JP3400965B2 - 板厚制御装置 - Google Patents

板厚制御装置

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JP3400965B2
JP3400965B2 JP36540699A JP36540699A JP3400965B2 JP 3400965 B2 JP3400965 B2 JP 3400965B2 JP 36540699 A JP36540699 A JP 36540699A JP 36540699 A JP36540699 A JP 36540699A JP 3400965 B2 JP3400965 B2 JP 3400965B2
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淳 鴫田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、板厚制御装置に
関し、特に、中間スタンド板厚計を用いた熱間圧延にお
ける板厚制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】鋼板などの被圧延材を圧延する場合、熱
間圧延において、ホットコイルの先端部の板厚精度の向
上のため、初期セットアップ精度の向上や上流スタンド
圧延荷重誤差より下流スタンドギャップを修正するダイ
ナミックセットアップ制御が導入されてきた。更に近年
では中間スタンド板厚計を設置することにより、より信
頼性のある制御が可能になり、最終スタンド出側板厚精
度も向上してきた。
【0003】特開平4−319013号公報には、図5
に示すように、中間スタンド板厚計測定値と次スタンド
荷重誤差を用いて塑性係数Qを演算し、下流スタンドの
圧下量をダイナミックに補正する板厚制御装置について
開示されている。図において100は被圧延材、101
は中間スタンド板厚計、102は圧延荷重計、103は
オンライン塑性係数演算装置、104は圧下補正量演算
装置、105は圧下制御装置、111は中間スタンド板
厚計101の上流の圧延スタンド、112は中間スタン
ド板厚計101の下流の圧延スタンド、113は最終圧
延スタンドの一つ上流の圧延スタンド、114は最終圧
延スタンドである。
【0004】動作について説明する。実際の圧延におい
て、中間スタンド板厚計101より得られた実績板厚
と、中間スタンド板厚計101の次スタンド112の圧
延荷重計102により得られた実績荷重から、次スタン
ド112出側の板厚をゲージメータ式にて予測し、次ス
タンド112の入側実績板厚と出側予測板厚から、オン
ライン塑性係数演算装置103によりダイナミックに塑
性係数Qが演算され、最終スタンド114の1つ手前の
スタンド113の圧下量修正値が、圧下補正量演算装置
104で演算され、その値に基づいて、圧下制御装置1
05により厚下量を一定値に制御する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来法では最終スタンド114の1つ手前のギャップ補正
を行った際に、その時点でマスフローバランスが崩れ、
スタンド間でループやテンションが発生する可能性があ
り、圧延が不安定になってしまうという問題点があっ
た。
【0006】また、中間スタンド板厚計101の設置さ
れている次スタンド112のみの圧延荷重実績から出側
板厚をゲージメーター式で求めているため、予測された
塑性係数Qに誤差を生じる可能性が高いという問題点が
あった。塑性係数Qの誤差は、ギャップ修正に大きな影
響を与えるため少なくとも3スタンド以上の傾向をとら
なければ信頼性が低下する。
【0007】さらに、最先端荷重は、圧延材噛み込み時
のインパクトドロップなどの影響により荷重実績が不安
定な領域であり、これをダイナミックセットアップに適
応するのは難しい等の問題点があった。
【0008】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたものであり、スタンド間のループやテンシ
ョンを防止した、安定した圧延を行うことができ、ま
た、高精度のギャップ修正を行い、高い板厚精度の圧延
を行うことが可能な、信頼性の高い板厚制御装置を得る
ことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、少なくとも
1つ以上の上流スタンドの実績荷重を検出する圧延荷重
検出手段と、予め設定された目標荷重と実績荷重との誤
差から、下流スタンドの板厚に係わるパラメータの誤差
率を演算する誤差率演算手段と、中間スタンドの実績板
厚を測定する中間スタンド板厚測定手段と、予め設定さ
れた目標板厚と実績板厚との誤差とパラメータの誤差率
とを用いて、下流スタンドで発生すると予測される板厚
誤差を回避するための板厚ギャップ修正量を算出するギ
ャップ修正量演算手段と、板厚ギャップ修正量によるギ
ャップ修正を行うことにより発生すると予測されるマス
フローバランスの低下を回避するためのロール速度修正
量を算出する速度修正演算手段と、を備えた板厚制御装
置である。
【0010】また、パラメータがミル定数である。
【0011】また、パラメータが塑性係数である。
【0012】また、この発明は、中間スタンドの実績板
厚を測定する中間スタンド板厚測定手段と、中間スタン
ドの実績温度を測定する中間スタンド温度測定手段と、
実績板厚及び実績温度から、下流スタンドの温度及び圧
延荷重を再計算して、温度及び圧延荷重から下流スタン
ドの塑性係数を再計算する塑性係数再計算手段と、予め
設定された目標板厚と実績板厚との誤差と塑性係数とを
用いて、下流スタンドで発生すると予測される板厚偏差
を回避するための板厚ギャップ修正量を算出するギャッ
プ修正量演算手段と、板厚ギャップ修正量によるギャッ
プ修正を行うことにより発生すると予測されるマスフロ
ーバランスの低下を回避するためのロール速度修正量を
算出する速度修正演算手段と、を備えた板厚制御装置で
ある。
【0013】また、中間スタンドの実績ロール速度を測
定する中間スタンドロール速度測定手段をさらに備え、
速度修正演算手段が、実績ロール速度を用いてロール速
度修正量を算出する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を説
明する。
【0015】実施の形態1.図1は、本発明の板圧制御
装置の構成を示した説明図である。図1は、タンデム圧
延機等に搭載され、被圧延材の板厚を目標値になるよう
に制御するダイナミックセットアップ板厚制御装置の場
合を例としている。図1において、1,2,3は上流ス
タンド、4,5,6は下流スタンドであり、そのうちの
スタンド6は最終スタンドである。また、10はスタン
ド間に設置され、中間スタンド(以下の説明ではスタン
ド3)の出側板厚実績を測定して、予め設定されている
目標板厚との誤差を算出する中間スタンド板厚計、11
A〜11Cは上流スタンドの圧延荷重の実績を測定し
て、予め設定されている目標荷重との誤差を算出する荷
重検出器、12は荷重検出器11A〜11Cにより得ら
れた荷重誤差から下流側スタンドのミル定数誤差率を算
出するミル定数誤差率演算装置、13はミル定数誤差率
演算装置12より得られたミル定数誤差率と中間スタン
ド板厚計10より得られた板厚誤差より下流スタンド出
側ギャップ修正値を演算するギャップ修正量演算装置、
14はギャップ修正量演算装置13より算出されたギャ
ップ修正量よりマスフローバランスが崩れないようにロ
ール速度修正値を算出する速度修正演算装置である。な
お、図1においては、被圧延材の図示を省略している
が、上述の図5に示したものと同様に、各スタンドを順
に通過していくものとする。
【0016】動作について説明する。まず、荷重検出器
11A〜11Cにより測定した少なくとも2つ以上(本
実施の形態においては、スタンド1〜3の3個)の上流
スタンドの実績荷重と目標荷重との荷重誤差から、ミル
定数誤差率演算装置12によりミル定数誤差率を算出
し、この誤差率から下流スタンド(通過していないスタ
ンド)の荷重誤差を推定する。ここで用いる荷重実績
は、インパクトドロップ以降の安定した実績を用いるた
め、信頼性がある。ミル定数誤差演算装置12における
演算の詳細について以下に説明する。
【0017】各スタンド1〜3の出側板厚偏差Δhは以
下のように計算できる。
【0018】
【数1】
【0019】ここで、Q:塑性係数、M:ミル定数、
H:入側板厚、h:出側板厚、ΔH:入側板厚偏差、Δ
