JP4429472B2 - 差込式管継手 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、シール性が良好な差込式管継手に関するものであり、主として蛇腹管を継手本体内に差し込むだけで、良好なシール性と抜け止めが行える差込式管継手に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、ガス等の流体を流すフレキシブル管を接続する差込式管継手としては、例えば実用新案公報第2565469号公報等にて開示されている継手が知られている。図8は上記公報にて開示されている管継手を示す断面図であり、図示するようにこの管継手は、フレキシブルになされた蛇腹管Fが挿入される接続孔2が形成されたソケット4と、このソケット4の開口端に螺合された締付け部材6と、上記締付け部材6がねじ込み初期位置に位置決めするために上記ソケット4と上記締付け部材6の両端部間に装着した略C字状の位置決め部材8と、上記ソケット4の接続孔2の内部に放射状に配置されて内周面が上記蛇腹管Fの外周面に対応して凹凸状に形成された複数のリテーナ10と、この複数のリテーナ10を内径が拡大縮小するように弾性的に保持する保持部材12を備えている。そして、上記蛇腹管Fを複数のリテーナ10間に挿入した後、位置決め部材8を外して締付け部材6をねじ込んで締め付けることにより、このリテーナ10を接続孔2の底部側へ押圧して、この蛇腹管Fをソケット4に固定するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記した従来の管継手では、蛇腹管Fを接続孔2内へ挿入した後、位置決め部材8を外してから締付け部材6をソケット4に締め付けるに際して、図示しない工具を用いて、これを行なうようになっている。このため、依然として工具を用いて締め付ける作業が有り、このため、例えば蛇腹管Fを挿入した後この締付けを忘れて漏れを発生させてしまう場合があるなどの問題がある。また、位置決め部材を外す手間が有り、簡単に接続できない。更に、複数のリテーナを保持する弾性保持部材が必要で、構造が複雑である。
【0004】
そこで、本出願人は、先の出願(特願平11−316155号)において、蛇腹管を差し込むだけで簡単に接続できる差込式管継手を開示した。しかしながら、この管継手の場合には、差し込むだけで接続できる、という利点は有するが、内部にスプリング等を設けていることからやや構造が複雑化する、という改良点を有していた。
本発明は、以上のような問題点に着目し、これを有効に解決すべく創案されたものである。本発明の目的は、蛇腹管を継手本体内に挿入するだけでシール部材を圧縮して確実にシールし、且つ抜け止めを果たすようにし、構造が簡単で安全な差込式管継手を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1に規定する発明は、外周面が波山状に凹凸部を有する蛇腹管を接続する差込式管継手において、前記蛇腹管を挿入するために内部に段部状になされた管挿入孔が形成された継手本体と、管挿通孔が形成され、先端に前記管挿入孔に内接してその長さ方向へ摺動移動可能になされた案内部材を有する入口本体と、前記管挿入孔内に設けられて、前記案内部材の挿入により押圧された時に前記蛇腹管の先端外周面と密接するリング状のシール部材と、前記管挿入孔内に設けられて、前記案内部材が挿入された時に前記蛇腹管の凹部と係合するリテーナ部材と、前記案内部材に設けられて、これが前記管挿入孔へ挿入された時に前記管挿入孔の内壁側と係合する係合部材と、前記係合部材に係合するために前記管挿入孔の内壁に設けられたリング状の止め輪部材とを備え、前記継手本体の入口端には、前記止め輪部材を着脱するナット部材が螺合されていることを特徴とする差込式管継手である。
【0006】
これにより、まず、上記蛇腹管を入口部材の管挿入孔に挿通させ、継手本体の管挿入孔に挿入する。この状態で入口本体を継手本体側へ押圧して移動させることにより、入口本体の案内部材の先端がシール部材を押圧してこれを変形させることによって蛇腹管の先端外周面に液密に密着させる。この時、上記案内部材の先端に押圧されたリテーナ部材は、蛇腹管の外周面の凹部と係合してロックされ、蛇腹管が抜け落ちないようになる。更に、上記案内部材が摺動移動した時に、これに設けた係合部材が管挿入孔の内壁側と係合し、この案内部材及びこれに一体化されている入口本体が脱落しないように接合されることになる。このようにして、蛇腹管を入口本体及び継手本体内に差し込んで挿入し、次に、入口本体を継手本体側へ押し込むだけで、良好なシール性を維持した状態で蛇腹管の接続を行なうことが可能となる。
