JPH1048978A - 定着ヒータ,定着装置および画像形成装置 - Google Patents

定着ヒータ,定着装置および画像形成装置

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JPH1048978A
JPH1048978A JP20263996A JP20263996A JPH1048978A JP H1048978 A JPH1048978 A JP H1048978A JP 20263996 A JP20263996 A JP 20263996A JP 20263996 A JP20263996 A JP 20263996A JP H1048978 A JPH1048978 A JP H1048978A
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JP
Japan
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thermistor
substrate
thermosetting resin
fixed
fixing
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Application number
JP20263996A
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English (en)
Inventor
Ikue Sasaki
幾恵 笹木
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Toshiba Lighting and Technology Corp
Original Assignee
Toshiba Lighting and Technology Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】サーミスタの感温部側の一面と基板裏面との間
隙にも熱硬化性樹脂を容易に充填することができ、ひい
てはサーミスタの基板への固着強度の増強と、抵抗発熱
体からサーミスタへの熱伝導性とを共に向上させ、サー
ミスタによる抵抗発熱体の温度制御上の精度を向上させ
る。 【解決手段】耐熱性電気絶縁材料よりなる基板11と;
基板の表面11aに形成される膜状の抵抗発熱体12
と;基板の他面11b上にて並設される膜状の一対の配
線導体15a,15bと;各配線導体に導電性接着剤1
8により固着される一対の電極17a,17bおよび基
板の他面に間隙を置いて対向配置されて、抵抗発熱体の
温度に感応する感温部17bを有するサーミスタ17
と;一対の電極の対向方向に直交する方向に沿うサーミ
スタの両側面の少なくとも一側面を解放側面とする一
方、その反対側の側面と、感温部を有するサーミスタの
一面とを基板の他面に固着する熱硬化性樹脂19aと;
を具備している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、OA機器,家庭
用電気機器や精密製造設備などの小形機器類に装着され
て用いられる薄形の定着ヒータおよびこの定着ヒータを
実装した複写機やファクシミリなどのトナー定着に用い
られる定着装置ならびにこの定着装置を用いた画像形成
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、電子式複写機においては、トナ
ー画像を形成した複写用紙を定着用の定着ヒータと加圧
ローラとの間を直接または耐熱シートを介して間接に挟
圧しながら通過させ、このヒータの加熱によって複写用
紙上のトナーが加熱,溶融し定着するようになってい
る。
【0003】この種の従来の定着ヒータとしては例えば
特開平8−123223号公報に記載されたものや図1
6に示すように平板状に構成されたものが実用化されて
いる。図16で示す従来の定着ヒータHはアルミナ(A
2 3 )セラミックスなどからなる細長の耐熱性・電
気絶縁性基板1の表面1a上に、銀・パラジウム合金
(Ag・Pd)粉末などをガラス粉末(無機結着剤),
有機結着剤と混練して調合したペーストを印刷塗布して
焼成し、細長い帯状厚膜の抵抗発熱体2を例えば厚膜印
刷等により形成し、この抵抗発熱体2の両端部分に銀あ
るいは銀・白金(Ag・Pt)合金,銀・パラジウム合
金(Ag・Pd)等の良導電体からなる膜を形成して一
対の給電端子部(図示せず)を構成し、さらにこの抵抗
発熱体2の外表面を保護層であるガラス質のオーバーコ
ート層3で被覆して、耐摩耗性や耐衝撃性などの機械的
強度の向上および硫化や酸化等からの耐蝕保護と加圧ロ
ーラ等との電気的絶縁を図っている。このオーバーコー
ト層3の上面上には例えばトナー像Tを形成した複写用
紙Pが図中矢印に示すようにinからoutへ向けて摺
動し、加熱されてトナー像Tを複写用紙Pに定着させる
ようになっている。
