JP3490305B2 - 圧延機の板厚制御装置 - Google Patents

圧延機の板厚制御装置

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JP3490305B2
JP3490305B2 JP26047598A JP26047598A JP3490305B2 JP 3490305 B2 JP3490305 B2 JP 3490305B2 JP 26047598 A JP26047598 A JP 26047598A JP 26047598 A JP26047598 A JP 26047598A JP 3490305 B2 JP3490305 B2 JP 3490305B2
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rolled
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、圧延ラインにお
ける圧延機の板厚制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に圧延工程においては、所望の製品
寸法の板厚が得られるように圧延が行われる。しかし、
圧下設定のみによる圧延では様々な理由により板厚変動
が生じるので、これをなくすために板厚制御装置が設置
されている。この板厚制御装置では、圧延荷重検出手段
やロール開度検出手段などからの信号、およびプロセス
計算機より設定されるミル定数や塑性係数などを用いて
圧延機の出側における被圧延材の板厚を演算し、その演
算された板厚と目標板厚との差がなくなるようにロール
開度を制御している。しかし、ミル定数や塑性係数は圧
延条件の変化によって変動するため、これらが精度よく
把握されている必要がある。
【0003】図8は、前記板厚変動をなくすための従来
の板厚制御装置を示す構成図である。図8において、1
は上バックアップロール、2は下バックアップロール、
3は上ワークロール、4は下ワークロールであり、これ
ら各ロールにより被圧延材5を圧延する圧延機を構成し
ている。また、6はこの圧延機の圧延荷重を検出する圧
延荷重検出手段、7は圧延機の前段に設置されたルー
パ、8は圧延機の後段に設置されたルーパである。9は
圧延機前段のルーパ7に取り付けられた張力検出手段、
10は圧延機後段のルーパ8に取り付けられた張力検出
手段であり、被圧延材5の張力を検出する。11は上下
ワークロール3,4の間隙を調節する圧下装置である。
12は被圧延材5の圧延機出側における板厚が目標板厚
となるように制御するための板厚制御装置、13は板厚
制御装置12の出力に基づいて圧下装置11を制御する
圧下制御装置である。14は上下ワークロール3,4の
間隙を測定するロール開度検出手段である。
【0004】次に動作について説明する。図8におい
て、被圧延材5の圧延荷重およびロール開度は、それぞ
れ圧延荷重検出手段6とロール開度検出手段14によっ
て検出され、板厚制御装置12に送られる。この板厚制
御装置12では、被圧延材5の圧延機出側における板厚
が目標板厚となるようなロール開度を演算し、圧下制御
装置13は前記演算結果に基づいて圧下装置11を制御
して上下ワークロール3,4の間隙を調節している。
【0005】従来、ミル定数の変動による板厚制御の効
果の低減を補償するために、被圧延材の目標寸法や鋼種
毎に板厚制御装置12の制御定数を変化させているが、
この制御定数は数学モデルに基づいて計算されているた
め、精度上限界を有している。この欠点を解消するため
に例えば特開昭61−42412号公報に示されるよう
な方法でミル定数を推定し、板厚制御装置の制御定数を
調整している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の圧延機の板厚制
御装置は以上のように構成されているので、圧延中のミ
ル定数を推定できたとしても、圧延機の前後における被
圧延材の張力変動を考慮に入れていないためにより高精
度な推定が出来ず、設定した値との間に差が生じた場合
に板厚精度の向上を図れない課題があった。
【0007】また、圧延機のヒステリシスを検知する手
段がないため、圧延機にヒステリシスが存在することに
起因する制御不良が発生した場合に原因を特定すること
が困難になる課題があった。
