JP3790740B2 - 定着ヒータ、定着装置および画像形成装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、例えばプリンタや複写機などのトナーを定着させるのに好適な定着ヒータ、定着装置および画像形成装置に関する。
【従来の技術】
複写機やプリンタなどのOA機器においては、トナー像を形成した印刷用紙をヒータ表面に接触させながら通過させることにより、トナー像を紙面に融着させて定着させている。
【0002】
従来のこの種の定着ヒータは、例えばアルミナセラミックスを材料とする細長い基板の表面に銀・パラジウム系の抵抗材料からなる細長い抵抗発熱体をスクリーン印刷により形成し、基板の裏面に基板と同様のセラミックス材料によるチップサーミスタがポリイミドなどの耐熱樹脂によって固定されている。
【0003】
そして、抵抗発熱体の両端に所定の電圧を印加することにより抵抗発熱体が発熱しヒータとして機能し、上記チップサーミスタは抵抗発熱体と熱結合して抵抗発熱体の温度変化に基づいてその抵抗値が変化する。このサーミスタは、温度検知回路に接続され、この温度検知回路で検知した抵抗発熱体の温度に基づいてヒータの温度制御が行われる機構になっている。このような制御機構は一般に抵抗発熱体の温度を一定に維持する目的で使われる。
【0004】
この定着ヒータは、図5に示すような定着装置に組み込まれる。その機構は、紙面上に所定の画像にトナー17を付着させた用紙を、定着フイルム16を介して定着ヒータ14と加圧ローラ15に圧接させながら搬送し、定着ヒータ14による加熱によりトナー17を溶融させて定着させるように構成されている。
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記の定着ヒータは、発熱時に基板が非常に高温に加熱され、これに伴ってチップサーミスタおよび耐熱樹脂も温度上昇して、これらが共に熱膨張するが、特に基板およびチップサーミスタと耐熱樹脂との熱膨張率が異なると、定着ヒータの反復使用により基板と耐熱樹脂またはチップサーミスタと耐熱樹脂との間に亀裂が入り、やがてはチップサーミスタが剥離するものが生じる。
【0005】
そして、このような定着ヒータを画像形成装置の定着装置に組み込んで使用すると、定着ヒータの発熱特性が狂い安定したトナーの定着が行えなくなり、やがて定着ヒータの温度制御が行えなくなる。
【0006】
本発明は定着ヒータのサーミスタの取り付け構造を改良することにより、上記問題点を解消した定着ヒータ、定着装置および画像形成装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明の定着ヒータは、セラミックスのヒータ基板と;ヒータ基板の表面に配設された抵抗発熱体と;少なくともそれぞれの一部がヒータ基板の裏面に設けられた一対の第1導体パターンと;サーミスタ基板およびサーミスタ基板に形成した感熱部を備えたチップサーミスタと;チップサーミスタと一対の第1導体パターンを接着して電気的接続する導電性接着剤と;チップサーミスタをヒータ基板に接着するとともに抵抗発熱体とチップサーミスタとの熱伝導を図るセラミックスの粒子を含有する耐熱樹脂と;を具備していることを特徴としている。
【0007】
請求項2の発明の定着ヒータは、請求項1記載の定着ヒータにおいて、耐熱樹脂は、さらにチップサーミスタの感熱部を被覆していることを特徴としている。
【0008】
請求項3の発明の定着装置は、請求項1または2記載の定着ヒータと;定着ヒータの抵抗発熱体側の面に対向して配置された加圧ローラと;を具備していることを特徴としている。
【0009】
請求項4の発明の画像形成装置は、請求項3記載の定着装置を具備していることを特徴としている。
【作用】