【0004】また、基板1の表面1aとは反対側の裏面
1b上には銀(Ag)、銀・白金(Ag・Pt)合金、
銀・パラジウム(Ag・Pd)合金などの良導電体の膜
からなる一対の配線導体5a,5bが形成され、これら
配線導体5a,5bの一端部上において、抵抗発熱体2
の温度検出素子としてのチップ形状のサーミスタ4が固
着されている。
【0005】サーミスタ4は抵抗発熱体2の温度を検出
し、この検出温度信号を図示しない温度制御回路にフィ
ードバックして抵抗発熱体2に印加する電力を制御する
ことにより、抵抗発熱体2を一定温度に保持するもので
あり、アルミナ(Al2 3)セラミックスからなる平
板状の基体4a上の中央部に、マンガン(Mn)、コバ
ルト(Co)、ニッケル(Ni)などの酸化物を混合し
て形成した薄膜により感温部4bを形成している。この
感温部4bの両端には、この感温部4bと連接して形成
した白金(Pt)層などからなる電極部4c,4dを形
成している。また、感温部4bの外面を酸化硅素(Si
2 )からなるオーバーコート層4eにより被覆してい
る。なお、基板1やサーミスタ基体4aに形成した各膜
は基板1や基体4aに対比して薄膜であるが、説明の便
宜上図14では誇張して厚く図示してある。
【0006】このようなサーミスタ4は感温部4bが基
板1の裏面1bに間隙gを置いて対向した状態で、両電
極部4c,4dをそれぞれ配線導体5a,5b上に銀
(Ag)もしくは銀・パラジウム(Ag・Pd)の合金
粉末などを有機接着剤と混合してなる導電性接着剤6を
介して接着させ、さらに、この接着強度の補強とサーミ
スタ4の熱伝導性向上のために、図7にも示すように耐
熱性と電気絶縁性とを有する電気絶縁性の接着剤7をサ
ーミスタ4の各側面(4側面)回りに充填してサーミス
タ4を基板1の裏面1bに固着している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の板状ヒータHでは、図16,17に示すよう
にサーミスタ4の感温部4bと基板裏面1bとの間隙g
に空隙が形成されるために、サーミスタ4と基板裏面1
bとの固着強度が低下するうえに、抵抗発熱体2の加熱
が基板裏面1bを介してサーミスタ4の感温部4bに伝
導される熱伝導性が低下するので、抵抗発熱体2の温度
を制御する場合の精度が低下するという課題がある。
【0008】このような間隙gに空隙が形成される原因
を究明したところ、次の点が判明した。
【0009】つまり、図17に示すようにサーミスタ4
の一対の電極4c,4dの対向方向に直交する方向の両
側面4g,4hに、接着剤7a,7bをそれぞれ塗布し
た後、これら両側の接着剤7a,7bを硬化させるため
に、ほぼ同時に加熱すると、これら両側の接着剤7a,
7bは一旦軟化して、粘性を低下させるので、サーミス
タ感温部4bと基板裏面1bとの間隙g内にほぼ同時に
流入しようとして間隙g内に巻き込まれた空気を両側か
らほぼ同時に挟み込む。
【0010】このために、これら両側の接着剤7a,7
bは間隙g内の空気により押し返されて間隙g内に流入
することができず、空隙が形成されることが判明した。
【0011】そこで、本発明はこのような事情を考慮し
てなされたもので、その目的は、サーミスタの感温部側
の一面と基板裏面との間隙にも熱硬化性樹脂を容易に充
填することができ、ひいてはサーミスタの基板への固着
強度の増強と、抵抗発熱体からサーミスタへの熱伝導性
とを共に向上させ、サーミスタによる抵抗発熱体の温度
制御上の精度を向上させることができる定着ヒータ,定
着装置および画像形成装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、耐熱
性電気絶縁材料よりなる基板と;基板上に形成される膜
状の抵抗発熱体と;基板上にて並設される膜状の一対の
配線導体と;各配線導体に導電性接着剤により固着され
る一対の電極および基板に間隙を置いて対向配置され
て、抵抗発熱体の温度に感応する感温部を有するサーミ
スタと;サーミスタの一対の電極の対向方向に直交する
方向に沿う両側部に設けられたサーミスタと基板との間
の開口の少なくとも一側を解放する一方、その他側と、
サーミスタの感温部側の一面とを基板に固着する熱硬化
性樹脂と;を具備していることを特徴とする。
【0013】なお、熱硬化性樹脂としてはエポキシ系接
着剤やポリイミド系接着剤、フェノール系接着剤が使わ
れ、通常は硬化剤を添加して硬化温度等の調整を行なっ
ている。また、サーミスタは抵抗発熱体を形成する基板
の同一面側、またはその裏面側に固着してもよい。
【0014】この発明によれば、サーミスタの一対の電
極の対向方向に直交する方向に沿う両側の少なくとも一
側には熱硬化性樹脂を塗布しない解放端とすることによ
り、サーミスタの感温部側の一面と基板の他面との間隙
の少なくとも一側端を開口させている。このために、こ
の解放側面の反対側に塗布した熱硬化性樹脂を硬化させ
