JP3397324B2 - スライバー容器を収納する方法および装置 - Google Patents

スライバー容器を収納する方法および装置

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    • D01H9/18Arrangements for replacing or removing bobbins, cores, receptacles, or completed packages at paying-out or take-up stations ; Combination of spinning-winding machine for supplying bobbins, cores, receptacles, or completed packages to, or transporting from, paying-out or take-up stations ; Arrangements to prevent unwinding of roving from roving bobbins
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ことに空容器が収納庫から給送され、スラ
イバーを充填した容器(以下充填容器と略称する)を収
納庫に給送するスライバー形成装置において、充填容器
を収納庫から取出し、これに代えて空容器を補充する容
器収納方法および装置に関するものである。
このような方法、装置は、西独特許公開4015938号公
報から公知である。この場合、容器搬送車輛は一定区間
を走行して、充填容器用収納庫から充填容器を受取るこ
とができる。空容器も充填容器と同様に、各取出し位置
の積載搬送装置により収納庫に給送され得る。収納庫
は、充填容器と同様に同時に複数の空容器を載置するた
めの空所を持たなければならない。これは容器収納庫に
は広い空所が必要であることを意味する。
この場合、空容器は積載搬送装置により空容器用積載
区間の終端部のみに引渡される。充填容器は、これに対
して積載区間の始端部においてのみ受け取られ得るに過
ぎない。このために容器搬送車輛は、容器の引渡しおよ
び受取のために多くの位置に向けて走行し、それぞれ停
車しなければならない欠点を有する。
そこで本発明により解決されるべき技術的課題は、構
成的および操業的に低コストで容器を収納庫に引き渡
し、またこれから受取り得る方法および装置を提供する
ことである。
しかるにこの技術的課題は、特許請求範囲の1、9、
10、11および14項に示される特徴的要件により解決され
る。
本発明において、収納庫から充填容器を取出す処理
は、他の容器が収納庫外において、例えば容器充填のた
めに存在する時点において行われる。この時点におい
て、容器載置空所は、受取られた充填容器に代えて空容
器が引渡されるべき収納庫に存在する。収納庫における
容器の組織的な装置、従ってまた収納庫の短い移動によ
り容器交換を行う可能性は、充填容器を収納庫の一方側
に、空容器を収納庫の他方側に載置することにより行わ
れ得る。
収納庫から取出される充填容器に代えて、充填容器を
収納庫に供与するのが好ましい。これにより容器交換の
前後において、収納庫内に同数の容器が存在する。収納
庫内の容器の順序を維持するために、常に空容器の方向
から見て最初の充填容器を収納庫から取出すのが好まし
い。この原理に従って、同様に一連の空容器に続く充填
容器をまず収納庫から取出すのが好ましい。
充填容器に対する空容器の交換は、収納庫上の空容器
と充填容器の間において、交換処理後に容器載置空所を
もたらすように行われるのが好ましい。この容器載置個
所にスライバー形成装置においてスライバー充填された
容器が変換され、これに一連の空容器が続いて配置され
る。この変換された充填容器に隣接する空容器が、収納
庫の容器載置個所に相当して移動せしめられた後、収納
庫から取出され、スライバー充填のために装置に給送さ
れる。これにより再び容器載置空所がもたらされ、これ
が空容器を容器搬送車輛から引渡すために使用される。
容器搬送車輛上の容器載置空所が収納庫上の充填容器側
方に位置するので、収納庫を長距離移動させる必要なし
に、あるいはこれを何回も停止させる必要なく、充填容
器の供与、空容器の引渡しを可能ならしめる。
本発明においてこの収納庫は台車として構成され、こ
の台車の一方端部には空容器が載置され、その他方端部
