JP3228908B2 - フレキ管継手 - Google Patents
フレキ管継手Info
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Description
特に、山部と谷部とが交互に且つ平行に連続する蛇腹状
のフレキ管が接続されるフレキ管継手に関するものであ
る。
従来から、フレキ管が挿入される継手主体に対して前記
フレキ管挿入側からネジ筒がねじ込まれ、このネジ筒に
周方向に並ぶように複数のボールが保持されたものがあ
る。このものでは、フレキ管をネジ筒に挿通させて継手
主体に挿入した状態でネジ筒を締め込むと、ボールの各
々が継手主体の内周面で押されてネジ筒から内周側に突
出する構成となっている。従って、前記締込によって、
ボールの各々がフレキ管の谷部に入り込んで、山部とボ
ールの各々とが軸方向に係合した状態となり、これによ
って、フレキ管が抜止め状態となる。
態のフレキ管の先端部と継手主体との嵌合部に介在され
る環状のシール部材が備えられており、これによって、
フレキ管と継手主体との間のシールが確保される。
部及びボールの設計上の寸法関係等によって、フレキ管
の半径方向に於ける山部とボールの各々との係合代を大
きくできないものとなる。しかも、周方向に於いて山部
とボールの各々とがほぼ点接触した状態となっているか
ら、フレキ管に抜け方向の外力が作用した際に、各ボー
ルから山部への押圧力が集中的に作用するものとなる。
が作用すると、山部がボールとの係合部で局部的に潰れ
ることとなり、これによって、山部とボールの各々との
係合が解除されて、フレキ管がこのフレキ管継手から抜
けるものとなる。又、このものでは、フレキ管の接続に
際して、フレキ管を継手主体に挿入した状態で、更に、
ネジ筒を締め込まなければならないから、このフレキ管
の接続が面倒である。
フレキ管の抜止め強度を向上させることを課題とする。 [1項]
ために講じた本発明の解決手段は、『山部と谷部とが交
互に且つ平行に連続する蛇腹状のフレキ管が接続される
フレキ管継手であって、前記フレキ管が挿入される筒状
の継手主体と、前記継手主体内に設けられ且つ前記フレ
キ管の山部に係合して前記フレキ管を抜止め状態に保持
する係合部材と、前記フレキ管の先端部と前記継手主体
との嵌合部に介在される環状のシール部材と、を具備す
るフレキ管継手において、前記係合部材は、前記挿入方
向に向って漸次内周側に延び且つ周方向に並ぶ複数の板
状弾性材製の係合片部を備え、前記係合片部の各々の断
面は、前記フレキ管の周面に略平行に設けられ、前記係
合片部の各々は、前記挿入状態の前記フレキ管の谷部に
位置すると共に、前記係合片部の先端縁相互を結ぶ仮想
円の直径が前記山部の外周径よりも小さく設定されてお
り、前記継手主体内の前記フレキ管挿入側には、軸方向
移動自在の解除筒が設けられ、前記解除筒は、前記フレ
キ管が挿通される大きさで且つ前記挿入方向の移動によ
って前記係合片部群を前記山部よりも外周側まで押し広
げる大きさに設定されており、前記継手主体内の前記フ
レキ管挿入側には、前記継手主体に対して抜止め状態に
設けられ且つ前記解除筒が挿通された筒体と、前記継手
主体の内周壁と前記筒体との間に介在された圧縮バネ
と、が設けられ、前記係合部材は、その全体が板バネ製
であり、前記係合部材には、前記圧縮バネと前記筒体と
で挟持される環状板と、前記環状板の内周縁から延びる
前記係合片部群と、前記環状板の外周縁に於ける前記係
合片部間の中程から延びて前記筒体の外周面に各々接す
る複数の保持片と、が備えられ、前記環状板は、その内
周縁に於ける前記各係合片部の両側近傍位置から切り込
まれた複数の第1切欠部と、その外周縁に於ける前記各
保持片の両側近傍位置から切り込まれた複数の第2切欠
部と、を備える』ことを特徴とするものである。
合部材には、上記挿入方向に向って漸次内周側に延びる
複数の係合片部が周方向に並ぶように備えられている。
そして、係合片部の各々は、板状弾性材製であり、係合
片部が上記挿入状態のフレキ管の谷部に位置して、これ
らの先端縁相互を結ぶ仮想円の直径が山部の外周径より
