JP2001244051A - 板状ヒータおよび定着装置ならびに画像形成装置 - Google Patents

板状ヒータおよび定着装置ならびに画像形成装置

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JP2001244051A
JP2001244051A JP2000052401A JP2000052401A JP2001244051A JP 2001244051 A JP2001244051 A JP 2001244051A JP 2000052401 A JP2000052401 A JP 2000052401A JP 2000052401 A JP2000052401 A JP 2000052401A JP 2001244051 A JP2001244051 A JP 2001244051A
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film
heater
fixing device
resistance heating
substrate
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English (en)
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Takaaki Karibe
孝明 苅部
Masanori Fukushima
正徳 福島
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Toshiba Lighting and Technology Corp
Toshiba AVE Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Lighting and Technology Corp
Toshiba AVE Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 窒化物系セラミックス製の基板を用いても抵
抗発熱膜や給電用膜状電極の表面に凹凸や剥離の発生の
少ない、しかも昇温性を向上できる板状ヒータおよびこ
の板状ヒータを用いた定着装置ならびにこの定着装置を
装着した画像形成装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 窒化物系セラミックス材料からなる長尺
の基板1と、この基板1の表面に長手方向に沿い形成し
た帯状の抵抗発熱膜2と、この抵抗発熱膜2の長手方向
の端部に隣接して上記基板1の表面に形成した給電用膜
状電極3,3と、上記抵抗発熱膜2および給電用膜状電
極3,3を短絡するよう隣接部23に形成した接続用導
電膜4,4とを備えている板状ヒータH1およびこの板
状ヒータH1を用いた定着装置7ならびにこの定着装置
7を装着した画像形成装置9である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、たとえば複写
機、ファクシミリやコンピュータのプリンタなどのOA
機器のトナー定着などに用いられる板状ヒータおよびこ
の板状ヒータを用いた定着装置ならびにこの定着装置を
装着した画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子機器の軽薄短小の流れの中で、回路
基板の高密度化を図るため、構成する基板や部品の小形
化や多機能化がすすめられている。
【0003】たとえば電子式複写機においては、感光ド
ラム表面に形成されたトナー像を被加熱体である複写用
紙や複写フィルムなどここでは複写用紙で、複写用紙に
転写し、ついでこの複写用紙をヒータと加圧ローラとの
間で挟圧しながら通過させ、ヒータの熱によって複写用
紙を加熱してトナーを溶融させて定着するようにしてい
る。
【0004】従来の複写機の定着装置としては、中空の
ローラの中心部に管形赤外線電球や棒状ヒータを配置し
たヒートローラを用い、上下一対のローラのうち少なく
とも一方をこのヒートローラとして加圧される他方のロ
ーラとの間に、未定着の複写用紙を通すことによってト
ナー像を溶融して定着するヒートローラ定着方式があ
る。
【0005】このヒートローラ定着方式は、ヒータから
ローラを介し間接的に複写用紙を加熱することと所定温
度に達するまでのヒートアップ(始動)に時間がかか
り、常時予熱を必要として電力の消費量も多いなどの問
題があった。
【0006】そこで、このヒートローラ定着方式に代わ
って、熱効率、重量、大きさ、コストなどの点で優れて
いる板状ヒータの定着方式が実用化されている。
【0007】この板状ヒータHは、たとえば図10およ
