JP2002181207A - 弁 - Google Patents

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JP2002181207A
JP2002181207A JP2000383004A JP2000383004A JP2002181207A JP 2002181207 A JP2002181207 A JP 2002181207A JP 2000383004 A JP2000383004 A JP 2000383004A JP 2000383004 A JP2000383004 A JP 2000383004A JP 2002181207 A JP2002181207 A JP 2002181207A
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JP
Japan
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valve
flexible tube
joint
main body
retainer
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JP2000383004A
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English (en)
Inventor
Shozo Fujisawa
正造 藤沢
Hisao Onishi
久男 大西
Atsunori Komura
篤則 小村
Toshio Shibabuchi
利夫 柴渕
Mikio Nakaoka
幹夫 中岡
Kazuyoshi Kariki
和良 雁木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shinwa Sangyo Co Ltd
Osaka Gas Co Ltd
Original Assignee
Shinwa Sangyo Co Ltd
Osaka Gas Co Ltd
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  • Joints That Cut Off Fluids, And Hose Joints (AREA)
  • Taps Or Cocks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 フレキシブルチューブを接続可能なガス栓な
どの弁を、短く構成できるようにする。 【解決手段】 弁箱4内に弁体2が配置された弁であ
る。弁箱4の一端部にフレキシブルチューブ25用の継
手部50が設けられる。この継手部50は、フレキシブ
ルチューブ25がワンタッチ接合可能であるとともに、
接合されたフレキシブルチューブ25に対して相互に軸
心まわりに回転自在である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はガス栓などの用途に
供される弁に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえばガス管の端部とガス器具とを接
続する配管の部分には、ガス栓が用いられることが多
い。
【0003】図4は、従来のこの種のガス栓として用い
られる弁の構造例を示す。ここで1は弁箱本体部で、そ
の内部にボール式の弁体2が収容されている。なお、図
示は省略するが、テーパ構造の弁体を収容したものも多
用されている。3は弁箱キャップで、弁体2を収容した
弁箱本体部1にねじ合わされることで、この弁箱本体部
1とともに弁箱4を構成するとともに、弁体2を一対の
環状のシート5、6によって回転自在に保持できるよう
に構成されている。弁体2には弁軸7が連結され、弁軸
7には操作ハンドル8が取り付けられている。弁軸7の
外周と弁箱4の本体部1の内周との間は、通常のゴム製
のOリング9と、耐火膨張ゴムなどにより形成されて耐
火性を有するOリング10とによって二重にシールされ
ている。
【0004】弁箱4の一端すなわち弁箱本体部1の端部
には、ガス管などの第1の他部材11との接合のための
内ねじ部12が形成されている。弁箱4の他端すなわち
