JP3878269B2 - 発熱体、定着装置および画像形成装置 - Google Patents

発熱体、定着装置および画像形成装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、加熱体およびこれを用いた定着装置および画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
複写機、プリンタまたはファクシミリなどの画像形成装置において、トナーを定着させるための発熱体として、特開平6−324586号公報に記載のものが知られている。
【0003】
図10は従来の発熱体の一部切欠平面図である。
【0004】
図11は同じく一部切欠底面図である。
【0005】
図において、101はアルミナセラミックス製の配線基板、102は厚膜抵抗発熱体、103は第1の導体パターン、104a、104bは一対の受電端子、105はサーミスタ、106は第2の導体パターン、107は一対のスルーホール、108は一対の接続端子である。
【0006】
厚膜抵抗発熱体102は、銀・パラジウム系合金を主成分とし、配線基板101の表面にスクリーン印刷により形成している。
【0007】
第1の導体パターン103は、銀・白金系合金を主成分とする導体からなり、その一端が厚膜抵抗発熱体102の一端に接続し、中間が厚膜抵抗発熱体102に沿って延在し、他端は一方の受電端子104aに接続している。
【0008】
受電端子104a、104bは、電源側のコネクタに接続されて受電するためのもので、銀・白金系の導電体からなる。そして、他方の受電端子104bは、厚膜抵抗発熱体102の他端に直接接続している。
【0009】
サーミスタ105は、配線基板101の裏面において厚膜抵抗発熱体102に対向する位置に配設されている。
【0010】
一対の第2の導電パターン106は、銀・パラジウム系の導電体で、それらの一端はサーミスタ105に接続され、他端が一対のスルーホール107に接続されている。
【0011】
一対の接続端子108は、銀・白金系の導電体で、配線基板101の表面に配設され、スルーホール107に接続されている。そして、接続端子108は抵抗発熱体の制御回路に設けたコネクタに接続されることにより、サーミスタ105を制御回路に挿入する。
【0012】
そうして、この発熱体は、厚膜抵抗発熱体102の熱容量が小さいために、電源電圧を印加すると、トナーの定着に寄与する発熱体の作用部が瞬時に所要温度まで昇温するので、予熱時間を必要としないという利点がある。このため、定着動作を行うときのみ発熱体に通電して発熱させる制御が可能となり、消費電力量を大幅に低減できる。
【0013】
また、配線基板の裏面に配設されたサーミスタ105により厚膜抵抗発熱体102の温度を測定し、厚膜抵抗発熱体102の温度が一定になるよう厚膜抵抗発熱体102への通電量を制御する。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
従来技術の抵抗発熱体においては、所望の抵抗値を得るために、パラジウムの含有率が高いものを用いている。
【0015】
ところが、抵抗発熱体と導体パターンおよび端子パターンとの各接続部において、抵抗発熱体中のパラジウムが徐々に導体パターンおよび端子パターンに拡散して導体パターンおよび端子パターンの金属分が粗になる。そして、抵抗発熱体の発熱の繰り返しにより、接続部にクラックが発生して断線しやすくなるという問題があることが分かった。
【0016】
一方、サーミスタに接続する導体パターンには、サーミスタが直流で作動するため、銀のマイグレーション発生を防止するために、銀・パラジウム系合金を主成分とするが、パラジウムの含有率の高い材料を用いていた。このため、導体パターンと端子パターンとの接続部においても、上記と同様な問題が発生しやすいことが分かった。
【0017】
本発明は、抵抗発熱体およびこれに接続する導体パターンまたは端子パターンの間、およびあるいは導体パターンおよび端子パターンの間の接続部がパラジウムの拡散により接合部分の金属が粗になってクラック発生するとともに熱センサに接続する導体パターンおよびこれに接続する端子パターンに銀のマイグレーションが発生するのを抑制した発熱体、これを用いた定着装置および画像形成装置を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を達成するための手段】
