JP3482000B2 - ヒータおよび定着装置ならびに定着装置組込機器 - Google Patents

ヒータおよび定着装置ならびに定着装置組込機器

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JP3482000B2
JP3482000B2 JP11900094A JP11900094A JP3482000B2 JP 3482000 B2 JP3482000 B2 JP 3482000B2 JP 11900094 A JP11900094 A JP 11900094A JP 11900094 A JP11900094 A JP 11900094A JP 3482000 B2 JP3482000 B2 JP 3482000B2
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孝明 苅部
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Toshiba Development and Engineering Corp
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Harison Toshiba Lighting Corp
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  • Resistance Heating (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電気絶縁性基板の一
面(表面)側に抵抗発熱体を、他面(裏面)側に温度検
出のための配線導体を施してなるヒータおよび定着装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば電子式複写機においては、トナ
ー像を形成した複写用紙をヒータと加圧ローラとの間で
挟圧しながら通過させ、ヒータの熱によって複写用紙を
加熱してトナーを溶融させて定着するようにしている。
【0003】従来の定着装置としては、中空に形成した
ローラの中心部に管形赤外線電球や棒状ヒータを配置し
たヒートローラを用い、上下一対のローラのうち少なく
とも一方をこのヒートローラとし、対設された他方のロ
ーラとの間に未定着の複写用紙を通すことによってトナ
ー像を溶融して複写用紙上に定着するヒートローラ定着
方式がある。
【0004】このヒートローラ定着方式は、ヒータから
ローラを介し間接的に複写用紙を加熱するもので始動に
時間がかかり、予熱を必要として電力の消費量も多いな
どの問題があった。また、トナーの定着は所定の温度範
囲でないとトナーが溶着せず、温度が低いと剥離して画
像がまだらとなったり、高くなり過ぎると用紙が変色し
て見栄えが悪く不良となることなどがある。
【0005】このため、定着装置はヒートローラの温度
を検出して電球やヒータへの電力の調整を行っている。
しかし、この方式の場合は熱源からヒートローラまでの
温度伝達が複数段階を経て行われるため、その反応も遅
く温度調整されるまでの時間が長くかかり、その間良質
の複写ができないということもあった。
【0006】そこで、このヒートローラ定着方式に代わ
って、板状ヒータの定着方式が開発され実用化されてい
る。この板状ヒータの定着方式に用いられるヒータH
は、たとえば図1および図9に示すようにアルミナ(A
2 3 )セラミックスなどからなる表面が平面状や曲
面状あるいは傾斜面状をなす細長短冊状の耐熱・電気絶
縁性基板1の一面(表面)側11に、銀・パラジウム合
金(Ag・Pd)粉末などと無機結着剤や有機結着剤と
を混合したペーストを印刷塗布・焼成して細長い帯状の
抵抗発熱体2を形成している。そして、この抵抗発熱体
2の両端を幅広としこの部分に銀(Ag)などの良導体
からなる膜を形成して電極部3、3を構成し、さらにこ
の抵抗発熱体2の表面をガラス質のオーバーコート層4
で被覆している。
【0007】また、この基板1の他面(裏面)側12に
