JPH06282188A - 加熱ヒーター装置 - Google Patents

加熱ヒーター装置

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JPH06282188A
JPH06282188A JP9210693A JP9210693A JPH06282188A JP H06282188 A JPH06282188 A JP H06282188A JP 9210693 A JP9210693 A JP 9210693A JP 9210693 A JP9210693 A JP 9210693A JP H06282188 A JPH06282188 A JP H06282188A
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heater
substrate
resistance heating
heating element
resistance
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JP9210693A
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Kazunori Masuda
和則 増田
Hiroshi Kondo
浩史 近藤
Kazuki Miyamoto
一樹 宮本
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電気絶縁性のヒーター基板2と、該基板に基
板長手方向に配設した抵抗発熱体3を基本構成体とし、
該抵抗発熱体3に電力を供給して発熱させるヒーター1
を含む加熱ヒーター装置において、ヒーター1の非通紙
部昇温を効果的に防止すること。 【構成】 上記の加熱ヒーター装置において、抵抗発熱
体を少なくとも2本以上配設し、該抵抗発熱体群3a・
3b,3c・3dの個々の抵抗発熱体の一端側は互いに
電気的に接続し1つの給電電極端子4aを設け、他端側
は個々の抵抗発熱体に給電電極端子4b・4cを設け、
抵抗発熱体群の個々の抵抗発熱体の基板長手方向の単位
長さ当りの抵抗値を各々異なる値Ra・Rb,Rc・R
dとしたこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気絶縁性のヒーター
基板と、該基板に基板長手方向に配設した抵抗発熱体を
基本構成体とし、該抵抗発熱体に電力を供給して発熱さ
せるヒーターを含む加熱ヒーター装置(加熱装置)に関
する。
【0002】
【従来の技術】上記のような加熱ヒーター装置としてフ
ィルム加熱方式の加熱装置が挙げられる(特開昭63−
313182号公報・特開平1−263679号公報・
特開平2−157878号公報・特開平4−44075
〜44083号公報等)。
【0003】この加熱装置は、被加熱材を加熱体に耐熱
フィルムを介して密着させ加熱体の熱を耐熱フィルムを
介して被加熱材へ与える方式・構成のものであり、電子
写真複写機・プリンタ・ファクシミリ等の画像形成装置
における画像加熱定着装置、即ち電子写真・静電記録・
磁気記録等の適宜の画像形成プロセス手段により加熱溶
融性の樹脂等より成る顕画剤(トナー)を用いて記録材
(エレクトロファックスシート・静電記録シート・転写
材シート・印刷紙等)の面に直接方式もしくは間接(転
写)方式で形成した目的の画像情報に対応した未定着顕
画剤画像を該画像を担持している記録材面に永久固着画
像として加熱定着処理する画像加熱定着装置として活用
できる。
【0004】また、例えば画像を担持した記録材を加熱
して表面性(艶等)を改質する装置、仮定着処理する装
置等、その他、被加熱材を加熱処理する手段として広く
使用できる。
【0005】このようなフィルム加熱方式の加熱装置
は、熱ローラー方式・ヒートチャンバー方式・熱板方式
等の他の加熱装置(熱定着装置)に比べて、昇温の速い
低熱容量の加熱体や薄膜のフィルムを用いることができ
るため、省電力化やウェイトタイムの短縮化(クイック
スタート性)が可能となる、画像形成装置等の本機の機
内昇温を低めることができる等の利点を有し、効果的な
ものである。
【0006】加熱体としては、耐熱性・絶縁性のセラミ
ック基板と、該基板に印刷・焼成を経て形成された抵抗
発熱体を基本構成とし、該抵抗発熱体に電力を供給して
発熱させる所謂セラミックヒーターが用いられている。
【0007】図13にこのフィルム加熱方式の加熱装置
の要部の概略構成(横断面模型図)を示した。図14は
ヒーターの一部切欠き平面図、図15はヒーターの一端
側の給電コネクター部分の縦断面図である。なお、図面
において各構成部材・部分相互のたて・よこ・厚さ等の
寸法比率は正確なものではない。
【0008】1はヒーター(加熱体)であり、 a.電気絶縁性・耐熱性・低熱容量の細長の基板2と、 b.この基板2の一方面側(表面側)の基板幅方向中央
部に基板長手に沿って直線細帯状に形成した抵抗発熱体
3と、 c.この抵抗発熱体3の両端部にそれぞれ導通させて基
板面に形成したAg等の電極端子(接続端子)4・4と、 d.基板2の抵抗発熱体形成面側を被覆させたヒーター
表面保護層としての低融点ガラス等の電気絶縁性オーバ
ーコート層5と、 e.基板2の他方面側(裏面側)に設けたサーミスタ等
の温度検出素子6 等より成る。
【0009】基板2は、例えば幅10mm・厚さ1mm
・長さ240mmの、Al2O3 ,AlN,SiC 等のセラミッ
ク板等である。
【0010】抵抗発熱体3は、例えば厚さ10μm・幅
1mmのスクリーン印刷等で塗工した Ag/Pd(銀パラジ
ウム合金),RuO2,Ta2N等のパターン層である。
【0011】ヒーター1のオーバーコート層5側がフィ
ルム接触摺動面であり、この面側を外部露呈させてヒー
ター1を断熱性のヒーターホルダ7を介してヒーター支
持部材8に固定支持させてある。
【0012】9は、厚さ例えば40μm程度のポリイミ
ド等のエンドレスベルト状、或いは長尺ウエブ状の耐熱
性フィルム、10はこのフィルムをヒーター1に対して
押圧する加圧部材としての加圧ローラーである。
【0013】フィルム9は不図示の駆動部材により、或
いは加圧ローラー10の回転力により所定の速度で矢示
の方向にヒーター1面に密着した状態でヒーター1面を
摺動しながら回転或いは走行移動する。