請求項の発明の発熱体は、電気絶縁性の細長い配線基板と;配線基板の長手方向に沿って形成された銀・パラジウム系合金を主成分とするがパラジウムの含有率が相対的に高位にある抵抗発熱体と;抵抗発熱体の一端に一端が接続された銀・パラジウム系合金を主 成分とするがパラジウムの含有率が相対的に下位にある第1の導体パターンと;第1の導体パターンの他端に接続された銀・パラジウム系合金を主成分とするがパラジウムの含有率が相対的に下位にある第1の端子パターンと;抵抗発熱体の他端に接続された銀・パラジウム系合金を主成分とするがパラジウムの含有率が相対的に下位にある第1の端子パターンと;抵抗発熱体の熱を受ける位置に配設された熱センサと;一端が熱センサに接続された銀・パラジウム系合金を主成分とするがパラジウムの含有率が相対的に高位にある一対の第2の導体パターンと;第2の導体パターンの他端に接続された銀・パラジウム系合金を主成分とするがパラジウムの含有率が相対的に下位にある第2の端子パターンと;を具備していることを特徴としている。
【0019】
本発明および以下の各発明において、特に指定しない限り用語の定義および技術的意味は次による。
【0020】
本発明は、抵抗発熱体の一端および導体パターンの間の接続と、抵抗発熱体の他端および端子パターンの間の接続と、熱センサに接続する導体パターンおよび端子パターンの間の接続と、の3箇所において、パラジウムの拡散に伴う接続不良を防止したものである。
【0021】
配線基板は、電気絶縁性で、細長くて、少なくとも導体パターンおよび端子パターンを形成する部分などが電気絶縁性を有していればよい。アルミナセラミックスをドクターブレード法などを用いて板状に形成したものを使用することができる。
【0022】
第1および第2の導体パターンは、たとえばスクリーン印刷を用いた厚膜形成法によって形成するのに好適であるが、本発明はこれに限定されない。パラジウムの含有率は、第1および第2の端子パターンに比べて相対的に高ければよいのであるが、直流回路における銀のマイグレーションを防止して、しかもなるべく抵抗値を低くする目的に対しては、たとえば20〜40重量%程度の範囲、好ましくは30重量%程度が好ましい。
【0023】
第1および第2の端子パターンは、第1および第2の導体パターンと同様に厚膜形成法によって形成するのに好適であるが、本発明はこれに限定されない。パラジウムの含有率は、これに接続する導体パターンに比べて相対的に低ければよいのであるが、コネクタまたはこれに代わる適当な外部との接続を行うために、なるべく抵抗値を低くする目的に対しては、たとえば5%以下程度の範囲、好ましくは1重量%程度に選定することができる。
【0024】
抵抗発熱体のパラジウムの含有率は、所望の抵抗値を得るためにかなり高く設定することが許容され、たとえば45〜70重量%程度の範囲、好ましくは55重量%程度に選定することができる。
【0025】
また、抵抗発熱体は、特に材料や形状を問わないが、最も好適なのは銀・パラジウム系合金を主成分とする導電ペーストをスクリーン印刷法によって印刷、焼成することによって形成した厚膜抵抗発熱体である。この厚膜抵抗発熱体によれば、通常多用されているA4を中心とするサイズの用紙にトナーを良好に定着させ得るような長寸の加熱体において、抵抗発熱体の抵抗値を所要の昇温が得られるように設定しやすい。
【0026】
熱センサは、サーミスタ、正特性サーミスタなど熱に感応するセンサであれば、どのようなものであってもよい。
【0027】
第2の導体パターンにおけるパラジウムの含有率は、直流回路において銀のマイグルーションが発生しないか、発生しても実用上差し支えない程度になるような値であればよい。
【0028】
第1の導体パターンおよび第1の端子パターンと、第2の導体パターンおよび第2の端子パターンとの接続は、直接であってもよいし、スルーホールを介して接続していてもよい。スルーホールを介する場合は、スルーホール内において両者が接続するものとする。
【0029】
本発明の発熱体は、定着用として好適であるが、これに限定されるものではなく、あらゆる用途に適応する。
【0030】
そうして、本発明においては第1および第2の導体パターンおよび第1および第2の端子パターンを、パラジウムの含有率が相対的に異なるが、ともに銀・パラジウム系合金を主成分とする導体を用いることにより、接続部においてパラジウムの拡散によって接合部分の金属分が粗になるようなことがなくなる。このため、繰り返し使用中にクラックを生じて断線するようなことは発生しにくくなる。
【0031】
