JP3553713B2 - 流体管のシール構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、水道管やガス管などの流体管同士をシールする流体管のシール構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術およびその欠点】
流体管のシール構造としては、図9に示す3種類が広く用いられている。
図9(a),(b)のA型およびK型のシール構造は、シールリング100が挿口部101の外径よりも数mm以上小さいので、シールリング100の内径を広げて挿口部101に装着しなければならない。また、押輪102によってシールリング100を受口部103に押し込み、シールリング100の内外周の全面を受口部103および挿口部101に圧接させる必要があるので、ボルト104を大きな締付トルクで締付ける必要があるうえ、所期のシール性能を得るためにはトルク管理も必要になる。さらに、シールリング100を大きな力で圧縮変形させるので、流体管に与える外力が大きくなるから、塩化ビニル管や石綿管などの強度の小さい流体管のシール構造としては好ましくない。
【0003】
一方、図9(c)のT型のシール構造は、予め受口部103にシールリング100を装着した後、挿口部101を受口部103内に挿入するので、前述のA型やK型のような問題は生じない。しかし、T型においては、十分なシール性能を得るためにシールリング100の圧縮代を十分に大きくしているので、挿口部101を受口部103に挿入する際の抵抗が大きいから、管挿入用の治具が必要となる。
【0004】
このように、従来のシール構造では、トルク管理が必要になったり、あるいは、治具を用いる必要がある等、施工性が悪いという欠点がある。
【0005】
本発明は、かかる実情に鑑みてなされたもので、その主たる目的は施工性を向上し得る流体管のシール構造を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の構成を第1実施形態を示す図2および図3を用いて説明する。
本発明は、第1流体管1の受口部10に第2流体管2の挿口部20を挿入し、2つの流体管1,2の間に介挿したシールリング3によって2つの流体管1,2の間をシールする流体管のシール構造に関する。本発明は、シールリング3を受口部10の奥に向って押し込む押輪4を設けている。受口部10には、受口部10の奥において内向きに突出するストッパ部11と、このストッパ部11から離れた位置に形成されたテーパ面14とが設けられている。シールリング3は、押輪4により前記受口部10の奥に向って押し込まれることで、受口部10の内周面と挿口部20の外周面との間をシールするシール部31と、このシール部31の内径および挿口部20の外径よりも大きな内径を有し、挿口部20を受口部10に挿入した際にストッパ部11に当接してシール部31が受口部10の奥へ移動するのを抑制する先端部32とを備えている。前記受口部10のテーパ面14と、シール部31との間には、挿口部20を受口部10に挿入した際にシール部31が径方向の外方へ逃げる隙間15aが設けられている。
【0007】
第2流体管2を第1流体管1に挿入する際には、シールリング3を予め受口部10の内周に装着した状態で、挿口部20を受口部10に挿入する。この点は、従来のT型と似たような接続構造であるが、押輪4を設けているので、図3のように、押輪4によってシール部31をテーパ面14に沿って押し込むことによりシールを図るから、図2のシール部31の内径を挿口部20の外径に近似した値としても十分なシール機能を発揮することができる。一方、前記挿入の際には、シールリング3のシール部31が挿口部20と共に受口部10の奥に向って移動しようとするが、シールリング3の先端部32が受口部10のストッパ部11に当接して、圧縮荷重によりシール部31が径方向の外方に膨れて拡径するので、シール部31の圧縮代が小さくなるから、挿口部20を小さな力でスムースに挿入することができる。
【0008】
請求項2の発明では、ストッパ部11の近傍にストッパ部11に近づくに従い径が小さくなる案内面11aが形成され、図3のように、押輪4によりシールリング3が押し込まれた際に、先端部32が案内面11aに案内されて内方に向って曲がることで挿口部20の外周面に圧接して2つの流体管1,2の間をシールする。
【0009】
請求項2の発明においては、図2の押輪4によって管軸方向Cにシールリング3に大きな圧縮荷重を加えると、図3のように、案内面11aに案内されて先端部32が内方に曲がる。そのため、先端部32は、ストッパ部11に圧接すると共に挿口部20の外周面に圧接して、2つの流体管1,2の間をシールする。他方、シール部31は、奥に押し込まれることにより、テーパ面14と挿口部20とに圧接して2つの流体管1,2の間をシールする。したがって、2段階のシールを図ることができると共に、従来のA型やK型と異なり、シールリング3の内外周の全面を受口部10と挿口部20に圧接させるものではないから、押輪4を押し込む力を小さくすることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面にしたがって説明する。