弁箱キャップ3の端部は円筒状に形成され、その円筒状
部分13には筒状の回転部14が回転自在な状態で外ば
めされている。回転部14の内周と円筒状部分13との
間は、通常のゴム製のOリング15と、耐火膨張ゴムな
どにより形成されて耐火性を有するOリング16とによ
って、二重にシールされている。回転部14の内周には
フランジ部17が形成され、これに対し円筒状部分13
の外周には、C形の線材により形成されてフランジ部1
7にかかり合い可能なストップリング18がはめ込まれ
ることで、この円筒状部分13からの回転部14の離脱
が防止されている。
【0005】回転部14の端部には、ガス器具などの第
2の他部材19との接合のための内ねじ部20が形成さ
れている。この回転部14の内ねじ部20と弁箱本体部
1の内ねじ部12とは、弁箱4の内部に形成された流体
通路21によって互いに連通されている。弁体2は、こ
の流体通路21を開閉するように作用する。
【0006】このようなガス栓を用いてガス管などの第
1の他部材11と、ガス器具などの第2の他部材19と
を接続する場合には、まず弁箱4を回転させることによ
りその内ねじ部12を第1の他部材11のねじ部にねじ
合わせて、このガス栓を第1の他部材11に固定する。
次に、この状態のガス栓を第2の他部材19に接近さ
せ、ガス栓の回転部14を弁箱4に対して相対的に回転
させることによって、この回転部14の内ねじ部20を
第2の他部材19にねじ合わせて固定すればよい。ある
いは、第2の他部材19を先に回転部14にねじ合わせ
接続したうえで、弁箱4を回転させることによって、こ
の弁箱4を第1の他部材11にねじ合わせ接続すること
もできる。ガス器具などの第2の他部材19が老朽化し
たときなどに新品と交換する場合には、回転部14を回
転させてねじを緩めることによって、これを第2の他部
材19から取り外す。
【0007】近年、ガス管として、フレキシブルチュー
ブが使用されることが多い。図5に示すように、このフ
レキシブルチューブ25は、薄肉のステンレス製のコル
ゲイト管26と、このコルゲイト管26の外周を覆う樹
脂製のチューブ状の被覆体27とによって構成されてい
る。
【0008】このフレキシブルチューブ25を他の部材
に接続するための手段として、図5に示される継手30
が知られている。この継手30において、31は筒状本
体で、真鍮などの金属によって形成され、その一端に外
ねじ部32が設けられることで、被接続体としてのガス
栓の回転部14の内ねじ部20に接続することができる
ように構成されている。33は六角柱状の工具掛かり部
で、外ねじ部32のねじ込み操作のために用いられる。
筒状本体31の他端側の内周には、その開口側から順
に、内ねじ部35と、この内ねじ部35の谷部よりも内
径の大きな内周面36と、この内周面36よりも小径で
あるとともに筒状本体31の奥側に向かうにつれて次第
に縮径するテーパ面37とが形成されている。筒状本体
31の奥端には、シール材としてのOリング38が収容
されている。
【0009】40は押輪で、真鍮などの金属によって筒
状に形成されるとともに、その一端側に、筒状本体31
の内ねじ部35にねじ込み可能な外ねじ部41を有す
る。押輪40の他端側の外周には、ねじ込み操作のため
の六角柱状の工具掛かり部42が形成されている。外ね
じ部41よりも先端側における押輪40の外周には、環
状溝43が形成されている。
【0010】押輪40の先端には、リテーナ45が取り
付けられている。このリテーナ45は、押輪40の環状
溝43にはまり込む内周突部46と、コルゲイト管26
の谷部に係り合う内周突部47とを有する。そしてリテ
ーナ45は、内周突部47の部分では、周方向に沿った
複数の位置にスリットが形成されることで、弾性的に拡
径可能とされている。
【0011】このような構成の継手30にフレキシブル
チューブ25を接合する際には、まず、筒状本体31に
押輪40を仮にねじ込んだ状態としておく。この仮のね
じ込み状態においては、リテーナ45は、内周突部47
が形成されている部分が筒状本体31の内周面36に対
応して位置される。
【0012】このように押輪40が筒状本体31に仮に
ねじ込まれた状態の継手に対し、コルゲイト管26の先
