JP6021381B2 - 管端受入れソケット及びソケットに円筒管を挿入連結する方法 - Google Patents

管端受入れソケット及びソケットに円筒管を挿入連結する方法 Download PDF

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Description

本発明は、管の端部を受け入れて保持固定する管端受入ソケット及び管端受入ソケットに円筒管を挿入連結する方法に関する。
通常の管継手は、連結する2つの管の端部にそれぞれネジ結合などにより取り付けられる雄型継手及び雌型継手からなり、雄型継手を雌型継手に挿入連結することにより2つの管を連結するようになっている。これに対し、一方の管をネジなどにより連結した雌型の継手部材だけからなり、この雌型の継手部材に他方の管を挿入することにより、それら2つの管を連結するようにした形式の管継手もある(特許文献1)。
この形式の管継手は、その内周面から僅かに半径方向内側に突出する部分を有するシールリングを備えており、管はそのシールリングの内周面と摺動しながら当該管継手内に挿入され、管の外周面と管継手の内周面との間はこのシールリングによって密封係合される。
実開昭61−112194号
特許文献1に開示された形式の管継手においては、挿入連結される管が、一定の公差をもって製造されるために、次のような問題を有している。
シールリングは一定の内径を有するように設定されるので、挿入される管が所要公差内で制作されたものでも、その直径が大きいものでは小さいものに較べて当該管継手内へ挿入されるときのシールリングに対する摩擦が大きくシールリングの摩耗を生じやすい。一方、管の直径が小さい場合は、シールリングとの密封係合力が小さくなるために十分な密封が得られない虞がある。
また、管の挿入の際にシールリングに対する損傷を小さくするために、管先端外周縁に面取り加工をする必要がある。
更に、管を受け入れる管継手の内周面は、管の外径の公差を考慮して内径が決められるために、挿入された管の外周面と管継手の内周面との間にはある程度の隙間が生じ、挿入された管には管継手に対して微小ではあるが傾きが生じ、その為に、シールリングによる管外周面に対する密封力が不均一になる。
本発明は、以上のような点に鑑みなされたものであり、管を挿入するときには当該管によるシールリングに対する摩擦を少なくし、且つ、挿入された後は管外周面に対すシールリングの密封押圧力を十分で均一なものとすることができるようにすることを目的とするものである。
なお、本発明は、必ずしも2つの管を連結される管継手にだけ適用されるものではない。例えば、複数の管を接続して構成される配管内に生じる幾つかの管の開放端部を開放可能に封止するための端部キャップにも適用できるものである。
すなわち、本発明は、
一端及び他端を有し、該一端から該他端に向けて挿入される円筒管を受け入れて保持する筒状ソケット本体であって、前記一端及び他端の間の位置において前記一端から挿入された円筒管の外周面に隣接する内径を有する第1内周面部分と、該第1内周面部分から半径方向外側に延びる環状の半径方向面部分と、該半径方向面部分の半径方向外側縁から前記他端に向けて延びる第2内周面部分とを有する筒状ソケット本体と、
前記半径方向面部分に隣接して前記第2内周面部分の半径方向内側に設定されるシールリングと、
該シールリングの前記他端側で該シールリングに隣接して設定される円環状のシールリング変位部材であって、前記一端に面する端面を有し、該端面が半径方向内側に行くに従って前記他端側に傾斜する傾斜面とされて前記シールリングに接するように設けられたシールリング変位部材と、
前記筒状ソケット本体に変位可能に取り付けられ、該筒状ソケット本体に対して手動で変位されることにより、該シールリング変位部材を前記一端に向けて変位して、前記傾斜面とされた前記端面が前記半径方向面部分に向けて進んで該シールリングを半径方向内側に押し出して前記円筒管の外周面に密封係合させるようにしたシールリング操作部材と、
を有する管端受入れソケットを提供する。