は長手方向に並行して電気抵抗が小さい材料たとえば銀
(Ag)などの金属ペーストを厚膜状に塗布し、乾燥し
たのち焼成して形成した一対の配線導体51、52が設
けられ、この並行した導体51、52間に基板1の長手
方向と直交する短辺方向で橋絡させたサーミスタなどの
温度検出素子6が設けられていて、この温度検出素子6
は配線導体51、52上に銀(Ag)あるいは銀・パラ
ジウム(Ag・Pd)の合金粉末などと有機接着剤とを
混合した導電性接着剤7を介して接合させている。
【0008】また、加圧ローラ(図示しない。)はヒー
タHと平行な回転軸を有するローラで、その表面は耐熱
性弾性材料で構成され、ヒータHのオーバーコート層4
に弾接しながら回転するようになっている。そして、複
写用紙がヒータHと加圧ローラとの間に供給されると、
加圧ローラの回転により、複写用紙がヒータHのオーバ
ーコート層4表面を滑りながら搬送され、この間にヒー
タHの熱によって複写用紙上のトナーが加熱溶融し定着
されるようになっている。
【0009】この定着装置においてヒータHは上述した
ように加圧ローラと並行して配設されていて、すなわ
ち、加圧ローラの外周が長手方向に直線状なす部分
と、ヒータH基板1上に長手方向に形成された抵抗発熱
体2付近の上面部分とが常時当接している。このため、
ヒータHの基板1には加圧ローラからの押圧力などやヒ
ータH通電時の発熱による基板1の変形からくる機械的
応力が加わっている。
【0010】上記の加圧ローラからの押圧力は基板1の
抵抗発熱体2が形成された中心部付近の長手方向に沿っ
て加わるため、基板1は図10(a)に示すように中心
付近から変形することが多く、このように短辺方向で変
形すると基板1の長尺方向と直交して導電性接着剤7を
介して接合されたサーミスタ6のほぼ中心に力がかか
る。すなわち、サーミスタ6のほぼ中心に力がかかると
いうことはサーミスタ6の両端を支持固定している電極
端子部に応力がかかる。すると、固着力が最も弱い温度
検出素子6の導電性接着剤7部が基板1から剥がれ隙間
9(図10(a)では変形度および隙間9を誇張して示
したが実際には目視して分からない程度の隙間が多い)
を生じ、電気的接続が外れたり不安定な状態となり、ヒ
ータHの発熱温度が検出できずに温度調整が不可能にな
るという不具合が発生する問題があった。
【0011】また、ヒータHの基板1が熱変形によっ
て、図10(b)に示すように上記図10(a)と反対
方向に湾曲した場合にも導電性接着剤7部が基板1から
剥がれ隙間9を生じ、上記と同様な不具合が発生する問
題があった。
【0012】また、ヒータHの基板1を定着装置のホル
ダや取付けステーなどへ接着剤を介して接合した場合に
は、接着剤の塗布状態により影響を受ける。これは基板
1短辺の中心部を通る長手方向に接着剤を塗布した場
合、基板1の長手方向には反りなどの変形は生じない
が、短辺に沿っては両端部が反るという問題があった。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記問題点を
除去し、ヒータの基板裏面側の配線導体に接合したサー
ミスタなどの温度検出素子が基板の配線導体から剥がれ
難い構成のヒータおよびこのヒータを用いた定着装置な
どを提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明のヒータは、耐熱
・電気絶縁性材料からなる長尺の基板と、この基板の一
面側に長手方向に沿って形成された帯状の抵抗発熱体
と、上記基板の他面側に長手方向に沿うとともに先端側
が所定の間隔を隔て並行対向するよう基板と直交する方
向に鉤形に屈曲して形成された一対の配線導体と、この
配線導体の並行対向した先端側部分を橋絡して基板の長
手方向に沿い導通接続された温度検出素子と、上記基板
面上の抵抗発熱体の端部に形成された給電用の端子部お
よび温度検出素子を接続した配線導体の端部に形成され
た出力用の端子部とを具備していることを特徴としてい
る。
【0015】