には充填容器が載置されるように容器を配列する。台車
上におけるこのような空容器および充填容器の配列によ
り、前述した本発明方法が有利に実施され得る。台車は
その長手方向の両側において解放されており、従って容
器の積み降ろしを両側で行い得る。これにより容器把持
装置は、台車に載置された容器を台車のいずれかの側に
おいても把持し、移動され得る。台車をその摩擦面にお
いて把持する摩擦駆動装置により、台車は各容器載置個
所の幅に相当する距離ごとに移動し得る。摩擦輪駆動装
置の対向輪の段差により、特定位置に在る把持装置が容
器を把持し、移動させ得るように、台車の高さレベルを
簡単に調整できる。
台車上の側方案内手段により、容器は容器載置個所に
降ろされ、特定の載置位置に移動せしめられる。
台車上には充填されるべき容器に必要な数より多い容
器載置個所が設けられ、これによりことに空容器のみ、
あるいは充填容器のみが上にある場合において、空容器
もしくは充填容器に対する交換が、台車の混交換におけ
ると同様の方法により行われ得るようになされる。この
容器交換は、例えば装置において充填されるべき容器が
収納庫から取出されない場所においても行われ得る。
台車の幅は容器の直径ないし高さより小さい寸法にな
され、容器の台車上における突出部分により容器の受取
を容易にする。容器把持装置は容器低部を把持し、これ
を台車上にあるいは台車から移動させる。
容器載置個所に関して容器把持装置に対し台車を定置
するため、台車の各容器載置個所に定置手段を設けるの
が好ましい。
センサの配置により容器搬送車輛に、台車における容
器の受取りもしくは引渡し態勢ができていることを示し
得る。これにより、装置において充填されたばかりの容
器が台車に引き渡されている間に、容器搬送車輛の把持
装置が、台車上の容器を把持するという事態は回避され
る。また容器搬送車輛との間の容器交換が暫時行なわ
れ、従ってスライバー形成装置の搬送装置による容器の
取出しが行なわれ得ないことも上記装置に示され得る。
以下において、添付図面を参照しつつ本発明の実施態
様を説明する。
図1a−dは、容器交換過程を、 図2a−cは、容器収納庫を移動させる装置および方法
を、 図3および4は、容器収納庫としての台車を、 図5は、摩擦輪駆動装置を、 図6a−cは、容器交換過程を、 図7a−cは、容器交換過程を、 図8は、容器交換過程の直前における装置をそれぞれ
示す。
図1a−1dにおいて、容器収納庫における容器交換の経
過が示されている。図1aには空容器1およびスライバー
充填容器2の収納庫としての台車10が示されている。こ
の台車10は移動区間21において往復運動する。空容器1
および充填容器2の間には、容器載置空所5が設けられ
ている。空容器1および充填容器2の間において、この
容器載置空所5に在る図示されていない容器は、例えば
スライバー充填のために、収納庫すなわち台車から搬送
装置22により搬出される。この図示されていない容器は
充填後、搬送装置22により再び収納庫に給送される。容
器搬送車輛3は区間案内手段4に沿って矢印方向に運動
し、台車10の側方に到達する。この容器搬送車輛3上に
は、2箇所の容器載置個所5、5′が設けられている
が、これら容器載置個所5、5′は本発明の実施態様の
車輛3においては車輛自体の後部に配置されている。容
器搬送車輛3は容器載置個所に一個の空容器1を搭載し
ており、搬送車輛3上の他方の容器収納個所5′は空所
になっている。各容器載置個所5、5′には容器把持装
置30、30′が配設されている。容器把持装置30、30′配
置により、容器が容器搬送車輛3から受け取られ、また
引渡される。
図1bにおいては、車輛3は台車10の側方に位置してい
る。この容器搬送車輛3の位置は、容器搬送車輛3上の
空容器1が台車10の容器載置空所5に対向する位置であ
る。把持装置30′がこの位置に達して、台車10上の容器
載置空所5に並んで起立している充填容器2を把持す
る。空容器1は把持装置30により、台車10の容器載置空
所5に押し出される。容器把持装置30′の復帰運動によ
り、充填容器2は台車10から容器搬送車輛3に引き移さ
れる。容器把持装置30は空容器1を離して、同様に復帰
運動する(図1c)。
図1dに示されるように容器搬送車輛3は、容器交換
後、図1dに示す様に収納庫の区間案内手段4に沿って容
器収納庫を出発し、その搬送任務を完了する。これに
