JP3392233B2 - 塗布方法 - Google Patents

塗布方法

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JP3392233B2
JP3392233B2 JP24304894A JP24304894A JP3392233B2 JP 3392233 B2 JP3392233 B2 JP 3392233B2 JP 24304894 A JP24304894 A JP 24304894A JP 24304894 A JP24304894 A JP 24304894A JP 3392233 B2 JP3392233 B2 JP 3392233B2
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    • B05CAPPARATUS FOR APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
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    • B05C9/00Apparatus or plant for applying liquid or other fluent material to surfaces by means not covered by any preceding group, or in which the means of applying the liquid or other fluent material is not important
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  • Coating Apparatus (AREA)
  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Photographic Processing Devices Using Wet Methods (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、移動中の支持体表面に
向けて連続的に押出した塗布液を、支持体表面に均一な
厚さをもって複数の塗布液を高速薄層塗布するエクスト
ルージョン型の塗布ヘッドを用いる塗布方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】高速で移動する可撓性の支持体に同時に
複数の塗布液を塗着して塗布層を形成する塗布装置とし
て特開昭63−88080公報や特開平2−17971
公報に開示されているものがある。これらは支持体加圧
型のエクストルージョン塗布ヘッドと呼ばれるもので、
塗布ヘッドの先端領域において塗布液の吐出スロットに
対して支持体移動方向下流側に塗布液を加圧するための
ドクターエッジを有し、支持体をドクターエッジ側に押
し付けて該エッジと支持体との間で塗布液を加圧した状
態で塗布するものである。この支持体加圧型の塗布ヘッ
ドは高速薄層性に優れているが、支持体の押し圧と液圧
のバランスにより塗布する方法であるため支持体に剛性
の不均一等がある場合塗布ムラを生じ問題となる。な
お、ここにいう塗布液とは、例えば写真感光性塗布液、
磁性塗布液、表面保護・帯電防止あるいは滑性用塗布液
等であり、その代表的な製品としては、各種写真フィル
ム、印画紙、磁気ディスクや磁気テープのごとき磁気記
録媒体等がある。
【0003】このような状況下において、本出願人は先
に上述の塗布ムラを改善して、スジ故障や、支持体の厚
み,ヤング率等の不均一に起因する塗布膜厚みの変動を
回避きる非加圧型の塗布装置として、特開昭63−20
069号、特開平5−293420号公報等にの塗布装
置を提案した。これらの公報に示した塗布装置の基本構
造は図6に示すように、支持体1の塗布面にあらかじめ
塗布された有機溶剤等のプレコート液6によって支持体
進入側を液封した状態としておき、支持体移動方向(A
方向)に対して上流側に位置するフロントエッジ2と、
支持体移動方向に対して下流側に位置し先端がフロント
エッジ2よりも反支持体方向に段差tをもって後退した
バックエッジ3とを有するエクストルージョン型ヘッド
