JPH03505761A - 紡績機械のクリール内及びクリールへの紡績可能なストランドパッケージの搬送 - Google Patents

紡績機械のクリール内及びクリールへの紡績可能なストランドパッケージの搬送

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JPH03505761A
JPH03505761A JP50575390A JP50575390A JPH03505761A JP H03505761 A JPH03505761 A JP H03505761A JP 50575390 A JP50575390 A JP 50575390A JP 50575390 A JP50575390 A JP 50575390A JP H03505761 A JPH03505761 A JP H03505761A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 紡績機械のクリール内及びクリールへの紡績可A)ランドパッケージの搬送 本発明はパッケージもしくはパッケージキャリヤを紡績機械、特に紡糸機へ搬入 しかつ機械内で搬送する装置に関する。
装置が搬送するパッケージが、満巻になったストランドパッケージであるのか、 それとも空のパッケージキャリヤであるかは本発明の目的にとって重要ではない ため、以下の説明ではパッケージ、パッケージキャリヤ共、単に「キャリヤ」と 称することもある。
我々の1988年10月1日付の欧州特許出願第88116282号(1988 年lO月18日付米国特許出願第07/259249号、及び日本国特許出願第 63−255026号に対応)、及び1990年1月25日付欧州特許出願第8 9101255号(1989年2月9日付米国特許出願第07/308405号 、及び日本特許出願筒1−27730号に対応)において、我々はロービングパ ッケージのリング精紡機への搬入及び精紡機内での搬送について、利点の多い解 決法を提唱してきた。解決法は特にロービングパッケージのリング精紡機への搬 入のための搬送システムと、リング精紡機内での運搬のためのコンベヤシステム を予見したものとなっている。この種の解決法では搬送システムと機械内のコン ベヤシステム間に必然的に多くの連結点が存在している。
本発明の目的は、パッケージ及びパッケージキャリヤの搬送システムとコンベヤ システム間の移送に関する問題点を効果的に解決することにある。
本発明はパッケージ又はパッケージキャリヤを紡績機械へ搬入し機械内で搬送す るための搬送装置を提供するものである。本発明の搬送装置は、パッケージとキ ャリヤ、又はそのいずれかを機械の周辺あるいは機械に沿って移動させるための 搬送手段を有しており、ほかにもパッケージとキャリヤ、又はそのいずれかを搬 送手段とコンベヤシステム間で移送させるための複数の連結地点を有しており、 さらに機械の周囲及び機械に沿って、又はそのいずれかで移動可能で、かつ任意 の連結地点でパッケージとキャリヤ、又はそのいずれかを移送するための選択的 動作が可能な行程切換手段を有している。
搬送装置は、例えば西独特許明細書第3601832号に開示されているオーバ ーヘッドコンベヤのような形状であるのが望ましい。
本発明の実施例の一つに従った方法では、紡糸機、特にリング精紡機に、糸管搬 送トロリを走らせるための軌道(レールシステム)を紡糸位置に沿って設けるこ とができる。このトロリには、粗紡機などの紡糸準備機械により巻取られたスラ イバーパッケージ又はロービングパッケージのキャリヤとして機能する糸管を積 載することができる。トロリはこれらのパッケージを紡糸機のクリールに運搬す る。クリールは、クリール内への移送のためにパッケージが必要とされる紡糸位 置付近でトCI Uが停止できるような構造になっている。この移送工程の前に 、空の糸管又は糸が部分的にしか巻取られていないパッケージをクリールから取 除くことができる。トロリと共にレール上を移動し、トロリか紡糸位置で停止し た時に糸管又はパッケージをクリールに移送する糸管移送装置をトロリに装備す ることができる。この実施例の基本原理は、糸管やパッケージの搬送トロリ自体 が、トロリからクリールへパッケージを移送できる構造となっている点にある。
しかし大規模紡績工場(広範な搬送ネットワーク、多数の紡績機械、多数の搬送 トロリを有する工場)においては、本実施例の装置が常に受入れ可能であるとい うわけではない。
このために実施代替例では、行程切換装置もしくは移送装置が搬送トロリではな く紡糸機本体に取付けられており、紡機に対しくすなわち紡機に連結される切換 装置もしくは移送装置に対し)トロリか所定の位置関係に移動した時、トロリか らの移送作業を開始するようになっている。
本発明の好ましい実施例において、紡糸機に連結された切換装置もしくは移送装 置(「ハンドリングロボット」と称することもできる)は、紡糸機内でパッケー ジとパッケージキャリヤ、又はそのいずれかを搬送するための前述のコンベヤシ ステムに統合されている。又この切換もしくは移送装置は、満巻になったパッケ ージをクリールに移送する(又はクリールがら空パッケージを移送する)だけで なく、クリール内においてもパッケージとキャリヤ、又はそのいずれかを移動さ せることができるようになっている。
クリール内のコンベヤシステムの好ましい形態は、紡糸機の縦軸と交差する(直 交するのが望ましいが)複数の通路で構成されており、各々の通路はそれと連結 している紡機の紡糸位置に紡績可能ストランドを搬送するため、少なくとも1つ のパッケージを運搬できるようになっている。紡糸機は、それぞれ機械の長手方 向に延びて機械の中心領域から外側反対方向に向いた2列の紡糸位置を有する「 両面」紡糸機であっても良い。コンベヤシステムにはほかにも機械の中心部を長 手方向に伸延するコンベヤ手段を含めることもできる。切換及び移送装置(ハン ドリングロボット)は、パッケージとキャリヤ、又はそのいずれかを、この機械 中心部のコンベヤ手段と各々の紡糸位置に連結している横向き通路との間で移送 できるような構造にすることができる。
従来のリング精紡機においてはクリールは通常機械上部の保持体上に装備されて いる。パッケージはクリールから吊り下げられ、機械の全高と運転員の慎重に相 当する、床上はぼ頭上の高さに位置している。運転員によるサービスが必要とさ れる紡糸位置床面とクリールの間に設けられている。サービス要員は個々の紡糸 位置サービス業務を実行する自動サービス機で代替しても良く、通常この自動サ ービス機は紡機に取付けられたレール、又は機械前の床面に配置されたレール上 を移動できるようになっている。
紡糸機にパッケージを搬入するとともに機械からキャリヤを搬出するための搬送 システムは、搬入・搬出作業をほぼクリールの高さで実施するような構造にする のが望ましい。本発明に従った切換及び移送装置(ハンドリングロボット)は、 搬送システムとクリールの間、もしくはクリールのすぐ上又はすぐ下に設けて、 紡糸位置へのアクセスと、クリールから紡糸位置へ送られる紡糸原料へのアクセ スができるだけ妨げられることのないようにするのが望ましい。
本発明に従った切換及び移送装置(ハンドリングロボット)は、満巻のパッケー ジを紡機のクリール内の横向き通路上で移動させると同時に、既に通路上にある パッケージとキャリヤ、又はそのいずれかを移動させることができる。しかし、 通路上に既にあるパッケージ・キャリヤと、新たに到着したパッケージを同時に 移動させることは、本発明の重要事項ではない。各々のパッケージ・キャリヤを 個別に移動し、パッケージ・キャリヤが連なりになって搬送されるようにしても 良いし、又、パッケージ・キャリヤをグループ分けして(例えば2つ一組にして )グループ単位でまとめて搬送しても良い。
以下、本発明の様々な実施例を添付図面を参照しながら説明していく。
第1図は、本発明に従ったリング精紡機の一部の概略図である。
第2図は、基本的に第1図の切断線II−IIに沿った、別の実施例の断面図で ある。
第3図は、基本的に第1図の切断線II−IIIに沿った、機械の長手方向中央 平面をはさんで両側に2列の紡糸位置を有するリング精紡機の別の実施例の断面 概略図である。
第4図は、本発明に従ったリング精紡機のさらに別の実施例の、紡糸位置を省略 した概略図である。
第5図は、第4図の線v−vに沿って切取った断面図である。
第6図は、第4図の線IV−IVに沿って切取った断面図である。
第7図は、さらに別の実施例の第4図同様の平面図である。
第8図は、リング精紡機のクリール内の2本の隣接する横向き通路上に位置した それぞれ異なった紡糸工程にある糸管と、各糸管の紡糸原料の量を検知するセン サーを示した平面図である。
第9図は 糸管上の紡糸原料の量を検知するセンサーを備えた糸管移送キャリッ ジの一部の側面図である。
第10図は、第7図の線x−xに沿って切取った断面図である。
第11図は、さらに別の実施例に従った糸管移動キャリッジを備えたリング精紡 機の一部の鉛直断面図である。
第12図は、第11図に従った実施例の横向きの支持体の斜視図である。
第13図は、さらに別の実施例の概略図である。
第14図は、a、bとも第13図のハンドリング機素のためのハンドリングロボ ットを示した図である。
第15図は、リング精紡機内の、又は精紡機に隣接した、本発明に従った搬送装 置の一部の概略平面図である。
第16図は、第1図に示された配置の変形例の概略平面図である。
第17図は、本発明に従った行程切換装置もしくは移送装置の手段によって、パ ッケージ又はパッケージキャリヤを移送するだの可能性の一例を概略図で示した ものである。
第18図は、第17図同様の移送を行うための第2の可能性を概略図で示したも のである。
第19図は、糸管搬送トロリを走らせるレールが片側に設けられたリング精紡機 の一部の概略平面図である。
第20図は、さらに別の実施例の同様の概略図である。
第21図は、第15図同様のリング精紡機全体の概略平面図であり、さらに細部 を示したものである。
第22図は、リング精紡機とクリールの概略断面図であり、実線で従来の一般的 な配置を、破線で本発明に関連した修正部を示したものである。
第23図は、リング精紡機ヘパッケージを搬入し、かつ精紡機からパッケージを 搬出するための搬送ネットワークの一部とリング精紡機を示す図である。
以下、本発明の基礎を成す一般原理について、まず第22図と、第15図乃至1 8図及び第23図の図面を参照しながら説明していく。基本原理の実用化のため の考えられる様々な実施例については、その後でその他の図面を参照しながら詳 細に説第22図はリング精紡機の縦の断面図を示したものであり、リング精紡機 220は紡糸室内の床面224上に脚222によって支持されている。精紡機に は、機械の全長にわたり軸方向に伸延し多くの機素を保持している。横向き支持 体(「サムソンズJ ) 226により形成される枠組がある。精紡機は機械中 6軸を含む鉛直面CPに対し左右対称である。すなわちたの精紡機は、面CPを はさんで両側にそれぞれ外側を向いた紡糸位置を2列有する「両面」精紡機であ る。各々の紡糸位置はドラフト部228とスピンドルユニット230により構成 され、両者の間には糸案内機素232がある。紡糸位置は従来の一般的構造であ っても良く、このことからも第22図では細部を示さずに全体の概要だけ示して いる。
ドラフト部228とスピンドルユニット230には適切な駆動装置が備えられて いる。精紡機にはほかにもその縦軸に沿って伸延する吸込み路234と、それぞ れの紡糸位置と連絡し廃棄原料を収集する分岐管(図面表示なし)を有する油圧 システムが含まれている。精紡機の両端部(図面表示なし)には、精紡機の全て の紡糸位置に共通する作動機素(中央駆動・制御・油圧システムなど)が位置し ている適切な端部ヘッドがある。精紡機の最新機種には通常、スピンドルユニッ ト230から巻取りが終了したストランドパッケージを搬出し、新たなストラン ドパッケージ巻取りのための糸管と交換する作業を自動的に実施するドツファ− を装備することができる。しかしこの種のドツフィング装置は本発明の一部では ないため、第22図では省略されている。
最新のリング精紡機には数多くの紡糸位置があり、対称面CPをはさんで反対側 に位置する2列に1000乃至1200もの紡糸位置が等間隔で配置されている 。個々の紡糸位置のサービス業務を担当するサービス要員もしくは始動サービス 機は、床224の上に立ち(支持されて)、各々の紡糸位置への良好なアクセス を確保したまま精紡機に沿って自由に移動することができる。
紡糸位置の紡糸原料は、精紡機の枠組にしっかりと固定された鉛直支柱238に よって支持されている。いわゆるりIJ−ル236から供給される。クリール2 36には横向き支持体240があり、隣接する一組の紡糸位置に対し1つの支持 体240が設けられている。それぞれの支持体240は中央支柱238から片持 ち梁の形状で外側に向かって突出し自由端を有している。
従来のリング精紡機の支持体240には通常2つの懸垂装置242があり、そこ から吊り下げられたロービング管244はそれぞれの懸垂装置242に対し自由 に動けるようになっている。
ロービング管244はクリール236に最初に取付けられる時、それぞれの横向 き支持体240と連結している紡糸位置で紡がれることになるロービングパッケ ージ246を保持している。
このパッケージから引出されるロービングは、支柱238に積み付けられた縦長 の案内ロッド248などの糸案内を通り、それぞれのパッケージから個々のドラ フト部228へ走っている。
ロービングの糸道は、面全体をわかり易くするために、そして又この種の配置は 当業者の習熟しているところでもあるため、第22図では省略しである。