【0016】
【0017】また、本発明の定着装置は、請求項1に記
載のヒータの長手方向に沿って加圧ローラを相対して配
置したことを特徴としている。
【0018】さらに、本発明の定着装置組込機器は、請
求項に記載の定着装置を組み込んだことを特徴として
いる。
【0019】
【作用】細長短冊状の基板において、当接や熱変形から
の応力が大きい短辺を避けて、長辺に沿ってサーミスタ
などの温度検出用の素子を接合させたので、ヒータ基板
の配線導体に接合固着したサーミスタなどが基板から剥
離することが少なく、ヒータの信頼性の高い温度制御を
行うことができる。
【0020】
【実施例】以下、本発明ヒータの実施例を図1ないし図
4を参照して説明する。図1はヒータHの中間部を切欠
した平面図、図2は図1のヒータHの背面図、図3は図
2中の矢視X−X線に沿って切断した部分の拡大断面側
面図、図4は温度検出素子であるサーミスタの一部切欠
斜視図である。
【0021】図中1は耐熱・電気絶縁性材料たとえばア
ルミナ(Al2 3 )セラミックスからなる長さ約30
0mm,幅約10mm,厚さ0.8〜1mmの大きさの
細長の短冊状の基板である。2は基板1の一面(表面)
側11に長手方向に沿って形成された長さ約230m
m,幅約2mm、厚さ約10μmの銀・パラジウム(A
g・Pd)合金やニッケル・錫(Ni・Sn)合金など
を主体とする帯状の抵抗発熱体、3,3はこの抵抗発熱
体2の両端部において重層形成した長さ約15mm、幅
約6mmの幅広な銀(Ag)、白金(Pt)、金(A
u)、銀・白金(Ag・Pt)合金や銀・パラジウム
(Ag・Pd)合金などを主体とする良導電体膜からな
る給電用の端子部である。
【0022】また、4は上記端子部3,3および基板1
の一部を除く、抵抗発熱体2を含む基板1の一面(表
面)側11のほぼ全面を覆うように形成したガラス粉末
などからなる層厚さが20〜100μmのガラス質のオ
ーバーコート層である。
【0023】また、基板1の一面(表面)側11の長手
方向に沿って抵抗発熱体2形成してあるの他面側
12には発熱体2の延在方向に沿うとともに先端側が所
定の間隔を隔て対向するよう基板と直交する方向に鉤形
に屈曲した一対の配線導体51、52が形成されてい
る。この配線導体51、52はたとえば上記端子部3と
同様な銀(Ag)、白金(Pt)、金(Au)、銀・白
金(Ag・Pt)合金や銀・パラジウム(Ag・Pd)
合金などを主体とする材料からなり、たとえば幅約3m
m、長さ約130mm、膜厚10〜30μmで、対向す
る配線導体51、52の先端側部分51a、52aは約
2mmの間隔を隔て形成されていて、その反対側の端部
は端子部53、54となっている。なお、この一対の配
線導体51、52の長さは同寸でなくてもよい
【0024】そして、基板1の長手方向に沿うとともに
基板1側に感温部を対面させたサーミスタなどの温度
検出素子6が、配線導体51、52の対向した先端側部
分51a、52a間を橋絡して配接されている。すなわ
ち、温度検出素子6の電極端子部63,64が、銀(A
g)や銀・パラジウム(Ag・Pd)合金粉末などを無
機結着剤や有機結着剤と混合した導電性接着剤7を介し
先端側部分51a、52aに接合されている。また、
8はサーミスタ6および上記接合部を含む表面を覆うエ
ポキシ樹脂、シリコーン樹脂やポリイミド樹脂などの絶
縁性樹脂からなる保護コート層である。上記サーミスタ
6は、温度係数が負の大きな値を有する電気抵抗体を用
いたもので、温度上昇したときに抵抗値が大きく低下
し、温度を抵抗値の大小に変換する熱検出用の素子から
なるセンサである。
【0025】この温度検出素子を構成するサーミスタ6
は図4に示すようにアルミナ(Al2 3 )セラミック
スからなる厚さ約250μmの平板状の基体61の中央
部上にマンガン、コバルト、ニッケルなどの酸化物(M
nO2 、Co3 4 、NiO)を混合して形成した薄膜
からなる感温部62が形成してあり、この感温部62両
端の基体61上には感温部62と連接して白金(Pt)
