JP3389306B2 - 可撓管継手 - Google Patents

可撓管継手

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JP3389306B2 JP32500793A JP32500793A JP3389306B2 JP 3389306 B2 JP3389306 B2 JP 3389306B2 JP 32500793 A JP32500793 A JP 32500793A JP 32500793 A JP32500793 A JP 32500793A JP 3389306 B2 JP3389306 B2 JP 3389306B2
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  • Joints That Cut Off Fluids, And Hose Joints (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【利用分野】本発明は、ガスコック等の被接続主体に可
撓管の端末を接続する際に使用する可撓管継手に関する
ものである。 【0002】 【従来技術およびその問題点】蛇腹形状の屈曲可能な可
撓管、所謂、コルゲート管は、配管施工の際に途中を中
継する管継手がほとんど必要なく、前記施工の作業性が
よいことから、この可撓管が配管に多用されている。そ
して、山部(P1)と谷部(P2)とが交互に且つ平行に連続し
た構成の可撓管(P)用の管継手が、特開昭63-308293 号
に開示されている。 【0003】このものでは、図1に示すように、継手主
体(1) は、一端にガス器具等との接続部となるネジ筒部
(12)が設けられた主体筒部(10)と、この主体筒部(10)の
他方に内挿状態で螺合し且つ可撓管(P) の挿入側となる
挿入側筒部(2) とから構成されており、この挿入側筒部
(2) の開放端が前記可撓管(P) の挿入口(H) となってい
る(以下、継手主体(1) における挿入口(H) 側を「挿入
口側」、ネジ筒部(12)側を「奥側」と称する)。 【0004】そして、前記主体筒部(10)の内周面には、
この主体筒部(10)の挿入口側端縁から奥側の所定範囲に
形成された挿入側筒部(2) 用のネジ形成面に連続する態
様にて、奥側に向って縮小するテーパ面(T) が形成さ
れ、このテーパ面(T) の奥側には、これに連続して小径
孔部(13)が形成され、この小径孔部(13)の奥側端面より
所定距離奥側に位置する環状端面(14)には、これに一致
する形状・大きさのパッキン(31)が固着されている。 【0005】更に、他方の挿入側筒部(2) の奥側端部
は、外周面が一段内周側に後退し且つ前記小径孔部(13)
に内挿可能な薄肉部(21)となっており、この薄肉部(21)
には、半径方向に複数の透孔が設けられ、これら透孔に
半径方向に出没自在となるようにボール(50)(50)を収容
させている。このものでは、挿入側筒部(2) のねじ込み
度合いを緩めた状態で、挿入側筒部(2) 内に可撓管(P)
の先端部を挿入し、次いで挿入側筒部(2) をねじ込む
と、ボール(50)(50)がテーパ面(T) に対接して内周側に
押し込まれて可撓管(P) の谷部(P2)に嵌入される。この
状態でさらにねじ込むと、前記嵌入状態のままで、可撓
管(P) の先端部が奥側に押し込まれ、これの先端縁がパ
ッキン(31)に圧接される。これによって、可撓管(P) と
継手主体(1) との間の気密が確保されることとなる。 【0006】このものでは、可撓管(P) の山部(P1)に対
してボール(50)(50)が軸線方向に係合することによっ
て、可撓管(P) が継手主体(1) に対して抜止め状態とな
る。ところが、前記山部(P1)とボール(50)(50)とは、部
分的に係合しているだけであり、又、谷部(P2)へのボー
ル(50)(50)の食い込み度合いは一定であるから、接続完