本明細書で言及する「ロービングパッケージ」とは、粗紡機上に準備された僅か な撚りを与えられた撚り糸のパッケージのことを指している。しかし本発明が主 としてロービングの供給を行う機械に限定されていることは明白である。例えば リング撚糸機はストランドパッケージをそのままで受は取っている。
紡糸位置に隣接するサービス区域の妨害とならないように、クリールは通常、ク リールからぶら下がっているパッケージがサービス要員の頭上の高さもしくは自 動サービス機が移動する領域の上方に保持されるように配置されている。
本発明では、前述の欧州特許出願第88116282号及び第89101255 号に開示されている原理に従った方法で、従来の支持体240を横向き通路に転 換することを提唱している。すなわち、ロービングパッケージとパッケージ管、 又はそのいずれかは、リング精紡機へのパッケージはパッケージ管、又はそのい ずれかの搬入・搬出を行う搬送システムへ、この横向きの通路に沿って出入りで きるようになる。この従来配置の修正案は第22図に破線で示されている。修正 案には面CPに隣接する中央コンベヤ領域が含まれている。中央コンベヤ領域2 50では、空の糸管(又は少なくともまだほとんど巻取られていないパッケージ 252)が機械の縦軸方向に搬送される。最も外側のコンベヤ路256では、新 たに機械に搬入されたパッケージが機械の周囲を、又は少なくとも片側の全長に 沿って移動している。欧州特許出願第89101255号の好ましい実施例に従 った方法では、各々の横向き通路240は図面に破線で示されている位置258 まで伸延し、そこにパッケージの待機地点を設けており、まだ少なくとも部分的 に糸が残っておりそれぞれの紡糸位置に糸を繰出しているパッケージによって( 図面では実線でしめされている)作業位置が占有されている間、新たに搬入され た満管のパッケージが最も外側のコンベヤ路からそれぞれの横向き通路の待機地 点に入ることができるようになっている。
この様々な横向きの移動を実施するための装置が本発明の主題であり、以下、そ の他の図面を参照しながら詳細に説明していく。その前に、第15図乃至18図 及び第23図に関して、−膜構造の幾つかの原理について述べておく。
第15図において、参照番号300は機械の縦軸方向に伸延した中央通路Bと複 数の横向きレール(横向き通路)Qを有するクリールを備えたリング精紡機を指 している。原理をわかり易(説明するため、第15図では横向き通路Qは12本 だけしか示されていない。各々の横向きレールQは1つもしくは(こちらの方が 望ましいのだが)2つの隣接する紡糸位置と連絡しているため、最新のリング精 紡機には片面に500乃至600という、非常に多くの横向きレールを装備しな ければならない。
ロービングパッケージは粗紡機グループ(図面表示なし)からオーバーヘッドコ ンベヤ装置の形状をとった搬送ネットワークを中継してリング精紡機300に搬 入される。搬送ネットワークは第15図ではそのごく一部のみ、すなわち精紡機 300の両サイドの直線搬送レール314.316と、精紡機の端部でこの主レ ール314.316と連絡する曲線レールWSのみが示されている。
パッケージ搬送キャリッジTWがこのネットワーク上を移動し、ロービングパッ ケージを粗紡機グループから(多数の紡績機械の中でも)特にこのリング精紡機 に運んでいる。搬送キャリッジは同時に精紡機から受取った空のパッケージを粗 紡機グループへ持帰る。以下の説明では、ロービングパッケージは横向き通路Q を通り中央通路Bに移動し、空のパッケージは中央通路Bから別の横向き通路Q Zを通り搬送キャリッジTWに移動することを前提としている。しかしこの移動 方法は絶対に必要なものではなく、パッケージを中央通路Bを経て横向き通路Q に配分し、各々の横向き通路Qから搬送キャリッジTWに移送することも可能で ある。ほかにも精紡機へのパッケージの供給及び空パッケージの精紡機からの搬 出を、中央通路Bの延長部(図面の破線部)を経て行うことも可能であり、この 時には別の横向き通路QZは不要になる。いずれの変形例を選択した場合も、横 向きレールQと搬送ネットワークの主レール314.316間には非常に多くの 連結点が存在することになる。連結点は第15図に小円で示し参照符号νSが付 されている。各々の連結点にはパッケージ又はキャリヤの移送のために個別の切 換装置を設けることができる。しかし本発明の目的はそれに代替する解法を提供 することにある。
第1の変形例(第15図)において各々の搬送キャリッジTWの本体には独自の (行程)切換装置Wが取付けられている。
この切換装置は移送装置もしくは一般的にハンドリングロボットと称することが できるものである。切換装置WH任意の連結点vSに到達した時、その連結点に おいてパッケージ又はキャリヤの移送を行うために使われる。第17図、第18 図はこの移送機能を実行するための様々な可能性を概説したものであり、その詳 細については第19図乃至第21図を参照しながら説明していく。
しかし第15図に従った実施例ではそれぞれの搬送キャリッジに独自の切換装置 を装備することが必要である。本明細書の導入部分で既に触れたように、この種 の装備は大型搬送設備を有する大規模紡績工場での使用には必ずしも適したもの ではない。このために代替的解法を第16図に概略図で示している。第16図の リング精紡機(ここでは参照ばっこう400が付されている)にはもう1本の補 助レールZSが設けられており、その上を「切換キャリッジ」四が走るようにな っている。
切換キャリッジWWは搬送キャリッジTWと一緒にリング精紡機400の周囲を 移動可能である。その目的のために、搬送キャリッジと切換キャリッジのいずれ か一方のみを駆動すれば良いよう、両者間は一時的に接続(連結)することがで きる。
しかしキャリッジTW、 MWを互いに切離して駆動させ、独立してリング精紡 機400の周囲を移動させても良い。例えば切換キャリッジWWは搬送キャリッ ジTWが来る前に任意の連結点νSに先に到達していることも可能である。
ほかにも切換キャリッジ■を特定のリング精紡機と連携させて、その精紡機周囲 の補助レールZS上のみを移動できるように装備することもできる。この種の切 換キャリッジWWはリング精紡機400の自律制御システム(図面表示なし)に よって制御される。しかし、補助レールZSを全体設備の中の搬送ネットワーク に統合し、そこから必要に応じて切換キャリッジを任意のリング精紡機400に 配送するように配置することも可能である。
第16図はリング精紡機内のパッケージ又はキャリヤの移動を代替例で示したも のである。この例においてノ寸ツケージは搬送レールLSを経てリング精紡機4 00の中央通路已に進み、中央通路からそれぞれの横向きレールQに配送される 。従ってこの例における個々の横向きレールQと繋がった連結点は、空のパッケ ージキャリヤを搬送キャリッジTWに移送するだけの手段として機能する。しか しこのリング精紡機内部におけるパッケージの移動方法の変形体は直接本発明の 根幹に関わるものではなく、あくまでも本発明に従った移送手段によって応用で きる可能性の一例として示したものである。本発明に従った原理は、リング精紡 機内部でのパッケージ移動形態がどのようなものであっても利点をもたらすもの である。
第17図は、ある任意の連結点VSAにおいて、搬送キャリ・ソジTIJへの移 送作業もしくは搬送キャリッジTWからの移送作業の第1の可能性を示したもの である。搬送キャリ・ソジTWには独自のレール部TWSが設けられている。パ ッケージキャリヤSTはレールTWSに連結されレールに沿って移動することが できる。満巻のパッケージはこのパッケージキャリヤSTに吊り下げられている 。切換装置W(搬送キャリ・ソジTWと一体化)又は■(個々の搬送キャリッジ に装備)にはレール部跡がある。
切換装置の位置決めが適切に行われた時、レール部SWは、連結点VSAにおい て横向きレールQと、かつ搬送キャリ・ソジTi1lのレールTWSと同一線上 に位置することになる。必要に応じ合口Aなどの手段によって位置決めを適切に 行うことができる。
位置決めの時搬送キャリッジTWはパッケージ移送のために停止することなく、 第17図の矢印方向にさらに移動を続ける。
しかし行程切換装置W又はW−は合口Aによりパッケージ移送地点に押し止めら れ、搬送キャリッジTWの移動に付いていくことはできない。このため搬送キャ リッジTi1lと切換装置W又はwvIの間には第17図に破線で示した矢印方 向Pの相対運動が生じることになる。この相対運動を利用して搬送キャリッジか ら切換装置W又はWWへのパッケージ(又はパッケージキャリヤ)移送が行われ る。移送されたパッケージはその後横向きレールQ上に進んでいく。この時合口 Aは切換装置W又はWWを開放し、切換装置は搬送キャリッジと共に(あるいは 搬送キャリッジと切詰されて)移動を再開する。切換装置Wを搬送キャリッジT Wの側部に保持ずく時は、相対運動が可能になるよう、搬送キャリッジTWに対 し若干量滑動できるように(図面表示なし)取付けなければてらない。
第18図はさらに別の可能性を示したもので、搬送キャリッジTWは連結点VS AでパッケージキャリヤSTの移送のために停止する。各レールTWS、 SW 、 Qは第17図に示されたものと同一である。この例では、パッケージ(パッ ケージキャリヤ)を切換接続を経て横向きレールQに搬送するため、搬送キャリ ッジTWにピストン・シリンダーユニット (図面表示なし)のような搬送手段 が設けられている。
横向きレールQからのパッケージキャリヤ搬出は、第17図、第18図のいずれ のシステムであっても、原則的に上記と同様に行うのが望ましい。第23図は( 図面表示のない粗紡機グル−ブの一部を成す)粗紡機406から、ポイントシス テム407を中継して、それぞれのリング精紡機410に連結しその周囲を巡る オーバーヘッドコンベヤ411に繋がっている、搬送ネットワークの一部を形成 するオーバーヘッドコンベヤ405ヲ示したものである。オーバーヘッドコンベ ヤ411はリング精紡機410の両側部に沿って伸延している。精紡機410の 端部ヘッド412と駆動ヘッド413の間には、図面のように精紡機の中心面4 17と直交するよう配置されたレール形状のりIJ−ル路416で構成されるク リールがある。クリールレール416は水平であるのが望ましいが、鉛直面で見 た時、水平面に対し若干傾斜していても良い。各レール416はパッケージ41 8の「動作」 (又は「作業」)位置(第1動作位置)とパッケージ419の動 作位置(第2動作位置)を通ると同時に予備パッケージ420を保持している。
リング精紡機410のそれぞれの側面に独自のポイント装置を配備することは勿 論可能であるが、その場合には各側面に1本ずつ計2本のオーバーヘッドコンベ ヤを設けることになる。
パッケージ搬送手段423(全長に沿って中間連結点を備えたキャリッジ列など 。図面表示なし)は、フリクションローラ駆動手段やチェーンドライブ手段など 、ドイツ特許明細書第3728843号に従った電動手段によって、オーバーヘ ッドコンベヤ405.410上を移動することができる。このキャリッジ列は満 巻のパッケージ424を移送コンベヤ405から搬送コンベヤ411に搬送する 。
好ましい配置列において各々の満巻のパッケージは、懸垂機素(第5図、第6図 にその一例36を表示)によって搬送手段から吊り下げられている支持糸管上に 作られる。パッケージは本明細書で説明する移動を行う間、常にこの懸垂機素と 連結した状態にある。
特定の実施例 以下でまず説明する幾つかの実施例は、第15図に概要を示した原理に従って動 作する、搬送機本体に装備された切換装置に関するものある。第21図はスピン ドルゲージが均一な、すなわち隣接するスピンドル間の相互距離が均一な複数の 紡糸位置312と、一端に駆動ヘッド316を、他端にもう1つの端部ヘッド3 37を有しているリング精紡機311を示したものである。精紡機の両面の一対 の紡糸位置312にはそれぞれ1本の横向きレール333があり、全てのレール 上には作業糸管315’ 、 315”と予備系管315が一列に並んでいる。
2つの作業糸管315°、315”はそれが位置している横向きレール333と 連結している紡糸位置312に原料(図に破線で示された紡糸原料338)を供 給する。
図を明晰にするため、第21図では糸管315.315’ 、 315″は2本 の横向きレール333上のみしか示されていないが、糸管はその他の横向きレー ル333上にも同様に配備されている。
機械及びその丸い一端に沿って、リング精紡機と一部の粗紡機間の搬送ネットワ ークより延長されているレール313が存在する。ブロック図に示す通り、糸管 搬送列414はこのレール313に載せられ、ロービングを完全に巻きつけた複 数の糸管を搬送する。好ましくは、糸管は糸管搬送列414より下方に吊下げら れ、この装置がトロリの役目を果たすべきである。また糸管搬送列414には糸 管移送装置318が取付けられている。この糸管移送装置については第19図と 第20図に関連して詳細が後述される。
紡糸機の中央部分には空糸管搬送手段317が設置しである。
この装置は例えば往復移動可能なコンベヤを使用して形成できる (図の簡素化 のために第21図には示されていない)。336は返還される空の糸管を示して いる。
第21図に見られるリング精紡機の下部で、端部ヘッド337の前面には、横向 きレール333と平行に設置した別の横向きレール333′が取付けである。こ の横向きレール333′は横向き返還装置335の一部を形成し、この横向き返 還装置が空糸管336を空糸管搬送手段317より取出す。空の糸管は引続き機 械外側に運び出され、糸管移送装置318によって糸管搬送列314に送られる 。この時の糸管搬送列はすでに充分にロービングを巻いた糸管315をおろして 空の状態になっている。