図1は本発明が適用された継手Jを示し、この継手Jは、第1流体管を構成する継手本体1、シールリング3、押輪4、テーパボルト5および抜止具6などで構成されている。本継手Jは、この図に示すように、シールリング3、押輪4および抜止具6などを継手本体1にセットした状態で、図2の一点鎖線で示す第2流体管2の挿口部20を挿入できるようになっている。
【0011】
前記テーパボルト5は、継手本体1の径方向にたとえば2本ねじ込まれており、先端の円錐部50によって押輪4の後端面40を押すものである。前記押輪4は、シールリング3を継手本体1の受口部10の奥に向って押し込むもので、図4に明示するように、全体が環状に形成されている。前記押輪4におけるテーパボルト5に接触する部分には、径方向の外方に若干突出する外向突部41が、円周方向の一部にわたって形成されている。
【0012】
図2のシールリング3は、管軸方向Cの中央のシール部31と、継手本体1の奥側の先端部32と、この先端部32の反対側において押輪4に接触して押される被押圧部33とが一体で、かつ、全体が環状に形成されている。前記シール部31は、たとえば、受口部10の内周面に接触する断面円弧状の第1シール面31a(図5(d))と、挿口部20の外周面に接触する断面円弧状の第2シール面31b(図5(d))とを有するOリング状に形成されている。一方、先端部32は、シール部31から継手本体1の奥に向って突出して形成されている。
【0013】
受口部10は、受口部10の奥において内向きに全周にわたって突出する円環状のストッパ部11を有すると共に、第1、第2および第3収容空間13,15,16を形成している。第1収容空間13は、ストッパ部11から受口部10の開口端部12に向って形成され、シールリング3の先端部32を収容している。第2収容空間15は、第1収容空間13に連なり開口端部12に行くに従い径大となるテーパ面14の内周側に形成されており、シール部31の一部ないし全部を収容する。前記シール部31とテーパ面14との間には、隙間15aが設けられている。第3収容空間16は、第2収容空間15に連なり、シールリング3の被押圧部33および押輪4を収容している。この第3収容空間16を形成する受口部10には、段部17が設けられており、図3の配管状態においては、押輪4の外向突部41が段部17に近接して対向している。
【0014】
受口部10の開口端部12には、図4に明示するように、内方に突出する被係合突部18が形成されている。この被係合突部18は円周方向の一部が切欠された切欠部18aを有しており、この切欠部18aに押輪4の外向突部41を合致させて押輪4を継手本体1の内方に挿入する。
【0015】
図2のシールリング3のシール部31は、押輪4により第2収容空間15から第1収容空間13に向って押し込まれることで、受口部10のテーパ面14と挿口部20の外周面とに接触して2つの管1,2の間をシールするものである。前記シール部31の内径は、挿口部20の外径よりも若干小さい値に設定されている。前記シール部31の外径は、第1収容空間13のテーパ面13aの最も径の大きい部分よりも大きな値に設定されている。なお、奥側のテーパ面13aと前述のテーパ面14とは互いに連なっており、奥側のテーパ面13aの方が傾斜が緩やかになっている。
【0016】
シールリング3の先端部32は、シール部31の内径および挿口部20の外径よりも大きな内径を有し、かつ、受口部10の第1収容空間13のテーパ面13aとの間に隙間を有する外周面32aを有している。この先端部32は、挿口部20を受口部10に挿入した際に、ストッパ部11に当接してシール部31が受口部10の奥へ移動するのを抑制する。一方、先端部32は、図3のように、押輪4によりシールリング3が押し込まれた際に、ストッパ部11に圧接すると共に、ストッパ部11の近傍に形成された断面円弧状の案内面11aに径方向の内方に導かれて内方に倒れて挿口部20の外周面に圧接することで、2つの管1,2の間をシールする。
【0017】
図1の抜止具6は、2つ割れで、前記被係合突部18に係合する係合部60と、第2流体管2の外周にくい込む係合要素61を有しており、組立ボルト62を締め上げることによって、第2流体管2の抜け出しを防止する周知の構造を備えている。
【0018】
つぎに、継手本体1と第2流体管2との接続方法について説明する。
まず、予め、工場において、継手本体1に、シールリング3,押輪4,テーパボルト5および抜止具6を組付けて、継手Jを組立てておく。この際、テーパボルト5はルーズにねじ込んでおく。施工現場においては、組立てた状態の継手Jを第2流体管2に嵌挿するか、あるいは、継手Jに第2流体管2を挿入する。この際、図2の継手本体1の受口部10の内周には、シールリング3が予め装着されており、このシールリング3のシール部31の内径は第2流体管2の外径よりも若干小さいから、シールリング3が第2流体管2と共に受口部10の奥に向って移動しようとする。しかし、シールリング3の先端部32がストッパ部11に当接して、圧縮荷重によりシール部31が径方向の外方に膨れて拡径するので、シール部31の圧縮代が小さくなる。そのため、従来のT型と異なり、管挿入用の治具を用いなくても、第2流体管2をスムースに挿入することができる。
