図1は、本開示の実施形態による、流体コネクタアセンブリ1の等角図を提供する。図1に示されるように、流体コネクタ1およびその構成要素が組み立てられる。図1に示されるように、組み立てられた流体コネクタアセンブリ1は、管類5と、上延在部10と、本体15と、ばね20と、底部フランジ25とを含む。本特定の実施形態では、管類5は、延在部10および本体15のそれぞれの中で管類5を受容するように適合される、通路を通して延在し、管類5は、本特定の実施形態では、コイルばねである、ばね20の中心開放面積を通して延在する。本特定の実施形態では、流体コネクタアセンブリ1の底部フランジ25は、管類5の一方の端部によって提供される。流体コネクタ1のこれらの主要構成要素のそれぞれ、およびそれらの使用ならびに動作は、以下でさらに詳細に説明される。
依然として図1を参照すると、延在部分10は、上端から基礎部材36まで延在部10の1つの側面上で長手方向に延在する、部材30を含む。延在部材10はまた、一連の環状形またはリング様部材32も含む。図1に示されるように、環状形部材32は、概して、周囲にリングを形成し、概して、延在部10の長手軸と垂直に配置される。延在部材10の上端には、延在部10の他の環状形部材32よりもサイズが大きい、上環状形部材34がある。当業者は、環状形部材32が、所望され得るように、サイズ、形状、および数を変動させ得ることを認識し得る。加えて、環状形部材32は、所望される場合、固体カラム(図示せず)によって、または所望され得るように、その中にスロット、溝、孔、もしくは同等物を伴うカラムによって、置換され得る。延在部材10は、緩衝を管類5に提供し、オペレータによって捻転、把持、または別様に操作された場合に管類5に課される不必要なひずみもしくは応力を回避するため、利点を提供する。上延在部10は、したがって、管類5を保護し、摩耗および引裂を回避する。比較的規模は小さいが、オペレータは、延在部10を握持および操作してもよい。当業者は、延在部10が、管類5のための緩衝を提供するように、所望され得るような他の形態で提供され得ることを理解し、また、本明細書に示され、開示される具体的実施形態であるか、または別の形態もしくは形状であるかどうかにかかわらず、アセンブリ1が、延在部10の有無のいずれかで提供され得ることも理解し得る。また、図1に示されるように、延在部10の基部36は、本体15の上に位置する。本体15は、上部分44、面41、ヒンジ33、面41上のくぼみ40、ならびに底部材42を含む。本体15およびその特徴ならびに動作に関する詳細が、以下に提供される。
図1に示されるように、本体15の底部材42の下方には、本体15のリング部材46が位置し、リング部材46の下方には、ばね部材20が位置する。ばね部材20は、本特定の実施形態では、所望の材料、長さ、および強度のコイルばねであることができる。当業者は、ばね部材20が、所望の用途において流体接続で(以下でさらに詳細に説明されるように)係合されたときに、所望の量の力または付勢を提供するように、ばね部材20の材料およびサイズが選択され得ることを理解し得る。例えば、当業者は、流体コネクタ1が、流体コネクタ1が比較的小さい流体圧力を伴う用途で使用される場合よりも大きい流体圧力を伴う用途で使用されるであろうときに、ばね部材20により大きい付勢力を提供させることが有利であろうことを理解し得る。例えば、所与の用途に使用される所与のAIシステムの中の全ての流体接続が、同一の流体圧力下で動作する必要があるわけではない。流体圧力は、AIシステムの中の異なる接続に関して、そのような状況でさえも変化し得る。また、所与のAIシステムは、異なる用途に使用されるときに同一のAIシステムで遭遇され得るよりも低い流体圧力が使用される、用途で使用されてもよい。例えば、LCシステムは、200psiまたはそれ未満における流体圧力を伴う生体外用途に使用されてもよく、その上、本同一システムはまた、より高い圧力を伴う他の用途で使用されてもよい。
また、図1には、管類5のフランジ25も示されている。分かり得るように、フランジ25は、流体コネクタ1の底部において、かつばね20の底端の下方に位置する。図1に示される特定の実施形態では、フランジ25は、管類5の一方の端部であり、管類5は、フランジ25から、ばね20、本体15、および延在部10を通して延在する。フランジ25は、流体コネクタ1がポートまたは他のコネクタおよびばね20に接続されるときに、ポートまたはコネクタ(図1に示されていない)の間に位置するため、利点を提供する。これは、フランジ25および管類5が生体適合性材料から作製されることができ、ばね20は、ばね20が流路の中に位置しない際に、所望される場合、金属から作製されることができ、したがって、流体コネクタ1が使用されるシステムを通過する流体を汚染する、または別様に影響を及ぼすことができないため、例えば、生物学的サンプルを伴うシステムにおいて有用である。
ここで図2および3を参照すると、流体コネクタ1およびその構成要素ならびに特徴に関する付加的詳細が示されている。参照を容易にするために、同一の番号が、種々の図で同一の項目に使用される。図2が、流体コネクタ1の「正面」図である一方で、図3は、図2の線C−Cに沿って得られた流体コネクタ1の断面図である。当業者は、本明細書で使用されるような「上」、「底」、「前」、「後」、および同等物等の用語が、図面を参照する便宜のためであるが、実際には、流体コネクタ1が任意の配向で使用され得るため、そのような用語は、いかなる様式でも限定的と見なされるべきではなく、代わりに、読者の便宜のためにすぎないことを理解し得る。
図2および3に示されるように、管類5は、組み立てられると流体コネクタ1の長手軸に沿って延在する。延在部10、本体15、およびばね20はそれぞれ、それぞれがそれを通して管類5が延在し得る通路を有するように構成される。図3に示されるように、本体15は、第1の側面41と、第2の側面43とを有し、本特定の実施形態では、それぞれは、くぼみ40を有する。当業者は、本体15の両方の側面41および43が、相互と実質的に同一であるが、流体コネクタ1が使用される特定の用途が、本体15の異なる形状またはサイズがより適切であるような構成を提示する場合等に、これは必ずしも当てはまる必要はないことを理解し得る。図3にも示されるように、延在部10の基部36の一部は、本体15の上端において本体15の内部の中へ延在する。当業者は、延在基部36および本体15が、延在基部36が本体15の上端の中でしっかりと、および/または解放可能に嵌合することを可能にするように、適合され得ることを理解し得る。代替として、延在基部36の一部は、糊もしくは接着剤を使用することによって等、本体15の内部に固着されることができる、または本体15の内部の内側に嵌合する基部36の一部の外径は、延在基部36の材料が、延在基部36のその部分をしっかりと受容するように適合される面積内の本体15の内径として変形され得る場合に、実質的に同一のサイズである、もしくはわずかにより大きくあり得る。当業者は、そのように所望される場合、延在部10が使用される必要がないため、基部36は、延在部10の一部を形成する必要がなく、実際に、接続アセンブリ1および本体15が、基部36の使用を要求しないことを理解し得る。例えば、基部36の代わりの本体15の最上部が、代わりに、本体15の他の部分と同一の材料で形成され得る、または所望される場合、開放して残され得る。当業者はまた、基部36および延在部10が、所望され得るように、オペレータによって本体15に除去可能に取り付けられる、またはそこから取り外されることができるように、本体15および基部36が、スナップ嵌合接続を可能にするように形成され得ることも理解し得る。
ヒンジ33は、面41の最上部またはその近傍に、かつ面43の最上部またはその近傍に位置する。ヒンジ33は、面41および43の少なくとも一部が流体コネクタ1の長手軸に対して内向きならびに外向きに移動することを可能にする。図2を参照すると、本体15の最上部またはその近傍にあるヒンジ33が、見られることができる。本特定の実施形態では、ヒンジ33は、面41の最上部を画定する。加えて、面41の各側面上のスロット23は、ヒンジ33の各側面から下向きに延在し、面41を画定する。図2に示されるように、スロット23はさらに、本体15の底部材42の前面の両側で面41から下向きに延在する。図2および3から分かり得るように、面41がアセンブリ1の長手軸に向かってオペレータによって内向きに押動されるときに、ヒンジ33の下方の面41の一部は、本体15の他の部分に対して固定されていないため内向きに移動することができる。加えて、2つのスロット23が本体15の底部材42の底部の近傍でともに継合することが分かり得る。スロット23が位置し、突起またはラッチ37もまた、面41とともに内向きに移動するように、押圧されたときに移動することができる、面41の面積を画定する。図3から等、例えば、ラッチ37が両方とも内向きに移動するときに、それらの外縁の間の距離が減少し、より短い長さを提供し、したがって、AIシステム構成要素のポートの中への本体15の底部材42の容易かつ迅速な挿入、またはそこからの除去を可能にすることが理解されるであろう。当業者は、例えば、図2に示されるようなスロット23が、ヒンジ33の両側から連続的に延在し、面41を画定し、次いで、底部材42の底部またはその近傍で衝合および継合するが、スロット23は、所望される場合、異なるように構成され得ることを理解し得る。例えば、面41は、連続的ではないが、スロット23に関して図2に示されるものと本質的に同一のパターンで延在する、一連の2つまたはそれを上回るスロット(図示せず)によって画定されることができる。代替として、スロット23の代わりに、面41を画定するように、より薄い幅を伴うヒンジ33に関して上記で説明される場合等の本体15の脆弱化した面積が提供されてもよい。
図3に示されるように(および以下でさらに詳細に説明されるように)、第2のばね部材45は、本実施形態では、本体15内に位置する。(例えば、オペレータによって面41および43に印加されるいかなる力も伴わない)通常の静置位置では、ばね部材45は、図2に示されるように、面41および43の内側表面に対して力を及ぼし、長手軸から離れるように、閉鎖位置までそれらを押動する。力が、面41および43に及ぼされ、流体コネクタ1の長手軸に向かってそれらを押動するとき、本体15の底部の近位の突起37は、長手軸に向かって移動し、それによって、オペレータが、ポートもしくは継手(図2および3に示されていない)の中へ突起37(それによって、流体コネクタ1の一部)を迅速に挿入すること、またはポートもしくは継手から突起37(それによって、流体コネクタ1)を除去することを、より容易にする。
ここで図4Aおよび4Bを参照すると、図2および3に示される流体コネクタアセンブリ1に関する、具体的には、本体15に関する、付加的詳細が、以下に示され、説明される。図4Aは、流体コネクタ1の一部、主に本体15の拡大断面図を提供する。図4Aに示されるように、管類5は、延在基部36および本体15を通して延在する、通路を通して延在する。図4のように、図4Aの本体15は、本体15の左面41上の左くぼみ40と、右面43上の右くぼみ40とを含む。図4のように、延在基部36の一部は、本体15の上端において、本体15の内部内に位置し、延在基部36の一部は、外向きに、本体15の上部の外部に延在する。本体15の内部内に位置する延在基部36の一部の下方には、第2のばね部材45がある。
図4Aに示されるように、管類5はまた、ばね部材45を通して、その長手軸に沿って延在する。図4Bは、第2のばね部材45の等角図を提供する。図4Bに示されるように、本特定の実施形態における第2のばね部材45は、その垂直長に延設するスロットを伴うバンドばねである。第2のばね部材45は、外向きに、アセンブリ1の長手軸から離れるように2つの面41および43を付勢または押動する役割を果たすが、ユーザが流体コネクタ1の長手軸に向かって2つの面41および43上に2つのくぼみ40を押圧するとき等、力が印加されるときに、内向きに(図4Aおよび4Bに示される位置から)変形されることができるように、(その形状、材料、およびサイズの選択によって等)選択ならびに適合される。当業者は、ばね45を必要とすることなく、アセンブリ1が有用に使用され得ることを理解し得る。しかしながら、ばね45の使用は、面41、43を外向きに付勢し、それによって、本体15の材料の疲労に関する潜在的問題を回避するために、有用であると考えられる。例えば、ばね45が使用されず、本体15および面41、43が何度も内向きに押動されている場合、面41、43は、内向きに配置されたままとなる傾向があり得、これは、所望されない場合がある。ばね45の使用は、したがって、所望であり得るように、面41、43の付勢を外向きに提供することに役立つために使用されることができる。
当業者は、人間の体力が、ある時は実質的に変動し得ることを理解し得る。強いまたは弱い、男性および女性によって容易かつ迅速に動作可能である、流体コネクタアセンブリが有利であろう。そのようなアセンブリはまた、密閉接続を取得する能力がユーザによって変動せず、密閉係合を取得するために狭い範囲の力またはトルクを要求せず、いかなるツールの使用も要求しない場合に、有利であろう。流体コネクタアセンブリ1は、これらの利点を提供する。例えば、ばね部材45は、ポートから流体コネクタ1を取り外すために十分に内向きに突起37を移動させるために、わずか2〜5(例えば、3)ポンドの範囲内の量の力がくぼみ40に印加されることを要求するように選択されることができる。殆ど全ての合理的に健康で障害のない成人は、(いかなるツールを要求することもなく)親指と指との間で側面41および43を挟持することによって、そのような力を及ぼすことができると考えられる。また、本開示の流体コネクタアセンブリ1は、いったんポートに接続されると、流体コネクタアセンブリ1が確実な密閉係合を提供するため、有利である。オペレータは、突起37がポートの中で保持されていることを確信するように、容易に目視でチェックすることができ、そのような確認のみが、シールが接続を用いて取得されていることをオペレータが確認するために必要とされる。また、側面41および43は、いったん係合が行われると、ラッチ37が長手軸から外向きに付勢され、側面41および43も付勢されるであろうため、密閉係合の視覚的合図ならびに確認を提供し、側面41および43の場所が、オペレータに容易に可視であろう。
ここで図5および6を参照すると、上記で説明される実施形態に関連する流体コネクタアセンブリ1の付加的な図が、提供される。図5は、流体コネクタ1の側面図ならびに切断線D−Dを提供し、図6は、図5に示されるような線D−Dに沿って得られるような流体コネクタ1の断面図を提供する。流体コネクタ1の形状および特徴に関する付加的詳細が見られ得ることが、理解されるであろう。例えば、図6は、延在部10の一方の側面上の延在部10のスパイン部材30を、他方の側面上の一連のリングまたは環状形部材32とともに示す、断面図を提供する。
当業者は、限定ではないが、期待流体圧力、使用される流体の性質、分析されるサンプルの性質、および同等物を含む、意図された用途に応じて、使用される材料の組成、ならびに上記で示され、説明される流体コネクタ1の種々の構成要素および特徴の具体的形状ならびにサイズが、変動され得ることを理解し得る。例えば、生体適合性が所望される用途において、管類5は、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリアリールエーテルケトン(PAEK)、ポリエーテルケトンケトン(PEKK)、フッ素化エチレンプロピレン(FEP)、エチレンテトラフルオロエチレン(ETFE)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ペルフルオロアルコキシ(PFA、ペルフルオロアルコキシエチレンとも呼ばれる)、ポリクロロトリフルオロエチレン(PCTFE)、ポリマー被覆溶融石英(PEEKSil等)、溶融石英、またはホウ化シリカから作製されることができ、さらに、関与する圧力および流体に応じて、炭素繊維、ガラス繊維、ナノ繊維、および/または金属繊維等の繊維を含み得る、充填材を含むことができる。流体コネクタ1は、流体圧力が約200psiまたはそれ未満であり、生物学的材料が関与する用途等の生体外用途において特に有用であろうことが予想される。そのような状況では、多くの場合、流体経路が生体適合性材料のみを含有することが望ましい。しかしながら、示され、説明される実施形態では、これは、管類5が流体に触れる流体コネクタ1の唯一の構成要素であるため達成される。図1−6に示される実施形態では、次いで、ばね20および第2のばね部材45は、ステンレス鋼、チタン、鋼鉄、ニッケル、ニチノール等の金属から作製されることができる。代替として、ばね20および/または第2のばね部材45は、PEEK、PEI、ならびに/もしくはPPSUから作製されることができる。
