JP3199176B2 - 定着用ヒータ - Google Patents

定着用ヒータ

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JP3199176B2
JP3199176B2 JP09427099A JP9427099A JP3199176B2 JP 3199176 B2 JP3199176 B2 JP 3199176B2 JP 09427099 A JP09427099 A JP 09427099A JP 9427099 A JP9427099 A JP 9427099A JP 3199176 B2 JP3199176 B2 JP 3199176B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば複写機など
の画像形成装置におけるトナーの定着に用いられる定着
用ヒータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複写機、LBP(laser b
eam printer)またはファクシミリ等におい
ては、静電的手段により紙葉類等の記録体に所要の画像
にトナーを付着させて現像した後に、ヒータによってト
ナーを加熱して記録材に定着させる。ここで用いられる
定着用ヒータは、細長い電気絶縁性の基板上に帯状に抵
抗発熱体が形成されたものであって、抵抗発熱体の両端
間に端子を通じて給電を行うことによって抵抗発熱体が
発熱する。
【0003】このような定着用ヒータとして、特開平5
−135849号公報に開示されるものが知られてい
る。この定着用ヒータは、その基板上に温度検知素子
(サーミスタチップ)が実装されており、この温度検知
素子により基板ひいては定着用ヒータ自体の発熱温度を
検出するものである。そして、画像形成装置に組み込ま
れての使用においては、前記の検知信号は画像形成装置
が備える制御部に送出され、制御部によって抵抗発熱体
を所要の温度に発熱させることができるよう検出信号に
基づいて抵抗発熱体への給電の制御を行う。
【0004】上記定着用ヒータは、ヒータ自体に直接に
温度検知素子が設けられているため、定着用ヒータの温
度を非常に精度良く検知できるという利点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の定着用ヒータ
は、画像形成装置への組込作業性を考慮すると、温度検
知素子を定着用ヒータに取り付けた後に制御部と温度検
知素子との電気的接続を行うことが好ましい。そして、
さらに、温度検知素子は通常は非常に小さなチップ状を
なしていることが多いため、温度検知素子の基板への実
装後にこの温度検知素子への結線を行うことは、作業性
が悪い。したがって、例えば回路基板装置に電気部品を
実装するように、温度検知素子に通電をするための通電
体すなわち通電パターンおよび通電端子を基板上に形成
した後にこの通電パターンに電気接続するように温度検
出素子を実装し、この通電端子を用いて制御部との電気
接続をするのが好ましい。
【0006】しかしながら、基板上には、抵抗発熱体や
これに給電を行うための給電端子が設けられており、限
られた大きさの基板上にさらに温度検知素子に通電をす
るための通電パターンや通電端子を配置した場合、様々
な問題が生じる。
【0007】すなわち、細長い定着用ヒータの長手方向
における抵抗発熱体が形成された領域は記録体を加熱摺
動させる部分であるため、この部分から通電のための電
線を引き出すのは困難である。また、定着用ヒータを画
像形成装置に装着した後の各端子への結線の作業性につ
いても考慮する必要がある。なお、抵抗発熱体へ流す電
流は、温度制御回路をできる限り簡単なものとするため
に交流電流を流すのが一般的となっている。また、温度
検知素子には、一般的にサーミスタなどが用いられるた
め直流電流を流すものとなっている。
【0008】本発明は、上記の問題点を解決し得る定着
用ヒータおよび画像形成装置を提供すことを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の定着用
ヒータは、細長い電気絶縁性の基板と、基板の一面に形
成された細長い抵抗発熱体と、抵抗発熱体の一端に電気
的に接続され基板の一面の一端部に形成された給電端子
と、抵抗発熱体の他端に電気的に接続され基板の一端部
に形成された他の給電端子と、抵抗発熱体と熱結合して
基板の他面に形成され一対の電極を有するサーミスタ
と、それぞれの一端がサーミスタの各電極に電気的に接
続され基板の他面に形成された一対の通電パターンと、
一対の通電パターンの他端にそれぞれ電気的に接続され
