JPH0744039A - 平面ヒータ - Google Patents
平面ヒータInfo
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- JPH0744039A JPH0744039A JP18512293A JP18512293A JPH0744039A JP H0744039 A JPH0744039 A JP H0744039A JP 18512293 A JP18512293 A JP 18512293A JP 18512293 A JP18512293 A JP 18512293A JP H0744039 A JPH0744039 A JP H0744039A
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- JP
- Japan
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- heating element
- resistance heating
- substrate
- temperature
- auxiliary heating
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- Fixing For Electrophotography (AREA)
- Resistance Heating (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 基板の表面に突起物を設けることなく、抵抗
発熱体の温度変化に対応した温度を検知できる平面ヒー
タを提供する。 【構成】 平面ヒータ11を動作させるに際しては、抵抗
発熱体13および補助発熱体19に温度上昇に相関関係を持
たせるように電力を供給し、抵抗発熱体13および補助発
熱体19の双方を発熱させる。補助発熱体13の温度上昇を
チップサーミスタ20で検知して制御回路に出力し、この
温度が所定値以上の場合には制御回路で抵抗発熱体13お
よび補助発熱体19への電力供給量を制御する。 【効果】 抵抗発熱体13の温度上昇に対応する補助発熱
体19の温度をチップサーミスタで検知することにより、
抵抗発熱体13の瞬時の温度に対応した精度の高い制御が
できる。基板12の表面上には突起物がないので、コピー
紙Pに悪影響を与えない。
発熱体の温度変化に対応した温度を検知できる平面ヒー
タを提供する。 【構成】 平面ヒータ11を動作させるに際しては、抵抗
発熱体13および補助発熱体19に温度上昇に相関関係を持
たせるように電力を供給し、抵抗発熱体13および補助発
熱体19の双方を発熱させる。補助発熱体13の温度上昇を
チップサーミスタ20で検知して制御回路に出力し、この
温度が所定値以上の場合には制御回路で抵抗発熱体13お
よび補助発熱体19への電力供給量を制御する。 【効果】 抵抗発熱体13の温度上昇に対応する補助発熱
体19の温度をチップサーミスタで検知することにより、
抵抗発熱体13の瞬時の温度に対応した精度の高い制御が
できる。基板12の表面上には突起物がないので、コピー
紙Pに悪影響を与えない。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トナーなどの被定着物
を加熱する平面ヒータに関する。
を加熱する平面ヒータに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、複写機やファクシミリ装置など
のオフィスオートメーション機器では、トナー像を形成
したコピー紙を加熱し、平面ヒータ1による加熱により
トナーをコピー紙に溶着させて、トナー像を定着させて
いる。
のオフィスオートメーション機器では、トナー像を形成
したコピー紙を加熱し、平面ヒータ1による加熱により
トナーをコピー紙に溶着させて、トナー像を定着させて
いる。
【0003】そして、この平面ヒータ1は、たとえば図
8に示すように、絶縁性の長形平板の基板2上に、この
基板2の長手方向に沿って抵抗発熱体3が形成されてい
る。
8に示すように、絶縁性の長形平板の基板2上に、この
基板2の長手方向に沿って抵抗発熱体3が形成されてい
る。
【0004】一方、基板2の背面には、抵抗発熱体3に
電気的に接続された導体4a,4bが配設され、これら導体
4a,4bには、チップサーミスタ5の電極5a,5bが導電性
