JPH07335373A - ヒータ、ヒータの製造方法および定着装置ならびに画像形成装置 - Google Patents
ヒータ、ヒータの製造方法および定着装置ならびに画像形成装置Info
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- JPH07335373A JPH07335373A JP12263594A JP12263594A JPH07335373A JP H07335373 A JPH07335373 A JP H07335373A JP 12263594 A JP12263594 A JP 12263594A JP 12263594 A JP12263594 A JP 12263594A JP H07335373 A JPH07335373 A JP H07335373A
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- thermistor
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- heat
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- Control Of Resistance Heating (AREA)
- Resistance Heating (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ヒータ基板へのサーミスタの実装作業が容易
で、発熱時に正確かつ迅速に高精度で温度検出ができる
板状のヒータおよびこのヒータを用いた定着装置などを
提供することを目的とする。 【構成】 表面1A側に抵抗発熱体2を設けた基板1の
裏面1Bに配線導体6を形成しこの配線導体6に接着剤
7を介し温度検知用のサーミスタ5を具備したものにお
いて、上記接着剤7は単一材料から形成され、導体間接
続用は導電性接着剤71を、絶縁部は電気絶縁性・良熱
伝導性の接着剤72であるヒータHおよびこのヒータの
製造方法ならびに定着装置と画像形成装置Pである。 【効果】 接着剤種類の減少、充填塗布作業などの工程
削減が可能になり生産性が向上し、伝熱性および精度が
高くかつ迅速に温度検出ができて、しかも熱衝撃にも剥
れず、接合強度も強い。
で、発熱時に正確かつ迅速に高精度で温度検出ができる
板状のヒータおよびこのヒータを用いた定着装置などを
提供することを目的とする。 【構成】 表面1A側に抵抗発熱体2を設けた基板1の
裏面1Bに配線導体6を形成しこの配線導体6に接着剤
7を介し温度検知用のサーミスタ5を具備したものにお
いて、上記接着剤7は単一材料から形成され、導体間接
続用は導電性接着剤71を、絶縁部は電気絶縁性・良熱
伝導性の接着剤72であるヒータHおよびこのヒータの
製造方法ならびに定着装置と画像形成装置Pである。 【効果】 接着剤種類の減少、充填塗布作業などの工程
削減が可能になり生産性が向上し、伝熱性および精度が
高くかつ迅速に温度検出ができて、しかも熱衝撃にも剥
れず、接合強度も強い。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、OA機器、家庭用電
気機器や精密製造設備などの小形機器類に装着されて用
いられる薄形板状のヒータおよびこのヒータを実装した
複写機やファクシミリなどのトナー定着に用いられる定
着装置ならびにこの定着装置を用いた画像形成装置に関
する。
気機器や精密製造設備などの小形機器類に装着されて用
いられる薄形板状のヒータおよびこのヒータを実装した
複写機やファクシミリなどのトナー定着に用いられる定
着装置ならびにこの定着装置を用いた画像形成装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】たとえば電子式複写機においては、トナ
ー画像を形成した複写用紙を定着用の板状のヒータと加
圧ローラとの間を挟圧しながら通過させ、このヒータの
熱によって複写用紙上のトナーが加熱され溶融して定着
するようになっている。
ー画像を形成した複写用紙を定着用の板状のヒータと加
圧ローラとの間を挟圧しながら通過させ、このヒータの
熱によって複写用紙上のトナーが加熱され溶融して定着
するようになっている。
【0003】この定着用の板状ヒータHとしては図1、
図2および図10に示すような構成のものが実用化され
ている。このヒータHはアルミナ(Al2 O3 )セラミ
ックスなどからなる細長の耐熱・電気絶縁性基板1の表
面側1Aに、銀・パラジウム合金(Ag・Pd)粉末な
どをガラス粉末(無機結着剤)、有機結着剤と混練して
調合したペーストを印刷塗布・焼成して細長い帯状厚膜
の抵抗発熱体2を形成し、この抵抗発熱体2の両端部分
に銀(Ag)あるいは銀・白金(Ag・Pt)合金や銀
・パラジウム合金(Ag・Pd)などの良導電体からな
る膜を形成して給電端子部3を構成し、さらにこの抵抗
発熱体2の表面をガラス質のオーバーコート層4で被覆
して、耐磨耗性や耐衝撃性などの機械的強度の向上およ
び硫化や酸化などからの耐蝕保護と複写機の加圧ローラ
などとの電気的絶縁をはかっている。
図2および図10に示すような構成のものが実用化され
ている。このヒータHはアルミナ(Al2 O3 )セラミ
ックスなどからなる細長の耐熱・電気絶縁性基板1の表
面側1Aに、銀・パラジウム合金(Ag・Pd)粉末な
どをガラス粉末(無機結着剤)、有機結着剤と混練して
調合したペーストを印刷塗布・焼成して細長い帯状厚膜
の抵抗発熱体2を形成し、この抵抗発熱体2の両端部分
に銀(Ag)あるいは銀・白金(Ag・Pt)合金や銀
・パラジウム合金(Ag・Pd)などの良導電体からな
る膜を形成して給電端子部3を構成し、さらにこの抵抗
発熱体2の表面をガラス質のオーバーコート層4で被覆
して、耐磨耗性や耐衝撃性などの機械的強度の向上およ
び硫化や酸化などからの耐蝕保護と複写機の加圧ローラ
などとの電気的絶縁をはかっている。
【0004】また、基板1の抵抗発熱体2が形成された
面とは反対面の裏面側1Bには銀(Ag)あるいは銀・
白金(Ag・Pt)合金や銀・パラジウム(Ag・P
d)合金などの良導電体の膜からなる一対の配線導体
6、6が形成され、その端部を給電端子部6a、6aと
している。そして、この配線導体6、6の先端部間には
抵抗発熱体2の温度検出素子としてのチップ形状(リー
ド線を有しないのでディスク形とも称する。)のサーミ
スタ5が取着されている。
面とは反対面の裏面側1Bには銀(Ag)あるいは銀・
白金(Ag・Pt)合金や銀・パラジウム(Ag・P
d)合金などの良導電体の膜からなる一対の配線導体
6、6が形成され、その端部を給電端子部6a、6aと
している。そして、この配線導体6、6の先端部間には
抵抗発熱体2の温度検出素子としてのチップ形状(リー
ド線を有しないのでディスク形とも称する。)のサーミ
スタ5が取着されている。
【0005】また、上記チップ形状(リード線を有しな
いのでディスク形とも称する。)のサーミスタ5は図4
に示すような構成である。図4において5aはアルミナ
(Al2 O3 )セラミックスからなる平板状の基体、5
bはこの基体5aの一面上の中央部に形成したマンガン
(Mn)、コバルト(Co)、ニッケル(Ni)などの
酸化物を混合して形成した薄膜からなる感温部、5c、
5cは感温部5b両端にこの感温部5bと連接して形成
した白金(Pt)層などからなる電極部である。また、
5dは感温部5bを被覆した酸化硅素(SiO2 )から
なるオーバーコート層である。
いのでディスク形とも称する。)のサーミスタ5は図4
に示すような構成である。図4において5aはアルミナ
(Al2 O3 )セラミックスからなる平板状の基体、5
bはこの基体5aの一面上の中央部に形成したマンガン
(Mn)、コバルト(Co)、ニッケル(Ni)などの
酸化物を混合して形成した薄膜からなる感温部、5c、
5cは感温部5b両端にこの感温部5bと連接して形成
した白金(Pt)層などからなる電極部である。また、
5dは感温部5bを被覆した酸化硅素(SiO2 )から
なるオーバーコート層である。
【0006】(なお、上記の基板1や基体5aに形成し
た各膜は基板1や基体5aに対比して薄膜であるが、図
面上は誇張して厚く書いてある。) このようなサーミスタ5は図10に示すように感温部5
bが基板1の裏面側1Bに対面した状態で、両電極部5
c、5cをそれぞれ配線導体6、6上に銀(Ag)ある
いは銀・パラジウム(Ag・Pd)の合金粉末などを有
機接着剤と混合した導電性接着剤7を介して接合させて
いる。
た各膜は基板1や基体5aに対比して薄膜であるが、図