により、液溜め9から供給する塗布液7をスロット5を
介して支持体1に塗布層を形成するものである。
【0004】この装置によれば、支持体の塗布面に、ま
ず有機溶剤を主体とするプレコート液が、グラビアコー
ター、ロールコーター、ブレードコーター、エクストル
ージョンコーターなどの一般的に用いられている公知の
塗布装置により塗布され、この溶剤層により、フロント
エッジ上流側からの同伴空気が塗布層へ浸入することが
防止され、欠陥のない塗布状態が維持される高速塗布が
可能である。すなわち、支持体1に対してバックエッジ
3がフロントエッジ2よりも後退した構成により、バッ
クエッジ3には支持体1による加圧力が働かないから、
バックエッジ3の先端に異物がトラップされるのを防止
できる。更に、支持体の弾性率にばらつき或は支持体の
面性が悪いことによる塗布ヘッド近傍での支持体の挙動
が不安定になった場合でも、支持体の加圧力を利用した
塗布方式でないことから、挙動不安定による影響を受け
難く、塗膜厚みが波うつような厚みムラの発生を防止し
て非常に優れた塗布製品を得ることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この非
加圧型の塗布装置を用い多層同時塗布を行った場合、塗
布層の界面部分においてスジ状の乱れの発生があること
が判ってきた。このスジ状の乱れは、塗布層全体の乱れ
を引き起こして塗布層表面にスジ故障を引き起こす原因
となり、例えばこの層が磁気記録層であるときには電磁
変換特性の向上に支障を来す問題がある。そこで、この
原因を調査したところ、塗布装置における塗布ヘッドの
中間ブロックのエッジ先端部において、スジ乱れの箇所
に対応した位置に塗布液の固着物が存在することが明ら
かになった。この塗布方式を使用する場合には特開平5
−258868号公報に開示されているように、塗布の
開始時あるいは支持体の接合部の塗布ヘッド通過時、ス
ジの原因となるエッジの汚れを除去するため溶剤を湿し
た布やある程度弾性を有する柔軟な拭き取り部材等で塗
布ヘッド先端部を拭きとる作業があるが、前記中間ブロ
ックは塗布液の吐出スロットの内方側に位置しているこ
とから、このエッジの汚れが拭き取り切れないため固着
物が発生したと考えられる。したがって、中間ブロック
のエッジの拭き取りを丹念に行えばこの問題は解決でき
るが、特殊な治具作製してこの中間ブロックを清掃する
ことも考えられるが、これでは設備費が高くなるばかり
か作業の煩雑化も懸念される。また、エッジ拭き取り清
掃に多大な時間をかけることは生産性を大きく低下さ
せ、さらに清掃時間中に塗液が乾燥固化するために逆に
塗布スジの原因となるため、避けなければならない。本
発明の目的は、中間ブロックのエッジの拭き残しによる
固着物の発生が回避でき、迅速な作業ができる塗布方法
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のかかる目的は、
プレコート液を支持体の塗布面にあらかじめ塗布し、該
プレコート液と支持体移動方向の上流側のフロントエッ
ジとの間で同伴空気を排除する液封した状態で、前記フ
ロントエッジと支持体移動方向に対して下流側に位置し
その先端が前記フロントエッジよりも反支持体方向に後
退したバックエッジとの間から少なくとも2層以上の塗
布液を吐出する塗布ヘッドを用いた塗布方法において、
前記フロントエッジのエッジ面後端と前記バックエッジ
の先端との距離で表されるスロット出口幅aと該距離を
表す直線X上から両エッジ間に配置された最深の中間ブ
ロックの先端までのスロット深さ方向の距離bと間にa
>bの関係が成り立つように塗布ヘッドを構成し、塗布
の開始時に、溶剤を湿した布、或いは柔軟な拭き取り部
材で前記塗布ヘッドの先端部を拭き取ることを特徴とす
る塗布方法により達成できる。また、前記溶剤が、前記
プレコート液又は前記塗布液のうち、少なくともいずれ
か一方に含まれていることが好ましい。
【0007】
【実施態様】以下、添付図面を参照して本発明の一実施
態様である磁気記録媒体の塗布装置を説明する。塗布ヘ
ッドの形状、支持体との位置関係ならびに塗布工程の要
部を図1、図2及び図3に示す。図1及び図3はヘッド
先端部分の概略側面図であり、図2はプレコート液の塗
