JPH09325628A - 定着装置用コネクタ - Google Patents

定着装置用コネクタ

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JPH09325628A
JPH09325628A JP8142883A JP14288396A JPH09325628A JP H09325628 A JPH09325628 A JP H09325628A JP 8142883 A JP8142883 A JP 8142883A JP 14288396 A JP14288396 A JP 14288396A JP H09325628 A JPH09325628 A JP H09325628A
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JP
Japan
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fixing device
heater
contact
device connector
connector
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JP8142883A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Takazawa
浩 高澤
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電気的接点の信頼性を高めるとともに、幅と
長さ及び発熱抵抗体が異なる数種類の面状ヒータが存在
する場合においても共通に使用することができる定着装
置用コネクタを提供すること。 【構成】 面状ヒータ11とこれを保持するヒータホル
ダ12の端部に嵌合される定着装置用コネクタ10を、
前記面状ヒータ11の電極接点111及び前記ヒータホ
ルダ12に対して垂直方向に嵌合するよう構成する。本
発明によれば、定着装置用コネクタ10は面状ヒータ1
1の電極接点111及びヒータホルダ12に対して垂直
方向に嵌合されるため、該定着装置用コネクタ10のコ
ンタクト端子102が面状ヒータ11の電極接点111
に到達する前に面状ヒータ11の基板エッジ部に接触し
て該コンタクト端子102のメッキ部材が削れることが
なく、該コンタクト端子102と電極接点111との電
気的な接続に高い信頼性が確保される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トナー熱定着用と
して用いる面状ヒータに電力を供給するための定着装置
用コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】定着装置においてトナー熱定着用として
用いられる面状ヒータに電力を供給するための定着装置
用コネクタの従来例を図8乃至図10に示す。
【0003】即ち、図8は従来例に係る定着装置用コネ
クタを面状ヒータ及びヒータホルダに嵌合させた状態を
示す側面図、図9は同定着装置用コネクタの嵌合部の拡
大側面図、図10は同定着装置用コネクタの斜視図であ
る。
【0004】図8において、11はヒータホルダ32に
保持された面状ヒータであって、該面状ヒータ11は導
電性の高い基板上に、電力を供給するための電極接点1
11(図9参照)、発熱抵抗体、温度検出素子、該温度
検出素子からの出力を認識する電極パターン(何れも不
図示)をそれぞれ厚膜印刷することによって構成されて
いる。
【0005】而して、上記面状ヒータ11とヒータホル
ダ32の端部には定着装置用コネクタ30が嵌合されて
いる。この定着装置用コネクタ30はトナー熱定着用と
して用いられる前記面状ヒータ11に電力を供給するた
めのものであって、これは側面視コの字上に成形された
ハウジング301の上壁301aの内側にコンンタクト
端子302を取り付けて構成されている。尚、コンタク
ト端子302は面状ヒータ11の基板上に厚膜印刷され
た前記電極接点111に接してこれとの電気的導通を司
る端子である。又、図8において、13は外部より定着
