JP3393939B2 - 固形物成型方法及び装置 - Google Patents

固形物成型方法及び装置

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JP3393939B2
JP3393939B2 JP31630594A JP31630594A JP3393939B2 JP 3393939 B2 JP3393939 B2 JP 3393939B2 JP 31630594 A JP31630594 A JP 31630594A JP 31630594 A JP31630594 A JP 31630594A JP 3393939 B2 JP3393939 B2 JP 3393939B2
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泰夫 岩崎
利章 望月
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、2種以上の内容物から
成型される固形物の成型方法及び装置に関し、更に詳し
くは、石鹸、医薬品、入浴剤、芳香剤、食品等の成型方
法及び成型装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、2種以上の内容物から成型される
固形物を混合充填成型する方法として、まず外層に相当
する成型品を別個に成型し、次いでその内層に相当する
内容物を入れ、最後に、外層の蓋になる部分をかぶせて
成型する方法が行われている。
【0003】なおこの方法では、金属や合成樹脂等によ
る剛性素材で作成された割型が使用される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記した割型を使用す
る成型方法は、作業工程を多く必要とする欠点がある。
また、成型時に、割型の合わせ目が製品にできるため、
これを除去する工程も必要となる。この除去工程は必須
のものではないが、除去しないと製品の外観が悪くな
る。
【0005】なお、割型を使用しない成型方法として
は、特開昭63−312111に記載された充填成型品
製造機が知られており、この製造機では、充填型を膨張
させた後、充填を開始するようになっている。
【0006】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、余分な作業工程を必要とせず、また製品に合
わせ目を生じさせないで、2種以上の内容物から成型さ
れる固形物の成型方法及び装置を提供することを課題と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】
《本発明の第1の固形物成型方法》本発明の第1の固形
物成型方法は、前述した課題を解決するため、下記の如
く構成されてる。
【0008】即ち、弾性材で形成され、入口12が設け
られた成型用キャビティ11を有する弾性型10を使用
して固形物を成型する方法において、キャビティ膨張工
程と、内容物充填工程と、第2の内容物充填工程と、冷
却工程とを備え、少なくとも前記第1又は第2の内容物
充填工程を行った後に、前記キャビティ膨張工程を行う
(請求項1に対応)。
【0009】キャビティ膨張工程は、前記成型用キャビ
ティ11を膨張させる。前記第1の内容物充填工程は、
前記弾性型10の入口から流動性を有する第1の内容物
Aを充填する。
【0010】前記第2の内容物充填工程は、前記弾性型
10の入口から固形の第2の内容物Bを充填する。前記
冷却工程は、前記成型用キャビティ11を収縮させて冷
却固化する。
【0011】《本発明の第2の固形物成型方法》本発明
の第2の固形物成型方法は、前述した課題を解決するた
め、下記の如く構成されてる(請求項2に対応)。
【0012】即ち、第1の固形物成型方法において、前
記第1の内容物充填工程を行った後に前記キャビティ膨
張工程を行い、その後前記第2の内容物充填工程を行っ
た後に前記冷却工程を行う。
【0013】《本発明の第3の固形物成型方法》本発明
の第3の固形物成型方法は、前述した課題を解決するた
め、下記の如く構成されてる(請求項3に対応)。
【0014】即ち、第1の固形物成型方法において、前
記第1の内容物充填工程を行った後に前記第2の内容物
充填工程を行い、その後前記キャビティ膨張工程を行っ
た後に前記冷却工程を行う。
【0015】《本発明の第4の固形物成型方法》本発明
の第4の固形物成型方法は、前述した課題を解決するた
め、下記の如く構成されてる(請求項4に対応)。
【0016】即ち、第1の固形物成型方法において、前
記第2の内容物充填工程を行った後に前記第1の内容物
充填工程を行い、その後前記キャビティ膨張工程を行っ