び図11に示すような構造をしている。図において1は
酸化アルミニウム(Al2 3 )などのセラミックスか
らなる表面が平面状をなす長尺の耐熱・電気絶縁性の基
板で、この基板1の表面上に、銀・パラジウム(Ag・
Pd)合金粉末などとガラスフリット(無機結着剤)、
水溶性有機結着剤とを混合したペーストを印刷塗布・焼
成して細長い帯状厚膜の抵抗発熱膜2が形成してある。
【0008】また、3,3は基板1の両端部に形成した
給電用の膜状電極(端子部)で、上記抵抗発熱膜2の形
成材料より良導体の銀(Ag)やプラチナ(Pt)など
からなる厚膜を、抵抗発熱膜2の長手方向の端部表面上
から基板1端部の表面上にかけて形成してある。さら
に、4は抵抗発熱膜2の表面を被覆しているガラス質の
オーバーコート層である。
【0009】そして、定着装置においてこの板状ヒータ
Hは、表面が耐熱性弾性材料で形成した加圧ローラと長
手方向が平行して配設され、このローラはヒータHのオ
ーバーコート層4にフィルムを介して強く弾接しながら
回転するようになっている。そして、複写用紙がヒータ
Hと加圧ローラとの間に供給されると、加圧ローラの回
転により、複写用紙がヒータHのオーバーコート層4表
面を滑りながら搬送され、この間にヒータHの熱によっ
て複写用紙上のトナーが加熱溶融し定着されるようにな
っている。
【0010】このような板状ヒータHを装着した定着装
置は、ヒータHの始動(昇温)性がよいとともにほぼ直
接にトナーを加熱できるので熱効率も高く省電力化がは
かれ、また、定着装置を小形化できるという利点があ
る。
【0011】近時、この種板状ヒータHにおいてさらに
始動(昇温)性を高めるため、基板1を酸化アルミニウ
ム(Al2 3 )などより熱伝導性が高い材質の窒化ア
ルミニウム(AlN)などの窒化物系セラミックスから
構成することがすすめられている。
【0012】しかし、基板1を窒化アルミニウム(Al
N)などを用いて、その表面上に銀・パラジウム(Ag
・Pd)などを混合したペーストを印刷塗布・焼成して
細長い帯状厚膜の抵抗発熱膜2を形成し、この抵抗発熱
膜2の端部表面上に端子部となる銀(Ag)やプラチナ
(Pt)などからなる厚膜の給電用膜状電極3を形成す
ると、この給電用膜状電極3とコネククタとの重層部3
2に生ずる気泡が抜けず、また、給電用膜状電極はコネ
ククタの摺接に耐えうるようにガラス成分が多いことも
ありこの重層部32が盛り上がったりもしく被膜が剥れ
る。
【0013】この重層部32の盛り上がりは、ガラス質
のオーバーコート層4の表面に影響を与え発生する凹凸
で定着むらが起きる。また、この凹凸の程度がひどいと
抵抗発熱膜2が基板1から完全に剥れて離れて電気的に
導通不良になることがある。
【0014】この気泡発生の要因としては、窒化物を大
気雰囲気中で焼成しているため、基板1から出る窒素や
炭酸ガスなどが基板1表面に形成した被膜を抜けきらな
いために発生すると推考される。
【0015】また、抵抗発熱膜2の端部の表面上に銀
(Ag)やプラチナ(Pt)などからなる厚膜を重層し
焼成して給電用膜状電極3を形成するが、この加熱の
際、先に形成してある抵抗発熱膜2も軟化溶融して抵抗
発熱膜2中のガスが表面に浮上し、一部は放散されるが
一部は上層の給電用膜状電極3との間に残ってしい、こ
れら膜中や膜間に残存し気泡となり表面に盛り上がるな
どして凹凸の発生や剥離を起したりすると考えられる。
【0016】なお、基板1の両端部に給電用の膜状電極
を形成した後、この膜状電極の端部表面から基板1の長
手方向に向け細長い帯状の抵抗発熱膜2を形成したヒー
タもあり、上述したものより凹凸や剥離が発生しにくい
が皆無ではなく、工程設計上の制限事項にもなってい
た。
【0017】そこで、本発明者等は熱伝導性に優れてい
る窒化アルミニウム(AlN)などの窒化物系セラミッ
クスで基板を構成した板状ヒータについて種々究明し、
この基板を用い所定温度に達するまでの時間を短縮すべ
く種々究明した。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記問題点を
除去し、窒化物系セラミックス製の基板を用いても抵抗
発熱膜や給電用膜状電極の表面に凹凸や剥離の発生の少
ない、しかも昇温性を向上できる板状ヒータおよびこの
板状ヒータを用いた定着装置ならびにこの定着装置を装
着した画像形成装置を提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
の板状ヒータは、窒化物系セラミックス材料からなる長
尺の基板と、この基板の表面に長手方向に沿い形成した
帯状の抵抗発熱膜と、この抵抗発熱膜の長手方向の端部
に隣接して上記基板の表面に形成した給電用膜状電極
と、上記抵抗発熱膜および給電用膜状電極を短絡するよ