の接着剤6にて面接触で取り付けられている。また、導
体4a,4bは抵抗発熱体3への電力を制御する図示しない
制御回路に接続されている。
電気的に接続された導体4a,4bが配設され、これら導体
4a,4bには、チップサーミスタ5の電極5a,5bが導電性
の接着剤6にて面接触で取り付けられている。また、導
体4a,4bは抵抗発熱体3への電力を制御する図示しない
制御回路に接続されている。
【0005】そして、抵抗発熱体3に電力が供給され、
抵抗発熱体3を加熱する。抵抗発熱体3が加熱される
と、基板2、および、基板2とチップサーミスタ5との
間隙を介してチップサーミスタ5が加熱され、チップサ
ーミスタ5が加熱されることによりチップサーミスタ5
の抵抗値が変化して、制御回路への信号出力が変化す
る。そして、制御回路により抵抗発熱体3への電力供給
量を低下させ、抵抗発熱体3の温度を所定値以下に設定
している。
抵抗発熱体3を加熱する。抵抗発熱体3が加熱される
と、基板2、および、基板2とチップサーミスタ5との
間隙を介してチップサーミスタ5が加熱され、チップサ
ーミスタ5が加熱されることによりチップサーミスタ5
の抵抗値が変化して、制御回路への信号出力が変化す
る。そして、制御回路により抵抗発熱体3への電力供給
量を低下させ、抵抗発熱体3の温度を所定値以下に設定
している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記図
8に示す従来の平面ヒータ1は、抵抗発熱体3の温度を
基板2、および、基板2とチップサーミスタ5との間隙
を介してチップサーミスタ5に伝導されるため、抵抗発
熱体3の温度変化よりチップサーミスタ5の温度変化は
遅れる問題を有している。
8に示す従来の平面ヒータ1は、抵抗発熱体3の温度を
基板2、および、基板2とチップサーミスタ5との間隙
を介してチップサーミスタ5に伝導されるため、抵抗発
熱体3の温度変化よりチップサーミスタ5の温度変化は
遅れる問題を有している。
【0007】また、抵抗発熱体には、たとえばコピー紙
が直接接触するので、チップサーミスタなどの突起物を
基板の表面の抵抗発熱体には接触させて設けることがで
きない。
が直接接触するので、チップサーミスタなどの突起物を
基板の表面の抵抗発熱体には接触させて設けることがで
きない。
【0008】本発明は、上記問題点に鑑みなされたもの
で、基板の表面に突起物を設けることなく、抵抗発熱体
の温度変化に対応した温度を検知できる平面ヒータを提
供することを目的とする。
で、基板の表面に突起物を設けることなく、抵抗発熱体
の温度変化に対応した温度を検知できる平面ヒータを提
供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の平面ヒー
タは、絶縁性の基板と、この基板の表面上に形成された
抵抗発熱体と、前記基板の背面側に設けられ前記抵抗発
熱体に相関して発熱する補助発熱体と、前記基板の背面
側に設けられ前記補助発熱体の温度を検知する温度検知
素子とを具備したものである。
タは、絶縁性の基板と、この基板の表面上に形成された
抵抗発熱体と、前記基板の背面側に設けられ前記抵抗発
熱体に相関して発熱する補助発熱体と、前記基板の背面
側に設けられ前記補助発熱体の温度を検知する温度検知
素子とを具備したものである。
【0010】請求項2記載の平面ヒータは、絶縁性の基
板と、この基板の表面上に形成された抵抗発熱体と、前
記基板のこの抵抗発熱体に対応する部分の背面側に形成
された凹部と、この凹部に設けられ温度を検知する温度
検知素子とを具備したものである。
板と、この基板の表面上に形成された抵抗発熱体と、前
記基板のこの抵抗発熱体に対応する部分の背面側に形成
された凹部と、この凹部に設けられ温度を検知する温度
検知素子とを具備したものである。
【0011】請求項3記載の平面ヒータは、絶縁性の基
板と、この基板の表面上に形成された抵抗発熱体と、前
記基板の前記抵抗発熱体側から背面側に亙って設けられ
た貫通孔と、この貫通孔の内部に設けられ前記基板より
熱導電率の高い挿入体と、前記基板のこの挿入体の背面
側に設けられ温度を検知する温度検知素子とを具備した
ものである。
板と、この基板の表面上に形成された抵抗発熱体と、前
記基板の前記抵抗発熱体側から背面側に亙って設けられ
た貫通孔と、この貫通孔の内部に設けられ前記基板より
熱導電率の高い挿入体と、前記基板のこの挿入体の背面