搬送列414に空糸管を載せる前に、搬送ネットワークからこの搬送列によって 運ばれた充分にロービングを巻いた糸管は搬送列からおろされて、クリールの個 々の横向きレール333に続いて移される。この移動は、糸管移送装置318が それぞれの横向きレール333と一列に位置づけされた時に行われ、搬送列31 4のロービングを充分に巻いた糸管315の先頭のものから順に横向きレール3 33に移されるのである。またこの移動の準備作業として、空糸管311はすで に糸管搬送手段317に渡されており、更に隣接する2個の糸管 315と31 5′は1ピッチ分移動されている。すなわち、機械の中央部分に向って作業位置 間隔分移動が行われているのである。このようにして、作業パッケージ315′ は、空糸管(336)として取除かれた前の作業パッケージ315′の空いた位 置に移動するのである。一方、横向きレール333の空の一端の次の糸巻付糸管 315は作業糸管315′の移動によって空いた位置に移される。338により 示されているように、予備のロービング巻付糸管のロービングの紡糸が対応する 紡糸位置312と連結される。これにより、搬送列414から糸巻付状態の糸管 を移し変えるためのスペースが創り出されるのである。
第19図に示す方法により、搬送列414はローラー339を使用してレール3 13上に支持されている。ブロック図に示す搬送列414はトロリの状態で設置 されるのが望ましく、すなわち、レール13より吊下げされ、このレールより充 分にロービングを巻いた糸管315が非固定状態に吊下げられるべきである。こ の方法を可能にするために、搬送列414にはその横手方向に糸管支持レール3 19が取付けられており、このレールより吊下げられた糸巻付糸管315が同じ く横手方向に移動できるようになっている。糸管支持レール319には、搬送列 414の横手方向に延びる直線部分319’ 、前面部に設置した曲線レール部 分319’ 、およびそれに隣接した横延長部分 319′が取付けである。こ の中後者は、搬送列414の前端の糸管移送装置318に位置づけされている。
糸巻付糸管315の上端の迫台部分325を、ロッド340と連結したフィンガ ー322によって、例えば圧縮空気により作動するドライブ装置321aと結合 させることができる。このドライブ装置321aを圧力作動させた場合、ロッド 340は前進し、それにより糸巻付糸管は直線レール319′上を前方に搬送列 414に沿って押し出される。この様にして、先頭の糸巻付糸管315L!曲線 レール部分319′に移動し、このレールに沿って導かれる。またこの移動の時 、サーボモータ323によって回転される延長可能なピボットフィンガー323 が、フィンガー322と同じ側から迫台355と嵌合する。次にピボットフィン ガー324の軸旋回動作により、糸巻付糸管315は横延長レール部分319′ の端部に沿って移動する。搬送列414、すなわち糸管移送装置318は紡糸位 置312と一列に位置づけされ、それによって直線横向きレール部分319′か らの糸巻付糸管は、リング精紡機械311の巻糸架軸316内の横向きレール3 33へと移されることができる。この横向きレール上で、糸巻付糸管は、貯蔵位 置に相当する位置311に図示してない横向き移動方法または手動により移し変 えられる。第21図に示す設置方法に関し、第19図による実施例は各横向きレ ール333と関連した紡糸位置312の構成を示すものである。この構成によっ て一個ずつのみの作業糸管315′と予備系管315がそのレール上に位置する ことになる。しかし、第19図に示す糸管搬送システムもまた第21図の方法に 従って設置することも可能である。
杢糸管336は糸管搬送手段317により紡糸機の末端まで導かれ、そこでこれ らの糸管は位置335において空にされた搬送列414の上に再び載せられる。
この再搭載作業は糸巻付は糸管315の供給作業とは逆の方法によって行われる 。次に、搬送列414はレール313(第21図−)を経て搬送ネットワークに 戻され、そこから粗紡機に移動される。
第20図に示される実施例においては、糸管移送装置318は糸巻付糸管用の搬 送キャリッジより構成されており、この糸管は糸管搬送列414上に実装され、 それによりその搬送列上を横手方向に移動できるようになっている。この移動を 可能にするために、搬送キャリッジ326内にレール313の方向と一致して延 長しているガイド孔343に設置された搬送列414上にガイドロッド340を 取付けることができる。比較的張力の弱いスプリング331により搬送キャリッ ジ327は前方に押されて、搬送列414の前部の迫台332と嵌合するように なっている。
本実施例の最初の変形例として、搬送列414に対し横手方向に移動可能な搬送 キャリッジ326は、糸管移送装置318と整列される糸巻付糸管315と、横 向きレール333との間に延びる横向きレール328を有している。
この後者の横向きレール333上により、糸巻付糸管315が空となった位置3 41に移動されるのである。搬送キャリッジ326はまた機械的糸管移動を装置 (ブロック図中破線により表示)を有し、この装置は糸巻付糸管と整列嵌合し、 これにより糸管を横向きレール318と連結させる。次に、紡糸供給を要する位 置312の横向きレール333上へと糸管を移動するものである。この移動作業 は、糸巻付糸管315が次の予備パッケージとなる位置341に到達するまで継 続される。
別の方法として曲線レール部分329(破線により表示)の使用が可能である。
この場合、曲線レール部分329′は、糸巻付糸管315の最前列に存在する。
この曲線レール部分329′は直線レール部分329′まで延び、この直線レー ル部分は横向きレール328と同様な方法で、横向きレール333と一線化する ことができる。
この場合、糸管搬送手段317は最前端の糸巻付糸管を曲線レール329に沿っ て移動せねばならない。移動によって、糸管は横向きレール333に載せられ、 破線により示した方法に従って位置341に導かれる。
搬送キャリッジ326と搬送列414間の移動を行うために、往復可能な迫台3 30が各紡糸位置312に設置しである。 この迫台330は搬送キャリッジ3 26と、第20図に示すように連結する。この連結は搬送列が矢印で示す方向に 移動中に行われ、また横向きレール328(または他の実施例においては横向き レール部分329’ )が横向きレール333と直線整列完了と同時に行われる 。これによって、最前端の搬送列414上に糸巻付糸管の取除きが可能となる。
上記の取除作業が完了次第、搬送列414(この搬送列はモータによる移動また は他の外部的方法によりドライブできる)を、迫台330を糸供給の終った紡糸 位置312により取除いた後前方へ移動を開始することができる。この前進移動 は、次の糸供給の必要な紡糸位置の迫台330と搬送キャリッジ326が直線整 列されるまで継続される。次の直線整列が完了すると、横向きレール328、ま たは横向きレール部分329′は、供給を要する横向きレール333と再び直線 整列する。ただし、糸巻付は糸管315の移動を可能にするためには、搬送列4 14は多少光に進んで移動することが必要で、それにより搬送キャリッジ 32 6が十分な距離を移動し、横向きレール328または曲線レール329が未だ搬 送列414上に留る最前端糸管と直線になるようにせねばならない。この直線化 ができた時に、糸管搬送手段327は糸巻付糸管を関連横向きレール333に移 動する作業を開始する。
上記の操作は搬送列414が空になるまで繰返し続けられる。
この状態が達成されると、搬送列414はせ破線により示された横向き返送装置 335まで移動する。そこで、この搬送列414は、搬送キャリッジと延長迫台 330′との連結によってその移動動作を中止する。次に、取除き作業と反対に 作動する糸管搬送手段327の動きによって、空の糸管336が搬送列414の 前端に運ばれる。この後、搬送キャリッジ326は搬送列414上の2番目の空 位置と直線整列し、次の空の糸管336の再搭載が可能となる。この作業は、搬 送列414が杢糸管336によりすべて再搭載完了するまで繰返される。
次に、搬送列は搬送ネットワークに送り返され、そこから粗紡機まで、レール3 13に沿って第21図に示す方法に移動する。
パッケージ操作ロボット 既に述べたように、ネットワーク全体を動かす搬送列よりも、紡糸機に対して作 動するパッケージ操作ロボットを使用することが望ましい。この場合、機械と関 連作動されるようになった搬送列とロボットとの関連作業方法を樹立する必要が ある。本項においてはこの目的達成のための種々の方法が検討される。その前に まず、第1図乃至第14図に関連してロボット使用により生ずる幾つかの利点に ついて述べてみる。
第1図に示す通り、リング精紡機は均一ゲージの紡糸位置21および21′(ブ ロック図参照)により同様に形成された構成を有する。これらの紡糸位置の前面 に、パッケージ供給装置14(レールの形態)が機械の横手方向23に延びて設 置されている。このレールからキャリッジ36がローラー35によって吊下げら れ、レールに沿って等間隔に並べである。個々のキャリッジ36はロッド37( ブロック図示のみ)により連結されそれによりパッケージ搬送列またはトロリ3 8を形成している。
各キャリッジ36は、レール14の下に垂直に吊下げられ、ロービング22と結 びつけられた糸管13を前面パッケージへと移動する。一方、ロッド37もまた 、レール14を摩擦車40を経て連結しているモータ39を移動する。このモー タ39への電源供給は図示の通り紡糸機に沿って延びている母線42と結合しで ある電源装置41により行われる。母線には必要な電圧が印加されている。
モータ39はコントロールリード線(破線で図示)を経て電子制御装置44に接 続しである。このコントロールリード線は下記に述べる方法により、接点77と 78を経て搬送列38から糸管搬送キャリッジ20まで延びている。更に同じリ ード線経由で、後述する電気アセンブリーが電子制御装置に接続されている。コ ントロールリード線44を通してモータ39は電源の入切りを行える。またロッ ド37には垂直旋回軸を有する接合部45が形成されており、それにより搬送列 がレール140曲線部分の周囲を移動できるようになっている。
紡糸位置21と21′の背部にベルトコンベヤーの形状をした空糸管搬送手段1 5が設置しである。このコンベヤーは破線で図示のダイバータ−ロール46の上 を矢印rの方向にステップ状に走行する。
空糸管支持部47が等間隔でベルトコンベヤー15の上に設置しである。空糸管 11はこれらの支持部47から、垂直に取付けた糸管の横手軸によって吊下げら れている。これによって空糸管の空糸管返還ステーション48への移動が可能と なる。
このステーションでは、ベルトコンベヤー15の端部に到着する糸管11がその 移送台47から取除かれ、搬送列38のキャリッジ36まで返送される。この間 に、キャリッジ36はパッケージをすべて降して空の状態になっている (破線 矢印49により図示)。
空糸管返還ステーション48は実施例により図示の如く、後述の方法により糸管 13を空糸管コンベヤー15に載せる作業を行う同様の搬送キャリッジ20によ ってサービスされている。
しかし、この事は本発明の重要な特徴を構成するものではない。コンベヤー15 から搬送列への空糸管の返還は、このステーション48に特に設置され、キャリ ッジ20とは関連なく独自に作動する機構によって行われる。
ベルトコンベヤー15の移動は連続式ではなく、従って必要な位置によりいつで も停止させることができる。
紡糸位置は21および21′により一組を構成し、各−組が互に隣接する形態で 配置されている。各粗餐に、横向き支持16がその組の近辺紡糸位置の間に、そ して好ましくはその上部に、設置される。この横向き支柱16はクリール内で互 に並行に延びている。各横向き支柱16は下記の順序でレール14からベルトコ ンベヤー15まで一列に移動を行う。
−ロービングを完全に巻付けた予備系管13′−ロービングを完全または部分的 に巻付けた最初の作業糸管18’ −ロービングを完全または部分的に巻付けた2番目の作業糸管19または空糸管 (糸巻付無し)。
これらの糸管はそれぞれの横向き支柱16に沿って等間隔で並べられる。
糸管13’ 、 18、および19は適当な指示体を経由して横向き支柱16の 下部に取付けられることが望ましい。
レール14とコンベヤー15の間には、紡糸機の横手方向23に並行な別の一組 のレール50が設置しである。これらのレール50上には機械の機手方向23へ の糸管の移動を可能にするための糸管搬送キャリッジ20が取付けられている。
この移動は例えばローラーを使用して行われる。更に、キャリッジはレール−組 50上に同様例えばローラー51を使用支持される。キャリッジ20の部分20 ′から前部20′まで2個のロッド52が取付けられ、またこの前部20′は横 向き支柱16のひとつの上に設置されている。ロッド52はフォーク形状の糸管 把持装置29を移動し、この把持装置は前部20′の下部で糸管13’ 、 1 8、および19を握りつかむ状態となる(この状態図示)。
ロッド52はキャリッジ20の後方部20′の移動チェンバー12と連結し、キ ャリッジ20の前部20′の方向にスプリング17によって片寄せられる。電流 印加の場合電子制御装置44(破線図示)によってコントロールされる電極石5 3が、スプリング170力に対抗して糸管把持装置(糸管13’ 、 18.1 9を掴んだ状態にある)を引き下ろせる。この引下げによって糸管は把持の状態 から解放される。