面上は誇張して厚く書いてある。) このようなサーミスタ5は図10に示すように感温部5
bが基板1の裏面側1Bに対面した状態で、両電極部5
c、5cをそれぞれ配線導体6、6上に銀(Ag)ある
いは銀・パラジウム(Ag・Pd)の合金粉末などを有
機接着剤と混合した導電性接着剤7を介して接合させて
いる。
【0007】そして、この板状のヒータHが装着された
複写機の定着装置は、上記ヒータと加圧ローラとが対向
して平行に配設され、回転軸を有する加圧ローラの表面
の耐熱性弾性材料で構成したローラ部分と板状ヒータの
オーバーコート層4とが直接あるいは間接的に軽く弾接
するようになっている。そして、複写用紙が板状ヒータ
Hと加圧ローラとの間に供給されると、加圧ローラの回
転により、複写用紙がヒータHのオーバーコート層4上
を滑りながら圧送され、この間にヒータHの熱によって
複写用紙上のトナーが加熱され定着されるようになって
いる。
複写機の定着装置は、上記ヒータと加圧ローラとが対向
して平行に配設され、回転軸を有する加圧ローラの表面
の耐熱性弾性材料で構成したローラ部分と板状ヒータの
オーバーコート層4とが直接あるいは間接的に軽く弾接
するようになっている。そして、複写用紙が板状ヒータ
Hと加圧ローラとの間に供給されると、加圧ローラの回
転により、複写用紙がヒータHのオーバーコート層4上
を滑りながら圧送され、この間にヒータHの熱によって
複写用紙上のトナーが加熱され定着されるようになって
いる。
【0008】そして、この定着装置において板状ヒータ
Hは上記基板1の抵抗発熱体2を形成した反対面の裏面
側1Bに取着されたサーミスタ5が発熱体2の温度を検
出し、この検出した信号を温度制御回路装置にフィード
バックして、板状ヒータHに印加する電力を制御するこ
とによって、ヒータHを一定温度に保つようにしてい
る。 しかし、上記のようにチップ形状のサーミスタ5
の感温部5bが基板1の裏面側1Bに対面した状態で両
電極部5c、5cが配線導体6、6上に導電性接着剤7
を介して接合させると、以下のような不具合の発生する
ことがあった。
Hは上記基板1の抵抗発熱体2を形成した反対面の裏面
側1Bに取着されたサーミスタ5が発熱体2の温度を検
出し、この検出した信号を温度制御回路装置にフィード
バックして、板状ヒータHに印加する電力を制御するこ
とによって、ヒータHを一定温度に保つようにしてい
る。 しかし、上記のようにチップ形状のサーミスタ5
の感温部5bが基板1の裏面側1Bに対面した状態で両
電極部5c、5cが配線導体6、6上に導電性接着剤7
を介して接合させると、以下のような不具合の発生する
ことがあった。
【0009】それは、チップ形状のサーミスタ5は極め
て小さく(長さ約1,6mm×幅約0,8mm、厚さ約
0,25mm)、電極部5c(長さ約0,5mm×幅約
0,8mm)と配線導体6との接合部の接触面積が小さ
いため、接合時に加圧力が弱かったり、その接合位置が
少しでもずれたりするとその接合強度が低下し、また、
高温状態が長く続いたりあるいは経時劣化などで接合力
が低下した場合に振動や衝撃を受けたとき基板1からサ
ーミスタ5が剥がれ落ちたりすることがある。
て小さく(長さ約1,6mm×幅約0,8mm、厚さ約
0,25mm)、電極部5c(長さ約0,5mm×幅約
0,8mm)と配線導体6との接合部の接触面積が小さ
いため、接合時に加圧力が弱かったり、その接合位置が
少しでもずれたりするとその接合強度が低下し、また、
高温状態が長く続いたりあるいは経時劣化などで接合力
が低下した場合に振動や衝撃を受けたとき基板1からサ
ーミスタ5が剥がれ落ちたりすることがある。
【0010】そして、このように基板1に対してサーミ
スタ5の実装が満足に行われず配線導体6との接続が不
十分であると、サーミスタ5による抵抗発熱体2の温度
制御が不可能となり、電圧が連続印加されて過電流が流
れ基板1が赤熱するほどの高温度となる。この高温状態
が続くと、板状ヒータHが実装してあるプラスチック製
のトレイ、定着装置の筐体やヒータH上を押圧されて搬
送される複写用紙などが焦げたり発火したりすることが
あり問題があった。
スタ5の実装が満足に行われず配線導体6との接続が不
十分であると、サーミスタ5による抵抗発熱体2の温度
制御が不可能となり、電圧が連続印加されて過電流が流
れ基板1が赤熱するほどの高温度となる。この高温状態
が続くと、板状ヒータHが実装してあるプラスチック製
のトレイ、定着装置の筐体やヒータH上を押圧されて搬
送される複写用紙などが焦げたり発火したりすることが
あり問題があった。
【0011】また、このような板状のヒータHにおい
て、サーミスタ5のオーバーコート層5dの層厚が配線
導体6、6の膜厚より厚過ぎると、サーミスタ5の電極
部5cが配線導体6に届かなかったり届いてもサーミス
タ5が傾いて不安定な接続となることがあり、通常は配
線導体6側の膜厚を厚くしたり導電性接着剤7層を厚く
するなどしてサーミスタ5のオーバーコート層5dが基
板1の裏面1Bに当接しないようにしていた。
て、サーミスタ5のオーバーコート層5dの層厚が配線
導体6、6の膜厚より厚過ぎると、サーミスタ5の電極
部5cが配線導体6に届かなかったり届いてもサーミス
タ5が傾いて不安定な接続となることがあり、通常は配
線導体6側の膜厚を厚くしたり導電性接着剤7層を厚く
するなどしてサーミスタ5のオーバーコート層5dが基
板1の裏面1Bに当接しないようにしていた。
【0012】しかし、サーミスタ5のオーバーコート層
5dが基板1の裏面1Bに当接しないということは、基
板1とオーバーコート層5dとの間の隙間9が大きいこ
とで(図10に示す)、基板1の温度を正確かつ迅速に
検出することが難しく、精度の高い温度制御ができない
という問題もあった。
5dが基板1の裏面1Bに当接しないということは、基
板1とオーバーコート層5dとの間の隙間9が大きいこ
とで(図10に示す)、基板1の温度を正確かつ迅速に
検出することが難しく、精度の高い温度制御ができない
という問題もあった。
【0013】そこで、このサーミスタ5のオーバーコー
ト層5dと基板1の裏面1Bとの間の隙間9を無くすた
めに、この隙間9にエポキシ樹脂系やポリイミド樹脂系
の接着剤などの電気絶縁性の良熱伝導性接着剤を充填さ
せ基板1の熱をサーミスタ5に効率よく伝えさせること
が提案されている。このように、良熱伝導性接着剤を充
填させることによってサーミスタ5の感度を上げるとと
もに二種類の接着剤を用いるため接合強度を向上できる
利点もある。
ト層5dと基板1の裏面1Bとの間の隙間9を無くすた
めに、この隙間9にエポキシ樹脂系やポリイミド樹脂系
の接着剤などの電気絶縁性の良熱伝導性接着剤を充填さ
せ基板1の熱をサーミスタ5に効率よく伝えさせること
が提案されている。このように、良熱伝導性接着剤を充
填させることによってサーミスタ5の感度を上げるとと
もに二種類の接着剤を用いるため接合強度を向上できる
利点もある。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記で
あると二種類の接着剤を用意する必要があり、また、狭
い範囲に二種類の接着剤を供給するには装置が複雑で作
業性が悪く、さらには、二種類の接着剤の熱膨脹率が同
じでないと、温度の昇降が繰り返えされると両接着剤間
に亀裂が生じ、かえって接合強度が低下してサーミスタ
の剥離を引起こすという問題がある。
あると二種類の接着剤を用意する必要があり、また、狭
い範囲に二種類の接着剤を供給するには装置が複雑で作
業性が悪く、さらには、二種類の接着剤の熱膨脹率が同
じでないと、温度の昇降が繰り返えされると両接着剤間
に亀裂が生じ、かえって接合強度が低下してサーミスタ
の剥離を引起こすという問題がある。
【0015】本発明は、ヒータ基板へのサーミスタの実
装作業が容易であるとともに、発熱時に正確かつ迅速に
高精度で温度検出ができる板状のヒータおよびこのヒー
タを実装した定着装置ならびにこの定着装置を用いた画
像形成装置を提供することを目的とする。
装作業が容易であるとともに、発熱時に正確かつ迅速に
高精度で温度検出ができる板状のヒータおよびこのヒー
タを実装した定着装置ならびにこの定着装置を用いた画
像形成装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明のヒータは、耐熱
・電気絶縁性材料からなる基板と、この基板の表面側に
形成された帯状の抵抗発熱体と、この基板の裏面側に形
成された少なくとも一対の配線導体と、上記配線導体お
よびこれら配線導体間の基板裏面にわたり接着剤を介し
て接合された上記抵抗発熱体の温度を検知するサーミス
タとを具備し、上記接着剤は単一の樹脂成分から形成さ
れ、配線導体とサーミスタの電極端子部との間に介在す