基板の他端部に形成された一対の通電端子とを具備して
いることを特徴とする。
【0010】本発明の定着用ヒータは、細長い基板の各
端部にそれぞれ一対の給電端子および一対の通電端子を
分けて設けたので、抵抗発熱体へ給電を行うための給電
端子とサーミスタに通電するための通電端子とが基板の
両端に分かれ且一対同士が近接して設けられる。したが
って、結線作業にあたって、給電端子と通電端子とを混
同することが発生しにくくなる。
【0011】また、抵抗発熱体へ給電を行うための一対
の給電端子同士およびサーミスタに通電するための一対
の通電端子同士がそれぞれ近接しているので、各一対の
端子同士をそれぞれ1つのコネクタを用いて電気接続す
ることができ、接続作業が容易となる。
【0012】請求項2に記載の定着用ヒータは、請求項
1に記載の定着用ヒータにおいて、通電端子の少なくと
も一方は基板の一面に形成され、一方の通電パターンの
他端に基板を貫通するスルーホールを介して電気的に接
続されていることを特徴とする。
【0013】本発明の定着用ヒータは、請求項1に記載
の定着用ヒータの作用に加えて次の作用を奏する。すな
わち、通電端子の少なくとも一方は基板の一面に形成さ
れているので、一対の給電端子および一対の通電端子
は、少なくとも一対の一方が基板の一面に設けられてい
るから、この一面が露出するように定着用ヒータを画像
形成装置に装着すれば、装着後に各端子への電気接続を
コネクタを用いて行なう場合に、端子の位置がわかり易
くコネクタの接続が行い易い。また、基板の両端にコネ
クタを装着することになるため、このコネクタで定着用
ヒータと画像形成装置との固定を行えるようにすれば、
定着用ヒータをその両端部において固定でき、その他の
固定手段の一部または全部を省略でき、定着ヒータの画
像形成装置への組込み作業を簡素化できる。
【0014】請求項3に記載の定着用ヒータは、請求項
1または2に記載の定着用ヒータにおいて、サーミスタ
は抵抗発熱体のほぼ真裏に形成されていることを特徴と
する。
【0015】本発明によれば、抵抗発熱体への通電電流
とサーミスタへの通電電流は基板によって遮断されサー
ミスタを流れる温度検知信号への雑音の侵入を防止でき
るとともに、抵抗発熱体とサーミスタとの距離が十分に
小さくサーミスタへ抵抗発熱体の温度を素早く伝えるこ
とができる。
【0016】請求項4に記載の定着用ヒータは、請求項
1ないし3のいずれか一記載の定着用ヒータにおいて、
他の給電端子は基板の他面に形成され、抵抗発熱体の他
端に基板を貫通するスルーホールを介して電気的に接続
されていることを特徴とする。
【0017】本発明によれば、各給電端子は基板の表裏
面にそれぞれ別れて設けられているため、基板平面上に
おける両端子の距離を十分に近付けることができ、最も
好ましくは重ねることができる。したがって、両端子を
1つのコネクタで給電を行う場合であってもこのコネク
タを小型にすることが可能となる。
【0018】請求項5に記載の画像形成装置は、記録体
にトナーを付着させて所要の画像を
【0019】形成する画像形成手段と、請求項1ないし
4のいずれか一記載の定着用ヒータにより、記録材に付
着しているトナーを定着させる定着手段とを具備してい
ることを特徴とする。
【0020】本発明の画像形成装置は、請求項1ないし
4のいずれか一記載の定着用ヒータを備えているため、
請求項1ないし請求項4に記載の定着用ヒータの作用を
奏する。そして、これにより、定着用ヒータの組込み作
業性を高めることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面を参照して説明する。図1は本発明の定着用ヒータの
一実施形態を示す正面図、図2は同じく背面図、図3は
図1におけるA−A線に沿う断面図、図4及び図5は本
発明の定着用ヒータの一実施形態の要部断面図、図6は
同じく要部正面図、図7は図6のB−B線に沿う断面
図、図8はエレクトロマイグレーンョンに関する特性
図、図9は抵抗発熱体の抵抗測定方法に関する説明図で
ある。
【0022】図において、21はアルミナで形成された
細長い平板状の基板で、0.3〜2.0mmの範囲の所
定の厚さを有する。そして基板21の一面上には基板2
1の長手方向に沿って、均等な厚さの抵抗発熱体22が
形成されている。この抵抗発熱体22は、加熱摺動させ
る記録体の幅と同等以上の長さを有して帯状に成形され
ており、例えば銀・パラジウムを主成分として形成さ
れ、所定の抵抗値に設定されている。
【0023】また、基板21の一面には、例えば銀・白
金の導電材料を含み厚さが5〜25μm程度の範囲で形
