JPH05195348A - ケンス交換装置を有するケンス移送車 - Google Patents

ケンス交換装置を有するケンス移送車

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JPH05195348A
JPH05195348A JP4205073A JP20507392A JPH05195348A JP H05195348 A JPH05195348 A JP H05195348A JP 4205073 A JP4205073 A JP 4205073A JP 20507392 A JP20507392 A JP 20507392A JP H05195348 A JPH05195348 A JP H05195348A
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JP
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cans
sliver
transport vehicle
turntable
spinning
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JP4205073A
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English (en)
Inventor
Hans-Werner Schwalm
シュヴァルム ハンス−ヴェルナー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bee Shiyuraafuhorusuto & Co
Oerlikon Textile GmbH and Co KG
Original Assignee
Bee Shiyuraafuhorusuto & Co
W Schlafhorst AG and Co
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Filing date
Publication date
Application filed by Bee Shiyuraafuhorusuto & Co, W Schlafhorst AG and Co filed Critical Bee Shiyuraafuhorusuto & Co
Publication of JPH05195348A publication Critical patent/JPH05195348A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • DTEXTILES; PAPER
    • D01NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
    • D01HSPINNING OR TWISTING
    • D01H9/00Arrangements for replacing or removing bobbins, cores, receptacles, or completed packages at paying-out or take-up stations ; Combination of spinning-winding machine
    • D01H9/18Arrangements for replacing or removing bobbins, cores, receptacles, or completed packages at paying-out or take-up stations ; Combination of spinning-winding machine for supplying bobbins, cores, receptacles, or completed packages to, or transporting from, paying-out or take-up stations ; Arrangements to prevent unwinding of roving from roving bobbins
    • D01H9/185Transporting cans

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Spinning Or Twisting Of Yarns (AREA)
  • Replacing, Conveying, And Pick-Finding For Filamentary Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 2列配置のスライバケンスの2列目の空ケン
スを、1列目のケンスのスライバ放出を中断することな
しに、充填ケンスと交換できるようにする。 【構成】 ケンス移送車16上の回転テーブル24の横
に、付加的な置場Dを設け、2列目の空ケンス5の交換
時に1列目のスライバ放出中のケンス6を、スライバ放
出の中断なしにこの置場Dに待機させておく。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、紡機の紡糸個所のとこ
ろで、回転テーブルを介して空のスライバケンスを、充
填されたスライバケンスと交換するケンス交換装置を有
するケンス移送車、それも、回転テーブル上にケンスが
載せられ、回転テーブルがそのつどケンス交換場所に送
られて、ケンス交換装置によりケンス交換が実施可能で