層や金(Au)層などからなる電極端子部63、64が
形成してある。また、上記感温部62を形成する膜が大
気中の湿度や不純ガスにより特性劣化を起こすのを防ぐ
ため酸化硅素(SiO2 )からなる層厚が5〜30μm
のオーバーコート層65が形成してある。(なお、上記
の各膜は薄膜であるが図面上は誇張して厚く書いてあ
る。)つぎに、この板状のヒーターHの製造について説
明する。まず、アルミナ(Al2 3 )セラミックスか
らなる細長の基板1の一面(表面)側11に抵抗発熱体
2を形成する。この発熱体2の形成はたとえばまず、銀
・パラジウム合金(Ag・Pd)やこれに酸化ルテニウ
ムを加えた金属(Ag・Pd+RuO2 )の粉末とガラ
ス(無機結着剤)、有機結着剤などとを混練した導電性
のペースト状塗料を用意する。そして、このペースト状
塗料を細長い基板1の一面(表面)側11上に印刷塗布
し、乾燥したのち約850℃で約10分間焼成すること
により行う。この焼成により、塗料中に含まれていた残
存水分が飛散し、ついで有機結着剤が熱分解しガス化し
て飛散し、この結果、銀・バラジウム(Ag・Pd)粉
末は薄い膜となり基板1の一面(表面)側11上にガラ
ス質となって強固に結着された抵抗発熱体2が形成され
る。
【0026】ついで、この抵抗発熱体2の両端部分の連
設した部分および基板1の他面(裏面)側12上に屈曲
した鉤形に(一部切欠してある)、抵抗発熱体2よりも
接触電気抵抗が小さい材料たとえば銀(Ag)、銀・プ
ラチナ合金(Ag・Pt)、金(Au)、プラチナ(P
t)などの金属ペーストを厚膜状に塗布し、乾燥したの
ち焼成して端子部3、3、53、54および一対の配線
導体51、52を形成する。
【0027】そしてこの後、帯状の抵抗発熱体2部分、
この帯状部分と連接する端子部3、3および基板1の表
面11にガラス質のオーバーコート層4を形成する。こ
のオーバーコート層4の形成は、酸化鉛(PbO)を主
成分としたPbO(55〜85Wt%)−B2 3 (5
〜15Wt%)−SiO2 (10〜30Wt%)系ガラ
スの粉末をニトロセルローズ(有機結着剤)とともに有
機溶剤で混練りしてなる田中貴金属インターナショナル
(株)製のガラスペーストを上記抵抗発熱体2の帯状部
分を含む基板1表面側11の長手方向に塗布、乾燥させ
た後、600〜700℃で約8分間焼成して、厚さ25
μm〜100μmのガラス層とする。
【0028】そしてつぎに、基板1の他面(裏面)側1
2に形成した一対の配線導体51、52の端部上または
温度検出素子であるサーミスタ6の電極端子部63、6
4上に導電性接着剤7を付着する。そして、サーミスタ
6の感温部62側を基板1に対面させた状態で載せ、こ
の接着剤7を硬化することによってサーミスタ6を基板
1に接合して固着させる。なお、この接合に際してはサ
ーミスタ6と基板1とを押圧しながら作業するのが密着
性が高まってよい。このサーミスタ6接合用の接着剤と
しては、銀(Ag)や銀・パラジウム(Ag・Pd)の
合金粉末などをフィラーとしたポリイミド、エポキシ、
シリコーン系などの導電性接着剤7(たとえばエポテッ
ク株式会社製のエポキシ樹脂系接着剤商品番号H35−
175MP)が適する。
【0029】そして、最後にサーミスタ6およびこの接
合部を含む表面を覆うようエポキシ樹脂、シリコーン樹
脂やポリイミド樹脂などの絶縁性の樹脂を塗布し、この
樹脂を硬化して保護コート層8を形成する。
【0030】そして、このようなヒータHを通電して抵
抗発熱体2を発熱させた場合、基板1は熱応力により図
10(a)、(b)に示すように幅狭の短辺側が大きく
湾曲変形しても長辺側の長手方向の変形は小さく、この
長手方向に沿って両端の電極端子部63、64が配線導
体51、52の対向した先端側部分51a、52aに導
通接続されたサーミスタ6は、接合部に加わる応力が少
なく配線導体51、52の対向した先端側部分51a、
52aから剥離して電気的導通を低下させることがな
い。
【0031】また、基板1の他面(裏面)側12の一対
の配線導体51、52は図2に示す屈曲した鉤形に形成