端の数山に対応した範囲の被覆体27を取り除いた状態
のフレキシブルチューブ25を、押輪40の開口から継
手の内部に挿入する。すると、コルゲイト管26の先端
の山部が、内周面36に対応して位置することにより拡
径が阻害されない状態のリテーナ45の内周突部47に
当たり、この内周突部47の形成されたリテーナ45の
部分を弾性的に押し拡げながら、この内周突部47の部
分を通過する。コルゲイト管26の先端の山部が通過す
ると、リテーナ45は弾性的に縮径して元の状態に戻
り、内周突部47がコルゲイト管26の谷部にかかり合
う。
【0013】次に、筒状本体31の工具掛かり部33と
押輪40の工具掛かり部42とにスパナなどの工具を掛
かり合わせて、押輪40を筒状本体31の内部にねじ込
む。すると、リテーナ45は押輪40で押されることで
テーパ面37の内周側に入り込み、コルゲイト管26
は、リテーナ45の内周突部47で押されることで、そ
の先端の山部がリテーナ45の内周突部47と筒状本体
31の奥端48との間で圧し潰される。これによって、
図5に示される接合完了状態となる。このときコルゲイ
ト管26と筒状本体31とが金属シール状態で接合され
ることになり、したがって所要のシール性能を確保する
ことができる。
【0014】図5に示すフレキシブルチューブ25を図
4に示すガス栓に接合する際には、継手30をガス栓の
弁箱本体部1の内ねじ部12に接近させる。このとき、
継手30を回転させてねじ込みを行うと、フレキシブル
チューブ25すなわちコルゲイト管26が連れ回りを起
こして有害な捩れが発生するため、弁箱本体部1を継手
30の外ねじ部32に被せるようにしてガス栓を回転さ
せることで、その内ねじ部12を継手30の外ねじ部3
2にねじ合わせて固定する。図6は、その固定すなわち
ガス栓とフレキシブルチューブ25との接合作業が完了
した状態を示す。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このようなも
のでは、弁箱4に回転部14が接続されたガス栓にさら
に継手30が接続されるものであるため、その全長が長
くなってしまうという技術的課題がある。
【0016】そこで本発明は、このような課題を解決し
て、フレキシブルチューブを接続可能なガス栓などの弁
を短く構成できるようにすることを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明は、弁箱内に弁体が配置された弁において、弁箱
の一端部にフレキシブルチューブ用の継手部が設けら
れ、この継手部は、フレキシブルチューブがワンタッチ
接合可能であるとともに、接合されたフレキシブルチュ
ーブに対して相互に軸心まわりに回転自在とされている
ようにしたものである。
【0018】このような構成であると、弁箱における流
体通路の一端部にフレキシブルチューブ用の継手部が設
けられているため、すなわち弁箱自体がフレキシブルチ
ューブ用の継手部を構成しているため、独立した弁箱に
別部材からなるフレキシブルチューブ用の継手を接続す
るものに比べて、その全長が短くなる。のみならず、継
手部は接合されたフレキシブルチューブに対して相互に
軸心まわりに回転自在であるため、弁をガス器具等の他
部材に取り付けたり、老朽化した他部材を新品と交換し
たりするときに、この弁をフレキシブルチューブに対し
自由に回転させて、ねじ合わせ接合やねじ戻し解体を行
うことができる。あるいは、継手部はフレキシブルチュ
ーブをワンタッチ接合可能であるため、弁をあらかじめ
他部材にねじ合わせて固定したうえで、フレキシブルチ
ューブをこの弁に容易に接合することもできる。
【0019】本発明によると、継手部は、筒状本体と、
先端部が筒状本体の内部に挿入される止輪と、筒状本体
の内部における止輪の先端部の近傍に設けられたリテー
ナとを具備し、フレキシブルチューブはコルゲイト管に
て構成され、このコルゲイト管は、その先端部が、止輪
の端部から、この止輪とリテーナと筒状本体との内部に
向けて挿通されることで、リテーナにかかり合った状態
となるように、継手部にワンタッチ接合可能に構成さ
れ、接合完了状態において継手部とフレキシブルチュー
ブとの間に抜け出し力が作用した場合に、コルゲイト管