【0019】
第2流体管2の挿入後、テーパボルト5を図3のボス19の端面に当接するまで手でねじ込むと、押輪4がテーパボルト5の円錐部50によって奥に押し込まれる。これにより、シールリング3は管軸方向Cに圧縮され、シール部31が径方向の外に向かって膨れた後に内方にも膨れるように変形すると共に、先端部32が案内面11aに案内されて内方に向って曲がる。そのため、先端部32は、ストッパ部11に圧接すると共に挿口部20の外周面に圧接して、2つの管1,2の間をシールする。
【0020】
一方、シール部31は、前述のように径方向の内外に膨れると共に第2収容空間15から第1収容空間13に向って押し込まれることにより、テーパ面14と挿口部20とに圧接して、2つの管1,2の間をシールする。このように、この継手Jにおいては、2段階のシールを図ることができると共に、従来のA型やK型と異なり、先端部32を内方に曲げてシールを図るから、小さな押込力で大きな面圧を発生させることができ、そのため、押輪4を押し込むテーパボルト5の軸力が小さくなる。したがって、テーパボルト5を手でねじ込める程テーパボルト5の締付トルクが小さくなる。特に、本実施形態のように、テーパボルト5がボス19に当接するようにしておけば、トルク管理も不要になる。
【0021】
このように、本継手Jは、シールリング3を径方向に広げて管に装着する必要がなく、また、治具を用いなくても、第2流体管2を継手Jにスムースに挿入でき、更には、テーパボルト5の締付トルクが小さく、かつ、トルク管理も不必要になるから、施工性が著しく向上する。一方、シール部31によるシールの他に先端部32によってもシールを図ることができるから、十分な水密性が得られる。しかも、シールリング3と第2流体管2との接触面積が小さいので、第2流体管2に与える外力がA型やK型よりも小さいから、強度的に弱い塩化ビニル管や石綿管にも好適に用いることができる。
【0022】
また、本継手Jは、シールリング3の先端部32がストッパ部11と挿口部20に接触してシールを図るので、通水後に圧力が働く部分は、図3のストッパ部11と挿口部20の外周面との間の小さな範囲Aとなる。つまり、流体の圧力が受口部10の第1収容空間13の全域には働かない。したがって、押輪4の小型化を図ることができると共に、押輪4を支持するテーパボルト5の本数も少なくすることができる。
【0023】
ところで、押輪4に図4の外向突部41を設けていないと、押輪4が受口部10内において、2本のテーパボルト5の軸線Lを中心に、矢印B方向に回転しようとする。しかし、本実施形態では、押輪4に外向突部41を設け、この外向突部41が図3の受口部10の段部17に近接して対向しているので、2本のテーパボルト5で押輪4を支持していても、押輪4が受口部10内において回転するおそれはない。
【0024】
ところで、本実施形態においては、シールリング3の先端部32がシールする機能を有しているが、請求項1の発明では、必ずしもかかる機能を必要としない。
【0025】
また、第1実施形態では、シールリング3のシール部31をOリング状としたが、本発明ではシール部31をOリング状とする必要はなく、たとえば図6のように、波形でかつ断面円弧状の第2シール面31bを有する構造としてもよい。
【0026】
また、第1実施形態では、被押圧部33を設けたが、本発明においては、図7のように先端部32とシール部31とでシールリング3を構成してもよい。
【0027】
また、第1実施形態では、図1の押輪4が受口部10内に装着されているが、本発明では、図8に示すように、K型やA型のような押輪4の構造としてもよい。また、テーパボルト5(図1)で押輪4を押す必要はなく、図8のような締付ボルト5Aを用いて押輪4を押し込んでもよい。また、図3のテーパボルト5の本数も2本に限定するものではない。さらに、第1実施形態では、テーパボルト5がボス19に当接して、押輪4の押込量を規制しているが、押輪4の外向突部41が段部17に当接して、押輪4の押込量を規制する構造としてもよい。
【0028】
さらに、第1実施形態では、シールリング3を予め受口部10に装着した後に、挿口部20を受口部10に挿入したが、A型やK型のように、受口部10に挿口部20を挿入した後に、シールリング3を受口部10内に挿入して押し込む施工方法とした場合も本発明の範囲に含まれる。また、本発明では、抜止具6は必ずしも必要ではなく、必要に応じて設ければよく、その構造も押ねじ式などの種々の構造を採用することができる。
【0029】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、シールリングに先端部を設けて、挿口部を受口部に挿入した際に先端部が受口部のストッパ部に当接して、シール部が拡径すると共に、挿口部の挿入後に、シールリングを押輪で押圧して、シール部を押し込むことによりシールを図るので、挿口部の挿入時には、シール部の圧縮代が極めて小さくなるから、T型と異なり、治具を用いなくても挿口部の挿入をスムースに行うことができる。したがって、施工性が向上する。