う隣接部に形成した接続用導電膜とを備えていることを
特徴とする。
【0020】この板状ヒータは、基板を酸化アルミニウ
ム(Al2 3 )などの酸化物に代えて熱伝導性のよい
窒化物系セラミックスを用いているので、ヒータが所定
温度に達するまでのヒートアップ(昇温)時間を短縮で
きる。
【0021】また、抵抗発熱膜と給電用膜状電極とを重
層して形成していないので、膜の内部に気泡の溜ること
がなく、あっても僅かでヒータの表面に凹凸がなく平滑
になる。
【0022】なお、抵抗発熱膜としては、銀・パラジウ
ム(Ag・Pd)合金、銀(Ag)、銀・プラチナ(A
g・Pt)合金やニッケル・スズ(Ni・Sn)合金な
どを主体とした材料から形成できる。
【0023】また、給電用膜状電極としては、銀(A
g)、銀・プラチナ(Ag・Pt)合金、金(Au)や
プラチナ(Pt)などを主体とした良導電性金属材料か
ら形成できる。
【0024】また、接続用導電膜としては、銀(A
g)、プラチナ(Pt)や金(Au)などの高導電性金
属材料と導電性の低下を考慮した少量の高軟化点ガラス
を含有する導電性ペーストから形成できる。
【0025】また、本発明の板状ヒータは、給電用膜状
電極部分を除く、基板を含む抵抗発熱膜および接続用導
電膜を覆いガラス質のオーバーコート層が形成してあっ
てもよい。このガラス質のオーバーコート層がヒータの
表面を覆うことにより、平滑な表面状態が得られるとと
もに抵抗発熱膜を外部からの衝撃や雰囲気から保護でき
る。
【0026】このオーバーコート層は、酸化鉛(Pb
O)、酸化ホウ素(B2 3 )、酸化ケイ素(Si
2 )系などの材料から形成できる。
【0027】また、本発明の板状ヒータは、基板の抵抗
発熱膜を形成した面の反対面側に、温度検知用センサを
設けてもよい。
【0028】基板にサーミスタ、熱電対やサーモスタッ
トなどの温度検知用のセンサを設ければ、ヒータの温度
を正確に受熱してその抵抗値変化を精度よく検出し、こ
れを温度制御回路にフィードバックさせることができ適
正な温度制御が行えるほか、ヒータの過熱による発火な
どの不慮の事故を未然に防止できる。
【0029】また、この温度検知用センサの設置は基板
に配線導体とともにサーミスタを直接に形成しても、別
体のサーミスタを取着するようにしてもよく、また、セ
ンサに電気的に接続する配線導体を給電用膜状電極と同
様に被膜により形成しても、別途電線により接続するよ
うにしてもよい。
【0030】本発明の請求項2に記載の板状ヒータは、
接続用導電膜の単位面積当りの抵抗値が、抵抗発熱膜の
単位面積当りの抵抗値より低いことを特徴とする。
【0031】接続用導電膜として上記に記載の材料を用
い形成すれば、この接続用導電膜部位においての発熱が
なく、抵抗発熱膜への給電を損失なく効率よく行える。
【0032】本発明の請求項3に記載の定着装置は、加
圧ローラと、この加圧ローラに発熱部が対向して配設さ
れた上記請求項1または請求項2に記載の板状ヒータと
を具備していることを特徴とする。
【0033】上記請求項1または請求項2に記載の作用
を奏する板状ヒータを備えているので、始動(昇温)が
速いとともに細長の抵抗発熱部において温度分布の不均
衡を生じることがなく、トナー定着の迅速化がはかれ
る。
【0034】なお、この定着装置において、板状ヒータ
と被加熱体との間に熱線の透過を妨げない保護体を介在
させてもよく、複写機などでは被加熱体である複写用紙
の搬送をするためのフィルムなどが設けてあってもよ
い。
【0035】本発明の請求項4に記載の画像形成装置
は、媒体に形成された静電潜像にトナーを付着させ、こ
のトナーを複写用紙に転写して所定の画像を形成する手
段と、加圧ローラにより画像を形成した複写用紙を板状
ヒータに圧接しながら通過させることによってトナーを
定着するようにした上記請求項3に記載の定着装置とを
具備していることを特徴とする。
【0036】上記請求項3に記載の作用を奏する定着装
置を備えた複写機やプリンタなどで、作業の迅速化がは
かれる。
【0037】なお、本発明でいう複写用紙とは、原稿や
現物などが複写される紙やフィルムなどを総称したもの
である。
【0038】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係わる板状ヒータ
の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は板状ヒ
ータH1の中間部を切欠して示す平面図、図2は図1の
板状ヒータH1の左方端部を長手方向に沿って切断した
部分を示す、要部の拡大縦断面図である。(なお、各図
面中に示す基板に対する抵抗発熱膜、給電用膜状電極、
接続用導電膜やコート層などの各被膜、層の厚さは誇張