布以降の装置を示す概略図である。本実施態様における
塗布装置20は図1及び図2に示すように、フロントエ
ッジ21はバックエッジ24よりも支持体移動方向(A
方向)の上流側に位置し、かつこのバックエッジ3の先
端部よりも段差tをもって支持体寄りに突出している構
成である。そして、フロントエッジ21とバックエッジ
24との間には中間ブロック22が設けられており、こ
れによって第一塗布液71(下層塗布液)を吐出するス
ロット28、第二塗布液72(上層塗布液)を吐出する
スロット29とが形成されている。
【0008】したがって、スロット28、29より吐出
される塗布液は、バックエッジ24の先端部60で分離
し、これより下流ではスムージングされない。前記スロ
ット28、29は図示しない液溜めとなる夫々のポケッ
ト部に連通しているが、このスロット28及び29の形
状はポケット部から支持体1に向けてこの幅(塗布液の
厚さ方向の幅)が漸減するように形成されていても良
く、また平行でも良い。更に、前記フロントエッジ2は
支持体1に対向するエッジ面全域が支持体側に膨らむよ
うに形成されている。このフロントエッジ2の支持体側
に膨らむ形態としては、0.5〜20mm程度の曲率半
径を持った湾曲面を用いることができるが、同伴空気の
巻き込みを効果的に防止できれば、特にこのような湾曲
面に限らないものである。又、フロントエッジ21はプ
レコート液6を掻き落とす上流側のエッジがシャープエ
ッジをなして該プレコート液の掻き落としを良好にして
いる。
【0009】また、中間ブロック22の先端40及びバ
ックエッジ24の先端60の形状に特に規定はないがエ
ッジ面の最下流端にはシャープエッジを有し、そこが塗
布液の離れ点となるように構成されている。エッジ先端
の位置関係は次のように構成されている。まずフロント
エッジ21のエッジ面30の後端31とバックエッジ先
端60の直線Xを考え、この直線Xで与えられた両エッ
ジ間の距離(間口広さ)をaとする。次に直線Xと中間
ブロック22の先端40との反支持体方向(スロット内
方)への距離(深さ)をbとする。ここでb<aとなる
ように各エッジの位置が調整されている。なお、中間ブ
ロックは塗布層数に伴って増えるが本発明の装置におい
てはその全ての中間ブロックの先端が上記の条件を満た
す必要がある。すなわち、図4に示す塗布装置120の
ように、中間ブロック22と23を設けることによりス
ロット27、28、29とした場合、直線Xに対する距
離はb1とb2とが形成されるが、このとき大きい方の
距離b1が上記条件を満たす構成とするのである。本発
明者のテスト結果によると上記条件を満たしていればエ
ッジ拭き掃除により先端部40の汚れの除去が極めて容
易であり、特別な洗浄装置等を使用することなく拭き取
りが迅速にでき、この結果、塗布層の界面におけるスジ
状の乱れがなく、塗布層の表面にも塗布スジの発生が抑
えられる。塗布ヘッドの先端部分の材質としては、ステ
ンレス鋼、高速度鋼等を用いることができるが、高精度
な仕上げが必要な場合には、超硬合金やセラミックが好
ましい。
【0010】なお、塗布装置20に塗布液を供給する送
液系としては、塗布液の性質に応じた公知の技術を用い
る。特に、磁性塗布液の場合には、一般的には凝集性を
持っており、したがって、凝集をしない程度の剪断力を
塗布液に与えるように送液することが好ましい。具体的
には、特願昭63−63601号の明細書、特開昭62
−95174号各公報に記載のローターを用いることが
できる。特願昭63−63601号の明細書などに示さ
れるローターのない場合には、ポンプと塗布ヘッドとの
間の配管径は50mm以下、磁性液塗布ヘッドのポケッ
ト径は2〜20mm、磁性液塗布ヘッドのスリット幅は
0.05mm〜1mm、スリット長は5mm〜150m
mが好ましいが、これに限るものではない。
【0011】図2を参照して本実施態様における塗布設
備の要部概略について説明する。前記支持体1の塗布面
にはあらかじめプレコート液6が、例えばグラビアコー
ター、ロールコーター、ブレードコーター、エクストル
ージョンコーターなどの一般的に用いられている公知の
塗布装置80により塗布される。このプレコート液6に
より、支持体の同伴空気の巻き込みが防止され、好適な
塗布状態が維持される。なお、このプレコート液6は必