したものに限らず、図5(a)、(b)に示すような構
成のものでもよい。図5中図2と同一部分には同一の符
号を付してその説明は省略する。
【0032】図5(a)に示すものは、両端部を屈曲し
た鉤形の一対の配線導体51、52が基板1の長手方向
に対称的に形成され、基板1の中央寄りの先端側部分5
1a、52a間にはサーミスタなどの温度検出素子6が
基板1の長手方向に沿い橋絡して導電性接着剤を介して
接合されている。また、基板1の端部には端子部5
3、54が形成されている。また、(b)に示すもの
は、基板1の一端側からほぼ一定の間隔で延在し端部
鉤形に屈曲した一対の配線導体51、52が形成されて
いて、基板1の中央寄りの端部51a,52a間には
サーミスタなどの温度検出素子6が基板1の長手方向に
沿い橋絡して導電性接着剤を介して接合されている。
【0033】これら図5(a),(b)に示す実施例の
ものも、上記図2に示す実施例のものと同様に、一対
配線導体51、52へのサーミスタなどの温度検出素子
6の接合強度を向上できる同様の作用効果を奏する
【0034】そして、上記構成のヒータHは定着装置な
どに組込まれ、たとえば図6に示すような回路構成でも
って通電され発熱温度が調節される。すなわち、商用電
源Sを温度制御回路Tの制御端子に接続されたSSR
(ソリッドステートリレー)を介してヒータHの端子部
3、3間に通電すると、抵抗発熱体2に電流が流れ発熱
する。この抵抗発熱体2の発熱により基板1も温度上昇
し、この熱は基板1の他面(裏面)側12に取着してあ
るサーミスタ6中央部の感温部62に伝わり、感温部6
2の抵抗値を変化させる。このサーミスタ6の抵抗値の
変化を基板1に形成した配線導体51、52を介し端子
部53、54から出力させ、これを温度制御回路Tに入
力して適正な温度範囲(=設定温度)にあるか否かを判
定する。上記温度が設定温度より低い場合はSSRにO
N信号を出力し、また、設定温度より高い場合はSSR
にOFF信号を出力する。
【0035】このように、抵抗発熱体2に加える電力を
制御することによって抵抗発熱体2を調温させる。な
お、上記の温度制御回路TはSSRのON・OFF制御
について述べたが、他にPWM(Pulse Widt
h Modulation:パルス幅制御方式)などに
よる温調であってもよい。
【0036】そして、この板状ヒータHは両端の端子部
3、3間に通電すると抵抗発熱体2に電流が流れ、発熱
体2は長手方向にほぼ均一の発熱温度分布を呈する。こ
のヒータHは、金属合金に含まれる銀・パラジウム(A
g・Pd)が電気的な抵抗要素となり、抵抗ペーストに
含有される銀・パラジウム(Ag・Pd)の比率によっ
て発熱体2の抵抗値が調節される。本実施例では、約2
5オーム[Ω]の抵抗値を有し、100Vの電圧印加に
より約4Aの電流が流れ、約400Wの発熱量となる。
そして、通常は上述したように基板の裏面側に設けたサ
ーミスタ6がヒータHの温度を検出して、温度制御回路
Tを通じSSRをON・OFF制御し所定の温度に制御
している。
【0037】つぎに、上記実施例の板状のヒータHを実
装した定着装置Cおよびこの定着装置Cを搭載した複写
機Pを図7および図8を参照して説明する。
【0038】図7は上記実施例に記載の板状ヒータHを
実装した複写機、プリンタやファクシミリなどの定着装
置Cの一例を示し、図中ヒータH部分は上記実施例と同
じであるので同一部分には同一の符号を付してその説明
は省略する。
【0039】図中、C1は加圧ローラで、両端面に回転
軸C2を突設した円筒形ローラ本体C3の表面に耐熱性
弾性材料たとえばシリコーンゴム層C4が嵌合してあ
る。そして、この加圧ローラC1の回転軸C2と対向し
て板状ヒータHが並置して基台C5に取り付けられてい
る。そして、ヒータHを含む基台C5の周囲にはポリイ
ミド樹脂のような耐熱シートC6が巻装されていて、抵
抗発熱体2の真上のオーバーコート層4表面はこの耐熱
シートC6を介し上記加圧ローラC1のシリコーンゴム
層C4と弾接している。