るために、加熱すると、この熱硬化性樹脂が、その昇温
の途中で軟化して、上記間隙内にスムーズに流入し、間
隙内の空気を解放側から外方へ押し出し、充填される。
この後、この熱硬化性樹脂は重合温度に昇温したときに
重合して硬化する。
【0015】なお、請求項1の発明では、樹脂を付着さ
せた側のサーミスタと基板との間の開口は完全に塞がら
ないで多少の隙間が残っていてもよい。
【0016】このために、基板とサーミスタの感温部側
の一面との間隙内に熱硬化性樹脂を容易迅速かつ確実に
充填することができるので、この熱硬化性樹脂を介して
抵抗発熱体の熱をサーミスタに伝える熱伝導性を向上さ
せることができる。したがって、サーミスタによる抵抗
発熱体の温度制御上の精度を向上させることができる。
また、サーミスタを解放側とは反対側に固着された熱硬
化性樹脂と、上記間隙内に充填された熱硬化性樹脂とに
より2重でサーミスタを基板裏面に固着するので、その
固着強度を向上させることができる。
【0017】請求項2の発明は、熱硬化性樹脂は、サー
ミスタの解放側に、その反対側に固着された分量よりも
少ない量で固着されていることを特徴とする。
【0018】この発明によれば、熱硬化性樹脂をサーミ
スタの解放側とその反対側とに固着しているが、その固
着量を解放側への付着量の方を少なくしているので、そ
の反対側から間隙内へ熱硬化性樹脂が流入し易くなり、
基板とサーミスタの間隙内の空気を解放側から外部へ追
い出すことができる。
【0019】これにより、この間隙内に熱硬化性樹脂を
充填することができるので、請求項1と同様の効果を奏
することができるうえに、サーミスタの解放側面の反対
側のでも熱硬化性樹脂によりサーミスタを基板に固着す
るので、その固着強度を増強させることができる。
【0020】請求項3の発明は、熱硬化性樹脂は熱伝導
性のフィラーを混入していることを特徴とする。
【0021】この発明によれば、熱硬化性樹脂に熱伝導
性フィラーを混入しているので、この熱硬化性樹脂の熱
伝導性を一段と向上させることができる。
【0022】また、フィラーの混入量を調整すること
で、綺麗なフィレントを作ることができ、サーミスタの
固着強度を向上できる。
【0023】請求項4の発明は、熱硬化性樹脂は、加熱
による昇温途中で軟化してから硬化する特性を有するこ
とを特徴とする。
【0024】この発明によれば、熱硬化性樹脂が加熱に
よる昇温途中で軟化するので、その軟化により粘性を低
下させた際に、サーミスタと基板他面との間隙内に熱硬
化性樹脂を流入させて容易かつ迅速に充填させることが
できる。
【0025】請求項5の発明は、熱硬化性樹脂は、サー
ミスタの少なくとも一側に、サーミスタを基板に固着す
るのに必要かつ十分な量で固着されていることを特徴と
する。
【0026】この発明によれば、サーミスタの少なくと
も一側に、サーミスタを基板に固着するのに必要かつ十
分な分量の熱硬化性樹脂を固着させているので、サーミ
スタを基板の他面に十分に固着することができる。
【0027】請求項6の発明は、熱硬化性樹脂は、サー
ミスタの解放側を除く三側およびサーミスタの感温部側
の一面と、基板とをそれぞれ固着していることを特徴と
する。なお、このようにサーミスタに固着された各熱硬
化性樹脂は一体に連結されてもよい。
【0028】この発明によれば、サーミスタの解放端を
除く三側およびサーミスタの感温部側の一面と、基板と
を熱硬化性樹脂により固着して、その固着部分を4箇所
に増加させているので、サーミスタの基板他面への固着
強度をさらに一段と増強させることができる。
【0029】請求項7の発明は、熱硬化性樹脂は、サー
ミスタの解放側の反対側およびこれら以外の一側面およ
びサーミスタの感温部側の一面と、基板とをそれぞれ固
着していることを特徴とする。なお、このようにサーミ
スタに固着された各熱硬化性樹脂は一体に連結されても
よい。
【0030】この発明によれば、基板にサーミスタを3
箇所で固着するので、その固着強度を増強させることが
てきる。
【0031】請求項8の発明は、請求項1ないし7のい
ずれか一に記載の定着ヒータと;定着ヒータに圧接する
ように対向配置されて、この定着ヒータからの熱を被定
着体の画像を形成しているトナーに作用させるととも
に、この被定着体を搬送する加圧ローラと;を具備して
いることを特徴とする。
【0032】この発明によれば、請求項1ないし7のい
ずれか一に記載の定着ヒータを有するので、これらとほ
ぼ同様の作用効果を奏することができる。
【0033】請求項9の発明は、請求項8記載の定着装
置と;媒体に形成された静電潜像にトナーを付着させて
反転画像を形成し、この反転画像を被定着体に転写して
所定の画像を形成する手段と;を具備していることを特
徴とする。
【0034】この発明によれば、請求項8記載の定着装
置を有するので、これとほぼ同様の作用効果を奏するこ
とができる。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図14に基づいて本