延在部10および本体15は、以下のうちのいずれか1つまたはそれを上回るもの、すなわち、ステンレス鋼を含む鋼鉄、アルミニウム、チタン等の金属、ならびにポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、商標DELRINの下で入手可能であり、アセタールとしても公知であるもの等のポリオキシメチレン(POM)、RADEL銘柄ポリフェニルスルホン(PPSU)、ULTEM銘柄ポリエーテルイミド(PEI)、ポリエーテルケトンケトン(PEKK)、ポリアリールエーテルケトン(PAEK)、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、アクリル等のポリマー材料、および/または溶融石英、ホウ化シリカ、PEEKsil、ならびに同等物等の他の材料を含む、いくつかの異なる材料のうちのいずれか1つから作製されることができる。一実施形態では、延在部は、スパイン部材30内に位置し、PEEKでオーバーモールドされた金属から作製されるワイヤを伴って、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、商標DELRINの下で入手可能であり、アセタールとしても公知であるもの等のポリオキシメチレン(POM)、RADEL銘柄ポリフェニルスルホン(PPSU)、ULTEM銘柄ポリエーテルイミド(PEI)、ポリエーテルケトンケトン(PEKK)、ポリアリールエーテルケトン(PAEK)、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、アクリル、および/または他のポリマー材料等の1つもしくはそれを上回るポリマー材料から作製されるが、当業者は、いくつかの付加的または異なるポリマーのうちのいずれか1つが本目的のために使用され得ることを理解し得る。延在部10のスパイン部材30の本特定の実施形態は、オペレータが、延在部10またはその一部を屈曲または捻転もしくは別様に成形することを可能にし、オペレータによってそのように操作される延在部のその部分が、その形状を無期限に留保することを可能にする。
上記のように、延在部10は、随意であり得る。含まれる場合、延在部10は、本体15と一体であり得る、または延在部10は、本体15に取り付けられる別個の部品であることができる。延在部10は、糊、エポキシ、もしくは他の接着手段によって等、本体に恒久的に取り付けられることができる、または延在部10および本体15のいずれか一方もしくは両方を融解させ、それらを取り付け、次いで、ポリマー材料が硬化することを可能にすることによって、または焼結もしくは他の方法によって等、取り付けられることができる。加えて、延在部10および本体15は、掛止手段または圧縮嵌合を提供することによって等、延在部10が本体15に除去可能に取り付けられ得るように、適合されることができる。例えば、延在部10は、その基端部が本体15の最上部よりもわずかに広い面積を有するように、適合されることができ、ユーザによって圧縮され、次いで、オペレータが延在部10の基端部上の圧力を解放するときに、それが拡張し、本体15に除去可能に固着されるように、本体15の最上部の中に挿入されることができる。
流体コネクタ1の動作の実施形態は、ここで図2および3を参照して説明されているが、当業者は、図の全てに関連して流体コネクタ1の動作を理解し得る。オペレータは、ばね20の中心通路、本体15、および延在部10を通して管類5を設置することによって、流体コネクタ1を組み立てることができる。(上記のように、延在部10および本体15は、ともにしっかりと継合されることができる、または除去可能に継合されることができる。)ばね20は、圧縮されたときに、管類5のフランジ付き端部25に対して、また、本体15の底部リング46に対して力を及ぼすであろうことが理解されるであろう。これは、ポートの中の流体コネクタ1の使用に関連して以下でさらに詳細に説明される。
図3に示されるように、くぼみ40は、本体15の対向面41および43上に位置する。円形として示されているが、それらは、そうである必要はない。ばね45(図4Aおよび4Bにさらに詳細に示される)は、外側または外部位置に向かって(すなわち、流体接続1の長手軸から離れるように)面41および43を付勢する力を提供するために、使用され得ることが理解されるであろう。面41および43は、(ツールを使用することなく)オペレータによって押下されることができ、したがって、強制的にばね45を流体コネクタ1の長手軸に向かって圧縮させる。オペレータが流体コネクタ1の長手軸に向かって面41および43を押圧すると、ばね45は、面41および43が流体コネクタ1の長手軸に向かってばね45を内向きに押動するにつれて対向側面上で圧縮する。ばね45が内向きに圧縮されると、本体15の底部材42は、その前もって付勢された位置から内向きに移動する。これが起こるとき、底部材42上のラッチまたは突起37もまた、内向きに移動し、したがって、より小さい外径または長さを有し、それによって、AIシステム内の構成要素の中等のポートまたは他の流体接続の中への流体コネクタ1の迅速な挿入およびそこからの容易な除去を可能にする。
面41および43を内向きに押圧し、ポートの中にアセンブリ1の底部分を挿入し、次いで、面41および43上の圧力を解放することによって、オペレータは、密閉され、漏出防止型であり、(約200psi〜約5,000psi等の高い圧力下の流体が管類5を通って流動しているときでさえも)定位置で密閉接続を保つために十分な力を提供する、接続を取得することができる。オペレータは、ナット上等でいかなるトルクも必要とすることなく、螺合接続を必要とすることなく、かつレンチまたは同等物等のいかなる付加的ツールも必要とすることなく、アセンブリ1を使用して、LCまたは他の分析器具システムの中で所望の接続を行うことができる。また、オペレータは、再度、いかなるトルクの印加も必要とすることなく、(ねじ山を伴うナットが使用される場合等に)螺合係合を接続解除する必要なく、かついかなる付加的ツールも必要とすることなく、面41および43を内向きに押圧し、本体15またはアセンブリ1の他の部分を引動し、ポートからアセンブリ1を容易に除去することによって、ポートからアセンブリ1を接続解除することができる。
ここで図7および8を参照すると、流体コネクタ701の代替実施形態が示されている。図7では、流体コネクタ701は、流体コネクタ701の長手軸に沿って、かつその周囲に延在する管類705を含む。流体コネクタ701は、延在部材710と、本体715と、第1のリング760と、第2のリング765と、ばね720と、バックアップリング775とを含む。延在部材710は、上記で説明される延在部材10と実質的に同一であり得、図7に示されるように、延在部材710は、延在基部736と上部リングまたは環状形部材734との間に位置する、一連の環状形部材732を含む。
図7に示されるような本体715は、対向面741および743上にヒンジ733を含む。面741および743はそれぞれ、くぼみ740を含む。本体715の内部内に、ばね部材745が位置する。図7に示されるように、本特定の実施形態におけるばね部材745は、上記で説明されるもの等の金属または他の材料から作製されることができる、片持ばねである。図7から、ばね745が、流体コネクタ701の長手軸から外向きに、面741および743に対して力を及ぼすように、ばね745は、そのサイズ、形状、および材料組成に関して選択され得ることが分かり得る。
依然として図7を参照すると、本体715の下部分は、本体770の中のポート内に位置することが分かり得る。本体770の中のポートは、AIシステムの中のいくつかの構成要素または継手のうちのいずれか1つの中のポートであることができる。図7に示されるように、本体715は、突起737の上方および下方の本体715の部分よりも大きい外径を有する、突起737を有する。本体715が正常または静置位置にあるときに、ポート開口部が突起737の外径未満の直径を有するため、突起737は、ポート内で本体715の下部分を保持する。
図7に示される流体コネクタ701はまた、第1のリング760と、第2のリング765と、ばね720とを含む。本特定の実施形態における、図7に示されるようなばね720は、上記で議論されるもの等の金属または他の適切な材料から作製されることができる、コイルばねである。ばね720は、上向きおよび下向きの両方に対して所望の力を及ぼすように、そのサイズ、形状、および材料組成に関して選択されることができる。いったん本体770のポートに対して図7に示されるように位置すると、突起737が定位置で本体715を保持するため、本体715は、本体770にしっかりと接続される。加えて、ばね720は、下向きの力を及ぼし、それによって、バックアップリング775を下向きに押圧し、ひいては、管類705のフランジ725を下向きに押圧し、したがって、本体770の中の通路に対して堅く密閉して押圧された状態で管類705のフランジ725の端部を保つ。
ここで図8を参照すると、本体715およびある構成要素の一部の拡大断面図が提供される。本体715の上端において示されるように、延在部材710の基部736の一部は、本体715の上端内で、その近位に位置する。ヒンジ733は、同様にその上端の近位で、本体715の中に位置するが、図8に示されるように、ヒンジ733は、本体715の対向面741および743上に位置する。
ここで図7および8を参照すると、流体コネクタ701の代替実施形態が示されている。図7では、流体コネクタ701は、流体コネクタ701の長手軸に沿って、かつその周囲に延在する管類705を含む。流体コネクタ701は、延在部材710と、本体715と、第1のリング760と、第2のリング765と、ばね720と、バックアップリング775とを含む。延在部材710は、上記で説明される延在部材10と実質的に同一であり得、図7に示されるように、延在部材710は、延在基部736と上部リングまたは環状形部材734との間に位置する、一連の環状形部材732を含む。
図7に示されるような本体715は、対向面741および743上にヒンジ733を含む。面741および743はそれぞれ、くぼみ740を含む。本体715の内部内に、ばね部材745が位置する。図7に示されるように、本特定の実施形態におけるばね部材745は、上記で説明されるもの等の金属または他の材料から作製されることができる、片持ばねである。図7から、ばね745が、流体コネクタ701の長手軸から外向きに、面741および743に対して力を及ぼすように、ばね745は、そのサイズ、形状、および材料組成に関して選択され得ることが分かり得る。
依然として図7を参照すると、本体715の下部分は、本体770の中のポート内に位置することが分かり得る。本体770の中のポートは、AIシステムの中のいくつかの構成要素または継手のうちのいずれか1つの中のポートであることができる。図7に示されるように、本体715は、突起737の上方および下方の本体715の部分よりも大きい外径を有する、突起737を有する。本体715が通常または静置位置にあるときに、ポート開口部が突起737の外径未満の直径を有するため、突起737は、ポート内で本体715の下部分を保持する。
図7に示される流体コネクタ701はまた、第1のリング760と、第2のリング765と、ばね720とを含む。本特定の実施形態における、図7に示されるようなばね720は、上記で議論されるもの等の金属または他の適切な材料から作製されることができる、コイルばねである。ばね720は、上向きおよび下向きの両方に対して所望の力を及ぼすように、そのサイズ、形状、および材料組成に関して選択されることができる。いったん本体770のポートに対して図7に示されるように位置すると、突起737が定位置で本体715を保持するため、本体715は、本体770にしっかりと接続される。加えて、ばね720は、下向きの力を及ぼし、それによって、バックアップリング775を下向きに押圧し、ひいては、管類705のフランジ725を下向きに押圧し、したがって、本体770の中の通路に対して堅く密閉して押圧された状態で管類705のフランジ725の端部を保つ。
ここで図8を参照すると、本体770のポートに接続される本体715を伴って、本体715およびある構成要素の一部の拡大断面図が提供される。本体715の上端において示されるように、延在部材710の基部736の一部は、本体715の上端内で、その近位に位置する。ヒンジ733は、同様にその上端の近位で、本体715の中に位置するが、図8に示されるように、ヒンジ733は、本体715の対向面741および743上に位置する。ヒンジ733は、面741および743がオペレータによって押圧されるとき等、力がその上に及ぼされるときに、面741および743が流体コネクタ701の長手軸に向かって内向きに移動することを可能にするように適合される。オペレータが面741および743を押圧し、面が内向きに移動するとき等、そのような力が及ぼされるとき、突起737もまた、長手軸に向かって内向きに移動する。したがって、オペレータは、面741および743を押圧し、本体770のポートから離れるように上向きに流体コネクタ701を引動することによって、本体770から流体コネクタ701を除去し、流体コネクタ701を接続解除することができる。管類705が、図7に示されるように、流体コネクタ701の他の構成要素のそれぞれの中の通路を通して延在するため、流体コネクタ701全体は、相互から流体コネクタ701の構成要素のうちのいずれも分解または除去する必要なく、本体770から除去されることができる。
依然として図8を参照すると、アンダーカット部分771が、本体770のポートの一部として本体770によって提供される。アンダーカット部分771は、本体715の下部分がポートの中に挿入されるときに、本体715の突起737を受容および保持するように適合される。アンダーカット部分771は、突起737を保定し、いったん突起737が本体770のポートの中に十分に深く挿入されると、本体770に接続された状態で流体コネクタ701を保つ。ばね745は、本体715の面741および743に外向きの力を及ぼし、したがって、本体715の突起737にも外向きの力を及ぼし、それによって、ポートのアンダーカット部分771によって保定された突起737を定位置で保定し、それによって、本体770との密閉接続で流体コネクタ701を維持するように、選択される。
面741および743を内向きに押圧し、本体770のポートの中にアセンブリ701の底部分を挿入し、次いで、面741および743上の圧力を解放することによって、オペレータは、密閉され、漏出防止型であり、(約200psi〜約5,000psi等の高い圧力下の流体が管類705を通って流動しているときでさえも)定位置で密閉接続を保つために十分な力を提供する、接続を取得することができる。オペレータは、ナット上等でいかなるトルクも必要とすることなく、螺合接続を必要とすることなく、かつレンチまたは同等物等のいかなる付加的ツールも必要とすることなく、アセンブリ701を使用して、LCまたは他の分析器具システムの中で所望の接続を行うことができる。また、オペレータは、再度、いかなるトルクの印加も必要とすることなく、(ねじ山を伴うナットが使用される場合等に)螺合係合を接続解除する必要なく、かついかなる付加的ツールも必要とすることなく、面741および743を内向きに押圧し、本体715またはアセンブリ701の他の部分を引動し、本体770のポートからアセンブリ701を容易に除去することによって、本体770の中のポートからアセンブリ701を接続解除することができる。
ここで図9および10を参照すると、継手コネクタアセンブリの別の実施形態が切断図で示されている。図9では、流体コネクタ901は、一方の端部におけるヘッド910と、対向端部における下部分912とを有する、本体を含む。図9で見られるように、管905は、ヘッド910の上方から、本体を通して延在する通路を通して延在する。管類905は、その底端において、本体の下部分912から外へ延在するフランジ925を有する。図9に示されるように、ヘッド910は、形状が略長方形であり得る(但し、ヘッド910は、概して、円形、楕円形、および同等物等の他の形状であり得る)。スロット904は、ヘッド910の1つの側面上に示され、類似する対向スロット(図9に示されていない)は、本特定の実施形態では、対向側面上にあり、したがって、4つの側面を伴う略長方形ヘッド910を提供し、そのうちの2つの対向側面は、その中にスロットを有する。流体コネクタ901はまた、本体910の上端またはその近傍に位置するばね部材945も含む。ヘッド910はまた、オペレータが流体コネクタ901を容易に握持および操作することを可能にするように提供される、スプライン907も有する。流体コネクタ901は、形状が略円錐形であるテーパ状部分902を含む、内部を有する。図9に示されるように、ヘッド910の下方には、流体コネクタ901の長手軸から外に延在する突起939が位置する。本体の下部分912の下方には、本特定の実施形態ではコイルばねであることができる、ばね920が位置する。図10は、図9に示される流体コネクタ901の実施形態の断面図を提供する。