【0014】ヒーター1およびそれを取り付けたヒータ
ーホルダ7はその両端部に給電コネクター11・11が
嵌着されてヒーター1の抵抗発熱体3の両端電極端子4
・4にそれぞれ給電コネクター11・11のコネクター
コンタクト(バネ材電極,一般にリン青銅)12・12
が圧接し、この給電コネクター11・11を介して両端
電極端子4・4間に交流電源50より電圧印加がなさ
れ、該抵抗発熱体3が発熱することで昇温する。図15
において13はコネクターハウジング、14はワイヤ
(給電線、ケーブル)、14aはその束線である。
【0015】ヒーター1の温度は基板裏面の温度検出素
子6で検出されてその検出情報が通電制御回路51へフ
ィードバックされて交流電源50から抵抗発熱体3への
通電が制御されることで、ヒーター1が所定の温度に温
調制御される。
【0016】ヒーター1の温度検出素子6は熱応答性の
最も良い定着面つまりヒーター基板表面側の抵抗発熱体
3の形成位置に対応する基板裏面側部分位置(抵抗発熱
体3の直下に対応する基板裏面側部分位置)に配設され
る。
【0017】ヒーター1の抵抗発熱体3に対する通電に
よりヒーター1を所定の昇温させ、またフィルム9を移
動駆動させた状態において、フィルム9と加圧ローラ1
0との圧接部(加圧部)である定着ニップ部Nに被加熱
材としての記録材Pを未定着トナー画像面をフィルム9
面側にして導入することで、記録材Pがフィルム9面に
密着してフィルム9と共に定着ニップ部Nを移動通過
し、その移動通過過程でヒーター1からフィルム9を介
して記録材Pに熱エネルギーが付与されて記録材P上の
未定着トナー画像tが加熱溶融定着される。
【0018】従来のヒーター1は上述図14のように基
板2上に発熱源として単位長さ当りの抵抗値が一定の一
本の抵抗発熱体3を基板表面の幅方向中央部に基板長手
方向に配置する構成であった。このように一本の抵抗発
熱体を発熱源とするヒーター1の場合、該発熱源の負荷
抵抗値は一定であり、設定された温度に制御するために
は一般にヒーターへの通電時間を、ゼロクロス波数制御
方式や位相制御方式でコントロールする方法が採られて
いる。
【0019】しかし、ゼロクロス波数制御方式では、ヒ
ーター1の温度を所定値に制御するために供給できる電
力量は電源の半波単位ではON/OFFによる2値であ
る。従って、正確に温度を制御するためには、複数個の
半波を1つのブロックとしてON/OFFのパターンを
設定する、あるいは1ブロック内のON/OFFのデュ
ーティを設定するというような制御を行なっている。こ
のようなブロック単位での制御では応答時間が大きくな
り、ヒーターの温度リップルが大きくなるという問題が
ある。また一方、半波ごとにON/OFFが切り換わる
等の場合、負荷電流に高調波ノイズ成分が生じてしまう
問題がある。
【0020】位相制御方式では、通電位相角が90°付
近では、急激に電流が流れ始めるため大きなレベルのス
イッチングノイズが生じる。また、ゼロクロス波数制御
と同様に負荷電流に高調波ノイズ成分が生じる等の問題
がある。
【0021】そこで、ヒーター1の温度制御特性を向上
させ、また電源端子ノイズを軽減させる構成として、ヒ
ーターを、基板上に抵抗発熱体を複数本形成した形態の
ものにし、その複数本の抵抗発熱体を選択的に通電コン
トロールする加熱装置及び温度制御装置で提案されてい
る(特開平3−344530号)。
【0022】
【発明が解決しようとしている課題】
(A)課 題 1 電子写真装置等の画像形成装置においては記録材として
様々な大きさ(サイズ)のものが使用される。例えば最
大用紙サイズA4対応の装置では名刺サイズ・葉書サイ
ズからA4までの記録材が使用される。従って小サイズ
の記録材が使用されたとき加熱ヒーター装置としての画
像加熱定着装置の加熱定着部には記録材が通過しない非
通紙部を生じる。
【0023】例えば、葉書(A6サイズ)の通紙サイズ
幅はA4用紙の半分であり、図14のようにヒーター1
の最大通紙幅領域の半分の領域しか通らず、残余の領域
は非通紙部となる。O−Oは片側通紙搬送基準線であ
る。
【0024】しかし、ヒーター1の発熱量はヒーターの
有効長さ全領域で一様であり、通紙部分でのヒーター温
度を温度検出手段6で検出しヒーター1の温度制御をす
ると、ヒーター1の非通紙部の温度が、小サイズ記録材
が連続通紙されるにつれて定着時の設定温度より上昇し
ていく所謂「非通紙部昇温現象」が生じる。この非通紙
部昇温が過度に進行すると、ヒーター1の非通紙部が異
常昇温し、定着フィルム等の耐熱温度を越え、フィルム
の劣化や更には装置の故障を引き起こしてしまうことが
ある。
【0025】抵抗発熱体3の発熱部分を通紙される使用
用紙の幅に合わせて切り換えられれば非通紙部昇温を防
止することができる。そこで、例えば特開平3−114
756号公報には抵抗発熱体の途中に接続する中間電極
(分岐電極)を設け、両端電極のいずれか一方と中間電
極との間を通電させ、使用用紙の通紙幅に合わせて抵抗
発熱体3を部分的に発熱させることを可能にしたものが
提案されている。
【0026】図16はその一例であり、3aが中間電極
にあり、電極4(a)・4(b)間に給電することで抵
抗発熱体3の最大通紙幅全長域が発熱して最大用紙サイ
ズ(例えばA4)に対応することができ、電極4(a)
・3b間に給電することにより電極4(a)と中間電極
3aの接続部までの抵抗発熱体長さ部分が発熱して小サ
イズ用紙(例えばA6)に対応でき、非通紙部昇温を抑
えることができる。
【0027】しかしこのような電極構成を前述の抵抗発
熱体を複数本形成したタイプのヒーターに適用すると、
複数本の抵抗発熱体の各々に対してそれ等の途中に接続
する中間電極が必要となり、また基板端部に配設される
電極の数が多くなってしまう。このため基板外部との接
続が困難になるばかりか、基板2の幅を大きくせざるを
得なくなり、実用的な対策とはなり得ない。
【0028】そこで本発明の第1の目的は、この種の加
熱ヒーター装置において、上記のような問題点なくヒー
ターの非通紙部昇温を防止することができるようにした
ものを提供することにある。
【0029】(B)課 題 2 ヒーター1の抵抗発熱体から発生した熱の一部は基板2
の裏面部や側面部からヒーターホルダ7側へと逃げる。
【0030】そのためヒーター1はトナー画像tを記録