この管端受入れソケットでは、上述の如き構成とすることにより、円筒管を当該ソケット内に受け入れるときには該円筒管がシールリングに実質的に摩擦しないように設定することが可能であり、従って、円筒管との摩擦によるシールリングの損傷を無くすことが可能となり、従って、該損傷を無くすようにするための円筒管端部縁の面取り加工をする必要も無くなる。
シールリング操作部材は手動とすることができ、具体的には、前記シールリング操作部材が、前記筒状ソケット本体の半径方向に延び、一端が前記シールリング変位部材に連結され、他端が前記筒状ソケット本体の外側に延びる操作杆を有し、該筒状ソケット本体の外側から該操作杆を介して前記シールリング変位部材を前記一端に向けて変位できるようにすることができる。
更に具体的には、
前記シールリング操作部材が、前記筒状ソケット本体の外周面に取り付けられて前記操作杆に連結された外側操作筒を有し、該操作筒を前記筒状ソケット本体の長手軸線方向で変位することにより、前記シールリング変位部材を変位させるようにすることができる。
上記具体例において、
前記シールリング操作部材を前記筒状ソケット本体の前記一端の方向に付勢するシールリング操作バネと、
前記シールリング操作部材を、前記シールリング操作バネの付勢力に抗して係止する係止手段と、
を有し、
該係止手段による前記シールリング操作部材の係止を手動により解除することにより、該シールリング操作部材が前記筒状ソケット本体の前記一端の方向に向けて変位し、それにより、前記シールリング変位部材が前記筒状ソケット本体の長手軸線方向で変位して、前記シールリングを半径方向内側に変位させるようにすることができる。
この場合、前記係止手段は、前記筒状ソケット本体に半径方向で貫通するように設けられた孔を有し、該孔は周方向に延びる係止部と、該係止部から前記筒状ソケット本体の前記一端に向かう方向で延びる解除部とを有し、前記シールリング操作バネに付勢された前記シールリング操作部材の前記操作杆が前記係止部内に位置決めされて該係止部を画定している側壁によって係止され、該係止部から外して前記解除部内に位置決めされることにより、該解除部に沿って前記筒状ソケット本体の前記一端に向けて変位するようにすることができる。
また、上述のような構成の管端受入れソケットにおいて、
前記筒状ソケット本体が、該筒状ソケット本体の前記一端から前記第1内周面部分に至る当該筒状ソケット本体の内周面にその長手軸線方向で順次設けられた一対の同じ傾斜角度で同じサイズの、前記筒状ソケット本体の前記一端に向かう方向で次第に半径方向内側に傾斜する傾斜心出し面を有し、
当該管端受入れソケットが更に、
前記筒状ソケット本体の内側に当該筒状ソケット本体に対して同心状に設定されて且つ該筒状ソケット本体の長手軸線方向で変位可能に設定された筒状保持部材で、前記挿入された円筒管の外周面に隣接する内径を有する筒状保持部材と、
前記傾斜心出し面のそれぞれに対応して該筒状保持部材の前記長手軸線方向で間隔を開けて前記筒状保持部材に設けられた一対の心出し手段であって、各心出し手段が該筒状保持部材の前記長手軸線の周りで間隔を開けて設けられ半径方向で変位可能とされた少なくとも3つ以上の複数の心出し部材を有し、該心出し手段をなす該複数の心出し部材が、それぞれ、対応する前記傾斜心出し面との前記筒状保持部材の長手軸線方向での位置関係が同じとされた、一対の心出し手段と、
を有し、
前記円筒管が前記筒状ソケット本体内に挿入されたときに、前記筒状保持部材を前記筒状ソケット本体の前記一端方向に変位することにより、前記心出し手段の複数の前記心出し部材を前記円筒管の外表面と前記対応する傾斜心出し面との間で挟着されて、当該心出し手段の複数の心出し部材が、それぞれ、前記円筒管の外表面に対して当該筒状保持部材の半径方向で相互に同じ位置で該外周面に接触して押圧し当該円筒管の前記筒状ソケット本体に対する心出しを行うようにすることができる。
このようにすることにより、筒状ソケット本体の長手軸線方向で相互に離れた位置に設定された一対の心出し手段が半径方向で同じ位置で接触して円筒管を半径方向内側に押圧するので、当該円筒管は上記長手軸線に対して平行になるように心出しされる。従って、シールリングによる密封が均一になる。