請求項1の発明の定着ヒータは、抵抗発熱体の発熱によりヒータ基板、チップサーミスタおよび耐熱樹脂が温度上昇して膨張するが、セラミックスの粒子を含有している耐熱樹脂は、その熱膨張率がセラミックスで構成されたヒータ基板およびチップサーミスタの熱膨張率と近いため、膨張の度合いに大きな差がなく、定着ヒータを反復使用しても基板と耐熱樹脂またはチップサーミスタと耐熱樹脂との間に亀裂が入りにくくなる。
【0010】
また、耐熱樹脂に含有されているセラミックスの粒子は、熱伝導性が高いため、基板の温度がチップサーミスタに伝わりやすくなり、チップサーミスタの温度検知特性が向上する。
【0011】
請求項2の発明の定着ヒータは、耐熱樹脂は、請求項1の構成に加えてさらにチップサーミスタの感熱部を被覆しているため、チップサーミスタの温度検知特性が一層良好になる。
【0012】
請求項3の発明の定着装置および請求項4の発明の画像形成装置は、定着ヒータを反復使用しても基板と耐熱樹脂またはチップサーミスタと耐熱樹脂との間に亀裂が入りにくいので、定着ヒータの発熱特性が安定して、常に良好なトナーの定着が行える。
【0013】
また、チップサーミスタの温度検知特性が向上するため、定着ヒータの発熱特性が安定し画像が鮮明になる。
【実施例】
以下、図1ないし図6を参照して本発明の実施例を説明する。
【0014】
図1ないし図3は、本発明の定着ヒータにおける第1の実施例を示し、図1(A)および図1(B)は、正面図および背面図、図2は図1(A)のX−X´線に沿う拡大断面図、図3は抵抗発熱体温度−時間特性を示すグラフである。各図において、1は抵抗発熱体、2はヒータ基板、3a、3bは第2導体パターン、4a、4bは第1端子、5は第1スルーホール、6a、6bは第1導体パターン、7はチップサーミスタ、8a、8bは第2スルーホール、9a、9bは第2端子、11は耐熱樹脂である。
【0015】
抵抗発熱体1は、銀・パラジウム系の抵抗材料によりスクリーン印刷によって後述するヒータ基板2の一方の面に形成されている。
【0016】
ヒータ基板2は、例えばアルミナセラミックスを材料として細長く形成されている。 第2導体パターン3a、3bおよび第1端子4a、4bは、銀・パラジウム系の導電材料からなり、ヒータ基板2の両方の面にわたりスクリーン印刷により形成されている。すなわち、第2導体パターン3aは抵抗発熱体1の一端に接続し、第1端子4aは抵抗発熱体1の他端に接続している。また、第2導体パターン3bおよび第1端子4bはヒータ基板2の他方の面に形成され、さらに第1端子4bは第2導体パターン3bに接続している。なお、第2導体パターン3a、3bおよび第1端子4a、4bの導電材料は、抵抗発熱体1のパラジウムの含有比率より低くして抵抗値を低くしている。
【0017】
第1スルーホール5は、ヒータ基板2に形成され、その内面に銀・パラジウム系導電材料が塗布されていて、第2導体パターン3aと3bとを接続している。
【0018】
上記第2導体パターン3a、3b、第1端子4a、4bおよび第1スルーホール5は、抵抗発熱体1に対する通電路になる。そして、この第1端子4a、4b間に所定の電圧を印加することにより、抵抗発熱体1が発熱し、ヒータとして機能する構造となっている。なお、抵抗発熱体1と第2導体パターン3aは、ガラスの保護層19で覆われている。
【0019】
第1導体パターン6a、6bは、ヒータ基板2の前記抵抗発熱体1と反対側の面すなわち裏面に上記第2導体パターン3a、3bと同様の材料で平行して形成されている。
【0020】
チップサーミスタ7は、ヒータ基板2の裏面の前記抵抗発熱体1に正対する位置で第1導体パターン6a、6bを矯絡するように導電性接着剤により電気接続されている。また、チップサーミスタ7は、アルミナセラミックスのサーミスタ基板上に電気抵抗膜で感熱部12を形成した構造であり、かつ、この感熱部12をヒータ基板2の裏面に向けてヒータ基板2に装着される。
【0021】
第2スルーホール8a、8bは、第1導体パターン6a、6bのそれぞれに接続している。