材P面に定着させるのに必要な温度を得るために上記の
ように逃げる熱量を余分に供給しなければならない。そ
のための電力を供給する部品は大電流に耐えるような部
品にしなければならず、コストアップとなる。
【0031】この逃げる熱を抑えるために、基板2の表
面にグレーズ(ガラス)を塗り、その上に抵抗発熱体3
を形成する方法も考えられるが、そのグレーズにより基
板2に伝わる熱量が下がると共に、熱伝達スピードに遅
れを生じる。そのため、基板裏面側に設けられた温度検
出素子6がモニターしている温度と実際の抵抗発熱体の
温度との間に時間的ずれを生じ、正確な温度制御ができ
なくなる。
【0032】そこで本発明の第2の目的は、この種の加
熱ヒーター装置において、上記のような問題点なしにヒ
ーター基板から外部への熱の逃げを効果的に抑えて、ヒ
ーターの熱効率を向上させ、昇温スピードのより高速
化、省電力化をできるようにしたものを提供することに
ある。
【0033】(C)課 題 3 この種の加熱ヒーター装置を画像加熱定着装置として使
用した場合、今後定着のより高速化を図るためには、発
熱量を増大させなければならず、そのためにはヒーター
に対する通電電流を大きくしなければならない。
【0034】しかし、ヒーター1に大電流を通電する接
続を図15に示したようなコネクター11で行なってい
ると、通電によるコネクターの温度上昇が大きく(I2
×Rと通電電流の2乗で効く、例えば12A通電時の飽
和温度としては100〜150℃)、そのためリン青銅
を一般的とするコネクターコンタクト12が高温クリー
プにより劣化し、コンタクト圧力が低下し、接続抵抗値
が上昇し、更に温度上昇するといった熱暴走が発生して
接続部及び装置の信頼性に問題を生じる。
【0035】また、この接続をロウ付けで行なうとする
と、電極端子部4・4を形成しているAgがロウ材に食わ
れて拡散し、電極端子部4・4がやせてしまい、またロ
ウ付け後の高温状態ではAgの拡散により接続強度が劣化
する。
【0036】また、この加熱ヒーター装置はヒーター加
熱時には電極端子部4・4でも100〜150℃(12
A通電時)と昇温してしまうため通常の共晶ハンダ(融
点183°C)よりも高融点のハンダ材を使わなければ
ならず、そのため接続時におけるAgの食われはより大き
くなる。そのため、耐熱性のある高温ロウ材では電極端
子部4・4が消失してしまう。
【0037】上述の接続部の昇温に関して今少し説明す
ると、電極部4・4で通電により発生する熱量Qは、電
極部4・4の抵抗値をR、電流値をIとすると、Q=I
2 ×Rである。ここで、電流値Iは、ヒーター1の発熱
に必要な熱量であることから変更することはできない
が、電極部4・4の抵抗値Rを1/2にすれば、発熱量
Qは1/2になる。
【0038】例えば、通電電流値を12A、電極部抵抗
値Rを10mΩとすると、その発熱量Qは1.44Wで
あり、これが電極部幅8mm、長さ20mm、基板厚み
1mmという極めて小さい領域で発生する。そのため、
基板電極部における表面熱流束は概算で3800W/m
2 と大変大きな値となり、自然対流冷却では200℃以
上に温度が上昇してしまう。
【0039】また電極部4・4の抵抗値Rは、抵抗率
ρ、膜厚t、電極幅W、電極長lにおいてR=(ρ×
l)/(t×W)で表わされる。
【0040】そこで、電極部4・4の抵抗値を下げるた
めには、電極部4・4の構成材料に抵抗率の小さい材料
を用いるか、幅を大きくするか、厚みを増すか、距離を
小さくするかのいずれかの方法を採らなければならない
が、装置上の制約から幅と長さについては、変更するこ
とができない。そのため抵抗値を下げるには、抵抗率の
小さいものか、厚みを増す方法しか採用することができ
ない。しかしながら、抵抗率を下げる方法では材料的問
題により限界があり、また厚みについてはスクリーン印
刷による製法では数度の重ね塗りが限界である。例えば
重ね塗りを3回行ない膜厚を倍にすると抵抗値は1/3
になり約3mΩで、表面熱流束は1260W/m2 とな
るが、これでも100℃以上に温度が上昇する。
【0041】そこで本発明の第3の目的は、この種の加
熱ヒーター装置において、大電流を通電しても接続部の
温度上昇をほとんど問題のないレベルまで抑えることが
でき、従って接続の信頼性が向上して大電流をヒーター
に安定して供給することが可能となり、定着スピードの
高速化、定着サイズの大型化が可能であるものを提供す
ることにある。
【0042】
【課題を解決するための手段】
(1)電気絶縁性のヒーター基板と、該基板に基板長手
方向に配設した抵抗発熱体を基本構成体とし、該抵抗発
熱体に電力を供給して発熱させるヒーターを含む加熱ヒ
ーター装置において、抵抗発熱体を少なくとも2本以上
配設し、該抵抗発熱体群の個々の抵抗発熱体の一端側は
互いに電気的に接続し1つの給電電極端子を設け、他端
側は個々の抵抗発熱体に給電電極端子を設け、抵抗発熱
体群の個々の抵抗発熱体の基板長手方向の単位長さ当り
の抵抗値を各々異なる値としたことを特徴とする加熱ヒ
ーター装置。
【0043】(2)抵抗発熱体群の個々の抵抗発熱体に
同時に通電すると、ヒーターの基板長手方向の単位長さ
当りの発熱量が一様に等しくなることを特徴とする
(1)に記載の加熱ヒーター装置。
【0044】(3)抵抗発熱体群の個々の抵抗発熱体を
ヒーター基板上に間に絶縁層を介して積層して形成した
ことを特徴とする(1)又は(2)に記載の加熱ヒータ
ー装置。
【0045】(4)ヒーター基板の抵抗発熱体群配設側
とは反対面側であって、抵抗発熱体群に対応する位置で
かつ基板長手方向に単位長さ当りの抵抗値が一定となっ
つている位置にヒーターの温度を検出する温度検出素子
を少なくとも1個以上設けたことを特徴とする(1)乃
至(3)の何れかに記載の加熱ヒーター装置。
【0046】(5)電気絶縁性のヒーター基板と、該基
板に基板長手方向に配設した少なくとも1本以上の抵抗
発熱体を基本構成体とし、該抵抗発熱体に電力を供給し
て発熱させるヒーターを含む加熱ヒーター装置におい
て、ヒーター基板の抵抗発熱体を配設した面以外の少な
くとも1面以上の面の少なくとも1部を、熱伝導率がヒ
ーター基板よりも低い材質層で被ったことを特徴とする
加熱ヒーター装置。
【0047】(6)電気絶縁性のヒーター基板と、該基
板に基板長手方向に配設した少なくとも1本以上の抵抗