【0040】そして、定着装置Cにおいて板状ヒータH
は端子部3、3に接触した燐青銅板などからなる弾性が
付与されたコネクタ(図示しない。)を通じ通電され、
発熱した抵抗発熱体2のオーバーコート層4上に設けら
れた耐熱シートC6面とシリコーンゴム層C4との間
で、トナー像PTを形成した複写用紙PAを圧接しなが
ら図中矢印方向へ繰り出して通過させ、その際に複写用
紙PAをヒータHでもって加熱することにより、未定着
トナー像PTを溶融し、複写用紙PAに定着させてい
る。
【0041】つまり、加圧ローラC1の用紙入力側で
は、複写用紙PA上の未定着トナー像PTがまず耐熱シ
ートC6を介してヒータHにより加熱溶融され、少なく
ともその表面部は融点を大きく上回り完全に軟化溶融す
る。しかる後、加圧ローラC1の用紙排出側では、複写
用紙PAがヒータHから離れ、トナー像PTは自然放熱
して再び冷却固化し、耐熱シートC6も複写用紙PAか
ら離反される。このようにトナー像PTは一旦完全に軟
化溶融された後、加圧ローラC1の用紙排出側で再び冷
却固化するので、トナー像PTの凝縮力は非常に大きく
なっている。
【0042】つぎに、上記の定着装置Cを組込んだ複写
機Pについて説明する。図8においてP1は複写機Pの
筐体、P2は筐体P1の上面に設けられたガラスなどの
透明部材からなる原稿載置台で矢印Y方向に往復動して
原稿PA1を走査する。
【0043】筐体P1内の上方には照射用のランプLが
設けられていて、このランプLにより照射された原稿P
A1からのの反射光線が短焦点小径結像素子アレイP3
によって感光ドラムP4上にスリット露光される。な
お、この感光ドラムP4は矢印方向に回転する。
【0044】また、P5は帯電器で、たとえば酸化亜鉛
感光層あるいは有機半導体感光層が被覆された感光ドラ
ムP4上に一様に帯電を行う。この帯電器P5により帯
電されたドラムP4には、結像素子アレイP3によって
画像露光が行われた静電画像が形成される。この静電画
像は、現像器P6による加熱で軟化溶融する樹脂などか
らなるトナーを用いて顕像化される。
【0045】一方、カセットP7内に収納されている複
写用紙PAは、給送ローラP8と感光ドラムP4上の画
像と同期するようタイミングとって上下方向で圧接して
回転される対の搬送ローラP9によって、ドラムP4上
に送り込まれる。そして、転写放電器P10によって感
光ドラムP4上に形成されているトナー像は複写用紙P
A上に転写される。
【0046】この後、ドラムP4上から離れた用紙PA
は、搬送ガイドP11によって後述する定着装置Cに導
かれ加熱定着処理された後にトレイP12上排出され
る。なお、トナー像を転写後、ドラムP4上の残留トナ
ーはクリーナP13によって除去される。
【0047】上記定着装置Cは複写用紙PAの移動方向
と直交する方向に、この複写機Pが複写できる最大判用
紙の幅(長さ)に合わせた有効長、すなわち最大判用紙
の幅(長さ)より長い抵抗発熱体2を延在させて板状ヒ
ータHを配置しているとともにこの抵抗発熱体2の延在
方向に軽く弾接するよう抵抗発熱体2と相対して送りロ
ーラC1が設けられている。そして、ヒータHと送りロ
ーラC1との間を送られる用紙PA上の未定着のトナー
像は、抵抗発熱体2からの熱を受け溶融して用紙PA面
上に文字、英数字、図面などの複写像を現出させる。
【0048】このような、定着装置Cによる複写像は抵
抗発熱体2が、複写機Pが許容する最大判用紙の長さ
(幅)以上にわたり細長に連続形成してあり、その延在
方向にほぼ均一な温度分布が得られ用紙PAには、全面
にわたり転写むらなどがない同一コントラストの鮮明な
高品質の複写が得られる。
【0049】上記のような定着装置Cおよび定着装置C
を組込んだ複写機Pは、ヒータHと加圧ローラとが並行
して当接するよう配設されていて、すなわち、加圧ロー
ラの外周が長手方向に直線状に形成する部分と、ヒータ
H基板1上に長手方向に形成された抵抗発熱体2付近の
上面部分とが常時当接している。このため、ヒータHの