発明の実施の形態を説明する。なお、図1〜図14中、
同一または相当部分には同一符号を付している。
【0036】図1は本発明の第1の実施形態に係る定着
ヒータ10の一部切欠平面図、図2は図1の裏面図、図
3は図2のIII−III線切断部の要部端面図であり、これ
らの図において、定着ヒータ10は耐熱性・電気絶縁性
材料の例えばアルミナ(Al2 3 )セラミックスやム
ライト(3Al2 ・2SiO2 )セラミックス等からな
る細長い基板11の表面11a上に、その長手方向に長
い膜状の抵抗発熱体12を形成している。
【0037】基板11は例えば長さ約300mm,幅約8
mm,厚さ約0.6〜約1mmの大きさの長方形に形成され
ている。抵抗発熱体12は例えば長さ約230mm,厚さ
約10μmの銀・パラジウム(Ag・Pd)合金やニッ
ケル・錫(Ni・Sn)合金,RuO2 合金等を主体と
する厚膜により形成されている。
【0038】抵抗発熱体12はその一端部,または両端
部に、その一部を上下方向で重ねて、銀あるいは銀・白
金(Ag・Pt)合金,銀・パラジウム合金(Ag・P
d)等の良導電体からなる膜を形成して一対の電極13
a,13bを形成して、抵抗発熱体12に電気的に接続
している。一対の電極13a,13bには図示しないコ
ネクタを介して抵抗発熱体12に通電するようになって
いる。
【0039】そして、抵抗発熱体12と一対の電極13
a,13bの内端部外表面を保護層であるガラス質のオ
ーバーコート層14で被覆して、耐摩耗性や耐衝撃性な
どの機械的強度の向上と、硫化や酸化等からの耐蝕保護
と、後述する加圧ローラ等との電気的絶縁を図ってい
る。
【0040】一方、図2に示すように基板11は、その
裏面(他面)11b側に、一対の配線導体15a,15
bを並設している。これら配線導体15a,15bは銀
(Ag)、白金(Pt)、金(Au)や銀・白金(Ag
・Pt)合金、銀・パラジウム(Ag・Pd)合金など
を主体とし、膜厚が10〜30μmである。これら配線
導体15a,15bの一端(図2では左端)に端子部1
6a,16bを一体に連成している。
【0041】そして、配線導体15a,15bの各先端
部は基板裏面11bのほぼ中央部(基板表面11aの抵
抗発熱体12の真裏)で終端し、これら終端部上にチッ
プ状のサーミスタ17を跨設している。
【0042】サーミスタ17は抵抗発熱体12の温度を
基板11を介して検出し、この検出温度信号を図示しな
い温度制御回路にフィードバックして抵抗発熱体12に
印加する電力を制御することにより抵抗発熱体12の温
度を一定に保持するものである。
【0043】図3に示すように、サーミスタ17は例え
ばアルミナ(Al2 3 )セラミックスからなる厚さ約
250μmの矩形平板状の基体17aの図中上面の中央
部上に、マンガン、コバルト、ニッケルなどの酸化物
(MnO2 、Co3 4 、NiO)を混合して形成した
薄膜からなる感温部17bを形成し、この感温部17b
の両端部に連接して例えば白金(Pt)層もしくはAu
層などからなる薄膜電極17c,17dを形成してい
る。感温部17bの外面(図3では上面)は、この膜が
大気中の温度や不純物ガスにより特性劣化を起こすのを
防ぐために、例えば酸化硅素(SiO2 )からなる層厚
が5〜30μmのオーバーコート層17eにより全面的
に被覆されている。
【0044】なお、上記の各膜、層は基板11やサーミ
スタ基体17aに対比して薄膜であるが、図1では説明
の便宜上、誇張して厚く示しており、寸法上比例してい
るものでもない。
【0045】このチップ形状のサーミスタ17は、温度
係数が負の大きな値を有する電気抵抗体を用いたもの
で、温度上昇したときに抵抗値が大きく低下し、温度を
抵抗値の大小に変換する熱検出素子からなるセンサであ
る。
【0046】このようなサーミスタ17はその基体17
aが基板11の裏面11bの一対の配線導体15a,1
5b間にあって図中上面が基板11の裏面11bに対向
した状態で、両電極17c,17d上に銀(Ag)もし
くは銀・パラジウム(At・Pd)の合金粉末などを有
機接着剤と混合した導電性接着剤18を盛り上げるよう
にして基板11の配線導体15a,15b上に接合させ
てある。
【0047】そして、サーミスタ感温部17b上のオー
バーコート層17eと基板裏面11bとの間隙g内に熱
硬化性樹脂の一種であるエポキシ系接着剤19aを充填
して、サーミスタ17を基板裏面11bのほぼ中央部に
接着して固着している。
【0048】そして、図4の要部平面図と図4のV−V
線切断部端面である図5に示すように、サーミスタ基体
17aは、一対の電極17c,17d側の外側面17
f,17gに固着されたエポキシ系接着剤19b,19
cと、サーミスタ17の一対の電極17c,17dの対
向方向に直交する方向に沿う両側面17h,17iの一
方、例えば17hを解放側面としてエポキシ系接着剤を
全く固着せずに、その反対側の側面17iにエポキシ系