ある形式のものに関する。
【0002】
【従来の技術】紡糸個所で空のケンスを充填ケンスと交
換し、移送する作業や、練条機のケンス積降ろしステー
ションで空のケンスを充填ケンスと交換し、移送する作
業を容易にし、自動化するには、ケンス移送車が利用さ
れる。DE−OS−3831638により、回転テーブ
ルを有するケンス移送車が公知である。回転テーブルに
は、各ケンスの所定の置場が設けられ、これらの置場
は、すべて回転テーブルの回転軸から等距離に設けられ
ている。ケンス移送車のケンス交換装置は、一定のケン
ス降ろし位置と一定のケンス降ろし場所を有している。
もちろん、この移送車及び交換装置では、紡機の紡糸個
所のところで1列に配置されたケンスの交換が可能なだ
けである。また、紡糸個所には、きわめて短時間で空に
なってしまうきわめて小型のケンス以外は用いられな
い。
【0003】公知の移送車の場合、紡機の紡糸個所の下
方に2列に通常の容量のケンスを据えることは、不可能
である。なぜなら、紡機下の回転テーブル上にケンスを
載せなければ、後列のケンスは自動的には交換できない
からである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、した
がって、2列に立てられたスライバケンスの2列目の空
のケンスを、充填ケンスと交換でき、しかも、1列目の
ケンスからのスライバ供給を中断することのないケンス
移送車を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この課題は、本発明によ
れば、請求項1に記載の特徴を有する手段により解決さ
れた。
【0006】本発明によるケンス移送車は、回転テーブ
ルの隣りにケンスを待機させる別の置場を有している。
回転テーブル上には、これから供給される充填ケンス又
は取除かれる空のケンスが載せられる。2列目の空ケン
スを充填ケンスと交換する間、本発明の移送車の構成に
よれば、空ケンスの前に位置してスライバ放出中の1列
目のケンスが、一時的に回転テーブルの横の置場に据え
られ、2列目の空ケンスが充填ケンスと交換される。こ
の交換の間、横の置場のケンスからのスライバ供給は中
断しない。この一時的な移動により2列目の空ケンスを
自動交換する道が開かれる。ケンスを交換し、新しいケ
ンスからのスライバ供給が開始されてから、横の置場へ
移動させたケンスが元の位置へ戻される。スライバケン
スは、ケンス交換後、元の位置へ戻すのが有利である。
こうすることにより、スライバケンスの自動交換は、常
にそのケンスの配属された紡糸個所について行うことが
できる。
【0007】ケンス移送車は、回転テーブル上にスライ
バケンス用の3つの置場を有している。これらの置場
は、回転テーブルの中心軸線を中心として各120°の
扇形部を形成している。回転テーブル上に3角形状にケ
ンスを配置することにより、ケンス移送車の相応に狭い
設置面積を最適利用することが可能になる。回転テーブ
ル及びケンスの回転時には、ケンスの輪郭が移送車の輪
郭から僅かだけはみ出ることになる。
【0008】本発明の別の構成によれば、ケンス移送の
間、回転テーブルの3つの置場のうち2つが、スライバ
放出中のケンスの一時的な置場と、常に走行方向に前後
に1列となるようにされている。この一時的な置場と向
かい合う、回転テーブル上の置場は、移送車の位置決め
の時に、交換要求を発した紡糸個所で前後に位置するケ
ンスと直接対向する位置を占めることになる。回転テー
ブルのこの位置で、ケンス移送車が紡糸個所前方に最終
位置決めされたのち、第1列の1個のケンスを、付加的
な置場に隣接する、回転テーブル上の置場を経て、付加
的な置場に一時的に待機させることができる。こうする
ことにより、第1列中のケンスを受け渡しするために、
移送車の位置を変える必要はなくなる。
【0009】ケンス交換過程を開始するには、スライバ
放出中のケンスの置場に隣接し、かつ紡機のケンスと向
かい合って位置する、回転テーブル上の置場が空席とな
るように、回転テーブルを調節する。回転テーブルをこ
の位置にすることにより、直ちに第1列内の空のケンス
を受取るか、又は、この置場を介して第1列内のスライ
バ放出中のケンスを、このケンス用に設けられた置場へ
ケンスの交換中待機させておくことが可能になる。言う
までもなく、第1列中の空のケンスを回転テーブルに載
せた場合、回転テーブルは1個のケンスの区画だけ回動
して、充填ケンスを降ろす位置に就ける必要がある。こ
の充填ケンスを第1列に降ろして、紡糸個所へスライバ
を導入した後、ケンス移送車は直ちに先に進むことがで
きる。走行前に、移送車は、回転テーブルを介して空の
ケンス位置を回動させて、再び回転テーブル上の空の置
場が移送車の、紡機に向かい合った側に来るようにして
おくことができる。
【0010】第2列中の空のケンスを交換する場合は、
スライバ放出中のケンスを付加的な置場へ一時待機させ
てから、空のケンスを回転テーブルに用意した空の置場
へ載せる。次いで回転テーブルは、充填テーブルが用意
されている位置へ回転する。この充填ケンスを第2列内
へ降ろしたのち、回転テーブル上に空いた置場に、一時
付加的置場に待機させたケンスを載せ、元の場所へ戻
す。
【0011】ケンス交換時にケンスを扱うために、移送
車には、ケンス交換装置として、テレスコープ状に構成
され、少なくとも1個の掴み部材を有するキャリッジが
備えられている。このキャリッジは、ケンスの上方に移
送車の運動方向と直角方向に走行可能である。テレスコ
ープ状の構成により、キャリッジを移送車に場所を取ら