は、例えばスライバー処理紡糸機まで走行し、ここで空
容器と充填容器を交換することが含まれる。台車10は容
器載置個所をめぐって再循環し、従って台車10上の容器
載置空所5は再び搬送装置22に対向する。ここで台車10
は、充填されるべき容器をすでに受け取っている。
容器の受取りおよび引渡し、詳細に図示されていない
容器把持装置30により行われる。この容器把持装置30
は、容器1、2を把持するために設けられているグリッ
プ上で把持し、必要に応じて揚挙し、台車10に給送さ
れ、もしくはこれから取出される。容器1、2を移動さ
せるため、フックは容器下方を把持するのが好ましい。
従って、標準的な容器に対して、容器の壁面を強化する
などの変更を加える必要はまったくなく、或いは若干の
補強の程度で足りる。このような容器把持装置は、台車
10用にも、また搬送装置22用にも使用され得る。
図2a−2cにおいて、収納庫について更に詳しく説明す
る。移動区間21は、スライバー形成装置20の近傍に配設
される。容器を台車10から装置20に給送する為に、搬送
装置22が設けられている。この搬送装置22は容器1を把
持し、台車10から装置20に給送する。装置20により空容
器1に、例えばスライバーを充填する。充填処理後、こ
の充填容器2は搬送装置22により台車10上に逆送され
る。移動区間21には、案内手段23が配設され、これによ
り台車10はその車輪で案内され、その往復運動が確実に
行われる。
搬送装置22の他に摩擦輪駆動装置24が設けられてい
る。摩擦輪駆動装置24においては、摩擦輪25が2個の対
向輪26と協働作用する。この摩擦輪駆動装置24により、
台車10は往復運動せしめられる。このため台車10は、そ
の桁材11を摩擦輪25と対向輪26との間に挟持して駆動、
案内される。すなわち摩擦輪25は、対向輪26により支承
される桁材11を押圧する。これにより、充分な摩擦係合
がもたらされ、従って台車10が駆動走行可能となる。
図2bに示されるように、容器積載過程当初において、
台車10はその収納庫において完全に満杯状態に在る。ま
た、台車10はこの過程当初において移動区間21の終端位
置に在る。最初の容器が台車10から搬送装置22により受
取られる。これにより、台車10上に容器載置空所5がも
たらされる。
図2cにおいて、各容器の積載処理過程を経て、台車10
は移動区間21の他方端に向けて押し出される。また、容
器積載過程の間には、充填容器2は台車10の一方の端部
に、空容器1は台車10の他方の端部に配列される。容器
積載過程で、空容器1および充填容器2の間に容器載置
空所5が形成される。この容器載置空所5に充填済容器
2が押戻され、台車10は容器積載個所をめぐって更にサ
イクル運動を繰り返し、これに最も近い空容器1が充填
のため搬送装置22により装置20に向かって搬送される。
図3に台車10の側面図を示す。車輪12、13は、桁材11
にそれぞれ装着されている。車輪12は操舵輪として構成
され、従って台車10は収納庫外部にせり出して走行し得
る。桁材11の上部に容器案内部材14が設置され、容器案
内部材14間の間隔により、容器積載個所5に容器が安定
的に保持される。
桁材11に検知用凹陥部15が穿設される。この凹陥部15
は収納庫の2個のセンサ28、28′と相互作用する。これ
らのセンサはそれぞれ凹陥部15の端部を識別し、これに
より台車10の両運動方向から、搬送装置22に対する容器
積載個所5の正確な定置を可能とする。センサ28、28′
は容器搬送路を妨害しないように搬送装置22の側方に設
置される。これに対応して桁材11に穿設される凹陥部15
は、容器積載個所5を一定位置にもたらすように形成さ
れる。
また、台車10上にはグリップないし把持部材16が設け
られ、これにより空容器1は台車10の容器収納個に載置
され、充填後、再び収納庫から取出される。これによ
り、台車10が既に満杯となった場合にも、装置20が空容
器を運び去ることができるという有利な作用を有する。
満杯になった台車10は車庫に搬送され、本発明の方法に
従い、例えば容器搬送車輛3により、ここから逐次取出
され得る。あるいはまた、充填容器を積載した台車10
は、例えばスライバー処理を行う装置まで走行し、そこ
で台車10上の充填容器を手作業で空容器と交換すること
も可能である。
図4に、台車10を平面図で示す。台車10は操舵車輪な
いし旋回輪12および非旋回固定輪13により駆動可能とさ
