JP2004169829A - 配管継手構造 - Google Patents

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Makoto Yoshino
誠 吉野
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Abstract

【課題】ワンタッチで接続できるとともに、シール性を向上して外部からの水分や異物の浸入を防止できる配管継手構造を提供すること。
【解決手段】膨出部3を有する雄側配管1の挿入部2を雌側継手5の挿入口6に挿入する際、雄側配管1に装着した係止部材10で固定する。係止部材10は、リング状に形成して膨出部3の第2係合面3bに係合可能な支持本体部11と、支持本体部11に4箇所で支持するアーム部16を備える弾性係止部13と、支持本体部11と弾性係止部13とを離隔する方向に付勢するコイルばね16とからなる。各アーム部16は、先端に係止爪部17を有して、挿入口6の係止溝62に係止可能に形成する。コイルばね18は、係止爪部17を係止溝62の係止面65に係止すると同時に雄側配管1の膨出部3と雌側継手5の先端当接面63とを圧接させてシール性を高める。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は流体用配管部材、例えば、冷凍サイクルの冷媒用配管部材を連結するのに好適な配管継手構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、冷凍サイクルの冷媒用配管部材を連結する配管継手構造においては、雄側継手としての第1の配管部材と雌側継手としての第2の配管部材を連結する際、コストアップにならないように構成することや、配管継手部より水分や異物が浸入しないようにシール性を向上して構成することが課題として挙げられていた。例えば、従来の配管継手構造においては、図12に示すような配管継手構造(特許文献1)や、図13に示すような配管継手構造(特許文献2)が知られている。
【0003】
前者の特許文献1に示されている配管継手構造では、配管外周面より膨拡状の鍔部101を有する第1の配管部材100とテーパ外面106を有する第2の配管部材105とを接続した後で、両配管部材100・105を固定する第1の固定部材110と第2の固定部材115とが、それぞれ第1の配管部材100と第2の配管部材105を覆うように構成されている。第1の固定部材110は、筒状に形成されるとともに内部に螺旋状の突起部111を備え、第2の固定部材115は、筒状に形成されるとともに突起部111に係合可能な爪部116を備えている。そして第1の配管部材100が第2の配管部材105に挿入された後、第2の固定部材115を第1の固定部材110に対して回転させることによって、爪部116が突起部111に係合されて第1の固定部材110と第2の固定部材115がロックされ、それに伴って、第1の固定部材110の筒部の先端に形成される鍔部係合部112が、第1の配管部材100の鍔部101を押圧し、第2の固定部材115のテーパ内面117が第2の配管部材105のテーパ外面106を押圧することによって、第1の配管部材100と第2の配管部材105とが連結可能に構成される。
【0004】
また後者の特許文献2に示されている配管継手構造では、雄側配管120を雌側配管125に接続する際、雄側配管120の挿入部121には、継手部材130を外嵌させるとともに、挿入部121内に筒状圧入部材122を嵌入することによって挿入部121を拡径させて継手部材130を挿入部121に固着させている。継手部材130は、雄側配管120の挿入部121に外嵌する筒状基部131と、筒状基部131の外周縁部の任意の箇所から雌側配管125側に向かって突出するとともに先端側に係止爪部133を有する複数のアーム部132とを備えている。
【0005】
一方、雌側配管125は、雄側配管120の挿入部121の外周面と複数のアーム部との間を挿入するように形成されるとともに、外周面には前述のアーム部133に係止可能な爪部126を備えている。
【0006】
そして、継手部材130を装着した雄側配管120を雌側配管125に挿入することによって、継手部材130のアーム部132の係止爪部133と雌側配管125の爪部126とが係止することによって、雄側配管120と雌側配管125とは、軸方向に脱着されずに接続することができる。
【0007】
【特許文献1】
特開平7−332563号公報(4〜5頁、図1)
【特許文献2】