発熱体を基本構成体とし、該抵抗発熱体に電力を供給し
て発熱させるヒーターを含む加熱ヒーター装置におい
て、抵抗発熱体に対する給電は、抵抗発熱体端部の給電
電極端子に機械的に圧接して電気的に接続される給電コ
ネクターによりなされ、少なくとも抵抗発熱体端部にヒ
ーター基板を貫通し電気的に接続された穴によりヒータ
ー基板裏面側に設けられた電極端子によってもなされる
ことを特徴とする加熱ヒーター装置。
【0048】(7)電気絶縁性のヒーター基板と、該基
板に基板長手方向に配設した少なくとも1本以上の抵抗
発熱体を基本構成体とし、該抵抗発熱体に電力を供給し
て発熱させるヒーターを含む加熱ヒーター装置におい
て、抵抗発熱体に対する給電は、抵抗発熱体端部の給電
電極端子に機械的に圧接して電気的に接続される給電コ
ネクターによりなされ、抵抗発熱体端部の給電電極端子
はヒーター基板を貫通する穴を導電性材料により埋設さ
れた上に形成されたことを特徴とする加熱ヒーター装
置。
【0049】(8)電気絶縁性のヒーター基板と、該基
板に基板長手方向に配設した少なくとも1本以上の抵抗
発熱体を基本構成体とし、該抵抗発熱体に電力を供給し
て発熱させるヒーターを含む加熱ヒーター装置におい
て、抵抗発熱体に対する給電は、抵抗発熱体端部の給電
電極端子に機械的に圧接して電気的に接続される給電コ
ネクターによりなされ、抵抗発熱体端部の給電電極端子
はヒーター基板を貫通する穴あるいはヒーター基板に形
成された凹部を導電性材料により埋設された部分である
ことを特徴とする加熱ヒーター装置。
【0050】
【作用】 .上記(1)乃至(4)のような装置構成により、電
源波形の半波ごとにヒーターの負荷抵抗値を変化させて
通電制御する装置において、従来の位相制御方式のよう
なスイッチングノイズを発生しない装置を提供でき、し
かも被加熱材としてサイズの小さな用紙を通紙出力する
ときに問題となるヒーターの非通紙部の部分昇温を解決
することができる。従って画像加熱定着装置の場合はさ
まざまなサイズの用紙に安定にトナー画像を定着でき
る。
【0051】.(5)のような装置構成により、ヒー
ターの抵抗発熱体で発生した熱のヒーター基板から外部
へ逃げる分が断熱層としての基板被覆層で抑えられて、
発熱効率が上り、そのため電力効率が高く、昇温スピー
ドが向上する。また熱効率が高くなったことにより最大
電流値が下がり、ヒーターとの接続部、ケーブル、制御
部における定格値を下げることが可能になりコストダウ
ンが可能となる。
【0052】.(6)乃至(8)のような装置構成に
することより、抵抗値の大きい電極端子部の抵抗値を削
減できて該電極端子部に発生する熱を抑制できる。その
ため給電コネクター側のコネクターコンタクトの高温ク
リープによる劣化等が防止され、安定した接続信頼性を
得ることが可能となる。
【0053】即ちヒーター基板裏面側にも電流を抵抗発
熱体に給電する電極端子を形成し、抵抗発熱体端部にス
ルーホールを設けて電気的に接続すれば、電極端子部の
抵抗値を材料や製造工程的問題が発生した抵抗値よりさ
らに半分の値まで下げることが可能となり、電極端子部
に発生する熱を抑制することができる。
【0054】さらに、給電コネクターの電極端子部との
接続点を、この裏面側にももうけることにより接続部が
冗長され、接続信頼性が上がるメリットもある。
【0055】また、この電極端子部を形成する部分のヒ
ーター基板を座グリあるいは貫通する穴を設け、その穴
を導電性ペーストにより埋め平坦化、あるいは金属をは
め込み平坦化した後に、その上に抵抗発熱体、電極端子
部をスクリーン印刷により形成する。このようにするこ
とにより厚膜印刷で形成する膜厚が数十マイクロメータ
に対し、1mm程度と大幅に膜厚を稼ぐことが可能とな
り、電極端子部の大幅な抵抗値の削減が可能となる。
【0056】
【実施例】
A.以下の実施例1乃至同3は上記(1)乃至(4)に
記載した構成の加熱ヒーター装置の実施例であり、前記
第1の目的、即ちヒーターの非通紙部昇温の問題を解消
したものである。
【0057】〈実施例1〉(図1〜図4) 図1の(a)はヒーター1の一部切欠き平面図(ヒータ
ー表面側)、(b)はヒーター1の裏面図、図2は回路
のブロック図、図3の(a)・(b)、図4の(a)・
(b)は供給電力波形図である。前述図13〜図15の
加熱ヒーター装置(画像加熱定着装置)と共通の構成部
材・部分には同一の符号を付して再度の説明を省略す
る。
【0058】本実施例の装置におけるヒーター1の抵抗
発熱体は、図1の(a)に示すように、基板2の表面に
基板長手方向に略並行に形成した第1の抵抗発熱体(3
a・3b)と第2の抵抗発熱体(3c・3d)との2本
構成としてある。
【0059】4aはその2本の抵抗発熱体(3a・3
b),(3c・3d)の一端側に設けた両抵抗発熱体に
共通の電極、4b・4cは該2本の抵抗発熱体の他端側
に個々に設けた電極である。
【0060】本実施例の装置はO−O線を通紙基準とす
る片側通紙搬送の最大用紙サイズA4対応の装置であ
り、通紙用紙がA4であるとき該用紙はヒーター1の最
大通紙幅領域の全体を通る。通紙用紙が葉書サイズ(A
6)であるときは用紙幅がA4サイズの半分であるので
ヒーター1の最大通紙幅領域の左半部領域を通る。この
ヒーターの左半分領域をAゾーンと記す。ヒーターの右
半分領域は非通紙部となり、この非通紙領域をBゾーン
と記す。
【0061】温度検出素子6は常に通紙部分のヒーター
の温度管理ができるようにAゾーンの2本の抵抗発熱体
の直下に対応する基板裏面側の位置に配設してある。6
a・6bは温度検出素子6と接続された配線である。
【0062】上記第1と第2の2本の抵抗発熱体(3a
・3b),(3c・3d)はそれぞれAゾーンとBゾー
ンの境界を境にしてその左半部側と右半部側との抵抗値
を異ならせてある。第1の抵抗発熱体(3a・3b)の
左半部側と右半部側の抵抗値をそれぞれRa,Rb、第
2の抵抗発熱体(3c・3d)の左半部側と右半部側の
抵抗値をそれぞれRc,Rdとする。
【0063】図2は該ヒーター1への給電回路および温
度制御回路51のブロック図である。50はAC電源、
52a・52bは上記第1と第2の2本の抵抗発熱体
(3a・3b),(3c・3d)への通電をON/OF
Fするトライアック等のスイッチング素子(SSR1・
SSR2)、53は上記スイッチング素子52a・52