も小さく設定されている。
と、この挿入に伴って、係合片部の各々が外周側に弾性
変形した後に内周側に弾性復帰する態様で山部群を順次
乗り越え、フレキ管が所定深さまで挿入されると、係合
片部の各々がフレキ管の所定の谷部にあって隣の山部に
係合した状態となる。これによって、継手主体に対して
フレキ管が抜止め状態となる。
レキ管の周面に略平行に設けられているから、各係合片
部とこれに係合する山部とが線状に接触した状態とな
る。これによって、係合片部と山部との接触面積が大き
くなるから、フレキ管に抜き方向の外力が作用したとき
に、係合片部から山部に作用する押圧力が分散される。
尚、係合片部としては、継手主体へのフレキ管の挿入時
に、その全体が外周側に撓むものや、基端部のみで撓む
ものを含む。このものでは、解除筒に挿通されて継手主
体に挿入されたフレキ管の所定の山部に係合片部の各々
が係合しているが、解除筒は、挿入方向の移動によって
係合片部群を前記山部よりも外周側まで押し広げる大き
さに設定されている。従って、この解除筒が挿入方向に
押し込まれることによって、係合片部群と山部との係合
が解除される。そして、この解除状態でフレキ管を引き
抜くことができる。このものでは、継手主体の内周壁と
筒体との間に圧縮バネが介在されているが、筒体が継手
主体に抜止め状態となっており、又、圧縮バネと筒体と
で係合部材の環状板が挟持されている。従って、これら
各部が一体的に組み付けられたものとなる。このもので
は、環状板は、その内周縁に於ける各係合片部の両側近
傍位置から切り込まれた複数の第1切欠部と、その外周
縁に於ける各保持片の両側近傍位置から切り込まれた複
数の第2切欠部と、を備えているから、相互に隣接する
第1切欠部と第2切欠部との間の半径方向の幅が小さく
なる。又、この環状板は、上記した圧縮バネと筒体とで
挟持されている。従って、フレキ管の接続時に各係合片
部が外周側に弾性変形すると、環状板が相互に隣接する
第1切欠部と第2切欠部との間で表裏に捩じられる。
に抜き方向の外力が作用した際に、係合片部の各々から
山部に作用する押圧力が分散されるから、山部が潰れに
くくなり、フレキ管の抜止め強度が向上する。又、係合
片部の各々が周方向に並んでいるから、係合片部の各々
と山部との係合が安定化される。
で、これら両者が接続されるから、前記挿入後の他の操
作が不要となり、前記接続が容易となる。このもので
は、解除筒を挿入方向に押し込むだけで、フレキ管が引
抜き可能な状態となるから、このフレキ管の取外しが容
易となる。又、継手主体に挿入されたフレキ管は、解除
筒にも挿通されているから、この解除筒によって、フレ
キ管が安定的に保持されたものとなる。又、フレキ管の
接続時に各係合片部が外周側に弾性変形すると、環状板
が相互に隣接する第1切欠部と第2切欠部との間で表裏
に捩じられるから、係合片部の外周側への変形が容易と
なり、フレキ管の挿入がスムーズである。更に、環状板
の外周縁から延びる複数の保持片が筒体の外周面に各々
接しているから、この係合部材が筒体に対して安定的に
取り付けられたものとなる。又、係合片部が外周側に変
形した後に、係合片部が確実に弾性復帰するものとな
る。
の前記挿入方向の移動を阻止する着脱自在な安全具を備
えている』ものでは、継手主体に対して解除筒が挿入さ
れるのが安全具で阻止されているから、前記解除筒が継
手主体内に不用意に押し込まれてフレキ管が抜けること
がない。尚、継手主体からフレキ管を引き抜くときは、
着脱自在な上記安全具を取り外し、この状態で解除筒を
継手主体内に押し込む。すると、上記1項に記載したよ
うにフレキ管が取り外せる。 [3項] 上記1項又は2項に於いて、『前記継手主体の内周面に
形成された環状溝に嵌め込まれる態様で前記継手主体に
Cリングが装着され、前記筒体の外周部には、前記Cリ
ングに対して前記筒体の抜け方向に係合する係合部が形
成される』ものでもよい。このものでは、継手主体の内
周面に形成された環状溝にCリングが嵌め込まれてお
り、このCリングに対して筒体の係合部が上記抜け方向