【0008】 この発明は上記のような課題を解決する
ためになされたもので、圧延機の前後における被圧延材
の張力変動を考慮して圧延中のミル定数を高精度に推定
し、板厚制御装置の制御を行うことで、板厚制御の精度
を向上できる圧延機の板厚制御装置を得ることを目的と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明に係る圧延機の
板厚制御装置は、圧延荷重を検出する圧延荷重検出手段
と、上下ワークロールの間隙であるロール開度を検出す
るロール開度検出手段と、圧延機前段に設置されたルー
パにおける被圧延材張力を検出する第1の張力検出手段
と、圧延機後段に設置されたルーパにおける被圧延材張
力を検出する第2の張力検出手段と、第1および第2の
張力検出手段で検出した各被圧延材張力、被圧延材の板
幅、上下ワークロールの偏平ロール半径、圧延機の入出
側における被圧延材の板厚、圧下力関数および張力を圧
延荷重に変換する係数にもとづいて張力の変動に起因す
る荷重変動分をそれぞれ算出し、圧延荷重検出手段で検
出した圧延荷重から、上記算出された張力の変動に起因
する荷重変動分を除去し、この張力の変動に起因する荷
重変動が除去された圧延荷重とロール開度検出手段で検
出したロール開度の変動分にもとづいてミル定数を推定
するミル定数推定手段と、該ミル定数推定手段により推
定したミル定数をもとに、被圧延材の圧延機出側におけ
る板厚が目標板厚となるように前記上下ワークロールの
間隙を制御する板厚制御手段とを備えるようにしたもの
である。
【0010】この発明に係る圧延機の板厚制御装置は、
ミル定数推定手段により推定したミル定数をもとに最適
な制御定数を演算する演算装置と、該演算装置が演算し
た制御定数をもとに、被圧延材の圧延機出側における板
厚が目標板厚となるように上下ワークロールの間隙を制
御するワークロール間隙制御機構とを板厚制御手段が備
えるようにしたものである。
【0011】この発明に係る圧延機の板厚制御装置は、
ミル定数推定手段により推定したミル定数が適性な値で
あるかを判定する判定手段と、演算手段が演算した制御
定数の前回値を記憶しておく記憶手段とを備え、前記判
定手段が前記ミル定数に対し不適正を判定すると、ワー
クロール間隙制御機構は、前記記憶手段に記憶してある
前記制御定数の前回値をもとに上下ワークロールの間隙
を制御するようにしたものである。
【0012】この発明に係る圧延機の板厚制御装置は、
圧延荷重の変動量を算出し、該算出した変動量がある値
を超えていれば圧延機にヒステリシスが存在すると判定
するヒステリシス判定手段と、該ヒステリシス判定手段
による判定結果を出力する出力手段を備えるようにした
ものである。
【0013】この発明に係る圧延機の板厚制御装置は、
ミル定数推定手段で推定したミル定数を、設定されてい
るミル定数に反映させ、制御に必要なミル定数を計算
し、板厚制御手段へ前記計算したミル定数の値を設定す
る補正ミル定数設定手段を備えるようにしたものであ
る。
【0014】
【発明の実施の形態】実施の形態1. 以下、この発明の実施の一形態について説明する。図1
は、この発明の実施の形態1の圧延機の板厚制御装置を
示す構成図である。図1において、1は上バックアップ
ロール、2は下バックアップロール、3は上ワークロー
ル、4は下ワークロールであり、これら各ロールにより
被圧延材5を圧延する圧延機を構成している。6はこの
圧延機の圧延荷重を検出する圧延荷重検出手段、8bは
圧延機の前段に設置されたルーパ、8aは圧延機の後段
に設置されたルーパである。9は圧延機前段のルーパ8
bに取り付けられた張力検出手段(第1の張力検出手
段)、10は圧延機後段のルーパ8aに取り付けられた
張力検出手段(第2の張力検出手段)で、被圧延材5の
張力を検出する。11は上ワークロール3,下ワークロ
ール4の間隙を調節する圧下装置(ワークロール間隙制
御機構,板圧制御手段)である。12は被圧延材5の圧
延機出側における板厚が目標板厚となるように圧下制御
装置11へ制御信号を出力する板厚制御装置(板圧制御
手段)、13は板厚制御装置12の出力する前記制御信
号に基づいて圧下装置11を駆動制御する圧下制御装置
(ワークロール間隙制御機構,板圧制御手段)である。
14は上下ワークロール3,4の間隙を測定するロール
開度検出手段である。15は圧延荷重検出手段6、張力