成されたL字状の給電パターン24と、同じく厚さが5
〜25μm程度の範囲で形成された矩形状の2つの通電
端子26,27が設けられている。
【0024】抵抗発熱体22は、その一端が矩形状に形
成されており、この端部の上面には略同形状の、例えば
銀からなる給電端子28が積層されている。また抵抗発
熱体22の他端には、給電パターン24が重ね合わされ
るように積層されて接続されている。
【0025】給電パターン24の他端部には、基板21
を貫通するように設けられた直径が0.1〜1.0mm
程度のスルーホール29を介して基板21の他面に形成
された給電パターン31の片端部が接続されている。な
お、スルーホール29には、その内面に貫通導電部材3
0が形成されており、この貫通導電部材30によって給
電パターン24と給電パターン31が電気的に接続され
ている。給電パターン31は、例えば銀によって厚さが
5〜25μm程度の範囲で形成され、略L字状をなして
いる。給電パターン31の他端は基板21の他面の一端
つまり給電端子28のほぼ裏側に位置し、矩形状に形成
されている。そして、この一端に抵抗発熱体22に給電
するための他方の給電端子32が積層して形成されてい
る。
【0026】一方、通電端子26,27には、それぞれ
絶縁基板21を貫通するように設けられた直径が0.1
〜1.0mm程度のスルーホール33を介して通電パタ
ーン35,36に電気的に接続されている。スルーホー
ル33の内面には貫通導電部材34が形成されており、
この貫通導電部材34によって通電端子26,27と通
電パターン35,36とが電気的に接続されている。通
電パターン35,36は、例えば銀・パラジウムを主成
分とする導電材料を含んで形成されている。また通電パ
ターン36,37は、それぞれの他端が、基板21の他
面において所定の間隔をもって近接して形成され、これ
らの他端の間にサーミスタ37が取着されている。サー
ミスタ37は図示しない一対の電極を有しており、この
電極がそれぞれ通電パターン36または通電パターン3
7に電気接続されている。
【0027】そして図3に示すように、給電端子28,
32および通電端子26,27を除いた基板21上に
は、抵抗発熱体22、給電パターン24,31および通
電パターン35,36を覆うように、保護層38,39
が形成されている。この保護層38,39は、例えばガ
ラスを主成分とするものであって、厚さは20〜100
μm程度に形成されている。
【0028】ここで、図4および図5に示すように各ス
ルーホール29,33内には、保護層38,39を形成
しているガラス材料が充填され、またスルーホール2
9,33の開口角部の近傍においても、保護層38,3
9が他の部分と同等の厚さに形成されている。これによ
り、保護層38,39の表面はスルーホール29,33
上の部分からその他の部分にかけて略平面状に形成され
ている。
【0029】以上のような定着用ヒータにおいて、保護
層38,39の膜厚が、約40μmとなるように形成
し、抵抗発熱体22、給電パターン24,31および通
電パターン35,36上における保護層38,39の表
面とこれらパターンとの間の電気絶縁耐圧を測定したと
ころ、スルーホール29,33の開口角部の近傍を含
め、全ての部位で2500V以上の値が得られた。な
お、保護層38,39は、膜厚が20μm以上となるよ
うに形成すれば、スルーホール29,33の開口角部の
近傍の膜厚も、若干薄くなるものの十分な絶縁耐圧が得
られる厚さに形成できる。
【0030】なお、保護層を約40μmとなるように形
成し、従来のようにスルーホール内に保護層を形成する
絶縁材料が充填させない場合は、スルーホールの開口角
部の保護層の膜厚が薄いために、他の部位では2500
V以上の電気絶縁耐圧が得られているものの、この部分
での電気絶縁耐圧は700V程度となってしまってい
た。
【0031】このように本実施の形態によれば、スルー
ホール29,33の開口角部の近傍を含め、全ての部位
で保護層38,39の膜厚が安定して十分に厚さを確保
できることとなり、電気絶縁耐圧のばらつきの少ない信
頼性の高い定着用ヒータが得られる。
【0032】図8は横軸に経過時間をとり縦軸に印加電
圧をとったエレクトロマイグレーンョンの特性図であ
る。この図のように、温度80℃、湿度95%の高温多
湿の環境条件において、通電パターン35,36間に5
0Vの電圧を印加した状態の0.6mmの間隔を取った
2点間での電圧を測定したところ、特性曲線Xのように
時間toで電圧を印加し、月単位で見た時間経過後にお
いても0Vと変わらず短絡状態となってしまうことがな
い。このように、通電パターン35,36の表面上に保