れる。収納庫内では、桁材11は摩擦輪25と対向輪26との
間に在って、摩擦輪駆動装置24と係合可能である。図4
において、摩擦輪駆動装置24の2つの位置が示されてい
る。図4の左方に示した摩擦輪駆動装置24の位置は、台
車10に容器の積載が開始されるべき位置である。容器積
載過程の間、台車10は段階的にさらに左方に移動し、最
後の容器を積載し、摩擦輪駆動装置24は台車10に対し
て、図に示すような右側の位置を取ることになる。桁材
11は、図示されるように、台車10の定置が摩擦輪駆動装
置24により最後の容器積載個所を使用するための定置が
可能であるように形成されなければならない。
図5に、摩擦輪駆動装置24の略図を示す。摩擦輪25の
押圧により、桁材11が対向輪26に圧接する。従って、十
分な摩擦係合が得られ、台車10の運動が可能となる。対
向輪26はその直径において段が設けられており、これに
より台車10を容器搬送車輛3および搬送装置22に対する
高さ調整が常に容器1を容易に受け取り得るようになさ
れている。
図5から明らかなように、容器1は台車10を越えて側
方に張り出している。このため、容器1を搬送装置22の
把持装置と、容器搬送車輛3の容器把持装置30、30′に
より都合よく把持され得る。またこれにより、フックを
容器1の下方に押し込み、容器1の取り出しを有利に行
い得る。
図6a−6cに、容器交換方法の更に他の処理経過を示
す。ここに図示されている搬送車輛3においては、走行
装置間に容器積載個所が設置されている。図1a−1dの車
輛3に相反して、空容器1は進行方向前方配置される。
スライバーを更に加工する装置と容器を交換する場合、
車輛3は逆走行することなく容器の交換を行い得るの
で、ことに有利である。
図6aにおいて、容器搬送車輛3は、この上の空容器1
が台車10上の第一番目の空容器(充填容器2の方から見
て)と対向する様に収納庫の側方に定置される。台車10
上の第一番目の空容器1の隣は、台車10の容器載置空所
5である。この容器載置空所5に配置されるべき容容器
2は、図示の実施態様においては、これをスライバー処
理装置20に給送する搬送装置22上に在る。容器搬送車輛
3は、装置20の対応するセンサ32により信号装置31に信
号を送る。この信号検出器31およびセンサ32により、容
器搬送車輛3と台車10の間の容器交換を行うべきか否か
の信号を容器搬送車輛3に送る。搬送装置22を経て搬送
処理が行われるべき場合は、容器交換は許容されない。
容器交換許容の場合には、図6bに示す様に、台車10は
容器積載個所の側方に移動される。このため、容器搬送
車輛3上の空容器1は台車上10の容器載置空所5に対向
せしめられる。この位置において、図6cに示す様に、容
器交換が行われる。すなわち、容器搬送車輛3上の空容
器1は台車10上押し出され、台車10上の第一の充填容器
2が容器搬送車輛3上に移動せしめられる。このような
容器交換により、台車10上の容器載置空所は再び搬送装
置22と対向し、すでに充填されている容器は装置20への
搬入に向けられる。
図6a−cに示す実施態様は、移動区間内に案内手段23
を有さずに移動区間内を往復移動する台車10を示す。す
なわち、台車の機械的作用を確実に行うために、収納庫
に台車10の桁材11を把持する案内ローラー27が配置され
ている。これにより、台車10の移動を確実ならしめる。
すべての実施態様を通じて、容器搬送車輛3は台車10
の側方に接近して走行せしめられ、容器把持装置30、3
0′が容器を台車10上に引渡し、もしくは台車10から受
取るようになされている。容器搬送車輛3は、容器搬送
車輛3上に搬送された空容器1が車輛3上の容器積載個
所に在り、これが台車10の空容器1の側方に対向するよ
うに、台車10側方まで移動する。このように、容器交換
を行うために、また台車10を再びは充填容器受取り位置
もたらすために、台車10および車輛3が必要とする運動
を最小限することができる。いかなる場合にも、台車10
と車輛3の間の容器交換の後に、台車10上の容器載置空
所5が空容器と充填容器の間にもたらされるようにしな
ければならない。この配置を保持することにより、同様
の原理に従う有利な容器交換が常に可能となる。この本
発明による原則によれば、常に、容器載置空所の直ぐ側
方、もしくは空容器の側方に配置されている充填容器が
台車10から取出される。最後に充填された容器は最初に