に係合しているから、継手主体に対して筒体が抜止め状
態となる。このものでは、前記抜止め構造の為にCリン
グが用いられているから、前記抜止め構造が簡素化され
ると共に、継手主体への筒体の組付が容易となる。 [4項] 上記1〜3項に於いて、『前記シール部材は、前記係合
片部群よりも前記挿入方向の前方側に配置され且つ前記
フレキ管の山部に密に外嵌する大きさの主体部と、前記
主体部の前方側の部分から内周側に張り出して前記挿入
状態の前記フレキ管の先端部に弾性的に圧接される環状
舌片と、を備え、前記圧接による前記環状舌片の弾性変
形状態で、前記挿入状態の前記フレキ管の所定の山部と
前記係合片部の各々とが当接して抜止め状態に係合す
る』ものが好ましい。このものでは、シール部材の主体
部が係合片部群よりも前記前方側に配置されており、こ
の主体部は、フレキ管の山部に密に外嵌する大きさに形
成されているから、継手主体にフレキ管を挿入すると、
このフレキ管の先端部が係合片部群を越えた後にシール
部材に密に嵌入されて、この部分でシールが確保され
る。又、このフレキ管の先端部には、主体部の前方側の
部分から内周側に張り出す環状舌片が弾性的に圧接され
る。そして、この圧接による環状舌片の弾性変形状態
で、挿入状態のフレキ管の所定の山部と係合片部の各々
とが当接して抜止め状態に係合するから、前記圧接が維
持される。従って、この圧接部でシールが確保される。
このものでは、シール部材の主体部に加えて環状舌片で
もシールが確保されるから、シール性能が向上する。こ
のものでは、環状舌片の弾性変形状態にて係合片部の各
々と山部とが当接して抜止め状態に係合するから、この
係合状態でのフレキ管のガタツキが防止され、このフレ
キ管が安定的に接続されたものとなる。又、解除筒の押
込みにより係合片部群と山部との係合を解除する際、係
合片部群によって山部が上記挿入方向に押される傾向と
なるが、環状舌片が挿入方向に弾性変形可能な構成であ
るから、係合片部の各々が外周側にスムーズに弾性変形
する。従って、解除筒による係合解除がスムーズとな
る。
図面に基づいて説明する。図1は、本願発明の実施の形
態に於けるフレキ管継手の断面図であり、図2は、図1
のフレキ管継手に於けるフレキ管(8) の挿入状態での要
部断面図であり、図3は、図1のフレキ管継手に於ける
フレキ管(8) の係合状態での要部断面図であり、図4
は、図1のフレキ管継手に於けるフレキ管(8) の係合解
除状態での要部断面図であり、図5は、図1のフレキ管
継手の係合部材(5) の正面図である。
フレキ管(8) が挿入される筒状の継手主体(1) と、この
継手主体(1) 内のフレキ管挿入側に設けられた筒体(2)
と、この筒体(2) に挿通された解除筒(3) と、継手主体
(1) の内周壁と筒体(2) との間に介在された圧縮バネ
(4) と、この圧縮バネ(4) と筒体(2) とで挟持された係
合部材(5) と、を具備する構成となっている。
とが交互に且つ平行に連続する蛇腹状に形成されてお
り、このフレキ管(8) の先端縁は、谷部(82)の最深部と
なっている。 [各部の構成について] *継手主体(1) 及び筒体(2) * 上記の継手主体(1) は、図1に示すように、ガス器具等
との接続用のネジ筒部(11)とは反対側からフレキ管(8)
が挿入される構成となっている。
側の端部の内周壁には、図1及び図2に示すように、周
方向に延びる環状溝部(14)が形成されており、この環状
溝部(14)には、Cリング(16)が嵌め込まれている。そし
て、このCリング(16)に対して、筒体(2) の軸方向の中
程から外周側に張り出す環状部(21)が筒体(2) の抜け方
向に係合する構成となっている。これによって、継手主
体(1) により筒体(2)が抜止め状態に保持されたものと
なる。
(2) に対して上記挿入方向の前方側(以下、単に「前方
側」と称する)から対向する環状の端面(12)が形成され
ており、これら端面(12)と筒体(2) との間に上記した圧
縮バネ(4) が介在されている。そして、この圧縮バネ
(4) と筒体(2) とで後述の係合部材(5) の環状板(50)が