特開平11−344183号公報(4−8頁、図1)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の特許文献に示されている配管継手構造のうち、前者の場合、第1の固定部材110と第2の固定部材115とを第1の配管部材100と第2の配管部材105と別に製作してそれぞれ突起部111あるいは爪部116を備えてそれぞれ係合するように構成していることから、両固定部材110・115の成形費と組付作業費がコストアップとなるとともに、コイルばねの作用により第1の配管部材100と第2の配管部材105との端部が互いに離れる方向に付勢されていることから、がたつきを生じて外部からの水分や異物の浸入の虞れが発生していた。
【0009】
また、後者の場合では、継手部材130に形成されているアーム部132は、筒状基部131の外周面から複数突出して形成されるとともに、係止爪部133と爪部126との係止状態が相互に圧接する方向に力が付加されていないことから、雄側配管120と雌側配管125とは密閉するようには構成されていない。従って、前述と同様、外部からの水分や異物の浸入の虞れが生じていた。
【0010】
外部から水分や異物が浸入して冷媒とともに流れることによって、冷媒の流れを悪くしたり熱交換器の作動を低下させたりする要因となっていた。
【0011】
従って、本発明は、上述の課題を解決するものであり、コスト低減は勿論のこと、外部からの水分や異物の浸入を防止できるように構成した配管継手構造を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る配管継手構造は、上記の課題を解決するために、請求項1記載の発明では、雄側配管を雌側継手部に接続する際に、雄側配管を雌側継手部に固定する係止部材が、雄側配管を覆う支持部と、支持部に支持される係止部と、支持部と係止部とを相互に離隔する方向に付勢するばね手段とを備えている。
【0013】
つまり、係止部材の支持部を雄側配管の膨出部端面に当接させた状態で、係止部材を雄側配管に装着させて、雌側継手部の挿入口に挿入すると、係止部材の係止部が雌側継手部の挿入口に案内されて拡径するとともに、拡径された係止部は雄側配管の進入につれて案内部を越えることによって、弾性力により復帰され、縮径して係止爪部を雌側継手部の係止溝に係止することとなる。
【0014】
この際、ばね手段が係止部材の支持部と係止部とを離隔する方向に付勢力を有していることから、つまり係止部の係止爪部を雌側継手部の係合溝と係合する方向に付勢し、同時に支持部で雄側配管の膨出部を雌側継手部側に向かって押圧することにより、膨出部が雌側継手部の挿入口端面と圧接することとなって、雄側配管と雌側継手部とを密着状態に形成することができる。
【0015】
従って、雄側配管と雌側継手部との当接部位においてがたつきを発生することなく外部からの水分や異物の浸入を防止することができてシール性を向上することができる。しかも、雄側配管を雌側継手部に挿入することによって、雄側配管に装着された係止部材で両配管部材をロックできることから、ワンタッチで雄側配管を雌側継手部に接続して固定することができ、コストを低減して配管作業を容易に行うことができる。
【0016】
また、請求項2記載の発明では、前記挿入部より膨出した膨出部を有する雄側配管を、係合溝を有して突出形成された挿入口を備えた雌側継手部に接続する際に、雄側配管を雌側継手部に固定する配管継手であって、
雄側配管を雌側継手部に接続する際に、雄側配管の膨出部端面にリング状に形成された支持部の支持部端面を係止させた後、雄側配管の挿入部を雌側継手部の挿入口に挿入すると、配管継手の支持部に支持された係止部が雌側継手部の案内部によって拡径する方向に撓むように作用される。係止部の先端に形成された係止爪部は案内部で拡径された後、案内部を越えることによって、弾性力で復帰されて雌側継手部の係止溝に係止される。同時に、配管継手の支持部と係止部間を相互に離隔するように配置されたばね手段によって、係止爪部を係止溝端面に押圧する方向に付勢するとともに、雄側配管の膨出部を支持部端面で押圧することとなって、雄側配管と雌側継手部とを圧接する方向に付勢力を作用させる。
【0017】
これによって、雄側配管の膨出部と雌側継手部の挿入口端面との接触面を強固に係合させることからシール性を向上することができ、外部からの水分や異物の浸入を防止することができる。
【0018】
しかも配管継手は、雄側配管をワンタッチで雌側継手部に接続して固定することができ、コストアップとならずに組付作業を行うことができる。
【0019】
請求項3記載の発明では、請求項2記載の発明による係止部が、先端部に係止爪部を備えた少なくとも2以上のアーム部と、各アーム部を連接する底板部とを一体的に形成するとともに、アーム部を支持部の円周上に支持して底板部でばね手段の一端を支持するように形成することから、複数のアームを一体化した係止部を支持部に短時間で装着でき、また、係止部材を装着した雄側配管を雌側継手部に挿入する際には、係止部材を構成する各部材が脱落することなくワンタッチでバランスよく係止部材が雌側継手部に係止することができることから、組付作業を容易にして組付コストの低減を図ることができる。