基板1には加圧ローラからの押圧力がかかっているとと
もにヒータH通電時の発熱による変形などの機械的応力
が加わっているが、基板1の変形は幅狭の短辺側が大き
くても長辺側の長手方向は小さく、この長手方向に沿っ
て両端の電極端子部63、64が配線導体51、52に
導通接続されたサーミスタ6は、その両端の接合部に加
わる応力方向および荷重は同じで配線導体51、52か
ら剥離して電気的導通を低下させることがない。
【0050】したがって、ヒータHの発熱温度を正確か
つ迅速に検出して精度の高い温度調整が可能になるとと
もに、基板1に対しサーミスタ5が強固に固着されてい
るので装置稼働中に基板1からサーミスタ5が離脱して
ヒータHが温度暴走することがなく、ヒータH自体また
はヒータHの保持部材や複写用紙PAなどの発火を防止
できる。
【0051】また、最近はヒータHを温度制御する通電
回路として上記の交流を位相制御するものが多く採用さ
れているが、交流が印加されて電気力線が生じる抵抗発
熱体2を中心として配線導体51、52が左右に不等間
隔で形成されていると、電気力線による波形の波高が高
くなり、直流が流れている配線導体51、52へ交流の
ノイズが入り配線導体51、52に接続されている制御
回路が誤動作して所定の出力調整が行われない事態を招
くことがあったが、本発明の図2や図5に示すような構
成の両配線導体51、52の大部分を一直線状に配設し
たり、並行させても抵抗発熱体2から等距離にあればこ
のような不具合の発生を防ぐことができた。このような
ヒータHを組み込んだ定着装置は、ヒータHに形成した
温度検出素子であるサーミスタ6からの信号にノイズが
入らず、抵抗発熱体2への電力の制御が適確に行えるの
で、所定温度範囲内において複写用紙PAのトナー定着
ができ、複写画像に定着むらやトナーの剥離、用紙PA
の変色などの発生を抑えることができる。
【0052】なお、本発明は上記実施例に限定されな
い。たとえば抵抗発熱体を形成する基板や温度検出素子
であるサーミスタを形成する基体の材質はアルミナセラ
ミックスに限らず、他のセラミックスやガラス、ポリイ
ミド樹脂のような耐熱性の高い合成樹脂部材などであっ
てもよい。また、配線導体に接合される温度検出素子は
サーミスタに限らず、他の検出素子であってもよく、ま
た、形成箇所は抵抗発熱体と対応する裏面箇所に限ら
ず、発熱体から外れた箇所でも基板の中心部分から離れ
た箇所であってもよく、要するに安定した温度検出がで
きる箇所であればよい。また、実施例ではサーミスタな
どの感温部側を基板側に対面して接合したが、サーミス
タなどの基体側を基板側に対面して接合させてもよい。
【0053】また、抵抗発熱体も上記の銀・パラジウム
合金(Ag・Pd)系のものに限らず、PTC(正温度
特性素子)などでもよい。また、配線導体を形成する材
質や配線パターンなども実施例のものに限らず、たとえ
ば配線導体は抵抗発熱体と対応した大部分が直線状のパ
ターンでなく、抵抗発熱体を中心として左右対称的に間
隔が広くなったり狭くなったりしていても、電気的には
打ち消す形となるので差支えない。また、端子部の形成
は実施例の部分に限らず、基板の他の部分であってもよ
い。
【0054】さらに、抵抗発熱体への電力の供給は位相
制御によるもののほか電流や電圧を変える制御であって
もよく、配線導体を通じ検出素子に供給する電気も直流
に限らず交流であっても適用でき、これは検出素子より
も発熱体へ供給する電力が大きいことから可能なことで
ある。
【0055】さらに、上記実施例では銀・パラジウム合
金(Ag・Pd)系の導電性接着剤について述べたが、
ヒータなど検知対象物の許容温度が低い場合などは他材
質の導電性接着剤であってもよい。
【0056】さらに、上記実施例では抵抗発熱体および
基板上にガラス質のオーバーコート層を形成したが、オ
ーバーコート層は必須のものではなく、また、形成する
場合その材質は実施例のものに限らない。さらに、温度
検出素子およびその接合部を含む表面を覆う保護コート
層も必須のものではなく、また、形成する場合その材質