M:ミル定数誤差、ΔS:ロールギャップ偏差、S:ロ
ールギャップ設定値とする。
【0020】いま、Δh=0とするために、
【0021】
【数2】
【0022】
【数3】
【0023】なお、上式(3)において、(-1)は1つ前
のスタンドを指す。
【0024】ここで、ミル定数誤差ΔMは、ΔM=C・
α・Q(C:調整係数 α:ミル定数誤差率)と表せ、
ミル定数誤差率αは、以下の(4)式で求められる。
【0025】
【数4】
【0026】ここで、Fi:スタンドiの目標荷重、Δ
Fi:スタンドiの目標荷重と実績荷重の誤差、Bi:ス
タンドiの荷重影響係数とする。
【0027】次に、中間スタンド板厚計10の実績から
上流スタンド出側での実績板厚と目標板厚との正確な板
厚誤差を入手する。この板厚誤差のデータと、上述のミ
ル定数誤差率演算装置12により求めたミル定数誤差率
のデータとにより、ギャップ修正量演算装置13におい
て、下流側スタンドで発生すると予測される板厚誤差を
未然に回避するための、最終スタンド1つ手前のギャッ
プ修正量を算出する。ギャップ修正量演算装置13にお
ける演算の詳細について説明する。最終スタンド6の1
つ手前のスタンド5におけるギャップ修正量ΔS5は以
下となる。
【0028】
【数5】
【0029】ここで、Δh3 M:中間スタンド出側板厚実
績とする。
【0030】このようにして得られたギャップ修正量に
基づいて、最終スタンド6及び1つ手前のスタンド5の
圧下量が制御されるとともに、当該ギャップ修正量か
ら、マスフローバランスが崩れないような速度修正量α
vを、速度修正演算装置14により算出する。以下に、
その演算の詳細について説明する。
【0031】
【数6】
【0032】
【数7】
【0033】
【数8】
【0034】
【数9】
【0035】
【数10】
【0036】
【数11】
【0037】ここで、fi:先進率、ri:圧下率、
*:設定ロール速度、a,b,c:パラメーターとす
る。
【0038】以上のように、本実施の形態においては、
上流スタンドの目標荷重と実績荷重の誤差からミル定数
誤差率を算出し、この誤差率から下流スタンドの荷重誤
差を推定する。ここで用いる荷重実績は、インパクトド
ロップ以降の安定した実績を用いるため信頼性があり、
さらに、複数のスタンドのミル定数誤差率の傾向を求め
るようにしたので、誤差の影響は少なく信頼性が高い。
さらに、中間スタンド板厚計の実績から上流スタンド出
側での正確な板厚誤差を入手して、これらのデータよ
り、下流側スタンドで発生する予測される板厚誤差を回
避するための、最終スタンド1つ手前のギャップ修正量
を算出し、また、ギャップ修正量からマスフローバラン
スが崩れないような速度修正量を算出し、速度の制御を
行うようにしたので、これらの正確なギャップ修正及び
ロール速度修正を実施することで、精度の高い板厚精度
が得られるとともに、スタンド間でループやテンション
が発生するのを防止することができ、圧延状況が安定す
るという効果が得られる。
【0039】実施の形態2.一般に、ミル定数と塑性係
数では塑性係数の誤差の方が誤差を生じる可能性が高
い。このことをふまえ、実施の形態2では、塑性係数の
誤差率から荷重誤差を推測し、ギャップ修正量を計算す
ることにより、さらなる精度向上を目指す。図2は、本
実施の形態2による板厚制御装置の構成を示した説明図
である。
【0040】図2において、20は中間スタンド板厚
計、21A〜21Cは上流スタンド1〜3の荷重検出
器、22は荷重検出器21A〜21Cにより得られた荷
重誤差から下流側スタンド塑性係数誤差率を算出する塑
性係数誤差率演算装置、23は塑性係数誤差率演算装置
22より得られた塑性係数誤差率と中間スタンド板厚計
20より得られた板厚誤差より最終スタンド出側ギャッ
プ修正値を演算するギャップ修正量演算装置、24はギ
ャップ修正量演算装置23より得られたギャップ修正量
よりマスフローバランスが崩れないようにロール速度修
正値を算出する速度修正演算装置である。
【0041】次に動作について説明する。まず、塑性係
数誤差率演算装置22により、上流スタンド1〜3の目
標荷重と実績荷重の荷重誤差から塑性係数誤差率を算出
し、この誤差率から下流スタンド(通過していないスタ