側に設けられ温度を検知する温度検知素子とを具備した
ものである。
【0012】請求項4記載の平面ヒータは、請求項3記
載の平面ヒータにおいて、挿入体は導電体で、この挿入
体と抵抗発熱体との間に絶縁体を介挿させたものであ
る。
載の平面ヒータにおいて、挿入体は導電体で、この挿入
体と抵抗発熱体との間に絶縁体を介挿させたものであ
る。
【0013】
【作用】請求項1記載の平面ヒータは、基板の表面上に
形成された抵抗発熱体に相関して発熱する補助発熱体を
基板の背面側に設け、この補助発熱体の温度を温度検知
素子で検知するため、基板の表面に温度検知素子を設け
ることなく、補助発熱体の温度変化により、抵抗発熱体
の温度変化を時間的に遅れることなく検知できる。
形成された抵抗発熱体に相関して発熱する補助発熱体を
基板の背面側に設け、この補助発熱体の温度を温度検知
素子で検知するため、基板の表面に温度検知素子を設け
ることなく、補助発熱体の温度変化により、抵抗発熱体
の温度変化を時間的に遅れることなく検知できる。
【0014】請求項2記載の平面ヒータは、基板の表面
の抵抗発熱体に対応する部分の背面側に形成された凹部
に温度検知素子を設けたことにより、基板の厚さが薄く
なるため、抵抗発熱体の温度変化を時間的に遅れること
なく検知できる。
の抵抗発熱体に対応する部分の背面側に形成された凹部
に温度検知素子を設けたことにより、基板の厚さが薄く
なるため、抵抗発熱体の温度変化を時間的に遅れること
なく検知できる。
【0015】請求項3記載の平面ヒータは、基板の表面
上に形成された抵抗発熱体の背面側に亙って形成された
貫通孔に、熱導電率の高い挿入体を内部に設け、この挿
入体を温度検知素子出検知するため、抵抗発熱体の温度
変化を時間的に遅れることなく検知できる。
上に形成された抵抗発熱体の背面側に亙って形成された
貫通孔に、熱導電率の高い挿入体を内部に設け、この挿
入体を温度検知素子出検知するため、抵抗発熱体の温度
変化を時間的に遅れることなく検知できる。
【0016】請求項4記載の平面ヒータは、請求項3記
載の平面ヒータにおいて、挿入体を導電体とし、挿入体
と抵抗発熱体との間に絶縁体を介挿させたため、確実に
絶縁した状態で、抵抗発熱体の温度変化を時間的に遅れ
ることなく検知できる。
載の平面ヒータにおいて、挿入体を導電体とし、挿入体
と抵抗発熱体との間に絶縁体を介挿させたため、確実に
絶縁した状態で、抵抗発熱体の温度変化を時間的に遅れ
ることなく検知できる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の一実施例の定着装置を図面を
参照して説明する。
参照して説明する。
【0018】まず、平面ヒータ11は、図1に示すよう
に、耐熱性を有するたとえばアルミナセラミックス(A
l2 O3 )製の大きさ約270mm×7mm×1mmの長形平
板の基板12上に、この基板12の長手方向に沿って通電性
のペースト材料である銀パラジウム合金(Ag/Pd)
あるいは銀パラジウムに酸化ルテニウムを加えた合金
(Ag/Pd+RuO2 )の抵抗発熱体13が厚膜ペース
トを帯状に厚膜印刷することにより約10μmの厚さで
形成されている。そして、抵抗発熱体13の両端には、こ
の抵抗発熱体13より幅広の電極部が形成されており、こ
れら電極部は発熱しない。また、これら電極部の表面に
は、図3に示すように、発熱抵抗体13より接触電気抵抗
を小さくするための銀(Ag)、金(Au)またはプラ
チナ(Pt)などの金属ペーストを印刷塗布、焼成して
電極14,14を約10μmの厚さで形成している。なお、
合金のパラジウムが抵抗成分となり、このパラジウムの
含有比率によって抵抗値が調節され、たとえば34Ωに
抵抗値を設定し、100Vの電圧を印加することにより
3Aの電流を供給して、300Wの発熱量を得ている。
に、耐熱性を有するたとえばアルミナセラミックス(A
l2 O3 )製の大きさ約270mm×7mm×1mmの長形平
板の基板12上に、この基板12の長手方向に沿って通電性
のペースト材料である銀パラジウム合金(Ag/Pd)
あるいは銀パラジウムに酸化ルテニウムを加えた合金
(Ag/Pd+RuO2 )の抵抗発熱体13が厚膜ペース
トを帯状に厚膜印刷することにより約10μmの厚さで
形成されている。そして、抵抗発熱体13の両端には、こ
の抵抗発熱体13より幅広の電極部が形成されており、こ
れら電極部は発熱しない。また、これら電極部の表面に