【0022】
第2端子9a、9bは、ヒータ基板2の抵抗発熱体1側の面すなわち正面に形成されているとともに、第2スルーホール8a、8bを介して第1導体パターン6a、6bに電気接続している。
【0023】
耐熱樹脂11は、熱硬化性樹脂にアルミナセラミックスの粒子を混入してなり、図2の断面図に示すように、チップサーミスタ7とヒータ基板2との間に充填されてチップサーミスタ7をヒータ基板2に接着しているとともに、抵抗発熱体1とチップサーミスタ7とを熱結合する。また、耐熱樹脂11中におけるアルミナの粒子の含有率は体積比で約25%である。なお、粒子の含有率は、これに限定されるものではなく、体積比で約5〜50%の範囲内であることを許容される。また、粒子の粒径は約0.1〜5μm程度が適当である。また、熱硬化性樹脂としては、例えば鐘紡社製のIP−600(商品名:サーミッド)等の超耐熱性ポリイミド系樹脂が好適である。
【0024】
また、耐熱樹脂11は、チップサーミスタ7のサーミスタ基板および感熱部12に付着して感熱部12を被覆するように塗布される。すなわち、耐熱樹脂、例えばポリイミド系樹脂を溶剤に溶かした状態の塗布液をチップサーミスタ7とヒータ基板2との間隙附近に付着させ、毛細管現象により当該間隙全域に行きわたらせ、その後にポリイミド系樹脂を加熱して付加重合させ、チップサーミスタ7とヒータ基板2との間に固着させている。
【0025】
そうして、以上の構成を有する定着ヒータにおいて、チップサーミスタ7は、抵抗発熱体1と熱結合しているので、抵抗発熱体1の温度変化に基づいてその抵抗値が変化する。第2端子9a、9bは、前記チップサーミスタ7の抵抗値変化を測定する温度検知回路に接続され、この温度検知回路で検知した抵抗発熱体1の温度に基づいてヒータ温度制御が行われる機構になっている。具体的には、抵抗発熱体1に電圧を印加し続けると温度が所定値よりも上昇してしまうため、図3の抵抗発熱体温度−時間特性のグラフに示すように、抵抗発熱体1の温度が所望温度T1に到達した後に抵抗発熱体1への電圧の印加を停止し、再び所望温度T1より低くなった後に印加を開始する。このような動作を繰り返すことにより抵抗発熱体1の温度をほぼ所望温度T1に保つことができる。
【0026】
次にこの定着ヒータの作用を説明する。定着ヒータは、抵抗発熱体1の発熱によりヒータ基板2、チップサーミスタ7および耐熱樹脂11が加熱されて温度上昇する。ここで耐熱樹脂11は、セラミックスの粒子を含有しており、セラミックスの粒子の熱膨張率が同じくセラミックスで構成されたヒータ基板2およびチップサーミスタ7の熱膨張率と近いため、それぞれの熱膨張の度合に大きな差がなく、このため定着ヒータを反復使用してもヒータ基板2と耐熱樹脂11またはチップサーミスタ7と耐熱樹脂との間に亀裂が入りにくくなる。
【0027】
また、セラミックスの粒子は、特に熱伝導性が高いアルミナであるため、抵抗発熱体1の温度がチップサーミスタ7に伝わりやすくなり、チップサーミスタ7の温度検知特性が向上する。
【0028】
さらに、耐熱樹脂中におけるセラミックスの粒子の含有率が体積比で約25%であるので、含有率が低過ぎてヒータ基板2およびチップサーミスタ7との熱膨張率差が大きくなることもなく、熱伝導性も高くすることができるとともに、含有率が高すぎて耐熱樹脂11の塗布形成が困難になったり、耐熱樹脂11中に空気が混入して熱伝導性を低下させたりするようなこともない。
【0029】
なお、本実施例において、耐熱樹脂11は、これをチップサーミスタ7の全体を覆うように付着させてもよい。この場合、チップサーミスタ7と定着ヒータとの熱伝導性がより向上するとともに、チップサーミスタ7の固着強度も向上する。
【0030】
図4は、本発明の定着ヒータにおける第2の実施例を示す図2と同様な位置の拡大断面図である。図において、図2と同一部分については同一符号を付して説明を省略する。