挟持されている。
る端面(12)よりも更に前方側には、全周に亙って延びる
環状凹部(13)が形成されており、この環状凹部(13)に
は、後述のシール部材(6) が嵌め込まれている。更に、
この継手主体(1) の内周壁に於ける環状凹部(13)の前方
側の隣接位置には、フレキ管挿入側に向く環状端面(15)
が形成されており、この環状端面(15)は、継手主体(1)
に挿入されたフレキ管(8) の先端が当接する大きさに形
成されている。
に形成されており、図1及び図2に示すように、この解
除筒(3) の前方側部分が筒体(2) に挿通される構成とな
っている。そして、この前方側部分の外周面には、周方
向に延びる環状溝(31)が形成されており、この環状溝(3
1)には、Cリング(32)が嵌め込まれている。又、筒体
(2) の内周面に形成された段部(22)に対して、このCリ
ング(32)が解除筒(3) の抜け方向に係合する構成となっ
ている。従って、解除筒(3) が筒体(2) により抜止め状
態に保持されたものとなる。
は、筒体(2) の内径よりも大径の筒部(33)となってお
り、この筒部(33)によって、解除筒(3) が筒体(2) 内に
没入してしまう不都合が防止されている。又、この筒部
(33)とCリング(32)との間の距離が筒体(2) の段部(22)
からフレキ管挿入側端縁までの長さよりも大きく設定さ
れている。これによって、解除筒(3) が筒体(2) により
軸方向移動自在に保持されたものとなる。
5に示すように、環状板(50)と、この環状板(50)の内周
縁に周方向に並設された複数の係合片部(51)と、環状板
(50)の外周縁に於ける係合片部(51)間の中程に位置する
ように周方向に並設された複数の保持片(52)と、からな
る。
た筒体(2) の圧縮バネ(4) 側の端面とほぼ同じ大きさに
形成されている。又、この環状板(50)には、図5に示す
ように、その内周縁に於ける各係合片部(51)の両側近傍
位置から切り込まれた複数の第1切欠部(501) と、その
外周縁に於ける各保持片(52)の両側近傍位置から切り込
まれた複数の第2切欠部(502) と、が形成されている。
すように、上記挿入方向に向って漸次内周側に延びる平
板状に形成されている。そして、これら係合片部(51)の
各々の基端縁が環状板(50)の内周縁に一体化されている
ことから、これら係合片部(51)の各々の断面がフレキ管
(8) の周面に略平行になっている。又、これら係合片部
(51)の先端縁相互を結ぶ図5の仮想円(P) の直径(P1)が
フレキ管(8) の山部(81)の外周径よりも小さく且つ谷部
(82)の最深部の径よりも大きく設定されている。
環状板(50)の外周縁からフレキ管挿入側に延びており、
筒体(2) の外周面に各々接している。従って、この係合
部材(5) が筒体(2) に対して安定的に取り付けられてい
る。 *シール部材(6) * 上記のシール部材(6) は、継手主体(1) の環状凹部(13)
に嵌め込まれた筒状の主体部(60)と、この主体部(60)の
前方側の端部から内周側に張り出す環状舌片(61)と、か
らなる。
数の山部(81)に跨って密に外嵌する大きさに形成されて
おり、環状舌片(61)は、フレキ管(8) の最先端の山部(8
1)に対向する大きさに形成されている。 [このフレキ管継手の組立について]このフレキ管継手
の組立に際しては、先ず、継手主体(1) の環状凹部(13)
にシール部材(6) を嵌め込んで、更に、継手主体(1) に
圧縮バネ(4) 及び係合部材(5) を挿入する。又、筒体
(2) に解除筒(3) を挿通させ、この状態で、環状溝(31)
にCリング(32)を嵌め込んで筒体(2) と解除筒(3) とを
連結する。
体(1) に挿入し、この状態で、Cリング(16)を環状溝部
(14)に嵌め込む。これによって、これら各部が一体的に
組み付けられたものとなる。このものでは、継手主体
(1) に対して筒体(2) を抜止め状態とする為に、Cリン
グ(16)が用いられているから、前記抜止め構造が簡素化
されると共に、継手主体(1) への筒体(2) の組付が容易