検出手段9,10およびロール開度検出手段14のそれ
ぞれの出力を用い、圧延機の前後における被圧延材の張
力変動を考慮した圧延中のミル定数を推定するミル定数
推定装置(ミル定数推定手段)、16はミル定数推定装
置15で推定したミル定数に基づいて板厚制御装置12
の最適な制御定数を演算する演算装置(板圧制御手段)
である。
【0015】次に動作について説明する。図1におい
て、被圧延材5は上下ワークロール3,4によって圧延
されている。このとき圧延機にかかる圧延荷重は圧延荷
重検出手段6で検出され、ロール開度検出手段14にて
検出されたロール開度とともにミル定数推定装置15に
送られる。ミル定数推定装置15では、前記検出された
圧延荷重とロール開度をもとに図5に示すようなグラフ
を作成する。ただし、圧延荷重検出手段6で検出した圧
延荷重変動には、圧延機の前後における張力の変動に起
因する荷重変動が含まれているため、圧延機の前後に設
置されているルーパ8b,8aに取り付けられている張
力検出手段9,10にて検出された張力と、次式(1)
を用いて張力の変動に起因する荷重変動を除去したうえ
で前記グラフを作成する。
【0016】 ΔFi ’=ΔFi −ΔTi-1 −ΔTi ・・・(1)
【0017】 ただし ΔFi ’:i番目の圧延機における、張力成分を除去し
た圧延荷重変動 ΔFi :i番目の圧延機における圧延荷重変動 ΔTi-1 :i番目の圧延機の入側における張力変動に起
因する圧延荷重変動 ΔTi :i番目の圧延機の出側における張力変動に起
因する圧延荷重変動 ΔTi =f(σi ,W,R’,H,h,Qp ,G) σi :張力検出手段の検出値 W :被圧延材の板幅 R’ :圧延機のワークロールの偏平ロール半径 H :圧延機の入側における被圧延材の板厚 h :圧延機の出側における被圧延材の板厚 Qp :圧下力関数 G :張力を圧延荷重に変換する係数である。
【0018】一方、ミル定数とは、ある圧延荷重が圧延
機のロールにかかった場合に、どれだけロールが撓むか
を示す値であり、撓んだ量だけロール開度が変動すると
考えると、
【0019】 Mi =−ΔFi ’/ΔSi ・・・(2)
【0020】なる関係が成立する。ここでMi はミル定
数を、△Si はロール開度変動を表しているが、式
(2)は、図5のグラフの傾きがミル定数となることを
示している。そこで、グラフ全体の傾きよりミル定数を
推定し、その結果を演算装置16へ出力する。演算装置
16では、推定したミル定数と次式(3)を用いて、板
厚制御装置12の制御定数αを演算する。
【0021】
【数1】
【0022】ここで、Δhは圧延機出側における被圧延
材の板厚の目標板厚からの偏差であり、板厚計が設置さ
れている場合はその計測値より求められる。また、板厚
計が設置されていない場合は、圧延ラインの最下流に設
置されている板厚計および板速計によって計測された被
圧延材の板厚および板速と、ワークロールの回転速度と
先進率を用いて次式(4)により算出する。
【0023】
【数2】
【0024】ただし h* :圧延機出側における被圧延材の目標板厚 VR :圧延機のワークロールの回転速度 f :先進率 υL :最下流のスタンド出側における被圧延材の板
速 hL :最下流のスタンド出側における被圧延材の板
厚 こうして算出された板厚制御装置12の制御定数αは板
厚制御装置12へ送られ、この定数を用いて板厚制御装
置12はロール開度の操作量を決定し、それに基づいて
圧下制御装置13が圧下装置11を制御する。
【0025】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、圧延中に検出された圧延荷重ならびにロール開度よ
り圧延中のミル定数を推定し、それを用いて板厚制御装
置12の制御定数を決定するため、板厚制御装置におけ
る被圧延材の板厚精度の向上を図れる圧延機の板厚制御
装置が得られる効果がある。
【0026】実施の形態2.図2は、この発明の実施の
形態2の圧延機の板厚制御装置を示す構成図である。図
2において図1と同一または相当の部分については同一
の符号を付し説明を省略する。図2において17は判定
装置(判定手段)であり、ミル定数推定装置15で推定
したミル定数が適性な値であるかを判定する。18は記
憶装置(記憶手段)であり、板厚制御装置12の制御定
数αの前回値を記憶しておくものである。