【0020】
請求項4記載の発明では、請求項2記載の発明におけるばね手段が、支持部側あるいは係止部の底板部のいずれかに固着されていれば、係止部を支持部に装着する際に、コイルばねを脱落させないで容易に装着することができる。
【0021】
請求項5記載の発明では、請求項1記載の発明による係止爪部を雌側継手部の係合溝からリリースする際、係止部材を回転させて、係止爪部を雌側継手部の挿入口の円周上に形成された切り欠き溝の位置に合わせれば、係止爪部が雌側継手部の環状溝への係止を解除することができて、雄側配管を雌側継手部から容易に脱着することができる。
【0022】
請求項6記載の発明では、請求項1記載の発明における雄側配管の膨出部と雌側継手部の挿入口端面との接触面がそれぞれテーパ面どうしで当接されていれば、接触面積を大きくしてシール性を向上することができ、外部からの水分や異物の浸入をさらに防止することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
【0024】
実施形態の配管継手構造は、図1に示すように、先端の挿入部2に挿入部2の外周面より膨出した円環状の膨出部3を有する雄側配管1を、突出形成した挿入口6を有する雌側継手5に挿入して接続し、雄側配管1に装着された係止部材10で雄側配管1を雌側継手5に固定するように構成されている。
【0025】
雄側配管1の挿入部2は、雄側配管1の一般部外径より大径に形成され、膨出部3の前方(雌側継手5側)にシール溝4が形成されてシール溝4にOリング8が装着されている。膨出部3の先端面側は、雌側継手部5の挿入口端面と係合する第1係合面3aとして形成され、膨出部3の後端面側は、係止部材10の支持本体部11の側面と係合可能な第2係合面3bとして形成されている。
【0026】
雌側継手5には、挿入口6の内周面に形成される雄側配管1の挿入孔61と、挿入口6の外周面に形成される係止溝62と、挿入口6の入口端面に形成される当接面63と、当接面63の外周面側に形成される案内テーパ面64を有し、図1中、係合溝62の左端面は、係止部材10の係合爪部17が係止する係止面65として形成される。
【0027】
一方、係止部材10は、図1〜3に示すように、樹脂製の材料で形成されたリング状の支持本体部11と、支持本体部11に複数のアーム部16を支持する弾性係止部13と、支持本体部11と弾性係止部13との間に配置されるコイルばね18(図1参照)とを備えて構成されている。
【0028】
支持本体部11は、樹脂製の材料で形成され、図4に示すように、中央部に雄側配管1を挿通する挿通孔11aを有してリング状に形成され、外周面の複数箇所(図例では4箇所)に円周方向に等間隔で軸方向に沿って形成する切り欠き溝11bを設けている。この切り欠き溝11bには弾性係止部13のアーム部16が挿入される。また、支持本体部11の一方の側面(挿入側)は雄側配管1の膨出部3の端面に係合する係合面I2aとして形成され、反対側の側面はコイルばね18が係止する係止面12bとして形成される。
【0029】
弾性係止部13は、図例においては、中央部に雄側配管1を挿通する挿通孔14を形成した円板状の底板部15と、底板部15の外周縁部から等間隔で4箇所に突出するように配置されたアーム部16とを備えて一体的に形成され、それぞれのアーム部16の先端には、アーム部16から下方内側に突出する下方突起状で略三角状の係止爪部17を備えている。
【0030】
底板部15から突出する4本のアーム部16の内径は、自然状態で、本体支持部11の対向する切り欠き部13間の内径より小径に形成され、弾性係止部13を支持本体部11に装着する際、各アーム部16が支持本体部11の切り欠き溝13の底面に当接して拡径され、拡径されることによって支持本体部11側に付勢力を作用させ、これによって弾性係止部13は支持本体部11に一体的に固定される。
【0031】
なお、支持本体部11の側面と弾性係止部13の底板部15との間に配置されるコイルばね18は雄側配管1を外嵌するために、内径部は雄側配管1より大径に形成されるとともに、支持本体部11の側面あるいは底板部15のいずれかに固着されていれば、弾性係止部13を支持本体部11に装着する際に、コイルばね18を脱落させることなく容易に装着作業を行なうことができる。勿論、コイルばね18を、いずれか一方に固着することなく、弾性係止部13を装着した支持本体部11を雄側配管1に装着する際に、コイルばね18を同時に挿入して組みつけてもよい。