台車から再び取り出される。
本発明は当然のことながら、図示した実施態様による
細長い容器のみならず、従来からのいわゆる丸カンに関
して同様に適用され得る。収納庫としての台車10と容器
搬送車輛3の間の容器交換は、また装置20と無関係に行
うこともできる。例えば、満杯の台車10を他の収納庫ま
で移動させ、容器はここで容器搬送車輛3から次々に取
り出され得る。また、複数の台車10を一連に連結するこ
ともできる。こうして、容器積載個所の面積を拡大する
ことも可能である。また、複数台車10を共に容器取り出
し装置を関連させて設ける場合には、更に効率的に作業
し得る。これは、容器取り出し装置が、例えばロータ紡
糸機における部分的交換を行う場合がそうであるよう
に、新規容器の補給を受ける場合に特に効果的である。
この場合、多数の容器がロータ紡糸機に給送され、これ
らの容器が例えば区分的に交換され得る。この際、ロー
ター紡糸機におけるこれら容器が台車10上に在る場合も
効果的である。従って、空の、或はもはや必要とされな
いスライバーを紡糸機から搬出し、新規スライバーを収
容する容器を載置する台車10により代替することが可能
になる。
この装置に自動車輪を設けると、この移動不能の搬送
システムによる方法において、台車10を車輛3と同様に
独自に移動可能とすることができるので有利である。こ
の場合、容器に繊維を所望の程度に充填した後、台車が
ある位置に移動し、装置20近傍の収納庫は、新しい台車
10用の空所となされる。
図7a−7に、満杯状態の台車10による容器交換処理過
程を示す。図7によると、容器搬送車輛3はこのような
台車10の側方に位置する。この定置は、容器搬送車輛3
の容器載置空所5が台車10の充填容器2と対向するよう
になされているのが好ましい。まず、充填容器2が台車
10から容器搬送車輛3に取出される。図7cに示すよう
に、台車10が容器搬送車輛3の空容器1の方向に移動す
ることにより、台車10の容器載置空所5を取出し位置に
もたらす。次いで、車輛3から空容器1を引渡し、台車
10の容器積載個所に載置する。必要に応じて、台車10を
図示しない位置に移動させ、ここから空容器1をあらた
めて充填することもでき、或は容器搬送車輛3を再び待
機させ、充填容器2を受け取ることもできる。
図8に、容器交換処理直前の装置の略図を示す。この
実施態様において、容器搬送車輛3上に容器載置空所が
設けられている。この容器搬送車輛3は全体として4個
所の容器積載個所から構成され、そのうち3個所の容器
積載個所が空容器1で占拠されている。容器搬送車輛3
は停止位置に存在し、この停止位置で、光バリヤ、すな
わち光学式通過センサとして構成されている通信手段3
1、32を台車10の運動を制御する装置と接続している。
光バイヤ31、32はそれぞれ受信機、送信機を構成し、こ
れにより相互に種々の処理のための信号交換を行い得
る。すべての容器交換処理が行われる間、容器交換車3
はこの停止位置に在って、台車移動制御装置と絶えず信
号交換なし得る。収納庫として設置される台車10の運動
制御用装置は摩擦輪駆動装置24に作用し、この駆動装置
は台車10を双方向矢印で示されるように、往復走行さ
せ、またそれぞれに必要な容器引渡し位置に停止させ
る。台車10上には空容器1および充填容器2が配列され
る。
図示した本発明による有利な態様において、容器搬送
車輛3は複数の容器を運搬するが、この車輛3の搬送目
的のため、交換されるべき空容器用の載置空所をもたら
すために、図示の車輛3はこの状態で3個の容器を搬送
するように構成されている。台車10用の制御装置は充填
時点に在る載置容器を点検し、車輛3上に在る3個の容
器を所定搬送能力によって、台車10上から車輛3に引き
渡すべき最も早く充填された3個の容器2を選定する。
図8に示す台車10の位置は、車輛3上の容器載置空所に
対向している充填容器2がこの最も早く充填された3個
の充填済容器2に該当するようになされている。これに
対応して充填済容器2が車輛3に引渡されると、台車10
は車輛3上の空容器1を、台車10上のこれによりもたら
された容器載置空所に引渡すために処理サイクルを履行
する。次いで台車10はさらにこのサイクルを進め、これ
により、あらかじめ選定してある3個の最も早く充填さ
れた充填容器中の最も近い充填容器が、車輛3上の容器
載置空所に対向するに至る。次いで、充填容器2の車輛