オペレータは、ばね920を通して、本体の下部分912およびヘッド910を通した中心通路を通して、かつばね部材945を通した中心通路を通して、管類905を設置し、流体コネクタ901の上端から延在することによって、流体コネクタ901を容易に組み立てることができる。ばね部材945は、所望される場合、ヘッド910内で除去可能に固着されることができる、またはヘッド910に恒久的に取り付けられる、もしくは固着されることができる。ばね部材945は、エラストマばね等のいくつかの異なるタイプのばね部材のうちのいずれか1つであることができる。ばね部材945は、流体コネクタ901の長手軸から外向きにヘッド910の4つの側面を押動または付勢する役割を果たす。しかしながら、ばね部材945は、オペレータがスロット904を有していないヘッド910の2つの対向側面を長手軸に向かって容易に押動し得るように、(その形状、サイズ、および材料組成を選択することによって等)選択されることができる。スロット904は、他の2つの側面が相互に向かって移動することを可能にし、したがって、突起937は、相互および長手軸に向かって移動し、それによって、静置または通常位置にあるとき(付加的な力がヘッド910の対向側面に印加されないとき等)よりも小さい外径を提供する。スロット904を有していないヘッド910の2つの対向側面を圧搾することによって、オペレータは、ポートの中への流体コネクタ901の下部分の容易な挿入のために、突起をともにより近づけることができ、オペレータが2つの対向側面を解放するとき、突起937は、流体コネクタ901の長手軸から外向きに移動し、それらの現在のより大きい外径に起因して、ポートの中で定位置にしっかりと保持されることができる。いったんポートに固着されると、流体コネクタ901を除去するために、オペレータは、スロット904を有していないヘッド910の2つの対向側面を相互に向かって、かつ長手軸に向かって圧搾することができ、それによって、長手軸に向かって突起939を移動させ、2つの突起937の外径を縮小し、その時点で、オペレータは、ポートから流体コネクタ901全体(依然として組み立てられている)を容易に引動することができる。流体コネクタ901は、したがって、全ていかなるツールの使用も要求することなく、または説明されるようにポートの中に流体コネクタ901を挿入するために必要な力を超える特定の力を印加することなく、オペレータが流体コネクタ901をポートに迅速に接続し、ポートから流体コネクタ901を迅速に接続解除することを可能にする。また、ばね920は、ポートの底部に対してフランジ925を押動し、それによって、上記で説明されたように流体コネクタ901がポートに接続されるときに密閉接続を確実にする。
ここで図11を参照すると、流体コネクタ1101の別の実施形態が示されている。図11では、流体コネクタ1101は、延在部分1110と、本体1115とを含む。延在部1110は、上部材1134と、一連の環状形部材1132とを含む。また、(図11に示されていないが)延在部1110の一部として、スパイン部材も含まれる。延在部1110の基部1136は、本体1115の一部内に位置する。本体115は、それぞれがくぼみ1140を有する、2つの対向面1141および1143を含む。加えて、対向面1141および1143はそれぞれ、面1141および1143の少なくとも一部が流体コネクタ1101の長手軸に対して内向きならびに外向きに移動することを可能にするヒンジ1133を有する。流体コネクタ1101はまた、本体1115の内部内に位置するばね1145も含む。本体1115はまた、以下で説明されるように除去可能な係合のために適合される突起1137を有する、下部分も含む。本体1115の下方には、リング部材1165が位置し、リング部材1165の下方には、本特定の実施形態では、図11に示されるようにコイルばねである、ばね1120が位置する。図11から分かり得るように、管類1105は、一方の端部においてフランジ1125を有し、管類1105は、流体コネクタ1101の長手軸に沿って、ばね1120の中心開放部分を通して、かつリング1165、本体1115、基部1136、および延在部1110の中の通路を通して延在する。
図11では、流体コネクタ1101は、アダプタ1185を介して、AIシステムで使用されるタイプの構成要素または継手1170等の構成要素または継手1170の中のポートに接続される。図11に示されるように、突起1137は、アダプタ1185の上開口部を上回る外径を有する。アダプタ1185のアンダーカット部分は、いったんアダプタ1187の中に挿入されると、アダプタ1187に対してしっかりと定位置で突起1137を保持する。また、図11に示されるように、アダプタ1187は、本実施形態では、外部にねじ山付きである一部を有する。また、構成要素1170のポートは、内部にねじ山付きであり、アダプタ1187の外部ねじ山付き部分は、アダプタ1187が構成要素1170のポートに螺入され、それによって、しっかりと、かつ除去可能に定位置で保持され、構成要素1170に接続されることができるように、選択および適合される。アダプタ1187が構成要素1170のポートに螺入されると、流体コネクタ1101の中のばね1120は、圧縮され、リング1175に力を及ぼし、ひいては、図11に示されるように、フランジ25に力を及ぼし、構成要素1170のポートの底部に対してフランジ25を押勢または押圧するであろう。
ここで図12を参照すると、図11に示される接続された流体コネクタ1101の一部の拡大断面図が提供される。同様の数字が、図11および12の両方に示される同一の特徴ならびに構成要素に使用されるが、付加的数字が、図12により明確に図示される、ある詳細に使用される。図12に示されるように、管類1105は、ばね1120を通して延在し、管類1105およびばね1120は両方とも、アダプタ1185の中の通路内に位置する。管類1105は、構成要素1170のポートの底部に対して押圧される、フランジ1125を底端に有する。図12に示されるように、流体通路1180は、構成要素1170のポートの底部から延在する。図12の流体コネクタ1101はまた、さらに詳細にバックアップリング1175も示す。バックアップリング1175は、ばね1120の底部とフランジ1125の最上部との間に位置する。その底端または側面におけるバックアップリング1175は、その上端または側面におけるよりも小さい直径を有する。バックアップリング1175は、フランジ1125に及ぼされる力を、フランジ1125の表面のより小さいまたは縮小された面積に集中させるために使用されることができ、これは、流体が圧力下で管類1105を通して流動している動作中に、流体圧力面積を可能な限り小さく保つという利点を有する。バックアップリング1175は、したがって、流体コネクタ1101と構成要素1170との間の密閉接続を維持することに役立つ。また、図12に示されるように、構成要素1170のポートは、下部分1203と、その上方に、内部ねじ山1202を伴う内部ねじ山付き部分とを有する。上記のように、アダプタ1185は、外部ねじ山1201を伴う外部ねじ山付き部分を有する。外部ねじ山1201は、構成要素1170のポートの内部ねじ山1202と、除去可能に、かつしっかりと係合されることができるように選択される。
ここで図13を参照すると、流体コネクタの別の実施形態が提供される。図13に示されるように、構成要素1370は、流体通路1390、1391、および1392の間にT字接続を有する。本特定の実施形態では、流体コネクタの管1305は、それを通した通路を有していないが、中実である。代替として、管1305は、圧力下のみであるが、ある程度の流体がそれを通して流動することを可能にするように、半透過性材料から作製され得る。図13に示されるように、管1305の底端は、接続モードで構成要素1370のポート1308の底部に隣接して位置する。また、図13には、底部スリーブ1303が示されている。本実施形態におけるスリーブ1303は、管1305に取り付けられる。スリーブ1303は、融合、圧着、またはオーバーモールド等の技法を通して、管1305に取り付けられることができる。スリーブ1303は、ばね1320によってポートの底部に対して付勢される表面を提供し、シールを提供する付加的表面積を提供するため、有利であり得る。
図13の本特定の実施形態では、流体接続は、通路1390、1391、および1392の中の流体の圧力が、ある閾値量を超えるときに、管1305がポートの底部との密閉係合から離れるように押動され、流体が通路1390を通してポート1308に流入するように、圧力除去装置として作用する。当業者は、ばね1320によってリング1303に及ぼされる力が、ばね1320の形状、サイズ、および材料組成を選択することによって選択され得ることを理解し得る。
ここで図14、15、および16を参照すると、本開示による、流体コネクタの代替実施形態の付加的詳細に関して、拡大断面図が提供される。同様の特徴および構成要素は、便宜上のみ、図14、15、および16で同一の数字を有する。図14、15、および16はそれぞれ、本開示による、異なる潜在的実施形態を図示することが明白であろう。
最初に図14を参照すると、構成要素1470の中のポート1408の一部が示されている。ポート1408内には、流体コネクタの底部分が位置する。図14では、管1405の底端は、ポート1408の底部に隣接し、それと密閉して係合される。流体コネクタは、スリーブ1403の上方に位置するばね1420を含む。図14に示されるように、流体連通のための通路は、管1405を通して延在し、構成要素1470の中の通路1480と整合される。図14に示されるように、ポート1408と密閉係合している管1405の底端は、本質的または実質的に平面である。
ここで図15を参照すると、図14に示されるものに類似する実施形態の図が提供される。図15では、管1505が、ばね1420およびスリーブ1403を通して延在し、流体コネクタが、位置し、構成要素1470の中のポート1408に接続される。管1505の中の通路は、構成要素1470の中の通路1480と整合される。しかしながら、管1505の底部における平面の代わりに、より小さい直径(したがって、より小さいまたは縮小された表面積)を伴う管の一部が、ポート1408の底部と接触している。管1505は、その底端における縮小直径部分1501と、縮小直径部分1501のわずかに上方のテーパ化部分1502とを有する。縮小直径部分1501の使用は、より小さい面積の中で圧力負荷を集中させることに役立ち、それによって、シール面積における圧力を増加させる。これは、より高い流体圧力において接続されたときでさえも、流体コネクタが密閉されて残留することを可能にするという利点を有する。
別の実施形態が、図16に示されている。図16では、管1605は、構成要素1470内のポート1408の中の流体コネクタを介して、接続される。管1605を通した通路は、構成要素1470の中の通路1480と整合される。また、図16に示されるように、スリーブ1403は、管1605の底端の上方に、かつばね1420の下方に位置する。図16では、管1605の底面は、縮小直径およびより小さい表面積1601を有し、本縮小面積1601は、ポート1408の底部との密閉係合を提供する。管1605は、縮小面積部分1601とその上方の管1605の一部との間にテーパ状部分1602を有する。図15に示される実施形態と同様に、図16に示される実施形態は、縮小面積の中で負荷を集中させるという利点を提供し、それによって、より高い圧力における密閉接続とともに動作を可能にする。
ここで図17−20を参照すると、本開示の別の実施形態の種々の図が提供される。図17では、本体1770の中のポートに接続された際の接続アセンブリ1701の断面図が提供される。図17に示されるように、アセンブリ1701は、アセンブリ1701の長手軸に沿って延在する管類1705と、上部分1734を有する延在部材1710と、一連の環状形部材1732と、基部1736とを有する。これらの種々の特徴は、上記で説明される延在部材10、環状形部材32、上部材34、および基部36に対応し、そのような対応する特徴の前述の説明は、等しく適用されることが理解されるであろう。図17では、アセンブリ1701の底部分は、本体1770のポートの中に位置し、底部分は、リング部材1765と、ばね1720と、先端部材1750と、リング1755とを含む。図17に示されるように、管類1705の一方の端部は、ポートの底部に隣接および当接し、管類1705を取り囲む先端部材1750の部分もまた、本体1770のポートの底部に隣接および当接する。
図17に示されるアセンブリ1701の底部分の拡大断面図が、図18に提供される。図18では、先端部材1755、管類1705、およびリング1755が、本体1770のポートの底部の近傍に示されている。当業者は、図18に示されるように、アセンブリ1701が組み立てられ、本体1770の中のポートに接続されるとき、ばね1720が、本体1770のポートの底部に向かってリング1755および先端1750の最上部を押勢し、したがって、約200psi〜約5,000psi等の高い圧力における流体が、図18に示されるように、管類1705および本体1770のポートに接続された際のアセンブリ1701を通って流動しているときでさえも、いかなる漏出も防止し、管類1705がアセンブリ1701から押し出されないように防止するために、十分な力でシールを提供することを理解し得る。加えて、ばね1720は、リング部材1765に対して押圧し、それに上向きの力を及ぼし、それによって、本体1770のポートの最上部に対して、本体1715の底部および本体1715の底部の近傍の突起(図18に示されていない)を押勢することが理解されるであろう。図19は、アセンブリが密閉係合して示され、読者の便宜のために同様の特徴が同一の番号を有する、図17および18に示される接続アセンブリの付加的な図を提供する。
ここで図20を参照すると、付加的詳細が、本体1770の中のポートに接続された際の継手アセンブリ1701の拡大断面図に示されている。図20に示されるように、先端1750は、第1の端部と、上端とを有し、上端は、底部分1751よりも小さい直径を有する、一部1752を有する。図20に示されるように、底部分1751は、本体1770のポートの底部との接触のために、より広い面積を提供する(ただし、そのような接触は図20に示されていない)。また、図20に示されるように、リング1755は、上端と、底端とを有し、上端は、リング1755の底端1757の表面積を上回る露出表面積を伴う一部1756を有する。図20で分かり得るように、リング1755および先端1750はそれぞれ、図20に示されるように、それらの個別の上端と底端との間にテーパ状部分を有する。リング1755の場合、内径は、テーパ状部分を画定し、リング1755の底部における内径は、その最上部におけるリング1755の内径を上回る。先端1750の場合、先端1750の外径は、テーパ状部分を画定し、先端1750のテーパ状部分の底部は、全て図20に示されるように、先端1750のテーパ状部分の最上部を上回る外径を有する。アセンブリ1701が本体1770のポートに接続され、ばね1720が本体1770のポートの底部に対してリング1755および先端1750を押勢する力を及ぼすとき、リング1755の底端1757は、アセンブリ1701の長手軸に向かって押勢され、先端1750に力を内向きに及ぼし、管類1705と先端1750との間のいかなる漏出も防止するであろうことが理解されるであろう。
リング1755は、アセンブリ1701の予想される使用のために所望され得るような以下の材料のうちのいずれか1つまたはそれを上回るもの、すなわち、PEEK、PEAK、PEKK、PEI、および/またはPPSUから作製されることができる。先端1750は、アセンブリ1701の予想される使用のために所望され得るような以下の材料のうちのいずれか、すなわち、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリアリールエーテルケトン(PAEK)、ポリエーテルケトンケトン(PEKK)、フッ素化エチレンプロピレン(FEP)、エチレンテトラフルオロエチレン(ETFE)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ペルフルオロアルコキシ(PFA、ペルフルオロアルコキシエチレンとも呼ばれる)、ポリクロロトリフルオロエチレン(PCTFE)、ポリマー被覆溶融石英(PEEKSil等)、溶融石英、またはホウ化シリカから作製されることができ、さらに、関与する圧力および流体に応じて、炭素繊維、ガラス繊維、ナノ繊維、および/または金属繊維等の繊維を含み得る、充填材を含むことができる。当業者は、好ましくは、アセンブリ1701が本体1770のポートに接続されるときに、リング1755および先端1750のテーパ状部分が相互と協働するように適合されるように、リング1755および先端1750が任意の数の所望の形状ならびにサイズであり得ることを理解し得る。
ここで図21−25を参照すると、本開示による、接続アセンブリの別の代替実施形態が提供される。図21に示されるように、アセンブリ2101は、延在部材2110と、管類2105と、本体2115と、ばね2120と、管類2105の一方の端部におけるフランジ2108とを含む。前の議論から、継手アセンブリ2101は、AIシステムの構成要素(図21に示されていない)の中等の平坦底部ポートと係合するように適合されることが明白であろう。本特定の実施形態における延在部材2110は、本体2115の最上部2136に取り付けられる。図21に示されるように、本体2115は、前面、対向後面、および側面2141ならびに対向側面2143(図21に示されていない)と見なされ得る、4つの側面を有する。図21に示されるように、側面2141は、ポートと係合し、ポートとの密閉接続でアセンブリ2101を除去可能に保持するように適合される、突起2137を有する。