して厚く示してあり、寸法として比例しているものでは
ない。) 図中1は耐熱・電気絶縁性材料の細長の基板で、長さ約
300mm(280〜320mm)、幅約6mm(5〜
10mm)、厚さ約0.7mm(0.5〜1.0mm)
の窒化アルミニウム(AlN)や窒化ケイ素(Si
)などの窒化物系セラミックス材料から形成されてい
る。
【0039】また、2はこの基板1の上側表面に長手方
向に沿い形成した帯状の抵抗発熱膜で、長さ約280m
m、幅約2mm、厚さ約10μmの銀・パラジウム(A
g・Pd)合金やニッケル・スズ(Ni・Sn)合金な
どを主体とするものからなる。
【0040】また、3,3は基板1両端部付近11,1
1の上側表面に上記抵抗発熱膜2の端部と隣接して(そ
の両端面は接触していても構わない。)形成した幅広な
給電用の膜状電極で、その長さは約6mm(幅狭部を含
む)、幅約5mm(一端側は幅約2mm)の銀(A
g)、白金(Pt)、金(Au)、銀・白金(Ag・P
t)合金や銀・パラジウム(Ag・Pd)合金などを主
体材料とする良導電性の被膜である。(なお、この給電
用膜状電極3は、膜厚を厚くし抵抗値が低くなるよう形
成してもよい。) また、4は上記抵抗発熱膜2端部と上記給電用膜状電極
3との隣接部23の表面上に形成した接続用の導電膜
で、単位面積当りの電気抵抗値が上記抵抗発熱膜2より
低く、かつ、上記給電用膜状電極3と同じか低い、銀
(Ag)白金(Pt)、金(Au)、銀・白金(Ag・
Pt)合金や銀・パラジウム(Ag・Pd)合金などを
主体とする材料から形成されている。
【0041】さらに、5はガラス質のオーバーコート層
で、上記抵抗発熱膜2から上記接続用導電膜4を含む給
電用膜状電極3の一部および基板1の長手方向に沿う両
側端部の表面上に形成してある。すなわち、上記給電用
膜状電極3の一部を除くほぼ全面を覆うように、層厚さ
が20〜100μmのガラス質のオーバーコート層が形
成してある。
【0042】つぎに、この板状ヒータH1の製造につい
て説明する。まず、窒化アルミニウム(AlN)からな
る細長の基板1の表面に抵抗発熱膜2を形成する。この
抵抗発熱膜2の形成はたとえば銀・パラジウム(Ag・
Pd)合金の粉末とガラスフリット(無機結着剤)、有
機接着剤などを混練して導電ペーストを用意する。
【0043】そして、この導電ペーストを基板1の表面
に長手方向に沿って帯状に厚膜印刷して塗布し、乾燥し
た後、約850℃で約10分間焼成することにより行
う。この焼成により、ペースト中に含まれていた無機結
着剤が溶融し、銀・パラジウム(Ag・Pd)とガラス
成分を基板1面に固着させて抵抗発熱膜2を形成する。
【0044】ついで、この抵抗発熱膜2の端部と隣接し
た基板の1両端部の表面に、抵抗発熱膜2よりも単位面
積当りの電気抵抗値が小さい材料たとえば銀・プラチナ
(Ag・Pt)合金を導電成分とした導電ペーストを厚
膜印刷して塗布し、乾燥した後、約850℃で約10分
間焼成することにより給電用膜状電極3,3を形成す
る。
【0045】この後、抵抗発熱膜2と給電用膜状電極3
との隣接部23上に通電時に電気的容量が保てる範囲に
亘り、単位面積当りの電気抵抗値が抵抗発熱膜2よりも
低く、かつ、給電用膜状電極3と同等か低い材料で両者
を電気的に接続する導電膜4,4を形成する。
【0046】この導電膜4の形成材料は、たとえば銀
(Ag)、プラチナ(Pt)、金(Au)やこれらとの
合金粉末と、抵抗発熱膜2および給電用膜状電極3が含
有するガラス成分より高い軟化点で、かつ、含有率を低
くしたガラス成分とを混練した導電ペーストを用いる。
そして、この導電ペーストを隣接部23付近上に厚膜印
刷して塗布し、乾燥した後、約850℃で約10分間焼
成することにより導電膜4を形成する。
【0047】そして、最後にオーバーコート層5を形成
する。これは、たとえば酸化鉛(PbO)を主成分とし
たPbO(55〜85Wt%)−B2 3 (5〜15W
t%)−SiO2 (10〜30Wt%)系ガラスの粉末
と、ニトロセルロース(有機結着剤)とともに有機溶剤
で混練りしてなるガラスペーストを上記抵抗発熱膜2か
ら上記接続用導電膜4を含む給電用膜状電極3の一部お
よび基板1の長手方向に沿う両側端部の表面部分に隙間
なく連続して塗膜を形成する。
【0048】そして、この塗布膜を乾燥した後、約85
0℃で約10分間焼成して、厚さ15μm〜100μm
のガラス質のオーバーコート層5としてある。
【0049】このガラスは融点が約600℃で上記の抵
抗発熱膜2を構成するペースト状塗料の焼成温度よりも
低く、焼成温度を上げていくと上表面部に形成したガラ
スペーストは溶融して、抵抗発熱膜2および隣接部23
を流れ基板1の両側端部にも達し、抵抗発熱膜2および