装置用コネクタ30に電力を供給するためのコネクタで
ある。
【0006】ところで、定着装置用コネクタ30のハウ
ジング301の下壁301bの外面には係合突起301
b−1が突設されており、定着装置用コネクタ30は面
状ヒータ11及びヒータホルダ32に対して水平方向か
ら嵌合され、そのハウジング301の下壁301bがヒ
ータホルダ32に嵌合してその外面に突設された係合突
起301b−1がヒータホルダ32側に形成された不図
示の係合溝に係合することによって該定着装置用コネク
タ30が面状ヒータ11とヒータホルダ32の端部に保
持され、この状態においてコンタクト端子302は面状
ヒータ11の電極接点111に接触する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の定着装置用コネクタ30は面状ヒータ11の電極接
点111とヒータホルダ32に対して水平方向に嵌合さ
れ、該定着装置用コネクタ30のコンタクト端子302
が面状ヒータ11の電極接点111に到達する前に面状
ヒータ11の基板エッジ部に接触するため、該コンタク
ト端子302のメッキ部材の削れという現象が懸念さ
れ、接点の信頼性を高めることができないという問題が
あった。
【0008】又、定着装置用コネクタ30が面状ヒータ
11とヒータホルダ32に嵌合された後は、外部からコ
ンタクト端子302を確認できる程度の隙間が定着装置
用コネクタ30のハウジング301と面状ヒータ11と
の間に形成されていたため、外部から塵、トナー、紙粉
等がコンタクト端子302部分に入り込み、接触不良を
起こすという現象が懸念され、接点の信頼性を高めるこ
とができないという問題があった。
【0009】更に、定着装置用コネクタ30は面状ヒー
タ11の熱によるヒータホルダ32の熱膨張変位に影響
を受け易く、そのコンタクト端子302は面状ヒータ1
1の電極接点111に追従できなくなることがあり、該
コンタクト端子302のメッキ部材と面状ヒータ11の
電極接点111の削れという現象が懸念され、接点の信
頼性を高めることができないという問題があった。
【0010】又、面状ヒータ11の幅と長さ、発熱抵抗
体の抵抗値により各々熱膨張変位量に差が生じるため、
各々の熱膨張変位量に見合うコンタクト接圧を有する定
着装置用コネクタを作製する必要があった。
【0011】本発明は上記問題及び事情に鑑みてなされ
たもので、その目的とする処は、電気的接点の信頼性を
高めるとともに、幅と長さ及び発熱抵抗体の抵抗値が異
なる数種類の面状ヒータが存在する場合においても共通
に使用することができる定着装置用コネクタを提供する
ことにある。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、面状ヒータに電力を供給す
るためのコネクタであって、前記面状ヒータとこれを保
持するヒータホルダの端部に嵌合される定着装置用コネ
クタを、前記面状ヒータの電極接点及び前記ヒータホル
ダに対して垂直方向に嵌合するよう構成したことを特徴
とする。
【0013】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、定着装置用コネクタをハウジングにコンタ
クト端子を取り付けて構成し、該定着装置用コネクタを
ハウジングと前記ヒータホルダの弾性を利用して前記面
状ヒータとヒータホルダの端部に嵌合することを特徴と
する。
【0014】請求項3記載の発明は、請求項2記載の発
明において、前記ハウジングを下方が開放された門型形
状に成形することを特徴とする。
【0015】請求項4記載の発明は、請求項1,2又は
3記載の発明において、定着装置用コネクタは前記面状
ヒータとヒータホルダの端部に嵌合された後、ヒータホ
ルダに対して水平方向に単独で、且つ、任意に定められ
た距離だけ変位できる構成を有するものとしたことを特
徴とする。
【0016】請求項5記載の発明は、請求項1〜3又は
4記載の発明において、前記ハウジングに前記コンタク
ト端子の接圧を調節するための係合突起を突設したこと
を特徴とする。