ずに組付けることができるので、キャリッジの部品が移
送車の輪郭からはみ出すことがない。それにも拘わら
ず、第2列中のケンスを処理するさいには、少なくとも
ケンス2個の直径の長さにわたって走出可能である。
【0012】本発明の別の構成によれば、掴み部材は、
ケンスを鉛直方向に昇降させるように構成されている。
掴み部材には、たとえば掴みフィンガを設けておき、処
置時には、この掴みフィンガでケンスの片側を掴み、同
時に定心することができる。あるいは又、キャリッジの
両側に各1個の掴み部材を設けておき、この掴み部材に
より、ケンスの上縁部を掴み、鉛直方向に吊上げ、ケン
ス交換装置の定心部材のところで定心させ、更には、ケ
ンスを各置場に載せたり降ろしたりすることができるよ
うにする。
【0013】ケンス交換装置は、回転テーブル上方を走
行可能に配置されている。そのさい、この交換装置は、
空のケンス用の置場に隣接する、回転テーブル上の引渡
し位置に在る置場の上方を走行するように配置されてい
る。
【0014】ケンス交換装置は、紡糸個所に従属し、ケ
ンス位置を目指して走行可能である。こうすることによ
り各紡糸個所で最小限のケンス移動でケンス交換を達成
できる。
【0015】ケンス移送車に対して紡糸個所からケンス
交換要求があれば、紡糸個所からは、無線、誘導導線、
常置信号導線のいずれかにより認識コードが発せられ
る。このコードにより移送車内のマイクロプロセッサが
移送車の行先を認識する。移送車は、センサにより、要
求を発した紡糸個所の前に位置決めされる。この要求の
発信及び位置決めの手段は公知であり、たとえばDE−
OS3831637に記載されている。
【0016】紡糸個所から発せられるコードにもとづ
き、移送車は、交換を要するケンスが第1列、第2列の
どちらに在るかを認識する。それに従って、相応のケン
ス交換プログラムが開始される。そのケンスが第1列に
在る場合、交換は公知の形式で、たとえばDE−OS−
3831638に記載の形式で行われる。ケンスが第2
列に在る場合は、その前に在るケンスを先ずスライバ放
出中のケンス用の付加的置場に一時待機させねばならな
い。
【0017】本発明の別の構成によれば、スライバ放出
中のケンスを、回転テーブルから付加的置場へ移動さ
せ、かつまた元の位置へ戻す装置が備えられている。こ
の装置の動作過程は、ケンス交換装置の動作過程と同調
させておく。また、この装置は簡単な構造にすることが
できる。ケンスの移動は、たとえば掴み爪で十分に行う
ことができる。ケンス交換装置の運動は、その場合、直
線的な往復運動に制限できる。しかしまた、交換装置
は、付加的に移送車の縦方向に走行可能にすることもで
きる。こうすることにより、スライバ放出中のケンスを
同じ搬送手段を用いて回転テーブルに中間停止すること
なしに、付加的置場へ一時待機させることができる。
【0018】本発明の別の構成によれば、付加的置場に
は少なくとも1つの放出スライバ用案内部材を設けてお
く。ケンスをこの置場へ移動させるさい、ケンスは紡糸
個所から横へ移動せしめられるので、スライバが一直線
に紡糸個所へ走入できなくなる。したがって、案内部材
を設けることによって、スライバを確実に紡糸個所へ送
ることができ、放出されるスライバを交換装置の運動区
域の外に維持することができる。
【0019】紡機及びケンス積降ろしステーションのと
ころでのケンス交換は、移送車の、付加的置場が設けら
れている側で交換装置により簡単に実施できる。
【0020】本発明の別の構成によれば、紡機に配属さ
れたケンス交換場所と、ケンス積降ろしステーションに
配属されたケンス交換場所とが、それぞれ移送車の広幅
側の対向位置に設けられている。移送車のこのような構
成により、移送車の走行路の片側に前記双方の交換場所
が集中しないため、移送車の走行方向変換に要する時間
及びスペースが節約される。
【0021】紡機のところでのケンス交換と、練条機の
ところでの空のケンスや充填ケンスの積降ろしとが、移
送車の別々の側で行われるため、ケンス交換装置は、双
方のケンス交換場所上方を走行可能に配置されている。
移送車に設けられたセンサにより、移送車は、紡機のと
ころへ赴いて、そこでケンス交換を行うか、ケンス積降
ろしステーションへ赴いて空ケンスを充填ケンスと交換
すべきかを認識する。ケンス交換場所の位置に応じて、
ケンス交換装置は、その時々で相応の側へ走出し、所定
のケンス交換を行う。
【0022】
【実施例】次に本発明の一実施例を詳説する。
【0023】この実施例では、本発明の理解に役立つ特
徴を図示し、説明するにとどめる。
【0024】図1はオープンエンド型紡機Sの紡糸個所
1を示したものである。紡機Sは並列配置された多数の
紡糸個所から成っている。内側にそれぞれオープナ3と
ヤーン形成部材4、すなわちロータとを有するいわゆる
紡糸ボックス2の下方には、紡糸個所1とその後方の紡
糸個所とのところに、2個のスライバケンス5,6が前
後に位置している。紡機Sの前面から見て後方位置のケ
ンス5は空になっている。このため、ドローオフローラ
対8のドローオフ管7から引出されて、ヤーンガイド9
を経てあや巻きボビン10に巻取られるヤーンが存在し
ない。スライバが無くなったため、糸切れが生じ、ボビ
ンホールダ11が巻上げローラ12からあや巻きボビン
を離間させている。
【0025】これに対し、スライバケンス6からは、ス
ライバ13が紡糸ボックス内のコンデンサ14に引入れ
られている。スライバ13は、この場合、変向ロッド1
5を介して滑動する。