了状態の可撓管(P) に抜け方向の大きな外力が作用した
場合には、ボール(50)(50)に対接する山部(P1)の断面が
変形することとなり、これによって、ボール(50)(50)が
山部(P1)を越えることとなる。これによって、可撓管
(P) が抜け方向にずれて、可撓管(P) の先端縁とパッキ
ン(31)との間の気密が確保できなくなる。 【0007】 【0008】 【技術的課題】本発明は、このような点に鑑みてなされ
たものであり、『山部(P1)と谷部(P2)とが交互に且つ平
行に連続した構成の可撓管(P)を継手主体(1)内に挿入
し、この継手主体(1)の挿入側筒部(2)内にて前記可撓管
(P)を包囲するように配設された係合体(5)(5)を前記山
部(P1)と係合させて可撓管(P)を抜け止め状態とすると
共に、前記係合体(5)(5)より奥側に設けた環状シール部
材(3)を前記可撓管(P)と継手主体(1)との間に介在させ
る形式の可撓管継手』において、接続完了後の可撓管
(P) の抜止め強度を向上させることをその課題とする。 【0009】 【技術的手段】上記技術的課題を解決するために講じた
本発明は、『前記挿入側筒部(2)の内周面に奥側へ向か
って拡大するテーパ面(T)が形成され、前記係合体(5)
(5)は、外周面には前記テーパ面(T)に対接するテーパ面
(53)が形成されている一方、内周面には前記テーパ面
(T)と前記テーパ面(53)が対接した状態で前記谷部(P2)
に嵌り込む係合凸部(51a)(51a)が突出している構成を有
し、前記継手主体(1)内であって前記テーパ面(T)の形成
部の奥側に続く部分に形成された係合体(5)(5)の収容部
の内径は、これに挿入される前記可撓管(P)の山部(P1)
と前記係合凸部(51a)(51a)が一致した状態の係合体(5)
(5)の外周径よりも大きく設定され、前記継手主体(1)に
おける前記環状シール部材(3)の収容部より奥側の内周
壁には、内径Lが前記山部(P1)の外径とほぼ同径に設定
された可撓管挿入室(19)が形成されている』ことであ
る。 【0010】 【作用】本発明の上記技術的手段は次のように作用す
る。このものでは、継手主体(1)内に可撓管(P)を挿入す
ると、該可撓管(P)は、これを包囲するように配置され
た係合体(5)(5)からその奥側に位置する環状シール部材
(3)に挿通される。これにより、該環状シール部材(3)が
可撓管(P)の外周と継手主体(1)との間に介在することと
なり、これら可撓管(P)と継手主体(1)との間の気密が確
保される。更に、可撓管(P)を押し込むと、可撓管(P)の
先端の山部(P1)が、可撓管挿入室(19)に挿入される。す
ると、この可撓管挿入室(19)は、上記山部(P1)の外径と
ほぼ同じ内径Lを有しているから、前記可撓管(P)の先
端部が可撓管挿入室(19)内で半径方向にがたつかず、安
定状態が確保できる。 【0011】 【0012】このものでは、接続完了後の可撓管(P)に
抜け方向の外力が作用した場合、可撓管(P)の谷部(P2)
に嵌り込む係合凸部(51a)(51a)を具備する係合体(5)(5)
はテーパ面(T)との対接によって半径方向に押し込まれ
ることとなり、谷部(P2)に対する係合凸部(51a)(51a)の
食い込み度合いがさらに高まる。又、係合凸部(51a)(51
a)は、全体として環状となった状態で谷部(P2)に外嵌す
る。 【0013】 【効果】本発明は上記構成であるから次の特有の効果を
有する。このものでは、可撓管(P)の抜け方向の力に比
例して谷部(P2)に対する係合凸部(51a)(51a)の食い込み
度合いが高まり、しかも、前記係合凸部(51a)(51a)が全
体として環状となった状態で谷部(P2)に外嵌するから、
可撓管(P)の抜止め強度が向上する。 【0014】又、可撓管(P)の接続完了後に、継手主体
(1)の近傍で可撓管(P)を湾曲させても、係合凸部(51a)
(51a)が山部(P1)に対して周方向に沿って係合すると共