【0027】次に動作について説明する。図2におい
て、ミル定数推定装置15によるミル定数の推定方法な
らびに板厚制御装置12の制御定数αの決定方法は前記
実施の形態1と同様であるが、この実施の形態2では、
算出された制御定数αは記憶装置18によって次の被圧
延材が圧延されるまで記憶される。
【0028】ミル定数推定装置15で推定されたミル定
数の値は、板厚制御装置12の制御定数αを演算する演
算装置16に送られるとともに、判定装置17にも送ら
れる。推定されたミル定数の値をもとに算出された板厚
制御装置12の制御定数αが不適切な値になった場合、
特に大きすぎる場合には、ロール開度の操作量が大きく
なるために被圧延材の速度変動が大きくなり、ひいては
被圧延材の張力変動を招き、圧延機の前後に設置され被
圧延材の張力を制御しているルーパ8b,8aの制御系
との間に相互干渉を引き起こす。このとき、ミル定数推
定装置15で推定したミル定数の値は適正な値にならな
くなり、一例として図6のようなグラフになる。このた
め、ミル定数をミル定数推定装置15で常時推定し、こ
の推定値を判定装置17で判定し、当該推定値が適正な
値でない場合は、制御定数αを前の被圧延材の板厚制御
で使用した値に戻すため、記憶装置18に記憶されてい
る前の被圧延材の板厚制御で使用した前回の制御定数α
が板厚制御装置12に送られる。
【0029】以上のように、この実施の形態2によれ
ば、圧延中に検出された圧延荷重ならびにロール開度よ
り圧延中のミル定数を常時推定し、この推定値を用いて
板厚制御装置12の制御定数が適正かどうかを判定し、
不適正であると前回の制御定数を用いるため、板厚制御
装置における被圧延材の板厚精度のさらなる向上を図れ
る圧延機の板厚制御装置が得られる効果がある。
【0030】実施の形態3.図3は、この発明の実施の
形態3の圧延機の板厚制御装置を示す構成図である。図
3において図1と同一または相当の部分については同一
の符号を付し説明を省略する。図3において19はヒス
テリシス判定装置(ヒステリシス判定手段)であり、ミ
ル定数推定装置15でミル定数を推定する際に、圧延機
にヒステリシスが存在するかどうかを判定するものであ
る。20は出力装置(出力手段)であり、ヒステリシス
判定装置19の判定結果を出力するものである。
【0031】次に動作について説明する。図3において
ミル定数推定装置15によるミル定数の推定方法は前記
実施の形態1と同様である。ミル定数推定装置15でミ
ル定数を推定する際には図5に示すグラフを作成し、こ
のグラフをもとにミル定数を推定するが、このグラフが
図7に示すように圧延荷重軸方向(縦軸方向)に大きく
広がっている場合は、圧延機にヒステリシスが存在す
る。そこで、この実施の形態3ではミル定数推定装置1
5でミル定数を推定する際に作成したグラフをヒステリ
シス判定装置19に送り、ヒステリシス判定装置19で
圧延荷重の変動量を算出し、算出した変動量がある値を
超えていれば圧延機にヒステリシスが存在する旨のガイ
ダンスを出力装置20が出力する。
【0032】以上のように、この実施の形態3によれ
ば、圧延中に検出された圧延荷重ならびにロール開度よ
り圧延中のミル定数を常時推定し、このミル定数を推定
した際のグラフをもとに算出した圧延荷重の変動量を用
いて圧延機にヒステリシスが存在するかどうかを判定す
ることにより、圧延機のヒステリシスによる被圧延材の
板厚制御の制御不良の原因の特定を容易にし、板厚制御
装置における被圧延材の板厚精度の向上を図れる圧延機
の板厚制御装置が得られる効果がある。
【0033】実施の形態4.図4は、この発明の実施の
形態4の圧延機の板厚制御装置を示す構成図である。図
4において図1と同一または相当の部分については同一
の符号を付し説明を省略する。図4において21はプロ
セス計算機(補正ミル定数設定手段)であり、ミル定数
推定装置15で推定したミル定数と、設定されているミ
ル定数とをもとに制御に必要なミル定数を計算し、板厚
制御装置12へ前記計算したミル定数の値を設定するも
のである。
【0034】次に動作について説明する。図4のミル定
数推定装置15によるミル定数の推定方法は、前記実施
の形態1と同様である。ミル定数推定装置15で推定さ
れたミル定数は、プロセス計算機21によって設定され
るミル定数とは違い、実測された圧延荷重、ロール開度