搬送列装置54がキャリッジ20の前部20′から前方に延びており、この装置 が搬送列ロッド56を滑らせて移動する。 搬送列ロッドは横向き孔55内で横 向き支柱16と並行に設置しである。この搬送列ロッド56はまた圧縮スプリン グ57により図1に示す通り搬送列位置に延びている。また搬送列ロッドは、ロ ッド37に固定した搬送列迫台58の前方にも延びている。
各迫台58は、関連するキャリッジと正確に位置づけされたそれぞれのキャリッ ジ36と対応している。
電極石59は電子制御装置44(破線図示)に接続されており、電流が流れると この磁石はスプリング57によって片寄せられている搬送列ロッド56を吸引す る。この吸引によってロフトは一定の距離を移動するので対応する搬送列迫台5 8から離れる。
キャリッジ20の後方部20′に横向き移動装置31が設置しである。この装置 は横向き上のシフトロール60を有し、このシフトロールは電子制御装置44( 破線図示)によってドライブされ、また後方部20′に回転可能な状態で固定し である。
横向き移動装置31は更にロール60間に横向き方向に移動可能に取り付けた横 向きキャリッジ61を有している。キャリッジ61には、前述のシフトチェンバ ー12と紡糸機の横手方向23に往復移動可能なロッド52が組込んである。
横向きキャリッジ01には上昇下降装置32(破線図示)を取付けることができ る。ロッド32と連結された糸管把持装置29はそれにより一定の距離間上昇ま たは下降させることができる。この移動は、矢印62で示す往復方向のみでなく 、図面の平面と直角の方向にも可能である。
図示のリング精紡機は下記の方法によって運転される。
通常の運転の場合には、各横向き支柱16が、−個宛の完全充分にロービングを 巻いた予備系管13′、完全または部分的巻付の作業糸管18、および部分的巻 付または空の(巻付無し)糸管19を一列状態により移送する。第1図のキャリ ッジ20の前部20′に示されるように、ロービング22は作業糸管19より横 向き支柱16の右側の紡糸位置11に導かれ、この間作業糸管18からのロービ ング22は横向き支柱16の左側の紡糸位置11に導かれる。下記に説明する糸 管取替が行われた場合にはこのロービング導入作業は交付される。作業糸管19 は平均して作業糸管18の約半分の材料糸を搬送する。これによって、作業糸管 19の糸が使い終った場合には次の対応する作業糸管18がまだ半分は糸を保有 していることができる。
若し作業糸管19のひとつが空になった時には、糸管搬送キャリッジ20はレー ル通路50に沿って対応する横向き支柱16まで移動される。この場合、横向き 支柱16は、手動または自動的に操作される電子制御装置44のコントロール下 にある。移動はモータを作動させることによって行われ、それによって搬送列3 9はレール14に沿って動き、その間搬送キャリッジ2゜は対応する迫台58と 搬送列ロッド36を経て移動される。
光遮断器63が搬送列部材54上に設置されており、これによりこの遮断器より の光線が各第2紡糸位置21′に取付けた反射器63と共同作動を行う。この様 にして、電子制御装置44はコントロールリード線(破線図示)を経由して信号 を受信し、その信号に基づきモータ39が停止する。次に搬送キャリッジ20が 糸管取替作業用の正確な場所に位置づけられる。電子制御装置44はロッド52 を外側に移動するよう指令を発し、糸管把持装置29がキャリッジ20の前部2 0′の下部の糸管13’ 、 18、および19を固定する。また、上昇下降装 置32によって多少の上下移動を行うことにより、ロッドは対応する横向き支柱 16から解放される。一方、別の糸管把持装置19′がレール14の下に設置さ れ、またロッド32に接続されている。この糸管把持装置は対応する横向き支柱 16と直線整列された糸巻付糸管13を同様な方法により移動する。この糸管1 3はそれにより対応する吊下げキャリッジ36より解放される。
上記の操作が実行される前に、ベルトコンベヤー15は矢印fの方向に移動され ており、それにより(糸管把持装置29と29′に加えて)杢糸管支持体47が 対応する横向き支柱16と直線整列に位置づけられていなければならない。第1 図に関連し、従ってベルトコンベヤー15はこの状態が作り出せるよう支柱体の 1ピッチ分移動されなければならない。
電子制御装置44によって、横向きキャリッジ61は1糸管ピツチだけ実線の矢 印62で示す方向に移動されている。従って、空の(糸の巻付いてない)作業糸 管は、更に行う上昇下降装置の操作に追従して隣接の糸管支持体47へと移動さ れる。
同時に、半分になった作業糸管18は取除かれた作業糸管19によって空けられ た位置へと移動する。また予備系管13′は作業糸管18の取除き後の位置に移 動し、更に完全巻付糸管13は前の予備系管13の空けた位置に移る。
ロッド32は電磁石53の作動によって引入れられ、横向きキャリッジ61は矢 印62(破線により図示)方向に動く。パッケージの取替がこのようにして完了 する。
ここでモータ39は電子制御装置44によって再び始動される。
キャリッジ20の前部20′と直線整列されたパッケージとはすでに横向き支柱 16上に移されているので、対応する吊下キャリッジ36の上には糸管は存在し ない。従、って、キャリッジ20の前部20′に旋回可能状態で固定されたスプ リングにより片寄せされたフィーラ−66はそれ自身につけた矢印の方向に回す ことができ、その回転により接点67が閉じられる。この接点はまた破線で示す コントロールリード線により電子制御装置44に接続されている。このようにし て、搬送列ロッド56の外側への延長は一時的にブロックされている。
モータ39が作動すると、搬送列38は当初はキャリッジ20とは関係なく矢印 Pの方向に動く。搬送列38の次のパッケージがキャリッジ20の前部20′の 領域に入った時始めてフイーラ−66はロービング22と接触する。この接触に よって接点67は再び開く。次に電子制御装置44はスイッチ「切」の信号を電 磁石59に送信し、この信号を受けてスプリング57は再び搬送列ロッド56を 伸ばし、それによってロッドは第1図の右側から第3迫台58の前方位置に入る 。その直後、搬送列迫台58は搬送列ロッド56と連結し、糸管搬送キャリッジ 20は搬送列に沿って次の一組の紡糸位置21と21′のところまで移動する。
次にその移動先において、取替作業が行われる。これは対応する方法により作業 糸管19のひとつが丁度空になる紡糸位置の一組に相当する。
その後前述の作業が同様に繰返される。
この様にして、糸管搬送キャリッジは一組の紡糸位置から次の一組の紡糸位置ま で、すべての糸管13にロービング22が巻付けられ、搬送列38で運ばれる糸 管が使い切られる時まで(クリールへ移動)その移動を継続する。次に、49に 示す機械の一端において、杢糸管は引続き搬送列38の空キャリッジより吊下げ られる。
これで装置38は搬送ネットワークに返送可能となり、そのネットワークより粗 紡機に移動し、そこで再び完全糸巻付糸管(パッケージ)が再搭載される。杢糸 管を装置38に戻す目的のために糸管搬送キャリッジが再び使用される。
第1図に示される本実施例の重要な特徴は、搬送キャリッジ20の作業位置に関 し、糸管1.3.18、および19の糸管支持位置が等間隔に設置されているば かりではなく、杢糸管取除位置もまた隣接の糸管支持位置から等間隔に取付けで あるということである。この構成の採用により、糸管支持位置の間隔に対応する 僅か一回のストロークの横向きキャリッジの移動のみで、単一の横向き支持16 の一回の作動によるすべての糸管の取替が可能になるのである。
電気コントロール接点77を装置ロッド56の一端に取付ける方法により、モー タ39のコントロールリード線経由での電子制御装置への接続を確認できる。こ のコントロール接点77は、延長されたラインロッド56が対応する装置迫台5 3と連結した時にその迫台に固定した反対側の接点78と電気接触を成立させる 。この電気的接触により、電気的接続(詳細は第1図に示されず)は電子制御装 置44とモータ39の間に達成され、それによりモータは正しい時限で始動、閉 止の信号を受信することができる。
それぞれの装置迫台58に設置した個々の反対側接点78はロッド37内の図示 されてないリード線によってモータ39に接続されている。
下記の図において、同じ参照番号は第1図により既に説明したものと対応する部 材を示すものである。第2図は充分にロービングが巻かれた糸管13搬送用のレ ール14の正面図である。パッケージ取替装置は杢糸管11の取除き目的のため の取除搬送通路15を有している。この搬送通路15は紡糸機の横手中央平面3 4に設置しである。
横向き支柱16はレール14と取外可能コンベヤ15の中間に位置している。
すべての糸管はパッケージキャリヤ68から吊下げられている。糸管11と13 は対応する吊下げキャリッジ36および36′ 内に吊下げられ、これらの吊下 げキャリッジはレール14および取除きコンベヤ15に沿って設置された適切な ドライブ装置により個々に移動することができる。
横向き支柱16において位置変更を可能にするため、パッケージ支柱68は糸管 把握装置29と29′を形成する把握プレート69により把握することができる 。
把握プレート69は横向き支柱J6と平行に延びる横向きキャリッジ61の下側 に固定された上昇下降装置32の一部を構成している。この把握プレート69は 水平把握面を形成し、この水平把握面は、上部カラー70の下でパッケージ支柱 68と嵌合し、それによってパッケージキャリヤ68を対応する糸管に沿って上 昇させそれを希望する場所に位置づける。把握プレート69は実質的に垂直方向 に延びる調整ロッド71の下端に固定されている。この調整ロッドの高さはその 上部端に設置された適切なるドライブ装置、例えば電磁ドライブ装置により調節 可能である。
横向きキャリッジ61上には合計4個の上昇下降装置が取付けてあり、この間隔 はお互いに等間隔で設置しである。この間隔は糸巻軸架の糸管ピッチに対応し、 すなわちこの軸架内の作業糸管18と19の間のスペースと等しい。
糸巻軸架の糸管支持位置は再び参照番号24.25.26.27により示されて いる。
第2図による実施例に関して、横向き支柱16は、コンベヤ15の方向に下方傾 斜した形状で延長されている。横向きキャリッジ61もこれに対応するように傾 斜している。
横向きキャリッジ61はその上端においてスピンドルドライブ72のシフト装置 から吊下げられている。このスピンドルドライブはトランスミッション74を経 て最初の伝動ドライブ装置73により駆動される。この様にして、横向き支柱1 6に平行な横向きキャリッジの横手方向移動が正確に実現できるのである。また シフト装置は適切なるコントロール方法(矢印75)により作動させることもで きる。先頭の電動ドライブ装置73、トランスミッション74、および横向きキ ャリッジ61はキャリッジ20の下側より吊下げられており、このキャリッジ2 0は水平にスペースを取って設置されたガイドレール60上を往復移動すること ができる。これらのガイドレールは固定式で、また紡糸機の片側によりその横手 方向に延びている。キャリッジ20には、適当な電動ドライブ装置76を設置す ることもできる。この電動ドライブ装置は、ドラッグ線または電流母線付きの刷 子接点を経由して、固定式電源供給ネットワークに接続される。電子制御装置4 4(第1図)により第2番目の電動ドライブ装置74に送信されるコントロール 信号によって、全アセンブリは正確に紡糸機の片側により往復移動を行い、また キャリッジ20が対応する横向き支柱16に対して正しい位置づけが達成される 。更にドライブ装置76の使用により、第1図に示す装置部54の利用は省くこ とも可能である。
以下の項においては、横向き支柱16上のパッケージ位置変更のためのパッケー ジ取替装置の操作方法が説明される。
横向きキャリッジ61は先ず最初に待機位置に置かれ、その位置には上昇下降装 置32が第2図に示す場所に設置されている。この第2図においては、2台の上 昇下降装置32がシフトされた位置に破線により示され理解が容易にあるように しである。
パッケージ取替作業の途中で、吊下げキャリッジ36はレール14上の横向き支 柱16と正確な直線整列点に位置づけられる。
完全なパッケージ13を載せたパッケージキャリヤ68はキャリッジ36より吊 さげられている。この時空の吊下げキャリッジ36′ は取除コンベヤ15上に より横向き支柱16と正確な直線整列の状態にある。糸管の位置決めのために、 横向きキャリッジ61は当初の待機位置の横向き支柱16の横手方向72からレ ール40の方向へと移される。この移動はスピンドルドライブ装置72の作動に よって行われる。
次に上記の移動の最中に、延長された把握プレート69が同時に対応するパッケ ージキャリヤ68のカラー70の下部と連結する。そこで横向きキャリッジ61 の横手方向移動は終了し、4台のすべての上昇下降装置32が上昇される。パッ ケージを巻付けた4個の糸管30,30’、18 、および19′ は同時に持 上げられ、それまでの支持位置から分離される。前述のパッケージはこの時点で 横向きキャリッジ61から自在に吊下げた状態となり、横手方向75に移動し、 ひとつのクリールピッチ分、すなわち2個の糸管支柱位置の相互間隔分だけ取除 コンベヤ15の方に動く。この様にして、空の(糸の巻付のない)作業糸管19 は取除コンベヤ15のキャリッジ36の吊下部材上に移る。
この時、上昇下降機構32は下降し、パッケージキャリヤ68は対応する新しい 位置に移し変えられる。
パッケージキャリヤ68にはそれぞれ円錐形部材を設置し、それにより下降作業 中に新しい位置に自動的に中心が設定されるようにすることができる。上昇下降 装置32側にもこれに対応する自動中心位置決め機構を設けても良い。