bを制御する制御回路、54は温度検出素子6の出力に
基づいてヒーター1の温度を制御するマイクロコンピュ
ータである。
【0064】本実施例において、抵抗発熱体(3a・3
b),(3c・3d)への通電制御は特願平3−344
530号で提案されている制御方式、つまり複数本の抵
抗発熱体への通電をAC電源50の半周期毎に選択制御
する方式を応用・発展させ、出力用紙サイズに応じて通
電パターンを変更するものである。
【0065】ヒーター1の発熱量を最大300W、前記
4つの抵抗発熱体部分3a・3b・3c・3dの抵抗値
Ra・Rb・Rc・Rdをそれぞれ Ra=18.75Ω Rb=31.25Ω Rc=75Ω Rd=25Ω とすると、AC電源電圧が100Vであれば抵抗発熱体
部分3a・3b・3c・3dの各々の抵抗Ra・Rb・
Rc・Rdでの発熱量は表−1のようになる。
【0066】
【表1】 以上のような抵抗発熱体の構成と発熱量との関係を用い
て、スイッチング素子52a・52bのON/OFFを
用紙サイズに応じて制御する。用紙サイズがA4のとき
はヒーター長手方向に均一に加熱させるために単位長さ
当たりの発熱量が一定になるように通電制御すればよい
が、用紙サイズが葉書サイズ(A6)のときは通紙部分
(Aゾーン)を均一に加熱し、非通紙部分(Bゾーン)
をも同一に加熱すると非通紙部分の異常昇温が生じてし
まうという問題がある。そこで、葉書サイズの用紙の通
紙時には、非通紙部分の発熱量が小さくなるように通電
制御することによってこの問題を解決できる。
【0067】以下に、上記した内容を実施する通電パタ
ーンについて説明する。
【0068】まず、A4サイズ用紙のとき、図1のAゾ
ーン・Bゾーンを均一に発熱させるために次の3つの通
電パターンを選択制御する。
【0069】(a)最大パワー: SSR1,SSR2
共にONする。Aゾーンは抵抗Ra、抵抗Rcでの発熱
Pa,Pcの合計で発熱量150Wとなり、Bゾーンは
抵抗Rb、抵抗Rdでの発熱Pb,Pdの合計で発熱量
150Wとなる。
【0070】(b)中間パワー: 電源1周期の半分は
SSR1をOFF、SSR2をONとし、残りの半分は
SSR1をON、SSR2をOFFとする。Aゾーンの
発熱量は半波毎にPc75W,Pa75Wを繰り返し、
常時75Wとなる。Bゾーンの発熱量はPd25W,P
b125Wが半波毎に切り換わり、1周期の平均で75
Wとなる。
【0071】(c)OFF: SSR1,SSR2共に
OFFで発熱量は0W。
【0072】次に葉書サイズ用紙のとき、非通紙部であ
るBゾーンの発熱量をAゾーンより小さくするために次
の3つの通電パターンを選択制御する。
【0073】(a)最大パワー: SSR1,SSR2
共にONする。Aゾーン、Bゾーン共に発熱量は150
Wとなる。
【0074】(b)中間パワー:SSR1はOFF、S
SR2はONとする。通紙部であるAゾーンの発熱量は
Pc75W、非通紙部であるBゾーンの発熱量はPd2
5Wとなる。
【0075】(c)OFF: SSR1,SSR2共に
OFFで発熱量は0W。
【0076】表−2は上記を表にまとめたものである。
【0077】
【表2】 以上のように、A4サイズ用紙、葉書サイズ用紙のそれ
ぞれについて、上記3つの通電パターンを選択制御する
発熱量の3値制御を行なうことができる。特に目標温度
付近では中間パワーとなることが多いことから、葉書サ
イズ用紙のときには非通紙部であるBゾーンの発熱量を
Aゾーンの1/3としている。このようなヒーター構造
及び通電制御によって、非通紙部のヒーターの異常昇温
を防止することができる。
【0078】図3及び図4に上記の動作を表わす供給電
力波形を示す。図3はA4サイズ用紙のときの波形図で
あり、(a)はAゾーンの発熱量、(b)はBゾーンの
発熱量である。図4は葉書サイズ用紙のときの波形図で
あり、(a)はAゾーンの発熱量、(b)はBゾーンの
発熱量である。
【0079】〈実施例2〉(図5) 上述実施例1のヒーター1(図1)は第1と第2の2本
の抵抗発熱体(3a・3b),(3c・3d)を基板2
の表面に表面幅方向に並設して形成具備させたが、本実
施例では図5の(a)の縦断面図のように第1と第2の
抵抗発熱体(3a・3b),(3c・3d)を基板表面
に絶縁層15を介して上下に積層して形成具備させた立
体積層構造を特徴としている。
【0080】即ちまず基板2の表面にその幅方向中央部
に長手方向に図5の(c)のパターンのように第1の抵
抗発熱体(3a・3b)と、その両端部の電極部4a′
・4c′を形成具備させ、この基板表面に絶縁層15を
形成する。
【0081】次いで該絶縁層15の表面にその幅方向中
央部に長手方向に図5の(b)のパターンのように第2
の抵抗発熱体(3c・3d)と、その両端部の電極部4
a・4bと、電極部4bのとなりに電極部4cを形成具
備させる。
【0082】電極4aと同4a′はスルーホールSで電
気的に導通させる。電極4cと同4c′もスルーホール
Sで電気的に導通させる。次いでこの第2の抵抗発熱体
(3c・3d)を形成した絶縁層15の表面に表面保護
層5を形成する。また基板2の裏面の所定位置に温度検
出素子6を取付ける。このように第1と第2の抵抗発熱
体(3a・3b),(3c・3d)を積層型にしたヒー
ター1においても実施例1のヒーターと同様の制御で同
様の効果が得られる。
【0083】〈実施例3〉実施例1及び同2はヒーター
1の抵抗発熱体を第1と第2の2本としたが、3本以上
の構造でもよく、供給発熱量の分解能をあげることがで
きるためにより高精度の温度制御が可能となる。また実
施例1及び同2は1本の抵抗発熱体の基板長手方向の抵
抗値が1回だけ変化するヒーター構造について説明した
が、抵抗値を2回以上変化させた構造でもよく、さまざ
まな用紙サイズに対応する、例えばA3サイズから名刺
サイズに対応する電子写真装置等では抵抗値の変化数を
多くすることでより大きな効果が得られる。
【0084】B.以下の実施例4乃至同6は前記(5)
に記載した構成の加熱ヒーター装置の実施例であり、前
記第2の目的、即ちヒーター基板から外部への熱の逃げ
を効果的に抑えてヒーターの熱効率を向上させたもので
ある。
【0085】〈実施例4〉(図6) 本実施例は図6の(a)のヒーター1とヒーターホルダ
7の横断面模型図に示すように、ヒーター基板2の裏面