また、抵抗発熱体の一端および第1の導体パターンの間の接続と、抵抗発熱体の他端および第1の端子パターンの間の接続と、熱センサに接続する第2の導体パターンおよび第2の端子パターンの間の接続と、の3箇所において、パラジウムの拡散に伴う上記接続不良を防止することができる。
【0032】
さらに、熱センサに接続して直流回路で動作する第2の導体パターンは、銀・パラジウム系合金を主成分とする導体を用いているが、そのパラジウムの含有率が相対的に下位にあるので、銀のマイグレーション発生しにくい。
【0033】
請求項の発明の発熱体は、請求項1記載の発熱体において、第1の導体パターンおよび第1の端子パターンと、第2の導体パターンおよび第2の端子パターンとは、それらの一方または両方がスルーホールによって接続されていることを特徴としている。
【0034】
本発明において、配線基板に形成するスルーホールは、レーザー加工または金型による成形などどのような方法で形成してもよい。スルーホール導体は、どのような方法で形成してもよく、たとえば従来技術と同様にバキュームを利用して形成することができる。
【0035】
そうして、本発明においては、スルーホールを介して第1および第2の導体パターンと第1および第2の端子パターンとの一方または両方を接続することにより、配線基板の実装密度を高めることができる。
【0036】
また、第1の導体パターンおよび第1の端子パターンと、第2の導体パターンおよび第2の端子パターンと、のいずれか一方または両方がスルーホール部分において接続されるため、本来接続部にわずかな部分でも不具合を生じると、断線に至りやすいのであるが、本発明においてはパラジウムの拡散がないから、信頼性の高い接続を得ることができる。
【0037】
請求項の発明の定着装置は、請求1または2記載の発熱体と;発熱体と圧接関係を有して配設された加圧用ローラと;を具備していることを特徴としている。
【0038】
本発明は、請求項1または2の発熱体を用いることにより、抵抗発熱体または熱センサと導体パターンとの接続、抵抗発熱体と端子パターンとの接続のいずれにおいても接続を良好にして信頼性の高い定着装置にすることができる。
【0039】
請求項の発明の画像形成装置は、形成された静電潜像にトナーを付着させて反転画像を形成し、反転画像を被定着体に転写して所定の画像を形成する画像形成手段と;被定着体に付着したトナーを溶融させて画像を定着させる請求項記載の定着装置と;を具備していることを特徴としている。
【0040】
本発明は、請求項1または2の構成を有する発熱体を備えて信頼性の高い画像形成装置にすることができる。
【0041】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図を参照して説明する。
【0042】
図1は本発明の発熱体の第1の実施形態を示す一部切欠平面図である。
【0043】
図2は同じく底面図である。
【0044】
図において、1は配線基板、2は抵抗発熱体、3a、3bは第1の端子パターン、4は第1の導体パターン、5は第1のスルーホール、6は熱センサ、7は一対の第2の導体パターン、8は第2の端子パターン、9は一対の第2のスルーホールである。
【0045】
配線基板1は、アルミナセラミックスからなる細長い薄板である。
【0046】
抵抗発熱体2は、パラジウムを55重量%含有する銀・パラジウム系合金を主成分とする導電性材料を配線基板1の表面にスクリーン印刷し、乾燥後焼成して形成した厚膜の抵抗発熱体である。
【0047】
第1の端子パターン3aは、配線基板1の裏面に配設され、第1のスルーホール5および第1の導体パターン4を介して抵抗発熱体2の一端に接続している。他方の端子パターン3bは、配線基板1の表面に配設され、直接抵抗発熱体2の他端に接続されている。
【0048】
第1の導体パターン4は、配線基板1の表面に配設され、その一端が抵抗発熱体2の他端に接続されている。
【0049】
熱センサ6は、配線基板1の裏面において抵抗発熱体2に対向する位置に配設されており、かつ一対の第2の導体パターン7の一端に接続されている。
【0050】
第2の導体パターン7の他端は、第2のスルーホール8に接続されている。
【0051】
第2のスルーホールは、配線基板1の表面に配設された一対の第2の端子パターンに接続している。
【0052】
ところで、上記端子パターン3a、3b、第1の導体パターン4および第2の端子パターン8は、なるべく抵抗値を低くするために、パラジウムを1重量%含有する銀・パラジウム系合金を主成分とする厚膜形成の導体で構成されている。
