定着ヒータと加圧ローラの間を移動可能に設けられた定
    着フィルムと 具備していることを特徴とする定着装置。
  6. 【請求項6】請求項記載の定着装置を具備している
    とを特徴とする画像形成装置。
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