【0017】請求項6記載の発明は、請求項5記載の発
明において、前記ハウジングに突設された係合突起を前
記ヒータホルダに設けられた溝部に係止することを特徴
とする。
【0018】従って、請求項1又は2記載の発明によれ
ば、定着装置用コネクタは面状ヒータの電極接点及びヒ
ータホルダに対して垂直方向より嵌合されるため、該定
着装置用コネクタのコンタクト端子が面状ヒータの電極
端子に到達する前に面状ヒータの基板エッジ部に接触し
てコンタクト端子のメッキ部材が削れることがなく、該
コンタクト端子と電極接点との電気的な接続に高い信頼
性が確保される。
【0019】請求項3記載の発明によれば、定着装置用
コネクタのハウジングは下方が開放された門型形状に成
形されているため、これが嵌合された状態においては面
状ヒータに設けられた電極接点が定着用コネクタによっ
て覆い隠され、両者の間に隙間が発生せず、外部からの
塵、トナー、紙粉等の異物が定着用コネクタと面状ヒー
タとの間に混入するのが防がれ、コンタクト端子と電極
接点との接触不良が発生せず、両者の電気的な接続に高
い信頼性が確保される。
【0020】請求項4記載の発明によれば、面状ヒータ
の熱によるヒータホルダの熱膨張に伴って定着装置用コ
ネクタが一体となって変位するのが防がれ、コンタクト
端子と面状ヒータの電極接点は擦れることなく安定した
接触状態が維持される。
【0021】請求項5又は6記載の発明によれば、係合
突起は定着装置用コネクタのコンタクト端子と面状ヒー
タの電極接点との接触における接圧調整の機能も兼ね備
えているため、面状ヒータの基板幅、基板長さ、発熱抵
抗体の抵抗値と熱膨張変位量等に見合った接圧を設定す
ることができ、幅と長さ及び発熱抵抗体の抵抗値が異な
る数種類の面状ヒータが存在する場合においても、当該
定着装置用コンタクトを共通に使用することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。
【0023】<実施の形態1>図1は本発明の実施の形
態1に係る定着装置用コネクタを面状ヒータ及びヒータ
ホルダに嵌合させた状態を示す側面図、図2は同定着装
置用コネクタの嵌合部の拡大側面図、図3は同定着装置
用コネクタの斜視図、図4は定着装置の構成を示す断面
図である。
【0024】先ず、定着装置の概略構成を図4に基づい
て説明すると、同図中、11は面状ヒータ、40は円筒
形状の耐熱フィルム、41は耐熱フィルム40を介して
面状ヒータ11と定着ニップNを形成するための加圧ロ
ーラである。
【0025】而して、定着装置においては、未定着トナ
ー像を担持した記録材Pが定着ニップNで挟持されて搬
送され、面状ヒータ11からの熱が耐熱フィルム40を
介して加えられることによって未定着トナー像が溶融し
て記録材P上に定着される。
【0026】ところで、前記面状ヒータ11は、図1に
示すように、ヒータホルダ12に保持されており、これ
は導電性の高い基板上に、電力を供給するための電極接
点111(図3参照)、発熱抵抗体、温度検出素子、該
温度検出素子からの出力を認識する電極パターン(何れ
も不図示)をそれぞれ厚膜印刷することによって構成さ
れている。
【0027】而して、上記面状ヒータ11とヒータホル
ダ12の端部には本発明に係る定着装置用コネクタ10
が嵌合されている。この定着装置用コネクタ10はトナ
ー熱定着用として用いられる前記面状ヒータ11に電力
を供給するためのものであって、これは下方が開放され
た門型のハウジング101の上壁101aの内側にコン
ンタクト端子102を取り付けて構成されている。尚、
コンタクト端子102は面状ヒータ11の基板上に厚膜
印刷された前記電極接点111に接してこれとの電気的
導通を司る端子である。又、図1において、13は外部
より定着装置用コネクタ10に電力を供給するためのコ
ネクタである。
【0028】ところで、定着装置用コネクタ10のハウ
ジング101の両側壁101bの外面には、上下2段の
係合突起101b−1が平行に突設されており、前記ヒ
ータホルダ12には、図3に示すように、定着装置用コ
ネクタ10のハウジング101の両側壁101bが挿入