ンド)の荷重誤差を推定する。ここで、荷重変動による
塑性係数変動量がミル定数のそれよりも大きいため、塑
性係数誤差率から推定される下流スタンドの荷重誤差
は、より信頼性がある。また、荷重実績は、インパクト
ドロップ以降の安定した実績を用いるため、傾向の把握
が確実である。塑性係数誤差率演算装置22における演
算の詳細について説明する。各スタンド1〜3の出側板
厚誤差は以下のように計算できる。
【0042】
【数12】
【0043】ここで、Q:塑性係数、M:ミル定数、
H:入側板厚、h:出側板厚、ΔH:入側板厚偏差、Δ
Q:塑性係数誤差、ΔS:ロールギャップ偏差とする。
【0044】いま、Δh=0とするために、
【0045】
【数13】
【0046】
【数14】
【0047】ここで、(-1)は1つ前のスタンドを指す。
【0048】ここで、ΔQ=C・β・Q(C:調整係
数、β:塑性係数誤差率)と表されるので、塑性係数誤
差率βは、次式(15)で求められる。
【0049】
【数15】
【0050】ここで、Fi:スタンドiの目標荷重、Δ
Fi:スタンドiの目標荷重と実績荷重の誤差、Bi:ス
タンドiの荷重影響係数とする。
【0051】次に、中間スタンド板厚計20の実績から
上流スタンド出側での目標荷重との正確な板厚誤差を入
手する。これらのデータより、下流側スタンドで発生す
ると予測される板厚誤差について回避するための、最終
スタンド1つ手前のギャップ修正量を算出する。ギャッ
プ修正量演算装置23における演算の詳細について説明
する。
【0052】例えば、最終スタンドの1つ手前のスタン
ド5のギャップ修正量ΔS5は以下の式(16)とな
る。
【0053】
【数16】
【0054】ここで、Δh3 M:中間スタンド出側板厚実
績とする。
【0055】次に、ギャップ修正量からマスフローバラ
ンスが崩れないような速度修正量を算出する。速度修正
演算装置24における演算は、上述の実施の形態1で示
したものと同様であるため、ここでは説明を省略する。
【0056】以上のように、本実施の形態においては、
少なくとも2スタンド以上の上流スタンドの目標荷重と
実績荷重の荷重誤差から塑性係数誤差率を算出し、この
誤差率から下流スタンド(通過していないスタンド)の
荷重誤差を推定する。ここで、荷重変動による塑性係数
変動量がミル定数のそれよりも大きいため、塑性係数誤
差率から推定される下流スタンドの荷重誤差は、より信
頼性がある。また、荷重実績は、インパクトドロップ以
降の安定した実績を用いるため、傾向の把握が確実であ
る。さらに中間スタンド板厚計の実績から上流スタンド
出側での正確な板厚誤差を入手して、これらのデータよ
り、下流側スタンドで発生すると予測される板厚誤差に
ついて回避するための、最終スタンド1つ手前のギャッ
プ修正量を算出し、ギャップ修正量からマスフローバラ
ンスが崩れないような速度修正量を算出するようにした
ので、誤差要因が高い塑性係数の誤差率から荷重誤差を
推測し、ギャップ修正量を計算することにより、中間ス
タンド板厚計実績と上流スタンド圧延荷重実績を用い
て、より正確なギャップ修正とロール速度修正を実施す
ることができ、精度の高い板厚精度が得られるととも
に、圧延状況も安定するという効果が得られる。
【0057】実施の形態3.本実施の形態においては、
塑性係数誤差の要因で一番大きいと推測される温度を実
測することで、高精度の塑性係数再計算を実施する。そ
の事により、実施の形態2よりさらに高精度の板厚制度
を確保できる。図3は、本実施の形態における板厚制御
装置の構成を示した説明図である。図3において、30
は中間スタンド板厚計、31は中間スタンド温度計、3
2は中間スタンド板厚計30及び中間スタンド温度計3
1より得られた板厚誤差及び温度誤差より下流側スタン
ド塑性係数を算出する塑性係数再計算演算装置、33は
塑性係数再計算演算装置32より得られた塑性係数と中
間スタンド板厚計30より得られた板厚誤差より最終ス
タンド出側ギャップ補正値を演算するギャップ修正量演
算装置、34はギャップ修正量演算装置33より得られ
たギャップ修正量よりマスフローバランスが崩れないよ
うにロール速度修正値を算出する速度修正演算装置であ
る。
【0058】動作について説明する。まず、中間スタン