となっている。
キ管継手にフレキ管(8) を接続する際には、このフレキ
管(8) を上記した筒部(33)から解除筒(3) 及び継手主体
(1) に挿入するが、この挿入時に、フレキ管(8) が継手
主体(1) 内の係合部材(5) の環状板(50)に挿通される。
このとき、係合部材(5) の係合片部(51)の各々が上記挿
入方向に向って漸次内周側に延びる板状に形成されてお
り、係合片部(51)の先端縁相互を結ぶ仮想円(P) の直径
(P1)が山部(81)の外周径よりも小さく且つ谷部(82)の最
深部の径よりも大きく設定されている。従って、係合片
部(51)の各々は、前記挿入に伴って図2の二点鎖線のよ
うに外周側に弾性変形した後に、図2の実線のように内
周側に弾性復帰する態様にて、山部(81)群を順次乗り越
えるものとなる。
達すると、上記したフレキ管(8) と係合片部(51)の仮想
円(P) の直径(P1)との寸法関係から、係合片部の各々が
フレキ管(8) の所定の谷部(82)にあって隣の山部(81)に
抜止め状態に係合する。このものでは、環状板(50)に
は、上記した第1切欠部(501) 及び第2切欠部(502) が
形成されており、相互に隣接する第1切欠部(501) と第
2切欠部(502) との間の半径方向の幅が小さくなってい
る。又、この環状板(50)は、上記した圧縮バネ(4) と筒
体(2) とで挟持されている。
(51)の外周側への弾性変形に伴って、圧縮バネ(4) が圧
縮される態様で環状板(50)が相互に隣接する第1切欠部
(501) と第2切欠部(502) との間で表裏に捩じられるも
のとなり、係合片部(51)の前記弾性変形がスムーズとな
っている。これによって、フレキ管(8) の挿入がスムー
ズとなっている。
(52)の各々が筒体(2) の外周面に各々接しているから、
係合片部(51)が外周側に変形して環状板(50)が捩じられ
ても、係合片部(51)が確実に弾性復帰する。このもので
は、図2に示すように、上記挿入状態のフレキ管(8) の
先端部の複数の山部(81)がシール部材(6) の主体部(60)
に密に嵌入されてこの部分でシールが確保される。この
ものでは、主体部(60)に複数の山部(81)が密に嵌入され
るから、このフレキ管継手のシール性能が向上してい
る。
の山部(81)がシール部材(6) の環状舌片(61)に弾性的に
圧接される。又、この圧接による環状舌片(61)の弾性変
形状態で、挿入状態のフレキ管(8) の所定の山部(81)と
係合片部(51)の各々とが当接して抜止め状態に係合する
構成となっている。この為、環状舌片(61)と係合片部(5
1)群との間の距離がフレキ管(8) の山部(81)のピッチと
の関係で所定距離に設定されている。
前記圧接部でシールが確保される。これによって、主体
部(60)に加えて環状舌片(61)でもシールが確保されるも
のとなり、このフレキ管継手のシール性能が向上してい
る。このものでは、上記した環状端面(15)は、環状舌片
(61)の弾性変形によりフレキ管(8) の先端縁が当接する
ように配置されている。尚、このものでは、フレキ管
(8) の山部(81)のピッチは、5mm程度に設定され、環
状凹部(13)と環状端面(15)との間隔は、1.5mm程度
に設定されている。
(8) が所定の挿入深さに達すると、それ以上の挿入が阻
止されるものとなり、フレキ管(8) の接続が簡便なもの
となっている。このものでは、環状舌片(61)の弾性変形
状態で係合片部(51)の各々と山部(81)とが当接している
から、この状態でのフレキ管(8) のガタツキが防止さ
れ、このフレキ管(8) が安定的に接続されたものとな
る。
に形成されてその断面がフレキ管(8) の周面に略平行と
なっているから、各係合片部(51)とこれに係合する山部
(81)とが線状に接触した状態となる。これによって、係
合片部(51)と山部(81)との接触面積が大きくなるから、
フレキ管(8) に抜き方向の外力が作用したときに、係合
片部(51)から山部(81)に作用する押圧力が分散される。