は実施例のものに限らない。
【0057】さらにまた、本発明のヒータは複写機やフ
ァクシミリなどのOA機器類の定着用に限らず、種々の
産業用製造設備や家庭用機器など他の分野の定着装置を
組込んだ機器においても実用可能なものである。
【0058】
【発明の効果】以上の構成を有する本発明は、細長短冊
状のヒータ基板が当接や熱変形からの応力が大きい短辺
を避けて、長辺に沿ってサーミスタなどの温度検出用の
素子両端の電極端子部を接合することによって導通接続
させたので、ヒータ基板の配線導体とサーミスタなどの
接合強度が向上し剥離することが少なく、信頼性の高い
ヒータの温度制御を行うことができる。また、このヒー
タを複写機などの定着装置に組み込めば、抵抗発熱体へ
の電力の制御が適確に行えるので、所定温度範囲内にお
いて複写用紙のトナー定着ができ、複写画像に定着むら
やトナーの剥離、複写用紙の変色などの発生を防止する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ヒータの上面図である。
【図2】 本発明ヒータの実施例を示す底面図である。
【図3】 図2中の矢視X−X線部分に沿って切断した
本発明の板状ヒータを示す拡大横断面図である。
【図4】 サーミスタの一部切欠斜視図である。
【図5】 (a),(b)は本発明ヒータの他の実施例
を示す底面図である。
【図6】 ヒータに通電し温度調節を行うための温度制
御回路および温調回路の実施例を示す回路図である。
【図7】 本発明実施例の定着装置を示す拡大横断面図
である。
【図8】 本発明実施例の複写機の概要構成を示す断面
図である。
【図9】 従来のヒータを示す底面図である。
【図10】 (a)、(b)はヒータ基板の変形状態を
示す拡大横断面図である。
【符号の説明】
H:ヒータ、 1:基板、 11:一面(表面)
側、12:他面(裏面)側、 2:抵抗発熱体、
3:端子部、4:オーバーコート層、 51、52:
配線導体、51a、52a:先端側部分、 53、5
4:端子部、6:サーミスタ(温度検出素子)、 6
3、64:電極端子部、7:導電性接着剤、 8:保
護コート層、 C:定着装置、C1:加圧ローラ、
C5:基台、 P:複写機、 PA:複写用紙、
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−180540(JP,A) 特開 平5−266963(JP,A) 特開 平7−44039(JP,A) 実開 平4−99692(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H05B 3/00 H05B 3/10 G03G 15/20

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 耐熱・電気絶縁性材料からなる長尺の基
    板と; この基板の一面側に長手方向に沿って形成された帯状の
    抵抗発熱体と;上記 基板の他面側に長手方向に沿うとともに先端側が所
    定の間隔を隔て並行対向するよう基板と直交する方向に
    鉤形に屈曲して形成された一対の配線導体と; この配線導体の並行対向した先端側部分を橋絡して基板
    の長手方向に沿い導通接続された温度検出素子と;上記基板面上の抵抗発熱体の端部に形成された給電用の
    端子部および温度検出素子を接続した配線導体の端部に
    形成された出力用の端子部と; を具備していることを特徴とするヒータ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のヒータの長手方向に沿
    って加圧ローラを相対して配置したことを特徴とする定
    着装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の定着装置を組み込んだ
    ことを特徴とする定着装置組込機器。
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