は、図3に示すように、発熱抵抗体13より接触電気抵抗
を小さくするための銀(Ag)、金(Au)またはプラ
チナ(Pt)などの金属ペーストを印刷塗布、焼成して
電極14,14を約10μmの厚さで形成している。なお、
合金のパラジウムが抵抗成分となり、このパラジウムの
含有比率によって抵抗値が調節され、たとえば34Ωに
抵抗値を設定し、100Vの電圧を印加することにより
3Aの電流を供給して、300Wの発熱量を得ている。
【0019】また、この抵抗発熱体13の表面は、図3お
よび図4に示すように、電気絶縁性の高いほう珪酸ガラ
スを主成分としたガラス質の絶縁体層15が、厚膜ペース
トを帯状に印刷塗布、焼成することにより、幅w、厚さ
約10μmで被覆形成されている。そして、この絶縁体
層15は、たとえば35μmの厚さの場合に、耐電圧直流
2000Vである。なお、この絶縁体層15は、電極14上
は被膜しない。
よび図4に示すように、電気絶縁性の高いほう珪酸ガラ
スを主成分としたガラス質の絶縁体層15が、厚膜ペース
トを帯状に印刷塗布、焼成することにより、幅w、厚さ
約10μmで被覆形成されている。そして、この絶縁体
層15は、たとえば35μmの厚さの場合に、耐電圧直流
2000Vである。なお、この絶縁体層15は、電極14上
は被膜しない。
【0020】さらに、この絶縁体層15の表面には、この
絶縁体層15の幅方向および長さ方向の全体を覆うように
電極14の近傍まで、磨耗および複写紙であるコピー紙P
との摩擦を軽減させる滑らかさの高い酸化鉛の多い鉛ガ
ラスを主成分としたガラス質のオーバコート層16が、厚
膜ペーストを帯状に印刷塗布、焼成することにより、幅
W、厚さ約10μmで被覆形成されている。そして、こ
のオーバコート層16は、たとえば35μmの厚さの場合
に、耐電圧直流1000V〜1500V程度であるが、
表面滑らかさは0.02μm以下に小さくできる。
絶縁体層15の幅方向および長さ方向の全体を覆うように
電極14の近傍まで、磨耗および複写紙であるコピー紙P
との摩擦を軽減させる滑らかさの高い酸化鉛の多い鉛ガ
ラスを主成分としたガラス質のオーバコート層16が、厚
膜ペーストを帯状に印刷塗布、焼成することにより、幅
W、厚さ約10μmで被覆形成されている。そして、こ
のオーバコート層16は、たとえば35μmの厚さの場合
に、耐電圧直流1000V〜1500V程度であるが、
表面滑らかさは0.02μm以下に小さくできる。
【0021】また、基板12の背面側には、図2に示すよ
うに、銀(Ag)、金(Au)またはプラチナ(Pt)
などの金属ペーストを印刷塗布、焼成して、ほぼ抵抗発
熱体13の背面に対応する位置に、中間の対抗する部分に
間隙を有する導体16a ,16bを約10μmの厚さで形成
している。さらに、この抵抗発熱体13の対向する部分は
導体16a ,16b より幅広の電極17a ,17b が形成されて
いる。
うに、銀(Ag)、金(Au)またはプラチナ(Pt)
などの金属ペーストを印刷塗布、焼成して、ほぼ抵抗発
熱体13の背面に対応する位置に、中間の対抗する部分に
間隙を有する導体16a ,16bを約10μmの厚さで形成
している。さらに、この抵抗発熱体13の対向する部分は
導体16a ,16b より幅広の電極17a ,17b が形成されて
いる。
【0022】そして、銀(Ag)、金(Au)またはプ
ラチナ(Pt)などの金属ペーストを印刷塗布、焼成し
て、導体16b の両側にこの導体16b に間隙を介して、導
体18a ,18b を約10μmの厚さで形成している。ま
た、これら導体18a ,18b の先端間には、電極17a ,17
b 間の間隙に位置して、通電性のペースト材料である銀
パラジウム合金(Ag/Pd)あるいは銀パラジウムに
酸化ルテニウムを加えた合金(Ag/Pd+RuO2 )
の抵抗発熱体13と相関関係を有して発熱する補助発熱体
19が厚膜ペーストを厚膜印刷することにより約10μm
の厚さで形成されている。なお、補助発熱体19を接続し
た導体18a ,18b および抵抗発熱体13は、図示しない制
御回路に対して直列あるいは並列に接続され、互いに対
応する電力が供給されるようになっている。
ラチナ(Pt)などの金属ペーストを印刷塗布、焼成し
て、導体16b の両側にこの導体16b に間隙を介して、導
体18a ,18b を約10μmの厚さで形成している。ま
た、これら導体18a ,18b の先端間には、電極17a ,17