および張力検出手段9,10により検出した被圧延材の
張力に基づいて算出されているため種々の圧延条件の変
化にも対応している。従って、この推定値を次の被圧延
材の板厚制御に使用するミル定数の設定計算に反映させ
れば、板厚精度の向上が期待できる。そこで、ミル定数
推定装置15で推定されたミル定数をプロセス計算機2
1に送り、この推定値を次式(5)を用いてミル定数の
設定計算に反映させる。
【0035】 MSET =β・MCAL +(1−β)・MPRE ・・・(5)
【0036】ただし、 MSET :板厚制御装置12で使用するミル定数 MCAL :プロセス計算機21によって演算されたミル定
数 MPRE :ミル定数推定装置15で推定されたミル定数 0≦β≦1 これにより算出されたミル定数を板厚制御装置12で使
用する。
【0037】以上、説明したように、この実施の形態4
では、圧延中に検出された圧延荷重、ロール開度および
被圧延材張力より圧延中のミル定数を常時推定し、その
推定値を次の被圧延材の板厚制御に使用するミル定数の
設定計算に反映させることにより、板厚制御装置におけ
る被圧延材の板厚精度のさらなる向上を図れる圧延機の
板厚制御装置が得られる効果がある。
【0038】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、第1
および第2の張力検出手段で検出した各被圧延材張力、
被圧延材の板幅、上下ワークロールの偏平ロール半径、
圧延機の入出側における被圧延材の板厚、圧下力関数お
よび張力を圧延荷重に変換する係数にもとづいて張力の
変動に起因する荷重変動分をそれぞれ算出し、圧延荷重
検出手段で検出した圧延荷重から、上記算出された張力
の変動に起因する荷重変動分を除去し、この張力の変動
に起因する荷重変動が除去された圧延荷重とロール開度
検出手段で検出したロール開度の変動分にもとづいて
ル定数を推定するミル定数推定手段と、該ミル定数推定
手段により推定したミル定数をもとに、被圧延材の圧延
機出側における板厚が目標板厚となるように上下ワーク
ロールの間隙を制御する板厚制御手段とを備えるように
構成したので、圧延中のミル定数を高精度に推定でき、
板厚制御の精度を向上できる効果がある。
【0039】この発明によれば、ミル定数推定手段が圧
延荷重、ロール開度、被圧延材張力により推定したミル
定数をもとに演算装置が演算した制御定数により、被圧
延材の圧延機出側における板厚が目標板厚となるように
上下ワークロールの間隙を制御するワークロール間隙制
御機構を備えるように構成したので、高精度に推定した
圧延中のミル定数をもとに板厚制御の精度を向上できる
効果がある。
【0040】この発明によれば、判定手段がミル定数に
対し不適正を判定すると、記憶手段に記憶してある制御
定数の前回値をもとに上下ワークロールの間隙を制御す
るワークロール間隙制御機構を備えるように構成したの
で、被圧延材の板厚精度をより向上できる効果がある。
【0041】この発明によれば、圧延荷重の変動量を算
出し、該算出した変動量がある値を超えていれば圧延機
にヒステリシスが存在するとする判定を行うヒステリシ
ス判定手段と、該ヒステリシス判定手段による判定結果
を出力する出力手段を備えるように構成したので、圧延
機のヒステリシスによる被圧延材の板厚制御の制御不良
の原因の特定が容易になり、被圧延材の板厚精度の向上
を図れる効果がる。
【0042】この発明によれば、ミル定数推定手段で推
定したミル定数を設定されているミル定数に反映させ、
制御に必要なミル定数を計算し、該計算したミル定数を
使用して被圧延材の板厚制御を行うように構成したの
で、被圧延材の板厚精度の向上を図れる効果がる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による圧延機の板厚
制御装置を示す構成図である。
【図2】 この発明の実施の形態2による圧延機の板厚
制御装置を示す構成図である。
【図3】 この発明の実施の形態3による圧延機の板厚
制御装置を示す構成図である。
【図4】 この発明の実施の形態4による圧延機の板厚
制御装置を示す構成図である。
【図5】 ミル定数の推定時に作成されるグラフの一例
である。
【図6】 板厚制御系とルーパ制御系に相互干渉が見ら
れる場合のミル定数の推定時に作成されるグラフの一例
である。