具体的には、
前記筒状保持部材を前記筒状ソケット本体の前記一端へ向けて付勢する心出しバネと、
該心出しバネの付勢力に抗して前記筒状保持部材を係止する筒状保持部材係止手段と、
を有し、前記円筒管の前記筒状ソケット本体内への挿入の後に、前記筒状保持部材係止手段による前記筒状保持部材の係止を解除して該筒状保持部材を前記筒状ソケット本体の前記一端方向で変位するのを許容し、前記心出しを行うようにすることができる。
より具体的には、
前記筒状保持部材係止手段が、
前記筒状ソケット本体の外表面上に変位可能に設けられ前記筒状保持部材に連結された係止筒と、
前記係止筒に形成された係止溝であって、前記筒状ソケット本体の周方向で延びる係止溝部と該係止溝部から前記長手軸線方向で延びる解除溝部とを有し、
前記係止溝部が前記筒状ソケット本体の外表面から突出するように設けられた係止突起と係合して、当該係止筒を前記心出しバネの付勢に抗して保持し、前記係止突起の前記係止溝部との係合を解除して前記解除溝部での変位を許容して前記係止筒の心出しバネに抗する係止を解除するようにすることができることができる。
上述の構成の管端受入れソケットにおいては、
前記シールリングをOリングとし、
前記心出し部材を、一部が筒状保持部材の外表面に埋め込まれるようにして設定された球形部材とすることができる。
また、上述の管端受入れソケットにおいては、前記シールリングが前記シールリング変位部材によって半径方向内側に変位される前の内径を、前記第1円周面部分の内径以上の大きさとすることができる。このようにすることにより、円筒管の挿入の際に当該シールリングが円筒管と接触して摩擦を受けることを無くし、従って、シールリングの摩耗を大きく低減することができる。
本発明はまた、
一端及び他端を有し、該一端から該他端に向けて挿入される円筒管を受け入れて保持する筒状ソケット本体と、該筒状ソケット本体の内周面に取り付けられて、受け入れた円筒管の外周面と当該筒状ソケット本体との内周面との間を密封するシールリングとを備える管端受入れソケットに円筒管を挿入しれ密封連結する方法において、
前記シールリングを半径方向内側へ押し出すシールリング変位部材を設け、
前記円筒管を前記筒状ソケット本体の前記一端から他端に向けて挿入し、
前記筒状ソケット本体への円筒管の挿入の後に、前記シールリングを手動により操作して前記シールリング全体を半径方向内側に変位して、該シールリングを円筒管の外周面に押圧して密封係合させるようにしたことを特徴とする円筒管を管端受入れソケットに挿入連結する方法を提供する。
以下、本発明に係る管端受入れソケットを管端封止キャップに適用した実施形態を、添付図面に基づき説明する。
管の端部を封止する管端部封止キャップに適用した場合の本発明に係る管端受入れソケットの側面図であり、管を受け入れる前の状態を示すために上半部分を断面で示してある。 図1の管端受入れソケットが管を受け入れて該管の周囲をシールリングで密封し且つ当該ソケットに対する管の心出しをした状態を示すための同管端受入れソケットの上半部分の断面図である。 管端受入れソケットが図1にあるときの管端受入れソケットを上から見た平面図である。 管端受入れソケットが図2にあるときの管端受入れソケットを上から見た平面図である。
図1に示すように、本発明に係る管端受入れソケット10は、右端12−1から左端12−2に貫通する管受入孔12が設けられた筒状ソケット本体14を有する。管受入孔12の周壁には、その左右両端間の中間位置に、挿入された円筒管Pの外周面P1に隣接する第1内周面部分12−3と、該第1内周面部分12−3から半径方向外側に延びる環状の半径方向面部分12−4と、該半径方向面部分12−4の半径方向外側縁から左方に向けて延びる第2内周面部分12−5とを有する。
筒状ソケット本体14内には、半径方向面部分12−4に隣接して第2内周面部分12−5の半径方向内側に設定されるシールリング(図示の例ではOリング)16と、シールリング16の左側に隣接した円環状のシールリング変位部材18と、該シールリング変位部材18を筒状ソケット本体14の長手軸線方向で手動により変位させるためシールリング操作部材20とを有する。