b 間の間隙に位置して、通電性のペースト材料である銀
パラジウム合金(Ag/Pd)あるいは銀パラジウムに
酸化ルテニウムを加えた合金(Ag/Pd+RuO2 )
の抵抗発熱体13と相関関係を有して発熱する補助発熱体
19が厚膜ペーストを厚膜印刷することにより約10μm
の厚さで形成されている。なお、補助発熱体19を接続し
た導体18a ,18b および抵抗発熱体13は、図示しない制
御回路に対して直列あるいは並列に接続され、互いに対
応する電力が供給されるようになっている。
【0023】さらに、導体16a ,16b の電極17a ,17b
には、温度検知素子としてのチップサーミスタ20の電極
20a ,20b が銀系あるいは銀パラジウム系のエポキシ接
着剤などの導電性の接着剤21にて面接触で取り付けられ
ている。なお、導体16a ,16b は、抵抗発熱体13および
補助発熱体19への電力を制御する図示しない制御回路に
接続されている。また、チップサーミスタ20は補助発熱
体19と交差しているが、間隙を介している。
には、温度検知素子としてのチップサーミスタ20の電極
20a ,20b が銀系あるいは銀パラジウム系のエポキシ接
着剤などの導電性の接着剤21にて面接触で取り付けられ
ている。なお、導体16a ,16b は、抵抗発熱体13および
補助発熱体19への電力を制御する図示しない制御回路に
接続されている。また、チップサーミスタ20は補助発熱
体19と交差しているが、間隙を介している。
【0024】なお、チップサーミスタ20と補助発熱体19
との間には絶縁体34を介在させてもよく、また両者接触
させてもよい。
との間には絶縁体34を介在させてもよく、また両者接触
させてもよい。
【0025】一方、定着ローラ22は、平面ヒータ11の長
手方向に沿って回転軸23を有する加圧ローラ24の周方向
の表面に、緩衝材25および耐熱弾性材料26が積層され、
耐熱弾性材料26の表面は加圧面が形成されている。
手方向に沿って回転軸23を有する加圧ローラ24の周方向
の表面に、緩衝材25および耐熱弾性材料26が積層され、
耐熱弾性材料26の表面は加圧面が形成されている。
【0026】次に、上記実施例の動作について説明す
る。
る。
【0027】まず、平面ヒータ11と定着ローラ22との間
に、トナーTを平面ヒータ11に対向させたコピー紙Pを
挿入し、コピー紙Pを平面ヒータ1のオーバコート層16
の表面に弾接させて滑りながら搬送させ、トナーTを平
面ヒータ11でコピー紙Pに溶着させ、トナー像をコピー
紙Pに定着させている。
に、トナーTを平面ヒータ11に対向させたコピー紙Pを
挿入し、コピー紙Pを平面ヒータ1のオーバコート層16
の表面に弾接させて滑りながら搬送させ、トナーTを平
面ヒータ11でコピー紙Pに溶着させ、トナー像をコピー
紙Pに定着させている。
【0028】また、平面ヒータ11を動作させるに際して
は、抵抗発熱体13および補助発熱体19に温度上昇に相関
関係を持たせるように電力を供給し、抵抗発熱体13およ
び補助発熱体19の双方を発熱させる。
は、抵抗発熱体13および補助発熱体19に温度上昇に相関
関係を持たせるように電力を供給し、抵抗発熱体13およ
び補助発熱体19の双方を発熱させる。
【0029】そして、補助発熱体13の温度上昇をチップ
サーミスタ20で検知して制御回路に出力し、この温度が
所定値以上の場合には制御回路で、抵抗発熱体13および
補助発熱体19への電力供給量を制御する。
サーミスタ20で検知して制御回路に出力し、この温度が
所定値以上の場合には制御回路で、抵抗発熱体13および
補助発熱体19への電力供給量を制御する。
【0030】このように、抵抗発熱体13の温度上昇に対
応する補助発熱体19の温度をチップサーミスタ20で検知
することにより、抵抗発熱体13が設けられた基板12の表
面上には突起物を設けることなく、見掛上抵抗発熱体13
との熱的結合が大きくなるので、抵抗発熱体13の瞬時の
温度に対応した制御を行なえるので、コピー紙Pに悪影
響を与えることなく精度の高い制御を行なうことができ
る。
応する補助発熱体19の温度をチップサーミスタ20で検知
することにより、抵抗発熱体13が設けられた基板12の表
面上には突起物を設けることなく、見掛上抵抗発熱体13
との熱的結合が大きくなるので、抵抗発熱体13の瞬時の
温度に対応した制御を行なえるので、コピー紙Pに悪影
響を与えることなく精度の高い制御を行なうことができ
る。