ド温度計31及び中間スタンド板厚計30からの実績よ
り塑性係数Qを再計算し、下流スタンド(通過していな
いスタンド)の荷重誤差を推定する。一般に塑性係数Q
は、温度による影響が最も大きいが、ここでは、その温
度を実測することで確かな再計算値が得られる。塑性係
数再計算演算装置32における演算の詳細について説明
する。
【0059】下流側スタンド温度偏差率は中間スタンド
温度偏差率と同等に生じるとすると、次式(17)及び
(18)の関係が得られる。
【0060】
【数17】
【0061】
【数18】
【0062】ここで、TM:中間スタンド温度、ΔTM
中間スタンド温度誤差、TM+i:下流側スタンド温度、
ΔTM+i:下流側スタンド温度誤差とする。
【0063】下流側板厚偏差Δh(ギャップ修正外スタ
ンド)は以下のようにして得られる。
【0064】
【数19】
【0065】
【数20】
【0066】
【数21】
【0067】
【数22】
【0068】ここで、F:目標荷重、ΔF:荷重誤差、
ΔH:入側板厚誤差、Δh:出側板厚誤差、ΔT:温度
誤差、ΔS:ロールギャップ誤差、M:ミル定数とす
る。
【0069】上記板厚誤差Δh及び上式(21)を使用
して下流側スタンドの荷重を再計算し、塑性係数Qを再
計算すると、下式(23)の通りとなる。
【0070】
【数23】
【0071】ここで、F*:圧延荷重設定値、H*:入側
板厚設定値、h*:出側板厚設定値とする。
【0072】次に、中間スタンド板厚計30の実績から
上流スタンド出側での目標板厚との正確な板厚誤差を入
手する。入手した板厚誤差及び上式(23)より得られ
る塑性係数Qのデータより、下流側スタンドで発生する
と予測される板厚誤差について回避するための、最終ス
タンド1つ手前のギャップ補正量を、次式(24)によ
りギャップ修正量演算装置33において算出する。
【0073】
【数24】
【0074】次に、上式(24)のギャップ修正量から
マスフローバランスが崩れないような速度修正量を、速
度修正演算装置34により算出する。速度修正演算装置
34における演算は、上述の実施の形態1で示したもの
と同様であるため、ここでは説明を省略する。
【0075】以上のように、この実施の形態によれば、
塑性係数誤差の要因で一番影響が大きいと推測される温
度を実測することにより、高精度の塑性係数の再計算が
実施でき、中間スタンド板厚計実績とを用いて、より正
確なギャップ修正とロール速度修正を実施することで、
精度の高い板厚精度が得られるとともに、圧延状況も安
定するという効果が得られる。
【0076】実施の形態4.本実施の形態においては、
上述の実施の形態3の構成にさらに加えて、中間ロール
速度を実測することにより、さらに高精度に、マスフロ
ーバランスを崩さない速度修正を施すことができ、さら
に安定した圧延を実現する。また、本実施の形態におい
ても、上述の実施の形態3において説明したように、塑
性係数誤差の要因で一番大きいと推測される温度を実測
することで、高精度の塑性係数再計算が実施できる。そ
の事により、高精度の板厚精度を確保できる。図4は、
本実施の形態における板厚制御装置の構成を示した説明
図である。図4において、40は中間スタンド板厚計、
41は中間スタンド温度計、42は中間スタンド板厚計
40及び中間スタンド温度計41より得られた板厚誤差
及び温度誤差より下流側スタンド塑性係数を算出する塑
性係数再計算演算装置、43は塑性係数再計算演算装置
42より得られた塑性係数と中間スタンド板厚計40よ
り得られた板厚誤差より最終スタンド出側ギャップ修正
値を演算するギャップ修正量演算装置、44はロール速
度検出器、45はロール速度検出器44より検出された
ロール速度を加工する速度演算装置、46は塑性係数再
計算演算装置42の計算段階で得られたギャップ修正前
スタンドの板厚予測値及び速度演算装置45のロール速
度よりマスフローバランスが崩れないようにロール速度
修正値を算出する速度修正演算装置である。
【0077】次に動作について説明する。塑性係数再計
算演算装置42及びギャップ修正量演算装置43までの
動作については、上述の実施の形態3で示した塑性係数
再計算演算装置32及びギャップ修正量演算装置33と
同じであるため、ここでは説明を省略する。