に可撓管(P)の先端が可撓管挿入室(19)で保持されてい
るから、前記湾曲による影響が環状シール部材(3)に伝
達されにくく、該環状シール部材(3)の気密に影響する
ことがない。即ち、本発明では、環状に並んだ係合凸部
(51a)(51a)が山部(P1)に対して円周方向に沿った状態で
係合すると共に、可撓管(P)の先端部は山部(P1)の外径
とほぼ同径の可撓管挿入室(19)に挿入されて半径方向へ
のがたつきが防止された状態になっている。つまり、可
撓管(P)は、上記可撓管挿入室(19)部分と係合体(5)(5)
部分の2つの部分で支持されており、この2つの支持部
の間に環状シール部材(3)による気密シール部が位置し
ている。従って、接続終了後の可撓管(P)を継手主体(1)
の挿入口近傍で湾曲させた場合でも、該湾曲させる力
が、可撓管(P)先端を抱持する可撓管挿入室(19)の内壁
と係合体(5)(5)嵌合部の2つの部分で受け止められる。
よって、前記湾曲させる力が環状シール部材(3)の配設
部に伝達されにくくなり、これにより、環状シール部材
(3)と可撓管(P)の嵌合姿勢が変化せず、該環状シール部
材(3)による気密性が長期に亘って安定する。 【0015】 【0016】 【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。この実施例は、図2から図6に示すように、継手主
体(1) を、一端にガス器具やガスコック等との接続用の
ネジ筒部(12)が設けられた主体筒部(10)と、これの他端
に外嵌状態で螺合する有底筒状の挿入側筒部(2) とから
構成し、挿入側筒部(2) の底壁部に可撓管(P) の挿通用
の挿入口(H) を設け、この継手主体(1) 内における前記
挿入口(H) の近傍から主体筒部(10)の中程までの範囲に
既述の係合体係合体(5)(5)及び保持筒(6) を収容したも
のである。 【0017】前記挿入側筒部(2) の挿入口側の端部から
内周側に張り出したフランジ部(2a)の内周面は、図2に
示すように、挿入口(H) から奥側に向かって径が拡大す
るテーパ面(T) となっており、このテーパ面(T) より奥
側に形成された雌ネジ形成面が主体筒部(10)のネジ端部
に螺合している。そして、前記主体筒部(10)の内周面に
は、これの挿入口側の端部から所定距離奥側に入った位
置に、これの内径が縮小する第1段部(16)が設けられ、
前記端部からこの第1段部(16)までの範囲には、後述の
係合体(5)(5)、保持筒(6) 及び押しバネ(S2)を収容する
ための内挿筒(7) が丁度収容され、この内挿筒(7) の奥
側に連設された小径筒部(71)が前記第1段部(16)より奥
側に密に嵌入されている。更に、この内挿筒(7) は、そ
の挿入口側端部が主体筒部(10)のそれよりも僅かに突出
しており、これによって、内挿筒(7) の胴部が、挿入側
筒部(2) のテーパ面(T) より奥側の環状端面と第1段部
(16)との間に軸線方向に挟圧保持されている。尚、この
内挿筒(7) の内周面は、前記テーパ面(T) に連続する関
係となっている。 【0018】更に、この主体筒部(10)の内周面における
前記第1段部(16)より奥側には、前記小径筒部(71)の奥
側端面と対向するように、この端面と所定の間隔をあけ
て第2段部(15)が設けられ、これらの間に形成される環
状空間が後述の環状シール部材(3)の収容部となってお
り、前記第2段部(15)より奥側に少し離れた位置に設け
た第3段部(17)までの範囲が可撓管(P)の先端部の収容
部たる可撓管挿入室(19)となっている。尚、図4から明
らかなように、可撓管挿入室(19)の内径Lは、可撓管
(P)の山部(P1)の外径とほぼ同じ値に設定されている。 【0019】上記継手主体(1) 内におけるテーパ面(T)
内から内挿筒(7) 内に至る所定範囲には、図2及び図5
に示すように、係合体(5)(5)が収容されている。これら