がかかり合ったリテーナが止輪にかかり合うことでその
抜け出しを阻止可能に構成され、フレキシブルチューブ
は、筒状本体と止輪とに対して回転自在であるように構
成されているようにすることができる。
【0020】このようなものによれば、フレキシブルチ
ューブと継手部とを相互に軸心まわりに回転自在とする
ことができる具体的構成が得られる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の弁
を、図1〜図3にもとづき、図4に示したものと同一の
部材には同一の参照番号を付して、詳細に説明する。
【0022】図1において、弁箱本体部1には、図4に
示した弁箱キャップ3に代えて、継手部50が接続され
ている。そして、この継手部50に、図5に示したもの
と同様のフレキシブルチューブ25が接合されている。
【0023】図2に詳細に示すように、フレキシブルチ
ューブ25は、図5に示したものと同様に、薄肉のステ
ンレス製のコルゲイト管26と、このコルゲイト管26
の外周を覆う樹脂製のチューブ状の被覆体27とによっ
て構成されている。コルゲイト管26において、28は
山部、29は谷部である。フレキシブルチューブ25
は、コルゲイト管26の先端の数山分につき被覆体27
が取り除かれた状態で継手部50に接合される。
【0024】継手部50において、51は筒状本体で、
真鍮などの金属によって形成され、その一端に外ねじ部
52が形成されている。53は六角柱状の工具掛かり部
で、外ねじ部52のねじ込み操作のために用いられる。
この外ねじ部52が、弁箱本体部1に形成された内ねじ
部24にねじ込まれることで、継手部50が弁箱本体1
に接続される。筒状本体51における外ねじ部52より
も内周側の部分には、弁体2をシール状態で保持する環
状のシート6を収容するための収容段部54が形成され
ている。
【0025】筒状本体51の他端側の内周には、その開
口側から順に、内ねじ部55と、内周面56と、環状の
シール材収容部57とが設けられている。シール材収容
部57には、環状のゴム製のシール材58が、ゆるい圧
入状態で収容されている。シール材58は、筒状本体5
1の奥側に位置する耐火部58Aと、この耐火部58A
よりも筒状本体51の開口側に位置する一般ゴム部58
Bとが軸心方向に一体化された構成となっている。耐火
部58Aは、たとえば熱膨張性黒鉛が混入されたニトリ
ルゴムなどの、耐火性を有する比較的硬質の材料にて形
成されている。一般ゴム部58Bは、ニトリルゴムなど
の、耐火性は有しないが軟質でシール性能にすぐれた材
料にて形成されている。シール材収容部57の内周側に
は、筒状本体51の奥側から開口側に向けて突出する環
状突部59が形成されている。この環状突部59の内周
部は、弁箱4の内部に形成された流体通路21の一部分
を構成している。
【0026】60は止輪で、真鍮などの金属によって筒
状に形成されるとともに、その一端側に、筒状本体51
の内ねじ部55にねじ込み可能な外ねじ部61を有す
る。止輪60の他端側の外周には、外ねじ部61よりも
大径の外周面62が形成されている。
【0027】止輪60には、フレキシブルチューブ25
を挿通させるための孔部63が貫通状態で形成されてい
る。この孔部63における止輪60の他端側の内周に
は、パッキン64が収容されている。孔部63における
止輪60の一端側の内周には、この止輪60の端部に向
かって拡径するテーパ面65が形成されている。
【0028】図示のように止輪60を筒状本体51にね
じ込んだ状態においては、この止輪60の内周のテーパ
面65と筒状本体51の内周面56とシール材58の端
面とで囲まれる空間66が形成される。この空間66に
は、環状のリテーナ67が配置されている。このリテー
ナ67は、真鍮などの金属材料により形成され、その一
端側すなわち筒状本体51の奥側には、径方向内向きの
突部68が形成されている。この突部68は、コルゲイ
ト管25の谷部29に係り合い可能とされている。リテ
ーナ67の外周には、止輪60の内周テーパ面65に接
触可能なテーパ面69が形成されている。
【0029】さらにリテーナ67は、突部68を有した
一端側から他端側に向かう軸心方向の切り込みが、周方
向の複数の位置に形成されることで、図示の状態から突