そして、一度結合した蛇腹管を取り外す場合には、螺合されている上記ナット部材を取り外して分解すれば、蛇腹管の取り外し、及び再接続が可能となる。
請求項2に規定する発明は、外周面が波山状に凹凸部を有する蛇腹管を接続する差込式管継手において、前記蛇腹管を挿入するために内部に段部状になされた管挿入孔が形成された継手本体と、管挿通孔が形成され、先端に前記管挿入孔に内接してその長さ方向へ摺動移動可能になされた案内部材を有する入口本体と、前記管挿入孔内に設けられて、前記案内部材の挿入により押圧された時に前記蛇腹管の先端外周面と密接するリング状のシール部材と、前記管挿入孔内に設けられて、前記案内部材が挿入された時に前記蛇腹管の凹部と係合するリテーナ部材と、前記案内部材に設けられて、これが前記管挿入孔へ挿入された時に前記管挿入孔の内壁側と係合する係合部材と、前記継手本体の内周面に形成されて前記入口本体を工具で押し込む場合に前記工具を係止させる工具止め突起とを備えたことを特徴とする差込式管継手である。
これにより、まず、上記蛇腹管を入口部材の管挿入孔に挿通させ、継手本体の管挿入孔に挿入する。この状態で入口本体を継手本体側へ押圧して移動させることにより、入口本体の案内部材の先端がシール部材を押圧してこれを変形させることによって蛇腹管の先端外周面に液密に密着させる。この時、上記案内部材の先端に押圧されたリテーナ部材は、蛇腹管の外周面の凹部と係合してロックされ、蛇腹管が抜け落ちないようになる。更に、上記案内部材が摺動移動した時に、これに設けた係合部材が管挿入孔の内壁側と係合し、この案内部材及びこれに一体化されている入口本体が脱落しないように接合されることになる。このようにして、蛇腹管を入口本体及び継手本体内に差し込んで挿入し、次に、入口本体を継手本体側へ押し込むだけで、良好なシール性を維持した状態で蛇腹管の接続を行なうことが可能となる。
また上記入口本体を工具で押し込む場合には、工具止め突起に工具を係合させて、入口本体を工具により継手本体側へ押し込むことが可能となる。
請求項3に規定するように、前記継手本体の内周面には、前記入口本体を工具で押し込む場合に前記工具を係止させる工具止め突起が形成されているようにしてもよい。
【0007】
また請求項4に規定するように、前記案内部材の先端には、前記案内部材が挿入された時に、前記リテーナ部材と当接してこれを前記蛇腹管の軸中心方向へ押圧する押圧テーパ面が形成されているようにしてもよい。これによれば、上記リテーナ部材が案内部材の先端の押圧テーパ面と当接してリテーナ部材を蛇腹管の中心軸方向へ押圧付勢するので、このリテーナ部材は蛇腹管の凹部に強固に嵌まり込み、両者の結合が更に確実となる。
【0008】
また、請求項5に規定するように、前記リング状のシール部材の一端には、前記案内部材の先端と当接するスペーサ部材が設けられているようにしてもよい。これによれば、このスペーサ部材が、上記挿入されてくる上記案内部材の先端により押圧されることになるので、シール部材をその長さ方向に対して均一に圧縮して変形させることが可能となるので、これが蛇腹管の外摺面に一層均一に密着し、そのシール性を更に高めることが可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明に係る差込式管継手の一実施例を添付図面に基づいて詳述する。
図1は本発明の差込式管継手を示す断面図、図2は低硬質シール部材を示す斜視図、図3はリテーナ部材を示す斜視図、図4は入口本体の結合前の状態を示す断面図、図5は入口本体の結合後の状態を示す断面図、図6は必要な場合に用いる工具の一例を示す斜視図、図7は工具を用いた時の使用方法を示す図である。
図示するように、この差込式管継手16は、例えばステンレスよりなるフレキシブルな蛇腹管Fを接続するためのものであり、この蛇腹管Fの外周面は波山状に凹部18及び凸部20が形成され、また、接続される先端部を除いて、軟質塩化ビニールなどの軟質樹脂等よりなる被覆層22により覆われている。
【0012】
上記差込式管継手16は、上記蛇腹管Fを挿入するために内部に段部状になされた管挿入孔24が形成された継手本体26と、中心に管挿通孔28が形成された入口本体30とにより主に構成されている。上記入口本体30は、例えば黄銅等によりリング状に形成されており、上記蛇腹管Fを挿通し得る大きさの管挿通孔28を中心に有する。この入口本体30の外面は、例えば円柱状或いは六角柱状になされている。この入口本体30の一端には、これと一体的になされた例えば中空円形リング状になされた案内部材32が延出されて設けられており、この案内部材32は、この外周面を、上記継手本体26の管挿入孔24の内周面に摺接させて長さ方向へ摺動移動可能に嵌め込まれている。この案内部材32も、上記入口本体30と一体的に例えば黄銅により形成されている。