接着剤19dを固着している。なお、この解放側面17
hとその反対側面17iとはその位置を逆転させてもよ
い。
【0049】つまり、サーミスタ17は、その三側面1
7f,17g,17iにそれぞれ固着されたエポキシ系
接着剤19b,19c,19dと、サーミスタ17の感
温部17b側裏面と基板裏面11bとの間隙ga内に充
填されたエポキシ系接着剤19aとにより基板裏面11
bに固着されている。
【0050】そして、間隙ga内に充填されたエポキシ
系接着剤19aは、サーミスタ17の解放側側面17h
の反対側側面17iに塗布されたエポキシ系接着剤19
dを硬化させるために加熱したときに、その昇温途中で
このエポキシ系接着剤19dが軟化して粘性を低下させ
たときに間隙ga内に流入して固化したものである。
【0051】つまり、一対の配線導体15a,15b上
に、サーミスタ17の一対の電極17c,17dを固着
したときに、間隙gaは、一対の電極17c,17d同
士の対向方向に直交する方向の二側面17h,17iで
開口するが、この間隙gaの一側が解放側面17hで開
口しているために、この間隙ga内の空気を、この間隙
ga内に流入してくるエポキシ系接着剤19dにより押
し出すことができるので、このエポキシ系接着剤19d
を容易迅速かつ確実に充填させることができる。
【0052】したがって、サーミスタ17の感温部17
b側の一面を、基板裏面11bに、その両者間の間隙g
a内に流入して充填されたエポキシ系接着剤19aと、
サーミスタ17の三側面に固着されたエポキシ系接着剤
19b〜19dとにより固着するので、その固着強度を
増強させることができるうえに、抵抗発熱体12の発熱
を、基板11と、間隙ga内に充填されたエポキシ系接
着剤19aとを介してサーミスタ感温部17bに伝える
ことができるので、その熱伝導性を向上させることがで
きる。その結果、サーミスタ17により抵抗発熱体12
の温度を制御する場合の精度を向上させることができ
る。
【0053】また、サーミスタ17の解放側面17hを
除く三側面17f,17g,17iに塗布されたエポキ
シ系接着剤19b〜19dが基板裏面11bに確実に固
着された場合には、これらにフィレットが形成されるの
で、その固着の良否をフィレットの目視チェックにより
容易かつ迅速にチェックすることができる。
【0054】図6は本発明の第2の実施形態に係る定着
ヒータの要部平面図、図7は図6のVII−VII線切断部の
要部端面図である。これらの図に示すように、この実施
形態はサーミスタ71の解放側面17hと反対側の一側
面17iに塗布したエポキシ系接着剤19dと、この接
着剤19dの一部が間隙ga内に流入して充填されたエ
ポキシ系接着剤19aとにより、サーミスタ17を基板
裏面11bに固着する点に特徴がある。
【0055】この実施形態によれば、サーミスタ17と
基板裏面11bとの間隙gaに流入して充填されたエポ
キシ系接着剤19aと、サーミスタ17の一側面17i
に塗布されたエポキシ系接着剤19dとにより、サーミ
スタ17を基板裏面11bに固着するので、その固着を
確実に行なうことができるうえに、サーミスタ17への
熱伝導性を向上させることができる。
【0056】また、図4で示すようにサーミスタ17の
一対の電極17c,17d側の両側面17f,17gに
塗布されるエポキシ系接着剤19b,19cを省略する
ので、エポキシ系接着剤の塗布量の節約と、その塗布工
程ないし加熱による硬化工程を省略することができる。
【0057】図8は本発明の第3の実施形態の要部平面
図であり、この実施形態は、サーミスタ17の一方の電
極、例えば17c側の一側面に塗布したエポキシ系接着
剤19bと、解放側面17hと反対側の一側面17iに
塗布したエポキシ系接着剤19dと、間隙ga内に充填
されたエポキシ系接着剤19aとにより、サーミスタ1
7を基板裏面11bに固着した点に特徴がある。
【0058】したがって、この実施形態によれば、サー
ミスタ17と基板裏面11bとの間隙gaに流入して充
填されたエポキシ系接着剤19aと、サーミスタ17の
一側面17iに塗布されたエポキシ系接着剤19dと、
一方の電極17c側一側面に塗布されたエポキシ系接着
剤19bとにより、サーミスタ17を基板裏面11bに
固着するので、その固着を確実に行なうことができるう
えに、サーミスタ17への熱伝導性を向上させることが
できる。
【0059】また、図8で示すようにサーミスタ17の
他方の電極17d側の側面17gに塗布されるエポキシ
系接着剤19c(図4参照)を省略するので、エポキシ
系接着剤の塗布量の節約と、その塗布工程を省略するこ
とができる。
【0060】図9は本発明の第4の実施形態の要部平面
図であり、この実施形態は、サーミスタ17の解放側面
17hと、その反対側の一側面17iとにそれぞれ塗布
したエポキシ系接着剤19d,19eと、間隙ga内に
充填されたエポキシ系接着剤19aとにより、サーミス