嵌合されるべき2つの溝部121が互いに平行に形成さ
れている。ここで、図3に示すように、定着装置用コネ
クタ10のハウジング101の両側壁101bの幅Aは
ヒータホルダ12の溝部121の幅Bよりも狭く(A<
B)設定されている。
【0029】而して、図3に示すように、本発明に係る
定着装置用コネクタ10は面状ヒータ11の電極接点1
11及びヒータホルダ12に対して垂直上方より嵌合さ
れる。即ち、定着装置用コネクタ10のハウジング10
1の両側壁101bはヒータホルダ12に設けられた溝
部121に挿入され、その各外面に突設された前記係合
突起101b−1は溝部121に各々の部材の弾性を利
用して所謂スナップフィットの形態によって係止され
る。
【0030】ところで、係合突起101b−1はコンタ
クト端子102と電極接点111との接触における接圧
調整の機能も兼ね備えており、面状ヒータ11の基板
幅、基板長さ、発熱抵抗体の抵抗値と熱膨張変位量等に
見合った接圧を設定することができる。従って、幅と長
さ及び発熱抵抗体の抵抗値が異なる数種類の面状ヒータ
11が存在する場合においても、当該定着装置用コネク
タ10を共通に使用することができる。
【0031】上述のように本発明に係る定着装置用コネ
クタ10は面状ヒータ11の電極接点111及びヒータ
ホルダ12に対して垂直上方より嵌合されるため、該定
着装置用コネクタ10のコンタクト端子102が面状ヒ
ータ11の電極端子111に到達する前に面状ヒータ1
1の基板エッジ部に接触することがなく、コンタクト端
子102のメッキ部材が削れることがなく、該コンタク
ト端子102と電極接点111との電気的な接続に高い
信頼性が確保される。
【0032】又、定着装置用コネクタ10は下方が開放
された門型形状に成形されているため、これが嵌合され
た状態においては面状ヒータ11に設けられた電極接点
111が定着装置用コネクタ10によって覆い隠され、
両者の間に隙間が発生せず、外部からの塵、トナー、紙
粉等の異物が定着装置用コネクタ10と面状ヒータ11
との間に混入するのが防がれ、コンタクト端子102と
電極接点111との接触不良が発生せず、両者の電気的
な接続に高い信頼性が確保される。
【0033】更に、前述のように、定着装置用コネクタ
10のハウジング101の両側壁101bの幅Aはヒー
タホルダ12の溝部121の幅Bよりも狭く(A<B)
設定されているため、面状ヒータ11の熱によるヒータ
ホルダ12の熱膨張に伴って定着装置用コネクタ10が
一体となって変位するのが防がれ、コンタクト端子10
2と面状ヒータ11の電極接点111は擦れることなく
安定した接触状態が維持される。尚、定着装置用コネク
タ10のハウジング101とヒータホルダ12の材質と
しては、面状ヒータ11の熱膨張及び熱収縮を十分考慮
した弾性率を有するものを選定すべきであることは言う
までもない。
【0034】<実施の形態2>次に、本発明の実施の形
態2を図5乃至図7に基づいて説明する。尚、図5は本
発明の実施の形態2に係る定着装置用コネクタを面状ヒ
ータ及びヒータホルダに嵌合させた状態を示す側面図、
図6は同定着装置用コネクタの斜視図、図7は図5のX
−X線拡大断面図であり、これらの図においては図1乃
至図3において示したと同一要素には同一符号を付して
おり、以下、それらについての説明は省略する。
【0035】本実施の形態と実施の形態1との違いは、
定着装置用コネクタのハウジング形状であり、本実施の
形態に係る定着装置用コネクタ20では係合突起201
b−1をハウジング201の内側に形成している。従っ
て、本実施の形態では、定着装置用コネクタ20のハウ
ジング201の形状に合わせてヒータホルダ22の形状
も変更している。
【0036】而して、本実施の形態に係る定着装置用コ
ネクタ20は下方が開放された門型のハウジング201
の上壁201aの内側にコンンタクト端子202を取り
付けて構成されており、図6に示すように、該定着装置
用コネクタ20も前記実施の形態1の定着装置用コネク
タ10と同様に面状ヒータ11の電極接点111及びヒ