た後に前記冷却工程を行う。
【0017】《本発明の第5の固形物成型方法》本発明
の第5の固形物成型方法は、前述した課題を解決するた
め、下記の如く構成されてる(請求項5に対応)。
【0018】即ち、第1の固形物成型方法において、前
記第2の内容物充填工程を行った後に前記キャビティ膨
張工程を行い、その後前記第1の内容物充填工程を行っ
た後に前記冷却工程を行う。
【0019】《本発明の第1の固形物成型装置》本発明
の第1の固形物成型装置は、前述した課題を解決するた
めに下記の如く構成されている。
【0020】即ち、弾性型10と、第1の内容物充填装
置60aと、第2の内容物充填装置60bと、真空容器
50とを備えている。前記弾性型10は、弾性材で形成
され、入口12が設けられた成型用キャビティ11を有
する。
【0021】前記第1の内容物充填装置60aは、前記
成型用キャビティ11の入口12から流動性を有する第
1の内容物Aを充填する。前記第2の内容物充填装置6
0bは、前記成型用キャビティ11の入口12から流動
性を有する第2の内容物Bを充填する。
【0022】前記真空容器50は、前記成型用キャビテ
ィ11外周面との間に気密な空間Mが形成されるように
前記成型用キャビティ11を気密に収容する収容部53
を有すると共に、空気給排気用の貫通孔59を有する。
【0023】そして、少なくとも前記第1又は第2の内
容物を充填した後に、前記収容部53内の空気を前記貫
通孔59から排気して前記成型用キャビティ11を膨張
させ、その後前記貫通孔59から前記収容部53内に給
気して前記成型用キャビティ11を収縮させる。
【0024】(弾性型)弾性型10を形成する物質は、
ゴム、エラストマー等を使用することができる。
【0025】(固形物)固形物Bとして、例えば、化粧
料、石鹸、医薬品、入浴剤、芳香剤、食品等が成型され
る。
【0026】《本発明の第2の固形物成型装置》本発明
の第2の固形物成型装置は、前述した課題を解決するた
めに下記の如く構成されている。
【0027】即ち、前記第1の内容物充填装置60aに
より前記第1の内容物Aを充填した後、前記収容部53
内の気体を前記貫通孔59から排気して前記成型用キャ
ビティ11を膨張させ、その後前記第2の内容物充填装
置60bにより前記第2の内容物Bを充填した後、前記
貫通孔59から前記収容部53内に給気して前記成型用
キャビティ11を収縮させる。
【0028】《本発明の第3の固形物成型装置》本発明
の第3の固形物成型装置は、前述した課題を解決するた
めに下記の如く構成されている。
【0029】即ち、前記第1の内容物充填装置60aに
より前記第1の内容物Aを充填した後、前記第2の内容
物充填装置60bにより前記第2の内容物Bを充填し、
その後前記収容部53内の気体を前記貫通孔59から排
気して前記成型用キャビティ11を膨張させた後、前記
貫通孔59から前記収容部53内に給気して前記成型用
キャビティ11を収縮させる。
【0030】《本発明の第4の固形物成型装置》本発明
の第4の固形物成型装置は、前述した課題を解決するた
めに下記の如く構成されている。
【0031】即ち、前記第2の内容物充填装置60bに
より前記第2の内容物Bを充填した後、前記第1の内容
物充填装置60aにより前記第1の内容物Aを充填し、
その後前記収容部53内の気体を前記貫通孔59から排
気して前記成型用キャビティ11を膨張させた後、前記
貫通孔59から前記収容部53内に給気して前記成型用
キャビティ11を収縮させる。
【0032】《本発明の第5の固形物成型装置》本発明
の第5の固形物成型装置は、前述した課題を解決するた
めに下記の如く構成されている。
【0033】即ち、前記第2の内容物充填装置60bに
より前記第2の内容物Bを充填した後、前記収容部53
内の気体を前記貫通孔59から排気して前記成型用キャ
ビティ11を膨張させ、その後前記第1の内容物充填装
置60aにより前記第1の内容物Aを充填した後、前記
貫通孔59から前記収容部53内に給気して前記成型用
キャビティ11を収縮させる。
【0034】
【作用】本発明の第1の固形物成型方法によれば、少な
くとも第1又は第2の内容物充填工程が行われた後に、
キャビティ膨張工程が行われる。このキャビティ膨張工
程で、第1の内容物Aと第2の内容物Bが混じり合うよ
うになる。そして、冷却工程により、第1の内容物Aの
内部に第2の内容物Bが包み込まれるようになる。
【0035】本発明の第2の固形物成型方法によれば、
第1の内容物充填工程、キャビティ膨張工程、第2の内
容物充填工程、冷却工程の順序で行われる。本発明の第
3の固形物成型方法によれば、第1の内容物充填工程、
第2の内容物充填工程、キャビティ膨張工程、冷却工程
の順序で行われる。