【0030】
また、押輪によりシールリングが押し込まれた際に、先端部がストッパ部に圧接すると共に内方に倒れて挿口部の外周面に圧接する構造とすれば、先端部とシール部との2箇所でシールを図ることができるから、高いシール機能を発揮する。一方、A型やK型と異なり、先端部を曲げてシールを図るから、小さな力で押輪を押せばよいので、ボルトの締付トルクが小さくなり、施工性が著しく向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態にかかる継手の一部断面した側面図である。
【図2】第2流体管の挿入時における受口部の構造を示す縦断面図である。
【図3】配管状態における受口部の構造を示す縦断面図である。
【図4】受口部、シールリングおよび押輪などを示す分解斜視図である。
【図5】(a)はシールリングの正面図、(b)は同背面図、(c)は同平面図(左側面図、右側面図または底面図)、(d)は(a)のd−d線断面図である。
【図6】シールリングの第3実施形態を示す断面図である。
【図7】シールリングの第4実施形態を示す断面図である。
【図8】第4実施形態を示す要部の断面図である。
【図9】従来の一般的なシール構造を示す断面図である。
【符号の説明】
1:継手本体(第1流体管)
10:受口部
11:ストッパ部
11a:案内面
12:開口端部
13a:テーパ面
14:テーパ面
15a:隙間
2:第2流体管
20:挿口部
3:シールリング
31:シール部
31a:第1シール面
31b:第2シール面
32:先端部
4:押輪

Claims (5)

  1. 第1流体管の受口部に第2流体管の挿口部を挿入し、2つの流体管の間に介挿されたシールリングによって2つの流体管の間をシールする流体管のシール構造であって、
    前記シールリングを前記受口部の奥に向って押し込む押輪を設け、
    前記受口部には、受口部の奥において内向きに突出するストッパ部と、このストッパ部から離間した位置に形成されシールリングの外周面に近接するテーパ面とが設けられ、
    前記シールリングはシール部と先端部とを備え、
    前記シール部は、前記挿口部の外径と近似した内径を有し、前記押輪により前記受口部の奥に向って押し込まれることで、前記受口部の内周面と挿口部の外周面との間をシールし、
    前記先端部は、前記シール部の内径および挿口部の外径よりも大きな内径を有し、前記挿口部を受口部に挿入した際に前記ストッパ部に当接して前記シール部が受口部の奥へ移動するのを抑制し、
    ここにおいて、前記受口部のテーパ面と前記シール部との間には、前記挿口部を受口部に挿入し、前記先端部がストッパ部に当接した際に、前記シール部が径方向の外方へ逃げる隙間が設けられている流体管のシール構造。
  2. 第1流体管の受口部に第2流体管の挿口部を挿入し、2つの流体管の間に介挿されたシールリングによって2つの流体管の間をシールする流体管のシール構造であって、
    前記シールリングを前記受口部の奥に向って押し込む押輪を設け、
    前記受口部には、受口部の奥において内向きに突出するストッパ部と、このストッパ部から離間した位置に形成されシールリングの外周面に近接するテーパ面とが設けられ、
    前記シールリングはシール部と先端部とを備え、
    前記シール部は、前記挿口部の外径と近似した内径を有し、前記押輪により前記受口部の奥に向って押し込まれることで、前記受口部の内周面と挿口部の外周面との間をシールし、
    前記先端部は、前記シール部の内径および挿口部の外径よりも大きな内径を有し、前記挿口部を受口部に挿入した際に前記ストッパ部に当接して前記シール部が受口部の奥へ移動するのを抑制し、
    ここにおいて、前記受口部のテーパ面と前記シール部との間には、前記挿口部を受口部に挿入し、前記先端部がストッパ部に当接した際に、前記シール部が径方向の外方へ逃げる隙間が設けられており、
    前記挿口部を受口部に挿入した際に、前記先端部が前記ストッパ部に当接して、圧縮荷重により前記シール部が径方向の外方に膨れて拡径してシール部の圧縮代が小さくなる流体管のシール構造。
  3. 請求項1もしくは2において、
    前記ストッパ部の近傍には、前記ストッパ部に近づくに従い径が小さくなる案内面が形成され、
    前記先端部は、前記押輪により前記シールリングが押し込まれた際に、前記案内面に案内されて内方に向って曲がることで前記挿口部の外周面に圧接して2つの流体管の間をシールする流体管のシール構造。
  4. 請求項1、2もしくは3において、
    前記シール部は、前記受口部の内周面に接触する断面円弧状の第1シール面と、前記挿口部の外周面に接触する断面円弧状の第2シール面とを有するOリング状に形成され、
    前記先端部は、前記シール部から受口部の奥に向って突出して形成されている流体管のシール構造。
  5. 請求項1、2、3もしくは4において、
    前記シールリングは、前記先端部の反対側において押輪に接触して押される被押圧部を備えている流体管のシール構造。
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