【0013】
また、上記継手本体26の管挿入孔24の拡径された段部34には、図2にも示すような所定の高さを有する円形リング状の低硬質シール部材36が設置されており、その中心孔は上記蛇腹管Fを挿通し得る大きさになっている。この低硬質シール部材36は、後述するようにその高さ方向から押圧圧縮されることによって蛇腹管Fの先端外周面と気密に密接される必要があることから、このような機能を有する材料であるならば、どのようなシール部材でもよく、例えばJISA硬度で0〜25度程度の低硬質ゴムを用いることができる。そして、この低硬質シール部材36の先端側(入口側)には、これに当接させて例えば樹脂よりなる円形リング状の硬質スペーサ部材38が装着されており、後述するように、シール時に上記低硬質シール部材36に対して均一な圧縮押圧力を付与し得るようになっている。また、この硬質スペーサ部材38と上記挿入されている案内部材32の先端との間には、円形リング状のリテーナ部材40が介在されている。このリテーナ部材40は、図3にも示すように、例えば円形リング状のゴム部材42に、円弧状に分割された例えば金属片よりなる複数の係合片44を接合してなり、また各係合片44の先端44Aは、上記蛇腹間Fの凹部18に嵌まり込み易いように断面略半円状に成形されている。尚、このリテーナ部材40の材質及び構造は、上記蛇腹間Fの凹部18に強固に嵌合し得るものであれば、上記したものに限定されない。
【0014】
そして、上記リテーナ部材40に当接する上記案内部材32の先端は、蛇腹管Fの軸心方向へ内向き傾斜した押圧テーパ面46として形成されており、この案内部材32が挿入された際に、このリテーナ部材40を効率的に、且つ確実に蛇腹管Fの軸心方向へ、すなわち蛇腹管Fの中心方向へ押し出すようになっている。
そして、上記案内部材32の途中の外周面には、リング状になされた2つの溝、すなわち前溝48(図5も参照)と後溝50とが微少間隔だけ隔てて並行に形成されており、そして、この前溝48と後溝50との間が、結果的に、入口本体30の半径方向外方へ突出した突起部よりなる係合部材52として形成されることになる。尚、この突起部(係合部材)52の先端は、実際には、案内部材32の外周面の平面レベルと同一になされている。
【0015】
そして、上記前溝48に対応させて、上記管挿入孔24の内周面には、同じく円形リング状の係止溝54が形成されている。そして、この前溝48と上記係止溝54とが一体となった円形リング状の溝内には、例えばステンレスよりなる円形リング状で、且つ断面略矩形状の止め輪部材56が収容されている。この止め輪部材56は、その半径方向において両溝48、54間を跨がった状態となるような大きさに設定されている。また、上記前溝48を区画する後方側壁48A(図5参照)、すなわち突起部52の前方側面は、半径方向外方に後向き(入口本体30側)傾斜したテーパ面として形成されており、案内部材32の挿入時に、上記止め輪部材56が容易に上記突起部52を乗り越えられるようになっている。
【0016】
そして、この継手本体26の入口端には、上記止め輪部材56を着脱できるように、ナット部材60がねじ部62により螺合されている。そして、上記案内部材32の基部には、補助的にシール性を確保するための例えばOリングよりなる水密シール部材64が受けられる。また、上記入口本体30の内周面には、水密パッキン66が装着されており、挿入された蛇腹管Fの被覆と密封シールし、外部より管継手内に腐食水等が浸入することを防止するようになっている。
また、この水密パッキン66の前方側(図中、継手本体側)には、一部に半径方向へ抜ける貫通口68を設け、この貫通口68に内部から外部へ気体を透過するが固体や液体は透過しない選択透過性部材70(商品名サンマップ)を装着してある。この選択透過性部材70は継手内部から外部へ気体が透過するので、万が一蛇腹管Fに釘打ち等で穴が開けられてガス漏れした際、蛇腹管Fの表面とこの外面に被覆した樹脂の被覆層22との間の間隙を伝わってガスが継手内に進入し、このガスが選択透過性部材70を透過して管継手16の外部に噴出することになる。このため蛇腹管Fを配管した後、この管継手16の貫通孔68の部分にガス漏れ検出器を近づけることで、蛇腹管Fの穴開き不良を容易に検出することができ、未然にガス事故を防止できる。
【0017】
また、継手本体26の他端側には他の部品への接続用のねじ山72が形成されると共に、中央部外周面には必要な場合に、図6に示すような工具72を用いる時に使用される一対の工具止め突起74が形成されている。尚、蛇腹管F同士を接続する場合には、上記したような構造を左右対称に両端に設けた継手を用いればよい。