護層40が被着されているので、エレクトロマイグレー
ションの発生を防止でき、サーミスタ37のからの温度
検知信号に乱れが生じるのを低減でき、温度制御の信頼
性を高めることができる。
【0033】なお、従来のように通電パターンの表面上
に保護層を被着していない場合には、図8の特性曲線Y
のように時間toで電圧を印加して分単位の短時間が経
過した後の時間t1において、エレクトロマイグレーン
ョンが発生し短絡状態となってしまう。
【0034】なお、上記の実施例では一対の通電パター
ン35,36上に保護層40を被着したが、エレクトロ
マイグレーンョンの発生が想定される部位についてのみ
部分的に保護層40を被着してもよく、また保護層3
8,39はガラスに限るものではない。
【0035】一方、定着用ヒータの発熱温度分布のばら
つきの良否については、次のようにして行う。まず、図
9に示すように、抵抗発熱体22の全長をL、全抵抗値
をRとし、全長Lを4等分して、一方の端子28側の端
部のM点を基準に、L/4の位置をN点、2L/4の位
置をO点、3L/4の位置をP点、4L/4の位置、す
なわち他端部をQ点とする。
【0036】そこで、発熱温度分布のばらつきの良否を
判定する対象の抵抗発熱体22について、一方の端子2
8と各N点、O点、P点、Q点との間の抵抗値R1,R
2,R3,R4をそれぞれ測定する。そして測定された
それぞれの抵抗値R1,R2,R3,R4の平均値Ra
ve及び標準偏差σを算出する。
【0037】次いで、算出された標準偏差σを100分
率で示し、予め設定した発熱温度分布の良否の限度見本
となる抵抗発熱体の検量データから得られた対応する数
値と、100分率で示された標準偏差σとを比較し、限
度内にあるものを良と判定し、それ以外を不良と判断す
る。
【0038】例えばL=300mmとし、R=30Ωと
すると、一方の端子28とM点から75mm離れたN点
での抵抗値、同じくM点から150mm離れたO点での
抵抗値、M点から225mm離れたP点での抵抗値、M
点から300mm離れたQ点での抵抗値についてそれぞ
れ測定し、その標準偏差σ0を求め、これに基づき発熱
温度分布のばらつきの良否を判定する。
【0039】このように、発熱温度分布のばらつきの良
否を判定にするに際し、通電加熱したものの表面温度を
直接測定することなく、測定が簡単に行える抵抗値の測
定によって温度分布のばらつきの良否の判定が、迅速か
つ正確に行える。また予め設定した見本との間での数値
比較で判定が行えるため、容易に測定及び判定の自動化
を実現することができる。
【0040】さらに、抵抗発熱体22の、例えばトリミ
ング時に抵抗測定を実施し、温度分布が所定のものとな
るよう事前に補正を行うことができる。また他の発熱体
の設計に際しても、まず、抵抗値から設計を始めていく
ことができ、容易に発熱体を設計することができる。
【0041】なお、上記によらず抵抗発熱体22の図9
での左半分のMO間の抵抗値RMOと、右半分のOQ間の
抵抗値ROQを測定し、RMOとROQとの差を全体の抵抗値
Rで除し100分率で示した値について、同じく予め設
定した発熱温度分布の良否の限度見本となる抵抗発熱体
の検量データから得られた対応する数値と比較しても同
様の判定を行うことができる。
【0042】本発明は上記の実施の形態のみに限定され
るものではなく、要旨を逸脱しない範囲内で適宜の変更
を許容し得るものである。
【0043】
【発明の効果】請求項1に記載の定着用ヒータによれ
ば、細長い基板の各端部にそれぞれ一対の給電端子およ
び一対の通電端子を分けて設けたので、給電端子と通電
端子とが基板の両端に分かれ且一対同士が近接して設け
られ、結線作業にあたり給電端子と通電端子とを混同す
ることが発生しにくくなる。
【0044】また、一対の給電端子同士および一対の通
電端子同士がそれぞれ近接しているので、各一対の端子
同士をそれぞれ1つのコネクタを用いて電気接続するこ
とができ、接続作業が容易となる。
【0045】請求項2に記載の定着用ヒータによれば、
請求項1に記載の定着用ヒータの効果に加えて次の効果
を有する。すなわち、通電端子の少なくとも一方は基板
の一面に形成されているので、一対の給電端子および一
対の通電端子は、少なくとも一対の一方が基板の一面に
設けられているから、この一面が露出するように定着用
ヒータを画像形成装置に装着すれば、端子の位置がわか
り易く例えばコネクタ等を用いての接続作業が行い易
い。
【0046】また、基板の両端にコネクタを装着するこ
とになるため、このコネクタで定着用ヒータと画像形成
装置との固定を行えるようにすれば、定着用ヒータをそ