【0031】
本実施例の定着ヒータは、チップサーミスタ7が、その感熱部12を定着ヒータのヒータ基板2側と反対の方向すなわち外側へ向けるように装着されている。つまり、チップサーミスタ7のサーミスタ基板と定着ヒータのヒータ基板2が接触した状態になっている。チップサーミスタ7の端子は、感熱部12と同じ面に設けられているので、チップサーミスタ7の第1導体パターン6a、6bに対する電気接続は、チップサーミスタ7の端子および第1導体パターン6a、6b上に導電接着剤を付着させて行われる。
【0032】
そして、このチップサーミスタ7上には第1導体パターン6a、6bとの電気接続部に、熱硬化性樹脂中にアルミナセラミックスの粒子を混入した耐熱樹脂11を付着させている。
【0033】
次に本発明の第2の実施例における定着ヒータの作用を説明する。定着ヒータは、抵抗発熱体1の発熱によりヒータ基板2、チップサーミスタ7および耐熱樹脂11が加熱されて温度上昇する。ここで、耐熱樹脂11は、セラミックスの粒子を含有しており、同じくセラミックスで構成されたヒータ基板2およびチップサーミスタ7のセラミックスのサーミスタ基板と熱膨張率が近いため、熱膨張の度合に大きな差がなく、このため定着ヒータを反復使用してもヒータ基板2と耐熱樹脂11またはチップサーミスタ7と耐熱樹脂11との間に亀裂が入りにくくなる。これに伴って、チップサーミスタ7が剥離するようなこともない。
【0034】
また、セラミックスの粒子は、特に熱伝導性が高いアルミナであるため、抵抗発熱体1の温度がヒータ基板2を介してチップサーミスタ7に伝わりやすくなり、チップサーミスタ7の温度検知特性が向上する。
【0035】
さらに、耐熱樹脂11中における粒子の含有率は、体積比で約25%としたので、含有率が低過ぎてヒータ基板2およびチップサーミスタ7との熱膨張率差が大きくなることもなく、熱伝導性も高くできるとともに、含有率が高過ぎて耐熱樹脂11の塗布形成が困難になったり、耐熱樹脂11中に空気が混入したりすることもない。
【0036】
また、耐熱樹脂10に含まれるセラミックスの粒子、ヒータ基板2およびチップサーミスタ7のサーミスタ基板の材質は、アルミナの他に窒化アルミニウム、窒化珪素または酸化珪素等の材料によるものでもよく、またこれらの材料の組合せやこれらを主成分とする混合物でもよい。
【0037】
さらに、耐熱樹脂11の材料としてはポリイミド系樹脂を使用したが、この他にも例えばシリコン系の樹脂などでもよく、抵抗発熱体1の一般的な発熱温度である200℃前後の高温に耐えられるものであれば適用可能である。
【0038】
また、チップサーミスタ7をヒータ基板2の第1導電パターン6a、6bに接続するのに導電性接着剤の代わりに半田などを用いてもよい。
【0039】
図5は、本発明の定着装置の一実施例を示す要部断面図である。図において、14は定着ヒータ、15は加圧ローラ、16は定着フイルム、17はトナーである。
【0040】
定着ヒータ14は、以上説明した本発明の実施例の構成を備えている。
【0041】
加圧ローラ15は、定着ヒータ14の抵抗発熱体1側の面に対向して配置されている。
【0042】
定着フイルム16は、定着ヒータ14と加圧ローラ15の間に移動可能に配設設されている。
【0043】
そうして、画像を形成しているトナー17を付着させた用紙を、定着フイルム16を介して定着ヒータ14と加圧ローラ15に圧接させながら搬送し、定着ヒータ14からの加熱によりトナー17を溶融させて定着させる。定着ヒータ14を反復使用しても基板2と耐熱樹脂11またはチップサーミスタ7と耐熱樹脂11との間に亀裂が入りにくいので、チップサーミスタ7の温度検知特性が向上し、定着ヒータの発熱特性が安定する。よって常に良好な定着が行える。
【0044】
図6は、本発明の画像形成装置の一実施例としての複写機を示す概念的断面図である。図において、18は定着装置である。