係合体(5)(5)は、外周面が前記テーパ面(T) に適合する
テーパ面(53)となる頭部の奥側に外周面が一段内周側に
後退した薄肉部(54)が連続し且つ前記頭部の内周面に環
状凸部(51)が突出した構成の筒状部材を4つに縦割りし
た構成であり、これら係合体(5)(5)におけるテーパ面(5
3)より奥側近傍には、後述の弾性リング(8) が外嵌装着
され、これら係合体(5)(5)の奥側部分には、保持筒(6)
が内挿されている。尚、前記筒状部材の頭部の内径は、
可撓管(P) の山部(P1)よりも僅かに大径に設定され、前
記環状凸部(51)の直径及び断面の大きさは、可撓管(P)
の谷部(P 2)に密に外嵌する大きさに設定されている。 【0020】以上の構成の筒状部材を4分割した係合体
(5)(5)には、前記テーパ面(53)より奥側の近傍位置に円
周方向に環状溝が形成され、これに弾性係数の小さな弾
性リング(8) が嵌入装着され、その弾性力により係合体
(5)(5)がバラバラにならないように緩く巻き締めてい
る。そして、上記薄肉部(54)内には保持筒(6) が収容さ
れている。この保持筒(6)の内径は、可撓管(P) が挿通
可能に設定され、係合体(5)(5)が保持筒(6) に対して半
径方向にすすみ対偶する関係に構成されている。このた
め、図5及び図6に示すように、保持筒(6) の挿入口側
外周面から半径方向に突出した直方体状の係合片(62)(6
2)が、係合体(5)(5)の各境界部に設けた一対の矩形状の
切欠部(55)(55)により形成される開孔部に挿通されて上
記対偶関係となっている。 【0021】更に、保持筒(6) の外周面には、前記薄肉
部(54)の奥側端縁に一致する態様でフランジ部(61)が突
設され、又、図3に示すように、この(61)と前記小径筒
部(71)との間に押しバネ(S2)が介装されている。従っ
て、上記係合体(5)(5)は、常時挿入口側に付勢された状
態となっており、可撓管(P) の非挿入状態において、こ
れら係合体(5)(5)は、前記押しバネ(S2)の付勢力によっ
てそのテーパ面(53)がテーパ面(T) に押しつけられ、こ
れら係合体(5)(5)が円周方向に相互に密に連続した状態
となっている。 【0022】尚、上記した係合体(5)(5)、保持筒(6)及
び押しバネ(S2)を収容する内挿筒(7)(主体(1)内であっ
てテーパ面(T)の形成部の奥側に続く部分)の内径は、
係合体(5)(5)に挿入される可撓管(P)の山部(P1)と前記
環状凸部(51)を構成する係合凸部(51a)(51a)とが一致し
た状態の係合体(5)(5)の外周径よりも大きくなるように
設定されている。更に、上記継手主体(1)内に収容され
る環状シール部材(3)は、従来と同様に、ゴムやこれと
同等の合成樹脂からなる弾性材製であり、小径筒部(71)
と第2段部(15)との間に圧入収容される環状基部(3c)
と、これの挿入口側の端縁から奥側に向って直径が縮小
するように連設された環状の延長片(3b)と、この延長片
(3b)の端縁部に設けた円形断面のリング部(3a)とから構
成される。そして、前記リング部(3a)の大きさは、自由
状態でその内周径が谷部(P2)の外径に一致する程度に設
定されると共に、その断面の大きさは、山部(P1)(P1)間
のピッチに略一致させている。従って、この環状シール
部材(3)内に可撓管(P)を挿入すると、それ自身の弾性復
帰力によりリング部(3a)の断面が山部(P1)(P1)間に圧入
された状態でリング部(3a)の全体が谷部(P2)に外嵌する
こととなる。 【0023】上記構成の管継手に可撓管(P)を接続する
に際しては、図2に示すように、挿入口(H)から継手主
体(1)内に可撓管(P)を挿入する。このとき、挿入側筒部
(2)内に設けられた係合体(5)(5)は、押しバネ(S2)の付
勢力によりそのテーパ面(53)がテーパ面(T)に押しつけ
られ、これら係合体(5)(5)が円周方向に相互に密に連続