【0031】次に、他の実施例を図5および図6を参照
して説明する。
して説明する。
【0032】この実施例では、抵抗発熱体13に対応する
基板12の背面に凹部31を形成し、この凹部31間で導体16
a ,16a を延設し、この凹部31内にチップサーミスタ20
を装着したものである。
基板12の背面に凹部31を形成し、この凹部31間で導体16
a ,16a を延設し、この凹部31内にチップサーミスタ20
を装着したものである。
【0033】そして、凹部31の形成に際しては、基板12
を焼成する前のグリーンシート時にプレスや研削して形
成する。また、導体16a の形成に際しては、スクリーン
印刷法による滲み、タンポン印刷あるいはディスペンサ
により行なう。さらに、接着剤21の塗布も、同様に、タ
ンポン印刷あるいはディスペンサにより行なう。
を焼成する前のグリーンシート時にプレスや研削して形
成する。また、導体16a の形成に際しては、スクリーン
印刷法による滲み、タンポン印刷あるいはディスペンサ
により行なう。さらに、接着剤21の塗布も、同様に、タ
ンポン印刷あるいはディスペンサにより行なう。
【0034】このように、基板12に凹部31を形成してこ
の凹部31内に設けたチップサーミスタ20で温度を検知す
ることにより、抵抗発熱体13およびチップサーミスタ20
間の基板12の厚さが薄くなり、抵抗発熱体13が設けられ
た基板12の表面上には突起物を設けることなく、抵抗発
熱体13とチップサーミスタ20との熱的結合が大きくなる
ので、抵抗発熱体13の瞬時の温度に対応した制御を行な
えるので、コピー紙Pに悪影響を与えることなく精度の
高い制御を行なうことができる。また、基板12の背面側
の突出量も小さくすることができる。
の凹部31内に設けたチップサーミスタ20で温度を検知す
ることにより、抵抗発熱体13およびチップサーミスタ20
間の基板12の厚さが薄くなり、抵抗発熱体13が設けられ
た基板12の表面上には突起物を設けることなく、抵抗発
熱体13とチップサーミスタ20との熱的結合が大きくなる
ので、抵抗発熱体13の瞬時の温度に対応した制御を行な
えるので、コピー紙Pに悪影響を与えることなく精度の
高い制御を行なうことができる。また、基板12の背面側
の突出量も小さくすることができる。
【0035】さらに、他の実施例を図7を参照して説明
する。
する。
【0036】この実施例では、抵抗発熱体13に対応する
基板12の上面と背面側との間を貫通する貫通孔32を穿設
し、この貫通孔32内に窒化アルミニウム(AlN)ある
いは導電体などの熱伝導率の高い挿入体33を充填し、こ
の挿入体33に対向してチップサーミスタ20を装着したも
のである。また、挿入体33と抵抗発熱体13との間に、抵
抗発熱体13とチップサーミスタ20との間の耐絶縁性を向
上させる絶縁体34を介挿する。
基板12の上面と背面側との間を貫通する貫通孔32を穿設
し、この貫通孔32内に窒化アルミニウム(AlN)ある
いは導電体などの熱伝導率の高い挿入体33を充填し、こ
の挿入体33に対向してチップサーミスタ20を装着したも
のである。また、挿入体33と抵抗発熱体13との間に、抵
抗発熱体13とチップサーミスタ20との間の耐絶縁性を向
上させる絶縁体34を介挿する。
【0037】このように、基板12に貫通孔32を形成して
この貫通孔32に挿入体33を挿入し、この挿入体33に対向
したチップサーミスタ20で温度を検知することにより、
基板12より挿入体33のほうが熱伝導率が高いので、抵抗
発熱体13が設けられた基板12の表面上には突起物を設け
ることなく、抵抗発熱体13とチップサーミスタ20との熱
的結合が大きくなるので、抵抗発熱体13の瞬時の温度に
対応した制御を行なえるので、コピー紙Pに悪影響を与
えることなく精度の高い制御を行なうことができる。
この貫通孔32に挿入体33を挿入し、この挿入体33に対向
したチップサーミスタ20で温度を検知することにより、
基板12より挿入体33のほうが熱伝導率が高いので、抵抗
発熱体13が設けられた基板12の表面上には突起物を設け
ることなく、抵抗発熱体13とチップサーミスタ20との熱
的結合が大きくなるので、抵抗発熱体13の瞬時の温度に
対応した制御を行なえるので、コピー紙Pに悪影響を与
えることなく精度の高い制御を行なうことができる。
【0038】なお、挿入体33が絶縁物質である場合に
は、絶縁体34を抵抗発熱体13と挿入体33との間に介在さ
せなくてもよい。