隣接部23のガラスの表面部が平坦で凹凸のない状態に
達したら加熱を止め、冷却することにより表面が平滑な
ガラス質のオーバーコート層5が形成される。
【0050】なお、このオーバーコート層5は、給電用
膜状電極3表面を除く、図2の左方に示すように基板1
端部11,11の給電用膜状電極3の周囲にもこの膜状
電極3とほぼ同じ膜厚のガラス質からなるコート層51
を形成しておいてもよい。
【0051】このような構成の板状ヒータH1は、両側
の給電用膜状電極3,3に通電すると、この電極3,3
の幅狭部から隣接部23の接続用導電膜4を介し抵抗発
熱膜2に電流が流れ、高抵抗の抵抗発熱膜2が発熱す
る。
【0052】そして、この板状ヒータH1は、基板1を
酸化アルミニウム(Al2 3 )に代えて熱伝導性のよ
い窒化物系セラミックスを用いているので、ヒータH1
が所定温度に達するまでのヒートアップ(昇温)時間を
短縮できる。
【0053】また、抵抗発熱膜2と給電用膜状電極3と
を重層して形成していないので、膜の内部に気泡の発生
がなくあっても僅かでヒータH1の表面に凹凸がなく平
滑にできるとともに被膜に剥がれを発生するなどのこと
もない。
【0054】また、図3および図4は本発明の他の実施
の形態を示し、図3は板状ヒータH2の要部である左方
側端部を長手方向に沿って切断した部分の要部の拡大縦
断面図、図4は板状ヒータH3の中間部を切欠して示す
平面図であって、図中、上述した図1および図2と同一
部分については同一の符号を付してその説明は省略す
る。
【0055】上記実施の形態に示す板状ヒータH1で
は、抵抗発熱膜2と給電用膜状電極3との端面を隙間が
ない程度に接近して形成したが、この図3に示す板状ヒ
ータH2は、抵抗発熱膜2と給電用膜状電極3との隣接
部23には完全な隙間32が形成してあり、この隣接部
23を埋めるとともに抵抗発熱膜2と給電用膜状電極3
との端部表面部分に亘り接続用の導電膜4が形成してあ
る。
【0056】この図3に示す板状ヒータH2の場合も、
抵抗発熱膜2と給電用膜状電極3とが重層して形成され
ていないので、重層部に気泡による盛り上がりや被膜の
剥がれの発生が無い、上記実施の形態と同様な作用効果
を奏することができる。
【0057】また、図4に示す板状ヒータH3は、基板
1の表面にU字状に発熱抵抗膜2を形成し、この発熱抵
抗膜2の端部に隣接した基板1の一方の端部11側に一
対の給電用膜状電極3,3を設け、発熱抵抗膜2の各端
部と給電用膜状電極3,3とを接続するよう導電膜4,
4が形成してある。
【0058】この図4に示す板状ヒータH3の場合も、
上記実施の形態と同様な作用効果を奏することができ
る。
【0059】なお、上記構成の板状ヒータH1〜H3に
おいて、ヒータH1〜H3の発熱温度管理を行う温度検
出用のセンサを基板1の発熱抵抗膜2を形成した反対
面、すなわち基板1の裏面側に設けてもよい。
【0060】たとえば図1ないし図4のヒータH1〜H
3において、図5に示すように基板1の発熱抵抗膜2を
形成した反対面、すなわち裏面側に温度検知用のセンサ
たとえばサーミスタ6を設ける。
【0061】図5はたとえば図1に示すヒータH1の底
面図で、この底面側には膜状電極3,3と同材料で形成
した二条の配線導体61,61が設けてあり、この配線
導体61,61の先端部間においてサーミスタ6が取付
けられている。また、基板1の端部付近に配線導体6
1,61の端子部62,62が形成してある。
【0062】上記サーミスタ7は電気抵抗の温度係数が
負の大きな値を有するNTC素子で、温度上昇したとき
に抵抗値が小さくなる特性をもつセンサである。
【0063】このサーミスタ6の構造および取着につい
て説明すると、サーミスタ6は酸化アルミニウム(Al
2 3 )などからなるセラミックス製の平板状の基体
と、この基体中央部の突出した上面に形成されたマンガ
ン(Mn)、コバルト(Co)、ニッケル(Ni)など
の酸化物(MnO2 、Co3 4 、NiO)の混合物か
らなる薄膜の感熱部と、この感熱部両側に感熱部と連接
して形成されたプラチナ(Pt)層からなる電極部とで
構成されている。
【0064】そして、このサーミスタ6の取着は感熱部
が基板1の裏面に接触ないしは近接するようにして、電
極部が配線導体61,61にそれぞれ銀・パラジウム合
金粉末などをガラス(無機結着剤)や水溶性有機結着剤
と混合した導電性接着剤を介して接合されている。
【0065】このようなヒータH1は、図6に示すよう
な回路構成でもって通電される。すなわち、温度制御回
路Tを介し給電用膜状電極3,3に通電すると導電膜
4,4を経て抵抗発熱膜2に電流が流れ抵抗発熱膜2が
発熱する。また、このときサーミスタ6にも信号電流が
流れている。
【0066】そして、この抵抗発熱膜2の発熱により基