【0078】次に、本実施の形態においては、ロール速
度検出器44により中間スタンドロール速度を検出す
る。検出された中間スタンドロール速度実績VM、中間
スタンド板厚計40による中間スタンド出側板厚実績h
M、下流側スタンドロール速度Vi、下流側スタンド出側
板厚hiの間には、次式の関係がなりたつ。
【0079】
【数25】
【0080】これを用いて、速度演算装置45により、
次式(26)のように、下流側スタンドロール速度vi
を求める。
【0081】
【数26】
【0082】上記より速度修正量Δviは、速度修正演
算装置46により、次式(27)にように得られる。
【0083】
【数27】
【0084】ここで、hM:中間スタンド出側板厚実
績、vM:中間ロール速度実績、hi:iスタンド出側板
厚、vi:iスタンド出側板速度、vi *:出側速度設定
値とする。
【0085】以上のように、本実施の形態によれば、中
間スタンド板厚計、中間スタンド温度計、及び、中間ロ
ール速度計を併用することにより、各種の中間スタンド
における実績が得られるため、ギャップ修正量及びロー
ル速度修正量の信頼性がさらに上がり、より高精度の板
厚精度が得られるとともに、圧延状況も安定するという
効果が得られる。
【0086】
【発明の効果】この発明は、少なくとも1つ以上の上流
スタンドの実績荷重を検出する圧延荷重検出手段と、予
め設定された目標荷重と実績荷重との誤差から、下流ス
タンドの板厚に係わるパラメータの誤差率を演算する誤
差率演算手段と、中間スタンドの実績板厚を測定する中
間スタンド板厚測定手段と、予め設定された目標板厚と
実績板厚との誤差とパラメータの誤差率とを用いて、下
流スタンドで発生すると予測される板厚誤差を回避する
ための板厚ギャップ修正量を算出するギャップ修正量演
算手段と、板厚ギャップ修正量によるギャップ修正を行
うことにより発生すると予測されるマスフローバランス
の低下を回避するためのロール速度修正量を算出する速
度修正演算手段と、を備えた板厚制御装置であるので、
中間スタンド板厚実績と上流スタンド圧延荷重実績を用
いてより正確なギャップ修正とロール速度修正を実施す
ることで、精度の高い板厚精度を得られるとともに、圧
延状況を安定させることができるという効果が得られ
る。
【0087】また、パラメータがミル定数であるので、
荷重変動により変動するミル定数の誤差率を求めて、そ
の値と中間スタンドの実績板厚とに基づいて、ギャップ
修正とロール速度修正を行うようにしたので、精度の高
い板厚精度が得られるとともに圧延状況を安定させるこ
とができる。
【0088】また、パラメータが塑性係数であるので、
誤差要因の高い塑性係数の誤差率を求めて、その値と中
間スタンドの実績板厚とに基づいて、ギャップ修正とロ
ール速度修正を行うようにしたので、精度の高い板厚精
度が得られるとともに圧延状況を安定させることができ
る。
【0089】また、この発明は、中間スタンドの実績板
厚を測定する中間スタンド板厚測定手段と、中間スタン
ドの実績温度を測定する中間スタンド温度測定手段と、
実績板厚及び実績温度から、下流スタンドの温度及び荷
重を再計算して、温度及び荷重から下流スタンドの塑性
係数を再計算する塑性係数再計算手段と、予め設定され
た目標板厚と実績板厚との誤差と塑性係数とを用いて、
下流スタンドで発生すると予測される板厚誤差を回避す
るための板厚ギャップ修正量を算出するギャップ修正量
演算手段と、板厚ギャップ修正量によるギャップ修正を
行うことにより発生すると予測されるマスフローバラン
スの低下を回避するための速度修正量を算出する速度修
正演算手段と、を備えた板厚制御装置であるので、塑性
係数誤差の要因で一番大きいと推測される温度を実測す
ることで、高精度の塑性係数を再計算することができ、
その値と中間スタンド板厚実績とに基づいて、ギャップ
修正とロール速度修正を行うようにしたので、精度の高
い板厚精度が得られるとともに圧延状況を安定させるこ
とができる。
【0090】また、中間スタンドの実績板速度を測定す
る中間スタンドロール速度測定手段をさらに備え、速度
修正演算手段が、実績ロール速度を用いて速度修正量を
算出するので、塑性係数誤差の要因で一番大きいと推測
される温度を実測することで、高精度の塑性係数を再計