タ17を基板裏面11bに固着した点に特徴がある。し
かし、サーミスタ17の解放側面17hとその反対側面
17iとにそれぞれ塗布されたエポキシ系接着剤19
d,19eを同時に加熱して硬化させると、図17で示
す従来例と同様にサーミスタ17と基板裏面11bとの
間隙ga内に空隙ができるので、これら両エポキシ系接
着剤19d,19eの加熱硬化タイミングをずらすこと
により、これら接着剤19d,19eの一部を間隙ga
内に流入させて充填することができる。
【0061】そして、この実施形態によれば、サーミス
タ17と基板裏面11bとの間隙gaに流入して充填さ
れたエポキシ系接着剤19aと、サーミスタ17の解放
側面17gに塗布されたエポキシ系接着剤19eと、そ
の反対側の一側面17iに塗布されたエポキシ系接着剤
19dとにより、サーミスタ17を基板裏面11bに固
着するので、その固着を確実に行なうことができるうえ
に、サーミスタ17への熱伝導性を向上させることがで
きる。
【0062】また、図9で示すようにサーミスタ17の
一対の電極17c,17d側の両側面17f,17gに
塗布されるエポキシ系接着剤19b,19c(図4参
照)を省略するので、エポキシ系接着剤の塗布量の節約
と、その塗布工程ないし加熱による硬化工程を省略する
ことができる。
【0063】図10は本発明の第5の実施形態の要部平
面図であり、この実施形態は上記サーミスタ17の一対
の電極17c,17dを導電性接着剤18により一対の
配線導体15a,15bの上面上に固着するために、導
電性接着剤8を配線導体15a,15b上に塗布する箇
所にて、各配線導体15a,15bの幅方向に沿う細い
複数の横溝20を長手方向にそれぞれ所定のピッチで並
設した点に特徴がある。
【0064】したがって、この実施形態によれば、これ
ら配線導体15a,15b上に塗布した導体性接着剤1
8の塗布量が所定値よりも多くばらついた場合には、そ
の余剰分を各横溝20の毛細管現象により吸収すること
ができる。
【0065】その結果、導電性接着剤18の余剰分が各
配線導体15a,15bとサーミスタ17の各電極17
c,17dから外方へはみ出してショートするのを未然
に防止することができる。このために、歩留りを向上さ
せることができる。
【0066】なお、上記各横溝20を図11で示す複数
の縦溝21に置換してもこの実施形態と同様の効果を得
ることができる。
【0067】図12は本発明の第6の実施形態の要部縦
断面図であり、この実施形態は基板裏面11b側に、配
線導体15a,15bに対応させて良熱伝導体22a,
22bを埋設し、これら良熱伝導体22a,22b上
に、直接配線導体15a,15bを形成した点に特徴が
ある。
【0068】したがって、この実施形態によれば、抵抗
発熱体12の発熱を、基板11と、良熱伝導体22a,
22bと、配線導体15a,15bとを介してサーミス
タ17に逸早く熱伝導させることができるので、サーミ
スタ17への熱伝導を早めることができる。このため
に、サーミスタの応答速度を早めることができるので、
抵抗発熱体12の温度制御の精度を向上させることがで
きる。
【0069】図13は本発明の第7の実施形態の要部縦
断面図であり、この実施形態は抵抗発熱体12の全体
を、図3で示すオーバーコート層14に代えて、良熱伝
導性の第1のガラス層14aにより被覆すると共に、こ
の第1のガラス層14aの幅方向両端部に、この第1の
ガラス層14aよりも熱伝導率の低い第2,第3のガラ
ス層14b,14cをほぼ同じ高さで一体に連成し、さ
らに、これら第1〜第3のガラス層14a,14b,1
4cの各頂面上に、平滑性に優れた第4のガラス層14
dを形成した点に特徴がある。
【0070】したがって、この実施形態によれば、抵抗
発熱体12の幅方向両端部に、熱伝導性の低い第2,第
3のガラス層14b,14cを配設しているので、抵抗
発熱体12の幅方向両端部から外部への熱逃げを低減す
ることができる。
【0071】これにより、抵抗発熱体12の発熱効率を
向上させて立上げを早めることができるうえに、複写用
紙等の被加熱体が摺動する第4のガラス層14d上の温
度分布をその幅方向ほぼ中央部に集熱して高めることが
できる。
【0072】図14は本発明を画像形成装置の一種であ
る電子式複写機31に適用した場合の第8の実施形態の
構成を示している。この複写機31は筐体32内に、カ
セット33内の複写用紙Pを引き込み、これに図示しな
い原稿の画像に対応したトナー画像を形成する画像形成
部34と、このトナー画像を複写用紙Pに定着させる定
着装置35とを内蔵している。
【0073】定着装置35は例えば図15に示すように
構成され、加圧ローラ36に対向させて上記定着ヒータ
10を並設しており、この定着ヒータ10を樹脂製円柱
状のホルダー37の取付溝の底部上に固着している。定
着ヒータ10の外周面には加圧ローラ36のシリコーン
ゴム層38を弾性的に圧接させている。