3への引き渡しが再び行われる。これに応じて、最も早
く充填された3個の充填容器が車輛3に引渡される。当
初、台車10上に在った第四番目の充填容器2が最新の容
器交換処理の際に、今や最も早く充填された容器として
記憶され、次の交換に備える。
このような容器交換原理において、最も古い(最も早
く充填された)容器が最初に交換されるのではなく、交
換されるべき複数の容器のうち、最初に到達した容器が
交換されることが重要である。これにより、容器交換時
間が大幅に短縮され得る。台車10はそれぞれ短い工程で
移動しなければならないからである。この容器交換過程
における他の利点は、台車10あり得べきあらゆる移動量
が減少し得ることである。上述した方法により、図8に
おいて、台車10の最右端に在る容器が車輛3の最左端に
在る容器積載個所に割り当る必要がなくなる。台車10の
最左端の容器積載個所と車輛3の最右端の容器積載個所
に関しても同様のことが該当する。従って台車10は、少
なくとも2箇所の容器積載個所において更に少ない距離
だけ移動すれば足りる。台車10の全体的移動工程を減少
させることにより、それだけ迅速な交換処理が可能とな
る。
以下に両光バリヤ31、32の交信につき説明する。両光
バリヤはそれぞれ低位信号および高位信号を生起させる
ことができ、これらの信号に対応する光バリヤで認識さ
れる。容器にスライバーを充填する区間に装置がある場
合、光バリヤ31は、空容器が台車10から取り出され、上
記区間で充填され、次いで充填容器が台車10に返還され
る間、「低位」の状態にある。容器搬送車輛3が停止位
置に到着し、ここに定置されると、光バリヤ32は高位信
号により容器交換が必要であることを示す。光バリヤ31
の受信設備を具備する装置がこの信号を受けると、台車
10を定位置に保持して、取出されるべき最も早く充填さ
れた充填容器2を容器搬送車輛3の容器載置空所に対向
させる。この場合、最も古い(最も早く充填された)容
器のうちのどれを搬送車輛3の載置個所に取出すべきか
を、最短移動路を考慮して判定し、あるいは場合によ
り、更に台車10の特定の容器載置個所を車輛3の特定の
容器載置個所と関連させ得るか否かを判定する。容器搬
送車輛の走行方向において最も近い容器は、一般的に前
回取り出された容器に隣接している容器と考えられる。
台車10が対応する容器交換位置に到達すると、容器交
換処理が開始される。この処理開始は、光バリヤ31の高
位信号により行われる。台車10上の充填容器の車輛3へ
の交換に際し、光バリヤ32の送信信号は「低位」に設定
される。容器2が取出されると、交換処理の終了が光バ
リヤ32の高位位置により示され、次いで光バリヤ31の信
号は再び「低位」に設定され、台車10は空容器引渡しの
ため、台車10上の載置空所を特定位置に対応する位置ま
で移動せしめられる。光バリヤ31、32の信号表示は空容
器引渡しの際にも同様の態様で行われる。
光バリヤ31、32の信号により台車10から車輛3への容
器交換が保証され、逆に容器交換処理を通じて区内にお
ける中断は生じない。この中断は場合により容器交換を
遅延させ、障害をもたらすに至る。
図示、説明された発明実施態様はスライバー形成装置
における容器収納庫にのみ限定されるものではなく、こ
のような装置と無関係な収納庫、貯蔵庫に対しても同様
に使用され得る。収納庫が移動可能の台車10で構成され
る場合、これが空になった後に充填容器が交換補充され
る。なお本発明は図示、説明された実施態様に限定され
るものではない。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 モール,ベルンハルト ドイツ国、85135、ティティング/アル トドルフ、ブルクシュトラーセ、5 (56)参考文献 特開 平4−75973(JP,A) 特開 昭62−60772(JP,A) 国際公開91/18135(WO,A1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D01H 9/18 B65H 67/04

Claims (30)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】収納庫から空容器を供給され、充填容器を
    収納庫へ向けて送出するようになされたスライバー形成
    装置において、充填容器を収納庫から取出し、これと交
    換して空容器を収納庫へ収納する、容器収納方法であっ