【0026】紡糸個所前方にはケンス移送車16が位置
している。この移送車16は、図2から分かるように、
紡機側に4個のフランジローラ18a〜18dを有する
車台17から成っている。各2個のフランジローラが、
1つのローラ対18a,18bと18c,18dとを形
成している。
【0027】各ローラ対は、詳細に図示されてはいない
が、車台にリンク結合されており、それによって狭い曲
線半径をも走過することができる。フランジローラ18
a〜18dは、レールを走行しており、このレール19
は、紡機に沿って延び、移送車の精確なコース案内が可
能である。フランジローラ対18a,18bは、伝動装
置20を介してモータ21により駆動される。移送車の
フランジローラとは反対の側は2個の別のホイール2
2,23により支えられている。
【0028】図2から分かるように、図1では、移送車
の後方部分が除去されているので、ケンス交換装置とケ
ンスの載せられた回転テーブルを見ることができる。
【0029】移送車16の車台17の上方には、水平に
配置された回転テーブル24が備えられている。この回
転テーブル24は、鉛直に配置された軸25を中心とし
て回転可能である。軸25には歯車26が取付けられ、
歯車26には継目なし歯付ベルト27が巻掛けられてい
る。この歯付ベルトは、加えて、図2に示したような駆
動ホイール28に巻掛けられている。駆動ホイール28
はモータ29により駆動される。
【0030】回転テーブル24は等辺3角形状を有して
いる。各頂点の区域にそれぞれ置場A,B,Cが120
度の扇形をなして設けられている。3角形の頂点部分は
カットされているので、3つの置場A,B,Cに置かれ
たケンスの下縁の一部が、それぞれ回転テーブル設置面
からはみ出している。各置場にケンスを位置決めするた
めに、ストッパ条片30により置場が互いに区切られて
いる。加えて、ケンスの正確な位置決めのためのストッ
パコントローラ31が、回転テーブル上にケンスを立て
た場合に、テーブルの回転による転倒を防止しうるだけ
の高さのところに設けられている。
【0031】たとえば練条機のところのケンス積降しス
テーションのところでは、回転テーブルは、原則とし
て、運ばれてきた空ケンスを降したのち、充填された2
個のケンスが積込まれる。紡機への走行及び紡機に沿っ
ての走行のさい、2個のケンスを載せられた回転テーブ
ルは、ケンスが走行方向で前後に配置され、双方の置場
が紡機の前面に向くように調節される。図示の実施例で
は、移送車は、すでに紡糸個所からの要求を受け、相応
のケンスの前に位置せしめられている。図1及び図2に
示されたケンス交換過程での状況は、紡糸個所の下方に
位置するケンスが、すでに回転テーブル上の、対向位置
にある空の置場へ移されるところである。この移動のた
めには、ケンス積降しステーションから運んで来た、そ
れぞれ置場A,Bに載せられた充填ケンス32,33
が、軸25を中心として逆時計回り方向で、つまり矢印
34の方向にその移送位置から回転せしめられる。この
回転は120度だけ行なわれるので、空の置場Cは、交
換されるケンス5と向い合う位置に来ることになる。紡
機へのケンス移送の間には、したがって、空の置場C
は、図1と図2の位置Bのところに一時的に在ったわけ
である。置場Bに在るケンス33の周囲の輪郭は、移送
車16の輪郭をはみ出していることが、図からはっきり
認められよう。したがって、前述の配置での充填ケンス
や空ケンスの移送により、移送車の狭幅の、場所を取ら
ない構造形式が可能になる。なぜなら、ケンスが走行方
向で前後に位置し、移送車の輪郭をはみ出ることがない
からである。
【0032】図3は、紡糸個所から移送車を見た図であ
る。この図では、スライバ放出中のケンス6が既に待機
位置の置場Dへ移されている。空のケンス5は置場Cに
移されている。この状態は、図4からも見ることができ
る。ケンス5が空になった紡糸個所1と並んで、紡機の
他の紡糸個所と配属ケンスが示されている。
【0033】図1〜図3から分かるように、ケンス移送
車は、門形構造を有している。回転テーブル24上に配
置されたケンス上方には、ケンス交換装置35が備えら
れている。この交換装置35は、ケンスを受容し、保持
する掴み部材37を有する、テレスコープ状に構成され
たキャリッジ36から成っている。掴み部材37を有す
るキャリッジは、移送車16の運動方向と直角方向、す
なわち矢印38の方向に走行可能である。
【0034】移送車16の要求は、紡機の制御兼監視シ
ステム(詳しくは図示せず)を介して発せられる。この
システムは、移送車の制御システムと交信する。ある紡
糸個所でケンスが空になると、たとえば図示の実施例の
場合のように、紡糸個所1のケンス5が空になると、ケ
ンス移送車16が要求を受ける。紡機の紡糸個所から発
信器39を介して要求信号が発せられる。この信号が、
紡機に沿って走行する移送車16の受信器40により受
信される。要求信号と位置決め信号は、信号導体39a
を介して紡機の制御装置(図示せず)から発信器39へ
送られる。移送車の受信器40は、受信信号を信号導線
40aを介して移送車の制御装置に更に伝える。制御装
置41は、信号導線21aを介してフランジローラ18
a,18bの駆動モータ21を制御する。移送車16
は、要求を発した紡糸個所のところに到達し、交換すべ
きケンスに対向する位置に位置決めされると、停止す
る。この目定のためには、発信器39と受信器40とが
精確に向い合わねばならない。要求信号を発した紡糸個
所への走行の間、置場AとBとに載せられたケンス32