る部分は導電性を有し、配線導体間およびサーミスタ間
に介在する部分は電気絶縁性・良熱伝導性を有すること
を特徴としている。
・電気絶縁性材料からなる基板と、この基板の表面側に
形成された帯状の抵抗発熱体と、この基板の裏面側に形
成された少なくとも一対の配線導体と、上記配線導体お
よびこれら配線導体間の基板裏面にわたり接着剤を介し
て接合された上記抵抗発熱体の温度を検知するサーミス
タとを具備し、上記接着剤は単一の樹脂成分から形成さ
れ、配線導体とサーミスタの電極端子部との間に介在す
る部分は導電性を有し、配線導体間およびサーミスタ間
に介在する部分は電気絶縁性・良熱伝導性を有すること
を特徴としている。
【0017】また、接着剤の導電性部分は樹脂内に導電
性粒子を含有し、電気絶縁性・良熱伝導性部分はほぼ樹
脂成分のみからなることを特徴としている。
性粒子を含有し、電気絶縁性・良熱伝導性部分はほぼ樹
脂成分のみからなることを特徴としている。
【0018】また、接着剤中に含有される導電性粒子
は、導電性部分に多く、電気絶縁性・良熱伝導性部分に
向かうにしたがい少くなっていることを特徴としてい
る。
は、導電性部分に多く、電気絶縁性・良熱伝導性部分に
向かうにしたがい少くなっていることを特徴としてい
る。
【0019】また、本発明のヒータの製造方法は、耐熱
・電気絶縁性材料からなる基板の表面側に帯状の抵抗発
熱体を形成する工程と、この基板の裏面側に少なくとも
一対の配線導体を形成する工程と、この基板裏面側の配
線導体上に導電性粒子を含有した接着剤を介在させてサ
ーミスタを配置する工程と、上記接着剤を加熱して接着
剤中の樹脂分をサーミスタ下部の一対の配線導体間に滲
出させる工程と、上記接着剤の加熱を続行して接着剤中
の樹脂分をサーミスタ下部の一対の配線導体間に滲出充
填させる工程と、上記接着剤の熱硬化を終えて配線導体
とサーミスタの電極端子部との間には導電性粒子を含ん
だ樹脂を、配線導体間とサーミスタ本体との間には電気
絶縁性・良熱伝導性成分の樹脂を充填形成させる工程と
を具備していることを特徴としている。
・電気絶縁性材料からなる基板の表面側に帯状の抵抗発
熱体を形成する工程と、この基板の裏面側に少なくとも
一対の配線導体を形成する工程と、この基板裏面側の配
線導体上に導電性粒子を含有した接着剤を介在させてサ
ーミスタを配置する工程と、上記接着剤を加熱して接着
剤中の樹脂分をサーミスタ下部の一対の配線導体間に滲
出させる工程と、上記接着剤の加熱を続行して接着剤中
の樹脂分をサーミスタ下部の一対の配線導体間に滲出充
填させる工程と、上記接着剤の熱硬化を終えて配線導体
とサーミスタの電極端子部との間には導電性粒子を含ん
だ樹脂を、配線導体間とサーミスタ本体との間には電気
絶縁性・良熱伝導性成分の樹脂を充填形成させる工程と
を具備していることを特徴としている。
【0020】また、本発明の定着装置は、加圧ローラと
請求項1ないし請求項3のいずれか一に記載のヒータと
を相対して配設したことを特徴としている。
請求項1ないし請求項3のいずれか一に記載のヒータと
を相対して配設したことを特徴としている。
【0021】また、本発明の画像形成装置は、請求項5
に記載の定着装置を具備していることを特徴としてい
る。
に記載の定着装置を具備していることを特徴としてい
る。
【0022】
【作用】ヒータ基板の配線導体および基板にサーミスタ
を接合するのに一種類の接着剤を充填供給し熱硬化させ
ることによって、サーミスタ下の中央部付近の基板部分
には電気絶縁性・良熱伝導性をもった樹脂成分層が、ま
た、配線導体部分には導電性粒子を含む樹脂成分層が形
成され。そして、一種類の樹脂からなることで熱膨張率
などの熱特性が同じであるため、耐熱的にも機械的にも
強く、特に導電性粒子を含む樹脂成分層から絶縁性をも
った樹脂成分層に向かうにしたがい徐々に導電性粒子を
減らしたものでは熱膨張率差が生じないので亀裂や剥離
の虞がなく、装置や機器の稼働中にサーミスタが脱落す
るようなこともない。
を接合するのに一種類の接着剤を充填供給し熱硬化させ
ることによって、サーミスタ下の中央部付近の基板部分
には電気絶縁性・良熱伝導性をもった樹脂成分層が、ま
た、配線導体部分には導電性粒子を含む樹脂成分層が形
成され。そして、一種類の樹脂からなることで熱膨張率
などの熱特性が同じであるため、耐熱的にも機械的にも
強く、特に導電性粒子を含む樹脂成分層から絶縁性をも
った樹脂成分層に向かうにしたがい徐々に導電性粒子を
減らしたものでは熱膨張率差が生じないので亀裂や剥離
の虞がなく、装置や機器の稼働中にサーミスタが脱落す
るようなこともない。
【0023】また、接着剤は一種類であるので、その供
給塗布は一回の工程でよく、工程の削減ができる。
給塗布は一回の工程でよく、工程の削減ができる。
【0024】
【実施例】以下、本発明の板状ヒータの実施例を図面を
参照して説明する。図1〜図4は本発明の第一の実施例
を示し、図1は定着装置などに用いられる板状のヒータ
ーHの上面図、図2は底面図、図3(a)は図2のX−
X線に沿って切断した部分の拡大横断面図、(b)は要
部をさらに拡大した拡大横断面図、図4はサーミスタの
一部断面斜視図である。
参照して説明する。図1〜図4は本発明の第一の実施例
を示し、図1は定着装置などに用いられる板状のヒータ
ーHの上面図、図2は底面図、図3(a)は図2のX−
X線に沿って切断した部分の拡大横断面図、(b)は要
部をさらに拡大した拡大横断面図、図4はサーミスタの
一部断面斜視図である。
【0025】図中1は耐熱・電気絶縁性材料たとえばア
ルミナ(Al2 O3 )セラミックスからなる長さ約30
0mm、幅約6mm、厚さ約0,8〜約1mmの大きさ
の細長の基板である。2は基板1の表面側1Aに長手方
向に沿って形成した長さ約230mm,幅約2mm、厚
さ約10μmの銀・パラジウム(Ag・Pd)合金やニ
ッケル・錫(Ni・Sn)合金などを主体とする帯状の
抵抗発熱体、3,3はこの抵抗発熱体2の両端部におい
て重層形成した長さ約6mm、幅約3mmの幅広な銀
(Ag)、白金(Pt)、金(Au)、銀・白金(Ag
・Pt)合金や銀・パラジウム(Ag・Pd)合金など
を主体とする良導電体膜からなる給電用の端子部であ
る。
ルミナ(Al2 O3 )セラミックスからなる長さ約30
0mm、幅約6mm、厚さ約0,8〜約1mmの大きさ
の細長の基板である。2は基板1の表面側1Aに長手方
向に沿って形成した長さ約230mm,幅約2mm、厚
さ約10μmの銀・パラジウム(Ag・Pd)合金やニ
ッケル・錫(Ni・Sn)合金などを主体とする帯状の
抵抗発熱体、3,3はこの抵抗発熱体2の両端部におい
て重層形成した長さ約6mm、幅約3mmの幅広な銀
(Ag)、白金(Pt)、金(Au)、銀・白金(Ag
・Pt)合金や銀・パラジウム(Ag・Pd)合金など
を主体とする良導電体膜からなる給電用の端子部であ
る。
【0026】また、4は上記端子部3,3および基板1
の一部を除く、抵抗発熱体2を含む基板1の表面側1A
のほぼ全面を覆うように形成したガラス粉末などからな
る層厚さが20〜100μmのガラス質のオーバーコー
ト層である。
の一部を除く、抵抗発熱体2を含む基板1の表面側1A
のほぼ全面を覆うように形成したガラス粉末などからな
る層厚さが20〜100μmのガラス質のオーバーコー
ト層である。
【0027】また、図中6、6は基板1の裏面側1Bに
形成された銀(Ag)、白金(Pt)、金(Au)、銀
・白金(Ag・Pt)合金や銀・パラジウム(Ag・P
d)合金などを主体とする膜厚が5〜30μmの一対の
配線導体、6a、6aは配線導体6、6の端子部であ
る。
形成された銀(Ag)、白金(Pt)、金(Au)、銀
・白金(Ag・Pt)合金や銀・パラジウム(Ag・P
d)合金などを主体とする膜厚が5〜30μmの一対の
配線導体、6a、6aは配線導体6、6の端子部であ
る。
【0028】また、5はチップ形状(リード線を有しな
いのでディスク形とも称する。)のサーミスタ(たとえ
ば石塚硝子株式会社製のサーミスタ形番364FT)か
らなる温度検出素子であって、図4に拡大して示すよう
な構成である。図4において5aはアルミナ(Al2 O
3 )セラミックスからなる厚さ約250μmの平板状の
基体、5bはこの基体5a上の中央部に形成したマンガ
ン、コバルト、ニッケルなどの酸化物(MnO2 、Co
3 O4 、NiO)を混合して形成した薄膜からなる感温
部、5c、5cは感温部5b両端に連接して形成した白
金(Pt)層や金(Au)層などからなる薄膜の電極部
である。また、5dは感温部5bを形成する膜が大気中
の湿度や不純ガスにより特性劣化を起こすのを防ぐため
被覆した酸化硅素(SiO2 )からなる層厚が5〜25