板1も熱伝導を受け温度上昇し、この熱は基板1の裏面
に取着してあるサーミスタ6中央部の感熱部に伝わり、
感熱部の抵抗値を変化させる。この感熱部の抵抗値の変
化を配線導体61,61を介し端子部62,62から出
力させ、これを温度制御回路Tに入力して適性な温度範
囲にあるか否かを判定して、抵抗発熱膜2に加える電力
をたとえば位相制御することによって調整し調温させ
る。なお、この調温は電力を位相制御することに限ら
ず、電圧や電流を制御して所定の温度範囲に調整するよ
うにしてもよい。
【0067】このような構成とすれば、サーミスタ6は
ヒータH1の裏面の温度を正確に受熱してその抵抗値変
化を精度よく検出し、これを温度制御回路Tにフィード
バックさせることができ適正な温度制御が行えるほか、
ヒータH1の過熱による発火などの不慮の事故を未然に
防げる効果がある。
【0068】また、図7および図8は上記板状ヒータH
1(やH2)を組込んだ定着装置7の一例を示す。この
定着装置7は複写機用のもので、図7はその横断面図、
図8は図7中の矢視a−a線に沿った切断面の拡大縦断
面図で、図中ヒータH1部分は上記実施の形態と同じで
あるのでその説明は省略する。
【0069】図において、71は加圧ローラで、両端面
に駆動部(図示しない。)に軸支された回転軸72を突
設し、この回転軸72の外周に形成した円筒形ローラ本
体73の表面に耐熱性弾性材料たとえばシリコーンゴム
層74が嵌合してある。
【0070】また、81は上記加圧ローラ71の回転軸
72と対向して配設されたヒータ支持体で、この支持体
81の凹部82内に板状ヒータH1が加圧ローラ71と
並置した状態で取着固定されている。また、ヒータH1
を含む支持体81の周囲にはポリイミド樹脂などの耐熱
性のシートからなるエンドレスのロール状をした定着フ
ィルム82が循環自在に巻装されている。
【0071】そして、ヒータH1の上側に形成したガラ
ス質のオーバーコート層5の円滑な表面は、この定着フ
ィルム82を介し上記加圧ローラ71のシリコーンゴム
層74と弾接している。また、図中Pは被加熱体をなす
複写用紙や複写用フィルムなどの記録媒体、ここでは複
写用紙で、この複写用紙P上のT1は印刷された未定着
トナー像、T2は定着済みトナー像を示す。
【0072】上記構成の定着装置7は、後述するように
画像形成装置9の一部として用いられ、複写用紙Pなど
被複写体に転写された未定着トナー像T1を定着する。
【0073】この定着装置7において板状ヒータH1
は、端子部3,3に接触した燐青銅板を折り曲げるなど
して弾性を付与したコネクタ83,83を通じ通電さ
れ、抵抗発熱膜2が所定温度で発熱した状態で、加圧ロ
ーラ71が駆動部により回転して、これに縦動して圧接
されている定着フィルム82も板状ヒータH1を覆うオ
ーバーコート層5表面に摺接しながらヒータ支持体81
の周りを循環する。
【0074】そして、未定着トナー像T1を転写した複
写用紙Pが定着装置7に搬送されてくると、複写用紙P
は上下面が加圧ローラ71のシリコーンゴム層74と定
着フィルム82面との両者が回転している間で、上下面
から挟圧した状態で図中矢印方向へ繰り出すよう通過さ
せられる。その際に、複写用紙Pは上記の加圧と抵抗発
熱膜2の加熱とにより、未定着トナー像T1が焼付けら
れ、複写用紙Pにトナー像T2を定着形成させることが
できる。
【0075】つまり、加圧ローラ71の用紙入力側で
は、複写用紙P上の未定着トナー像T1がまず定着フィ
ルム82を介してヒータH1により加熱溶融され、少な
くともその表面部は融点を大きく上回り完全に軟化溶融
する。しかる後、加圧ローラ71の用紙排出側では、複
写用紙PがヒータH1から離れ、トナー像T2は自然放
熱して再び冷却固化し、定着フィルム82も複写用紙P
から離反される。
【0076】このとき、上記板状ヒータH1の抵抗発熱
膜2を覆って最上層に形成したガラス質のオーバーコー
ト層5の平滑な表面は、定着フィルム82に摺接してい
るので、定着フィルム82が円滑に回動して、加圧ロー
ラ71との間で複写用紙Pが定着フィルム82とともに
円滑に搬送され、トナーの滲みの少ない良好な定着が行
える。
【0077】したがって、上記板状ヒータH1(やH
2)を用いた定着装置7は、ヒータH1(やH2)のヒ
ートアップ(昇温)が速く、始動や作業時間を従来より
短時間のうちに行える。
【0078】また、この定着装置7において、上記板状
ヒータH1の基板1端部11の給電用膜状電極3の周囲
に、図2中に示すように膜状電極3の膜厚とほぼ同じ膜
厚さのガラス質からなるコート層51を形成しておく
と、この板状ヒータH1を定着装置7の支持体81の凹
部82内に装着し、弾性を付与したコネクタ83,83