と33とは、走行方向で前後に配置されている。
【0035】移送車が、要求を発した紡糸個所のところ
に位置決めされたのち、モータ29は、制御装置41か
ら信号導線29aを介して、回転テーブル24を矢印3
4の方向に、したがって逆時計回り方向に120度回動
する命令を受取る。これにより、空の置場Cが精確にケ
ンス6の対向位置に位置決めされる。後で詳述するよう
に、この場合、ケンス交換装置35は、テレスコープ状
に構成されたキャリッジ36を走出させたのち、掴み部
材37を介して、前方のスライバ放出中のケンスを掴
み、先ず置場Cへ載せる。置場Cに向い合って、付加的
な置場Dが設けられている。この置場Dは、この実施例
で示されるように、第2列に在る空ケンスを充填ケンス
と交換する場合、第1列のスライバ放出中のケンスを一
時的に待機させるためのものである。
【0036】この実施例の場合、回転テーブル24の下
の車台17内にテレスコープ状に走出可能なグリッパ4
2が備えられている。この装置は、スライバ放出中のケ
ンス、この場合はケンス6を一時的に置場Dへ待機させ
るのに用いられる。グリッパ42のヘッドは旋回可能の
爪43であり、爪43は置場Cに在るケンスの縁部の下
を掴み、ケンスを、図3の位置43′から分かるよう
に、置場Dへ移動させる。この目的のため、旋回可能の
爪43は、置場D内のスリット44内を滑動する。案内
レール45は、待機せしめられるケンスの横方向の位置
決めに役立つ。ケンス6を置場Dへ移動させるさい、ス
ライバ13が他スライバ、又は移送車の部材ともつれ合
うことがないように、スライバ案内輪郭部46が備えら
れている。この輪郭部46は、図示の実施例の場合、鉛
直に下方へ延びる変向ロッドから成っている。
【0037】ケンス交換のその他の過程は、図11の
a)〜m)のところで説明する。
【0038】図5〜図7は、ケンスを移送車16の置場
Dへ移すのに用いる、テレスコープ状に構成されたグリ
ッパ42の旋回可能な爪43の詳細図である。グリッパ
42は、テレスコープ状に矢印48の方向に走出走入さ
れるロッド47を有している。この走出入は、制御装置
41により信号導線42aを介し、たとえば液圧式又は
空気式に制御される。ケンスを掴むため、信号導線49
aを介して制御装置41により制御されるモータ49を
介し、ラック50が矢印51の方向に引込められる。伝
動装置52を介して、旋回可能な爪43が軸53を中心
として旋回し、矢印54の方向へ立てられる。図6で
は、旋回可能な爪43が立てられ、そのフィンガ55で
ケンスの縁部56の下方が掴まれる。図7は、立てられ
た旋回可能な爪43の平面図である。テレスコープ状に
伸長可能なロッド47が矢印57の方向へ移動すると、
掴まれたケンスが位置Dへ移される。ケンス交換が行な
われる場合、制御装置41が信号導線42aを介してテ
レスコープ状ロッド47に対して引込んで回転テーブル
上へケンスを戻す命令を発する。回転テーブルへ戻され
ると、モータ49が、信号導線49aを介して、ラック
50を回動させる命令を受け取る。これにより爪43
は、その休止位置へ旋回し、フィンガ55がケンスの縁
56を解放する。
【0039】置場Dへのケンスの移動は、別の手段、た
とえば連行体を有するドラックチェーンを用いて行なう
こともできる。あるいはまた、交換装置のキャリッジを
ケンス交換時の走行方向と直角に、つまり移送車の縦方
向に走行可能にすることも考えられる。
【0040】図8は、ケンス交換装置のケンス処理用掴
み部材37を、操作されていない状態で示した図であ
る。図9は、この掴み部材37が操作されている状態を
示したものである。交換装置35のテレスコープ状に構
成されたキャリッジ36のところには、左右の長手側に
各1個の掴み部材37が設けられている。各掴み部材3
7は、レバーリンク59を介して水平に旋回し鉛直に持
上げられる掴み爪58から成っている。この双方の運動
経過は、同時的に行なわれ、液圧式、空気式、磁気式の
いずれかの方式で作用するシリンダ60により解発され
る。掴み部材の運動は、信号導線60aを介して制御装
置41により制御される。不操作時には掴み爪58は横
へ旋回させておく。シリンダ60のプランジャ61は引
込められる。プランジャ61は矢印62の方向に走出入
する。プランジャ61は、また、アングルレバー63と
リンク結合されており、アングルレバー63は旋回点6
4を中心として旋回可能である。このことは両矢印65
で示されている。旋回路はリミットスイッチ66によっ
て制限されている。この場合、信号導線66aを介して
シリンダがカットオフされる。掴み爪58は、アングル
レバー63にリンク結合されている。取付個所の下方に
は旋回可能に支承された圧縮ばね、たとえばガス入りば
ね67が作用している。このガス入りばねは、非動作状
態では掴み爪を開いた状態に保持する。
【0041】移送車がケンス交換のために紡機のところ
に位置決めされ、交換装置35が制御装置41を介し
て、テレスコープ構成のキャリッジ36を走出させる命
令を受信すると、キャリッジ36は、紡機前面へ向かっ
て運動方向38で走行し、交換されるケンスの上方に掴
み部材37を位置せしめる。交換されるケンスの位置
は、移送車の制御装置41が発信器39を介して受信器
40へ報知する。ケンス交換装置35の送出は、信号導
線35aを介して相応に制御される。ケンス位置の精確
な確認は、図示されてはいないが、センサによって行な
うか、又はケンスの横に設けられたストッパ条片68
と、ケンスの間に在って紡機に沿って延びるストッパ条
片69とによってケンスのずれが生じることのない置場