ータホルダ22に対して垂直上方より嵌合される。
【0037】ところで、本実施の形態に係る定着装置用
コネクタ20にあっては、ハウジング201の両側壁2
01bの各内面に上下2段の係合突起201b−1が平
行に突設されており、前記ヒータホルダ22には、図6
に示すように、ハウジング201の両側壁201bが挿
入嵌合されるべき切欠き状の2つの溝部221が互いに
平行に形成されている。ここで、図6に示すように、定
着装置用コネクタ20ハウジング201の両側壁201
bの幅Aはヒータホルダ22の溝部221の幅Bよりも
狭く(A<B)設定されている。
【0038】而して、図6に示すように、本発明に係る
定着装置用コネクタ20も面状ヒータ11の電極接点1
11及びヒータホルダ22に対して垂直上方より嵌合さ
れる。即ち、定着装置用コネクタ20のハウジング20
1の両側壁201bはヒータホルダ22に設けられた溝
部221に沿うように滑り、その各内面に突設された前
記係合突起201b−1は溝部221に各々の部材の弾
性を利用して所謂スナップフィットの形態によって係止
される。
【0039】ところで、係合突起201b−1はコンタ
クト端子202と電極接点111との接触における接圧
調整の機能も兼ね備えており、面状ヒータ11の基板
幅、基板長さ、発熱抵抗体の抵抗値と熱膨張変位量等に
見合った接圧を設定することができる。従って、幅と長
さ及び発熱抵抗体の抵抗値が異なる数種類の面状ヒータ
11が存在する場合においても、当該定着装置用コンタ
クト20を共通に使用することができる。
【0040】上述のように本発明に係る定着装置用コネ
クタ20は面状ヒータ11の電極接点111及びヒータ
ホルダ22に対して垂直上方より嵌合されるため、該定
着装置用コネクタ20のコンタクト端子202が面状ヒ
ータ11の電極端子111に到達する前に面状ヒータ1
1の基板エッジ部に接触することがなく、コンタクト端
子202のメッキ部材が削れることがなく、該コンタク
ト端子202と電極接点111との電気的な接続に高い
信頼性が確保される。
【0041】又、定着装置用コネクタ20は下方が開放
された門型形状に成形されているため、これが嵌合され
た状態においては面状ヒータ11に設けられた電極接点
111が定着用コネクタ20によって覆い隠され、両者
の間に隙間が発生せず、外部からの塵、トナー、紙粉等
の異物が定着用コネクタ20と面状ヒータ11との間に
混入するのが防がれ、コンタクト端子202と電極接点
111との接触不良が発生せず、両者の電気的な接続に
高い信頼性が確保される。
【0042】更に、前述のように、定着装置用コネクタ
20のハウジング201の両側壁201bの幅Aはヒー
タホルダ22の溝部221の幅Bよりも狭く(A<B)
設定されているため、面状ヒータ11の熱によるヒータ
ホルダ22の熱膨張に伴って定着装置用コネクタ20が
一体となって変位するのが防がれ、コンタクト端子20
2と面状ヒータ11の電極接点111は擦れることなく
安定した接触状態が維持される。尚、定着装置用コネク
タ20のハウジング201とヒータホルダ22の材質と
しては、面状ヒータ11の熱膨張及び熱収縮を十分考慮
した弾性率を有するものを選定すべきであることは前記
実施の形態1と同様である。
【0043】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、請求項1
又は2記載の発明によれば、定着装置用コネクタは面状
ヒータの電極接点及びヒータホルダに対して垂直方向よ
り嵌合されるため、該定着装置用コネクタのコンタクト
端子が面状ヒータの電極端子に到達する前に面状ヒータ
の基板エッジ部に接触してコンタクト端子のメッキ部材
が削れることがなく、該コンタクト端子と電極接点との
電気的な接続に高い信頼性が確保されるという効果が得
られる。
【0044】請求項3記載の発明によれば、定着装置用
コネクタのハウジングは下方が開放された門型形状に成
形されているため、これが嵌合された状態においては面
状ヒータに設けられた電極接点が定着用コネクタによっ
て覆い隠され、両者の間に隙間が発生せず、外部からの