【0074】そして、定着ヒータ10は一対の電極13
a,13bに接触した燐青銅板等からなる弾性が付与さ
れたコネクタを通じて通電されて抵抗発熱体12が発熱
し、この発熱基板11全体とオーバーコート層14とに
与熱される。したがって、このオーバーコート層14の
図示しない耐熱シートの外面と加圧ローラ36のシリコ
ーンゴム層38との間で、トナー像Tを形成した複写用
紙Pを定着ヒータ10により加熱することにより、未定
着トナー像Tを溶融し、複写用紙Pに定着させることが
できる。
【0075】そして、この定着ヒータ10は上記したよ
うにサーミスタ17への熱伝導性が良好であるので、こ
のサーミスタ17による抵抗発熱体12の温度制御上の
精度を向上させることができる。
【0076】また、基板裏面11bへのサーミスタ17
の固着強度が大きいので、サーミスタ17の基板裏面1
1bからの脱落等のトラブルの発生を未然に防止するこ
とができ、信頼性を向上させることができる。
【0077】
【発明の効果】以上説明したように請求項1の発明は、
サーミスタの一対の電極の対向方向に直交する方向に沿
う両側部に設けられたサーミスタと基板との間の少なく
とも一側には熱硬化性樹脂を塗布しない解放端とするこ
とにより、サーミスタの感温部側の一面と基板との間隙
の少なくとも一端を開口させている。このために、この
解放側の反対側に塗布した熱硬化性樹脂を硬化させるた
めに、加熱すると、その昇温の途中で軟化して、上記間
隙内にスムーズに流入し、間隙内の空気を解放側端から
外方へ押し出し、充填される。この後、この熱硬化性樹
脂は重合温度に昇温したときに重合して硬化する。
【0078】このために、基板とサーミスタとの間隙内
に熱硬化性樹脂を容易迅速かつ確実に充填することがで
きるので、この熱硬化性樹脂を介して抵抗発熱体の熱を
サーミスタに伝える熱伝導性を向上させることができ
る。したがって、サーミスタによる抵抗発熱体の温度制
御上の精度を向上させることができる。また、サーミス
タを解放側とは反対側に固着された熱硬化性樹脂と、上
記間隙内に充填された熱硬化性樹脂とによりサーミスタ
を基板に固着するので、その固着強度を向上させること
ができる。
【0079】請求項2の発明によれば、熱硬化性樹脂を
サーミスタの解放側とその反対側とに固着しているが、
その固着量を解放側への付着量の方を少なくしているの
で、その反対側から間隙内へ熱硬化性樹脂が流入するこ
とにより、基板とサーミスタの間隙内の空気を解放側端
から外部へ追い出すことができる。
【0080】これにより、この間隙内に熱硬化性樹脂を
充填することができるので、請求項1と同様の効果を奏
することができるうえに、サーミスタの解放側の反対側
でも熱硬化性樹脂によりサーミスタを基板他面に固着す
るので、その固着強度を増強させることができる。
【0081】請求項3の発明によれば、熱硬化性樹脂に
熱伝導性フィラーを混入しているので、この熱硬化性樹
脂の熱伝導性を一段と向上させることができる。
【0082】また、フィラーの混入量を調整すること
で、綺麗なフィレントを作ることができ、サーミスタの
固着強度を向上できる。
【0083】請求項4の発明によれば、熱硬化性樹脂が
加熱による昇温途中で軟化するので、その軟化により粘
性を低下させた際に、サーミスタと基板他面との間隙内
に熱硬化性樹脂を流入させて容易かつ迅速に充填させる
ことができる。
【0084】請求項5の発明によれば、サーミスタの少
なくとも一側に、サーミスタを基板に固着するのに必要
かつ十分な分量の熱硬化性樹脂を固着させているので、
サーミスタを基板に十分に固着することができる。
【0085】請求項6の発明によれば、サーミスタの解
放端を除く三側およびサーミスタの感温部側の一面と、
基板とを熱硬化性樹脂により固着して、その固着部分を
4箇所に増加させているので、サーミスタの基板への固
着強度をさらに一段と増強させることができる。
【0086】請求項7の発明によれば、基板にサーミス
タを3箇所で固着するので、その固着強度を増強させる
ことがてきる。
【0087】請求項8の発明によれば、請求項1ないし
7のいずれか一に記載の定着ヒータを有するので、これ
らとほぼ同様の作用効果を奏することができる。
【0088】請求項9の発明によれば、請求項8記載の
定着装置を有するので、これとほぼ同様の作用効果を奏
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る定着ヒータの一
部切欠平面図。
【図2】図1の裏面図。
【図3】図2の III−III 線切断部の要部端面図。
【図4】図3の要部拡大底面図。
【図5】図4のV−V線切断部の要部端面図。
【図6】本発明の第2の実施形態に係る定着ヒータの要
部底面図。
【図7】図6のVII−VII線切断部の要部端面図。
【図8】本発明の第3の実施形態の要部底面図。
【図9】本発明の第4の実施形態の要部底面図。
【図10】本発明の第5の実施形態の要部平面図。