【0036】本発明の第4の固形物成型方法によれば、
第2の内容物充填工程、第1の内容物充填工程、キャビ
ティ膨張工程、冷却工程の順序で行われる。本発明の第
5の固形物成型方法によれば、第2の内容物充填工程、
キャビティ膨張工程、第1の内容物充填工程、冷却工程
の順序で行われる。
【0037】本発明の第1の固形物成型装置によれば、
少なくとも第1又は第2の内容物が充填された後に、収
容部53内の空気が貫通孔59から排気された成型用キ
ャビティ11が膨張する。この膨張により、第1の内容
物Aと第2の内容物Bが混じり合うようになる。その
後、貫通孔59から収容部53内に給気されて成型用キ
ャビティ11が収縮する。この収縮により、第1の内容
物Aの内部に第2の内容物Bが包み込まれるようにな
る。
【0038】本発明の第2の固形物成型装置によれば、
第1の内容物充填装置60aにより第1の内容物Aが充
填された後、収容部53内の気体が貫通孔59から排気
されて成型用キャビティ11が膨張する。その後第2の
内容物充填装置60bにより第2の内容物Bが充填され
た後、貫通孔59から収容部53内に給気されて成型用
キャビティ11が収縮する。
【0039】本発明の第3の固形物成型装置によれば、
第1の内容物充填装置60aにより第1の内容物Aが充
填された後、第2の内容物充填装置60bにより第2の
内容物Bが充填される。その後収容部53内の気体が貫
通孔59から排気されて成型用キャビティ11が膨張し
た後、貫通孔59から収容部53内に給気されて成型用
キャビティ11が収縮する。
【0040】本発明の第4の固形物成型装置によれば、
第2の内容物充填装置60bにより第2の内容物Bが充
填された後、第1の内容物充填装置60aにより第1の
内容物Aが充填される。その後収容部53内の気体が貫
通孔59から排気されて成型用キャビティ11が膨張し
た後、貫通孔59から収容部53内に給気されて成型用
キャビティ11が収縮する。
【0041】本発明の第5の固形物成型装置によれば、
第2の内容物充填装置60bにより第2の内容物Bが充
填された後、収容部53内の気体が貫通孔59から排気
されて成型用キャビティ11が膨張する。その後第1の
内容物充填装置60aにより第1の内容物Aが充填され
た後、貫通孔59から収容部53内に給気されて成型用
キャビティ11が収縮する。
【0042】
【実施例】以下、本発明の実施例1から実施例3を図面
を参照して説明する。
【0043】
【実施例1】図1には本発明の実施例1における固形物
成型装置が示されている。この固形物成型装置は、加熱
して流動性を持たせた浴用剤(第1の内容物A)に、液
体の浴用剤(第2の内容物B)を混合充填して、ゼラチ
ンカプセルとした固形物を成型する。第1の内容物A及
び第2の内容物Bの組成表を表1に示す。
【0044】
【表1】 図1に示すように、固形物成型装置は、全体がゴムによ
り形成された弾性型10を有している。この弾性型10
は、図3に示すように、長方形をした平板13を有して
いる。この平板13には、楕円形をした入口12が形成
されている。そして、平板13の一端側であって、前記
入口12の下方には、略円錐形をした成型用キャビティ
11が形成されている(図2参照)。
【0045】また、固形物成型装置は、弾性型10とは
別体に形成された真空容器50を有している。この真空
容器50は、中空の直方体形をなす箱体52を有すると
共に、前記成型用キャビティ11を気密に収容する収容
部53を有している。
【0046】箱体52の上面には、略中央に開口部を有
する取付部51が形成されている。この取付部51に、
弾性型10の平板13を載置することで、箱体52内部
に成型用キャビティ11が収納される。また、箱体52
の底部には、空気給排気用の貫通孔59が形成されてい
る。この貫通孔59には、図示していないバルブが取り
付けられており、このバルブは、図示していない真空ポ
ンプ及び空気導入口のいずれか一方と連通するようにな
っている。
【0047】そして、固形物成型装置は、弾性型10及
び真空容器50の上方に設けられ、弾性型10の入口1
2から、第1の内容物Aを充填した後、第2の内容物を
充填する内容物充填装置60を備えている。
【0048】次に、実施例1の作用について説明する。
まず、弾性型10の成型用キャビティ11を真空容器5
0の収容部53に収納させるように、平板13を取付部
51に載置する。
【0049】その後、内容物充填装置60は、弾性型1
0の入口12に第1の内容物Aを充填し、次いで、その
表面に固形の第2の内容物Bを充填する。そして、バル
ブを真空ポンプに連通するように切り換えることによ
り、真空容器50の貫通孔59から箱体52内部の空間
Mの空気を排気して、成型用キャビティ11を膨張させ