【0045】
定着装置18は、図5に示す構成のものである。
【0046】
そうして、本実施例の画像形成装置は、定着ヒータの発熱特性が安定して良好なトナーの定着が行えるので、形成画像が鮮明になる。なお、この定着装置を例えば複写機の他プリンタまたはファクシミリなどのOA機器に組込んで使用した場合にも同様の効果を得ることができる。
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、抵抗発熱体とチップサーミスタとの熱伝導を図るセラミックスの粒子を含有する耐熱樹脂を具備していることにより、抵抗発熱体の温度が耐熱樹脂を介してチップサーミスタに伝わりやすくなり、チップサーミスタの温度検知特性が向上するとともに、耐熱樹脂のセラミックスの粒子、ヒータ基板およびチップサーミスタのそれぞれの熱膨張率が近くなり、反復使用しても基板と耐熱樹脂またはチップサーミスタと耐熱樹脂との間に亀裂が入りにくくなる定着ヒータを提供することができる。
【0047】
請求項2の発明によれば、耐熱樹脂は、さらにチップサーミスタの感熱部を被覆していることにより、チップサーミスタの温度検知特性が一層良好な定着ヒータを提供することができる。
【0048】
請求項3の発明によれば、請求項1または2記載の定着ヒータを具備していることにより、定着ヒータを反復使用しても基板と耐熱樹脂またはチップサーミスタと耐熱樹脂との間に亀裂が入りにくいので、定着ヒータの発熱特性が安定して、常に良好なトナーの定着が行えるとともに、チップサーミスタの温度検知特性が向上するため、定着ヒータの発熱特性が安定し画像が鮮明になる定着装置を提供することができる。
【0049】
請求項4の発明によれば、請求項3記載の定着装置を具備していることにより、定着ヒータを反復使用しても基板と耐熱樹脂またはチップサーミスタと耐熱樹脂との間に亀裂が入りにくいので、定着ヒータの発熱特性が安定して、常に良好なトナーの定着が行えるとともに、チップサーミスタの温度検知特性が向上するため、定着ヒータの発熱特性が安定し画像が鮮明になる画像形成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の定着ヒータにおける第1の実施例を示し、図1(A)は正面図、図1(B)は、背面図
【図2】 同じく図1(A)のX−X´線に沿う拡大断面図
【図3】 同じく抵抗発熱体温度−時間特性を示すグラフ
【図4】 本発明の定着ヒータにおける第2の実施例を示す図2と同様な位置の拡大断面図
【図5】 本発明の定着装置の一実施例を示す要部断面図
【図6】 本発明の画像形成装置の一実施例としての複写機を示す概念的断面図
【符号の説明】
1…抵抗発熱体、2…ヒータ基板、6a…第2導体パターン、6b…第2導体パターン、7…チップサーミスタ、11…耐熱樹脂
Claims (4)
- セラミックスのヒータ基板と;
ヒータ基板の表面に配設された抵抗発熱体と;
少なくともそれぞれの一部がヒータ基板の裏面に設けられた一対の第1導体パターンと;
サーミスタ基板およびサーミスタ基板に形成した感熱部を備えたチップサーミスタと;
チップサーミスタと一対の第1導体パターンを接着して電気的接続する導電性接着剤と;
チップサーミスタをヒータ基板に接着するとともに抵抗発熱体とチップサーミスタとの熱伝導を図るセラミックスの粒子を含有する耐熱樹脂と;
を具備していることを特徴とする定着ヒータ。 - 耐熱樹脂は、さらにチップサーミスタの感熱部を被覆していることを特徴とする請求項1記載の定着ヒータ。
- 請求項1または2記載の定着ヒータと;
定着ヒータの抵抗発熱体側の面に対向して配置された加圧ローラと;
を具備していることを特徴とする定着装置。 - 請求項3記載の定着装置を具備していることを特徴とする画像形成装置。
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