塵、トナー、紙粉等の異物が定着用コネクタと面状ヒー
タとの間に混入するのが防がれ、コンタクト端子と電極
接点との接触不良が発生せず、両者の電気的な接続に高
い信頼性が確保されるという効果が得られる。
【0045】請求項4記載の発明によれば、面状ヒータ
の熱によるヒータホルダの熱膨張に伴って定着装置用コ
ネクタが一体となって変位するのが防がれ、コンタクト
端子と面状ヒータの電極接点は擦れることなく安定した
接触状態が維持されるという効果が得られる。
【0046】請求項5又は6記載の発明によれば、係合
突起は定着装置用コネクタのコンタクト端子と面状ヒー
タの電極接点との接触における接圧調整の機能も兼ね備
えているため、面状ヒータの基板幅、基板長さ、発熱抵
抗体の抵抗値と熱膨張変位量等に見合った接圧を設定す
ることができ、幅と長さ及び発熱抵抗体の抵抗値が異な
る数種類の面状ヒータが存在する場合においても、当該
定着装置用コンタクトを共通に使用することができると
いう効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る定着装置用コネク
タを面状ヒータ及びヒータホルダに嵌合させた状態を示
す側面図である。
【図2】本発明の実施の形態1に係る定着装置用コネク
タの嵌合部の拡大側面図である。
【図3】本発明の実施の形態1に係る定着装置用コネク
タの斜視図である。
【図4】定着装置の構成を示す断面図である。
【図5】本発明の実施の形態2に係る定着装置用コネク
タを面状ヒータ及びヒータホルダに嵌合させた状態を示
す側面図である。
【図6】本発明の実施の形態2に係る定着装置用コネク
タの斜視図である。
【図7】図5のX−X線拡大断面図である。
【図8】従来の定着装置用コネクタを面状ヒータ及びヒ
ータホルダに嵌合させた状態を示す側面図である。
【図9】従来の定着装置用コネクタの嵌合部の拡大側面
図である。
【図10】従来の定着用コネクタの斜視図である。
【符号の説明】
10,20 定着装置用コネクタ 11 面状ヒータ 12,22 ヒータホルダ 13 コネクタ 101,201 ハウジング 101b−1,201b−1 係合突起 111 電極接点 102,202 コンタクト端子

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 面状ヒータに電力を供給するためのコネ
    クタであって、前記面状ヒータとこれを保持するヒータ
    ホルダの端部に嵌合される定着装置用コネクタにおい
    て、 前記面状ヒータの電極接点及び前記ヒータホルダに対し
    て垂直方向に嵌合される構成を有することを特徴とする
    定着装置用コネクタ。
  2. 【請求項2】 ハウジングにコンタクト端子を取り付け
    て構成され、ハウジングと前記ヒータホルダの弾性を利
    用して前記面状ヒータとヒータホルダの端部に嵌合され
    ることを特徴とする請求項1記載の定着装置用コネク
    タ。
  3. 【請求項3】 前記ハウジングは下方が開放された門型
    形状に成形されることを特徴とする請求項2記載の定着
    装置用コネクタ。
  4. 【請求項4】 前記面状ヒータとヒータホルダの端部に
    嵌合された後、ヒータホルダに対して水平方向に単独
    で、且つ、任意に定められた距離だけ変位できる構成を
    有していることを特徴とする請求項1,2又は3記載の
    定着装置用コネクタ。
  5. 【請求項5】 前記ハウジングに前記コンタクト端子の
    接圧を調節するための係合突起を突設したことを特徴と
    する請求項1〜3又は4記載の定着装置用コネクタ。
  6. 【請求項6】 前記ハウジングに突設された係合突起は
    前記ヒータホルダに設けられた溝部に係止されることを
    特徴とする請求項5記載の定着装置用コネクタ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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