と当接させる際に、コネクタ83,83の折り曲げられ
た角部が、まず、コート層51の表面を摺動しながらす
すみ給電用膜状電極3の表面上に達するので、コネクタ
83の角部が給電用膜状電極3の端縁角部を削り傷める
ことがない。
【0079】すなわち、コネクタ83は、まず、硬いガ
ラス質のコート層51に当ってから横滑りでほぼ同じ高
さの膜状電極3の表面上に達するので、この膜状電極3
の損傷を防ぐことができる。なお、このガラス質のコー
ト層51を基板1端部11の抵抗発熱膜2形成側以外の
端面(短辺)側と両側面(長辺)側の3側に形成してお
けば、延在方向が異なる種々のコネクタ83の摺動に対
応できる。
【0080】つぎに、本発明に関わる上記の板状ヒータ
H1および定着装置7を実装した画像形成装置として図
9に示す複写機9を参照して説明する。図9はこの定着
装置7を装着した画像形成装置たとえば複写機9の概略
構成を示す縦断面図で、図中、定着装置7部分は上記実
施の形態と同じであるので同一部分には同一の符号を付
してその説明は省略する。
【0081】図9において90は複写機9の筐体、91
は筐体90の上面に設けられたガラスなどの透明部材か
らなる原稿載置台で矢印Y方向に往復動して原稿P1を
走査する。
【0082】筐体90内の上方には光照射用のランプと
反射鏡とからなる照明装置9Lが設けられていて、この
照明装置9Lにより照射された原稿P1からの反射光線
が短焦点小径結像素子アレイ9Aによって感光ドラム9
D上にスリット露光される。なお、この感光ドラム9D
は矢印方向に回転する。
【0083】また、92は帯電器で、たとえば酸化亜鉛
感光層あるいは有機半導体感光層が被覆された感光ドラ
ム9D上に一様に帯電を行う。この帯電器92により帯
電されたドラム9Dには、結像素子アレイ9Aによって
画像露光が行われた静電画像が形成される。この静電画
像は、現像器93による加熱で軟化溶融する樹脂などか
らなるトナーを用いて顕像化される。
【0084】一方、カセット9C内に収納されている複
写用紙Pは、給送ローラ94と感光ドラム9D上の画像
と同期するようタイミングとって上下方向で圧接して回
転される対の搬送ローラ95によって、ドラム9D上に
送り込まれる。そして、転写放電器96によって感光ド
ラム9D上に形成されているトナー像は複写用紙P上に
転写される。
【0085】この後、ドラム9D上から離れた用紙P
は、搬送ガイド97によって定着装置8に導かれ加熱定
着処理された後にトレイ98内に排出される。なお、ト
ナー像を転写後、ドラム9D上の残留トナーはクリーナ
99によって除去される。
【0086】上記定着装置8は複写用紙Pの移動方向と
直交する方向に、この複写機9が複写できる最大判用紙
の幅(長さ)に合わせた有効長、すなわち最大判用紙の
幅(長さ)より長い発熱抵抗体3を延在させて板状ヒー
タH1を配置しているとともにこのヒータH1の延在方
向に軽く弾接するよう発熱抵抗体3と相対して送り用の
加圧ローラ71が設けられている。
【0087】そして、ヒータH1と加圧ローラ71との
間を送られる用紙P上の未定着トナー像T1は、抵抗発
熱膜2からの熱を受け溶融して用紙P面上に文字、英数
字、記号、図面などの複写像を現出させる。
【0088】このような、複写機9は上記定着装置7に
記載したと同様な作用効果、すなわち、複写機などにお
いては複写処理能力(複写枚数/時間)の向上(スピー
ドアップ)をはかることができる。
【0089】なお、本発明は上記実施の形態に限定され
ない。たとえば上記実施の形態では、板状ヒータを複写
機の定着用に用いたが、プリンタやファクシミリなどの
他のOA機器の定着用にも適用できる。また、OA機器
に限らず、家庭用の電気製品、業務用や実験用の精密機
器や化学反応用の機器などにおいて加熱用に装着して使
用できる。
【0090】また、抵抗発熱膜、給電用膜状電極や接続
用導電膜を形成する材料および塗布膜の焼成温度や焼成
時間は実施の形態の記載に限らず、板状ヒータの仕様や
使用条件などに応じて適宜選ぶことができる。
【0091】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、抵抗発
熱膜や膜状電極の内部や層間に気泡がなくヒータの表面
が平滑になるとともに気泡による被膜の剥がれがない。
また、基板を熱伝導性のよい窒化物系セラミックスとし
ているので、所定温度に達するまでのヒートアップ(昇
温)時間を短縮できるなど、品質の向上した板状ヒータ
を提供できる利点を有する。
【0092】請求項2に記載の発明によれば、接続用導
電膜部位においての発熱がなく、抵抗発熱膜への給電を
損失なく効率よく行うことができる。
【0093】請求項3に記載の発明によれば、ヒータの