シールリング変位部材18は、シールリング16に面する端面18−1を有し、該端面は半径方向内側に行くに従って左方に傾斜する傾斜面とされ、外周面18−2は第2内周面部分12−5に摺動するようにされている。図示の例では、シールリング16は第2内周面部分12−5に接するような外径とされており、内径は、第1内周面部分12−3と略等しいか又はそれよりも大きい内径とされており、円筒管Pが挿入されるときには、その外周面P1がほとんど摩擦接触しないようにされている。
シールリング操作部材20は、シールリング変位部材18に一体的に形成され、筒状ソケット本体14の管受入孔12の第2内周面部分12−5よりも大きい内径とされた第3内周面部分12−6に摺動可能とされた内側操作筒20−1と、内側操作筒20−1に連結された一端から筒状ソケット本体14の外側に延びる他端とを有する操作杆20−2と、筒状ソケット本体14の外周面14−1に摺動可能に取り付けられて操作杆20−2に連結された外側操作筒20−3を有し、該外側操作筒20−3を前記筒状ソケット本体14の長手軸線方向で変位することにより、シールリング変位部材18を長手軸線方向で変位させるようになっている。シールリング操作部材20は、内側操作筒20−1を右方に付勢するシールリング操作バネ20−4と、外側操作筒20−3を、シールリング操作バネ20−4の付勢力に抗して係止する係止手段20−5(図3)とを有し、係止手段20−5による外側操作筒20−3の係止を手動により解除することにより、外側操作筒20−3が筒状ソケット本体14に対して相対的に右方に変位し、それにより、内側操作筒20−1がシールリング変位部材18を右方に変位して、シールリング16を半径方向内側に変位させるようになっている。図において、20−7は、操作杆20−2を半径方向外側から締め付ける抜け止めリングである。
係止手段20−5は、具体的には、筒状ソケット本体14に半径方向で貫通するように設けられた孔15(図3、図4、図1)を有し、該孔15は周方向に延びる係止部15−1と、該係止部から右方延びる解除部15−2とを有し、シールリング操作バネに付勢されたシールリング操作部材20の操作杆20−2が係止部15−1内に位置決めされて該係止部15−1を画定している側壁14−2(図示の例では、側壁14−2の端部に設けられた右方への凹部)によって係止され、係止部15−1から外して解除部15−2内に位置決めされることにより、該解除部15−2に沿って右方に変位し、シールリング変位部材18を右方に動かして、シールリング16を半径方向内側に変位するようになっている。
図1及び図2に示すように、筒状ソケット本体14の管受入孔12の周壁面の第1内周面部分12−3より右側の部分には、長手軸線方向で順次設けられた一対の同じ傾斜角度で同じサイズの傾斜心出し面22、22であって、筒状ソケット本体14の右端に向かう方向で次第に半径方向内側に傾斜する傾斜心出し面22、22を有する。これに対応して、当該管端受入れソケット10は、筒状ソケット本体14の内側に筒状ソケット本体14に対して同心状に設定されて且つ筒状ソケット本体14の長手軸線方向で変位可能に設定された筒状保持部材24と、傾斜心出し面22,22のそれぞれに対応して筒状保持部材24の長手軸線方向で間隔を開けて当該筒状保持部材に設けられた一対の心出し手段26、26を有する。具体的には、各心出し手段26は筒状保持部材24の長手軸線の周りで周方向に間隔を開けて設けられ半径方向で変位可能とされた少なくとも3つ以上の複数の球状の心出し部材26−1を有し、該心出し手段をなす該複数の心出し部材26−1は、それぞれ、対応する傾斜心出し面22との筒状保持部材24の長手軸線方向での位置関係が同じとされている。