ここで図22および23を参照すると、アセンブリ2101の代替的な図が提供される。図22は、アセンブリ2101の1つの面(議論の目的のために、「前」面と称されることができる)の図を提供し、図23は、図22の線にE−E沿って得られたアセンブリ2101の断面図を提供する。同一の番号が、読者による参照を容易にするために、図21−25で同一の特徴を示すために使用されることが理解されるであろう。図22に示されるように、本体2115は、それぞれが、突起2141aおよび2143aをそれぞれ有する、2つの対向側面2141および2143を有する。加えて、2つの側面2141および2143はそれぞれ、本体2115の各側面上に突起2137を有する、下部分を有する。図22に示されるアセンブリでは、オペレータは、突起2141aおよび2143aを押動し、アセンブリ2101の長手軸に向かって、本体2115の2つの対向側面2141および2143を内向きに押動し、したがって、突起2137も内向きに移動させ、2つの対向突起2137の先端の間の長さを減少させることができる。そうすることは、アセンブリ2101がポート(図22または23に示されていない)の中へ迅速かつ容易に挿入される、またはそこから除去されることを可能にする。
ここで図24および25を参照すると、アセンブリ2101の付加的な代替図が提供される。図24は、アセンブリ2101の1つの側面2141(議論の目的のために、「側」面と称されることができる)の図を提供し、図25は、図24の線にF−F沿って得られたアセンブリ2101の断面図を提供する。記述されるように、同一の番号が、読者による参照を容易にするために、図21−25で同一の特徴を示すために使用されることが理解されるであろう。図24に示されるように、本体2115の側面2141は、突起2141aの両側に2つの部材2135aおよび2135bを有する。また、突起2141aは、丸みを帯びた角を伴う略長方形または平行四辺形を有することが示されている。当業者は、突起2141aの形状が所望され得るように容易に変動され得ることを理解し得る。例えば、図21−25に示される形状は、側面2141および2143を相互に向かって押動するためにオペレータによって容易に使用される、有用な形状を提供するが、楕円、円、正方形、三角形等の他の形状も同様に使用されることができる。
注目すべき特徴の中でも特に、延在部材2110の中の交互の溝を含む。図21−25の比較によって示されるように、延在部材2110の中の溝は、本質的に、延在部材2110の略円錐形縁の周囲に約180度延在する円弧であることが分かり得る。再度、当業者は、異なるパターンおよび構成が延在部材2110に使用され得ることを理解し得る。延在部2110の中の交互の溝は、必要とされない過剰な材料の使用を回避しながら、延在部2110が管類2105のための効果的な応力緩和を提供するために必要とされる強度の間の平衡を提供する。当業者は、図21−25に示されるようなアセンブリ2101の特徴が、本開示で前述に説明された実施形態における類似項目および特徴と同一の材料から作製される得ることを理解し得る。
迅速接続/接続解除アセンブリの付加的実施形態が、図26−31に図示されている。同様の特徴および項目が、便宜上、図26−31と同一の番号を有するであろうことが理解されるであろう。図26では、管類が本体2602の長手軸に沿って位置する、それを通した通路を有する、本体2602を含み、管類が、内側管2605bおよび外側管2605aを有する、アセンブリ2601の断面図が提供される。また、本体2602の第1の部分(すなわち、図26の本体2602の「上」部分)内には、ばね要素2620も位置する。図26に図示されるように、ばね2620は、本体2620内で管類の周囲に位置するコイルばねである。また、本体2602内には、軸受要素2625も位置する。図26に示されるように、軸受要素の一方の側面は、ばね2620の底端に位置し、それに当接する。軸受2625の他方の側面は、外側管類2605aの一部を(したがって、内側管類2605bも)取り囲む、スリーブ2610に隣接および当接する。本体2602の底部分は、面2638をそれぞれ有する、図26の本体2602の両側に示される、内向きに突出する肩部2637を有する。
図26のアセンブリ2601はまた、AIシステムのため、またはAIシステムの中の任意の構成要素のためのポートであることができる、ポート2670も含む。ポート2670は、それを通して管類2605aおよび2605bが延在する、開口部を一方の端部に有する。ポート2670はまた、平坦底部ポートと、内側管2605bの内部の中の流体との流体連通を可能にする、通路2675とを有する。ポート2670はまた、それぞれが突起面2678を有する、突起2677も両側に含む。図26に示されるように、本体2602およびポート2670は、相互に除去可能に取り付けられ、対応する面2638に当接する面2678のそれぞれとのポート2670の突起2677および本体2602の肩部2637の係合によって、ともに保持される。アセンブリ2601は、したがって、図26では接続構成で示されている。
内側および外側管類2605aならびに2605bは、内側管類2605bの一方の端部がポート本体2670の平坦底部ポートの底部に対して当接するように、構成される。また、図26には、外側管類2605aの一部を取り囲むスリーブ2610も示されている。スリーブ2610の一方の端部は、軸受2625の一方の側面に当接し、スリーブ2610の他方の側面は、先端2615が位置する陥凹をその中に有する。スリーブ2610および先端2615を伴う管類の構成ならびに使用は、本明細書に完全に記載された場合のように参照することによって本明細書に組み込まれる、2015年10月23日に出願され、「Face−Sealing Fluidic Connection System」と題された同時係属米国非仮特許出願第14/992,041号でさらに詳細に説明されている。しかしながら、当業者は、本開示およびその実施形態が、所与の用途のために望ましくあり得るような他の管類構成を使用し得、本明細書に示され、説明されるものに限定されないことを認識および理解し得る。
当業者は、限定ではないが、期待流体圧力、使用される流体の性質、分析されるサンプルの性質、および同等物を含む、意図された用途に応じて、使用される材料の組成、ならびに上記で示され、説明される流体コネクタアセンブリ2601の種々の構成要素および特徴の具体的形状ならびにサイズが、変動され得ることを理解し得る。例えば、生体適合性が所望される用途において、管類2605aおよび2605bは、例えば、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリアリールエーテルケトン(PAEK)、ポリエーテルケトンケトン(PEKK)、フッ素化エチレンプロピレン(FEP)、エチレンテトラフルオロエチレン(ETFE)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ペルフルオロアルコキシ(PFA、ペルフルオロアルコキシエチレンとも呼ばれる)、ポリクロロトリフルオロエチレン(PCTFE)、ポリマー被覆溶融石英(PEEKSil等)、溶融石英、またはホウ化シリカを含む、同一もしくは異なる材料から作製されることができ、さらに、関与する圧力および流体に応じて、炭素繊維、ガラス繊維、ナノ繊維、および/または金属繊維等の繊維を含み得る、充填材を含むことができる。アセンブリ2601は、生物学的材料が関与する用途において特に有用であろうことが予想される。そのような状況では、多くの場合、流体経路が生体適合性材料のみを含有することが望ましい。示され、説明される実施形態では、これは、管類2605b、先端2615、およびポート本体2670が、流体に触れるアセンブリ2601の唯一の構成要素であり、内側管類2605bの端部とポート本体2670との間の密閉接続が行われる場合に、先端2615さえも流体と必ずしも接触する必要がないため、達成される。図26に示される実施形態では、次いで、ばね2620、ならびに本体2602、軸受2625、およびスリーブ2610は、ステンレス鋼、鋼鉄、チタン、ニッケル、および/またはニチノール等の金属から作製されることができる。代替として、ばね2620、ならびに本体2602、軸受2625、およびスリーブ2610は、金属から作製されることができる、またはPEEK、PEAK、PEKK、PEI、ならびに/もしくはPPSUから作製されることができる。
ユーザまたはオペレータは、本体2602およびポート2670を迅速かつ容易に接続することができる。本体2602およびポート2670を接続するために、ユーザは、本体2602の長手軸を通した通路の中に、かつそれを通して、スリーブ2610を通して、ポート2610の開口部の中に管類2605aおよび2605bの一方の端部を挿入することができる。ユーザは、次いで、本体2602の長手軸から半径方向外向きに延在する2つのタブ2640を挟持し、長手軸に向かって(すなわち、半径方向内向きに)2つのタブ2640を押動することができる。そうすることによって、ユーザは、したがって、本体の2つの内向きの突起2637を半径方向外向きに移動させ、それによって、2つの突起2637の間の内径を増加させる。いったん2つの突起2637の間の内径がポート2670の2つの肩部または突起2677の外径を上回ると、本体2602の底端は、突起2677にわたって容易かつ即時に嵌合することができる。いったん突起2637が突起2677の下方でそれを通り過ぎると、ユーザは、単純に、2つのタブ2640上で力を解放することができ、本体2602の突起2637は、自動的に半径方向内向きに後退し、それによって、本体2602およびポート2670が、しっかりと、かつ除去可能にともに保持されるように、面2638および2678に係合するであろう。本体2602およびポート2670を相互から接続解除するために、ユーザは、単純に、アセンブリ2601の長手軸に向かってタブ2640を半径方向内向きに押勢し、それによって、本体2602の突起2637を半径方向外向きに移動させ、突起2637および2677を係脱させることができる。いったん2つの突起2637によって画定される内径がポート2670の突起2677によって画定される外径を上回ると、本体2602は、迅速かつ容易に引き離され、ポート2670から除去されることができる。図26に示されるように、アセンブリ2601は、接続構成である。
本特定の実施形態では、2つのタブ2640および本体2602の底部分は、形状が実質的に長方形であり得る。しかしながら、当業者は、タブ2640および/または本体2602の底部分が、曲線状であり、長手軸の周囲に円弧を描き得る、または形状が円形でさえあり、所望される場合、アセンブリ2601の長手軸の周囲全体に延在し得ることを理解し得る。
当業者は、接続を行うときに、ユーザがまた、ポート2670に向かって、アセンブリ2601の長手軸に沿って本体2602を押動する必要もあり、それによって、そうすることがばね2620を圧縮するであろうことを理解し得る。ばね2620が圧縮されると、軸受2625に対して、それによって、スリーブ2610に対して、長手方向に力を及ぼし、ひいては、先端2615に対して力を及ぼし、ポート2670の底面2673に対してそれを押勢し、ポートの中で内側管類2605bを密閉し、漏出防止シールを提供する。ばね2620は、そのサイズおよび圧縮力が、示されるような本体2602内で嵌合するようなものであるように選定されることができ、また、ツールまたは固定具を必要とすることなく手動でユーザによって容易に圧縮され、その上、軸受2625に対して圧縮力を及ぼし続け、ポートの底部に当接する先端2615を保ち、したがって、アセンブリ2601が接続構成のままである間に漏出防止シールを保つ。我々は、材料およびばねサイズの適切な選択により、アセンブリ2601からの管類のいかなる漏出または押出も伴わずに、最大20,000psiの圧力において管類を通して流動する流体を伴って、毛細管類の漏出防止シールが平坦底部ポートの中で取得されることができると考える。
ここで図27を参照すると、アセンブリ2601の別の断面図が提供される。図27では、本体2602、管類2605aおよび2605b、ばね2620、および軸受2625、ならびにスリーブ2610および先端2615は、図26に示され、上記で説明されるようなものと同一であり得ることが理解されるであろう。図27では、ポート2670’は、(図26に示され、上記で説明されたような)従来の平坦底部ポートをもはや提供しないという点で異なる。代わりに、ポート2670’の中で管類を受容し、密閉して保持するように適合される開口部の底部は、開口部の底部から上向きに、かつポート2670’の長手軸に向かって半径方向内向きに延在する、固定突起部分2672を有し、したがって、その中に管類が挿入されて受容される、ポート2670’の開口部の内径よりも小さい直径を有する、平坦底面2673’を提供する。図27に示されるように、内側管2605bのみが、ポート2670’の面2673’と接触している。しかしながら、当業者は、所望されるときに、管2605bのみの代わりに、先端2615および内側管2605bの一部または全体が、面2673’にともに当接するように、ポート2670’の面2673’のサイズが選定され得ることを理解し得る。
殆どのUHPLCおよびHPLC器具ならびに構成要素の中のポートおよび接続のための従来の設計は、典型的には、その中に接続された管類の一方の端部と流体シールを作成するために平坦な底部を伴う10〜32個の円錐状ポートを有する。固定突起部2672は、従来の迅速接続にとって一般的ではない上昇した圧力を伴う用途において、ポート2670’のようなポートとともにアセンブリ2601の使用を可能にする、特徴を提供する。従来の10〜32個のポート底部が、典型的には、0.0032平方インチの密閉面積を有する一方で、固定突起部2672は、0.00031平方インチの面積を伴うポート底面2673’を提供するために使用されることができる。密閉面積は、管類の端部に印加される圧力を考慮するときに、重要になる。管類が、ユーザによって、継手アセンブリ2601を介して、または別様に従来のアセンブリによって、約10lbsの負荷まで押圧され得ると仮定して、次いで、標準ポートの中の管端部における圧力は、3,125psiであることに対比して、固定突起部2672および縮小された平坦底部ポート面2673’を伴うポート2670’では32,258である。当業者は、固定突起部2672がいくつかの方法で提供され得、これは、ポート底部に直接機械加工され得る、またはポート底部の中に嵌合する付加的挿入物の使用を介して、もしくは他の方法で、取得され得ることを理解し得る。
ここで図28を参照すると、接続アセンブリ2801の実施形態の断面図が提供される。図28では、上記で説明される本体2602と同一であり得る、本体2602が提供される。本体2602は、本体2602を通した通路を通して延在する、管類2605aおよび2605bを有し、本体2602の上部分内で管類の周囲に位置する、コイルばね2620を有し、コイルばね2620の一方の端部は、本体2602の内部上端に当接し、他方の端部は、軸受2625の一方の側面に当接する。本体2602はさらに、2つのタブ2640と、半径方向に延在する内向きの突起2677とを有する。
図28では、アセンブリ2801は、外部または外側層2850を有する、カラム2855の一方の端部を含む。外側層2850の一方の端部は、アダプタ2860の内部ねじ山2861としっかりと係合するように適合される、外部ねじ山2851を有する。図28に示されるように、アダプタ2860は、管類2605aおよび2605bの一方の端部をしっかりと密閉して受容するとともに、アダプタ2860の両側の突起2877を介して、しっかりと、かつ除去可能に本体2602と係合するように適合される、ポートを提供する第1の端部を有する。アダプタ2860の他方の端部(すなわち、図28に図示されるような底端)は、内部ねじ山付き部分2851を有する、陥凹をその中に有する。図28に示されるように、アダプタ2860の底端の中の陥凹の第1の部分は、外側層2850およびカラム2855と除去可能に係合するように適合される。
アダプタ2860はまた、図28に示される実施形態では、その中に除去可能に着座された挿入物2870を有する、シート部分2862もその中に有する。図28に示されるように、挿入物2870は、それに対して内側管2605bおよび先端2615の少なくとも一部が当接し、除去可能に密閉する係合を提供する、面2873を提供する、固定突起部2872を有する、第1の側面を有する。固定突起部1272は、管類の一方の端部とシールを形成するためのより小さい面積に関して上記で説明されるものと同一の利点を提供する。挿入物2870の第2の側面は、フィルタ要素2880(フリット等)が位置する、陥凹部分を有する。当業者は、図28が、カラム2855の一方の端部に接続するためのアダプタ2860とともに本体2602の使用を図示するが、アダプタ2860が、LCまたはAIシステムの中のいくつかの構成要素のうちのいずれか1つに関連して、(上記で説明されるような)迅速かつ容易な接続/接続解除機能を提供するために、本体2602とともに使用され得ることを理解し得る。
ここで図29を参照すると、アセンブリ2901の断面図が、本開示の別の実施形態を示すように図示されている。アセンブリ2901は、本体2602内で、その長手軸に沿って位置するばね2625とともに、それを通して管類2605aおよび2605bの一方の端部が延在する、本体2602を含む。本体2602は、上記で説明されるように、タブ2640と、半径方向内向きの突起2637とを有する。