部68が拡径できるように構成されている。リテーナ6
7の一端側の外周には、横断面が矩形状の環状溝70が
形成され、この環状溝70にはリテーナ67の突部68
を図示の縮径状態に付勢するためのリングばね71がは
め込まれている。
【0030】このようなものにおいて、継手部50を構
成する場合には、まず筒状本体51の収容部57にシー
ル材58をはめこんでおく。そして、環状溝70にリン
グばね71をはめ込んだ状態のリテーナ67を止輪60
のテーパ面65の内周側に収容した状態で、この止輪6
0を筒状本体51にねじ込む。すると、図示のようにリ
テーナ67が空間66に収容された状態で、継手部50
が完成する。
【0031】そして、この状態の継手部50の筒状本体
51の外ねじ部52を弁箱本体部1の内ねじ部24にね
じ込むことにより、この継手部50が弁箱本体部1に固
定されて、ガス栓としての弁が組み立てられる。
【0032】このような構成の弁の継手部50へのフレ
キシブルチューブ25の接合は、以下のようにワンタッ
チで行うことができる。すなわち、継手部50におい
て、図2に示すようにコルゲイト管25の谷部29で切
管されかつコルゲイト管26の先端の数山分につき被覆
体27が取り除かれた状態のフレキシブルチューブ25
を、止輪60の端部から孔部63の中に挿入する。する
と、コルゲイト管25の先端の山部28がリテーナ67
の突部68を押し広げてこの突部68の位置を通過し、
シール材58の内周に圧入されることで、接合作業が完
了する。
【0033】図2はこの接合完了状態を示し、このと
き、リテーナ67の突部68はばね71により縮径され
てコルゲイト管25の外周の谷部29にかかり合う。ま
た、この接合完了状態においては、環状突部59がコル
ゲイト管25の内部に大きな隙間なく挿入される。パッ
キン64は、被覆体27の外周をシールする。
【0034】この接合完了状態において、フレキシブル
チューブ25に継手部50からの抜け出し力が作用した
場合には、コルゲイト管26の一つの谷部29に突部6
8がかかり合っているリテーナ67の外周テーパ面69
が止輪60のテーパ面65に当たり、リテーナ67は止
輪60から径方向内向きの反力を受ける。すると、リテ
ーナ67の突部68が全周にわたってコルゲイト管26
の一つの谷部29の外周を押さえ付けることになって、
これらリテーナ67とコルゲイト管25とのかかり合い
が確実なものになり、これによって継手部50からのフ
レキシブルチューブ25の抜け出しが防止されることに
なる。
【0035】また、接合完了状態において、止輪60の
内部では、パッキン64が被覆体27の外周に圧接して
いるだけであり、コルゲイト管26にかかり合っている
リテーナ67は空間66に位置して筒状本体51や止輪
60には固定されていない。また、コルゲイト管27
は、その先端部が上述のように環状突部59に被さった
状態でシール材58の内部に圧入されているだけであ
る。すなわち、フレキシブルチューブ25は、継手部5
0におけるどの部材にも固定されておらず、この継手部
50に対して軸心まわりに相対回転自在である。
【0036】このような構成の弁をガス器具などの他部
材72に接続する際には、まず、図3に示すように弁の
継手部50にフレキシブルチューブ25をワンタッチで
接合し、このようにフレキシブルチューブ25が接続さ
れた弁を回転して、その弁箱本体部1を他部材にねじ合
わせればよい。このとき、弁の継手部50とフレキシブ
ルチューブ25とが互いに軸心まわりに回転自在である
ため、弁を回転させてもフレキシブルチューブ25が連
れまわりすることを防止でき、したがってフレキシブル
チューブ25に有害なねじれが発生することを防止でき
る。
【0037】なお、順序を変えて、弁の弁箱本体部1を
他部材72にねじ合わせた後に、この弁の継手部50に
フレキシブルチューブ25をワンタッチ接合することも
できる。
【0038】ガス器具などの他部材72が老朽化して交
換が必要になった場合には、この他部材72と弁箱本体
部1とのねじ合わせが解除される方向に弁を回転させれ
ばよい。この場合も、同様に弁の継手部50とフレキシ
ブルチューブ25とが互いに軸心まわりに回転自在であ
るため、フレキシブルチューブ25が連れまわりするこ