横向きキャリッジ61はこの時には待機位置に戻されている。
取除き側では、中糸管11が搬送再度に運び去られ、新しい、完全糸巻付の糸管 13が搬送位置に送り込まれている。
前述の如く本実施例の重要な特徴として、糸管支持位置は互いに等間隔で設置さ れ、かつ末端支持位置もまた搬送取除コンベヤから等しい間隔に置かれている。
ただし、この構成は全装置の操作に必ずしも不可欠というものではない。一台ま ではそれ以上の上昇下降装置32を例えばキャリッジ61の75方向に同装置を 移動できるような方法で、横向きキャリッジ上に取付けることもでいる。これに よって、上昇下降装置32相互間のスペースは、パッケージキャリヤ68が個々 の支持位置から持上げられた後に、変更することが可能となる。従って、これら のパッケージがキャリッジ61上に支持されている間に、それらの間隔を調節す ることができ、糸管支持位置自身の間隔の不均一を修正も行える。
更に、第2図に示す構成に関し、4台のすべてのパッケージ支柱61は同時に上 昇したり下降させたりすることも可能である。しかしこのことは必ずしも本発明 の重要な特徴を意味するものではない。少なくとも、各横向き支柱61にその外 側端またはその近くに予備支持位置が設置しである場合においては、個々のパッ ケージ取替作業が行われる速度は実質的にその作業の重要性を左右する問題では ない。また制限的方法として、一台の上昇下降装置32のみを横向きキャリッジ 61に設置し、この装置をパッケージ支柱68と連結させてそれらの支柱を次の 必要支持位置に動かすこともできる。この場合、上昇下降装置32は最初は一番 内側(空または巻糸取外し済)の糸管に対するパッケージキャリヤ68と結合し 、それによりそのキャリヤを横向き支柱16から離して取除コンベヤ15の上に 載せる。上昇下降装置32は次に、また部分的に糸の巻付いている糸管18のパ ッケージキャリヤ68を再位置づけするために移動し、そのキャリヤを一番内側 の空になった支持位置に収める。更にその次には、前の予備パッケージ13’用 のキャリヤ68と糸管18の移動により空いた位置に入れ、最後に新しい予備系 管13を前予備系管13′が空けた位置に置く。この操作において、キャリッジ 61全体をその支持位置に関し移動させることは明らかに不必要である。矢印7 5の方向の駆動動作はキャリッジ61から上昇下降装置32へと方向転換は可能 であり、この場合部材61は単に方向案内と支持機能を提供するのみである。
また一つの解決案として、パッケージを一組づつにまとめて動かすこともできる 。すなわち、一番内側の一組のパッケージを同時に上昇または下降させ、その次 に一番外側の一組を同様且つ同時に上下させるのである。
第3図に示す実施例においては、横向き支柱は、パッケージ搬送路44より紡糸 機の横手中央平坦部分に向かって傾斜しているロールスライドとして形成しであ る。横向き支柱16の上の位置に移動された糸管移送キャリッジ2oにはレール 14部分に上昇下降装置32が設置しである。これらの装置32は完全に巻糸付 のパッケージ13を矢印の方向に持上げる。すなわち、レール14から上に向け 、次に右側および下方向矢印の方向の移動により糸管13を再び吊下げ、下方傾 斜のロールガイドレール16のスタート位置13′ に載せる。この移動の途中 において、吊下げキャリッジ36は90度回転し、そのキャリッジのロール35 がロールガイドレール16の傾斜面を下方に転がるようにすることができる。旋 回軸79の周りを旋回できる迫台レバー18がロールガイドレール60上に設置 してあり、このレバーには予備系管13と作業糸管18と19に対応するよう間 隔を取った3台の迫台33が取付けである。これらの迫台は第3図に示す位置に おいて、ロールガイドレール16の下の吊下キャリッジ37に設置した迫台ビン 18またはロール35(作業動糸管19)の何れか一方と連結する。第3図に示 す位置では、迫台レバー18は既に図示の方向に右回りに旋回されている。この 様にして、糸管13.1g、および19はそれらの作業位置に保持される。
上昇下降装置32が巻糸付糸管13をロールガイドレール16の素−と位置16 ゛  にセットすると直ちに、搬送キャリッジ32内の電磁石82に電流が流れ る。電磁石はその少し上に設置された永久磁石を吸収しそれを貫通する永久磁石 の下端には、糸管移動キャリッジ32から下方に真直に突出するプランジャー3 4がある。このプランジャー34は永久磁石83と共に下方に移動する。次に、 プランジャー84の下端は強固な軸79の左側の迫台レバー80の上面と結合し 、この結合により、電磁石82に電流が加わると、肌レバー58は第3図に矢印 で示す方向に左旋回を行う。これにより、迫台80はロールガイドレール16と 直線整列される。整列が終わると迫台33は作業糸管19のロール35を開放し 、吊下キャリッジ36の迫台ビン81もリリースされる。吊下キャリッジ36( ロールガイドレール16のスタート位置16′ におけるもの、予備系管13お よび作業糸管18と19用)はこの時点により機械の中央平坦部34の方向にロ ールガイドレール16に沿って転がり始める。この時、作業糸管19からは完全 にロービングは巻取られ、作業糸管18では部分的に(例えば半分程度)巻取り が終わっている。
作業糸管19の吊下キャリッジのローラー35(または次の二つの吊下キャリッ ジ36の迫台ビン31)がローリング移動の途中で迫台33を通過するや否や、 電磁石82に対する電流供給は電子制御装置によって再び切断される。永久磁石 83の上端に取付けたもどしスプリング85の力によってプランジャー84は再 び上に押し上げられる。迫台レバー80は、レバーにより旋回軸79の右側に与 えられる大きなモーメントの作用により、第3図に示す迫台位置に旋回して復帰 する。半分空の作業糸管18用の吊下キャリッジのローラー35は、迫台レバー 80の迫台33前方上部に向かって移動する。一方、予備系管13°の迫台ビン 81は迫台レバー80の迫台33下側中央部に向かって移動する。完全巻糸付状 態の糸管13の迫台ビン81はこの時ロールガイドレール16のスタート位置1 6に置かれているが、このビン81は移動して迫台レバー80の迫台33右側は 結合する。
空の(糸巻取済みの)作業糸管19はロールガイドレール16の端部16′ 上 を転がり垂直搬送ベルト15のキャリヤピン86上に載る。このベルトは第3図 に示す平面に対し直角の方向に移動する。作業糸管19はここで杢糸管11に変 換されたことになる。杢糸管11は搬送コンベヤ15によって運び去られる。糸 管13’ 、 13.18.19のすべては一つの作動手順によって移送される 。キャリッジ20は次の横向きレール16に沿って移動され、このレール16に より作業糸管19は空になりそしてパッケージ取替作業が必要となる。
第4図乃至第6図に示される如く、糸管搬送キャリッジ22は装置に沿って装置 ロッド56”により移動される。この装置ロッド56′ は中間ホルダー96と 連結している。パッケージ搬送装置38と糸管搬送キャリッジ20は矢印Aの方 向に移動される。旋回可能レバーの形状をした開始装置87は、レール16の外 側端に沿った小さな遊び部分によってのみ移動される。糸管取替作業が必要にあ った時、この状態は機械に配置されたオペレーターにより下記の方法で通知され る。すなわち、オペレーターは予備系管13゛ を僅かに旋回させる。この旋回 によりバーまたはビン88(第6図参照)がレール16の端から外側に跳ね出る 。このビン88が開始装置87を作動させるのである。次にモータ89が回転し 始め、この回転により、(スライドガイド92に作用する清心ディスクとロッド 91を経由して)迫台部材30奪形成する糸管搬送装置の下方旋回動作が開始さ れる。この動作の途中で、迫台部材30は横向き支柱16゛ のフランジ93( および垂直支柱44)と連結する。この場合、フランジはレールとして形成され ている。パッケージ搬送装置38には変速駆動機能を付けることが望ましい。こ の機能を附加によって、上記の開始装置87が始動された後には駆動を徐行運転 に切変えることが可能となる。徐行運転によってパッケージ搬送装置38上で糸 管が揺れ動くのを減らしたり避けたりすることができる。
迫台部材30がレール16と連結された後、横向きシフトモータ30’ を作動 させ、ネジ付スピンドル31′ をチェーン30′経由で回転させる。これによ り迫台部材30は紡糸機の中央平坦部の方向に移動される。迫台部材30には3 個の把握器29′を有するシフトロッド95が取付けである。これらの把握器2 9′はそれぞれの吊下部分36と接合し、一つの位置を通じて糸管13.18. 19を移動する。従って、糸管19は取除ベルトコンベヤ15の搬送ピン86上 に移される。このコンベヤは前に位置づけられた予備系管13゛が空になる所で ある。
パッケージ搬送装置38は(中間ホルダー96を経て)スプリング片寄せ装置ロ ッド56と結合し、このロッドを破線で図示の位置に押し込む。吊下げ部分36 はドラブレラダレパー98のスプリング片寄せ変位ヘッド97により曲線中間レ ール部分99に移される。このレール部分99は糸管搬送キャリッジ20に固定 してあり、関連するレール16と直線整列しである。この時点で、別の旋回支持 変位モータ100が作動され、ネジ付スピンドル101の作用によってドラブレ ラダレパー98を旋回する。
この旋回で、吊下部分36は完全巻糸付パッケージ13と共に、曲線中間レール 部分99から予備系管13゛ により直に空になった位置のレール16へと移さ れる。この時、迫台部材30はまだレール16と結合の状態下にある。
シフトロッド95によりすべての糸管13’ 、 18.19が一つの位置を通 って移動された後に、迫台部材30上多少上向きに旋回され、紡糸機の中央平坦 部34から運び去られる。この多少上向きの旋回動作によって把握器29°の新 規位置決めパッケージ13′ と18と一緒の戻り移動が可能となる。
戻り移動の最中に、迫台部材30がレール16上のフランジ93と引続き結合を 保つことを確認するために、フランジ51と迫台部材30の対応する部分は同じ 半径102を有している。若し把握器29′ に対して結合回数の一定の順序が 必要な場合は、シフトロッド95もまたスプリングの片寄せに対して伸縮自在な 部材として形成することもできる。
曲線部を有するカム104を移動するローラー103を取付けた引込レバー56 ′は、スプリング負荷に対抗するパッケージ搬送装置38によって矢印Aの方向 に引続き押し込まれている。
若しこの引込レバー56”が矢印Aの方向に更に移動されると、レバー56゛  は機械の中央平坦部34の方向に旋回する(カム104の曲線降下により)。こ れにより、吊下げ部分36の取除き後も、中間ホルダー96(パッケージ搬送装 置58のホルダー)の引続いての移動が可能となる。スプリングの片寄せ作用に よって、引込みレバー56′ は実線で図示の位置に戻る。完全巻糸付きの糸管 13を搬送する次の中間ホルダー96が、パッケージ搬送装置38の移動の結果 、引込レバー36′ と再び結合する。この様にして、各搬送作業後糸管搬送キ ャリッジ20は同装置に対しては一つの搬送位置だけ後戻り的に移動する。そし て最後の完全巻糸付糸管13がレール16に載せられた時には、糸管搬送キャリ ッジ20は停止状態に入る(装置のあとに残される)。
杢糸管11が取除きコンベヤ15からパッケージ搬送装置38に戻る方法につい ては詳細は記述しない。引込レバー51の突出部分105が中間ホルダー96と 結合する部分であるが、この部分は装置38とキャリッジが結合し、図示しない 線レール部分14から外されることなしに移動を可能にするような十分な長さを 有している。
全ての移動順序は電気的にコントロールされている。この場合の移動順序とはす なわち、完全巻糸付糸管13  の曲線中間レール部分99経由の移動、迫台部 材30の上昇とその次の下降、糸管13’ 、 18.19のレール16に沿っ ての搬送、および把握器29′の返送である。またコントロール作業は電子機械 的装置によって実行されている。従って移動のシーケンスはパッケージ搬送装置 38の作動とは独立分離されている。故に、パッケージの搬送作業中に装置は停 止状態に置くことも可能である。操作間の協調は電子制御装置44によって確認 される。
更に、必要な電流の供給は−またはそれ以上の電流母線バーを使用し、糸管搬送 キャリッジ上のスライド接点107を経由して行われる。
第7図は、少なくとも一個のローラー51と結合したモータ108により貴方駆 動される糸管搬送キャリッジの更に別の実施例を示すものである。糸管搬送キャ リッジ20上に設置されたすべてのモータに対する電流供給はアキュミュレータ −109より行われる。レール140曲線部(第23図)の一箇所に設置されり 充電ステーショ83Aによりこのアキュミュレーターは定期的に充電される。更 に、第4図に示す曲線中間レール部分99は直線中間レール部分110によって 取替えることができる。またこの直線中間レール部分110の代わりに、一定の 長さのクリールのレール16を連結するか、または装置38のレール14を横向 きレール16の近くに設置することもできる。これによってレール16はパッケ ージ搬送装置38のすぐそばまで延長可能である。