円筒管Pが筒状ソケット本体14内に挿入されたときに、筒状保持部材24を筒状ソケット本体14に対して相対的に右方に変位することにより、各心出し手段26の複数の心出し部材26−1を円筒管Pの外表面P1と前記対応する傾斜心出し面22との間で挟着して、各心出し手段26の複数の心出し部材26−1が、それぞれ、前記円筒管Pの外表面P1に対して当該筒状保持部材24の半径方向における相互に同じ位置で該外周面P1に接触して押圧し当該円筒管Pの前記筒状ソケット本体14に対する心出しを行うようになっている。図示の例では、右側と左側の心出し部材26−1は軸線方向で整合されているように示してあるが、相互に周方向でずらすこともできる。例えば、一方の心出し手段26の心出し部材26−1を直径方向で対向する位置に一対設け、他方の心出し手段26の心出し部材26−1を上記一方の心出し手段の一対の心出し部材の直径方向とは直角の直径方向で一対設けることにより、所要の心出し機能を得ることができ、心出し部材を軸線方向で整合した場合より心出し部材を少なくすることが可能となる。
具体的には、筒状保持部材24を右方へ付勢する心出しバネ28と、該心出しバネの付勢力に抗して前記筒状保持部材24を係止する筒状保持部材係止手段30とが設けられ、円筒管Pの筒状ソケット本体14内への挿入の後に、前記筒状保持部材係止手段30による筒状保持部材24の係止を解除して筒状保持部材24を筒状ソケット本体14に対して相対的に右方に変位するのを許容し、上記心出しを行うようになっている。
より具体的には、前記筒状保持部材係止手段30は、筒状ソケット本体14の外表面上に変位可能に設けられ筒状保持部材24に連結された係止筒30−1と、係止筒30−1に形成された係止溝30−2と、係止溝部30−3が筒状ソケット本体14の外表面に固定されて該外表面から突出するようにされた球状の係止突起30−5とを有し、係止溝30−2が、係止筒30−1の周方向で延びる係止溝部30−3と該係止溝部から当該筒状ソケット本体の長手軸線方向で延びる解除溝部30−4とを有し、係止溝部30−3が係止突起30−5と係合して、当該係止筒30−1を心出しバネ28の付勢に抗して保持するとともに、係止突起30−5の係止溝部30−3との係合を解除して解除溝部30−4での変位を許容して前記係止筒30−1の心出しバネに抗する係止を解除するようにされている。
図示の実施形態は、前述の如く、本発明に係る端部受入れソケット10を管端封止キャップとして用いた例を示すものであり、このため筒状ソケット本体14の管受入孔12の左端には、該管受入孔を封止するための閉塞部材32が保持リング34により設定されている。該閉塞部材32の外周面と管受入孔12の第3内周面部分12−6との間にはOリング36が設定されている。前述のシールリング操作バネ20−4は閉塞部材32と内側操作筒20−1との間に設定されており、内側操作筒20−1の外周面には、該外周面に形成された環状溝20−6内にV字状シールリング38がそのV字状開口が左方に向くようにして設定されている。
この封止キャップに適用した本発明に係る管端受入れソケット10により円筒管Pの端部を封止する場合には、先ず、円筒管Pの端部をソケット10の右側から挿入し、図2に示す如く閉塞部材32に当接するようにする。次に、係止筒30−1を筒状ソケット本体14の周りで回動して、係止突起30−5が係止溝部30−3からはずれて解除溝部30−4内に入るようにする。これにより、前記係止筒30−1は筒状保持部材24と共に右方Aに動かされて、心出し手段26、26は、それぞれ対応する傾斜心出し面22、22と円筒管Pの外表面P1との間に挟着されるようになり、管端受入れソケット10に対する円筒管Pの心出しが行われる。次に、外側操作筒20−3を筒状ソケット本体14の周りで回動して、操作杆20−2を孔15の係止部15−1から解除部15−2内に動かして、シールリング操作バネ20−4によって操作杆20−2が解除部15−2に沿って右方Bへ動かされてシールリング変位部材18を右方へ動かし、それによって、シールリング16が半径方向内側Cに変位され、円筒管Pの外表面の周りに密封係合されるようにする。
以上、本発明に係る管端受入れソケットを管端封止キャップに適用した実施形態につき説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、筒状ソケット本体に右端に上述した円筒管とは別の管を接続するようにして2つの管を連結する管継手とすることもでき、この場合は、上述した閉塞部材は当然ながら設けられない。