アセンブリ2901では、アダプタ2970が、管類2605aおよび2605bをユニオン2910に接続するために、本体2602とともに使用される。図29に図示されるように、ユニオン2910は、10〜32個のねじ山を伴う内部ねじ山付き部分と、円錐形テーパと、次いで、管の端部に対して密閉するための平坦底面とを有するもの等の従来のポートを有してもよい。図29に示されるように、アダプタ2970は、その長手軸に沿って、それを通した通路を有し、図29に示されるような第1の端部または上端は、それぞれ、面2978を有し、本体2602の両側の突起2637と除去可能に係合するように適合される、両側の半径方向に外向きに延在する肩部または突起2977を、その近位に有する。加えて、アダプタ2970の第1の端部または上端は、スリーブ2610とともに、管類2605aおよび2605bの一方の端部を受容するように適合される、開口部をその中に有する。
アダプタ2970の底端は、図29に示されるユニオン2910の第1の端部または上端の内部ねじ山付き陥凹部分と除去可能に係合するように適合される、外部ねじ山付き部分2951を有する。図29に示されるように、ユニオン2910は、内部ねじ山付き部分、円錐形テーパ状部分、および管の一方の端部または図29に示されるようにコネクタ2920を受容するための平坦底部分をそれぞれ伴う、内部ポートをそれぞれ有する、2つの端部を有してもよい。図29に示されるコネクタ2920は、2つの端部と、その長手軸に沿ってそれを通して延在する流体通路とを有する。コネクタ2920の第1の端部または上端は、アダプタ2970の通路2972内で除去可能に嵌合するように適合される、サイズおよび形状である一部を有する。アダプタ2970は、縮径部分2921の下方の通路2972の一部、ならびに図29に図示されるような縮径部分2921の上方に位置する通路2972の一部よりも狭い内径を有する、縮径部分2921を有する。コネクタ2920の第1の端部または上端は、アダプタ2970の通路2972を通して、縮径部分2921の上端を通り過ぎて延在する。図29に示されるように、コネクタ2920の第1の端部または上端は、先端2615の底端および内側管2605bに対して当接し、除去可能なシールを提供し、内側管2605bおよびコネクタ2920の中の通路は、図29に示されるようにアセンブリ2901が接続されるときに、流体がそれを通して通過することを可能にするように整合される。
別の代替実施形態の断面図が、図30で提供される。接続アセンブリ3001(接続構成で示される)は、それぞれ、アセンブリ3001の長手軸に沿ってそれを通した通路を有する、第1の本体3002と、第2の本体3003と、ばね要素3020と、ワッシャ要素3025と、軸受要素3068とを含む。第1の本体3002、第2の本体3003、ばね3020、ワッシャ3025、および軸受3068のそれぞれの通路内に、管類3005が位置する。図30に示されるように、管類3005の一方の端部は、アセンブリ3001の通路を通して延在し、その一部は、コネクタ3070の一方の端部における第1のポートの中に位置する。また、図30には、それぞれが管類3005の一部を取り囲む、先端3015およびスリーブ3010も示されている。
第1の本体3002は、両側にアームまたはタブ3040を有する。アーム3040は、長方形、円弧形、または円形であり、本体3002の長手軸の周囲全体に延在し得る、または所望に応じてそのような他の形状を有し得ることが理解されるであろう。本体3002はまた、半径方向内向きに突出する肩部3006も両側に有する。ユーザがアーム3040を半径方向内向きに押圧するとき、肩部3006もまた、半径方向内向きに移動する。肩部3006が半径方向内向きに移動するとき、それらは、第2の本体3003の部分3007に対して内向きに押圧する。第2の本体3003の部分3007がアセンブリ3001の長手軸に向かって内向きに移動されるとき、第2の本体3003の第2の端部または底端における突起3077もまた、半径方向内向きに移動し、したがって、第2の本体3003の第2の端部または底端の近位により狭い外径を画定する。図30に示されるように、接続構成における突起3077は、コネクタ3070の第1の端部または上端の近位の陥凹3040内に位置し、除去可能に保持される。加えて、軸受3067は、第2の本体3003の底部側に位置し、軸受3067の第1の側面または上部側は、第2の本体3003の底端に対して当接する。
また、図30に示されるように、第2の本体3003の通路内で、その第1の端部または上端の近位に、ばね要素3020が位置する。ばね3020の上部側が、第2の本体3003の上端の内面に対して当接する一方で、ばね3020の底部側は、ワッシャ3025の第1の側面または上部側に対して当接する。ワッシャ3025の第1の側面または上部側が、ばね3020の底部側を受容および保持するように適合される肩部を有する一方で、ワッシャの底部側は、スリーブ3010の第1の端部または上端を受容および保持するように適合される肩部を有する。
図30のコネクタ3070は、陥凹3040のものよりも狭い内径を画定する、半径方向内向きの突起3071によって画定される開口部を上端または第1の端部に有する。また、図30に示されるように、コネクタ3070は、管類3005の一方の端部、先端3015、およびスリーブ3010を受容し、密閉して保持するように適合される、平坦底部ポートを一方の端部に有する。コネクタ3070はさらに、その中に管類3090の端部を受容するための平坦な底部、フェルール3091と係合するための円錐形テーパ状部分、およびナット3092の外部ねじ山付き端部と除去可能に係合するように適合される内部ねじ山付き部分とともに、平坦底部ポートから、図30に示されるように、従来のタイプのポートであり得る、第2のポートまで、通路3075を有する。
当業者は、限定ではないが、期待流体圧力、使用される流体の性質、分析されるサンプルの性質、および同等物を含む、意図された用途に応じて、使用される材料の組成、ならびに上記で示され、説明される流体コネクタアセンブリ3001の種々の構成要素および特徴の具体的形状ならびにサイズが、変動され得ることを理解し得る。例えば、生体適合性が所望される用途において、管類3005は、例えば、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリアリールエーテルケトン(PAEK)、ポリエーテルケトンケトン(PEKK)、フッ素化エチレンプロピレン(FEP)、エチレンテトラフルオロエチレン(ETFE)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ペルフルオロアルコキシ(PFA、ペルフルオロアルコキシエチレンとも呼ばれる)、ポリクロロトリフルオロエチレン(PCTFE)、ポリマー被覆溶融石英(PEEKSil等)、溶融石英、またはホウ化シリカを含む、同一もしくは異なる材料から作製されることができ、さらに、関与する圧力および流体に応じて、炭素繊維、ガラス繊維、ナノ繊維、および/または金属繊維等の繊維を含み得る、充填材を含むことができる。アセンブリ2601は、生物学的材料が関与する用途において特に有用であろうことが予想される。そのような状況では、多くの場合、流体経路が生体適合性材料のみを含有することが望ましい。示され、説明される実施形態では、これは、管類3005、先端3015、およびポート本体3070が、流体に触れるアセンブリ3001の唯一の構成要素であり、管類3005の端部とポート本体3070との間の密閉接続が行われる場合に、先端3015さえも流体と必ずしも接触する必要がないため、達成される。
図30に示される実施形態では、次いで、ばね3020、ならびに第1の本体3002、第2の本体3003、軸受3025、ワッシャ3068、およびスリーブ3010は、ステンレス鋼、鋼鉄、チタン、ニッケル、および/またはニチノール等の金属から作製されることができる。代替として、ばね3020、ならびに第1の本体3002、第2の本体3003、軸受3025、ワッシャ3068、およびスリーブ3010は、PEEK、PEAK、PEKK、PEI、および/またはPPSU等の1つもしくはそれを上回る非金属から作製されることができる。
ユーザまたはオペレータは、アセンブリ3001を迅速かつ容易に接続することができる。第1の本体3002および第2の本体3003をコネクタ3070と接続するために、ユーザは、第1の本体3002、第2の本体3003、ばね3020、ワッシャ3025、軸受3068の長手軸を通した通路の中に、かつそれを通して、スリーブ3010を通して、コネクタ3079の開口部の中に、管類3005の一方の端部を挿入することができる。ユーザは、本体2602の長手軸に向かって半径方向内向きに延在する2つのタブ3040を挟持することができ、これは、次いで、長手軸に向かって(すなわち、半径方向内向きに)2つの肩部3006を押動する。そうすることによって、ユーザは、したがって、第2の本体3003の2つの突起3077を半径方向外向きに移動させ、それによって、2つの突起3077によって画定されるような第2の本体3003の底端の外径を減少させる。いったん2つの突起3077によって画定される外径が、コネクタ3070の上端における2つの肩部または突起3071の内径未満になると、第2の本体3003の底端は、突起3071を通り過ぎて、コネクタ3070の上端における陥凹の中に容易かつ迅速に嵌合することができる。いったん突起3077が突起3071の下方でそれを通り過ぎると、ユーザは、単純に、2つのタブ3040上で力を解放することができ、第2の本体3003の突起3077は、自動的に半径方向外向きに後退し、それによって、第2の本体3003の底端およびコネクタ3070の上端が、しっかりと、かつ除去可能にともに保持されるように、突起3071および3077に係合するであろう。第2の本体3003およびコネクタ3070を相互から接続解除するために、ユーザは、単純に、アセンブリ3001の長手軸に向かってタブ3040を半径方向内向きに押勢し、それによって、第2の本体3003の突起3077を半径方向内向きに移動させ、突起3077および3071を係脱させることができる。いったん2つの突起3077によって画定される外径がコネクタ3070の突起3071によって画定される内径未満になると、第2の本体3003の底端は、迅速かつ容易に引き離され、コネクタ3070から除去されることができる。
当業者は、接続を行うときに、ユーザがまた、コネクタ3070に向かって長手方向に、アセンブリ3001の長手軸に沿って、第1の本体3002を押動し、それによって、第2の本体3003を押動する必要もあろうことを理解し得る。それによって、そうすることがばね3020を圧縮するであろう。ばね3020が圧縮されると、ワッシャ3025に対して、それによって、スリーブ3010に対して、長手方向に力を及ぼし、ひいては、先端3015に対して力を及ぼし、コネクタ3070の上端におけるポートの底面に対してそれを押勢し、コネクタ3070のポートの中で管類3005を密閉し、漏出防止シールを提供する。ばね3020は、アセンブリ3001が接続構成のままである限り、スリーブ3010、それによって、先端3015に十分な力を及ぼし続けるために十分に強力であり、その上、手動で、いかなるツールまたは固定具も必要とすることなく、アセンブリ3001と接続を行うときに、ユーザがばね3020を圧縮することが可能であろうような強度となるように、選択され得ることが理解されるであろう。我々は、材料およびばねサイズの適切な選択により、アセンブリ3001からの管類のいかなる漏出または押出も伴わずに、最大20,000psiの圧力において管類を通して流動する流体を伴って、毛細管類の漏出防止シールが平坦底部ポートの中で取得されることができると考える。
ここで図31を参照すると、接続アセンブリの別の実施形態の断面図が提供される。図31では、アセンブリ3101は、それぞれが、上記で説明されるもののように構成され得、それぞれが、それを通した通路を有する、第1の本体3002と、第2の本体3003と、ばね3020と、ワッシャ3025と、管類3005と、先端3015と、軸受3068と、スリーブ3010とを含む。アセンブリ3101は接続構成で示されていることが理解されるであろう。
図31では、アセンブリ3101は、管類3005の一方の端部をカラム3195の第1の端部に接続するために使用されることができる、アダプタ3170を含む。アダプタ3170は、第2の本体3003の突起3077と除去可能に係合するように適合される、半径方向内向きの突起3171を有する、第1の端部または上端を有する。図31に示されるように、接続構成では、アダプタ3170の突起3171によって画定される内径は、突起3077によって画定される外径未満であるため、第2の本体3003の底端は、アダプタ3170の第1の端部または上端内で保持される。アダプタ3170はまた、その長手軸の一部に沿って延在する内部陥凹3173も含み、陥凹3173は、その中でスリーブ3010、先端3015、および管類3005を受容し、除去可能に保持するように構成される形状およびサイズである。陥凹3173の底端は、平坦底面を画定する。
挿入物3180は、アダプタ3170の第2の端部または底端において画定される陥凹の上端に位置することができる。図31に図示されるように、挿入物3180は、第1の面または上面と、第2の面または底面とを有する。挿入物3180の上端が固定突起部3182を有するため、挿入物3180の上面3183は、ポートまたは陥凹3173よりも小さい表面積を画定する。面3183のより小さい表面積は、ユーザによって印加される圧力負荷を集中させ、アセンブリ3101を接続し、それによって、アセンブリ3101がより高い圧力において漏出防止を動作させることによって、上記で説明されるものと同一の利点を提供する。
挿入物3180の底部側の陥凹の中には、従来のタイプのフリットであることができる、フィルタ要素3190が位置する。図31に示されるように、カラム3195の外側層3197は、外側層3197の上端または第1の端部の近位の外部ねじ山およびアダプタ3170の第2の端部または底端の近位の内部ねじ山の噛合によって、アダプタ3170の底端に固着される。
ここで図32および33を参照すると、迅速接続/接続解除アセンブリの代替実施形態が図示されている。図32が、接続解除構成時の本開示によるアセンブリの実施形態の分解等角図である一方で、図33は、接続構成時の図32のアセンブリの断面図である。図32では、アセンブリ3201は、いかなるトルク力、ツール、または他の機器も要求することなく、軸力を用いて手動で、オペレータもしくはユーザによって迅速かつ容易に接続または接続解除され得る、接続アセンブリの代替実施形態を提供する。アセンブリ3201は、アダプタ3270のその一方の端部における螺合係合によって取り付けられたカラム3210を含み、アダプタ3270は、突出端部分3271を有する。また、図32には、一方の端部に先端3215を有する、管類3205の一部も示されている。管類3205の一部は、コネクタ3280の長手軸を通して、かつそれに沿って延在する。また、図32には、コネクタ3280の一方の端部の近位にあり、その端部においてコネクタ3280の外部の周囲に延在する、カラー3202も示されている。カラム3210、アダプタ3270、コネクタ3280、およびカラー3202は、ステンレス鋼、鋼鉄、チタン、ニッケル、PEEK、PEAK、PEKK、PEI、および/またはPPSUを含む、種々の材料から作製され得ることが理解されるであろう。
図33に示されるように、アセンブリ3201は、接続構成で断面図に図示されている。アダプタ3270は、カラム3210の一方の端部の近位の外部ねじ山付き部分と除去可能に係合するように適合される、内部ねじ山付き部分を一方の端部の近位に有する。図33に示されるように、フリットまたはフィルタ3262は、ホルダ3260の中に位置し、ホルダ3260の一方の側面は、カラム3210の一方の端部に対して当接する。加えて、ホルダ3262は、カラム3210の反対の側面にテーパ状部分3261を有し、本後者の側面は、管類3205の一方の端部において先端3215と密閉係合を形成するように適合される。テーパ状部分3215は、(図33の本特定の実施形態に示されるように)管類3205の端部および/または先端3215とシールを形成するように適合される、ホルダ3260の側面における縮小直径表面を提供する、円錐台形または任意の他の形状であることができる。
アダプタ3270は、コネクタ3280の第1の端部内に、かつその近位に位置する陥凹の中に位置する、アダプタ3270の第2の端部の近位に端部分3271を有する。図33に示されるように、アダプタ3270は、それを通した通路を有し、その部分は、管類3205、管類スリーブ3210、ならびにホルダ3260およびカラム3270の第1の端部を受容および保持するように適合される。加えて、アダプタ3270は、縮小外径部分3276を有し、その両側に、肩(または拡大直径)部分3273aおよび3273bを有する。図33に示されるように、ボール3250は、肩部分3273aと3273bとの間に位置し、縮小直径部分3276において外部またはアダプタ3270に対して静置する。ボール3250およびアダプタ3270は、したがって、ボール戻り止め接続を形成し、いったんボール3250が2つの肩部分3273aと3273bとの間に位置すると、定位置でカラー3202およびコネクタ3280を保持する。