る。
【0050】その後、バルブを空気導入口に連通するよ
うに切り換えることにより、真空容器50の貫通孔59
から箱体52内部の空間Mに空気を供給して、成型用キ
ャビティ11を収縮させる。すると、第1の内容物Aは
成型用キャビティ11内部を上昇し、最終的には図5の
ように、第2の内容物Bを包み込むようになる。
【0051】さらに、固形物成型装置を冷却する。冷却
方法は自然冷却でも良いし、生産効率を上げるために、
箱体52内部の空間Mに冷却媒体を注入しても良い。あ
るいは、別に設けた冷却専用箱に弾性型10を移し、冷
却してもよい。
【0052】そして、成型用キャビティ11内部の内容
物が固化したら、バルブを空気導入口に連通するように
切り換えることにより、真空容器50の貫通孔59から
箱体52内部の空間Mの空気を排気する。こうすると、
外側の負圧により成型用キャビティ11の容積が増大
し、成型用キャビティ11と成型物Cの密着が離れるよ
うになる(図6参照)。
【0053】弾性型開口端が成型物Cの最大型よりも大
きくなったところで、箱体52を逆さまにすると、成型
物Cを取り出すことができる。取り出す際には、弾性型
10がゴムでできていることを利用して入口12を拡げ
るように変形させると、取り出しやすくなる。
【0054】なお、弾性型10を真空容器50に載置す
る動作と内容物A、Bを充填する動作の順序は、逆にな
っていても良い。即ち、予め内容物A、Bが充填された
弾性型10を真空容器50に載置するようにしてもよ
い。
【0055】以上説明したように実施例1によれば、弾
性型10に、第1の内容物Aと第2の内容物Bを充填し
た後、成型用キャビティ11を膨張させるようにしたた
め、第1の内容物Aと第2の内容物Bとは良く混じりあ
うようになり、更に、成型用キャビティ11を収縮させ
ることで、流動性のある第1の内容物Aが、固形の第2
の内容物Bの内部に包み込まれるようになる。そして、
固形物成型装置を冷却することにより、所望の形状を持
つ成型物Cが得られるようになる。
【0056】また、得られた成型物Cは、ポリエチレン
グリコール主体をとして外層を形成したため、浴槽に入
れた時に速やかに溶けるとともに、ゼラチンカプセルと
した油性タイプの浴用剤で内層を形成したため、外層よ
りも遅れて溶けだし、内層の成分である保湿油剤が肌を
潤し、色素や香りが楽しめる効果を有している。
【0057】
【実施例2】次に、実施例2を説明する。実施例2は、
実施例1における固形物の原料を変更した実施例であ
り、使用する固形物成型装置及び成型方法は実施例1の
場合と共通するので、以下、実施例1と相違する部分に
ついてのみ説明する。
【0058】実施例2では、第1の内容物Aとして、ほ
ぼ50℃で溶融し流動性を持たせた透明石鹸を使用す
る。また、第2の内容物Bとして、第1の内容物とほぼ
同じ組成物を着色してから冷却固化し、短冊状に切った
固形物を使用する。第1の内容物A及び第2の内容物B
の組成表を表2に示す。
【0059】
【表2】 以上説明したように実施例2によれば、実施例1と同
様、弾性型10に、第1の内容物Aと第2の内容物Bを
充填した後、成型用キャビティ11を膨張させるように
したため、第1の内容物Aと第2の内容物Bとは良く混
じりあうようになり、更に、成型用キャビティ11を収
縮させることで、流動性のある第1の内容物Aが、固形
の第2の内容物Bの内部に包み込まれるようになる。そ
して、固形物成型装置を冷却することにより、着色した
短冊状の石鹸を包み込むデザインをなし、商品価値が高
められた成型物Cが得られるようになる。
【0060】
【実施例3】次に、実施例3を説明する。実施例3は、
実施例1における固形物の原料を変更した実施例であ
り、使用する固形物成型装置及び成型方法は実施例1の
場合と共通するので、以下、実施例1と相違する部分に
ついてのみ説明する。
【0061】実施例3では、第1の内容物Aとして、4
0℃で溶融し流動性を持たせたチョコレートを使用す
る。また、第2の内容物として、焼き上げられ適当な大
きさに分割されたビスケットを使用する。第1の内容物
A及び第2の内容物Bの組成表を表3に示す。
【0062】
【表3】 なお、第2の内容物Bとしては、フレイーク、ウエーハ
ウス、ナッツ、ドライフルーツ等の食材を使用してもよ
い。
【0063】以上説明したように実施例3によれば、実
施例1と同様、弾性型10に、第1の内容物Aと第2の
内容物Bを充填した後、成型用キャビティ11を膨張さ
せるようにしたため、第1の内容物Aと第2の内容物B
とは良く混じりあうようになり、更に、成型用キャビテ
ィ11を収縮させることで、流動性のある第1の内容物
Aが、固形の第2の内容物Bの内部に包み込まれるよう