【0053】
これに対して、第2の導体パターン7は、熱センサ6が直流回路に接続され、また流れる電流が小さいため、パラジウムを30重量%含有して抵抗値がやや大きい銀・パラジウム系合金を主成分とする導体で構成されていて、銀のマイグレーションを防止するように配慮されている。
【0054】
図3は、本発明の加熱体の第1の実施形態における第1のスルーホールを示す拡大端面図である。
【0055】
図において、図1および図2と同一部分には同一符号を付して説明は省略する。
【0056】
第1の導体パターン4と第1の端子パターン3aとは、第1のスルーホール5によって接続されていることは既述したが、いずれもパラジウムの含有率が等しいので、接合部において金属部が粗になるようなことはない。
【0057】
図4は、本発明の加熱体の第1の実施形態における第2のスルーホールを示す拡大端面図である。
【0058】
図において、図1および図2と同一部分には同一符号を付して説明は省略する。
【0059】
第2の導体パターン7と第2の端子パターン8とは、第2のスルーホール9によって接続されていることは既述したが、第2の導体パターン7のパラジウムの含有率が30重量%で、第2の端子パターン8が1重量%であっても第2の導体パターン7から第2の端子パターン8へのパラジウムの拡散は認められないので、接合部において金属部が粗になるようなことはない。
【0060】
図5は、本発明の発熱体の第2の実施形態を示す平面図である。
【0061】
図において、図1および図2と同一部分には同一符号を付して説明は省略する。
【0062】
本実施形態は、一方の第1の端子パターン3aを配線基板1の表面に配設して、抵抗発熱体2への電源を配線基板1の表面側から行うようにしたものである。本実施形態においては、第1の導体パターンと端子パターン3aとは同時一体に形成してもよい。
【0063】
図6は、本発明の発熱体の第3の実施形態を示す底面図である。
【0064】
図において、図1および図2と同一部分には同一符号を付して説明は省略する。
【0065】
本実施形態は、第2の端子パターン8、8を配線基板1の裏面に配設して、熱センサ6に一端が接続する第2の導体パターン7の他端に直接第2の端子パターン8を接続したものである。本実施形態においては、熱センサ6への接続を配線基板1の裏面において行う。
【0066】
図7は、本発明の定着装置の一実施形態を示す断面図である。
【0067】
図において、11は発熱体で、図1および2に示す構造を有している。12は加圧ローラで、発熱体11と圧接関係を有しており、両者の間に被定着体13を狭圧しながら搬送することにより、被定着体13に付着しているトナー13aが発熱体の熱によって溶融し、定着が行われる。なお、被定着体13と加圧ローラ62との間にポリイミド樹脂製などの搬送シートを介在させてもよい。14は発熱体11の支持体である。15は定着装置本体で、以上の各構成要素を収容している。
【0068】
図8は、本発明の画像形成装置の第1の実施形態である複写機の概念図である。
【0069】
図において、16は読み取り装置、17は画像形成手段、18は定着装置、19は画像形成装置本体である。
【0070】
読み取り装置16は、原紙を光学的に読み取って画像信号を形成する。
【0071】
画像形成手段17は、画像信号に基づいて感光ドラム17a上に静電潜像を形成し、この静電潜像にトナーを付着させて反転顕像を形成し、これを紙などの被定着体に転写して画像を形成する。
【0072】
定着装置18は、図7に示した構造を有し、被定着体に付着したトナーを加熱溶融して定着する。
【0073】
画像形成装置本体19は、以上の各装置および手段16、17および18を収納するとともに、搬送装置、電源装置および制御装置などを備えている。
【0074】
図9は、本発明の画像形成装置の第2の実施形態であるプリンタの概念図である。
【0075】
図において、21は画像形成手段、22は定着装置、23はプリンタ本体である。
【0076】
画像形成手段21は、レーザスキャナ21aおよび感光ドラム21bなどを含んで構成され、外部から入力された画像信号に基づいて画像を形成する。
【0077】
定着装置22は、図7に示す構造を備えている。
【0078】
プリンタ本体23は、画像形成手段21および定着装置22を収納するとともに、搬送装置、電源装置および制御装置などを備えている。