ずしも別の塗布装置で塗布される必要はなく、同一塗布
装置の上流側に上記コーターと同様の機能をもつ部分を
設け塗布しても構わない。
【0012】また、このプレコート液6は前記塗布液7
1、72の溶剤として使用される有機溶剤を主体とする
液を使用することによって、製品としては層を形成しな
いものでも、又、プレコート液自身が製品中に層を形成
して例えば磁気記録媒体における特定の機能を持つよう
な液組成のものでも構わない。そして、プレコート液6
が塗布された直後の二つのパスロール90間において前
記塗布装置20が設けられて、塗布液71、72が塗布
される。このように、塗布装置20は2本のパスロール
間に設置されるが、塗布装置80は図示の場合とは変え
て上流側のパスロール90と塗布装置20との間に設置
しても構わない。また、塗布装置20に対する支持体1
のラップ角度は2°〜60°程度にすることができ、パ
スロール90間ののスパンは一般的には50〜3000
mmとすることができるが、これに限るものではない。
【0013】本発明で用いる前記塗布液71、72とし
ては、写真感光性塗布液、磁性塗布液、表面保護用塗布
液、帯電防止用塗布液、滑性用塗布液等があり、これら
を塗布された代表的な製品としては、冒頭にも述べたよ
うに各種写真フィルム、印画紙、磁気記録媒体等があ
る。本発明において、前記支持体1の塗布面にはあらか
じめ有機溶剤を主体とする低粘度の液が、グラビアコー
ター、ロールコーター、ブレードコーター、エクストル
ージョンコーターなどの一般的に用いられている公知の
塗布装置80によって塗布される。このあらかじめ塗布
された低粘度の液により、塗布液が塗布されるときのフ
ロントエッジ上流側での同伴空気の巻き込みが防止さ
れ、好適な塗布状態が維持されるが、より安定した塗布
状態を維持するには、支持体とフロントエッジとの間隙
を通過する量よりも過剰に低粘度の液を塗布し、フロン
トエッジで過剰分の低粘度の液を掻き落としながら塗布
液を塗布することが望ましい。
【0014】本発明でいう有機溶剤を主体とするプレコ
ート液6は低粘度の液であり、ここでいう低粘度とは、
トルエン、メチルエチルケトン、酢酸ブチル、シクロヘ
キサノン等の有機溶剤単独、あるいはこれらを組み合わ
せた液、あるいはバインダーをこれらの液に溶解させた
液であり、粘度としては20cp以下が好ましく、更に
好ましくは5cp以下である。バインダーとしては後述
の塗布液に用いるバインダーを用いる。
【0015】本発明により磁気記録媒体の前記塗布液7
1、72により磁性層を形成する場合、磁性層には強磁
性微粉末が使用される。強磁性微粉末としては、γ−F
2 3 、Co含有のγ−Fe2 3 、Fe34 、C
o含有のFe3 4 、γ−FeOx、Co含有のγ−F
eOx(X=1.33〜1.50)、CrO2 、Co−
Ni−P合金、Co−Ni−Fe−B合金、Fe−Ni
−Zn合金、Ni−Co合金、Co−Ni−Fe合金な
ど、公知の強磁性微粉末が使用でき、これら強磁性微粉
末の粒子サイズは約0.005〜1ミクロンの長さで、
軸長/軸幅の比は、1/1〜50/1程度である。又、
これらの強磁性体微粉末の比表面積は、1m2 /g〜7
0m2 /g程度である。また強磁性微粉末として、板状
六方晶のバリウムフェライトも使用できる。バリウムフ
ェライトの粒子サイズは約0.001〜1ミクロンの直
径で、厚みが直径の1/2〜1/20である。バリウム
フェライトの比重は4〜6g/ccで、比表面は1m2
/g〜70m2 /gである。
【0016】磁性層には強磁性微粉末と共にバインダー
が使用される。使用されるバインダーとしては従来公知
の熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、反応型樹脂やこれらの
混合物が挙げられる。熱可塑性樹脂としては軟化温度が
150℃以下、平均分子量が10,000〜300,0
00、重合度が約50〜2,000程度のもので、例え
ば塩化ビニル酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル塩化ビニ
リデン共重合体、塩化ビニルアクリロニトリル共重合
体、アクリル酸エステルアクリルニトリル共重合体、ア
クリル酸エステル塩化ビニリデン共重合体、アクリル酸