を全面的に基板2よりも熱伝導率の低い物質層(断熱
層)16により被ったものである。
【0086】本実施例において基板裏面側に設けた温度
検出素子6はサーミスタであり、基板裏面に予めAgペ
ーストで配線パターン6a・6bを形成し、次いでサー
ミスタ6を導電性耐熱ペーストで配線パターン6a・6
bに導通させて基板裏面に貼り付けて具備させてある。
【0087】基板裏面側の断熱層16はポリイミド樹脂
膜であり、基板裏面全面(ただしサーミスタ用外部引き
出し電極部を除く)にポリイミド樹脂を塗布し、硬化さ
せて形成した。そしてこのヒーター1をヒーターホルダ
7に取付けて装置内に組み込む。
【0088】本実施例のようにヒーター1の基板裏面な
ど、抵抗発熱体3を形成した面以外の少なくとも1面以
上の基板面の少なくとも1部に基板2より熱伝導率の低
い物質層16を形成した基板面を被わせることで、基板
2からヒーターホルダ7に熱が逃げることが阻止され、
ヒーター1の熱効率を高くすることができ、ヒーター1
の昇温速度が速くなり、また必要な電力も小さくするこ
とが可能となる。
【0089】基板2がセラミックである場合、断熱層1
6とする熱伝導の低い材質とは、グレーズ等のガラス質
の無機材料、或はポリイミド樹脂のような有機材料があ
る。そして基板2とホルダ7との接触面積の一番広い基
板裏面にこれらの材料からなる膜を形成するのがよい。
【0090】その際、基板裏面にサーミスタ等の温度検
出素子6を直接マウントしている場合は、該温度検出素
子を含めて全面(接続用電極部は除く)に断熱層16を
形成すればよい。また基板2の裏面に温度検出素子6を
接触させて温度をモニターする場合は、その接触部を除
く形で断熱層16を形成すればよい。
【0091】また、基板温度に耐えられる接着剤をもっ
たポリイミドテープを基板裏面に貼り付けて断熱層16
を形成してもよい。
【0092】また、本実施例の図6のヒーター1は抵抗
発熱体3の数は1であるが、実施例1〜3のように複数
の抵抗発熱体をもつヒーターであっても上記のように断
熱層16を設けて同様の効果が得られる。
【0093】〈実施例5〉(図7) 本実施例は図7のヒーターの縦断面模型図に示すよう
に、温度検出素子6はヒーターホルダ7にネジ止め7a
・7aに取付け保持させてヒーター基板2の裏面に押し
付けさせることによりヒーター1の温度検出を行なわせ
る構造としてある。基板2の裏面には上記の温度検出素
子6が接する面部分を除き、全面的に断熱層16を具備
させてある。この裏面断熱層16の形成方法としては印
刷マスクを基板裏面の温度検出素子接触領域のみ印刷さ
れない構造にし、このマスクで基板裏面に断熱層として
の抵触点ガラス層を印刷し、焼成することにより形成さ
れる。そして、この様に製作したヒーター1をヒーター
ホルダ7に取り付け、次に温度検出素子6をネジ止め7
a・7aする。
【0094】以上のように製作したヒーター1は基板裏
面に設けられた断熱層としてのガラス層16により抵抗
発熱体3で発生した熱がヒーターホルダ7に逃げること
が阻止され、ヒーター1の発熱効率が向上し、省エネル
ギー化が図られる。
【0095】〈実施例6〉本実施例はヒーターの基板裏
面にポリイミドテープを貼り付けることにより断熱層1
6を形成したものである。
【0096】本実施例では上記実施例4や同5と比較し
て、断熱層16を形成するのに特別な装置を必要とせず
同等の効果が得られる。そのため上記実施例4や同5よ
りもコストダウンが可能である。また、その断熱層を形
成する場所もより任意に選べる。更にヒーター基板の裏
面だけでなく側面部にもポリイミドテープを回り込ませ
ることが可能であり、より断熱効果を高くすることが可
能である。
【0097】C.以下の実施例7乃至同11は前記
(6)乃至(8)に記載した構成の加熱ヒーター装置の
実施例であり、前記第3の目的、即ちヒーター1に大電
流を通電してもヒーター1と給電用コネクターとの接続
部の温度上昇をほとんど問題のないレベルまで抑えるこ
とができるようにしたものである。
【0098】〈実施例7〉(図8) 図8において、4Aはヒーター基板2の端部裏面側にA
gペーストをスクリーン印刷でパターン形成して設けた
基板裏面電極であり、ヒーター基板2の端部表面側に設
けた基板表面電極4に対して基板2を中にして対向させ
て形成してある。基板表面電極4と抵抗発熱体3の端部
とは上下にオーバーラップさせて電気的に接続化させて
ある。
【0099】そのオーバーラップ部の抵抗発熱体部分と
基板裏面電極4A、及び基板表面電極4と基板裏面電極
4Aはそれぞれ基板2を貫通させてかつ導電性ペースト
を流し込んだ複数個のスルーホールSを介して電気的に
導通させてある。スルーホールSはセラミック基板2に
レーザで穴を開けてもよいし、セラミック基板2がグリ
ーンシートの状態のときにプレスにより形成してもよ
い。そしてこの形成された穴に導電ペーストを流し込み
基板端部の表示両面側が導通するようにする。このヒー
ター1をヒーターホルダ7に取り付ける。
【0100】このヒーター1とヒーターホルダ7との端
部に給電コネクター11を嵌着するとコネクターコンタ
クト12が基板表面電極4に弾性的に接触する。
【0101】なお、ヒーター1及びヒーターホルダ7の
他端部側、およびこの他端部側に嵌着させる給電コネク
ターも上記と同様の構造にしてある。
【0102】この様に構成された加熱ヒーター装置は、
コネクターコンタクト12から流れてきた電流がスルー
ホールSを介して基板裏面電極4Aを通り再びスルーホ
ールSを介し抵抗発熱体3へ流れるし、表面電極4を伝
わり抵抗発熱体3へ流れる。そのため抵抗発熱体3まで
の電極端子部4の抵抗値は1/2となり、その部分での
発熱量も1/2となり、電極端子部での発熱を抑えるこ
とが可能となった。
【0103】そのため従来のように通電したときにコネ
クターコンタクト12が急速に昇温し、この熱により該
コンタクト12が高温クリープにより劣化することがな
くなり、安定した接続信頼性を得ることが可能となっ
た。
【0104】〈実施例8〉(図9) 本実施例は前記実施例7(図8)のものにおいて、ヒー
ターホルダ7の端部側裏面に透孔7bを具備させて、こ
の透孔7bから基板裏面電極4Aの面の一部を露呈させ
てある。
【0105】また給電コネクター11にはこれをヒータ
ー1とヒーターホルダ7との端部に嵌着したとき、基板