μmのオーバーコート層である。(なお、上記の各膜、
層は基板1や基体5aに対比して薄膜であるが、図面上
は誇張して厚く書いてあり、比例しているものではな
い。) このチップ形状のサーミスタ5は、温度係数が負の大き
な値を有する電気抵抗体を用いたもので、温度上昇した
ときに抵抗値が大きく低下し、温度を抵抗値の大小に変
換する熱検出素子からなるセンサである。
いのでディスク形とも称する。)のサーミスタ(たとえ
ば石塚硝子株式会社製のサーミスタ形番364FT)か
らなる温度検出素子であって、図4に拡大して示すよう
な構成である。図4において5aはアルミナ(Al2 O
3 )セラミックスからなる厚さ約250μmの平板状の
基体、5bはこの基体5a上の中央部に形成したマンガ
ン、コバルト、ニッケルなどの酸化物(MnO2 、Co
3 O4 、NiO)を混合して形成した薄膜からなる感温
部、5c、5cは感温部5b両端に連接して形成した白
金(Pt)層や金(Au)層などからなる薄膜の電極部
である。また、5dは感温部5bを形成する膜が大気中
の湿度や不純ガスにより特性劣化を起こすのを防ぐため
被覆した酸化硅素(SiO2 )からなる層厚が5〜25
μmのオーバーコート層である。(なお、上記の各膜、
層は基板1や基体5aに対比して薄膜であるが、図面上
は誇張して厚く書いてあり、比例しているものではな
い。) このチップ形状のサーミスタ5は、温度係数が負の大き
な値を有する電気抵抗体を用いたもので、温度上昇した
ときに抵抗値が大きく低下し、温度を抵抗値の大小に変
換する熱検出素子からなるセンサである。
【0029】このようなサーミスタ5は感温部5bが基
板1の裏面側1Bと対面しているとともに一対の配線導
体6、6間にあり、また、両電極部5c、5cと両配線
導体6、6とは対面していて、これらの間に形成される
隙間9には接着剤7が充填されていて、基板1にサーミ
スタ5を接合している。
板1の裏面側1Bと対面しているとともに一対の配線導
体6、6間にあり、また、両電極部5c、5cと両配線
導体6、6とは対面していて、これらの間に形成される
隙間9には接着剤7が充填されていて、基板1にサーミ
スタ5を接合している。
【0030】この接着剤7は、銀(Ag)や銀・パラジ
ウム(Ag・Pd)などの粒径が0..5〜10μmの
金属粉末からなる導電性粒子と低分子量の低粘度樹脂分
が多く含まれている樹脂とを混合した、たとえばエイブ
ルステック株式会社製の導電性のエポキシ樹脂系接着剤
商品番号979 1ASMP)からなる。そして、この
接着剤7は電極部5cと配線導体6間においては導電性
粒子7m、…成分を多く含み導電性粒子7m、…が連続
した接合状態にある導電性が高い導電性接着剤層71
が、また、中央部の感温部5bのオーバーコート層5d
と基板1の裏面側1B間においては導電性粒子7m、…
成分がないかあっても散在する程度の樹脂成分の電気絶
縁性で良熱伝導性の接着剤層72が形成されている。
ウム(Ag・Pd)などの粒径が0..5〜10μmの
金属粉末からなる導電性粒子と低分子量の低粘度樹脂分
が多く含まれている樹脂とを混合した、たとえばエイブ
ルステック株式会社製の導電性のエポキシ樹脂系接着剤
商品番号979 1ASMP)からなる。そして、この
接着剤7は電極部5cと配線導体6間においては導電性
粒子7m、…成分を多く含み導電性粒子7m、…が連続
した接合状態にある導電性が高い導電性接着剤層71
が、また、中央部の感温部5bのオーバーコート層5d
と基板1の裏面側1B間においては導電性粒子7m、…
成分がないかあっても散在する程度の樹脂成分の電気絶
縁性で良熱伝導性の接着剤層72が形成されている。
【0031】また、図中8はこのサーミスタ5、両電極
部5c、5cの接合部を含む配線導体6、6を覆い形成
したエポキシ樹脂、シリコーン樹脂やポリイミド樹脂な
どからなる保護コート層である。
部5c、5cの接合部を含む配線導体6、6を覆い形成
したエポキシ樹脂、シリコーン樹脂やポリイミド樹脂な
どからなる保護コート層である。
【0032】このような構成であると、電極部5cと配
線導体6間は導電性粒子7m、…成分の密度の高い導電
性接着剤層71で接合されているので電気的接続は問題
なく行え、また、両電極部5c間および両配線導体6間
は導電性粒子7m、…成分の密度が低い電気絶縁性の接
着剤層72で接合されているので電気的な短絡を防ぐこ
とができる。また、基板1と感温部5bのオーバーコー
ト層5dとは電気絶縁性で良熱伝導性の接着剤層72で
接続されている。
線導体6間は導電性粒子7m、…成分の密度の高い導電
性接着剤層71で接合されているので電気的接続は問題
なく行え、また、両電極部5c間および両配線導体6間
は導電性粒子7m、…成分の密度が低い電気絶縁性の接
着剤層72で接合されているので電気的な短絡を防ぐこ
とができる。また、基板1と感温部5bのオーバーコー
ト層5dとは電気絶縁性で良熱伝導性の接着剤層72で
接続されている。
【0033】すなわち、この接着剤7は外側(サーミス
タ5の電極部5c)から内側(サーミスタ5の感温部5
b)に向け徐々に合金粉末7m、…成分が少なくなって
いて、中央部では電気絶縁性の樹脂成分のみであり、一
対の導体間を短絡することがなく、サーミスタ5への電
流通流に支障を起こすことがない。また、基板1の発熱
状態は良熱伝導性の接着剤層72を通じて行われるので
伝熱性が損なわれることがなく、極めて良好な熱伝達が
行え基板1の温度をサーミスタ5に精度高く伝えかつ迅
速に検出させることができる。
タ5の電極部5c)から内側(サーミスタ5の感温部5
b)に向け徐々に合金粉末7m、…成分が少なくなって
いて、中央部では電気絶縁性の樹脂成分のみであり、一
対の導体間を短絡することがなく、サーミスタ5への電
流通流に支障を起こすことがない。また、基板1の発熱
状態は良熱伝導性の接着剤層72を通じて行われるので
伝熱性が損なわれることがなく、極めて良好な熱伝達が
行え基板1の温度をサーミスタ5に精度高く伝えかつ迅
速に検出させることができる。
【0034】また、この導電性接着剤層71と電気絶縁
性・良熱伝導性接着剤層72とは接着作用をなす主材が
同一の樹脂7からなるので、両接着剤層71と72とは
熱膨張率の差もなく、繰り返される熱衝撃に対しても強
く、ヒータHの基板1に対しサーミスタ5が強固に固着
され、その強度が向上できるので、基板1からサーミス
タ5が脱落することがない。
性・良熱伝導性接着剤層72とは接着作用をなす主材が
同一の樹脂7からなるので、両接着剤層71と72とは
熱膨張率の差もなく、繰り返される熱衝撃に対しても強
く、ヒータHの基板1に対しサーミスタ5が強固に固着
され、その強度が向上できるので、基板1からサーミス
タ5が脱落することがない。
【0035】さらに、一種類の接着剤で導電性と絶縁性
・良熱伝導性との2通りの作用を有し、材料種類の減
少、供給塗布作業などの工程削減など生産性の向上がは
かれるという利点がある。
・良熱伝導性との2通りの作用を有し、材料種類の減
少、供給塗布作業などの工程削減など生産性の向上がは
かれるという利点がある。
【0036】つぎに、この板状ヒーターHの製造につい
て工程を追って説明する。まず、アルミナ(Al
2 O3 )セラミックスからなる細長の基板1の表面側1
Aに抵抗発熱体2を形成する。この発熱体2の形成はた
とえば銀・パラジウム(Ag・Pd)合金の粉末とガラ
ス粉末(無機結着剤)、有機接着剤などとを混練した導
電ペーストを用意する。そして、このペーストを細長い
基板1上に帯状に厚膜印刷して塗布し、乾燥したのち約
850℃で約10分間焼成することにより行う。この焼
成により、塗料中に含まれていた結着剤が熱分解しガス
化して飛散し、銀・バラジウム(Ag・Pd)からなる
抵抗発熱体2が形成される。
て工程を追って説明する。まず、アルミナ(Al
2 O3 )セラミックスからなる細長の基板1の表面側1
Aに抵抗発熱体2を形成する。この発熱体2の形成はた
とえば銀・パラジウム(Ag・Pd)合金の粉末とガラ
ス粉末(無機結着剤)、有機接着剤などとを混練した導
電ペーストを用意する。そして、このペーストを細長い
基板1上に帯状に厚膜印刷して塗布し、乾燥したのち約
850℃で約10分間焼成することにより行う。この焼
成により、塗料中に含まれていた結着剤が熱分解しガス
化して飛散し、銀・バラジウム(Ag・Pd)からなる
抵抗発熱体2が形成される。
【0037】ついで、この抵抗発熱体2の両端部分の表
面および基板1の裏面側1Bに抵抗発熱体2よりも電気
抵抗値が小さい材料たとえば銀・白金(Ag・Pt)合
金の導電ペーストを厚膜印刷して塗布し、乾燥したのち
焼成して給電用の端子部3,3、配線導体6、6および