にケンスを置くようにする。その場合、キャリッジは、
ケンスの位置の方向へ一定長さだけ走出される。
【0042】掴み部材が適正に位置づけられると、制御
装置41が信号導線60aを介して、プランジャ61を
走出させる命令をシリンダ60に与える。この走出方向
は、図9に矢印70で示されている。これによりアング
ルレバー63は矢印71の方向へ旋回する。ガス入りば
ね67の圧力に抗して掴み爪58が同時に内方へ旋回
し、上方へ引張られる。これにより、掴み爪58は矢印
72(図8)の方向でケンス縁73の下へ向かって旋回
する。掴み爪58の、それ以後の運動経過は、矢印75
の方向、すなわち上方へ垂直となるので、ケンス74
は、上方へ垂直に持上げられる。ケンス縁73は、定心
部材76に当たり、これらの定心部材76は、内方へ傾
斜したストッパ面によって、移送中のケンスを鉛直姿勢
で定心する。この定心部材76は、キャリッジ36の下
に設けられ、一方では、ケンスの定心を可能にし、他方
では、移送車の置場Dへケンスを移すさい、放出中のス
ライバの流れを妨害することのないように配置されてい
る。図9から分かるように、定心部材76は、約120
度の角度でキャリッジ35のところに分配されている。
図示の実施例では、図3及び図9から分かるように、キ
ャリッジ36は、ケンス上方を走行するさい、ケンス縁
から十分な間隔を維持しているので、スライバの流れを
妨害することはない。加えて、キャリッジ35の下方前
縁77(図1)は、ケンス上方走行時に邪魔となるよう
な構造部材を備えておらず、また、たとえ放出中のスラ
イバに触れても損傷を与えたり引掛ったりすることがな
い。ケンスを位置74(図8)から移動位置74′(図
9)へ持上げた場合も、位置73′のケンス縁とキャリ
ッジ35の下側との間には十分に広い間隙が残されてい
るので、移動中に放出中のスライバ78の流れが妨害さ
れることはない。
【0043】図10は、図1の紡機のところでのケンス
配置の部分平面図である。この図からはっきり分かる点
は、ストッパ条片68,69によりケンスの位置決めが
精確に行なわれている点である。こうすることにより、
ケンスをスペースを取らず、しかも掴み爪58により精
確にケンスを掴むことが可能になる。掴み爪58は、ケ
ンス縁部間に残る中間スペースに左右から突込まれ、図
示の実施例では、向い合った双方の側からスライバ縁7
3を掴んでいる。移動中、ケンスが一層安定的に保持さ
れるように、掴み爪58は2つのフィンガ79a,79
bを有し、これらのフィンガによりスライバ縁73をそ
れぞれ2個所で掴むようにする。
【0044】ケンス移送車16は、次のように構成して
おくことができる。すなわち、ケンス積降しステーショ
ン又は練条機のところでの空のケンスを降し、充填ケン
スを積込む作業も、紡機のところでケンスを扱う作業
も、いずれも移送車の同じ側で行なわれるようにするの
である。しかし、また、空ケンスの取降ろしと充填ケン
スの積込みとを、移送車の対向側で行ない、紡機のとこ
ろでの作業も対向側で行なうようにすることも考えられ
る。原則として、紡機のところでの作業を両側で行なう
ことも可能であろう。
【0045】これらの変化形の場合も、もちろん、テレ
スコープ状に構成されたキャリッジ36を有するケンス
交換装置35は、移送車の両側の縦の輪郭線から外へ走
出可能であるようにする必要がある。
【0046】図2には、ケンス交換時の前記の可能性を
示すため、移送車16の右側にケンス80の位置を示し
てある。同時に両矢印81により、ケンス交換装置35
が移送車の右側輪郭線から走出可能であることを示して
ある。この目的のために、回転テーブルは、テーブル上
の置場の1つが、ケンス位置80に向い合うように回転
することができる。ケンス積降しステーション、練条
機、紡機いずれかのところでのケンス交換時の位置決め
は、移送車右側でのケンス交換の場合は、左側でセンサ
又は送・受信器82を介して行なうことができる。駆動
装置21、回転テーブル24、ケンス交換装置35の制
御のため、このセンサ82は、信号導線82aは制御装
置41と接続されている。
【0047】図11には、第2列の空ケンスを充填ケン
スと交換する場合の交換図式を示したものである。この
場合、第1列に在るスライバ放出中のケンスが一時的に
置場Dに駐留せしめられる。
【0048】ケンス交換をできるだけ概観できるように
するために、不可欠な特徴のみを記述することにする。
符号は図1〜図4と同じ符号を用いてある。紡機Sの図
は、並置されている紡糸ボックス部分の図に限定した。
また、その場合、紡糸個所1の紡糸ボックス下方の空ケ
ンス5及び紡機前面のスライバ放出中のケンス6のみを
図示するにとどめた。スライバ放出中のケンス6から
は、スライバ13が紡糸個所1と並ぶ紡糸個所に流入し
ている。紡機前方への移送車の到着は、図11のa)の
両方向矢印で示してある。移送車の図は、回転テーブル
上の置場A,B,Cの配置に限定した。回転テーブル
は、ストッパ条片30のみが図示されている。更に、置
場Dは、その位置のみが示され、そのほか移送車のとこ
ろのスライバ案内輪郭部材46が示されている。図11
のa)に示されているように、移送車は、置場A,Bに
充填ケンス32,33を載せている。これらのケンス3
2,33は、移送車走行方向で前後に配置されている。
置場Aのケンス32は置場Dに向い合っている。この配
置ではケンスが移送車の輪郭線からはみ出ていない。置
場Cは空である。
【0049】図11のb)では、移送車は最終的に紡機