依然として図33を参照すると、ばね3221は、カラー3202の一部の内面とコネクタ3280の外面部分との間に位置する間隙面積の中に位置し、ばね3221の一方の端部は、コネクタ3280の肩または半径方向外向きに突出する部分3277に対して当接する。ばね3221は、相互から離れるようにコネクタ3280およびカラー3202を付勢または押動する役割を果たし、それによって、オペレータまたはユーザが図33の右に向かってカラムから離れるようにカラー3202を押動するまで、コネクタ3280の一方の端部の近位に定位置でカラー3202を保つ。いったんオペレータが十分な力でカラー3202をそのように押動すると、カラー3202およびボール3250は、肩部3273aの右側に移動し、その時点で、アダプタ3270は、単純に2つを引き離すことによって、コネクタ3280から迅速かつ容易に除去されることができる。カラー3202は、どのような方向が所望されようと、オペレータがカラー3202を容易に握持または押動もしくは引動することを可能にするために、拡大直径部分または肩部分3206を含む。
アダプタ3270およびコネクタ3280がまだ接続されていないときに、それらを接続するために、オペレータは、右端に向かってコネクタ3280の左端から離れるようにカラー3202を容易かつ迅速に移動させ、それによって、縮小直径部分3276から外へ、ボール3250を上に移動させ、次いで、コネクタ3280の端部内の陥凹の中にアダプタ3270の第1の端部分3271を挿入することができる。オペレータは、次いで、(図33の)左に向かってカラー3202を押し戻すことができ、ボール3250は、肩部3273aおよび3273bに係合し、その内側に位置するであろう。ボール3250および戻り止め構成ならびにばね3221は、いったんオペレータが接続を行うと、定位置でカラー3202を保持するであろう。カラー3202の一方の端部には、半径方向内向きに突出する肩部3204がある。図33に示されるように、肩部3204は、コネクタ3280の肩部3277の内径未満であり、コネクタ3280の部分3284の内径未満である、内径を有する。肩部3277および3284は、したがって、カラー3202が具体的な量を上回って左または右のいずれかに移動しないように防止する。肩部3277と3284との間の距離を選択することによって、およびばね3221を選択することによって、カラー3202が、アダプタ3270に当接する、またはその近位にある、コネクタ3280の端部もしくはその近傍に位置する、位置に向かって、カラー3202およびコネクタ3280を付勢するように、事前選択された付勢力が取得されることができる。
図33に示されるコネクタ3280は、その中に位置する第2のばね3220を有する。ばね3220は、コネクタ3280の内部通路部分の中に位置し、一方の端部は、コネクタ3280の端部によって通路の中で保持され、ばね3220の他方の端部は、ワッシャ3225の一方の側面に当接する。ワッシャ3225の他方の側面は、スリーブ3210に当接する。ばね3220は、したがって、ホルダ3260の一方の側面に向かって、かつそれに対して、ワッシャ3225、したがって、スリーブ3210、ならびに管類3205および先端3215を付勢する軸力を提供する。上記で詳述されるように、テーパ状部分3261によって提供されるホルダ3260の縮小された表面積は、ばね3220から特定の軸荷重を与えられ、先端315がホルダ3261に当接する場合に、面積の単位あたりのさらに大きい力が取得されることを可能にする。ばね3220は、ホルダ3261に対して先端3215を付勢または押動する事前選択された力を提供し、密閉係合を取得するように、選択されることができる。接続アセンブリ3201の意図された用途に応じて、より高いまたは低い流体圧力が使用され得るため、管類3205が流体力によってアセンブリ3201から押し出されず、流体の漏出がないことを確実にするように、より高いまたはより低い圧力が所望され得ることが理解されるであろう。
ここで図34および35を参照すると、接続アセンブリの別の実施形態が提供される。図34が、接続解除構成時の接続アセンブリ3501の分解等角図である一方で、図35は、接続構成時のアセンブリ3501の断面図である。
図34では、アセンブリ3501は、カラム3510と、アダプタ3570と、カラー3502と、コネクタ3580と、管類3505とを含む。図34に示されるように、管類の一方の端部は、先端3515を有する。加えて、カラー3502は、第1または前部分3503bと、第2または後部分3503aとを有する。本特定の実施形態では、第1の部分3503bは、その一方の側面上にボタン部分3512を有する。カラム3510、アダプタ3570、カラー3502、コネクタ3580、および管類3505は、PEEKもしくはPEAK、PEKK、PEI、および/またはPPSU等の生体適合性材料を備え得る、もしくはステンレス鋼、ニッケル、鋼鉄、および/またはチタン等の他の材料を備え得ることが理解されるであろう。本明細書に説明される他の実施形態と同様に、説明され、示される種々の項目および特徴は、異なる圧力、および/または種々のpHレベル、腐食性、ならびに同等物の異なる流体を伴う用途等のアセンブリ3501が意図される用途に応じて、選択され得る、種々の材料を備えてもよい。
ここで図35を参照すると、アセンブリ3501は、断面図に接続構成で示されている。当業者が理解し得るように、カラム3510、フリットまたはフィルタ3562、およびテーパ状側面3561を伴うホルダ3560は、本開示の他の場所で示され、説明されるもののようであり得る。図35に示されるように、アダプタ3570は、カラム3510の一方の端部の外部ねじ山付き部分と係合するように適合される、ねじ山を伴う内部ねじ山付き部分を一方の端部に有する。コネクタ3580の第1の端部は、アダプタ3570の部分に対して当接する。コネクタ3580は、掛止部分3503bに接続される、ボタン部分3512をその一方の側面上に含む。第1の掛止部分3503bは、コネクタ3580の外部の上の陥凹内に、また、アダプタ3570の外部の中の溝3583内に位置する。加えて、接続は、コネクタ3580の外部の中の第2の溝内に位置する、第2の掛止部分3503aを有する。
図35に示される接続構成からアセンブリ3501を接続解除するために、オペレータは、ボタン部分3512を押動し、それによって、アダプタ3570の溝3583から外へ第1の掛止部分3503bを押動することができ、その時点で、アダプタ3570およびコネクタ3580は、相互から引き離されることができる。接続解除構成から、オペレータは、ボタン部分3512を半径方向内向きに押動し、次いで、コネクタ3580の一方の端部における陥凹の中にアダプタを挿入し、次いで、ボタン3512を解放し、第1の掛止部分3503bが、アダプタ3570の溝3583内のその場所に戻ることを可能にし、それによって、接続構成でアダプタ3570およびコネクタ3580を保定することによって、アセンブリ3501を接続することができる。
また、図35に示されるように、コネクタ3580は、管類3505、ならびにコネクタ3580の一方の端部の近位のばね3520を受容および保持するように適合される、それを通した通路を有する。ばね3520は、ホルダ3560に向かって、ワッシャ3525、したがって、スリーブ3510および管類3505、ならびに先端3515を付勢する、軸荷重力を提供する。ばね3520は、図35に示されるように、ホルダ3560の一方の側面に対して先端3515を押進させるために十分であるように適合される、事前選択された力を提供し、漏出せず、管類3505を通して流動する流体の意図された圧力に起因して、管類3505が密閉係合から外へ押進されないように防止するために十分であろう、密閉係合を提供するように選択されてもよい。ホルダ3560は、テーパ状または円錐台形部分3561を有し、それに対して先端3515が密閉係合を提供する、縮小された表面積を提供する。これは、アセンブリ3501が、オペレータに密閉係合を取得するためにより大きい軸力を有意に追加するように要求することなく、より大きい流体圧力を取り扱うことを可能にする。上記のように、管類3505、ホルダ3560、先端3515、フィルタ3562、および/またはカラム3510は、生体適合性が所望される用途のための生体適合性材料を備えてもよい。加えて、これらの項目は、より高いもしくは低い圧力を伴うもの、または高いもしくは低いpHレベルを伴うもの、または腐食性であり得る等の特定の流体を伴うもの等の特定の意図された用途のために選択される、材料を備えてもよい。
当業者は、本開示に示され、説明される実施形態が、種々の異なる構成で使用され得ることを理解し得る。例えば、上記に示され、説明される実施形態は、平坦底部ポートを伴う使用を参照しているが、当業者は、本開示のその種々の実施形態におけるアセンブリがまた、円錐状ポートまたは他のタイプの接続でも使用され得ることを理解し得る。加えて、種々のタイプの管類および継手アセンブリ構成が、限定ではないが、2016年4月28日に米国特許出願公開第US2016/0116088A1号として公開され、本明細書に完全に記載された場合のように参照することによって本明細書に組み込まれる、2015年10月23日に出願され、「Face−Sealing Fluidic Connection System」と題された、同時係属米国特許出願第14/992,041号に示され、説明される、これらの面密閉アセンブリを含む、示され、説明されるものに加えて、使用されてもよい。
米国特許出願公開第US2016/0116088A1号に示され、説明される、管類アセンブリに加えて、本開示の他の種々の実施形態によると、他のタイプの管類アセンブリが使用されてもよい。図36を参照すると、例えば、管類アセンブリ3601は、部分断面図で示されている。アセンブリ3601は、管3605と、スリーブ3610と、先端3615とを含む。図36から、先端3615は、縮小された表面積3620を伴う第1の端部を有することが分かり得る。縮小された表面積3620は、外向きに延在し、管類アセンブリ3601が密閉接続を形成するようにポートまたは他の接続アセンブリ部材の中に挿入されるときに、縮小された表面積3620がポートの底部に当接する先端3615の一部であるように、先端3615の第1の端部を画定する。密閉係合で縮小された表面積3620を有することによって、応力は、より小さい面積(すなわち、先端3615の外径によって画定される面積にわたる代わりに、縮小された表面積3620)の中に集中され、したがって、管類アセンブリ3601を通した流体流のより高い圧力に耐えることができる、密閉接続を可能にする。
管3605は、いくつかの材料のうちのいずれか1つであることができる。1つの特定の実施形態では、管3604は、毛細管であってもよい。同様に、スリーブ3610は、種々の材料から成ることができる。先端3615はまた、種々の材料から作製されることもできる。管類3605、先端3615、およびスリーブ3610は、以下の材料のうちのいずれか1つまたはそれを上回るものを備えてもよく、相互と同一の材料を備える必要はない。管類3605、スリーブ3610、および先端3615は、ステンレス鋼を含む鋼鉄、アルミニウム、チタン等の金属、ならびにポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、商標DELRINの下で入手可能であり、アセタールとしても公知であるもの等のポリオキシメチレン(POM)、RADEL銘柄ポリフェニルスルホン(PPSU)、ULTEM銘柄ポリエーテルイミド(PEI)、ポリエーテルケトンケトン(PEKK)、ポリアリールエーテルケトン(PAEK)、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、アクリル等のポリマー材料、および/または溶融石英、ホウ化シリカ、PEEKsil、ならびに同等物等の他の材料を含み得る、材料のうちのいずれか1つまたはそれを上回るものを備えてもよい。
ここで図37を参照すると、管類アセンブリ3601の端部のさらなる詳細が見られることができる。図37に示されるように、管類アセンブリ3601の一方の端部は、流体流のためのそれを通して延在する通路3603を有する、毛細管3605の端部を含んでもよい。管3605の端部は、先端3615の着座部分内に嵌合する。図37に示されるように、先端3615は、管3605の一部の外側表面を被覆および取り囲む、一方の端部を有する。加えて、先端3615は、縮小表面積部分3620を有する、第2の端部を有し、先端3615の第2の端部は、管3605の端面とポート底面(図37に示されていない)との間に位置する。また、図37に示されるように、先端3615の縮小表面積部分3620は、先端3615の外径よりも小さい直径を有し、先端3615の肩部分3622および3624から外向きに延在する。先端3615はまた、好ましくは、管3605の流体通路3603と整合される、それを通して延在する通路3618も有する。
ここで図38A、38B、および38Cを参照すると、先端3615の付加的な図が提供される。図38Bは、縮小された表面積または突起部3620が左側に示されている、先端3615の側面図である。図38Aは、先端3615の上面図を提供し、また、突起部3620および流体経路3618も示す。図38Cは、図38Aの線A−Aに沿って得られた先端3615の断面図であり、縮小された表面積3620、肩部分3622(図38Cでは曲線状として示されているが、角度付きであり得る、または所望される場合、直角さえも提供され得る)を示す。加えて、図38Cは、先端3615の端部を通した通路3618を示し、また、図37に示されるように、その中に管の端部を受容するように適合される、中空着座部分3628も示す。
ここで図39−41を参照すると、さらなるアセンブリを形成するアダプタ4050およびユニオン4070を伴う迅速接続/接続解除アセンブリ4001の実施形態とともに、本開示による、迅速接続/接続解除アセンブリ4001の代替実施形態が示されている。図39では、アセンブリ4001は、組立状態で断面図に示されている。アセンブリ4001は、本体4002と、管類4005と、ばね4020と、キャップ4006と、ラッチ4008とを含む。図39に示されるように、管類5は、本体4002、管類4005、ばね4020、キャップ4006、およびラッチ4008のそれぞれを通して延在し、アセンブリ4001の左側の開口部から延在する。管類4005の一方の端部において、先端4015が提供される。また、図39に示されるように、先端4015の一部および管類4005は、スリーブ4010によって封入される。加えて、ばね4020は、本体4002の中空部分内に位置し、ばね4020の一方の端部は、本体4002の一方の端部の内面に当接することが分かり得る。加えて、本体4002の第2の端部は、キャップ4006の第1の端部内の開口部の中へ、かつラッチ4008の一方の端部内の開口部の中へ延在する。
図40では、アセンブリ4001の分解断面図が提供される。読者の便宜上、同様の番号が、同様の特徴に図39−41で使用される。図40に示されるように、本体4002は、略中空であり、一方の端部は、管類4005のためのそれを通した開口部を有し、他方の端部は、ばね4020を受容するように適合される開口部を有する。本体4002の中空部分は、ばね4020の全体または一部を受容および保持するように適合される。図39−41に示されるように、ばね4020は、コイルばねであり、好適な金属から作製されることができる。しかしながら、当業者は、特に前述の開示から、ばね4020が、上記で説明される種々のタイプのばねのうちのいずれか1つであり、上記で説明されるばねに関する前述の潜在的材料のうちのいずれかから作製され得ることを理解し得る。
ワッシャ4025もまた、図40に示されている。ワッシャ4025が、ばね4020の一方の端部に対して当接する一方で、ばね4020の他方の端部は、本体4002の一方の端部の内面に当接する。管4005、スリーブ4010、および先端4015の関係は、そのようなアセンブリに関して上記で説明される通りであることができるが、管4005、スリーブ4010、および先端4015は、いずれかの形状であり、その前述の説明に関する上記の材料のうちのいずれかから作製されることができる。
図40に示されるキャップ4006は、その対向端部に対向開口部4012aおよび4012bを有する。加えて、キャップ4006は、ラッチ4008を受容および保持するように適合される中空内部の中へ延在する、開口部4012cを有する。加えて、キャップ4006は、中空内部4012cに開放しているポケット4012dを有する。ポケット4012dは、第2のばね4007を受容および保持するように適合される。図40に示されるように、ばね4007は、コイル状のテーパ状ばねである。しかしながら、当業者は、ばね4007が本開示で前述に説明されたばねのタイプのうちのいずれか1つであり得ることを理解し得る。