表面電極4に弾性的に接触する第1のコネクターコンタ
クト12と、前記ホルダ裏側の透孔7bに入り込んで基
板裏面電極4Aの面に弾性的に接触する第2のコネクタ
ーコンタクト12Aの2つのコンタクト12・12Aを
具備させてある。
【0106】即ちヒーター1側の電極部と給電コネクタ
ー11側のコンタクトとの接触部を増やした構成とした
ものである。
【0107】本実施例のように接触部を増やすことによ
り、1つの接触部での負荷が減り、接触部の溶着不良の
発生を防ぐことが可能となる。また接触点数が増加する
ことにより、同時に接続不良が発生する可能性も下がる
といった冗長効果もあり接続信頼性が上がる。即ち、接
続数を冗長させれば、1点あたりの通電負荷が減り、ま
た、同時に劣化する確率は低いことから接続信頼性が上
がる。
【0108】〈実施例9〉(図10・図11) 図10において、4Bはヒーター基板2の端部に形成し
た穴2aに焼きばめて具備させた導電体(導電性材料部
分)としての金属板(コバール)である。
【0109】本実施例ではグリーンシート状のセラミッ
ク基板2の端部に図11の(a)のようにプレスで金属
板4Bを嵌め入れるための穴2aを形成する。この穴2
aに表面をAgメッキした金属板4Bをはめ込み基板を
焼成する(図11の(b))。この焼成で基板2が収縮
することにより金属板4Bが基板2の穴2aにしっかり
と焼きばめ状態となって脱落することがなくなる。な
お、この焼きばめの際金属板4Bの角に対応する基板部
分に過度の応力集中で基板が破壊されることがないよう
に金属板4Bは角を面取りし、穴2aもそれに対応させ
た角のない形状にするのがよい。
【0110】上記のように端部に導電体としての金属板
4Bを焼きばめて具備させた基板2の表面に対して従来
と同様の方法により、抵抗発熱体3、電極端子部4、表
面保護層5を形成し(図11の(c)〜(e))、また
基板裏面側には温度検出素子(6)を設けてヒーター1
を得る。このヒーター1をヒーターホルダ7に取付けて
装置に組み込む。
【0111】抵抗発熱体3は、図10、図11の(c)
のように、その端部を上記金属板4Bの面にオーバーラ
ップさせて形成する。
【0112】電極端子部4は、図10、図11の(d)
のように、金属板4Bの全面及び抵抗発熱体3の端部に
オーバーラップさせて形成する。
【0113】以上の構成はヒーターの他端側においても
同様である。
【0114】本実施例では、給電コネクター11を嵌着
して電気的接続させるヒーターの電極端子を形成する導
電体の厚みが焼きばめ金属板4Bにより基板2の厚みま
で増やしたことにより抵抗値は大幅に低下し、電極端子
部4での発熱を下げることが可能となる。そのため従来
のように通電したときにコンタクト12が急速に昇温
し、この熱によりコンタクト12が高温クリープにより
劣化することがなくなり、安定した接続信頼性を得るこ
とが可能となった。即ちヒーター基板をくり貫きその部
分を導電材料で埋めその上に電極部を形成したことによ
り、電極端子部の抵抗値を1/100程度まで下げるこ
とができ、大電流を通電してもほとんど問題ないレベル
まで発熱を抑え、給電コネクターのコネクターコンタク
トとしてのバネ材の劣化を防ぐことが可能となる。
【0115】また、本実施例では金属板4Bそのものを
電極端子部とすることも可能で、そのようにすれば工程
を 1つ削減することも可能で、コストダウンも図ること
ができる。また、コネクター11の接続点を前述実施例
8のように基板裏面側にも採ることによって接続信頼性
をより向上させることができる。
【0116】〈実施例10〉本実施例は前記実施例9に
おいて、金属板4Bの代わりに基板2の穴2aにAgペ
ーストを充填して焼成することでヒーター基板2の端部
に導電体4Bを具備させたものである。
【0117】即ちグリーンシート状の基板の端部に形成
した穴2aにAgペーストを充填し、表面を平坦化させ
て焼成する。このとき基板が収縮することにより脱落す
ることがなくなる。また、その際に過度の応力集中がか
かると基板が破壊されるため穴2aのコーナー部は角の
ない形状にする。その他の構成は実施例9のものと同様
である。
【0118】このようにAgペーストにより導電体4B
を形成具備させる構成にしたことにより、導電体4Bを
金属板で構成する場合におけるような基板の収縮率に対
し金属板の大きさを個別に計算する手間が省けるととも
に、ヒーター使用時の基板と金属板の熱膨張係数差によ
る応力による疲労からの破断等の信頼性低下を防ぐこと
ができる。
【0119】更に従来と同様の材料を用いることができ
るため、よりローコストで製作することが可能である。
その他の効果については実施例9と同等である。
【0120】〈実施例11〉(図12) 本実施例は、上記実施例10で示した方法の一部を変更
したものである。本実施例ではグリーンシート状の第1
の基板21 の端部にプレスにより貫通穴2aを設けた
後、別のグリーンシート状の第2の基板22 を貼り焼成
する。この様にすると、第1の基板21 の貫通穴2aの
底がふさがれてセラミック基板2(21 +22 )の端部
表面に凹部を形成することができる。この凹部にAgペ
ーストを充填して導電体4B′を形成具備させたもので
ある。その他の構成は実施例10のものと同様である。
【0121】本実施例では、貫通穴でなく凹部に導電材
料を充填して導電体4B′を設けて電極端子部を形成す
るため、導電体用のペースト等の流動性の材料を充填し
たときの流れ出しによる電極端子部形成不良が発生する
ことなく安定した製造を行なうことが可能である。ま
た、打ち抜くグリーンシート厚みを調整することによ
り、導電材料の使用量を削減することも可能であるため
ローコスト化が図られる。
【0122】
【発明の効果】以上のように本発明の加熱ヒーター装置
は、ヒーターの非通紙部昇温現象を効果的に防止するこ
とができる、ヒーター基板から外部への熱の逃げを効果
的に抑えて、ヒーターの熱効率を向上させ、昇温スピー
ドのより高速化、省電力化をすることができる、大電流
を通電しても給電コネクターとヒーターの電気的接続部
の温度上昇を問題のないレベルまで抑えることができ、
従って接続の信頼性が向上して大電流をヒーターに安定
して供給することが可能となり装置の高速化等が可能と
なる、等の効果を有するものであり、所期の目的がよく