エステルスチレン共重合体、メタクリル酸エステルアク
リロニトリル共重合体、メタクリル酸エステル塩化ビニ
リデン共重合体、メタクリル酸エステルスチレン共重合
体、ウレタンエラストマー、ナイロン−シリコン系樹
脂、ニトロセルロース−ポリアミド樹脂、ポリフッ化ビ
ニル、塩化ビニリデンアクリロニトリル共重合体、ブタ
ジェンアクリロニトリル共重合体、ポリアミド樹脂、ポ
リビニルブチラール、セルロース誘導体(セルロースア
セテートブチレート、セルロースジアセテート、セルロ
ーストリアセテート、セルロースプロピオネート、ニト
ロセルロース等)、スチレブタジェン共重合体、ポリエ
ステル樹脂、クロロビニルエーテルアクリル酸エステル
共重合体、アミノ樹脂、各種の合成ゴム系の熱可塑性樹
脂及びこれらの混合物等が使用される。
【0017】熱硬化性樹脂または反応型樹脂としては、
塗布液の状態では200,000以下の分子量のもので
あり、磁性層形成用組成物を塗布し、乾燥させた後、加
熱すると、これらの樹脂が縮合、付加等の反応を生じて
分子量が無限大のものとなり得る。また、これらの樹脂
の中で、樹脂が熱分解するまでの問に軟化または溶融し
ないものであることが望ましい。具体的には、例えばフ
ェノール樹脂、エポキシ樹脂、硬化型ポリウレタン樹
脂、尿素樹脂、メラミン樹脂、アルキッド樹脂、シリコ
ン樹脂、反応型アクリル系樹脂、エポキシポリアミド樹
脂、ニトロセルローズメラミン樹脂、高分子量ポリエス
テル樹脂とイソシアネートプレポリマーの混合物、メタ
クリル酸塩共重合体とジイソシアネートプレポリマーの
混合物、ポリエステルポリオールとポリイソシアネート
との混合物、尿素ホルムアルデヒド樹脂、低分子量グリ
コール/高分子量ジオール/トリフェニルメタントリイ
ソシアネートの混合物、ポリアミド樹脂及びこれらの混
合物などがある。バインダー中に分散する強磁性微粉
末、溶剤、又、添加剤としての分散剤、潤滑剤、研磨
剤、帯電防止剤及び非磁性支持体等は従来使用されてい
たものが同様に使用される。
【0018】分散剤としてはカプリル酸、カプリン酸、
ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン
酸、オレイン酸、エライジン酸、リノール酸、リノレン
酸、ステアロール酸等の炭素数12〜18個の脂肪酸
(R1 COOH、R1 は炭素数11〜17個のアルキル
またはアルケニル基):前記の脂肪酸のアルカリ金属
(Li,Na,K等)またはアルカリ土類金属(Mg,
Ca,Ba)から成る金属石鹸:前記の脂肪酸エステル
の弗素を含有した化合物:前記の脂肪酸のアミド:ポリ
アルキレンオキサイドアルキルリン酸エステル:レジチ
ン:トリアルキルポリオレフィンオキシ第四アンモニウ
ム塩(アルキルは炭素数1〜5個、オレフィンはエチレ
ン、プロピレンなど):等が使用される。この他に炭素
数12以上の高級アルコール、およびこれらの他に硫酸
エステル等も使用可能である。潤滑剤としては前述の分
散剤もその効果が認められるが、ジアルキルポリシロキ
サン(アルキルは炭素数1〜5個)、ジアルコキシポリ
シロキサン(アルコキシは炭素数1〜4個)、モノアル
キルモノアルコキシポリシロキサン(アルキルは炭素数
1〜5個、アルコキシは炭素数1〜4個)、フェニルポ
リシロキサン、フロロアルキルポリシロキサン(アルキ
ルは炭素数1〜5個)などのシリコンオイル、グラファ
イトなどの導電性微粉末:二硫化モリブデン、二酸化タ
ングステンなどの無機微粉末:ポリエチレン、ポリプロ
ピレン、ポリエチレン塩化ビニル共重合体、ポリテトラ
フルオロエチレンなどのプラスチック微粉末:α−オレ
フィン重合物:常温で液状の不飽和脂肪属炭化水素(二
重結合が末端の炭素に結合したα−オレフィン、炭素数
約20):炭素数12〜20個の一塩基性脂肪酸と炭素
数3〜12個の一価のアルコールからなる脂肪酸エステ
ル類、フルオロカーボン類などが使用できる。
【0019】研磨剤としては溶融アルミナ、炭化ケイ
素、酸化クロム(Cr2 3 )、コランダム、人造コラ
ンダム、ダイアモンド、人造ダイアモンド、ザクロ石、
エメリー(主成分:コランダムと磁鉄鉱)等が使用され
る。帯電防止剤としてはカーボンブラック、カーボンブ
ラックグラフトポリマーなどの導電性微粉末:サポニン