従って、山部(81)が潰れにくくなり、フレキ管(8) の抜
止め強度が向上する。
先端縁が直線に形成されているが、前記外力の作用によ
って、係合片部(51)の各々が山部(81)に食い込む傾向と
なるから、これら係合片部(51)の各々とこれに係合する
山部(81)とが線状に接触したものとなる。又、係合片部
(51)の各々が周方向に並んでいるから、係合片部(51)の
各々と山部(81)との係合が安定化される。
(8) を挿入するだけで、これら両者が接続されるから、
前記挿入後の他の操作が不要となり、前記接続が容易と
なる。又、継手主体(1) に挿入されたフレキ管(8) が解
除筒(3) に挿通されており、フレキ管(8) が解除筒(3)
でも保持されたものとなるから、フレキ管(8) が安定的
に保持されたものとなる。
レキ管継手からフレキ管(8) を取り外す際には、上記の
解除筒(3) を継手主体(1) に向って押し込む。尚、この
押込み前には、解除筒(3) は、図3に示すように、係合
片部(51)群に対してフレキ管挿入側に隣接している。そ
して、この解除筒(3) は、前記押込みに伴う挿入方向の
移動によって係合片部(51)群を山部(81)よりも外周側に
押し広げる大きさに形成されている。具体的には、図4
に示すように、解除筒(3) の前方側端部の外周面が挿入
方向に向って縮小するテーパ面(34)となっており、この
テーパ面(34)は、係合片部(51)の各々の基端側部分に当
接する大きさに構成されている。又、このテーパ面(34)
は、これに係合片部(51)の各々が接した状態で係合片部
(51)の各々が山部(81)よりも外周側に位置するように形
成されている。
て、図4に示すように、テーパ面(34)と係合片部(51)の
各々とが接した状態となると、係合片部(51)の各々が山
部(81)相互間から脱出して、係合片部(51)群と山部(81)
との係合が解除されたものとなる。この解除状態でフレ
キ管(8) を継手主体(1) 及び解除筒(3) から引き抜くこ
とができる。
し込むだけで、フレキ管(8) を引抜き可能な状態となる
から、このフレキ管(8) の取外しが容易となっている。
又、解除筒(3) の押込みにより係合片部(51)の各々と山
部(81)との係合を解除する際、係合片部(51)が山部(81)
を押す傾向となるが、環状舌片(61)が挿入方向に弾性変
形可能な構成であることから、係合片部(51)の各々が外
周側にスムーズに弾性変形する。従って、解除筒(3) に
よる係合片部(51)群の係合解除がスムーズとなってい
る。
は、図3の想像線で示すように解除筒(3) の端部の大径
の筒部(33)と筒体(2) の間に弾性材製のC字状リングか
ら成る安全具(39)を着脱自在介装し、これにより、解除
筒(3) が不用意に押し込まれるのを防止する。そして、
フレキ管(8) を取り外すときは、解除筒(3) から安全具
(39)を取り外した後に上記の如く解除筒(3) を継手主体
(1) に押し込む。
断面図
入状態での要部断面図
合状態での要部断面図
合解除状態での要部断面図
Claims (4)
- 【請求項1】 山部と谷部とが交互に且つ平行に連続す
る蛇腹状のフレキ管が接続されるフレキ管継手であっ
て、前記フレキ管が挿入される筒状の継手主体と、前記
継手主体内に設けられ且つ前記フレキ管の山部に係合し
て前記フレキ管を抜止め状態に保持する係合部材と、前
記フレキ管の先端部と前記継手主体との嵌合部に介在さ
れる環状のシール部材と、を具備するフレキ管継手にお
いて、 前記係合部材は、前記挿入方向に向って漸次内周側に延
び且つ周方向に並ぶ複数の板状弾性材製の係合片部を備
え、前記係合片部の各々の断面は、前記フレキ管の周面
に略平行に設けられ、前記係合片部の各々は、前記挿入
状態の前記フレキ管の谷部に位置すると共に、前記係合
片部の先端縁相互を結ぶ仮想円の直径が前記山部の外周
径よりも小さく設定されており、 前記継手主体内の前記フレキ管挿入側には、軸方向移動
自在の解除筒が設けられ、前記解除筒は、前記フレキ管
が挿通される大きさで且つ前記挿入方向の移動によって
前記係合片部群を前記山部よりも外周側まで押し広げる