は、絶縁体34を抵抗発熱体13と挿入体33との間に介在さ
せなくてもよい。
【0039】
【発明の効果】請求項1記載の平面ヒータによれば、基
板の表面上に形成された抵抗発熱体に相関して発熱する
補助発熱体を基板の背面側に設け、この補助発熱体の温
度を温度検知素子で検知するため、基板の表面に温度検
知素子を設けることなく、補助発熱体の温度変化によ
り、抵抗発熱体の温度変化を時間的に遅れることなく検
知できる。
板の表面上に形成された抵抗発熱体に相関して発熱する
補助発熱体を基板の背面側に設け、この補助発熱体の温
度を温度検知素子で検知するため、基板の表面に温度検
知素子を設けることなく、補助発熱体の温度変化によ
り、抵抗発熱体の温度変化を時間的に遅れることなく検
知できる。
【0040】請求項2記載の平面ヒータによれば、基板
の表面の抵抗発熱体に対応する部分の背面側に形成され
た凹部に温度検知素子を設けたことにより、基板の厚さ
が薄くなるため、抵抗発熱体の温度変化を時間的に遅れ
ることなく検知できる。
の表面の抵抗発熱体に対応する部分の背面側に形成され
た凹部に温度検知素子を設けたことにより、基板の厚さ
が薄くなるため、抵抗発熱体の温度変化を時間的に遅れ
ることなく検知できる。
【0041】請求項3記載の平面ヒータによれば、基板
の表面上に形成された抵抗発熱体の背面側に亙って形成
された貫通孔に、熱導電率の高い挿入体を内部に設け、
この挿入体を温度検知素子出検知するため、抵抗発熱体
の温度変化を時間的に遅れることなく検知できる。
の表面上に形成された抵抗発熱体の背面側に亙って形成
された貫通孔に、熱導電率の高い挿入体を内部に設け、
この挿入体を温度検知素子出検知するため、抵抗発熱体
の温度変化を時間的に遅れることなく検知できる。
【0042】請求項4記載の平面ヒータによれば、請求
項3記載の平面ヒータにおいて、挿入体を導電体とし、
挿入体と抵抗発熱体との間に絶縁体を介挿させたため、
確実に絶縁した状態で、抵抗発熱体の温度変化を時間的
に遅れることなく検知できる。
項3記載の平面ヒータにおいて、挿入体を導電体とし、
挿入体と抵抗発熱体との間に絶縁体を介挿させたため、
確実に絶縁した状態で、抵抗発熱体の温度変化を時間的
に遅れることなく検知できる。
【図1】本発明の一実施例の平面ヒータの一部を示す断
面図である。
面図である。
【図2】同上平面ヒータを示す背面図である。
【図3】同上平面ヒータの一部を切り欠いた平面図であ
る。
る。
【図4】同上平面ヒータを用いた定着装置を示す説明図
である。
である。
【図5】同上他の実施例の平面ヒータの一部を示す断面
図である。
図である。
【図6】同上平面ヒータを示す背面図である。
【図7】同上また他の実施例の平面ヒータの一部を示す
断面図である。
断面図である。
【図8】従来例の平面ヒータの一部を示す断面図であ
る。
る。
11 平面ヒータ 12 基板 13 抵抗発熱体 19 補助発熱体 20 温度検知素子としてのチップサーミスタ 31 凹部 32 貫通孔 33 挿入体 34 絶縁体
Claims (4)
- 【請求項1】 絶縁性の基板と、 この基板の表面上に形成された抵抗発熱体と、 前記基板の背面側に設けられ前記抵抗発熱体に相関して
発熱する補助発熱体と、 前記基板の背面側に設けられ前記補助発熱体の温度を検
知する温度検知素子とを具備したことを特徴とする平面
ヒータ。 - 【請求項2】 絶縁性の基板と、 この基板の表面上に形成された抵抗発熱体と、 前記基板のこの抵抗発熱体に対応する部分の背面側に形
成された凹部と、 この凹部に設けられ温度を検知する温度検知素子とを具
備したことを特徴とする平面ヒータ。 - 【請求項3】 絶縁性の基板と、 この基板の表面上に形成された抵抗発熱体と、 前記基板の前記抵抗発熱体側から背面側に亙って設けら
れた貫通孔と、 この貫通孔の内部に設けられ前記基板より熱導電率の高
い挿入体と、 前記基板のこの挿入体の背面側に設けられ温度を検知す
る温度検知素子とを具備したことを特徴とする平面ヒー
タ。 - 【請求項4】 挿入体は導電体で、 この挿入体と抵抗発熱体との間に絶縁体を介挿させたこ