依然として図40を参照すると、ラッチ4008が示されている。ラッチ4008は、管類4005、スリーブ4010、および先端4015の組み合わせ(またはその1つもしくはそれを上回る構成要素)がラッチ4008を通して嵌合することを可能にするように適合される、それを通した中心通路を有する。加えて、ラッチ4008は、半径方向内向きに延在する突起4008aを含む。半径方向内向きの突起4008aは、図41に示されるもののようなアダプタ4050の一方の端部と協働するように適合される。
図41では、アセンブリ4001は、それを通して延在する管類4005を伴って示されている。加えて、アダプタ4050およびユニオン4070が、示されている。アダプタ4050は、第1の端部4057と、第2の端部4052とを有する。第1の端部4057は、キャップ4006内の開口部4012およびラッチ4008の内部4014の中へ嵌合し、それらによってしっかりと保持されるように適合される。図41に示されるように、第1の端部4057は、半径方向外向きの突起4053、ならびに環状突起4057よりも小さい外径を伴う環状切り欠きまたはリング4055を有する。加えて、突起4057は、開口部4012に向かって対面する傾斜部分を有する。傾斜部分は、ラッチ4008の突起4008aの傾斜部分と協働するように適合される。傾斜部分は、開口部4012の中にアダプタ4050の第1の端部4057を挿入し、突起4008aが環状切り欠き4055の少なくとも一部の中へ嵌合し、それによって、アダプタ4050およびキャップ4006(それによって、アセンブリ4001)をともにしっかりと保持するように、傾斜部分に係合するために、いかなるツールまたは過剰な力も要求されないように適合される。加えて、アダプタ4050は、アダプタ4050の中心部分の中で半径方向外向きに延在する、第2の環状フランジを含む。アダプタ4050の第2の端部4052の近傍に、外部ねじ山4054がある。
図41に示されるように、アダプタ4050の外部ねじ山付き部分4054は、ユニオン4070の第1の端部の内部ねじ山付き部分4074と除去可能に係合するように適合される。ユニオン4070の第1の端部はさらに、先端4015がポート4072の底部に対して押圧されるときに、先端4015との密閉係合のための平坦底部ポート4072を有する。当業者は、ユニオン4070が図41に示されているが、分析器具システムのいくつかの異なる構成要素のうちのいずれか1つが、ユニオン4070の代わりに、説明されるようにアセンブリ4001およびアダプタ405に接続され得る、ポートを備え得ることを理解し得る。例えば、ユニオン4070の代わりに、アセンブリ4001およびアダプタ4050に密閉して接続されるポートを有し得る、他の構成要素は、少なくとも以下、すなわち、カラムを含む、またはマニホールド、ポンプ、弁、カラム、フィルタ、ガードカラム、検出器、圧力レギュレータ、リザーバ、脱ガス装置、気泡除去器、ユニオン、T字、十字、スプリッタ、サンプルループ、コネクタ、もしくはAI器具またはシステムの中の別の構成要素の一部である、ポートであってもよい。軸力を及ぼすための手段は、限定ではないが、コイルばねを含む、ばねを備えてもよい。
本開示による、流体接続アセンブリ4001、ならびにアダプタ4050およびユニオン4070は、ステンレス鋼を含む鋼鉄、アルミニウム、チタン等の金属、ならびにポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、商標DELRINの下で入手可能であり、アセタールとしても公知であるもの等のポリオキシメチレン(POM)、RADEL銘柄ポリフェニルスルホン(PPSU)、ULTEM銘柄ポリエーテルイミド(PEI)、ポリエーテルケトンケトン(PEKK)、ポリアリールエーテルケトン(PAEK)、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、アクリル等のポリマー材料、および/または溶融石英、ホウ化シリカ、PEEKsil、ならびに同等物等の他の材料を含み得る、種々の材料のうちのいずれか1つまたはそれを上回るものを備えてもよい。アセンブリ4001の中の管類4005、先端4015、およびスリーブは、同様に、前述の材料のうちのいずれか1つまたはそれを上回るものを備えてもよい。加えて、当業者は、アセンブリ4001の種々の構成要素、および/またはアダプタ4050、ならびに/もしくはユニオン4070が、同一の材料を備え得る、または異なる材料を備え得ることを理解し得る。例えば、1つの特定の実施形態におけるアセンブリ4001が、PEEKを備える本体4002と、PEEKを備えるキャップ4006と、PEEKを備えるラッチ4008とを有してもよい一方で、ばね4020および4007は、ステンレス鋼等の金属を備え、そのようなアセンブリ4001は、ステンレス鋼等の金属から作製されるアダプタ4050および金属またはPEEKを備えるユニオン4070とともに使用されることができる。当業者はさらに、ポリマー材料から作製される、これらの構成要素に関して、ポリマー材料が、炭素繊維、金属繊維、および/または同等物を含む、繊維を含み得ることを理解し得る。さらに、たとえアダプタ4050が金属を備えても、アセンブリ4001を通して延在する管類4005の管類先端4015、ユニオン4070のポート4072の底部と密閉係合しているアダプタ4050、ならびにユニオン4070が、生体適合性材料を備える限り、アセンブリ4001と行われる全体的な流体接続が、依然として生体適合性であり得ることが理解されるであろう。
当業者はまた、所望の用途において流体接続で(上記でさらに詳細に説明されるように)係合されたときに、ばね部材4020および4007が所望の量の力または付勢を提供するように、ばね部材4020および4007の材料ならびにサイズが選択され得ることも理解し得る。例えば、当業者は、アセンブリ4001が、アセンブリ4001が比較的小さい流体圧力を伴う用途で使用される場合よりも大きい流体圧力を伴う用途で使用されるであろうときに、ばね部材4020およびばね4007により大きい付勢力を提供させることが有利であろうことを理解し得る。例えば、所与の用途に使用される所与のAIシステムの中の全ての流体接続が、同一の流体圧力下で動作する必要があるわけではない。流体圧力は、AIシステムの中の異なる接続に関して、そのような状況でさえも変化し得る。
図39−41に示されるようなアセンブリ4001に関して、流体接続を行う、またはポートもしくは構成要素から管類を接続解除する方法が、ここで要約される。接続を行う際に、オペレータまたはユーザは、第1および第2の端部を有する、管4005を提供するステップであって、第2の端部は、圧縮性先端を備え得る、ステップと、本体4002を通して管の一方の端部を挿入するステップとを実施してもよく、該本体4002は、第1の端部と、第2の端部とを備え、該本体4002はさらに、該本体を通して延在する管4005を受容するように適合される、それを通した通路を有し、該本体の第2の端部の近位の内部は、ワッシャまたはディスク4025に対して力を及ぼすためのばね4020と協働するように適合され、ひいては、管4005の一部を取り囲むスリーブ4010に対して力を及ぼし、したがって、本体4002から離れるように長手方向に管4005の端部を付勢する。加えて、オペレータまたはユーザは、ラッチ4008部分を受容するように適合される、キャップ4006の一部の中にラッチ4008の一部を挿入してもよい。ばね4007もまた、キャップ4006内の陥凹の中に挿入されてもよく、ばね4007は、上向きおよび半径方向外向きにラッチを押勢するように適合される。ユーザまたはオペレータは、代替として、単純に管4005を取得し、いったん組み立てられると、アセンブリ4001の内部通路を通して一方の端部を設置してもよい。いずれの場合も、アダプタ4050が、提供されることができ、ユーザまたはオペレータは、アダプタ4050を通した通路の中に管4005の一方の端部を挿入し、キャップの開口部4012およびラッチ4008の内部の中にアダプタ4050の一方の端部4057を挿入することができる。記述されるように、アダプタの環状突起またはフランジ4053は、ラッチ4008aの傾斜部分と係合し、ユーザまたはオペレータが、より容易にばね4020を圧縮し、ラッチ4008をアダプタ4050としっかりと係合させ、定位置で保持させることを可能にするように適合される、傾斜部分を有する。オペレータまたはユーザは、次いで、上記で説明されるタイプのうちのいずれか等のポートまたは他の構成要素の中にアダプタ4050のねじ山付き端部を挿入し、次いで、ポートまたは構成要素(ユニオン4070等)のねじ山付き部分に係合し、確実な密閉された流体接続を取得することができる。ポートまたは構成要素からアセンブリ4001を接続解除するために、ユーザは、反対方向にアセンブリ4001および/またはポートもしくは他の構成要素(ユニオン4070等)を旋回させ、相互からねじ山付き部分を係脱させ、次いで、ポートまたは他の構成要素からアダプタ4050およびアセンブリ4001ならびに管4005を除去してもよい。
ばね4020は、ポートまたは構成要素の底面に対して先端4015を押進させるために十分であるように適合される、事前選択された力または力の範囲を提供し、漏出せず、管類4005を通して流動する流体の意図された圧力に起因して、管類4005が密閉係合から外へ押進されないように防止するために十分であろう、密閉係合を提供するように選択されてもよい。また、ばね4020は、キャップ4006およびラッチ4008の中にアダプタ4050の一方の端部を挿入し、アダプタ4050をアセンブリ4001としっかりと係合させることによって等、ばねを圧縮するために要求される力が、比較的限定され、いかなるツールまたは機器も要求しないが、手動でオペレータまたはユーザによって行われることができるように、選択され得ることも理解されるであろう。また、アダプタ4050およびアセンブリ4001の接続は、いったん行われると、恒久的であり得る、または特に、アセンブリ4001の意図された使用が低圧用途のためであり、したがって、ともに固着された状態でアセンブリ4001およびアダプタ4050を保つために要求される力が、それほど大きくない場合に、除去可能な接続であり得ることが理解されるであろう。そのような状況では、第2のばね4007は、ラッチ4008の底部に対して比較的低い力を提供するように選択されることができる。
当業者はまた、本開示に示され、説明される実施形態が、種々の異なる構成で使用され得ることも理解し得る。例えば、上記に示され、説明される実施形態は、平坦底部ポートを伴う使用を参照しているが、当業者は、本開示のその種々の実施形態におけるアセンブリがまた、上記で説明されるものを含む、円錐状ポートまたは他のタイプの接続でも使用され得ることを理解し得る。加えて、種々のタイプの管類および継手アセンブリ構成が、限定ではないが、2016年4月28日に米国特許出願公開第US2016/0116088A1号として公開され、本明細書に完全に記載された場合のように参照することによって本明細書に組み込まれる、2015年10月23日に出願され、「Face−Sealing Fluidic Connection System」と題された、同時係属米国特許出願第14/992,041号に示され、説明される、これらの面密閉アセンブリを含む、示され、説明されるものに加えて、使用されてもよい。
米国特許出願公開第US2016/0116088A1号に示され、説明される、管類アセンブリに加えて、本開示の他の種々の実施形態によると、例えば、図36−38に図示され、上記で説明されるもの等の他のタイプの管類アセンブリが使用されてもよい。管4005は、いくつかの材料のうちのいずれか1つであることができる。1つの特定の実施形態では、管4005は、毛細管であってもよい。同様に、スリーブ4010は、種々の材料から成ることができる。先端4015はまた、種々の材料から作製されることもできる。管類4005、先端4015、およびスリーブ4010は、以下の材料のうちのいずれか1つまたはそれを上回るものを備えてもよく、相互と同一の材料を備える必要はなく、そのような材料は、ステンレス鋼を含む鋼鉄、アルミニウム、チタン等の金属、ならびにポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、商標DELRINの下で入手可能であり、アセタールとしても公知であるもの等のポリオキシメチレン(POM)、RADEL銘柄ポリフェニルスルホン(PPSU)、ULTEM銘柄ポリエーテルイミド(PEI)、ポリエーテルケトンケトン(PEKK)、ポリアリールエーテルケトン(PAEK)、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、アクリル等のポリマー材料、および/または溶融石英、ホウ化シリカ、PEEKsil、ならびに同等物等の他の材料を含んでもよい。
我々は、生体適合性用途のためを含む、流体が少なくとも20,000psiまでの圧力において管類4005を通して流動しているときに、ポート(ポート4072等)からの管類4005のいかなる押出も伴わずに、アセンブリ4001が、漏出防止密閉接続を達成するために使用されることができると考える。
ここで図42−46を参照すると、さらなるアセンブリ5001aを形成するアダプタ5050を伴う迅速接続/接続解除アセンブリ5001の実施形態とともに、本開示による、迅速接続/接続解除アセンブリ5001の代替実施形態が示されている。読者の便宜上、同様の番号が、同様の特徴に図42−46で使用される。図42では、アセンブリ5001が、分解3次元図で示されている。アセンブリ5001は、本体5002と、ばね5020と、キャップ5006と、ラッチ5008とを含む。図42に示されていないが、当業者は、管類(図42に示されていない)が、本体5002、ばね5020、キャップ5006、およびラッチ5008のそれぞれを通して延在し得、アセンブリ5001の左側ならびにアセンブリ5001の右側の開口部から延在し得ることを理解し得る。
本体5002は、略中空であり、一方の端部(図42の配向で示されるような右側)は、管類(図42に示されていない)を受容するように適合される、それを通した開口部を有し、他方の端部(図42に示される配向では左側)は、ばね5020を受容するように適合される開口部を有する。本体5002の中空部分は、ばね5020の全体または一部を受容および保持するように適合される。図42に示されるように、ばね5020は、コイルばねであり、任意の好適な金属から作製されることができる。しかしながら、当業者は、特に前述の開示から、ばね5020が、上記で説明される種々のタイプのばねのうちのいずれか1つであり、上記で説明されるばねに関する前述の潜在的材料のうちのいずれかから作製され得ることを理解し得る。加えて、本体5002は、本体の中空内部に開放しているポケット5002dを有する。ポケット5002dは、第2のばね4007を受容および保持するように適合される。図42に示されるように、ばね4007は、コイル状のテーパ状ばねである。しかしながら、当業者は、ばね4007が本開示で前述に説明されたばねのタイプのうちのいずれか1つであり得ることを理解し得る。
ワッシャ5025もまた、図42に示されている。ワッシャ5025が、ばね5020の一方の端部に対して当接する一方で、ばね5020の他方の端部は、本体5002の一方の端部の内面に当接する。図42に示されるキャップ5006は、開口部5012を有する。加えて、キャップ5006は、その一方の側面上に延在部5011を有し、延在部5011は、アセンブリ5001の長手軸に向かって半径方向内向きに突出する、掛止または保持部材5011aを有する。
依然として図42を参照すると、ラッチ5008が示されている。ラッチ5008は、それを通した中心通路を有する。加えて、ラッチ5008は、半径方向内向きに延在する突起5008aを含む。半径方向内向きに延在する突起5008aは、以下でさらに詳細に解説されるように、図43に示されるもののようなアダプタ4050の一方の端部と協働するように適合される。図42に示される配向におけるその上部分の上のラッチ5009はさらに、対向突起5009aおよび5009bを有する。図42に示されるように、ラッチ5008の最上部は、突起5009aおよび5009bの外側におけるラッチ5008の厚さが、ラッチ5008の最上部の中心に向かうよりも比較的薄いように、角度付きまたは弓状である。突起5009aおよび5009bを含む、ラッチ5008の最上部は、本体5002の対応する右上部分の中へ(所望される場合、そこから外へ)摺動するように定寸および適合されることが理解されるであろう。本体5002はさらに、それぞれ、ラッチ5008の突起5009aおよび5009bを除去可能に受容し、しっかりと保持するように適合される、陥凹5003aおよび5003bを含む。組み立てられたとき、突起5009aおよび5009bは、陥凹5003aおよび5003bの中へ嵌合し、その中でしっかりと保持される。