のところに精確に位置決めされる。発信器39からは受
信器40(図2)に対し、“ケンス交換の実施”命令が
発せられる。これに従って、先ず回転テーブルが逆時計
回りで矢印方向に回転し、空の置場Cが縦並びのケンス
6,5と向い合う位置まで移動する。
【0050】図11のc)では、すでにケンス交換装置
により、回転テーブルの置場Cの上へ、スライバ放出中
のケンス6が載せられている。スライバ13は紡糸個所
へ流入を続けている。
【0051】図11のd)は、矢印で示されているよう
に、置場Cから置場Dへスライバ放出中のケンス6が移
された後の状態を示している。スライバ13は、スライ
バ案内輪郭部材46のところで変向され、ケンス交換装
置の以後の運動経過を妨げることはない。
【0052】図11のe)は、紡糸個所1から置場Cへ
空ケンス5を移した状態を示した図である。
【0053】図11のf)では、回転テーブルが120
度だけ矢印方向に時計回りに回転され、充填ケンス32
が、紡機のスライバケンスの空いた置場と向い合う位置
に移動している。置場Cの空のケンスは紡機と反対側の
移送車上に来ている。
【0054】図11のg)は、置場Aから充填ケンス3
2を、矢印で示した最終置場へ移すところを示した図で
ある。
【0055】図11のh)は、紡機Sの紡糸個所1下へ
充填ケンス32が最終的に位置決めされた図である。ス
ライバは、すでに紡糸個所1に導入され、紡糸工程が開
始されている。スライバの紡糸個所への導入は、実施例
には示されていないが、たとえば、制御可能なクランプ
で行なうことができる。このクランプはDE−OS26
46313により公知である。
【0056】次に、スライバ放出中のケンス6を元の位
置へ戻さねばならない。図11のk)には、ケンス6が
置場Dから回転テーブルの置場Aへ矢印方向に移された
ところが示されている。ケンス6は、引続き紡糸個所へ
スライバ13を放出している。
【0057】図11のl)は、ケンス6が元の置場へ戻
されたところを示した図である。ケンスの移動及び交換
の全作業過程の間、スライバ放出中のケンス6からはス
ライバの供給は中断することがない。
【0058】図11のm)は、ケンス移送車が走行状態
へ戻された状態を示した図である。回転テーブルは、置
場上のケンスが移送車の輪郭線をはみ出さない位置に回
転する。この目的のために、回転テーブルは、矢印に示
されたように時計回りに回転して、置場Cの空ケンス5
が置場Bの充填ケンスと、走行方向で前後に位置するよ
うにする。置場Bの充填ケンスは、その場合、置場Dと
向い合う位置に来る。置場Aは空である。ケンス5およ
びケンス33が走行方向で前後位置に在るので、移送車
の輪郭線から、それらのケンスが突出することはない。
ケンス5,33が前記のように位置決めされると、移送
車は、更に別の、充填ケンスを要求している紡糸個所へ
向う用意が完了する。このことは両方向矢印で示されて
いる。
【0059】移送車の前の第1列に在る空ケンスの交換
は、回転テーブルを介して直接行なわれ、置場Dは利用
されない。空ケンスを空置場へ受容したのち、回転テー
ブルが回転し、充填ケンスが第1列の空場所と向い合
う。次いでケンス交換装置により、この空場所に充填ケ
ンスが降される。続いて回転テーブルが回転し、受容し
た空ケンスが充填ケンスと走行方向で前後する位置に移
され、充填ケンスが置場Dと対向位置に移る。
【0060】移送車が既に空のケンスを載せており、次
のケンス交換で残りの充填ケンスを交換し終えると、2
個の空ケンスが走行方向で前後に位置せしめられる。移
送車の空ケンスが2個になると、直ちに移送車はケンス
積降しステーションへ赴き、空ケンスの取降しと充填ケ
ンスの積込みが行なわれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】紡機の紡糸個所前方でケンス交換を実施する用
意の完了した状態のケンス移送車を示した図。
【図2】ケンス移送車の平面図。
【図3】紡機の側から見たケンス移送車の側面図。
【図4】ケンス交換過程時のケンス移送車の平面図。
【図5】スライバ放出中のケンスを移動させる装置の爪
を休止状態で示した図。
【図6】図5の装置の爪のケンス移動時の状態を示した
図。
【図7】図6の爪及びケンス部分の平面図。
【図8】ケンス交換装置の掴み部材を休止状態で示した
側面図。
【図9】図8の掴み部材の操作状態の図。
【図10】ケンスを保持する掴み部材の平面図。
【図11】a)〜m)は第2列の空ケンス交換手順を示
した略示平面図。
【符号の説明】
1 紡機の紡糸個所、 2 紡糸ボックス、 3 スラ
イバオープナ、 4ヤーン形成部材、 5,6 スライ
バのケンス、 7 ドローオフ管、8 ドローオフロー
ラ、 9 ヤーンガイド、 10 あや巻きボビン、
11 ボビンホールダ、 12 巻上げローラ、 13
スライバ、 14 コンデンサ、15 変向ロッド、
16 ケンス移送車、 17 車台、 18a,18
b;18c,18d フランジローラ対、 19 レー
ル、 20 伝動装置、 21 モータ、 22,23
ホイール、 24 回転テーブル、 25 軸、26
歯車、 27 歯付ベルト、 28 駆動ホイール、
29 モータ、30 ストッパ条件、 32,33
ケンス、 35 ケンス交換装置、 36キャリッジ、
39 発信器、 40 受信器、 43 グリッパの
爪、 44 スリット、 45 案内レール、 50
ラック、 52 伝動装置、 55 フィンガ、 56
ケンス縁、 60 シリンダ、 61 プランジャ、
63 アングルレバー、 66 リミットスイッチ、