などの天然界面活性剤:アルキレンオキサイド系、グリ
セリン系、グリシドール系などの,ノニオン界面活性
剤:高級アルキルアミン類、第4級アンモニウム塩類、
ピリジンその他の複素環類、ホスホニウム又はスルホニ
ウム類などのカチオン界面活性剤:カルボン酸基、スル
ホン酸基、燐酸基、硫酸エステル基、燐酸エステル基等
の酸性基を含むアニオン界面活性剤:アミノ酸類、アミ
ノスルホン酸類、アミノアルコールの硫酸または燐酸エ
ステル類等の両性活性剤などが使用される。
【0020】塗布溶媒に使用する有機溶媒としては、ア
セトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケト
ン、シクロヘキサノン等のケトン系:酢酸メチル、酢酸
エチル、酢酸ブチル、乳酸エチル、酢酸グリコールモノ
エチルエーテル等のエステル系:ベンゼン、トルエン、
キシレン等のタール系(芳香族炭化水素):メチレンク
ロライド、エチレンクロライド、四塩化炭素、クロロホ
ルム、エチレンクロルヒドリン、ジクロルベンゼン等の
塩素化炭化水素等がある。溶剤の量は磁性微粉末の2〜
3倍である。バインダー100重量部に対して、分散剤
は0.5〜20重量部、潤滑剤は0.2〜20重量部、
研磨剤は0.5〜20重量部、帯電防止剤として使用す
る導電性微粉末は0.2〜20重量部、同じく帯電防止
剤として使用する界面活性剤は0.1〜10重量部であ
る。磁性粉末及び前述の結合剤、分散剤、潤滑剤、研磨
剤、帯電防止剤、溶剤等は混練されて磁性塗布液とされ
る。
【0021】支持体1の素材としてはポリエチレンテレ
フタレートやポリエチレンナフタレートなどのごときポ
リエステル、ポリプロピレンのごときポリオレフィン、
三酢酸セルローズや二酢酸セルローズのごときセルロー
ズ誘導体、ポリ塩化ビニルのごときビニル系樹脂、ポリ
カーボネート、ポリアミド樹脂、ポリスルホンなどのプ
ラスチックのフィルム、アルミニュウム、銅などの金属
材料、ガラスなどのセラミックスなどがある。これらの
支持体は、あらかじめコロナ放電処理、プラズマ処理、
下塗処理、熱処理、金属蒸着処理、アルカル処理などの
前処理が施されていてもよい。
【0022】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の塗布方法
フロントエッジにて液封しながらバックエッジが支持体
から離れるように後退した非加圧状態で塗布液を塗布す
る構成において、フロントエッジのエッジ面後端と前記
バックエッジの先端との距離で表されるスロット出口幅
aを、この距離を表す直線上から両エッジ間に配置され
た中間ブロックの先端までのスロット深さ方向の最深の
距離bよりも大きく構成されている。したがって、前記
中間ブロックの先端の拭き取り洗浄は特別な洗浄装置を
使用するこなく容易かつ迅速にできるので、塗布層の界
面部分においてスジ状の乱れを発生させる固着物を、
剤を湿した布、或いは柔軟な拭き取り部材で前記塗布ヘ
ッドの先端部を拭き取ることにより、綺麗に取り除くこ
とができる。この結果、前記支持体の幅方向の不均一に
よる幅方向塗膜厚み変動やスジ故障を発生させる塗布液
の挙動乱れを抑えることができ、塗布厚みが均一で、し
かもスジ等の欠陥のない塗布を行える。特に、磁気記録
媒体における磁性層の塗布に適用した場合では、電磁変
換特性が良好な磁気記録媒体を、高速で安定して製造す
ることが出来るようになった。
【0023】
【実施例】次に、実施例によって、本発明の装置の新規
な効果を一層明確にすることができる。
【0024】第1〜3表示す組成の各成分をボールミル
に入れて十分に混合分散させた磁性分散液を塗布液A〜
Cとした。なお、塗布液の粘度を、ロトビスコ粘度計に
て測定したところ、各剪断速度において図5に示すよう
に剪断速度が高くなるのにともなって粘度が低下するチ
キソトロピックな粘度特性を示した。
【0025】
【表1】
【0026】
【表2】
【0027】
【表3】
【0028】また、プレコート液はメチルエチルケトン
を使用し、エクストルージョン塗布方式で塗布した。次
に、前記塗布液を下記条件に基づき塗布した。 1.支持体 材質:ポリエチレンテレフタレートフィルム 厚さ:10ミクロン 幅 :500mm 2.塗布速度:800m/分
【0029】(実施例1)図3に示すヘッド形状の塗布