【図7】 圧延機にヒステリシスが存在する場合のミル
定数の推定時に作成されるグラフの一例である。
【図8】 従来の圧延機の板厚制御装置を示す構成図で
ある。
【符号の説明】
3 上ワークロール、4 下ワークロール、5 被圧延
材、6 圧延荷重検出手段、8a,8b ルーパ、9
張力検出手段(第1の張力検出手段)、10張力検出手
段(第2の張力検出手段)、11 圧下装置(ワークロ
ール間隙制御機構,板厚制御手段)、12 板圧制御装
置(板厚制御手段)、13 圧下制御装置(ワークロー
ル間隙制御機構,板厚制御手段)、14 ロール開度検
出手段、15 ミル定数推定装置(ミル定数推定手
段)、16 演算装置(板厚制御手段)、17 判定装
置(判定手段)、18 記憶装置(記憶手段)、19
ヒステリシス判定装置(ヒステリシス判定手段)、20
出力装置(出力手段)、21 プロセス計算機(補正
ミル定数設定手段)。

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧延機前段および圧延機後段に設置され
    たルーパを有し、上下ワークロールの間隙を制御して被
    圧延材を圧延し、当該被圧延材の圧延機出側における板
    厚を目標板厚に加工する圧延機の板厚制御装置におい
    て、 圧延荷重を検出する圧延荷重検出手段と、 前記上下ワークロールの間隙であるロール開度を検出す
    るロール開度検出手段と、 前記圧延機前段に設置されたルーパにおける被圧延材張
    力を検出する第1の張力検出手段と、 前記圧延機後段に設置されたルーパにおける被圧延材張
    力を検出する第2の張力検出手段と、前記第1および第2の張力検出手段で検出した各被圧延
    材張力、被圧延材の板幅値、前記上下ワークロールの偏
    平ロール半径、前記圧延機の入出側における被圧延材の
    板厚、圧下力関数および張力を圧延荷重に変換する係数
    にもとづいて張力の変動に起因する荷重変動分をそれぞ
    れ算出し、前記圧延荷重検出手段で検出した圧延荷重か
    ら前記算出された張力の変動に起因する荷重変動分を除
    去し、この張力の変動に起因する荷重変動が除去された
    圧延荷重と前記ロール開度検出手段で検出したロール開
    度の変動分にもとづいて ミル定数を推定するミル定数推
    定手段と、 該ミル定数推定手段により推定したミル定数をもとに、
    被圧延材の圧延機出側における板厚が目標板厚となるよ
    うに前記上下ワークロールの間隙を制御する板厚制御手
    段とを備えた圧延機の板厚制御装置。
  2. 【請求項2】 板厚制御手段は、 ミル定数推定手段により推定したミル定数をもとに最適
    な制御定数を演算する演算装置と、 該演算装置が演算した制御定数をもとに、被圧延材の圧
    延機出側における板厚が目標板厚となるように上下ワー
    クロールの間隙を制御するワークロール間隙制御機構を
    備えていることを特徴とする請求項1記載の圧延機の板
    厚制御装置。
  3. 【請求項3】 ミル定数推定手段により推定したミル定
    数が適性な値であるかを判定する判定手段と、 演算手段が演算した制御定数の前回値を記憶しておく記
    憶手段とを備え、 ワークロール間隙制御機構は、 前記判定手段が前記ミル定数に対し不適正を判定する
    と、前記記憶手段に記憶してある前記制御定数の前回値
    をもとに上下ワークロールの間隙を制御することを特徴
    とする請求項2記載の圧延機の板厚制御装置。
  4. 【請求項4】 圧延荷重の変動量を算出し、該算出した
    変動量がある値を超えていれば圧延機にヒステリシスが
    存在すると判定するヒステリシス判定手段と、 該ヒステリシス判定手段による判定結果を出力する出力
    手段を備えていることを特徴とする請求項1記載の圧延
    機の板厚制御装置。
  5. 【請求項5】 ミル定数推定手段で推定したミル定数
    を、設定されているミル定数に反映させ、制御に必要な
    ミル定数を計算し、板厚制御手段へ前記計算したミル定
    数の値を設定する補正ミル定数設定手段を備えているこ
    とを特徴とする請求項1記載の圧延機の板厚制御装置。
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