管端受入れソケット10;管受入孔12;右端12−1;左端12−2;第1内周面部分12−3;半径方向面部分12−4;第2内周面部分12−5;第3内周面部分12−6;筒状ソケット本体14;外周面14−1;側壁14−2;孔15;係止部15−1;解除部15−2;シールリング(Oリング)16;シールリング変位部材18;端面18−1;外周面18−2;シールリング操作部材20;内側操作筒20−1;操作杆20−2;外側操作筒20−3;シールリング操作バネ20−4;係止手段20−5;環状溝20−6;抜け止リング20−7;傾斜心出し面22、22;筒状保持部材24;心出し手段26、26;心出し部材26−1;心出しバネ28;筒状保持部材係止手段30;係止筒30−1;係止溝部30−2;係止溝30−3;解除溝部30−4;係止突起30−5;閉塞部材32;保持リング34;Oリング36;V字状シールリング38;円筒管P;外周面P1

Claims (12)

  1. 一端及び他端を有し、該一端から該他端に向けて挿入される円筒管を受け入れて保持する筒状ソケット本体であって、前記一端及び他端の間の位置において前記一端から挿入された円筒管の外周面に隣接する内径を有する第1内周面部分と、該第1内周面部分から半径方向外側に延びる環状の半径方向面部分と、該半径方向面部分の半径方向外側縁から前記他端に向けて延びる第2内周面部分とを有する筒状ソケット本体と、
    前記半径方向面部分に隣接して前記第2内周面部分の半径方向内側に設定されるシールリングと、
    該シールリングの前記他端側で該シールリングに隣接して設定される円環状のシールリング変位部材であって、前記一端に面する端面を有し、該端面が半径方向内側に行くに従って前記他端側に傾斜する傾斜面とされて前記シールリングに接するように設けられたシールリング変位部材と、
    前記筒状ソケット本体に変位可能に取り付けられ、前記シールリング変位部材を前記一端に向けて変位して、前記傾斜面とされた前記端面が前記半径方向面部分に向けて進んで該シールリングを半径方向内側に押し出して前記円筒管の外周面に密封係合させるようにしたシールリング操作部材と、
    を有する管端受入れソケット。
  2. 前記シールリング操作部材が手動式のものとされている請求項1に記載の管端受入れソケット。
  3. 前記シールリング操作部材が、前記筒状ソケット本体の半径方向に延び、一端が前記シールリング変位部材に連結され、他端が前記筒状ソケット本体の外側に延びる操作杆を有し、該筒状ソケット本体の外側から該操作杆を介して前記シールリング変位部材を前記一端に向けて変位できるようにした請求項2に記載の管端受入れソケット。
  4. 前記シールリング操作部材が、前記筒状ソケット本体の外周面に取り付けられて前記操作杆に連結された外側操作筒を有し、該操作筒を前記筒状ソケット本体の長手軸線方向で変位することにより、前記シールリング変位部材を変位させるようにした請求項3に記載の管端受入れソケット。
  5. 前記シールリング操作部材を前記筒状ソケット本体の前記一端の方向に付勢するシールリング操作バネと、
    前記シールリング操作部材を、前記シールリング操作バネの付勢力に抗して係止する係止手段と、
    を有し、
    該係止手段による前記シールリング操作部材の係止を手動により解除することにより、該シールリング操作部材が前記筒状ソケット本体の前記一端の方向に向けて変位し、それにより、前記シールリング変位部材が前記筒状ソケット本体の長手軸線方向で変位して、前記シールリングを半径方向内側に変位させるようにした請求項3又は4に記載の管端受入れソケット。
  6. 前記係止手段は、前記筒状ソケット本体に半径方向で貫通するように設けられた孔を有し、該孔は周方向に延びる係止部と、該係止部から前記筒状ソケット本体の前記一端に向かう方向で延びる解除部とを有し、前記シールリング操作バネによって付勢された前記シールリング操作部材の前記操作杆が前記係止部内に位置決めされて該係止部を画定している側壁によって係止され、該係止部から外して前記解除部内に位置決めされることにより、該解除部に沿って前記筒状ソケット本体の前記一端に向けて変位するようにした請求項5に記載の管端受入れソケット。