第4図および第5図に示す吊下げ部分36の突出部分11は第第4図と第5図( 第5図と第10図の比較)に関連して90度回転した配列を示している。第4図 に示す実施例においては、キャリヤ部材36の横手方向軸は、パッケージ搬送装 置38からレール16への移動の途中で方向転換されている。しかし第7図に示 す実施例によりはこの件は最早該当しない。結果的に、この方法により杢糸管( 取除きコンベヤ15上)のレール経由で機械一端の装置38に戻す作業は大幅に 簡素化される。ブツシャ−ロッド95には4個の把握器29が取付けられ、また 移動順序2に単純化されている。レール14と直角方向の移動については、糸管 13°、 18.19は紡糸機の中央平坦部34に向かう方向に移動し一方、対 応するレール16と直線整列された完全巻糸付糸管13はパッケージ搬送装置3 8からレール16へと移動する。同じ移動の途中で、糸管19  はコンベヤ1 5の搬送ビン86へと移動する。第2図に前に示した通り、これらすべての糸管 を同時に一回のストロークで移動する必要はない。問いつの横向き支柱16に関 してのパッケージや糸管の移動は順次複数回にわたって行えば良い。
逆に杢糸管11の返還移動の際には、搬送ピン86から直角移動を戻しレール1 6経由でパッケージ搬送装置38に対して行えば良い。従って、本発の場合、糸 管搬送キャリッジ20は杢糸管の装置38への返還搬送にも使用できる。この方 法により別の糸管返還機構は不必要となる。また、第4図に示す変位用モー41 00、ネジ付スピンドル101、およびドラブレラダレパー99はすべて省くこ とができる。電動の糸管搬送キャリッジ20使用により得られるメリットとして はすべて適切なタイプのモータやセンサーの使用が可能であるということである 。
更に、電子制御装置44により操作上の門をその数、種類、発生位置に応じて記 録できる。また実際使用上各種の操作モードの採用も可能である。第7図に示す 実施例においては、パッケージ搬送装置38は自刃駆動の機構は使用していない 。
糸管搬送キャリッジ20は装置38に沿って摩擦ロール11(第7図)またはギ ヤホイール(第10図)によって糸管搬送を行うことができる。更に、装置38 に関してキャリッジ20の移動を行わせるのも可能である。モータ114は摩擦 ロール112またはギヤホイールをドライブし、またそれ自身サーボモータとし て作動することができる。従って、第4図に示し迫台部材を使用せずとも糸管搬 送キャリッジの位置決定は可能である。
しかし、迫台部材30はシフト部材として残しである。中間レール部分96が吊 下げ部分36の搬送を行っているかを検出するためにセンサー115が設置され ている。搬送が行われてない場合には、再搭載の命令がシフト部材30に送られ る。この命令を受けて、モータ114はパッケージ搬送装置38を一位置分移動 しく固定摩擦ロール116の作用を利用して)、次の杢糸管11が装置38に搬 送される。
第4図に示す実施例における開始装置87は機械的機構によるものであるが、第 7図(第8図も参照)に示す実施例によれば上記の目的のためにセンサー装置1 17が設置しである。
このセンサー装置は下記の如く作動する。
通常の運転の場合、パッケージ18と19のそれぞれから一本の織糸72が引き 出され、そしてこれらの織糸は溝付きの方向転換ロッド11(第8図左側)を経 て導かれる。若しパッケージ19が空になると、予備の完全糸巻付の糸管13′ から織糸22がオペレーターにより、また自動で、方向転換ロッド11(第8図 右側)の溝に入れられる。この時パッケージ13°と18はかなり長い時間使用 されており、その間に紡糸機の中央平坦部34に向かって移動している。ここで 糸管の長さに対応する検出領域を有する開始装置117が紡糸22の存在に対応 する。
また別の可能性としては作業糸管19での織糸22の存在を検出するセンサー1 19の使用がある。更に別のセンサー装置の形態として開始機能を提供できるも のとしてはセンサー120(第9図)がある。このセンサーはパッケージ19の ロービングパッケージの直径を検出するものとして二台−組により使用すること が望ましい。
効果的な操作手順としてはパッケージ搬送装置38と一緒ではなく糸管搬送キャ リッジだけをレールに沿って移動させることである。この方法により、センサー 11.7.119 、または120によってパッケージ取替えを必要とするレー ル16を決定するのである。決定されたデータは電子制御装置44に記憶され、 必要な時には中央コントロール部に送信される。
この送られた信号に従って、パッケージ搬送装置38は、リング精紡機と粗紡機 間の搬送ネットワークからリング精紡機に向かって移動される。
更に可能な別の実施例によれば、糸管搬送キャリッジ20は先頭のクリールレー ル16によりパッケージ搬送装置38の前端部と結合することができる。この場 合、この先頭のレール16が搬送作業の必要な位置である(例えば、図示してな い装置レバーまたはギヤホイール113による)。次に、完全巻糸付糸管13を パッケージ搬送装置30から連続してクリール16へ分けて移動させる。この時 レール16では糸管取替が必要であり、またその作業については電子制御装置の データバンクに記録が前述のように貯蔵されている。充分にロービングを巻き付 けた最後の糸管13がパッケージ搬送装置38に到着した時、糸管搬送キャリッ ジ20は再び信号を電子制御装置に送り装置38の巻糸付糸管の搬送が完了して いることを知らせる。これにより糸管の再搭載作業が開始され、それに応じて糸 管搬送キャリッジ20はその再搭載作業を行うためにレール16に導かれる。同 時にベルトコンベヤ15が移動を開始する。
パッケージ搬送装置39の操作開始設定を毎回行いまた装置をクリール16で位 置変更を必要なものと直線整列を実施することを避けるために、別の操作方法を 使用することができる。
この操作方法に関して、パッケージ搬送装置38(例えば、60個の完全巻糸付 糸管13を搭載している)は適切な切り換えリンクによって搬送ネットワークか ら搬送吊下げレール14に導かれ、先頭の60個のクリールレール16に沿って 位置決めされる。電子制御装置44に記憶されているデータに従い、糸管搬送+ ヤリッシ20はパッケージ搬送装置38がらレール16と直線整列されている完 全巻糸付糸管13を移動する。このレール16がパッケージ取替作業が必要とな っている位置である。この60個のクリールレール16への糸管供給作業が終了 すると直ちに、糸管搬送キャリッジ20は装置38を次のセクションに移動する 。
この時パッケージ搬送装置38はもう完全巻糸付パッケージ13の連続した列を 搭載していない。しかし、センサ12 (第10図)が糸管搬送キャリッジ20 に設置してあり、このセンサが自動的にまだ完全巻糸付糸管の存在する装置38 の位置決めを行うので特に問題はない。この位置決めはキャリッジ20が装置3 8を通り過ぎる時に行われる。キャリッジ20は、次に既に整列された糸管があ りパッケージ取替を必要としているセクション内のすべてのレール16に糸管供 給を行う。若し取替を要するレール16が装置38上の空のスペースと整列され てしまった場合には、キャリッジ20は装置38を引き続き移動させ(例えばギ ヤホイール113の働きにより)、完全巻糸付糸管13が対応するレール16と 直線整列するまでその移動を続ける。
ここまでの説明においては、最も望ましいパッケージ取替の形態はいわゆる必要 に応じたラントム方式であるという仮定が基準となっている。この方式の場合、 クリール内の個々の横断支柱は個別にサービスされ、特別に事前設定の順序や他 の横断支柱とは関連なしに行われている。言い換えれば、取替作業はその必要性 のセンサによる検出と取替用予備パッケージの存在によってのみ決定されている のである。しかし、別の代替方法も存在しこの方法はブロック取替方式として知 られている。すなわちこのブロック取替方式の場合は、隣接する横断支柱の全セ クションがパッケージ搬送装置によりサービスされ、その間装置は同セクション と整列状態のまま静止している。この方式の操作モードは一番内側の作動パッケ ージが事前設定のレベルまで糸供給が終わっている場合にのみ可能である。この 場合、一番内側のパッケージとは取替作業中のパッケージで、機械の中央部分の 取除きコンベヤに移しかえられるものを指す。ここでは最低レベルの糸巻取完了 が必要で、そのレベルとは、それらの一番内側のパッケージが機械の近辺部分と 衝突(干渉)なしで取除コンベヤに移さる、または中央コンベヤで移動可能なレ ベルを意味する。以上の操作モードにおいては、パッケージ搬送の際に必ずしも すべての一番内側ものより糸巻取りが完了しているということではない。一部の 残余の巻糸は中央コンベヤで取除かれる幾つかのパッケージにはそのまま付けた ままになるであろう。
別の本発明の実施例が第11図に示しである。
この例において、吊下げ部分36は円筒状に形成されている。
各クリールレール16は2個のヨーク122により構成され、これらのヨークは 一定の間隔を以て設置され、吊下げ部分36の下側のシャフト123がそれらの ヨーク間を移動する。ヨーチ122には凹部1〜4があり、これらの凹部は各− 組となって吊下げ部分36に対応する。パッケージ搬送装置38と取除きコンベ ヤ15上の完全巻糸付糸管の設置を対応してフォーク部材として形成される。
取除きコンベヤ15は紡糸機の中央平坦部34の片側のみを往復するようになっ ている。
これはリング精紡機の横手側のみにてパッケージ取替作業を行う一つの例である 。糸管搬送キャリッジ20は、カサブランカコネクタ一式把握器29′ の付い たヨーク125を有する。
ヨークの代わりにマグネットの使用も可能であろう。ヨーク125と把握器29 は上から吊下げ部分36の中央部分を把持する。
クリール上の横断路16内へ完全巻糸付糸管13の挿入が終了すると、パッケー ジ13’、18、および19は同時に把握され、上昇下降装置32によって持ち 上げられる。この上昇下降装置は圧縮空気、油圧、また(好ましくは)電子機械 的に操作される。この装置32はシフト部材30内に設置される。ネジ付きスピ ンドル31’ を回転することによって、糸管は機械の中央平坦部(位置B)に 向かって一位置くピッチ)移動されまた下降される(位置C)。この下降移動に よって把握器29′ は糸管から離れる。糸管は次に上昇、方向転換、下降を経 て、クリールの横断レールに沿って搬送される。中糸管11の戻しが糸管搬送キ ャリッジによりここで再び行われる。
第11図は、移動作業はパッケージのシフトを吊下げ部分36と1組合せ形式1 により行われることを明確に示している。
この目的のために、一台の上昇下降装置32が必要であり、この装置が2個の把 握器29′を移動する(上昇下降装置の半分が第11図に示されている)。シフ ト部材30は最初にパッケージ18と19の内側の一組をシフトし、次にパッケ ージ13と13′の外側−組をシフトする。
糸管搬送キャリッジ20とパッケージ搬送装置の両者に駆動力を与えることが可 能である。キャリッジ2oに電流を流すことによって装置38のドライブ装置に 運転指令を送信できる。
センサで例えば赤外線または光遮断式のものを糸管搬送キャリッジ20に取付け るべきである。検知方向は取除きコンベヤ15上の中糸管11によるスペースに 向けるべきである。若し中糸管11がこのコンベヤ上の関連位置にある場合には 、その対応する横断路には糸管は送られない。
本発明に係る糸管搬送キャリッジは下記の2種類の機能を有している。
(a)  完全巻糸付状態の糸管のパッケージ搬送装置38より横断支柱または 横断レール16への移動 (b)  中糸管および横断レール16上の糸管13”、 18.19の同レー ル16より取除きコンベヤ上への移動従って、糸管搬送キャリッジは、パッケー ジ搬送装置が存在せずとも上記(b)の作業を最初に実行することができる。こ の作業によりクリールの外側端に空スペースが作出され、このスペースは対応す る横断レール16により作られたものである。次に糸管搬送キャリッジ(b)に よる移動を完了した後、(a)に述べる移動作業を実行することができる。この (a)作業実行中、キャリッジ20は(a)に移動の必要性を支持ずく命令を記 憶することができる。この様にして、延長信号ビン88の設置を不要化すること が可能となる。
更に、一台のリング精紡機に対して各種のロボットを使用することも考えられる 。特に、一台のロボットは上記(a)の作業を行うよう設計し、別の一台は(b )の作業を行うようにするのも可能である。
上述のチェーンドライブ式のものの代わりに歯状突起付きのベルトの使用も可で ある。この方式に使用されるモータは基本的にはその駆動する部分に同軸形態で 設置される。
第13図は、シフト作業中パッケージ/チューダが吊下げられ、導くことのでき る吊下げ部分の別の形態を示している。
第5図と第10図のそれぞれに示されている吊下げ部分36は突出部分111( 第5図)により設定される滑りシューを有している。この滑りシューは切り換え 装置および/またはクリール上のレールと結合しており、また装置上のボルダ− 96と相互結合するT形状の部分とも連結されている。この様な配置により、切 り換え装置の曲線レール部分はシュー111内で結合し、ホルダー99を離れて 吊下げ部分を(そのパッケージ/糸管と一緒に)“組み”上げる。
上記の方法は必ずしも不可欠のものではない。より簡素化した方法が第13図に 示されている。この場合の滑りシュー511(部分図示)は通常パッケージを移 動するサイドブランチ512と横手方向に延長される溝513を有する“C”形 状の部材より成り立っている。一方、ホルダー514は、片持ち状態のレール部 分56を少なくとも1個有するレバーである。この片持ちレール部分は装置がク リールを過ぎて移動される(ボルダ−514と共に)に従い、クリールレール1 6の方向に横向きに突出している。
第13図に示すレール部分524は糸管搬送キャリッジ520からロッド522 により移動される直線状のレール部分である。
このロッド528はシュー511の溝513内に嵌合する。第13図より明かの ように、レール部分514と524が相互におよびレール16(レール部分52 4は514とレール16間にブリッ状になっている)と直線整列されると直ちに 、シュー513はレール524によるブリッジ上に移動し対応するクリールレー ル16上に載る。