端子部6a、6aを形成する。
面および基板1の裏面側1Bに抵抗発熱体2よりも電気
抵抗値が小さい材料たとえば銀・白金(Ag・Pt)合
金の導電ペーストを厚膜印刷して塗布し、乾燥したのち
焼成して給電用の端子部3,3、配線導体6、6および
端子部6a、6aを形成する。
【0038】この後、帯状厚膜の抵抗発熱体2部分およ
び基板1の表面の一部を覆うようにガラス質のオーバー
コート層4を形成する。
び基板1の表面の一部を覆うようにガラス質のオーバー
コート層4を形成する。
【0039】このオーバーコート層4の形成は、酸化鉛
(PbO)を主成分としたPbO系のガラス粉末をビヒ
クル(有機結着剤)とともに有機溶剤で混練りしてガラ
スペーストを作り、このガラスペーストを厚膜印刷し、
隙間なく連続した塗膜を形成する。そして、乾燥した
後、約850℃で約10分間焼成して、厚さ20μm〜
100μmのガラス層とする。
(PbO)を主成分としたPbO系のガラス粉末をビヒ
クル(有機結着剤)とともに有機溶剤で混練りしてガラ
スペーストを作り、このガラスペーストを厚膜印刷し、
隙間なく連続した塗膜を形成する。そして、乾燥した
後、約850℃で約10分間焼成して、厚さ20μm〜
100μmのガラス層とする。
【0040】そして、基板1裏面側1Bへのサーミスタ
5の取着は図5(a)、(b)、(c)に示す工程を経
て行われ、図3に示すような接合状態で完成される。
5の取着は図5(a)、(b)、(c)に示す工程を経
て行われ、図3に示すような接合状態で完成される。
【0041】そして、基板1の裏面側1Bに形成した一
対の配線導体6、6上のサーミスタ5の取着予定箇所
(または/およびサーミスタ5の両電極部5c、5c
上)に銀(Ag)や銀・パラジウム(Ag・Pd)など
の金属粉末からなる導電性粒子と低分子量の低粘度樹脂
分が多く含まれている良熱伝導性樹脂とを混合してな
る、たとえばエイブルステック株式会社製の導電性のエ
ポキシ樹脂系接着剤7(商品番号979 1ASMP)
を所定量ディスペンスまたは印刷により塗布する。つい
で、配線導体6、6上の接着剤7上に(サーミスタ5の
両電極部5c、5c上に接着剤7を付着させた場合はサ
ーミスタ5を)サーミスタ5の両電極部5c、5cを橋
絡するようにして載せる。(図5(a)) つぎに、電気炉などにおいて基板1を加熱し、上記の接
着剤7を硬化させる。この加熱によって接着剤7から低
分子量の低粘度樹脂分が滲出て両配線導体6、6間の中
央部方向に集まってくる。このとき、サーミスタ5表面
に形成したオーバーコート層5dが突出していると対面
する基板1との隙間9が狭いので、滲出した低粘度樹脂
分は毛細管現象により中央部方向に容易に入ってくる。
(図5(b)) さらに加熱を続けると、この加熱によって接着剤7から
滲出した樹脂成分が中央部方向に沢山集まり、隙間9を
埋め尽くす。(図5(c)) そして、隙間9が完全に埋め尽くされたら炉から取り出
す。すると、接着剤7は図3(b)にその一部を拡大し
て示すように外側から内側に向け徐々に金属粒子7m成
分が少なくなっていて、中央部では電気絶縁性の樹脂成
分のみであり、電極部5cと配線導体6間は導電性接着
剤層71が、また、基板1と感温部5bのオーバーコー
ト層5dとの間などにある隙間9には電気絶縁性・良熱
伝導性の接着剤層72が充填形成される。
対の配線導体6、6上のサーミスタ5の取着予定箇所
(または/およびサーミスタ5の両電極部5c、5c
上)に銀(Ag)や銀・パラジウム(Ag・Pd)など
の金属粉末からなる導電性粒子と低分子量の低粘度樹脂
分が多く含まれている良熱伝導性樹脂とを混合してな
る、たとえばエイブルステック株式会社製の導電性のエ
ポキシ樹脂系接着剤7(商品番号979 1ASMP)
を所定量ディスペンスまたは印刷により塗布する。つい
で、配線導体6、6上の接着剤7上に(サーミスタ5の
両電極部5c、5c上に接着剤7を付着させた場合はサ
ーミスタ5を)サーミスタ5の両電極部5c、5cを橋
絡するようにして載せる。(図5(a)) つぎに、電気炉などにおいて基板1を加熱し、上記の接
着剤7を硬化させる。この加熱によって接着剤7から低
分子量の低粘度樹脂分が滲出て両配線導体6、6間の中
央部方向に集まってくる。このとき、サーミスタ5表面
に形成したオーバーコート層5dが突出していると対面
する基板1との隙間9が狭いので、滲出した低粘度樹脂
分は毛細管現象により中央部方向に容易に入ってくる。
(図5(b)) さらに加熱を続けると、この加熱によって接着剤7から
滲出した樹脂成分が中央部方向に沢山集まり、隙間9を
埋め尽くす。(図5(c)) そして、隙間9が完全に埋め尽くされたら炉から取り出
す。すると、接着剤7は図3(b)にその一部を拡大し
て示すように外側から内側に向け徐々に金属粒子7m成
分が少なくなっていて、中央部では電気絶縁性の樹脂成
分のみであり、電極部5cと配線導体6間は導電性接着
剤層71が、また、基板1と感温部5bのオーバーコー
ト層5dとの間などにある隙間9には電気絶縁性・良熱
伝導性の接着剤層72が充填形成される。
【0042】なお、この接着剤7の硬化に際しては高温
度短時間より低温度長時間かけた方が樹脂成分の滲出が
よく、上記接着剤7では190℃60分間がよかった。
また、この接合に際してはサーミスタ5と基板1とを押
圧しながら作業するのが樹脂分の滲出および密着性が高
まってよかった。また、接着剤7の粘度は1万〜3万P
S(センチポイズ)の範囲の低粘度のものが滲出性およ
び作業性がよかった。
度短時間より低温度長時間かけた方が樹脂成分の滲出が
よく、上記接着剤7では190℃60分間がよかった。
また、この接合に際してはサーミスタ5と基板1とを押
圧しながら作業するのが樹脂分の滲出および密着性が高
まってよかった。また、接着剤7の粘度は1万〜3万P
S(センチポイズ)の範囲の低粘度のものが滲出性およ
び作業性がよかった。
【0043】最後にサーミスタ5のオーバーコート層5
d、両電極部5c、5cの接合部を含む表面を覆うよう
絶縁性の樹脂を塗布し、この樹脂を硬化して保護コート
層8を形成する。
d、両電極部5c、5cの接合部を含む表面を覆うよう
絶縁性の樹脂を塗布し、この樹脂を硬化して保護コート
層8を形成する。
【0044】また、上記では外側の電極部5cと配線導
体6との間は金属粒子7m成分を多くして導電性接着剤
層71を、内側の中央部の基板1と感温部5bのオーバ
ーコート層5dとの間には徐々に金属粒子7m成分を少
くして電気絶縁性・良熱伝導性の接着剤層72を形成し
たが、このように金属粒子7m成分を徐々に変えた構成
に限らず、電極部5cと配線導体6との間は金属粒子7
m成分を多く、オーバーコート層5dとの間には金属粒
子7m成分が殆どないような電気絶縁性・良熱伝導性の
接着剤層72を形成した、接着剤7が2分された構成で
あってもよい。このような構成の接着剤7層を形成する
には熱硬化の温度と時間を適宜調整することによって可
能である。
体6との間は金属粒子7m成分を多くして導電性接着剤
層71を、内側の中央部の基板1と感温部5bのオーバ
ーコート層5dとの間には徐々に金属粒子7m成分を少
くして電気絶縁性・良熱伝導性の接着剤層72を形成し
たが、このように金属粒子7m成分を徐々に変えた構成
に限らず、電極部5cと配線導体6との間は金属粒子7
m成分を多く、オーバーコート層5dとの間には金属粒
子7m成分が殆どないような電気絶縁性・良熱伝導性の
接着剤層72を形成した、接着剤7が2分された構成で
あってもよい。このような構成の接着剤7層を形成する
には熱硬化の温度と時間を適宜調整することによって可
能である。
【0045】このような板状ヒータHは機器に組込ま
れ、図6に示すような回路構成でもって通電され発熱温
度が調節される。すなわち、商用電源Sを温度制御回路
Tの制御端子に接続されたSSR(ソリッドステートリ
レー)を介してヒータHの端子部3、3間に通電する
と、抵抗発熱体2に電流が流れ発熱する。この抵抗発熱
体2の発熱により基板も温度上昇し、この熱は基板の裏
面側の面に取着してあるサーミスタ5に伝わり、サーミ
スタ5の抵抗値を変化させる。このサーミスタ5の抵抗
値の変化を基板に形成した配線導体を介して端子部から
出力させ、これを温度制御回路Tに入力して適正な温度
範囲(=設定温度)にあるか否かを判定する。上記温度
が設定温度より低い場合はSSRにON信号を出力し、
また、設定温度より高い場合はSSRにOFF信号を出
力する。
れ、図6に示すような回路構成でもって通電され発熱温
度が調節される。すなわち、商用電源Sを温度制御回路
Tの制御端子に接続されたSSR(ソリッドステートリ
レー)を介してヒータHの端子部3、3間に通電する