【図11】図10で示す実施形態の変形例の要部平面
図。
【図12】本発明の第6の実施形態の要部縦断面図。
【図13】本発明の第7の実施形態の要部縦断面図。
【図14】本発明の第8の実施形態に係る画像形成装置
の全体構成図。
【図15】図14で示す定着装置の縦断面図。
【図16】従来の定着ヒータの一部縦断面図。
【図17】図16の一部を拡大して示す底面図。
【符号の説明】
10 定着ヒータ 11 基板 11a 基板の表面 11b 基板の裏面 12 抵抗発熱体 13a,13b 給電用端子部 14 オーバーコート層 15a,15b 一対の配線導体 17 サーミスタ 17a サーミスタ基体 17b サーミスタ感温部 17c,17d サーミスタ電極部 17e オーバーコート層 17f,17g サーミスタの電極側側面 17h サーミスタの解放側側面 17i サーミスタの解放側側面の反対側の側面 18 導電性接着剤 19,19a,19b,19c,19d,19e エポ
キシ系接着剤 20 横溝 21 縦溝 31 電子式複写機 32 筺体 33 カセット 34 画像形成部 35 定着装置 36 加圧ローラ 37 ホルダー P 複写用紙 T トナー像

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 耐熱性電気絶縁材料よりなる基板と;基
    板上に形成される膜状の抵抗発熱体と;基板上にて並設
    される膜状の一対の配線導体と;各配線導体に導電性接
    着剤により固着される一対の電極および基板に間隙を置
    いて対向配置されて、抵抗発熱体の温度に感応する感温
    部を有するサーミスタと;サーミスタの一対の電極の対
    向方向に直交する方向に沿う両側部に設けられたサーミ
    スタと基板との間の開口の少なくとも一側を解放する一
    方、その他側を塞いでサーミスタの感温部側の一面を基
    板に固着する熱硬化性樹脂と;を具備していることを特
    徴とする定着ヒータ。
  2. 【請求項2】 熱硬化性樹脂は、サーミスタの解放側
    に、その反対側の他側に固着された分量よりも少ない量
    で固着されていることを特徴とする請求項1記載の定着
    ヒータ。
  3. 【請求項3】 熱硬化性樹脂は熱伝導性のフィラーを混
    入していることを特徴とする請求項1または2記載の定
    着ヒータ。
  4. 【請求項4】 熱硬化性樹脂は、加熱による昇温途中で
    軟化してから硬化する特性を有することを特徴とする請
    求項1ないし3のいずれか一記載の定着ヒータ。
  5. 【請求項5】 熱硬化性樹脂は、サーミスタの少なくと
    も一側に、サーミスタを基板に固着するのに必要かつ十
    分な量で固着されていることを特徴とする請求項1ない
    し4のいずれか一記載の定着ヒータ。
  6. 【請求項6】 熱硬化性樹脂は、サーミスタの解放側を
    除く三側およびサーミスタの感温部側の一面と、基板と
    をそれぞれ固着していることを特徴とする請求項1ない
    し4のいずれか一記載の定着ヒータ。
  7. 【請求項7】 熱硬化性樹脂は、サーミスタの解放側の
    反対側およびこれら以外の一側およびサーミスタの感温
    部側の一面と、基板とをそれぞれ固着していることを特
    徴とする請求項1ないし5のいずれか一記載の定着ヒー
    タ。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし7のいずれか一に記載の
    定着ヒータと;定着ヒータに圧接するように対向配置さ
    れて、この定着ヒータからの熱を被定着体の画像を形成
    しているトナーに作用させるとともに、この被定着体を
    搬送する加圧ローラと;を具備していることを特徴とす
    る定着装置。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の定着装置と;媒体に形成
    された静電潜像にトナーを付着させて反転画像を形成
    し、この反転画像を被定着体に転写して所定の画像を形
    成する手段と;を具備していることを特徴とする画像形
    成装置。
JP20263996A 1996-07-31 1996-07-31 定着ヒータ,定着装置および画像形成装置 Abandoned JPH1048978A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010149293A (ja) * 2008-12-24 2010-07-08 Sii Printek Inc ヘッドチップ、液体噴射ヘッド及び液体噴射装置
JP2014224999A (ja) * 2013-04-19 2014-12-04 株式会社リコー 定着装置および画像形成装置

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