になる。そして、固形物成型装置を冷却することによ
り、消費者の嗜好に合う成型物Cが簡単な工程で安価に
生産できるようになる。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の第一から
第五の固形物成型方法によれば、少なくとも第1又は第
2の内容物充填工程が行われ、その後キャビティ膨張工
程が行われた後に冷却工程が行われることにより、余分
な作業工程を必要とせずに、2種以上の内容物から成型
物を成型することが可能となる。
【0065】また、本発明の第一から第五の固形物成型
装置によれば、少なくとも第1又は第2の内容物を充填
した後に、収容部内の空気が排気されて成型用キャビテ
ィが膨張し、その後貫通孔から収容部内に給気されて成
型用キャビティが収縮するため、余分な作業工程を必要
とせずに、2種以上の内容物から成型物を成型すること
が可能となる。
【0066】更に、本発明の第一から第五の固形物成型
方法及び装置によれば、割型が使用されないため、製品
に合わせ目ができることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における固形物成型装置の断
である。
【図2】本発明の実施例における弾性型の断面図であ
る。
【図3】本発明の実施例における弾性型の斜視図であ
る。
【図4】弾性型に第1の内容物と第2の内容物を混合充
填した状態を示す図である。
【図5】図4の状態で、収容部内部に空気を給気した状
態を示す図である。
【図6】本発明の実施例において、固化後型を膨らませ
て成型物を取り出す状態を示す図である。
【符号の説明】
A 第1の内容物 B 第2の内容物 C 成型物 M 空間 10 弾性型 11 成型用キャビティ 12 入口 13 平板 50 真空容器 51 取付部 52 箱体 53 収容部 59 吸引部 60 内容物充填装置 60a 第1の内容物充填装置 60b 第2の内容物充填装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI B29C 39/26 B29C 39/26 C11D 11/00 C11D 11/00 13/16 13/16 17/04 17/04 (56)参考文献 特開 昭63−312111(JP,A) 特開 平1−300885(JP,A) 特開 昭62−220310(JP,A) 特開 昭63−32471(JP,A) 特開 昭63−312112(JP,A) 特開 昭63−312116(JP,A) 特開 昭63−312119(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 39/02 - 39/12 B29C 39/22 - 39/38 A23P 1/10

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弾性材で形成され、入口が設けられた成
    型用キャビティを有する弾性型を使用して固形物を成型
    する方法において、 前記成型用キャビティを膨張させるキャビティ膨張工程
    と、 前記成型用キャビティの入口から流動性を有する第1の
    内容物を充填する第1の内容物充填工程と、 前記成型用キャビティの入口から固形の第2の内容物を
    充填する第2の内容物充填工程と、 前記成型用キャビティを収縮させて冷却固化する冷却工
    程とを備え、 少なくとも前記第1又は第2の内容物充填工程を行った
    後に、前記キャビティ膨張工程を行うことを特徴とする
    固形物成型方法。
  2. 【請求項2】 前記第1の内容物充填工程を行った後に
    前記キャビティ膨張工程を行い、その後前記第2の内容
    物充填工程を行った後に前記冷却工程を行うことを特徴
    とする請求項1に記載の固形物成型方法。
  3. 【請求項3】 前記第1の内容物充填工程を行った後に
    前記第2の内容物充填工程を行い、その後前記キャビテ
    ィ膨張工程を行った後に前記冷却工程を行うことを特徴
    とする請求項1に記載の固形物成型方法。
  4. 【請求項4】 前記第2の内容物充填工程を行った後に
    前記第1の内容物充填工程を行い、その後前記キャビテ
    ィ膨張工程を行った後に前記冷却工程を行うことを特徴
    とする請求項1に記載の固形物成型方法。
  5. 【請求項5】 前記第2の内容物充填工程を行った後に
    前記キャビティ膨張工程を行い、その後前記第1の内容
    物充填工程を行った後に前記冷却工程を行うことを特徴
    とする請求項1に記載の固形物成型方法。
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