と、抵抗発熱体2に電流が流れ発熱する。この抵抗発熱
体2の発熱により基板も温度上昇し、この熱は基板の裏
面側の面に取着してあるサーミスタ5に伝わり、サーミ
スタ5の抵抗値を変化させる。このサーミスタ5の抵抗
値の変化を基板に形成した配線導体を介して端子部から
出力させ、これを温度制御回路Tに入力して適正な温度
範囲(=設定温度)にあるか否かを判定する。上記温度
が設定温度より低い場合はSSRにON信号を出力し、
また、設定温度より高い場合はSSRにOFF信号を出
力する。
【0046】このように、抵抗発熱体2に加える電力を
制御することによって抵抗発熱体2を調温させる。な
お、上記の温度制御回路TはSSRのON・OFF制御
について述べたが、他にPWM(Pulse Widt
h Modulation:パルス幅制御方式)などに
よる温調であってもよい。
制御することによって抵抗発熱体2を調温させる。な
お、上記の温度制御回路TはSSRのON・OFF制御
について述べたが、他にPWM(Pulse Widt
h Modulation:パルス幅制御方式)などに
よる温調であってもよい。
【0047】そして、この板状ヒータHは両端の端子部
3、3間に通電すると抵抗発熱体2に電流が流れ、発熱
体2は長手方向にほぼ均一の発熱温度分布を呈する。こ
のヒータHは、金属合金に含まれる銀・パラジウム(A
g・Pd)が電気的な抵抗要素となり、抵抗ペーストに
含有される銀・パラジウム(Ag・Pd)の比率によっ
て発熱体2の抵抗値が調節される。本実施例では、約2
5オーム[Ω]の抵抗値を有し、100Vの電圧印加に
より約4Aの電流が流れ、約400Wの発熱量となる。
3、3間に通電すると抵抗発熱体2に電流が流れ、発熱
体2は長手方向にほぼ均一の発熱温度分布を呈する。こ
のヒータHは、金属合金に含まれる銀・パラジウム(A
g・Pd)が電気的な抵抗要素となり、抵抗ペーストに
含有される銀・パラジウム(Ag・Pd)の比率によっ
て発熱体2の抵抗値が調節される。本実施例では、約2
5オーム[Ω]の抵抗値を有し、100Vの電圧印加に
より約4Aの電流が流れ、約400Wの発熱量となる。
【0048】そして、通常は上述したように基板の裏面
側に設けたサーミスタ5がヒータHの温度を検出して、
温度制御回路Tを通じSSRをON・OFF制御し所定
の温度に制御している。
側に設けたサーミスタ5がヒータHの温度を検出して、
温度制御回路Tを通じSSRをON・OFF制御し所定
の温度に制御している。
【0049】この実施例の場合、ヒータHを構成する基
板1およびこの基板1に近接して取着されたサーミスタ
5を構成する基体5aの両者は、その材質が比較的高い
熱伝導性を有するアルミナ(Al2 O3 )セラミックス
であり、また、両者の間の隙間9には電気絶縁性・良熱
伝導性の接着剤層72が介在しているので伝熱性がよ
く、基板1の熱を基体5aによく伝え、基板1の温度を
正確かつ迅速に検出させることができる。
板1およびこの基板1に近接して取着されたサーミスタ
5を構成する基体5aの両者は、その材質が比較的高い
熱伝導性を有するアルミナ(Al2 O3 )セラミックス
であり、また、両者の間の隙間9には電気絶縁性・良熱
伝導性の接着剤層72が介在しているので伝熱性がよ
く、基板1の熱を基体5aによく伝え、基板1の温度を
正確かつ迅速に検出させることができる。
【0050】したがって、精度の高い温度調整が可能に
なるとともに、基板1へのサーミスタ5の接合強度が向
上し、使用中に基板1からサーミスタ5が離脱してヒー
タHに熱暴走が発生するなどの不具合が生ずることがな
い。
なるとともに、基板1へのサーミスタ5の接合強度が向
上し、使用中に基板1からサーミスタ5が離脱してヒー
タHに熱暴走が発生するなどの不具合が生ずることがな
い。
【0051】つぎに、上記実施例の板状ヒータHを実装
した定着装置Cおよびこの定着装置Cを搭載した複写機
Pを図7および図8を参照して説明する。
した定着装置Cおよびこの定着装置Cを搭載した複写機
Pを図7および図8を参照して説明する。
【0052】図7は上記実施例に記載の板状ヒータHを
実装した複写機、プリンタやファクシミリなどの定着装
置Cの一例を示し、図中ヒータH部分は上記実施例と同
じであるので同一部分には同一の符号を付してその説明
は省略する。
実装した複写機、プリンタやファクシミリなどの定着装
置Cの一例を示し、図中ヒータH部分は上記実施例と同
じであるので同一部分には同一の符号を付してその説明
は省略する。
【0053】図中、C1は加圧ローラで、両端面に回転
軸C2を突設した円筒形ローラ本体C3の表面に耐熱性
弾性材料たとえばシリコーンゴム層C4が嵌合してあ
る。そして、この加圧ローラC1の回転軸C2と対向し
て板状ヒータHが並置して基台C5に取り付けられてい
る。そして、ヒータHを含む基台C5の周囲にはポリイ
ミド樹脂のような耐熱シートC6が巻装されていて、抵
抗発熱体2の真上のオーバーコート層4表面はこの耐熱
シートC6を介し上記加圧ローラC1のシリコーンゴム
層C4と弾接している。
軸C2を突設した円筒形ローラ本体C3の表面に耐熱性
弾性材料たとえばシリコーンゴム層C4が嵌合してあ
る。そして、この加圧ローラC1の回転軸C2と対向し
て板状ヒータHが並置して基台C5に取り付けられてい
る。そして、ヒータHを含む基台C5の周囲にはポリイ
ミド樹脂のような耐熱シートC6が巻装されていて、抵
抗発熱体2の真上のオーバーコート層4表面はこの耐熱
シートC6を介し上記加圧ローラC1のシリコーンゴム
層C4と弾接している。
【0054】そして、定着装置Cにおいて板状ヒータH
は端子部3、3に接触した燐青銅板などからなる弾性が
付与されたコネクタ(図示しない。)を通じ通電され、
発熱した抵抗発熱体2のオーバーコート層4上に設けら
れた耐熱シートC6面とシリコーンゴム層C4との間
で、トナー像PTを形成した複写用紙PAを圧接しなが
ら図中矢印方向へ繰り出して通過させ、その際に複写用
紙PAをヒータHでもって加熱することにより、未定着
トナー像PTを溶融し、複写用紙PAに定着させてい
る。
は端子部3、3に接触した燐青銅板などからなる弾性が
付与されたコネクタ(図示しない。)を通じ通電され、
発熱した抵抗発熱体2のオーバーコート層4上に設けら
れた耐熱シートC6面とシリコーンゴム層C4との間
で、トナー像PTを形成した複写用紙PAを圧接しなが
ら図中矢印方向へ繰り出して通過させ、その際に複写用
紙PAをヒータHでもって加熱することにより、未定着
トナー像PTを溶融し、複写用紙PAに定着させてい
る。
【0055】つまり、加圧ローラC1の用紙入力側で
は、複写用紙PA上の未定着トナー像PTがまず耐熱シ
ートC6を介してヒータHにより加熱溶融され、少なく
ともその表面部は融点を大きく上回り完全に軟化溶融す
る。しかる後、加圧ローラC1の用紙排出側では、複写
用紙PAがヒータHから離れ、トナー像PTは自然放熱
して再び冷却固化し、耐熱シートC6も複写用紙PAか
ら離反される。
は、複写用紙PA上の未定着トナー像PTがまず耐熱シ
ートC6を介してヒータHにより加熱溶融され、少なく
ともその表面部は融点を大きく上回り完全に軟化溶融す
る。しかる後、加圧ローラC1の用紙排出側では、複写
用紙PAがヒータHから離れ、トナー像PTは自然放熱
して再び冷却固化し、耐熱シートC6も複写用紙PAか
ら離反される。
【0056】このようにトナー像PTは一旦完全に軟化
溶融された後、加圧ローラC1の用紙排出側で再び冷却
固化するので、トナー像PTの凝縮力は非常に大きくな
っている。
溶融された後、加圧ローラC1の用紙排出側で再び冷却
固化するので、トナー像PTの凝縮力は非常に大きくな
っている。
【0057】つぎに、上記の定着装置Cを組込んだ複写
機Pについて説明する。図8においてP1は複写機Pの
筐体、P2は筐体P1の上面に設けられたガラスなどの
透明部材からなる原稿載置台で矢印Y方向に往復動して
原稿PA1を走査する。
機Pについて説明する。図8においてP1は複写機Pの
筐体、P2は筐体P1の上面に設けられたガラスなどの
透明部材からなる原稿載置台で矢印Y方向に往復動して
原稿PA1を走査する。
【0058】筐体P1内の上方には照射用のランプLが
設けられていて、このランプLにより照射された原稿P
A1からのの反射光線が短焦点小径結像素子アレイP3
によって感光ドラムP4上にスリット露光される。な
お、この感光ドラムP4は矢印方向に回転する。
設けられていて、このランプLにより照射された原稿P
A1からのの反射光線が短焦点小径結像素子アレイP3
によって感光ドラムP4上にスリット露光される。な
お、この感光ドラムP4は矢印方向に回転する。
【0059】また、P5は帯電器で、たとえば酸化亜鉛