ここで図43を参照すると、アセンブリ5001は、それを通して延在する管類5005を伴って示されている。加えて、アダプタ5050が、示されている。アダプタ5050は、第1の端部と、第2の端部とを有する。アダプタ5050の第1の端部は、ラッチ5008の内部に延在する突起5008aの中へ嵌合し、それによって定位置でしっかりと保持されるように適合される。図43に示されるように、第1の端部は、半径方向外向きの突起5053、ならびに環状突起5053よりも小さい外径を伴う環状切り欠きまたはリング5055を有する。加えて、突起5053は、開口部5012に向かって対面する傾斜部分を有する。環状フランジ5053の傾斜部分は、ラッチ5008の突起5008aの傾斜部分と協働するように適合される。傾斜部分は、オペレータまたはユーザが、開口部5012の中にアダプタ5050の第1の端部5053を挿入し、突起4008aが環状切り欠き5055の少なくとも一部の中へ嵌合し、それによって、アダプタ5050およびラッチ5008(それによって、アセンブリ5001)をともにしっかりと保持するように、傾斜部分に係合するために、いかなるツールまたは過剰な力も要求されないように適合される。加えて、アダプタ5050は、アダプタ5050の中心部分の中で半径方向外向きに延在する、第2の環状フランジ5051を含む。アダプタ5050の第2の端部5052の近傍に、外部ねじ山5054がある。
また、図43に示されるように、管類5005の一方の端部は、先端5015を提供されている。また、図43に示されるように、先端5015の少なくとも一部および管類5005は、スリーブ5010によって封入される。管5005、スリーブ5010、および先端5015の関係は、上記で説明される通りであることができ、管5005、スリーブ5010、および先端5015は、その前述の説明に関する上記の形状のうちのいずれかであり、材料のうちのいずれかから作製されることができる。当業者はさらに、先端5015を伴わない、および/またはスリーブ5010を伴わない、もしくは先端5015および/またはスリーブ5010のいずれか一方もしくは両方のための異なる構成を伴うもの等の他のタイプの管類が、本明細書に説明されるようなアセンブリ5001とともに使用され得ることを理解し得る。
図44では、アセンブリ5001aが組立状態で示されている。アセンブリ5001aは、本体5002と、管類5005と、ラッチ5008と、キャップ5006と、アダプタ5050と、先端5015とを含む。図43および44の比較から分かり得るように、図44は、キャップ5006の開口部の中に挿入され、ラッチ5008の突起5008a(図44では見られない)によって保持された際のアダプタ5050を示す。組み立てられると、アダプタ5050、キャップ5006、ラッチ5008、および本体5002は、ともにしっかりと保持し、管類5005の一方の端部(または図44に示されるように、管類5005の一方の端部における先端5015)を分析器具システム等の流体システムのポートまたは別の構成要素に固着するために使用されることができる、アセンブリ5001aを形成する。
ここで図45を参照すると、アセンブリ5001およびアダプタ5050の断面図が提供される。分かり得るように、アダプタ5050は、第1の端部5057と、第2の端部5052とを有する。第1の端部5057の近位に、環状フランジまたは半径方向外向きに延在する突起5053がある。フランジ5053の傾斜部分が示され、アセンブリ5001に対面するフランジ5053の側面上に位置する。加えて、フランジ5053の背後のアダプタの一部は、より小さい直径を有し、フランジ5053の直接背後または背後の近位にある切り欠き部分5055と見なされることができる。加えて、アダプタは、外部ねじ山5054と、平坦底部ポートまたは他の構成要素の中に嵌合し、その中にシールを形成するように適合される、第2の端部とを有する。
依然として図45を参照すると、ばね5020が、本体5002の中空部分内に位置し、ばね5020の一方の端部が、本体5002の一方の端部の内面に当接することが分かり得る。加えて、本体5002の第2の端部は、ラッチ5008の一方の側面に除去可能に取り付けられる。図45に示されるように、本体5002の第2の端部は、第2のばね5007が位置する陥凹を提供する。当業者によって理解されるであろうように、第2のばね5007は、アダプタ5050の第1の端部5057がアセンブリ5001の第2の端部の中に挿入されるときに、アダプタ5050の切り欠き5055の中へラッチ5008の内向きの突起5008aを押圧するために使用される。同様に、ばね5020は、本体5002の第2の端部から離れるように(かつアセンブリ5001の本配向で図45に示される図の左側に向かって)、ワッシャ5025、ひいては、スリーブ5010の一方の端部、また、先端5015も押圧するように適合されることが理解されるであろう。
アダプタ5050の外部ねじ山付き部分5054は、ポートまたは他の構成要素(図45に示されていない)の内部ねじ山付き部分と除去可能に係合するように適合されることが理解されるであろう。示されるようなアダプタ5050の特定の構成では、アダプタ5050の端部5052は、先端5015がポートの底部に対して押圧されるときに、先端5015との密閉係合のために平坦底部ポートとともに使用するために適合されることが理解されるであろう。当業者は、平坦底部ポートが説明されているが、分析器具システムのいくつかの異なる構成要素のうちのいずれか1つが、説明されるようにアセンブリ5001およびアダプタ5050に接続され得る、ポートを備え得ることを理解し得る。例えば、アセンブリ5001およびアダプタ5050に密閉して接続されるポートを有し得る、他の構成要素は、少なくとも以下、すなわち、カラムを含む、またはマニホールド、ポンプ、弁、カラム、フィルタ、ガードカラム、検出器、圧力レギュレータ、リザーバ、脱ガス装置、気泡除去器、ユニオン、T字、十字、スプリッタ、サンプルループ、コネクタ、もしくはAI器具またはシステムの中の別の構成要素の一部である、ポートであってもよい。軸力を及ぼすための手段は、限定ではないが、コイルばねを含む、ばねを備えてもよい。加えて、当業者は、示されていないが、アダプタ5050の端部5052が、円錐台形ポートまたは構成要素の中で密閉係合を提供するように適合される、構成であり得ることを理解し得る。
図46は、組み立てられ、密閉係合を提供するように分析器具システム(図示せず)の平坦底部ポートまたは構成要素の中に挿入する準備ができている際のアセンブリ5001aの断面図を提供する。
前述の開示から、アセンブリ5001aは、ポートまたは構成要素(図示せず)の内部ねじ山をアダプタ5050の外部ねじ山と係合させることによって、オペレータまたはユーザが、平坦底部ポートの中に先端5015を有する管類の端部およびアダプタ5050の端部5052を容易に挿入することを可能にすることが理解されるであろう。ばね5020の付勢によって及ぼされる力は、先端5015およびポートまたは構成要素の底面の密閉係合を維持するであろう。我々は、生体適合性用途のためを含む、流体が少なくとも20,000psiまでの圧力において管類5005を通して流動しているときに、ポートからの管類5005のいかなる押出も伴わずに、アセンブリ5001aが、漏出防止密閉接続を達成するために使用されることができると考える。
本開示による、流体接続アセンブリ5001およびアセンブリ5001a、ならびにアダプタ5050は、ステンレス鋼を含む鋼鉄、アルミニウム、チタン等の金属、ならびにポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、商標DELRINの下で入手可能であり、アセタールとしても公知であるもの等のポリオキシメチレン(POM)、RADEL銘柄ポリフェニルスルホン(PPSU)、ULTEM銘柄ポリエーテルイミド(PEI)、ポリエーテルケトンケトン(PEKK)、ポリアリールエーテルケトン(PAEK)、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、アクリル等のポリマー材料、および/または溶融石英、ホウ化シリカ、PEEKsil、ならびに同等物等の他の材料を含み得る、種々の材料のうちのいずれか1つまたはそれを上回るものを備えてもよい。アセンブリ5001の中の管類5005およびスリーブ5010は、同様に、前述の材料のうちのいずれか1つまたはそれを上回るものを備えてもよい。加えて、当業者は、アセンブリ5001の種々の構成要素および/またはアダプタ5050が、同一の材料を備え得る、または異なる材料を備え得ることを理解し得る。例えば、1つの特定の実施形態におけるアセンブリ5001が、PEEKを備える本体5002と、PEEKを備えるキャップ5006と、PEEKを備えるラッチ5008とを有してもよい一方で、ばね5020および5007は、ステンレス鋼等の金属を備え、そのようなアセンブリ5001は、ステンレス鋼等の金属から作製されるアダプタ5050とともに使用されることができる。当業者はさらに、ポリマー材料から作製される、これらの構成要素に関して、ポリマー材料が、炭素繊維、金属繊維、および同等物を含む、繊維を含み得ることを理解し得る。さらに、たとえアダプタ5050が金属を備えても、アセンブリ5001aを通して延在し、ポートの底部と密閉係合している管類5005の管類先端5015が、生体適合性材料を備える限り、アセンブリアセンブリ5001aと行われる全体的な流体接続が、依然として生体適合性であり得ることが理解されるであろう。
当業者はまた、所望の用途において流体接続で(上記でさらに詳細に説明されるように)係合されたときに、ばね部材5020および5007が所望の量の力または付勢を提供するように、ばね部材5020および5007の材料ならびにサイズが選択され得ることも理解し得る。例えば、当業者は、アセンブリ5001が、アセンブリ5001が比較的小さい流体圧力を伴う用途で使用される場合よりも大きい流体圧力を伴う用途で使用されるであろうときに、ばね部材5020およびばね5007により大きい付勢力を提供させることが有利であろうことを理解し得る。例えば、所与の用途に使用される所与のAIシステムの中の全ての流体接続が、同一の流体圧力下で動作する必要があるわけではない。流体圧力は、AIシステムの中の異なる接続に関して、そのような状況でさえも変化し得る。
アセンブリ5001および図42−46に関して、流体接続を行う、またはポートもしくは構成要素から管類を接続解除する方法が、ここで要約される。接続を行う際に、オペレータまたはユーザは、第1および第2の端部を有する、管5005を提供するステップであって、第2の端部は、圧縮性先端を備え得る、ステップと、本体5002を通して管の一方の端部を挿入するステップとを実施してもよく、該本体5002は、第1の端部と、第2の端部とを備え、該本体5002はさらに、該本体を通して延在する管5005を受容するように適合される、それを通した通路を有し、該本体の第2の端部の近位の内部は、ワッシャまたはディスク5025に対して力を及ぼすためのばね5020と協働するように適合され、ひいては、管5005の一部を取り囲むスリーブ5010に対して力を及ぼし、したがって、本体5002から離れるように長手方向に管5005の端部を付勢する。加えて、オペレータまたはユーザは、ラッチ5008の一部(突起5009aおよび5009b等)を受容および保持するように適合される本体5002の一部の中にそれらを挿入し、ラッチ5008の外部(ラッチ5008の一部と係合し、キャップ5006およびラッチ5008をともに保持するように適合される、突起5011aおよび5011等)の中または周囲にキャップ5006の一部を挿入してもよい。ばね5007もまた、本体5002内の陥凹の中に挿入されてもよく、ばね5007は、上向きおよび半径方向外向きにラッチ5008を押勢するように適合される。
ユーザまたはオペレータは、代替として、単純に管5005を取得し、いったん組み立てられると、アセンブリ5001の内部通路を通して一方の端部を設置してもよい。いずれの場合も、アダプタ5050が、提供されることができ、ユーザまたはオペレータは、アダプタ5050を通した通路の中に管5005の一方の端部を挿入し、キャップ5006の開口部ならびにラッチ5008および/または本体5002の内部の中にアダプタ5050の一方の端部5057を挿入することができる。上記で記述および説明されるように、アダプタ5050の環状突起またはフランジ5053は、ラッチ5008の傾斜部分と係合し、ユーザまたはオペレータが、より容易にばね5020を圧縮し、ラッチ5008をアダプタ5050としっかりと係合させ、定位置で保持させることを可能にするように適合される、傾斜または角度付き部分を有する。オペレータまたはユーザは、次いで、上記で説明されるタイプのうちのいずれか等のポートまたは他の構成要素の中にアダプタ5050のねじ山付き端部を挿入し、次いで、ポートまたは構成要素(図示せず)のねじ山付き部分に係合し、確実な密閉された流体接続を取得することができる。ポートまたは構成要素からアセンブリ5001を接続解除するために、ユーザは、反対方向にアセンブリ5001および/またはポートもしくは他の構成要素(図示せず)を旋回させ、相互からねじ山付き部分を係脱させ、次いで、ポートまたは他の構成要素からアダプタ5050およびアセンブリ5001ならびに管5005を除去してもよい。
ばね5020は、ポートまたは構成要素の底面に対して先端5015を押進させるために十分であるように適合される、事前選択された力または力の範囲を提供し、漏出せず、管類5005を通して流動する流体の意図された圧力に起因して、管類5005が密閉係合から外へ押進されないように防止するために十分であろう、密閉係合を提供するように選択されてもよい。また、ばね5020は、キャップ5006およびラッチ5008の中にアダプタ5050の一方の端部を挿入し、アダプタ5050をアセンブリ5001としっかりと係合させることによって等、ばねを圧縮するために要求される力が、比較的限定され、いかなるツールまたは機器も要求しないが、手動でオペレータまたはユーザによって行われることができるように、選択され得ることも理解されるであろう。また、アダプタ5050およびアセンブリ5001の接続は、いったん行われると、恒久的であり得る、または特に、アセンブリ5001の意図された使用が低圧用途のためであり、したがって、ともに固着された状態でアセンブリ5001およびアダプタ5050を保つために要求される力が、それほど大きくない場合に、除去可能な接続であり得ることが理解されるであろう。そのような状況では、第2のばね5007は、ラッチ5008の底部に対して比較的低い力を提供するように選択されることができる。
当業者はまた、本開示に示され、説明される実施形態が、種々の異なる構成で使用され得ることも理解し得る。例えば、上記に示され、説明される実施形態は、平坦底部ポートを伴う使用を参照しているが、当業者は、本開示のその種々の実施形態におけるアセンブリがまた、上記で説明されるものを含む、円錐状ポートまたは他のタイプの接続でも使用され得ることを理解し得る。加えて、種々のタイプの管類および継手アセンブリ構成が、限定ではないが、2016年4月28日に米国特許出願公開第US2016/0116088A1号として公開され、本明細書に完全に記載された場合のように参照することによって本明細書に組み込まれる、2015年10月23日に出願され、「Face−Sealing Fluidic Connection System」と題された、同時係属米国特許出願第14/992,041号に示され、説明される、これらの面密閉アセンブリを含む、示され、説明されるものに加えて、使用されてもよい。
米国特許出願公開第US2016/0116088A1号に示され、説明される、管類アセンブリに加えて、本開示の他の種々の実施形態によると、例えば、図42−46に図示され、上記で説明されるもの等の他のタイプの管類アセンブリが使用されてもよい。管5005は、いくつかの材料のうちのいずれか1つであることができる。1つの特定の実施形態では、管5005は、毛細管であってもよい。同様に、スリーブ5010は、種々の材料から成ることができる。先端5010はまた、種々の材料から作製されることもできる。管類5005、先端5015、およびスリーブ5010は、以下の材料のうちのいずれか1つまたはそれを上回るものを備えてもよく、相互と同一の材料を備える必要はなく、そのような材料は、ステンレス鋼を含む鋼鉄、アルミニウム、チタン等の金属、ならびにポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、商標DELRINの下で入手可能であり、アセタールとしても公知であるもの等のポリオキシメチレン(POM)、RADEL銘柄ポリフェニルスルホン(PPSU)、ULTEM銘柄ポリエーテルイミド(PEI)、ポリエーテルケトンケトン(PEKK)、ポリアリールエーテルケトン(PAEK)、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、アクリル等のポリマー材料、および/または溶融石英、ホウ化シリカ、PEEKsil、ならびに同等物等の他の材料を含んでもよい。
本発明は、種々の実施形態で示され、説明されているが、当業者は、図面および前述の議論から、請求項に記載されるような本発明の精神および範囲から逸脱することなく、種々の変更、修正、および変形例が行われ得ることを理解し得る。当業者はさらに、種々の材料が、本明細書に説明されるものの代わりに、またはそれに加えて、使用され得、示され、説明される実施形態は、付加的用途で使用され、本明細書に記載されるものを超える付加的利点を提供し得ることを理解し得る。故に、図面および上記の議論に示され、説明される実施形態は、例証的にすぎず、本明細書の請求項で定義されるような本発明の範囲を限定しない。実施形態および具体的形態、材料、ならびに同等物は、例証的にすぎず、本明細書の本発明の範囲または請求項を限定しない。