    て、 前記収納庫は移動可能とされ、その移動方向には容器を
    配列載置するための複数の容器載置個所が設けられ、 前記収納庫の一方側の容器載置個所には充填容器が、他
    方側の容器載置個所には空容器が載置され、 前記収納庫から容器を取出し且つ送り込む容器把持装置
    が前記収納庫に対して設けられ、 前記収納庫は、容器の載置されていない載置空所、空容
    器の載置箇所、または充填容器の載置箇所が前記容器把
    持装置の位置へもたらされるように移動せしめられる、 ことを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】充填容器を収納している収納庫を、スライ
    バー形成装置において、空容器を収納している収納庫と
    入れ替えることを特徴とする、請求項1による方法。
  3. 【請求項3】充填容器を、他の容器の充填処理の間に、
    収納庫から取出すことを特徴とする、請求項1又は2に
    よる方法。
  4. 【請求項4】取出された充填容器の代わりに、空容器を
    収納庫に引渡すことを特徴とする、請求項1〜3の何れ
    かによる方法。
  5. 【請求項5】充填容器の列に続く空容器が充填のために
    収納庫から取出されることを特徴とする、請求項1から
    4のいずれかによる方法。
  6. 【請求項6】充填容器を収納庫から取出し、充填のため
    に取出された容器が載置されていた空所に空容器を載置
    することを特徴とする、請求項1から5の何れかによる
    方法。
  7. 【請求項7】空容器の列に続く充填容器を収納庫から取
    出すことを特徴とする、請求項1から6のいずれかによ
    る方法。
  8. 【請求項8】収納庫に最初に給送された充填容器を再び
    最初に収納庫から取出すことを特徴とする、請求項1か
    ら7のいずれかによる方法。
  9. 【請求項9】容器交換処理の間における複数容器の交換
    作業に際し、収納庫上の充填容器のうち充填時期の早い
    複数の容器を確認し、かつ容器把持装置に対する収納庫
    の最短移動路を考慮して確認されたそれら複数容器が収
    納庫から取出されることを特徴とする、請求項1から8
    のいずれかによる方法。
  10. 【請求項10】ことに容器充填装置の近傍に配置され、
    空容器の列および/あるいは充填容器の列を載置してい
    る収納庫により、容器を収納し、取出す方法であって、
    収納庫上の充填容器と空容器との間に容器載置個所を有
    さず、容器搬送車輌を収納庫位置に停止させ、空容器を
    上記搬送車輌から収納庫の容器載置空所に引渡し、充填
    容器を収納庫から搬送車輌に引渡し、空容器載置個所の
    方向に収納庫を移動させて、収納庫上の空容器載置空所
    を、容器搬送車輌に対して再び当初位置にもたらすこと
    を特徴とする方法。
  11. 【請求項11】ことに容器充填装置の近傍に配置され、
    空容器の列および/あるいは充填容器の列を載置してい
    る収納庫により、容器を収納し、取出す方法であって、
    容器搬送車輌を収納庫位置に停車させ、充填容器を収納
    庫から搬送車輌に引渡し、収納庫もしくは容器搬送車輌
    を容器載置個所周辺において移動させ、これにより搬送
    車輌の空容器を収納庫上の容器載置個所に対向させるこ
    とにより、空容器を搬送車輌から収納庫に引渡し、必要
    に応じて収納庫を前回移動方向と逆方向に再び移動させ
    ることを特徴とする方法。
  12. 【請求項12】ことに容器充填装置の近傍に配置され、
    空容器の列および/あるいは充填容器の列を載置してい
    る収納庫により、紡糸容器を収納し、取出す方法であっ
    て、収納庫上の空紡糸容器と充填紡糸容器との間におい
    て容器載置個所を有さず、容器搬送車輌を収納庫位置に
    停車させ、収納庫を空容器用載置個所の方向に移動させ
    ることにより、収納庫の容器載置空所を搬送車両上の空
    容器と対向させ、この搬送車輌上の空容器を収納庫の空
    容器載置空所に引渡し、充填容器を収納庫から搬送車輌
    に引渡すことを特徴とする方法。
  13. 【請求項13】空容器と充填容器の交換を、収納庫上の