感光層あるいは有機半導体感光層が被覆された感光ドラ
ムP4上に一様に帯電を行う。この帯電器P5により帯
電されたドラムP4には、結像素子アレイP3によって
画像露光が行われた静電画像が形成される。この静電画
像は、現像器P6による加熱で軟化溶融する樹脂などか
らなるトナーを用いて顕像化される。
感光層あるいは有機半導体感光層が被覆された感光ドラ
ムP4上に一様に帯電を行う。この帯電器P5により帯
電されたドラムP4には、結像素子アレイP3によって
画像露光が行われた静電画像が形成される。この静電画
像は、現像器P6による加熱で軟化溶融する樹脂などか
らなるトナーを用いて顕像化される。
【0060】一方、カセットP7内に収納されている複
写用紙PAは、給送ローラP8と感光ドラムP4上の画
像と同期するようタイミングとって上下方向で圧接して
回転される対の搬送ローラP9によって、ドラムP4上
に送り込まれる。そして、転写放電器P10によって感
光ドラムP4上に形成されているトナー像は複写用紙P
A上に転写される。
写用紙PAは、給送ローラP8と感光ドラムP4上の画
像と同期するようタイミングとって上下方向で圧接して
回転される対の搬送ローラP9によって、ドラムP4上
に送り込まれる。そして、転写放電器P10によって感
光ドラムP4上に形成されているトナー像は複写用紙P
A上に転写される。
【0061】この後、ドラムP4上から離れた用紙PA
は、搬送ガイドP11によって後述する定着装置Cに導
かれ加熱定着処理された後にトレイP12上排出され
る。なお、トナー像を転写後、ドラムP4上の残留トナ
ーはクリーナP13によって除去される。
は、搬送ガイドP11によって後述する定着装置Cに導
かれ加熱定着処理された後にトレイP12上排出され
る。なお、トナー像を転写後、ドラムP4上の残留トナ
ーはクリーナP13によって除去される。
【0062】上記定着装置Cは複写用紙PAの移動方向
と直交する方向に、この複写機Pが複写できる最大判用
紙の幅(長さ)に合わせた有効長、すなわち最大判用紙
の幅(長さ)より長い抵抗発熱体2を延在させて板状ヒ
ータHを配置しているとともにこの抵抗発熱体2の延在
方向に軽く弾接するよう抵抗発熱体2と相対して送りロ
ーラC1が設けられている。そして、ヒータHと送りロ
ーラC1との間を送られる用紙PA上の未定着のトナー
像は、抵抗発熱体2からの熱を受け溶融して用紙PA面
上に文字、英数字、図面などの複写像を現出させる。
と直交する方向に、この複写機Pが複写できる最大判用
紙の幅(長さ)に合わせた有効長、すなわち最大判用紙
の幅(長さ)より長い抵抗発熱体2を延在させて板状ヒ
ータHを配置しているとともにこの抵抗発熱体2の延在
方向に軽く弾接するよう抵抗発熱体2と相対して送りロ
ーラC1が設けられている。そして、ヒータHと送りロ
ーラC1との間を送られる用紙PA上の未定着のトナー
像は、抵抗発熱体2からの熱を受け溶融して用紙PA面
上に文字、英数字、図面などの複写像を現出させる。
【0063】このような、定着装置Cによる複写像は抵
抗発熱体2が、複写機Pが許容する最大判用紙の長さ
(幅)以上にわたり細長に連続形成してあり、その延在
方向にほぼ均一な温度分布が得られ用紙PAには、全面
にわたり転写むらなどがない同一コントラストの鮮明な
高品質の複写が得られる。
抗発熱体2が、複写機Pが許容する最大判用紙の長さ
(幅)以上にわたり細長に連続形成してあり、その延在
方向にほぼ均一な温度分布が得られ用紙PAには、全面
にわたり転写むらなどがない同一コントラストの鮮明な
高品質の複写が得られる。
【0064】したがって、上記のような定着装置Cおよ
び定着装置Cを組込んだ複写機Pは、ヒータHの発熱温
度を正確かつ迅速に検出して精度の高い温度調整が可能
になるとともに、基板1に対しサーミスタ5が強固に固
着されているので装置稼働中に基板1からサーミスタ5
が離脱してヒータHが温度暴走することがなく、ヒータ
H自体またはヒータHの保持部材や複写用紙PAなどの
発火を防止できる。
び定着装置Cを組込んだ複写機Pは、ヒータHの発熱温
度を正確かつ迅速に検出して精度の高い温度調整が可能
になるとともに、基板1に対しサーミスタ5が強固に固
着されているので装置稼働中に基板1からサーミスタ5
が離脱してヒータHが温度暴走することがなく、ヒータ
H自体またはヒータHの保持部材や複写用紙PAなどの
発火を防止できる。
【0065】なお、本発明は上記実施例に限定されず、
たとえば板状のヒータHの基板1の材質はアルミナ(A
l2 O3 )セラミックスに限らず、他の材質のセラミッ
クスやガラス、ポリイミド樹脂のような耐熱性の高い合
成樹脂部材などであってもよい。
たとえば板状のヒータHの基板1の材質はアルミナ(A
l2 O3 )セラミックスに限らず、他の材質のセラミッ
クスやガラス、ポリイミド樹脂のような耐熱性の高い合
成樹脂部材などであってもよい。
【0066】また、抵抗発熱体2や基板1を覆うオーバ
ーコート層4の形成は必須のものではなく、形成する場
合のガラスの材質は実施例のものに限らず、発熱温度や
それぞれ使用する状況に応じて適宜選べることはいうま
でもない。
ーコート層4の形成は必須のものではなく、形成する場
合のガラスの材質は実施例のものに限らず、発熱温度や
それぞれ使用する状況に応じて適宜選べることはいうま
でもない。
【0067】また、サーミスタ5の基板1への取着方向
はサーミスタ5の感温部5bを基板1に対面したものに
限らず、図9に示すようにサーミスタ5の基体5の裏側
を基板1に対面したものであってもよい。ただし、この
場合は基体5の裏側に端子部5c、5cを形成(基体5
の表側から延在させても、裏側のみでもよい。)し接着
剤7を介して接合するか、基体5の表側から裏側にかけ
ても接着剤7を付着させることが必要である。
はサーミスタ5の感温部5bを基板1に対面したものに
限らず、図9に示すようにサーミスタ5の基体5の裏側
を基板1に対面したものであってもよい。ただし、この
場合は基体5の裏側に端子部5c、5cを形成(基体5
の表側から延在させても、裏側のみでもよい。)し接着
剤7を介して接合するか、基体5の表側から裏側にかけ
ても接着剤7を付着させることが必要である。
【0068】また、サーミスタ5の基体5aの材質はア
ルミナ(Al2 O3 )セラミックスに限らず、他の材質
のセラミックスやガラス、シリコーン、ポリイミド樹脂
のような耐熱性の高い合成樹脂部材などであってもよ
い。また、感温部5bの材質もマンガン、コバルト、ニ
ッケルなどの酸化物(MnO2 、Co3 O4 、NiO)
の混合体に限らず、各単独でもあるいはマグネシウム、
カルシウム、バリウム、チタン、ジルコニウムやアルミ
ニウムなどの酸化物(MgO、CaO、BaO、TiO
2 、ZrO2 やAl2 O3 など)を単独や混合体として
用いたものであってもよい。また、感温部5bを覆うオ
ーバーコート層5dの形成は必須のものではなく、形成
する場合のガラスの材質は実施例のものに限らず、取着
するヒータHの発熱温度などの状況に応じて適宜選べば
よい。
ルミナ(Al2 O3 )セラミックスに限らず、他の材質
のセラミックスやガラス、シリコーン、ポリイミド樹脂
のような耐熱性の高い合成樹脂部材などであってもよ
い。また、感温部5bの材質もマンガン、コバルト、ニ
ッケルなどの酸化物(MnO2 、Co3 O4 、NiO)
の混合体に限らず、各単独でもあるいはマグネシウム、
カルシウム、バリウム、チタン、ジルコニウムやアルミ
ニウムなどの酸化物(MgO、CaO、BaO、TiO
2 、ZrO2 やAl2 O3 など)を単独や混合体として
用いたものであってもよい。また、感温部5bを覆うオ
ーバーコート層5dの形成は必須のものではなく、形成
する場合のガラスの材質は実施例のものに限らず、取着
するヒータHの発熱温度などの状況に応じて適宜選べば
よい。
【0069】また、ヒータHの基板1へサーミスタ5を
接合する接着剤7は上記実施例記載のものに限らず、エ
イブルステック株式会社製商品番号979−1AS、住
友ベークライト株式会社製商品番号CRM−1085
P、CRM−1064など良熱伝導性の樹脂に金属粉末
などの導電性粒子を混合したものであればよい。また、
その熱伝導率は1×10 -4 〜1×10 -2 cal/c
m・sec・℃あれば実用上は差支えなかった。
接合する接着剤7は上記実施例記載のものに限らず、エ
イブルステック株式会社製商品番号979−1AS、住
友ベークライト株式会社製商品番号CRM−1085
P、CRM−1064など良熱伝導性の樹脂に金属粉末
などの導電性粒子を混合したものであればよい。また、
その熱伝導率は1×10 -4 〜1×10 -2 cal/c