【0032】
次に、雄側配管1を雌側継手5に挿入する作用について図5〜6に基づいて説明する。
【0033】
図5に示すように、雄側配管1には、係止部材10が装着されている状態で雌側継手5に対向する位置に配置されている。詳細に説明すれば、係止部材10の支持本体部11は挿通孔11aに雄側配管1の外周面が挿通され、本体支持部11の側面に形成される係合面12aを雄側配管の膨出部3における第2係合面3bに当接させている。
【0034】
支持本体部11に支持された弾性係止部13のアーム部16は、自然状態に対して僅かに拡径されているものの、雌側継手5の挿入口6の外周面より縮径状態にある。さらに、係止部材10における支持本体部11と弾性係止部13の底板部15との間には、雄側配管1に外嵌するコイルばね18が配置されて弾性係止部13を雄側配管1の後方に向かって付勢している。
【0035】
この状態で、雄側配管1の挿入部2を挿入口6の挿入孔61に挿入すると、図6に示すように、アーム部16の先端部に配置される係止爪部17が、雌側継手5の挿入口6に当接して、係止爪部17を挿入口6の外周面に形成された案内テーパ面64に沿って拡径方向に開くことになる。雄側配管1の挿入部2をさらに挿入口6の挿入孔61に沿って進入させると、図1に示すように、係止爪部17は案内テーパ面64を乗り越えて弾性復帰力によって縮径して係止溝62に突入する。
【0036】
同時に、弾性係止部13がコイルばね18の付勢力の作用で後方に向かって付勢されていることから、係止溝62に突入した係止爪部17は係止溝62の一方の側面、つまり係止面65に係止することになり、係止面65を雄側配管1の膨出部3側に押圧することとなる。
【0037】
一方、コイルばね18の付勢力は、支持本体部11の係合面12aを雌側継手5側に押圧するように付勢するから、支持本体部11の係合面12aに当接されている雄側配管1の膨出部3の第1係合面3aが雌側継手3の挿入口6の先端面に形成された当接面63と圧接状態で係合されることとなる。
【0038】
従って、上記のように、実施形態の配管継手構造では、雄側配管1を雌側継手5に挿入する際に、雄側配管1に装着された係止部材10によりワンタッチで雌側継手5に接続して固定できることから、極めて短時間の作業で組付けることができ、コストアップを防止できる。しかも、係止部材10の係止爪部17が係止溝62に突入すると同時に、コイルばね18の作用で係止面65に係止し、雄側配管1の膨出部3と雌側継手5の挿入口6が圧接状態で接触することから、雄側配管1と雌側継手5とはきつく接続されて高いシール性を形成することができる。従って、外部からの水分や異物の浸入を防止することができる。
【0039】
なお、本発明の配管継手構造は、上記の形態に限定するものではなく、例えば、アーム部16の先端部に配置された係合爪部17の形状を変化させてもよい。例えば、図7に示すように、アーム部16の先端部を下方内側に向けて屈曲させるように形成した係止爪部17Aであってもよく、また、図8に示すように、アーム部16の先端部を下方に向けて屈曲させた後、さらに前方上方に向けて屈曲させるように形成した係止爪部17Bであってもよい。
【0040】
いずれにしても、係止爪部17(又は17A・17B)は、アーム部16の拡径によって拡径された後、雌側継手5の係止溝62に突入できて係止面65に係止できるように形成されていればよい。
【0041】
また、図9〜10に示すように、雌側継手5の挿入口6の先端部外周面に複数の切り欠き溝66を形成するようにしてもよい。この切り欠き溝66は、軸方向に沿って係止溝62の底面と連接するように形成する。さらに切り欠き溝66は、係止部材10の係止爪部17と対向できるように、図例では等間隔に4箇所設けるようにする。
【0042】
これによって、係止溝62に係止部材10の係止爪部17が係止されている状態で、雄側配管1を取り外す場合、係止部材10を軸心に対して所定角度回転させ、4箇所の係止爪部17が、挿入口6の切り欠き溝66に対向する位置に移動されることによって、その位置で雄側配管1を雌側継手5から引き抜けば、係止部材10の係止爪部17は、切り欠き溝66を挿通することから、何の障害もなく雄側配管1を雌側継手5から極めて容易に取り外すことができる。
【0043】
さらに、図11に示すように、雄側配管1と雌側継手5との接触面をそれぞれテーパ面どうしで接触させることもできる。つまり、雄側配管1の膨出部3Aの前端面に形成された第1係合面3cをテーパ面に形成し、雌側継手5における挿入口6Aの当接面63aを膨出部3Aの第1係合面3cに合わせたテーパ面とする。
【0044】