算することができ、その値と中間スタンド板厚実績とに
基づいて、ギャップ修正を行い、さらに、再計算した塑
性係数と中間スタンド板厚実績と実績ロール速度を用い
てロール速度修正を行うようにしたので、精度の高い板
厚精度が得られるとともに圧延状況を安定させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1による板厚制御装置を
示す説明図である。
【図2】 本発明の実施の形態2による板厚制御装置を
示す説明図である。
【図3】 本発明の実施の形態3による板厚制御装置を
示す説明図である。
【図4】 本発明の実施の形態4による板厚制御装置を
示す説明図である。
【図5】 従来の板厚制御装置の構成を示した説明図で
ある。
【符号の説明】
10,20,30,40 中間スタンド板厚計、11
A,11B,11C,21A,21B,21C 荷重検
出器、12 ミル定数誤差率演算装置、13,23,3
3,43 ギャップ修正量演算装置、14,24,3
4,46 速度修正演算装置、22 塑性係数誤差率演
算装置、31,41 中間スタンド温度計、32,42
塑性係数再計算演算装置、44 ロール速度検出器、
45 速度演算装置、46 速度修正演算装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−211907(JP,A) 特開 平9−164412(JP,A) 特開 平5−111712(JP,A) 特開 昭63−220915(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B21B 37/00 - 37/78 G05B 13/02

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1つ以上の上流スタンドの実
    績荷重を検出する圧延荷重検出手段と、 予め設定された目標荷重と上記実績荷重との誤差から、
    下流スタンドの板厚に係わるパラメータの誤差率を演算
    する誤差率演算手段と、 中間スタンドの実績板厚を測定する中間スタンド板厚測
    定手段と、 予め設定された目標板厚と上記実績板厚との誤差と上記
    パラメータの誤差率とを用いて、下流スタンドで発生す
    ると予測される板厚誤差を回避するための板厚ギャップ
    修正量を算出するギャップ修正量演算手段と、 上記板厚ギャップ修正量によるギャップ修正を行うこと
    により発生すると予測されるマスフローバランスの低下
    を回避するためのロール速度修正量を算出する速度修正
    演算手段と、 を備えたことを特徴とする板厚制御装置。
  2. 【請求項2】 上記パラメータがミル定数であることを
    特徴とする請求項1記載の板厚制御装置。
  3. 【請求項3】 上記パラメータが塑性係数であることを
    特徴とする請求項1記載の板厚制御装置。
  4. 【請求項4】 中間スタンドの実績板厚を測定する中間
    スタンド板厚測定手段と、 上記中間スタンドの実績温度を測定する中間スタンド温
    度測定手段と、 上記実績板厚及び上記実績温度から、下流スタンドの温
    度及び圧延荷重を再計算して、上記温度及び上記圧延荷
    重から下流スタンドの塑性係数を再計算する塑性係数再
    計算手段と、 予め設定された目標板厚と上記実績板厚との誤差と上記
    塑性係数とを用いて、下流スタンドで発生すると予測さ
    れる板厚誤差を回避するための板厚ギャップ修正量を算
    出するギャップ修正量演算手段と、 上記板厚ギャップ修正量によるギャップ修正を行うこと
    により発生すると予測されるマスフローバランスの低下
    を回避するためのロール速度修正量を算出する速度修正
    演算手段と、 を備えたことを特徴とする板厚制御装置。
  5. 【請求項5】 上記中間スタンドの実績ロール速度を測
    定する中間スタンドロール速度測定手段をさらに備え、 上記速度修正演算手段が、上記実績ロール速度を用いて
    ロール速度修正量を算出することを特徴とする請求項4
    記載の板厚制御装置。
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