ヒートアップ(昇温)が速く、始動や作業時間を従来よ
り短時間のうちに行える定着装置を提供することができ
る。
【0094】請求項4に記載の発明によれば、上記請求
項5に記載したと同様な作用効果、すなわち複写処理能
力(複写枚数/時間)の向上(スピードアップ)した複
写機やファクシミリなどの画像形成装置を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す板状ヒータの中間部
を切欠した平面図である。
【図2】図1の板状ヒータの左方端部を長手方向に沿っ
て切断した部分を示す要部の拡大縦断面図である。
【図3】本発明の他の実施の形態を示す板状ヒータの、
左方側端部を長手方向に沿って切断した部分の要部の拡
大縦断面図である。
【図4】本発明の他の実施の形態を示す板状ヒータの中
間部を切欠した平面図である。
【図5】図1に示すヒータの底面図である。
【図6】本発明に係わる板状ヒータの通電回路を示す説
明図である。
【図7】本発明の実施の形態を示す定着装置の横断面図
である。
【図8】図7中の矢視a−a線に沿った切断面の拡大縦
断面図である。
【図9】本発明の実施の形態を示す画像形成装置である
複写機の概略構成を示す縦断面図である。
【図10】従来の板状ヒータの中間部を切欠した平面図
である。
【図11】図10中の矢視b−b線に沿って切断した部
分の拡大横断面図である。
【符号の説明】
H1,H2:板状ヒータ 1:基板 2:抵抗発熱膜 3:給電用膜状電極 4:接続用導電膜 5:ガラス質オーバーコート層 6:温度検知センサ(サーミスタ) 7:定着装置 71:加圧ローラ 9:画像形成装置(複写機)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福島 正徳 東京都港区新橋3丁目3番9号 東芝エ ー・ブイ・イー株式会社内 Fターム(参考) 2H033 AA30 BA30 BB30 BE03 CA23 CA27 3K034 AA02 AA04 AA10 AA16 AA34 BB06 BB14 BC12 CA02 CA03 CA14 CA22 DA05 HA01 HA10 JA10 3K058 AA02 BA18 CA23 CA61 CE19 DA04 GA06 3K092 PP18 QA05 QB02 QB64 QC02 RF03 RF11 RF17 UA05 UA06 VV16 VV40

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 窒化物系セラミックス材料からなる長尺
    の基板と;この基板の表面に長手方向に沿い形成した帯
    状の抵抗発熱膜と;この抵抗発熱膜の長手方向の端部に
    隣接して上記基板の表面に形成した給電用膜状電極と;
    上記抵抗発熱膜および給電用膜状電極を短絡するよう隣
    接部に形成した接続用導電膜と;を備えていることを特
    徴とする板状ヒータ。
  2. 【請求項2】 接続用導電膜の単位面積当りの抵抗値
    が、抵抗発熱膜の単位面積当りの抵抗値より低いことを
    特徴とする上記請求項1に記載の板状ヒータ。
  3. 【請求項3】 加圧ローラと;この加圧ローラに発熱部
    が対向して配設された上記請求項1または請求項2のい
    ずれか一に記載の板状ヒータと;を具備していることを
    特徴とする定着装置。
  4. 【請求項4】 媒体に形成された静電潜像にトナーを付
    着させ、このトナーを被複写体に転写して所定の画像を
    形成する手段と;加圧ローラにより画像を形成した被複
    写体を板状ヒータに圧接しながら通過させることによっ
    てトナーを定着するようにした上記請求項3に記載の定
    着装置と;を具備していることを特徴とする画像形成装
    置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6614004B2 (en) * 2000-07-14 2003-09-02 Canon Kabushiki Kaisha Heater including heat dissipation resistor on substrate and image heating apparatus equipped with the heater
JP2007173007A (ja) * 2005-12-21 2007-07-05 Harison Toshiba Lighting Corp 加熱ヒータ、加熱装置、画像形成装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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