とを特徴とする請求項3記載の平面ヒータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18512293A JPH0744039A (ja) | 1993-07-27 | 1993-07-27 | 平面ヒータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18512293A JPH0744039A (ja) | 1993-07-27 | 1993-07-27 | 平面ヒータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0744039A true JPH0744039A (ja) | 1995-02-14 |
Family
ID=16165258
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18512293A Pending JPH0744039A (ja) | 1993-07-27 | 1993-07-27 | 平面ヒータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0744039A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6222862B1 (en) | 1997-10-31 | 2001-04-24 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Control method of exciting a pulse laser and power supply unit for exciting a pulse laser |
JP2005214969A (ja) * | 2004-01-27 | 2005-08-11 | Mettler Toledo Gmbh | 力計測セルの変形可能な本体へのひずみゲージの接着技術 |
JP2011504774A (ja) * | 2007-11-30 | 2011-02-17 | エーゲーオー エレクトロ・ゲレーテバウ ゲーエムベーハー | 加熱ユニットを有する洗濯機を動作させるための方法 |
JP2015106932A (ja) * | 2013-11-28 | 2015-06-08 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 過電流防止装置 |
-
1993
- 1993-07-27 JP JP18512293A patent/JPH0744039A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6222862B1 (en) | 1997-10-31 | 2001-04-24 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Control method of exciting a pulse laser and power supply unit for exciting a pulse laser |
JP2005214969A (ja) * | 2004-01-27 | 2005-08-11 | Mettler Toledo Gmbh | 力計測セルの変形可能な本体へのひずみゲージの接着技術 |
JP2011504774A (ja) * | 2007-11-30 | 2011-02-17 | エーゲーオー エレクトロ・ゲレーテバウ ゲーエムベーハー | 加熱ユニットを有する洗濯機を動作させるための方法 |
JP2015106932A (ja) * | 2013-11-28 | 2015-06-08 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 過電流防止装置 |
US9614362B2 (en) | 2013-11-28 | 2017-04-04 | Kyocera Document Solutions Inc. | Overcurrent protection device |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050502 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20051108 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Effective date: 20051108 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20051108 |