  7. 前記筒状ソケット本体が、該筒状ソケット本体の前記一端から前記第1内周面部分に至る当該筒状ソケット本体の内周面にその長手軸線方向で順次設けられた一対の同じ傾斜角度で同じサイズの、前記筒状ソケット本体の前記一端に向かう方向で次第に半径方向内側に傾斜する傾斜心出し面を有し、
    当該管端受入れソケットが更に、
    前記筒状ソケット本体の内側に当該筒状ソケット本体に対して同心状に設定されて且つ該筒状ソケット本体の長手軸線方向で変位可能に設定された筒状保持部材で、前記挿入された円筒管の外周面に隣接する内径を有する筒状保持部材と、
    前記傾斜心出し面のそれぞれに対応して該筒状保持部材の前記長手軸線方向で間隔を開けて前記筒状保持部材に設けられた一対の心出し手段であって、各心出し手段が該筒状保持部材の前記長手軸線の周りで間隔を開けて設けられ半径方向で変位可能とされた複数の心出し部材を有し、該心出し手段をなす該複数の心出し部材が、それぞれ、対応する前記傾斜心出し面との前記筒状保持部材の長手軸線方向での位置関係が同じとされた、一対の心出し手段と、
    を有し、
    前記円筒管が前記筒状ソケット本体内に挿入されたときに、前記筒状保持部材を前記筒状ソケット本体の前記一端方向に変位することにより、前記心出し手段の複数の前記心出し部材を前記円筒管の外表面と前記対応する傾斜心出し面との間で挟着されて、当該心出し手段の複数の心出し部材が、それぞれ、前記円筒管の外表面に対して当該筒状保持部材の半径方向で相互に同じ位置で該外周面に接触して押圧し当該円筒管の前記筒状ソケット本体に対する心出しを行う
    ようにしたことを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の管端受入れソケット。
  8. 前記筒状保持部材を前記筒状ソケット本体の前記一端へ向けて付勢する心出しバネと、
    該心出しバネの付勢力に抗して前記筒状保持部材を係止する筒状保持部材係止手段と、
    を有し、前記円筒管の前記筒状ソケット本体内への挿入の後に、前記筒状保持部材係止手段による前記筒状保持部材の係止を解除して該筒状保持部材を前記筒状ソケット本体の前記一端方向で変位するのを許容し、前記心出しを行うようにした請求項7に記載の管端受入れソケット。
  9. 前記筒状保持部材係止手段が、
    前記筒状ソケット本体の外表面上に変位可能に設けられ前記筒状保持部材に連結された係止筒と、
    前記係止筒に形成された係止溝であって、前記筒状ソケット本体の周方向で延びる係止溝部と該係止溝部から前記長手軸線方向で延びる解除溝部とを有し、
    前記係止溝部が前記筒状ソケット本体の外表面から突出するように設けられた係止突起と係合して、当該係止筒を前記心出しバネの付勢に抗して保持し、前記係止突起の前記係止溝部との係合を解除して前記解除溝部での変位を許容して前記係止筒の心出しバネに抗する係止を解除するようにしたことを特徴とする請求項8に記載の管端受入れソケット。
  10. 前記シールリングがOリングとされ、
    前記心出し部材が、一部が筒状保持部材の外表面に埋め込まれるようにして設定された球形部材とされていることを特徴とする請求項7乃至9のいずれかに記載の管端受入れソケット。
  11. 前記シールリングが前記シールリング変位部材によって半径方向内側に変位される前の内径が、前記第1内周面部分の内径以上の大きさとされている請求項1乃至10のいずれかに記載の管端受入れソケット。
  12. 請求項1乃至11のいずれかに記載の管端受入れソケットに円筒管を挿入連結する方法であって
    前記円筒管を前記筒状ソケット本体の前記一端から他端に向けて挿入し、
    前記筒状ソケット本体への円筒管の挿入の後に、前記シールリング変位部材を手動により操作して前記シールリング全体を縮径させて、該シールリングの半径方向内側部分を円筒管の外周面に押圧して密封係合させるようにしたことを特徴とする管端受入れソケットに円筒管を挿入連結する方法。
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