の両端部において固定でき、その他の固定手段の一部ま
たは全部を省略でき、定着ヒータの画像形成装置への組
込み作業を簡素化できる。
【0047】請求項3に記載の定着用ヒータによれば、
抵抗発熱体への通電電流とサーミスタへの通電電流は基
板によって遮断されサーミスタを流れる温度検知信号へ
の雑音の侵入を防止できるとともに、抵抗発熱体とサー
ミスタとの距離が十分に小さくサーミスタへ抵抗発熱体
の温度を素早く伝えることができる。
【0048】請求項4に記載の定着用ヒータによれば、
各給電端子は基板の表裏面にそれぞれ別れて設けられて
いるため、基板平面上における両端子の距離を十分に近
付けることができ、最も好ましくは重ねることができ
る。したがって、両端子を1つのコネクタで給電を行う
場合であってもこのコネクタを小型にすることが可能と
なる。
【0049】請求項5に記載の画像形成装置によれば、
請求項1ないし4のいずれか一記載の定着用ヒータを備
えているため、請求項1ないし請求項4に記載の定着用
ヒータの効果を有する。そして、これにより、定着用ヒ
ータの組込み作業性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の定着用ヒータの一実施形態を示す正面
図。
【図2】同じく背面図。
【図3】図1におけるA−A線に沿う断面図。
【図4】本発明の定着用ヒータの一実施形態の要部断面
図。
【図5】同じく他の要部断面図。
【図6】同じく要部正面図。
【図7】図6のB−B線に沿う断面図。
【図8】エレクトロマイグレーンョンに関する特性図。
【図9】抵抗発熱体の抵抗測定方法に関する説明図。
【符号の説明】
21…基板 22…抵抗発熱体 24,31…給電パターン 35,36…通電パターン 28,32…給電端子 26,27…通電端子 29,33…スルーホール 30,34…貫通導電部材 37…サーミスタ 38,39…保護層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−81877(JP,A) 特開 平3−297087(JP,A) 特開 平4−204981(JP,A) 特開 平2−134667(JP,A) 特開 平5−205851(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 13/20 G03G 15/20 H05B 3/02 H05B 3/20 - 3/38

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】細長い電気絶縁性の基板と、基板の一面に
    形成された細長い抵抗発熱体と、抵抗発熱体の一端に電
    気的に接続され基板の一面の一端部に形成された給電端
    子と、抵抗発熱体の他端に電気的に接続され基板の一端
    部に形成された他の給電端子と、抵抗発熱体と熱結合し
    て基板の他面に形成され一対の電極を有するサーミスタ
    と、それぞれの一端がサーミスタの各電極に電気的に接
    続され基板の他面に形成された一対の通電パターンと、
    一対の通電パターンの他端にそれぞれ電気的に接続され
    基板の他端部に形成された一対の通電端子と、を具備し
    ていることを特徴とする定着用ヒータ。
  2. 【請求項2】通電端子の少なくとも一方は基板の一面に
    形成され、一方の通電パターンの他端に基板を貫通する
    スルーホールを介して電気的に接続されていることを特
    徴とする請求項1に記載の定着用ヒータ。
  3. 【請求項3】サーミスタは抵抗発熱体のほぼ真裏に形成
    されていることを特徴とする請求項1または2に記載の
    定着用ヒータ。
  4. 【請求項4】他の給電端子は基板の他面に形成され、抵
    抗発熱体の他端に基板を貫通するスルーホールを介して
    電気的に接続されていることを特徴とする請求項1ない
    し3のいずれか一記載の定着用ヒータ。
  5. 【請求項5】記録体にトナーを付着させて所要の画像を
    形成する画像形成手段と、請求項1ないし4のいずれか
    一記載の定着用ヒータにより、記録材に付着しているト
    ナーを定着させる定着手段と、を具備していることを特
    徴とする画像形成装置。
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JP7167780B2 (ja) * 2019-03-13 2022-11-09 東芝ライテック株式会社 ヒータ、および画像形成装置

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