第13図よりまた明らかなことはキャリッジ上のレール部分524は不可欠のも のではないことである。レール16はレール部分516に十分近い所で終端する よう延長するのみでよく、それによりシュ−543自体がレールにより導かれる 間にキャップにブリッジできるようにする。
シュー513をレール部分516の希望位置、およびレール16上の希望作動位 置に固定する固定装置の設置が望ましい。この固定装置は例えば、−組の弾力性 またはスプリング負荷された部材を有し、これらの部材はそれらの設置されるレ ールから通常外側に突出る構成を採用する。また、希望する位置に置かれている 間に、それらの部材はシューの前部と後部に結合されるべきである。また好まし くは、シューはレールに沿って移動させるための適切な力を加える以外には、そ れらの部材を「作動」させる必要がないように設計すべきである。
各弾力性のまたはスプリング負荷の部材はその上をシューが通過する時に内側に 押され、次にシューより開放されると直ちに再び外側に跳ね戻る。
第13図より更に明確になることは、シュー513のスライド移動はプッシャー によって行うことができるということである。このプッシャーは(例えば)サイ ドブランチ512と結合するか、または同目的のための図示してない別のブラン チ、或いはシュー513自体の後部とさえも連結できる。この目的に適した配置 は第14A図と第14B図に示されている。第13図にて説明した部品は第14 図では同じ番号で表示されている。
第14A図に示すキャリッジ520は、クリールレール16のレベルより上部で 紡糸機械の横手方向に延びるレール530より吊下げられている。
キャリッジ520はその下側において、T字型スライダー534用の直線ガイド ウェイ532を移動し、このスライダー534はその両端に脚部536を有して いる(第14B図も参照)。これらの脚部は、それ自体の横手軸上の回転に対し て固定されているウオーム歯車を指示する 脚部536同志の間のスピンドル538にはランナー540が固定されており、 このランナーはウオーム歯車538に対してギヤメツシュ(図示されず)を有す る反転可能モータ542を移動する。モータが連結された場合、このランナー5 40は片方または別の方向にワーム歯車に沿って移動する。この移動方向はモー タシャフトの回転方向により決定される。
ランナー540はアーム544を前方突出フィンガー546と共に移動し、スラ イドシュー511上のブランチ512と結合させる。この結合により、ランナー 540のその支柱スピンドル538に沿っての移動と共に、シューはレール部分 516と524ならびにレール16に沿って移動される。第14B図の左側にラ ンナーが移動する時(グライドシューを“集”めるため)、フィンガー546が ブランチ512を通過して移動できるようにするために、アーム544はランナ ー540上に引込みが可能な状態に取付けられる。この取付には例えばスプリン グ片寄せ(図示されず)式電磁石548(第14A図)を使用しアームが延長位 置に動くようにする。ランナーが左側(第14B図より見て)に移動すると電磁 石は作動し、電磁石の可動コア(図示されず)スプリング片寄せに対抗して引戻 され、フィンガーを十分片寄せ、それによりフィンガーは妨害されることなしに ブランチ512を通過する。
ランナーが右側(第14B図より見て)に移動を開始したならば電磁石548の 電流供給を停止し、その結果フィンガー546はブランチ51(第14図に示す )と結合しグライドシュー511をレール部分に沿って押す。
第14B図は、ひとつのクリールレールにて必要なすべての操作を行うには一個 のブツシャ−のみしか要しないことを示す目的のものである。例えば、スピンド ル538に沿ってのフィンガー546の移動範囲Sは、−回の切換作業において シューがシフトせねばならない最高距離に丁度十分なものである。
従ってスライダー534はそのガイドウェイ532に沿って移動されねばならず 、それによって継続的なシューのシフトが可能となる。このシフトはクリールレ ール16の内側端(ilJB図の右側)に対して行われ、次にレールに沿って外 側に行われる。第14B図はまたガイドウェイ532の内側端におけるスライダ ーを破線で示している。このガイドウェイ532において、ランナーはシ、、L −51(図示せず)をクリール16(図14A)からコンベヤ15(第13図) のピン47上に動かすことができる。
クリールの各種作動部材およびパッケージを紡糸機に供給する横手方向コンベヤ の支持構造との干渉妨害を避けるために、ガイドウェイ532はコンベヤ15と バー514の地点まで延長することはできない。従って、スライダー534は各 端部位置においてガイドウェイの端から片持支持構造にて取付けられなければな らない。スライダー534に必要な移動能力を与えるためにはりニヤモータを使 用することができるが同時に他の方法の採用も可能である。
スライダー534(ウオーム歯車538付)はクリールのひとつの作業位置以上 にわたるよう延長することができる(パーホルダー514またはコンベヤ15に サービスする端部位置に存在する時)。この場合、スピンドル538に沿ったラ ンナーの位置を決定するために位置コントロール機能を使用する必要がある。若 しスライダーの長さが全作業位置をカバーするよう十分に長くした場合には、特 定のクリールレール上の、またはそれに使用のための、すべてのシュー511は 同時に移動することができる。更にその場合、クリールレールの外側端から内側 端にシュー511を移動する時その相互間隔を変更する必要がない限り、個々の ランナー540を設置するには及ばない。
第13図に示すブリッジレール部分524をキャリッジ520が移動する場合に は、糸管搬送装置上のレール部分516とクリールレール端部間のギャップと直 線整列されたアーム544を「パトロール」するためにキャリッジを使用するこ とができる。しかし、この様なギャップが存在せず、或いはすべてのランナーの ギャップとの整列ができない場合には、アセンブリ移動式フィンガー546をキ ャリッジ520に上昇下降可能な状態で取付け、それによりキャリッジのパトロ ール中のレール16との妨害を避ける。
2台のロボットが使用可能の時(上述の如<)、ひとつのロボットは紡糸機自体 のパッケージ搬送装置に組込むことができる。この装置はクリールレール(ガイ ドおよび仮支柱として機能する)、中央(受取り)コンベヤ、および(多分)装 置再搭載機構(これはロボット自身が再搭載を行う時は不要)より成る構成を有 する。もう一台のロボットは、搬送装置と機械の搬送装置間の単なるインターフ ェイス機構として作動する。この種の後者のロボットは複数の機械のサービス用 に適しているかも知れない(インターフェイスロボットに相互連けいレールシス テムを採用する)。またこのタイプのロボットにはそれ自身用のレールシステム を設置する必要はなく、ロボットメイン搬送レールに搭載されることによって移 動すれば良い。この場合、装置には搭載用の「ヘッド」が載り移動し、このヘッ ドが特定の機械の位置に来た時ロボットはそのヘッドに乗ることになる。
また上記とは「反対の考え方」でロボットの機能を分担させることもできる。す なわち、装置を搬送する機械内の特別ロボットがパッケージを取除きコンベヤに 移動し、一方別のロボットはクリール内への移動と同軸架内部での移動の両機能 を実行する。
個々のパッケージの走行時間に関する切換作業のタイミングは大変重要な要素で ある。
第22図に示される通り、中央コンベヤは一定の直径以上の残余巻糸のパッケー ジを受取ることができない。従って、取除きコンベヤへの移送を行うロボットに は、レール上の内側パッケージの直径が一定の限度以上である場合には移送を禁 止する(たとえ他の方法で移送の信号指示があった時でも)ことのできるセンサ (第9図に例を示す)を設置すべきである。好ましくは、このセンサはまた一番 内側の作業位置より取除きコンベヤへの移送を開始させる機能も持たせるべきで ある。
取除きコンベヤへの移送作業は必ずしも新しい予備パッケージのクリールへの移 送作業と連けいさせる必要はない。紡糸機における供給パッケージの長い走行時 間(30時間以上)の故に、作動パッケージに変換された前の予備パッケージを 交換する時間は十分にある。しかしながら、クリールは、予備位置に(例に)位 置づけられた作動パッケージから供給される材料糸の加えが可能になによう配置 されるべきである。
クリールへの移動の場合、新しい予備パッケージが待機して存在していなければ ならないが、このことは紡糸機が独占的コントロールできる事柄ではない。一方 、クリール内での移動は関連ロボットの応援を得て紡糸機によってコントロール できるものである。移動が同時進行でない場合には、クリールへの移送の必要性 は、予備位置におけるパッケージの存在/非存在を検知するセンサからの信号送 信(例えば)によって通知できる。またこの方法を可能にするために2台のロボ ットを別途に設置する必要はない。一台のロボットを切換可能な2種類の操作モ ードで使用すれば良い。すなわち、ひとつのモードではクリール内でのパッケー ジの移動を可能にし、他のモードではパッケージの軸架への移送を行わせる。
ここまで図示された実施例はすべて、パッケージ搬送装置は新しいパッケージが 供給されるレールと直線整列されるという方法を基準としている。しかし、別途 に移動しコントロールできるロボットを使用した場合、クリールへの移送時の装 置(搬送位置)の定位置存在は不要となる。例えば、装置は機械の所定のステー ションに移動され、ハンドリングロボット (または少なくとも「インターフェ イス」ロボット)によって必要な時にこのステーションからパッケージを掴み取 れば良い。またロボット自身かく少量の)パッケージを貯蔵搬送しその分だけパ ッケージを取りにステーションに移動する回数を減らすこともできる。更に、こ のステーションはまた杢糸管(または巻糸の残ったパッケージ)を装置に再搭載 するための別のステーションを持つことも可能である。
例えば、最初にロボットがクリールを「パトロール」しその軸架内の移動を行い 、次に取替へのための移動をするようシステムを操作できる(移動は所定のステ ーションと軸架内の空きとなった予備位置の間となる)。
このタイプのシステムは、少なくともそれらの実施例が同時でない移動を許す限 り図示された実施例の大きな変更なしに実施可能である。第13図に示す配置を 例として考えた場合、上記のステーションに存在する搬送装置上のシュー511 により移動されるパッケージは最初にロボット上の中間レール部分524へい移 送することができる。このレール部分は仮のパッケージの貯蔵場所の役目を果た し、一方ロボット(パッケージを搬送中の)はそのステーションから取替用パッ ケージを特徴とする特定のレールへと移動される。所定のレールへ到着後、レー ルへの移動は上述の如く実行される(勿論、この場合移動の距離は多少短くなる )。例えばロボットは、クリールレール、例えば概して欧州特許出願第3119 58号による「ウエイシエナノルドナング」で開示されたようなものと直線整列 可能な複数の仮貯蔵レール部分を有するよう形成されることができる。但しこの 場合、その用途に示されるレール部分の拡がりは含まれない。この複数のレール 部分により上記に述べる仮貯蔵場所の設置が可能となる。
Fig、 21 手続補正書(方式) %式% 1、事件の表示 PCT/EP 90100517 平成2年特許願第505753号 2、発明の名称 紡績機械のクリール内及びクリールへの紡績可能なストランドパッケージの搬送 3、 補正をする者 事件との関係    特許出願人 名称 マシーネンフアプリク リーターアクチェンゲゼルシャフト 5、 補正命令の日付 6、補正の対象 (1)特許法第184条の5第1項の規定による書面の「特許出願人の代表者」 の欄 (2)明細書及び請求の範囲の翻訳文 (3)委任状 7、補正の内容 (1)(3)別紙の通り (2)明細書、請求の範囲の翻訳文の浄書(内容に変更なし) 8、添付書類の目録 (1)訂正した特許法第184条の5第1項の規定による書面           1 通(2)明細書及び請求の範囲の翻訳文 各 1 通(3)委任状及び その翻訳文     各 1 通国際調査報告

Claims (38)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.紡績機械内で又は紡績機械ヘパッケージ又はパッケージキャリヤを搬送する 搬送装置であって、前記キャリヤを前記機械に沿って又はその周囲を移動させる ための搬送手段と、 前記機械内でパッケージ又はパッケージキャリヤを搬送するための搬送システム と、 を有し、更に 前記搬送手段と前記搬送システム間のキャリヤ移送のための複数の連結点と、 前記機械に沿って又はその周囲で移動するとともに所定の連結点においてキャリ ヤの移送を選択的に実行する行程切換手段又は移送手段と、 を備えており、 前記切換手段が前記搬送手段から独立して前記機械に沿って又はその周囲を移動 することができる、ことを特徴とする搬送装置。
  2. 2.紡績機械内で又は紡績機械ヘパッケージ又はパッケージキャリヤを搬送する 搬送装置であって、前記キャリヤを前記機械に沿って又はその周囲を移動させる ための搬送手段と、 前記機械内でパッケージ又はパッケージキャリヤを搬送するための搬送システム と、 を有し、更に 前記搬送手段と前記搬送システム間のキャリヤ移送のための複数の連結点と、 前記機械に沿って又はその周囲で移動するとともに所定の連結点においてキャリ ヤの移送を選択的に実行する行程切換手段又は移送手段と、 を備えており、 前記搬送手段と前記連結点の間に相対運動が起こらないように移送を実行するた め、所定の連結点において移送が行われる間パッケージキャリヤを移動させるた めの移動手段を設けた、ことを特徴とする搬送装置。