とを確実に防止できる利点がある。
【0039】
【発明の効果】以上のように本発明によると、弁箱内に
弁体が配置された弁において、弁箱の一端部にフレキシ
ブルチューブ用の継手部が設けられ、この継手部は、フ
レキシブルチューブがワンタッチ接合可能であるととも
に、接合されたフレキシブルチューブに対して相互に軸
心まわりに回転自在とされているようにしたため、すな
わち弁箱自体がフレキシブルチューブ用の継手部を構成
しているため、独立した弁箱に別部材からなるフレキシ
ブルチューブ用の継手を接続するものに比べて、その全
長を短くすることができる。のみならず、継手部は接合
されたフレキシブルチューブに対して相互に軸心まわり
に回転自在であるため、弁をガス器具等の他部材に取り
付けたり、老朽化した他部材を新品と交換したりすると
きに、この弁をフレキシブルチューブに対し自由に回転
させて、ねじ合わせ接合やねじ戻し解体を行うことがで
きる。あるいは、継手部はフレキシブルチューブをワン
タッチ接合可能であるため、弁をあらかじめ他部材にね
じ合わせて固定したうえで、フレキシブルチューブをこ
の弁に容易に接合することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の弁の一部切欠正面図であ
る。
【図2】図1における継手部を拡大して示す図である。
【図3】図1の弁の使用状態を示す正面図である。
【図4】従来の弁の断面図である。
【図5】図4の弁にフレキシブルチューブを接続するた
めの継手の拡大図である。
【図6】図4の弁にフレキシブルチューブが接続された
状態を示す図である。
【符号の説明】
1 弁箱本体部 2 弁体 25 フレキシブルチューブ 26 コルゲイト管 50 継手部 51 筒状本体 60 止輪 67 リテーナ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大西 久男 大阪府大阪市中央区平野町四丁目1番2号 大阪瓦斯株式会社内 (72)発明者 小村 篤則 大阪府大阪市中央区平野町四丁目1番2号 大阪瓦斯株式会社内 (72)発明者 柴渕 利夫 大阪府大阪市住之江区南加賀屋2丁目10番 16号 新和産業株式会社内 (72)発明者 中岡 幹夫 大阪府大阪市住之江区南加賀屋2丁目10番 16号 新和産業株式会社内 (72)発明者 雁木 和良 大阪府大阪市住之江区南加賀屋2丁目10番 16号 新和産業株式会社内 Fターム(参考) 3H017 CA11 3H054 AA03 BB30 CC03 CE01 EE04 GG01

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁箱内に弁体が配置された弁であって、
    弁箱の一端部にフレキシブルチューブ用の継手部が設け
    られ、この継手部は、フレキシブルチューブがワンタッ
    チ接合可能であるとともに、接合されたフレキシブルチ
    ューブに対して相互に軸心まわりに回転自在とされてい
    ることを特徴とする弁。
  2. 【請求項2】 継手部は、筒状本体と、先端部が筒状本
    体の内部に挿入される止輪と、筒状本体の内部における
    止輪の先端部の近傍に設けられたリテーナとを具備し、 フレキシブルチューブはコルゲイト管にて構成され、こ
    のコルゲイト管は、その先端部が、止輪の端部から、こ
    の止輪とリテーナと筒状本体との内部に向けて挿通され
    ることで、リテーナにかかり合った状態となるように、
    継手部にワンタッチ接合可能に構成され、 接合完了状態において継手部とフレキシブルチューブと
    の間に抜け出し力が作用した場合に、コルゲイト管がか
    かり合ったリテーナが止輪にかかり合うことでその抜け
    出しを阻止可能に構成され、 フレキシブルチューブは、筒状本体と止輪とに対して回
    転自在であるように構成されていることを特徴とする請
    求項1記載の弁。
JP2000383004A 2000-12-18 2000-12-18 Pending JP2002181207A (ja)

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