    空容器と充填容器との間において、上記交換後、容器載
    置空所が維持されるように行うことを特徴とする、請求
    項1から12のいずれかによる方法。
  14. 【請求項14】容器搬送車輌を収納庫側方に停車させ
    て、この搬送車輌に連行された空容器を収納庫の空容器
    側方に、また搬送車輌の容器載置空所を収納庫の充填容
    器側方に位置させることを特徴とする、請求項1から13
    のいずれかによる方法。
  15. 【請求項15】ことにスライバー形成装置において、空
    容器および充填容器のための収納庫と、この収納庫帯域
    における容器搬送車輌(3)用の停止位置とを具備する
    容器収納装置であって、収納庫が台車(10)として構成
    されており、この台車(10)が上記停止位置に配置さ
    れ、かつ容器(1,2)の受取りおよび引渡しのために、
    上記停止位置に沿ってそれぞれの必用位置に移動し得る
    ようになされた装置。
  16. 【請求項16】台車(10)および容器搬送車輌(3)の
    停止位置における制御のため制御装置が通信手段(31,3
    2)と接続されていることを特徴とする、請求項15によ
    る装置。
  17. 【請求項17】通信手段がそれぞれ送信機および受信機
    を具備する光バリヤ(31,32)であることを特徴とす
    る、請求項16による装置。
  18. 【請求項18】台車(10)の一方端部側に空容器(1)
    が、また台車(10)の他方端部側に充填容器(2)がそ
    れぞれ載置されるように、空容器(1)および/あるい
    は充填容器(2)が台車(10)に配列されることを特徴
    とする、請求項15から17のいずれかによる装置。
  19. 【請求項19】空容器(1)と充填容器(2)の間に、
    容器載置空所(5)が設けられることを特徴とする、請
    求項18による装置。
  20. 【請求項20】台車(10)の長手方向両側において、容
    器(1,2)が積み降ろし可能になされていることを特徴
    とする、請求項15から18のいずれかによる装置。
  21. 【請求項21】台車(10)の桁材(11)の摩擦面に作用
    する摩擦輪駆動装置(24)により、台車(10)が移動し
    得ることを特徴とする、請求項15から20のいずれかによ
    る装置。
  22. 【請求項22】桁材(11)の摩擦面が摩擦輪駆動装置の
    対向輪(26)により支承されていることを特徴とする、
    請求項21による装置。
  23. 【請求項23】台車(10)の積み降ろし高さレベルが、
    積み降ろし装置に対して調節可能であることを特徴とす
    る、請求項15から22のいずれかによる装置。
  24. 【請求項24】台車(10)が摩擦輪駆動装置(24)の段
    付対向輪(26)により高さ調節されることを特徴とす
    る、請求項23による装置。
  25. 【請求項25】台車(10)上の容器載置個所(5)に側
    方案内部材(14)が設けられていることを特徴とする、
    請求項15から24のいずれかによる装置。
  26. 【請求項26】台車(10)上に、充填されるべき容器
    (1)より多い容器載置個所が設けられていることを特
    徴とする、請求項15から25のいずれかによる装置。
  27. 【請求項27】台車幅が容器の直径もしくは長さより小
    さい寸法であることを特徴とする、請求項15から26のい
    ずれかによる装置。
  28. 【請求項28】ことに充填容器(2)を満載する台車
    (10)が、収納装置において、ことに空容器(1)を満
    載する他の台車(10)と交換され得ることを特徴とす
    る、請求項15から27のいずれかによる装置。
  29. 【請求項29】台車(10)の各容器載置個所に、容器把
    持装置に対して容器載置個所を定置するための手段(2
    8)が配置されていることを特徴とする、請求項15から2
    8のいずれかによる装置。
  30. 【請求項30】台車(10)を正確に定置するための案内
    手段(23)が設けてられていることを特徴とする、請求
    項15から29のいずれかによる装置。
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