m・sec・℃あれば実用上は差支えなかった。
【0070】さらに、定着装置における板状のヒータが
装着される基台や加圧ローラなどの構成も実施例に限定
されるものではない。さらに、定着装置の実施例におい
ては、板状のヒータが装着された基台の周囲にヒータ保
護や用紙送り用に耐熱シートを介在させたが、このよう
な間接的な接触に限らず、板状ヒータの抵抗発熱体面あ
るいはオーバーコート層面に直接複写用紙が接触するも
のであってもよい。
装着される基台や加圧ローラなどの構成も実施例に限定
されるものではない。さらに、定着装置の実施例におい
ては、板状のヒータが装着された基台の周囲にヒータ保
護や用紙送り用に耐熱シートを介在させたが、このよう
な間接的な接触に限らず、板状ヒータの抵抗発熱体面あ
るいはオーバーコート層面に直接複写用紙が接触するも
のであってもよい。
【0071】さらにまた、本発明の定着装置は複写機に
限定されるものではなく、レーザプリンタや他のプリン
タあるいはファクシミリなど種々のOA機器の画像形成
装置に組込まれ実用できるものである。
限定されるものではなく、レーザプリンタや他のプリン
タあるいはファクシミリなど種々のOA機器の画像形成
装置に組込まれ実用できるものである。
【0072】
【発明の効果】以上の構成を有する本発明は、基板に取
着するサーミスタを一種類の接着剤で導電性と電気絶縁
性・良熱伝導性の2通りの作用を有し、接着剤材料種類
の減少、塗布作業などの工程削減など生産性の向上がは
かれるという利点がある。また、導電性と電気絶縁性・
良熱伝導性との両接着剤層は熱膨張率の差も小差で、繰
り返される熱衝撃に対しても強く、ヒータ基板に対しサ
ーミスタが強固に固着され、その接合強度が向上できる
ので、基板からサーミスタが脱落することがない。ま
た、ヒータ基板の発熱状態は良熱伝導性の接着剤層を通
じてサーミスタに行われるので伝熱性が損なわれること
がなく、極めて良好な熱伝達が行え基板の温度をサーミ
スタに精度高く伝えかつ迅速に検出させることができ
る。
着するサーミスタを一種類の接着剤で導電性と電気絶縁
性・良熱伝導性の2通りの作用を有し、接着剤材料種類
の減少、塗布作業などの工程削減など生産性の向上がは
かれるという利点がある。また、導電性と電気絶縁性・
良熱伝導性との両接着剤層は熱膨張率の差も小差で、繰
り返される熱衝撃に対しても強く、ヒータ基板に対しサ
ーミスタが強固に固着され、その接合強度が向上できる
ので、基板からサーミスタが脱落することがない。ま
た、ヒータ基板の発熱状態は良熱伝導性の接着剤層を通
じてサーミスタに行われるので伝熱性が損なわれること
がなく、極めて良好な熱伝達が行え基板の温度をサーミ
スタに精度高く伝えかつ迅速に検出させることができ
る。
【0073】さらに、本発明のヒータを実装した定着装
置ならびにこの定着装置を用いた画像形成装置も、適確
な温度制御が行われて過熱などのない安全な、しかも鮮
明な画像を提供することができる。
置ならびにこの定着装置を用いた画像形成装置も、適確
な温度制御が行われて過熱などのない安全な、しかも鮮
明な画像を提供することができる。
【図1】ヒータの上面図である。
【図2】本発明ヒータの実施例を示す底面図である。
【図3】(a)は図2中の矢視X−X線部分に沿って切
断した本発明の板状ヒータを示す拡大横断面図、(b)
は(a)の要部をさらに拡大した横断面図である。
断した本発明の板状ヒータを示す拡大横断面図、(b)
は(a)の要部をさらに拡大した横断面図である。
【図4】サーミスタの一部切欠斜視図である。
【図5】(a)〜(c)は本発明ヒータの製造工程の一
部を順を追って示す拡大横断面図である。
部を順を追って示す拡大横断面図である。
【図6】ヒータに通電し温度調節を行うための温度制御
回路および温調回路の実施例を示す回路図である。
回路および温調回路の実施例を示す回路図である。
【図7】本発明実施例の定着装置を示す拡大横断面図で
ある。
ある。
【図8】本発明実施例の複写機の概要構成を示す断面図
である。
である。
【図9】本発明ヒータの他の実施例を示す拡大横断面図
である。
である。
【図10】従来のヒータを示す拡大横断面図である。
H:ヒータ 1:基板 1A:表面 1B:裏面 2:抵抗発熱体 3:端子部 4:オーバーコート層 5:サーミスタ 5c:電極端子部 5d:オーバーコート層 6:配線導体 6a:端子部 7:接着剤 71:導電性接着剤層 72:電気絶縁性・良熱伝導性接着剤層 C:定着装置 C1:加圧ローラ C5:基台 P:複写機 PA:複写用紙
Claims (6)
- 【請求項1】 耐熱・電気絶縁性材料からなる基板と;
この基板の表面側に形成された帯状の抵抗発熱体と;こ
の基板の裏面側に形成された少なくとも一対の配線導体
と;上記配線導体およびこれら配線導体間の基板裏面に
わたり接着剤を介して接合された上記抵抗発熱体の温度
を検知するサーミスタとを具備し、上記接着剤は単一の
樹脂成分から形成され、配線導体とサーミスタの電極端
子部との間に介在する部分は導電性を有し、配線導体間
およびサーミスタ間に介在する部分は電気絶縁性・良熱
伝導性を有することを特徴とするヒータ。 - 【請求項2】 接着剤の導電性部分は樹脂内に導電性粒
子を含有し、電気絶縁性・良熱伝導性部分はほぼ樹脂成
分のみからなることを特徴とする請求項1に記載のヒー
タ。 - 【請求項3】 接着剤中に含有される導電性粒子は、導
電性部分に多く、電気絶縁性・良熱伝導性部分に向かう
にしたがい少くなっていることを特徴とする請求項2に
記載のヒータ。 - 【請求項4】 耐熱・電気絶縁性材料からなる基板の表
面側に帯状の抵抗発熱体を形成する工程と;この基板の
裏面側に少なくとも一対の配線導体を形成する工程と;
この基板裏面側の配線導体上に導電性粒子を含有した接
着剤を介在させてサーミスタを配置する工程と;上記接
着剤を加熱して接着剤中の樹脂分をサーミスタ下部の一
対の配線導体間に滲出させる工程と;上記接着剤の加熱
を続行して接着剤中の樹脂分をサーミスタ下部の一対の
配線導体間に滲出充填させる工程と;上記接着剤の熱硬
化を終えて配線導体とサーミスタの電極端子部との間に
は導電性粒子を含んだ樹脂を、配線導体間とサーミスタ
本体との間には電気絶縁性・良熱伝導性成分の樹脂を充
填形成させる工程と;を具備していることを特徴とする
ヒータの製造方法。 - 【請求項5】 加圧ローラと上記請求項1ないし請求項
3のいずれか一に記載のヒータとを相対して配設したこ
とを特徴とする定着装置。 - 【請求項6】 上記請求項5に記載の定着装置を具備し
ていることを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12263594A JPH07335373A (ja) | 1994-06-03 | 1994-06-03 | ヒータ、ヒータの製造方法および定着装置ならびに画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12263594A JPH07335373A (ja) | 1994-06-03 | 1994-06-03 | ヒータ、ヒータの製造方法および定着装置ならびに画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07335373A true JPH07335373A (ja) | 1995-12-22 |
Family
ID=14840857
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12263594A Pending JPH07335373A (ja) | 1994-06-03 | 1994-06-03 | ヒータ、ヒータの製造方法および定着装置ならびに画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07335373A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112882365A (zh) * | 2019-11-29 | 2021-06-01 | 株式会社理光 | 加热装置及图像形成装置 |
-
1994
- 1994-06-03 JP JP12263594A patent/JPH07335373A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112882365A (zh) * | 2019-11-29 | 2021-06-01 | 株式会社理光 | 加热装置及图像形成装置 |
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