【0079】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、第1の導体パターン第1の端子パターンおよび抵抗発熱体がともに銀・パラジウム系合金を主成分としていて、抵抗発熱体が相対的にパラジウムの含有率が高位で、これに接続する第1の導体パターンおよび第1の端子パターンのパラジウムの含有率が相対的に低位であり、第1の導体パターンに接続する第1の端子パターンのパラジウムの含有率が相対的に低位であるとともに、熱センサに接続した第2の導体パターンに接続する第2の端子パターンのパラジウムの含有率が相対的に低位であることにより抵抗発熱体と第1の導体パターンおよび第1の端子パターンとの接続部、第1の導体パターンと第1の端子パターンとの接続部、ならびに熱センサに接続した第2の導体パターンと第2の端子パターンとの接続部におけるパラジウムの拡散に基づくクラックの発生を抑制するとともに、熱センサが直流回路で動作しても銀のマイグレーションが発生しないので、信頼性の高い発熱体を提供することができる。
【0080】
請求項の発明によれば、第1の導体パターンと第1の端子パターンおよび第2の導体パターンと第2の端子パターンの一方または両方がスルーホールによって接続された発熱体を提供することができる。
【0081】
請求項の発明によれば、請求項1または2の効果を有する定着装置を提供することができる。
【0082】
請求項の発明によれば、請求項1または2の効果を有する画像形成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の発熱体の第1の実施形態を示す一部切欠平面図
【図2】 同じく底面図
【図3】 本発明の加熱体の第1の実施形態における第1のスルーホールを示す拡大端面図
【図4】 本発明の加熱体の第1の実施形態における第2のスルーホールを示す拡大端面図
【図5】 本発明の発熱体の第2の実施形態を示す平面図
【図6】 本発明の発熱体の第3の実施形態を示す底面図
【図7】 本発明の定着装置の一実施形態を示す概念図
【図8】 本発明の画像形成装置の第1の実施形態である複写機の概念図
【図9】 本発明の画像形成装置の第2の実施形態であるプリンタの概念図
【図10】 従来の発熱体の一部切欠平面図
【図11】 同じく一部切欠底面図
【符号の説明】
1…配線基板
2…抵抗発熱体
3a…第1の端子パターン
3b…第の端子パターン
4…第1の導体パターン
5…第1のスルーホール
6…熱センサ
7…第2の導体パターン
8…第2の端子パターン
9…第2のスルーホール

Claims (4)

  1. 電気絶縁性の細長い配線基板と;
    配線基板の長手方向に沿って形成された銀・パラジウム系合金を主成分とするがパラジウムの含有率が相対的に高位にある抵抗発熱体と;
    抵抗発熱体の一端に一端が接続された銀・パラジウム系合金を主成分とするがパラジウムの含有率が相対的に下位にある第1の導体パターンと;
    第1の導体パターンの他端に接続された銀・パラジウム系合金を主成分とするがパラジウムの含有率が相対的に下位にある第1の端子パターンと;
    抵抗発熱体の他端に接続された銀・パラジウム系合金を主成分とするがパラジウムの含有率が相対的に下位にある第1の端子パターンと;
    抵抗発熱体の熱を受ける位置に配設された熱センサと;
    一端が熱センサに接続された銀・パラジウム系合金を主成分とするがパラジウムの含有率が相対的に高位にある一対の第2の導体パターンと;
    第2の導体パターンの他端に接続された銀・パラジウム系合金を主成分とするがパラジウムの含有率が相対的に下位にある第2の端子パターンと;
    を具備していることを特徴とする発熱体。
  2. 第1の導体パターンおよび第1の端子パターンと、第2の導体パターンおよび第2の端子パターンとは、そのいずれか一方または両方がスルーホールによって接続されていることを特徴とする請求項記載の発熱体。
  3. 請求項1または2記載の発熱体と;
    発熱体と圧接関係を有して配設された加圧用ローラと;
    を具備していることを特徴とする定着装置。
  4. 形成された静電潜像にトナーを付着させて反転画像を形成し、反転画像を被定着体に転写して所定の画像を形成する画像形成手段と;
    被定着体に付着したトナーを溶融させて画像を定着させる請求項記載の定着装置と;
    を具備していることを特徴とする画像形成装置。
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