  3. 3.紡績機械内で又は紡績機械ヘパッケージ又はパッケージキャリヤを搬送する 搬送装置であって、前記キャリヤを前記機械に沿って又はその周囲を移動させる ための搬送手段と、 前記機械内でパッケージ又はパッケージキャリヤを搬送するための搬送システム と、 を有し、更に 前記搬送手段と前記搬送システム間のキャリヤ移送のための複数の連結点と、 前記機械に沿って又はその周囲で移動するとともに所定の連結点においてキャリ ヤの移送を選択的に実行する行程切換手段又は移送手段と、 を備えており、 前記連結点が機械内部の搬送路の端部に位置しており、各々のパッケージキャリ ヤが前記搬送路の任意の1本及びそれと連結する搬送手段の通路部に沿って移動 可能な懸垂手段を備え、更に前記任意の搬送路と前記搬送手段の任意の通路部間 の前記キャリッジの移送を可能にするために、前記搬送手段の通路部及び前記搬 送路と同一線上に位置して両者間の隙間に橋を架ける通路部を前記切替手段に設 けた、ことを特徴とする搬送装置。
  4. 4.紡績機械内で又は紡績機械ヘパッケージ又はパッケージキャリヤを搬送する 搬送装置であって、前記キャリヤを前記機械に沿って又はその周囲を移動させる ための搬送手段と、 前記機械内でパッケージ又はパッケージキャリヤを搬送するための搬送システム と、 を有し、更に 前記搬送手段と前記搬送システム間のキャリヤ移送のための複数の連結点と、 前記機械に沿って又はその周囲で移動するとともに所定の連結点においてキャリ ヤの移送を選択的に実行する行程切換手段又は移送手段と、 を備えており、 前記切換手段が任意の連結点におけるキャリヤ移送だけでなく、前記機械内にお けるキャリヤの移動も行っており、そのために機械の搬送システムに統合されて いる、ことを特徴とする搬送装置。
  5. 5.紡糸機械においてロービングパッケージを交換するための装置であって、 前記ロービングパッケージを運んでいる複数のキャリヤで構成されるキャリヤ列 が移動可能で紡糸機械に沿って伸延した搬送路と、 前記機械の中心面に対し一定角度を有して配設され、前記機械のクリール内のパ ッケージの少なくとも動作位置を通過して伸延する複数のクリール路と、 前記紡糸機械の前記中心面近くに位置する空パッケージのための搬出路と、 前記搬送路と前記クリール路間のパッケージ移送のための装置と、 を備え、 前記クリール路の領域内で搬送路と平行に移動することができる少なくとも1つ のロボットを有し、駆動されたロボットがキャリヤ列を牽引するか、あるいはロ ボットとキャリヤ列の双方が駆動される、ことを特徴とする装置。
  6. 6.前記リング精紡機のそれぞれの長手方向側面がそれと連絡する直線搬送路を 有し、あるいは機械を取囲む搬送路が機械の長手方向両側面と連絡している、こ とを特徴とする請求の範囲第5項に記載の装置。
  7. 7.前記キャリヤ列からレールへ又はその逆にパッケージを移し替える作業、移 送部材の鉛直旋回運動、レールに沿ってパッケージをさらに搬送する作業、レー ルから搬出路へ又はその逆にパッケージを移送する作業、ロボット自身のさらな る移動、の内、少なくともいずれか1つを実行するための電動モーター手段をロ ボットが備え、更にこれらの作業を調整するための電子制御装置を設けた、こと を特徴とする請求の範囲第6項又は第7項記載の装置。
  8. 8.前記ロボットが、少なくとも1本の電流母線を経由して、又はロボット自体 に設けた充電的蓄電池から電流が供給されることを特徴とする、前記請求の範囲 のいずれか1項以上に記載の装置。
  9. 9.前記パッケージ交換作業を開始させるイニシエーターには機械手段又はセン サー手段が含まれる、ことを特徴とする請求の範囲第7項記載の装置。
  10. 10.前記センサー手段が、予備パッケージ又は第1動作位置のパッケージから 、もしくは第1動作位置のパッケージヘと略水平に延びているストランドに向け られている、ことを特徴とする請求の範囲第9項記載の装置。
  11. 11.前記ロボットがクリール路とキャリヤ列間の隙間に橋を架けるための1本 の直線中間通路部を有している、ことを特徴とする前記請求の範囲のいずれか1 項以上に記載の装置。
  12. 12.空の糸管をキャリヤ列に返送するために少なくとも1本のクリール路が設 けられている、ことを特徴とする前記請求の範囲のいずれか1項以上に記載の装 置。
  13. 13.前記ロボットがキャリヤ列のパッケージの存在を検知するセンサーを有し ている、ことを特徴とする前記請求の範囲のいずれか1項以上に記載の装置。
  14. 14.前記クリール路がその上をパッケージが移動するレールであること、もし くは、クリール路がパッケージが1つの地点から次の地点へ段階的に移動するこ とができる支持機素である、ことを特徴とする前記請求の範囲のいずれか1項以 上に記載の装置。
  15. 15.前記キャリヤ列とクリール路間で満巻もしくは空のパッケージの移送を行 うロボットが、キャリヤ列から独立してクリールに沿って移動し、その際クリー ル内のパッケージ状況を検知しパッケージ交換が必要な位置を示すデータを記憶 することと、キャリヤ列はその後ロボットによりクリールに沿って移動されるこ とを特徴とする、パッケージ交換作業を実行するための方法。
  16. 16.1本のクリール路上及びキャリヤ列上に一列に並んでいるパッケージ全て が同時に移動する、ことを特徴とする請求の範囲第5項乃至第15項のいずれか 1項に記載の装置。
  17. 17.前記キャリヤ列からレール上に移送される間、パッケージキャリヤの縦軸 の移動方向が変化していく、ことを特徴とする請求の範囲第5項乃至第14項の いずれか1項に記載の装置。
  18. 18.前記ロボットが空パッケージをキャリヤ列に返送する作業も実施できるよ うになっている、ことを特徴とする請求の範囲第1項乃至17項に記載の装置。
  19. 19.紡績機械特にリング精紡機であって、複数の互いに等間隔で配設された紡 糸位置を有し、各々の紡糸位置で紡糸原料のロービングを保持した作業糸管がロ ービングを当該紡糸位置における紡糸工程に間断なく供給するように配設され、 更に作業糸管を少なくとも1つ、好ましくは2つと、予備糸管を1つ、等間隔で 一列に支持するための機械本体の長手方向に略直交して伸延する横向き支持体と 、粗紡機などから個々の横向き支持体にロービングが一杯巻取られている糸管を 搬送するために、機械の長手方向と平行に伸延し紡糸位置の前方に好ましくは間 隔を保って位置している満巻の糸管の搬入搬送手段と、 クリールの糸管を搬出するために、機械の長手方向と平行に伸延し好ましくは紡 糸位置の後方に間隔を保って位置している空の糸管の搬出搬送手段と、 を有しており、 搬入搬出に際しては、最初の作業糸管は空になると横向き支持体から空の糸管の 搬出搬送手段に移送され、次に第2の作業糸管が最初の糸管が搬出されて空位に なった動作位置に進入し、第2作業糸管が移動した後の位置に予備糸管が進入し 、予備糸管は予備糸管のロービングを上述の搬出された空の作業糸管が搬出され る前に作業を行っていた紡糸位置に繋げることにより自ら作業糸管となり、 そして最後に予備糸管が移動した後の待機位置に上記の搬入搬送手段によって満 巻の糸管が搬入され、それが新たな予備糸管になっているが、搬送手段と平行に 機械に沿って移動して各々の横向き支持体のところに進みそこで停止することが できるように糸管移送キャリッジが装備されており、前記糸管移送キャリッジに は、横向き支持体上に位置している空の糸管、作業糸管、予備糸管と、搬入搬送 手段によって横向き支持体の前方位置に搬送される満巻の糸管を同時に移送でき るような糸管ハンドリング装置が装備されていることと、糸管の移送が搬出搬送 手段に向かって行われ、移送時には空の糸管が搬出搬送手段に移送され、他の糸 管はそれぞれ横向き支持体の空位になった位置に進んでいく、ことを特徴とする 紡績機械特にリング精紡機。
  20. 20.前記横向き支持体が3つの等間隔に一列に並んだ糸管支持位置を有する、 ことを特徴とする請求の範囲第19項記載の紡績機械。
  21. 21.前記搬送手段が上記の横向き支持体の1つと同一線上にある時、横向き支 持体を含む一列上に合計4又は5つの糸管支持位置が並ぶ、ことを特徴とする請 求の範囲第19項又は第20項記載の紡績機械。
  22. 22.それぞれの糸管、又は支持体に組付けられたそれぞれの糸管キャリヤに一 つの糸管把持手段が、糸管の間隔と同一の間隔で上記の糸管移送キャリッジに設 けられている、ことを特徴とする請求の範囲第19項乃至第21項のいずれか1 項に記載の紡績機械。
  23. 23.前記糸管把持手段が側方もしくは上方から糸管又は糸管キャリヤを把持し 、それぞれの糸管が次の位置に移動する時、糸管の移動距離分だけ移送手段によ って移動可能であり、その時糸管把持手段は糸管又は糸管キャリヤを解放しそれ から離れていくことができる、ことを特徴とする請求の範囲第22項記載の紡績 機械。
  24. 24.前記糸管把持手段には、糸管を移送する前に搬入搬送手段もしくは横向き 支持体から糸管を持ち上げて、移送終了後に糸管を横向き支持体もしくは搬出搬 送手段上に下ろすための糸管上昇下降手段が含まれている、ことを特徴とする請 求の範囲第23項記載の紡績機械。
  25. 25.横向き支持体が糸管スライドレールとして形成されている、ことを特徴と する請求の範囲第19項乃至第23項のいずれか1項に記載の紡績機械。
  26. 26.前記糸管把持手段が巻込装置として形成されている、ことを特徴とする請 求の範囲第25項記載の紡績機械。
  27. 27.前記糸管スライドレール上に並んだ糸管又は糸管キャリヤが重力の影響で 下方にスライドもしくは転がっていけるように、糸管スライドレールが搬入搬送 から搬出搬送へ下方に傾斜しながら伸延しており、可動合口が糸管の支持位置を 決定する、ことを特徴とする請求の範囲第25項記載の紡績機械。
  28. 28.前記横向き支持体と同一線上に位置することができる、満巻の糸管又は糸 管キャリヤのための糸管把持手段をさらにもう一つ設けた、ことを特徴とする請 求の範囲第22項乃至27項のいずれか1項に記載の紡績機械。
  29. 29.前記糸管把持手段が横向き支持体上に並んだ糸管又は糸管キャリヤだけの ための装備されており、別の糸管移送手段が横向き支持体に隣接する搬入搬送上 に並んだ満巻の糸管用に設けられている、ことを特徴とする請求の範囲第22項 乃至第27項記載の紡績機械。
  30. 30.紡績機械に沿って伸延するレールシステムを有しており、このレールシス テム上で糸管搬送列が、リング精紡機のクリールに搬送する紡績原料が充分巻付 けられた糸管を積載して粗紡機などの紡績準備機械を出発し、空の糸管が搬出さ れ満巻の糸管のクリール内への搬入が必要とされるそれぞれの紡糸位置で停止で きるようになっていることと、糸管移送装置が糸管搬送列に移動可能なように取 り付けられており、糸管搬送列が紡糸位置で停止した時に満巻の糸管をクリール 内に移送するよう動作可能である、ことを特徴とする紡績機械特にリング精紡機 。
  31. 31.前記レールシステムと平行に伸延し、かつ糸管搬送列の前方端部でクリー ルに向かって曲線を描くのが望ましい糸管支持レールを糸管搬送列自体に設けた ことと、満巻の糸管をクリールへ移動させるための駆動手段を糸管搬送列に設け たこと、を特徴とする請求の範囲第30項記載の紡績機械。
  32. 32.前記駆動手段として油圧ピストン・シリンダユニットを設けた、ことを特 徴とする請求の範囲第31項記載の紡績機械。
  33. 33.前記糸管移送装置が、糸管搬送列上にレールシステムと平行に移動可能に 取付けられた移送キャリッジにより構成されており、前記移送キャリッジが搬送 列上の糸管と同一線上になった時その糸管を搬送列からクリール内に移動するよ うに動作可能な糸管移送装置を有している、ことを特徴とする請求の範囲第30 項記載の紡績機械。
  34. 34.前記移送キャリッジが紡糸位置と同一線上に位置することができる横向き レールを保持している、ことを特徴とする請求の範囲第33項記載の紡績機械。
  35. 35.前記移送キャリッジが、満巻のパッケージに隣接するレール部と、紡績位 置の方向を向いた横向き部を有する曲線レールとを有し、前記糸管移送機構が曲 線レール部の支点に位置しているパッケージを曲線レールと横向き部を経由して クリール内に移送する、ことを特徴とする請求の範囲第33項記載の紡績機械。
  36. 36.それぞれの紡糸位置又はそれぞれ対になった紡糸位置には横向きレールが 連絡しており、横向きレールの上にそれぞれの紡糸位置に運ばれる予備糸管、作 業糸管が吊り下げられもしくは配列されていることと、糸管搬送列の糸管保持レ ールと糸管移送装置の横向きレールがクリール内の任意の横向きレールと同一線 上に位置することができる、ことを特徴とする請求の範囲第30項乃至35項記 載の紡績機械。
  37. 37.前記糸管搬出装置が空の糸管を機械の端部に搬送するため、好ましくは機 械の中心領域に設けられている、ことを特徴とする請求の範囲第30項乃至第3 6項記載の紡績機械。
  38. 38.少なくとも前記機械端部に、空の糸管を糸管搬送列に返送するための横向 き返送装置を設けた、ことを特徴とする請求の範囲第37項記載の紡績機械。
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