達成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は実施例1の装置のヒーターの表面側の
一部切欠き平面図 (b)はヒーターの裏面図
【図2】ヒーターの通電制御系の回路ブロック図
【図3】(a)はA4サイズ用紙のときの供給電力波形
図(Aゾーンの発熱量) (b)はA4サイズ用紙のときの供給電力波形図(Aゾ
ーンの発熱量)
【図4】(a)は葉書サイズ用紙(A6)のときの供給
電力波形図(Aゾーンの発熱量) (b)は葉書サイズ用紙(A6)のときの供給電力波形
図(Bゾーンの発熱量)
【図5】(a)は実施例2の装置のヒーターの縦断面図 (b)は第2の抵抗発熱体のパターン図 (c)は第1の抵抗発熱体のパターン図
【図6】(a)は実施例4の装置のヒーターとヒーター
ホルダの横断面模型図 (b)はヒーターの一部切欠き裏面図
【図7】実施例5の装置のヒーターとヒーターホルダの
縦断面図
【図8】実施例7の装置の一方側の給電コネクター部分
の断面図
【図9】実施例8の装置の一方側の給電コネクター部分
の断面図
【図10】実施例9の装置の一方側の給電コネクター部
分の断面図
【図11】(a)乃至(e)はヒーターの製造順序の説
明図
【図12】実施例11の装置の一方側の給電コネクター
部分の断面図
【図13】フィルム加熱方式の加熱装置(加熱ヒーター
装置)の要部の概略構成図(横断面模型図)
【図14】ヒーターの一部切欠き平面図と給電系の回路
ブロック図
【図15】一方側の給電コネクター部分の断面図
【図16】分岐電路を具備させたヒーターの一部切欠き
平面図
【符号の説明】
1 ヒーター 2 ヒーター基板 3 抵抗発熱体 4 電極端子(接続端子) 5 表面保護層 6 温度検出素子(サーミスター等) 7 ヒーターホルダ 8 ヒーター支持部材 9 耐熱性フィルム(定着フィルム) 10 加圧ローラー 11 給電コネクター 12 コネクターコンタクト 3a・3b 第1の抵抗発熱体 3c・3d 第2の抵抗発熱体 4a〜4c 電極端子 50 AC電源 51 ヒーターへの給電回路および温度制御回路 15 絶縁層 16 断熱層

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気絶縁性のヒーター基板と、該基板に
    基板長手方向に配設した抵抗発熱体を基本構成体とし、
    該抵抗発熱体に電力を供給して発熱させるヒーターを含
    む加熱ヒーター装置において、 抵抗発熱体を少なくとも2本以上配設し、該抵抗発熱体
    群の個々の抵抗発熱体の一端側は互いに電気的に接続し
    1つの給電電極端子を設け、他端側は個々の抵抗発熱体
    に給電電極端子を設け、抵抗発熱体群の個々の抵抗発熱
    体の基板長手方向の単位長さ当りの抵抗値を各々異なる
    値としたことを特徴とする加熱ヒーター装置。
  2. 【請求項2】 抵抗発熱体群の個々の抵抗発熱体に同時
    に通電すると、ヒーターの基板長手方向の単位長さ当り
    の発熱量が一様に等しくなることを特徴とする請求項1
    に記載の加熱ヒーター装置。
  3. 【請求項3】 抵抗発熱体群の個々の抵抗発熱体をヒー
    ター基板上に間に絶縁層を介して積層して形成したこと
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の加熱ヒータ
    ー装置。
  4. 【請求項4】 ヒーター基板の抵抗発熱体群配設側とは
    反対面側であって、抵抗発熱体群に対応する位置でかつ
    基板長手方向に単位長さ当りの抵抗値が一定となっつて
    いる位置にヒーターの温度を検出する温度検出素子を少
    なくとも1個以上設けたことを特徴とする請求項1乃至
    同3の何れかに記載の加熱ヒーター装置。
  5. 【請求項5】 電気絶縁性のヒーター基板と、該基板に
    基板長手方向に配設した少なくとも1本以上の抵抗発熱
    体を基本構成体とし、該抵抗発熱体に電力を供給して発
    熱させるヒーターを含む加熱ヒーター装置において、 ヒーター基板の抵抗発熱体を配設した面以外の少なくと
    も1面以上の面の少なくとも1部を、熱伝導率がヒータ
    ー基板よりも低い材質層で被ったことを特徴とする加熱
    ヒーター装置。
  6. 【請求項6】 電気絶縁性のヒーター基板と、該基板に
    基板長手方向に配設した少なくとも1本以上の抵抗発熱
    体を基本構成体とし、該抵抗発熱体に電力を供給して発
    熱させるヒーターを含む加熱ヒーター装置において、 抵抗発熱体に対する給電は、抵抗発熱体端部の給電電極
    端子に機械的に圧接して電気的に接続される給電コネク
    ターによりなされ、少なくとも抵抗発熱体端部にヒータ
    ー基板を貫通し電気的に接続された穴によりヒーター基
    板裏面側に設けられた電極端子によってもなされること
    を特徴とする加熱ヒーター装置。
  7. 【請求項7】 電気絶縁性のヒーター基板と、該基板に
    基板長手方向に配設した少なくとも1本以上の抵抗発熱
    体を基本構成体とし、該抵抗発熱体に電力を供給して発
    熱させるヒーターを含む加熱ヒーター装置において、 抵抗発熱体に対する給電は、抵抗発熱体端部の給電電極
    端子に機械的に圧接して電気的に接続される給電コネク
    ターによりなされ、抵抗発熱体端部の給電電極端子はヒ
    ーター基板を貫通する穴を導電性材料により埋設された
    上に形成されたことを特徴とする加熱ヒーター装置。
  8. 【請求項8】 電気絶縁性のヒーター基板と、該基板に
    基板長手方向に配設した少なくとも1本以上の抵抗発熱
    体を基本構成体とし、該抵抗発熱体に電力を供給して発
    熱させるヒーターを含む加熱ヒーター装置において、 抵抗発熱体に対する給電は、抵抗発熱体端部の給電電極
    端子に機械的に圧接して電気的に接続される給電コネク
    ターによりなされ、抵抗発熱体端部の給電電極端子はヒ
    ーター基板を貫通する穴あるいはヒーター基板に形成さ
    れた凹部を導電性材料により埋設された部分であること
    を特徴とする加熱ヒーター装置。
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