した状態となっているが、これら係合体(5)(5)に可撓管
(P)が挿通されると、これらの内周面の環状凸部(51)の
構成要素たる係合凸部(51a)(51a)と可撓管(P)の山部(P
1)が対接して、図3に示すように、係合体(5)(5)を奥側
に少し押し込み且つ外周側に押し広げる態様にて可撓管
(P)が挿通され、順次各山部(P1)が前記態様にて係合体
(5)(5)内、及び、これの奥側の保持筒(6)内を通過す
る。尚、この可撓管(P)の挿通に際して、係合体(5)(5)
と保持筒(6)とは、既述のすすみ対偶状態が維持され
る。これは、図6−aに示す各係合片(62)と切欠部(55)
(55)とが一致した状態から、図6−bに示すような切欠
部(55)(55)が離反した状態となっても、各係合片(62)と
切欠部(55)(55)の前記離反方向の幅が、離反した(5)(5)
間の距離よりも大きく設定され、これによって、係合片
(62)と切欠部(55)(55)との軸線方向の係合が維持される
からである。 【0024】そして、更に可撓管(P) を押し込むと、可
撓管(P) の先端部の山部(P1)が環状シール部材(3) のリ
ング部(3a)に対接し、このリング部(3a)を拡大させて通
過した後、リング部(3a)自身の弾性復帰力により前記山
部(P1)に続く谷部(P2)に圧入され、順次各山部(P1)が同
様にリング部(3a)内を通過し、最終的に、図4に示すよ
うに、可撓管(P) の端縁が第3段部(17)に近接又は対接
した状態となって接続が完了する。この状態では、リン
グ部(3a)が谷部(P2)に圧入され且つ環状基部(3c)が継手
主体(1) の内周面に圧入保持されていることから、可撓
管(P) と継手主体(1) との間の気密が確保される。 【0025】この後、係合体(5)(5)は、上記付勢力によ
り挿入口側に押し戻されて、テーパ面(T)と対接しつつ
半径方向に押し込められ、谷部(P2)に係合凸部(51a)(51
a)が外嵌することとなる。これによって、環状凸部(51)
と山部(P1)とが軸線方向に係合し、可撓管(P)が継手主
体(1)に対して抜止め状態となる。この接続完了後の可
撓管(P)に抜け方向の外力が作用しても、前記係合凸部
(51a)(51a)の可撓管(P)に対する嵌合度合いがさらに高
まることとなる。 【0026】このものでは、可撓管(P)の挿入に際し
て、係合体(5)(5)は、円周方向に対接して筒状となった
状態から夫々が半径方向に強制的に移動されるが、これ
ら係合体(5)(5)に外嵌される弾性リング(8)による弾性
力は緩いものであるから、可撓管(P)の挿入に伴う係合
体(5)(5)の前記移動がスムーズとなる。更に、このもの
では、環状凸部(51)が山部(P1)に対して円周方向に沿っ
て係合すると共に可撓管(P)の先端が可撓管挿入室(19)
に挿入保持された状態になっている。つまり、可撓管
(P)は、上記可撓管挿入室(19)部分と係合体(5)(5)部分
の2つの部分で支持されており、この2つの支持部の間
に環状シール部材(3)による気密シール部が位置してい
る。従って、接続終了後の可撓管(P)が継手主体(1)の挿
入口近傍で湾曲された場合でも、このときの湾曲力が、
可撓管(P)先端を抱持する可撓管挿入室(19)の内壁と係
合体(5)(5)の嵌合部の2つの部分で受け止められる。こ
れにより、環状シール部材(3)と可撓管(P)の嵌合姿勢が
変化しにくくなり、該嵌合部の気密性が長期に亘って安
定する。又、上記構成の環状シール部材(3)では、上記
湾曲時にリング部(3a)の姿勢が若干傾斜することがあっ
ても、延長片(3b)が変形することによりリング部(3a)の
谷部(P2)に対する圧入状態が維持されることから、気密
維持効果が一層向上する。 【0027】尚、上記実施例において、環状シール部材
(3) は、上記のものに限定されるものではなく、他の公
知のものが採用可能である。又、上記実施例において、
第3段部(17)に、これに一致する大きさのパッキンを固