大きさに設定されており、 前記継手主体内の前記フレキ管挿入側には、前記継手主
体に対して抜止め状態に設けられ且つ前記解除筒が挿通
された筒体と、前記継手主体の内周壁と前記筒体との間
に介在された圧縮バネと、が設けられ、 前記係合部材は、その全体が板バネ製であり、前記係合
部材には、前記圧縮バネと前記筒体とで挟持される環状
板と、前記環状板の内周縁から延びる前記係合片部群
と、前記環状板の外周縁に於ける前記係合片部間の中程
から延びて前記筒体の外周面に各々接する複数の保持片
と、が備えられ、 前記環状板は、その内周縁に於ける前記各係合片部の両
側近傍位置から切り込まれた複数の第1切欠部と、その
外周縁に於ける前記各保持片の両側近傍位置から切り込
まれた複数の第2切欠部と、を備えるフレキ管継手。 - 【請求項2】 前記継手主体に対する前記解除筒の前記
挿入方向の移動を阻止する着脱自在な安全具を備えてい
る請求項1に記載のフレキ管継手。 - 【請求項3】 前記継手主体の内周面に形成された環状
溝に嵌め込まれる態様で前記継手主体にCリングが装着
され、前記筒体の外周部には、前記Cリングに対して前
記筒体の抜け方向に係合する係合部が形成される請求項
1又は2に記載のフレキ管継手。 - 【請求項4】 前記シール部材は、前記係合片部群より
も前記挿入方向の前方側に配置され且つ前記フレキ管の
山部に密に外嵌する大きさの主体部と、前記主体部の前
方側の部分から内周側に張り出して前記挿入状態の前記
フレキ管の先端部に弾性的に圧接される環状舌片と、を
備え、 前記圧接による前記環状舌片の弾性変形状態で、前記挿
入状態の前記フレキ管の所定の山部と前記係合片部の各
々とが当接して抜止め状態に係合する請求項1、2又は
3に記載のフレキ管継手。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26151198A JP3228908B2 (ja) | 1998-07-06 | 1998-09-16 | フレキ管継手 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19053198 | 1998-07-06 | ||
JP10-190531 | 1998-07-06 | ||
JP26151198A JP3228908B2 (ja) | 1998-07-06 | 1998-09-16 | フレキ管継手 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000081182A JP2000081182A (ja) | 2000-03-21 |
JP3228908B2 true JP3228908B2 (ja) | 2001-11-12 |
Family
ID=26506153
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26151198A Expired - Fee Related JP3228908B2 (ja) | 1998-07-06 | 1998-09-16 | フレキ管継手 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3228908B2 (ja) |
-
1998
- 1998-09-16 JP JP26151198A patent/JP3228908B2/ja not_active Expired - Fee Related
Non-Patent Citations (1)
Title |
---|
実公12458(大正14年)(JP,Y1 T) |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2000081182A (ja) | 2000-03-21 |
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Legal Events
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