これによって、雄側配管1が雌側継手5に挿入する際、係止部材10の係止爪部17が挿入口6Aの係止溝62内に突入して係止面65に係止すると、コイルばね18によって作用される付勢力が、膨出部3Aの第1係合面3cと挿入口6Aの当接面63aとが圧接されてきつく接触することとなるが、お互いのテーパ面どうしで接触することになるから、接触面積を広くすることができる。従って、外部からの水分や異物の浸入をさらに確実に防止することができる。
【0045】
なお、本発明の配管継手構造あるいは配管継手(係止部材)は、特許請求の範囲を逸脱しない範囲において上記以外の形態においても使用することができる。例えば、係止部材10のアーム部16は、4箇所に形成するのではなく、等間隔の位置において2箇所以上に配置されていればよく、また、コイルばね18の代わりに板ばね状のものでもよく、あるいはゴム製で形成された弾性部材を介在させるようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の形態による配管継手構造を示す一部断面図である。
【図2】図1における配管継手構造の係止部材を示す断面図である。
【図3】同側面図である。
【図4】図2における支持本体部を示す側面図である。
【図5】雄側配管を雌側継手部に挿入する作用を示す一部断面図である。
【図6】雄側配管を雌側継手部に挿入する作用を示す一部断面図である。
【図7】図2の係止部材における係止爪部の別の形態を示す一部断面図である。
【図8】図2の係止部材における係止爪部のさらに別の形態を示す一部断面図である。
【図9】雌側継手の挿入口の別の形態を示す一部断面図である。
【図10】図9におけるA矢視図である。
【図11】配管継手構造の別の形態を示す一部断面図である。
【図12】従来の配管継手構造を示す一部断面図である。
【図13】従来の別の配管継手構造を示す一部断面図である。
【符号の説明】
1 雄側配管
2 挿入部
3 膨出部
3a 第1係合面
3b 第2係合面
5 雌側継手
6 挿入口
62 係止溝
63 当接面
64 案内テーパ面
65 係止面
10 係止部材(配管継手)
11 支持本体部(支持部)
12a 係合面
12b 係止面
13 弾性係止部(係止部)
15 底板部
16 アーム部
17 係止爪部
18 コイルばね(ばね手段)

Claims (6)

  1. 挿入部に前記挿入部より膨出した膨出部を有する雄側配管を、係止部材で固定して雌側継手部に接続する配管継手構造であって、
    前記係止部材が、前記配管部材を覆うリング状に形成されるとともに前記膨出部に係合可能な係止面を有する支持部と、前記支持部に支持されて係止爪部を有して弾性変形可能な係止部と、前記支持部と前記係止部とを相互に離隔する方向に付勢するばね手段と、を備えて構成され、
    前記雌側継手部は、前記雄側配管を挿入する挿入口を突出形成するとともに、前記挿入口には、前記係止部材の係止部を弾性変形させる案内部と、前記係止爪部を係止する係止溝が形成され、
    前記雄側配管の膨出部と前記雌側継手部の挿入口端面とが当接する際、前記係止部材の係止部が前記雌側継手部の案内部で拡径された後、前記係止爪部が前記雌側継手部の係止溝に係止されるとともに、前記ばね手段の付勢力が、前記雄側配管の膨出部と前記雌側継手部の挿入口とを圧接する方向に作用することを特徴とする配管継手構造。
  2. 挿入部に前記挿入部より膨出した膨出部を有する雄側配管を、係合溝を有して突出形成された挿入口を備えた雌側継手部に接続する際に、前記雄側配管を雌側継手部に固定する配管継手であって、
    前記雄側配管を覆ってリング状に形成されるとともに前記膨出部に係合可能な係止面を有する支持部と、前記支持部に支持されるとともに係止爪部を有して弾性変形可能な係止部と、前記支持部と前記係止部とを相互に離隔する方向に付勢するばね手段と、を備えて構成されることを特徴とする配管継手。
  3. 前記係止部が、前記支持部の円周上に少なくとも2以上に配置されるとともに前記係止爪部を有するアーム部と、各アーム部を連接して前記ばね手段に係止可能な底板部とを有して一体的に形成されることを特徴とする請求項2記載の配管継手。
  4. 前記ばね手段が、前記支持部あるいは前記係止部のいずれかに固着されていることを特徴とする請求項2又は3記載の配管継手。
  5. 前記雌側継手部における挿入口の外周面には、前記環状溝に連通する切り欠き溝が、円周方向に沿って所定間隔で形成されていることを特徴とする請求項1記載の配管継手構造。
  6. 前記雄側配管の膨出部と前記雌側継手部の挿入口端面とはそれぞれテーパ面どうしで面接触して構成されることを特徴とする請求項1記載の配管継手構造。
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