装置20において各寸法a,bを変化させて塗布層表面
の塗布スジの発生状況を調査した。結果を表4に示す。
なお、塗布厚みはプレコート液を3cc/m2 、下層
(A液)を20cc/m2 、上層(C液)を2cc/m
2 とした。また、各条件ともメチルエチルケトンを湿し
たガーゼで塗布ヘッド先端部を拭き取ってから塗布を開
始した。 (実施例2)図4に示すヘッド形状の塗布装置120に
おいて、各寸法a、b1、b2を変化させ塗布スジ発生
状況を調査した。結果を表5に示す。なお、塗布厚みは
プレコート液を2cc/m2 、下層(A液)を10cc
/m2 、中間層(B液)を5cc/m2 、上層(C液)
を4cc/m2 とした。また、各条件ともメチルエチル
ケトンを湿したガーゼで塗布ヘッド先端部を拭き取って
から塗布を開始した。
【0030】
【表4】
【0031】
【表5】
【0032】なお、以下の各表において、スジの発生本
数は塗布面積10,000m2 当りの本数であり、評価
記号は、○は実用上とても良い、△は実用上使用可能、
×は実用上使用不可能であることを表す。この結果から
判るように、a>bを満足したときに良好な結果が出て
いる。
【図面の簡単な説明】
塗布ヘッドの形状、支持体との位置関係ならびに塗布工
程の要部を図1、図2及び図3に示す。図1及び図3は
ヘッド先端部分の概略側面図であり、図2はプレコート
液の塗布以降の装置を示す概略図である。
【図1】本発明の塗布装置に一実施態様における支持体
とヘッド先端部分との位置関係を示した概略図である。
【図2】本発明の一実施態様であり、プレコート液の塗
布以降の装置を示す概略図である。
【図3】図1に示した塗布装置の形状の概略図である。
【図4】本発明の他の実施態様の塗布装置の形状の概略
図である。
【図5】磁性塗布液を用いた場合における剪断速度と粘
度との関係を示したグラフである。
【図6】非加圧型の塗布装置を示した概略図である。
【符号の説明】
1 支持体 6 プレコート液 20、120 塗布装置 21 フロントエッジ 22、23 中間ブロック 24 バックエッジ 27、28、29 スロット 31 フロントエッジのエッジ面後端 40、50 中間ブロックの先端 60 バックエッジの先端 71 第一塗布液 72 第二塗布液 80 プレコート液の塗布装置 90 パスロール a スロット出口幅 b スロット深さ方向の距離 X バックエッジの先端とフロントエッジのエッジ面
後端とを結ぶ直線
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−293421(JP,A) 特公 平6−49171(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B05C 5/02 B05C 1/08 G03D 5/06 B05D 1/26

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プレコート液を支持体の塗布面にあらか
    じめ塗布し、該プレコート液と支持体移動方向の上流側
    のフロントエッジとの間で同伴空気を排除する液封した
    状態で、前記フロントエッジと支持体移動方向に対して
    下流側に位置しその先端が前記フロントエッジよりも反
    支持体方向に後退したバックエッジとの間から少なくと
    も2層以上の塗布液を吐出する塗布ヘッドを用いた塗布
    方法において、 前記フロントエッジのエッジ面後端と前記バックエッジ
    の先端との距離で表されるスロット出口幅aと該距離を
    表す直線X上から両エッジ間に配置された最深の中間ブ
    ロックの先端までのスロット深さ方向の距離bと間にa
    >bの関係が成り立つように塗布ヘッドを構成し、塗布
    の開始時に、溶剤を湿した布、或いは柔軟な拭き取り部
    材で前記塗布ヘッドの先端部を拭き取ることを特徴とす
    る塗布方法。
  2. 【請求項2】 前記溶剤が、前記プレコート液又は前記
    塗布液のうち、少なくともいずれか一方に含まれている
    ことを特徴とする請求項1記載の塗布方法。
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