着し、このパッキンと可撓管(P) の先端縁とを対接させ
て、この対接部でも気密を確保するようにしてもよい。 【0028】更に、継手主体(1) の内周面における第2
段部(15)から第3段部(17)までの範囲に筒状のパッキン
を固着し、可撓管(P) の先端部の山部(P1)山部(P1)をこ
のパッキン内に圧入するようにし、この部分でも気密を
確保するようにすれば、上記気密がより一層確実なもの
となる。尚、上記実施例では、隣り合う係合体(5)(5)の
境界部に設けた切欠部(55)(55)に係合片(62)が挿通され
る構成としているが、これを、図7に示すように、各係
合体(5) の壁に設けた貫通孔(58)に係合片(62)が貫通す
る構成としてもよい。この場合でも、係合体(5)(5)は、
保持筒(6) に対してこれの半径方向にすすみ対偶の関係
となる。
【図面の簡単な説明】 【図1】従来技術における可撓管継手 【図2】本発明実施例における可撓管継手の可撓管(P)
の接続前の断面図 【図3】これの接続途中の断面図 【図4】これの接続完了状態での断面図 【図5】係合体(5)(5)及び保持筒(6) の斜視図 【図6】係合体(5)(5)と保持筒(6) との係合状態を示す
要部説明図 【図7】係合片(62)と係合体(5)(5)との係合方式を変更
した場合の斜視図 【符号の説明】 (P) ・・・可撓管 (P1)・・・山部 (P2)・・・谷部 (1) ・・・継手主体 (2) ・・・挿入側筒部 (5) ・・・係合体 (3) ・・・環状シール部材 (2a)・・・フランジ部 (T) ・・・テーパ面 (53)・・・テーパ面 (51)・・・環状凸部 (6) ・・・保持筒
フロントページの続き (72)発明者 坂本 稔秋 大阪市中央区平野町四丁目1番2号 大 阪瓦斯株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−164280(JP,A) 実開 平3−75389(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16L 33/00 F16L 33/28

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 山部(P1)と谷部(P2)とが交互に且つ平行
    に連続した構成の可撓管(P)を継手主体(1)内に挿入し、
    この継手主体(1)の挿入側筒部(2)内にて前記可撓管(P)
    を包囲するように配設された係合体(5)(5)を前記山部(P
    1)と係合させて可撓管(P)を抜け止め状態とすると共
    に、前記係合体(5)(5)より奥側に設けた環状シール部材
    (3)を前記可撓管(P)と継手主体(1)との間に介在させる
    形式の可撓管継手において、 前記挿入側筒部(2)の内周面に奥側へ向かって拡大する
    テーパ面(T)が形成され、 前記係合体(5)(5)は、外周面には前記テーパ面(T)に対
    接するテーパ面(53)が形成されている一方、内周面には
    前記テーパ面(T)と前記テーパ面(53)が対接した状態で
    前記谷部(P2)に嵌り込む係合凸部(51a)(51a)が突出して
    いる構成を有し、 前記継手主体(1)内であって前記テーパ面(T)の形成部の
    奥側に続く部分に形成された係合体(5)(5)の収容部の内
    径は、これに挿入される前記可撓管(P)の山部(P1)と前
    記係合凸部(51a)(51a)が一致した状態の係合体(5)(5)の
    外周径よりも大きく設定され、 前記継手主体(1)における前記環状シール部材(3)の収容
    部より奥側の内周壁には、内径Lが前記山部(P1)の外径
    とほぼ同径に設定された可撓管挿入室(19)が形成されて
    いる、可撓管継手。
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