68,69 ストッパ条片、 73 ケンス上縁部、
76 定心部材、 77 キャリッジ下方前縁、79
a,79b 、 80 ケンス位置、
82 送・受信装置又はセンサ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紡機の紡糸個所で、回転テーブルを介し
    て空のスライバケンスを、充填されたスライバケンスと
    交換するケンス交換装置を有するケンス移送車であっ
    て、移送車上にケンスが載せられ、ケンス交換装置によ
    りケンス交換を実施できるように、回転テーブルをその
    つどケンス交換場所に送達可能な形式のものにおいて、 ケンス移送車(16)が、回転テーブル(24)と並ん
    でケンス用の別の置場(D)を有しており、ケンス移送
    車がケンス交換装置を備えるように構成することによっ
    て、スライバ放出中のケンスを、この別の置場(D)に
    移すことができ、更に空のケンスと充填されたケンスの
    交換を行うことができることを特徴とする、ケンス交換
    装置を有するケンス移送車。
  2. 【請求項2】 回転テーブル(24)がケンス用の3つ
    の置場(A,B,C)を有し、これらの置場が、回転テ
    ーブルの中心軸(25)を中心として各120度の扇形
    をなしていることを特徴とする、請求項1記載のケンス
    移送車。
  3. 【請求項3】 回転テーブルをケンス移送車(16)上
    にロック可能にし、それによって、ケンス移送車(1
    6)の走行中、ケンス(32,33)の載せられた置場
    (A,B)が、走行方向で前後位置を形成するように
    し、かつまた置場(D)が置場(A,B)と1列となる
    ように配置されていることを特徴とする、請求項1又は
    2に記載のケンス移送車。
  4. 【請求項4】 ケンス移送車(16)のところにケンス
    を処理するケンス交換装置(35)が備えられ、このケ
    ンス交換装置(35)が、テレスコープ状に構成され
    た、少なくとも1つの掴み部材(37)を有するキャリ
    ッジ(36)を有しており、このキャリッジ(36)
    が、ケンス移送車(16)の運動方向と直角方向にケン
    ス上方を走行可能であることを特徴とする、請求項1か
    ら3までのいずれか1項記載のケンス移送車。
  5. 【請求項5】 掴み部材(37)が、ケンス(74)の
    上縁部(73)を掴むように構成され、またケンス交換
    装置(35)のところの位置(74′)へケンスを鉛直
    に持上げ、定心部材(76)のところで定心されるよう
    に構成され、更に、それぞれの置場にケンスを降ろし、
    据え付けるように構成されていることを特徴とする、請
    求項1から4までのいずれか1項記載のケンス移送車。
  6. 【請求項6】 ケンス交換装置(35)が、引渡し位置
    にある置場(C)の上方に走行可能に配置されており、
    この置場(C)が、スライバを放出中のケンスを一時的
    に受容する置場(D)に隣接していることを特徴とす
    る、請求項4又は5記載のケンス移送車。
  7. 【請求項7】 ケンス交換装置(35)が、前方又は後
    方のケンス列中の、交換を要するケンスについての情報
    を発する発信器(39)から要求を受け、ケンス交換装
    置が、要求を発している紡糸個所(1)に応じて、その
    つど交換を要するケンス(5,6)へ向かって走行可能
    であることを特徴とする、請求項4から6までのいずれ
    か1項記載のケンス移送車。
  8. 【請求項8】 スライバ(13)を放出中のケンス
    (6)を、回転テーブル(24)からスライバを放出中
    のケンス用に設けられた置場(D)へ移動させ、かつま
    た戻す装置(42,43)が備えられていることを特徴
    とする、請求項1から7までのいずれか1項記載のケン
    ス移送車。
  9. 【請求項9】 紡機(S)及びケンス積降ろしステーシ
    ョンでのケンスの交換が、ケンス交換装置(35)を介
    して、ケンス移送車(16)の、置場(D)が設けられ
    ている側で実施可能であることを特徴とする、請求項1
    から9までのいずれか1項記載のケンス移送車。
  10. 【請求項10】 紡機のところのケンス交換場所と、ケ
    ンス積降ろしステーションのところのケンス交換場所
    (80)とが、それぞれケンス移送車の(16)、向か
    い合った側に設けられており、かつまた、紡機(S)の
    ところでケンスを交換するケンス交換装置(35)が、
    スライバ放出中のケンスを一時的に収容するための置場
    (D)が設けられている側へ走行可能に配置されてお
    り、更に、空のケンスを充填されたケンスと交換するた
    めのケンス交換装置(35)が、ケンス移送車の対向側
    へ、ケンス移送車の移動方向と直角方向に、ケンス積降
    ろしステーションのところのケンス位置(80)の上方
    へ走行可能に配置されていることを特徴とする、請求項
    1から8までのいずれか1項記載のケンス移送車。
JP4205073A 1991-07-31 1992-07-31 ケンス交換装置を有するケンス移送車 Pending JPH05195348A (ja)

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