【0018】
以上のように構成された差込式管継手16の使用方法について説明する。
まず、作業者は図1に示す状態から、蛇腹管Fの先端部を、入口本体30の管挿通孔28及び継手本体26の管挿通孔24内に挿通させてこれを差し込み、図4に示すように蛇腹管Fの先端を、管挿入孔24の段部34に当接させる。
次に、作業者は工具を用いないで入口本体30のみを図4柱の矢印Aに示すように継手本体26側へ完全に押し込む。尚、工具を用いる場合は後述する。すると、図5に示すように、この入口本体30から前方へ突出している案内部材32の先端が硬質スペーサ部材38と当接して低硬質シール部材36を圧縮するように作用する。この圧縮により、低硬質シール部材36は、弾性的に変形してその厚みが大きくなって、すでに挿入されている蛇腹管Fの外周面と液密に密接してここでシールされることになる。また、この案内部材32の挿入により、この先端の押圧テーパ面46に当接しているリテーナ部材40は継手本体26の中心方向へ縮径するように押し出され、この結果、リテーナ部材40の先端半円状の各係合片44は上記蛇腹管Fの外周面の凹部18に嵌まり込み、ここで強固に係合されることになる。従って、この状態で蛇腹管Fを引っ張ってもこれが継手本体26から抜け出ることはない。
【0019】
また更に、これと同時に、上記案内部材32が挿入される時、管挿入孔24の内周壁に設けたリング状の止め輪部材56は、案内部材32に設けた突起部52のテーパ面48Aと接触し、案内部材32の挿入に従って、止め輪部材56の径が大きくなり、或いはこれと同時に案内部材32の径が小さくなり、結果的に、突起部52は止め輪部材56の内側をくぐり抜けて前進し、この止め輪部材56は図5に示すように係止溝54と後溝50とにより一体的に形成されたリング状の溝内に納まることになる。この時、この止め輪部材56は、突起部52の後端にひっかかって係合された状態となるので、この状態で固定されることになり、結果的に、案内部材32及び入口本体30が元の位置にスライド移動することはない。
【0020】
このように、図5に示すような状態で固定されることになり、蛇腹管Fを、差し込みにより容易に管継手16に接続することができ、しかも良好なシール性を維持し、抜けも確実に防止することができる。
また、このように蛇腹管Fを接合した後に、何らかの理由で、この接合を解く場合には、継手本体26の一端に螺合により取り付けてあるナット部材60を取り外し方向へ回転し、このナット部材60を継手本体26側から外す。これにより、上記止め輪部材56も外れることから蛇腹管Fの接合を断って、これを抜き取ることができる。
また、ここでは工具を何ら用いることなく、手作業で蛇腹管Fの接続を行なったが、図6に示すような工具72を補助的に用いるようにしてもよい。この工具72は、一対のJ字状の支持フック80と作用片82を有し、図7に示すようこの支持フック80を上記継手本体26の工具止め突起74に係合させ、この状態で工具72の他端を押し下げることにより作用片82と当接する入口本体30は、継手本体26側へスライド移動してこれに挿入されることになる。
【0021】
尚、上記実施例における各部材の材料は、単に一例を示したに過ぎず、これらに限定されないのは勿論である。
また、上記実施例では案内部材32を円筒体状に成形したが、これに限定されず、その長さ方向に適当数のスリット(切れ目)を設け、挿入時にこの案内部材32の先端側が継手本体の中心方向へ屈曲容易として止め輪部材56の突起部52に対する乗り越えを容易に行なうようにしてもよい。また、逆に、止め輪部材56をある程度伸縮が容易な材料で構成するようにしてもよい。
【0022】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の差込式管継手によれば、次のように優れた作用効果を発揮することができる。
請求項1及びこれを引用する請求項に係る発明によれば、蛇腹管を入口本体及び継手本体内に差し込んで挿入し、次に、入口本体を継手本体側へ押し込むだけで、良好なシール性を維持した状態で蛇腹管の接続を行なうことができる。従って、蛇腹管の接続操作を簡単に且つ確実に行なうことができる。
また一度結合した蛇腹管を取り外す場合には、螺合されている上記ナット部材を取り外して分解すれば、蛇腹管の取り外し、及び再接続ができる。
請求項2及びこれを引用する請求項に係る発明によれば、蛇腹管を入口本体及び継手本体内に差し込んで挿入し、次に、入口本体を継手本体側へ押し込むだけで、良好なシール性を維持した状態で蛇腹管の接続を行なうことができる。従って、蛇腹管の接続操作を簡単に且つ確実に行なうことができる。
また上記入口本体を工具で押し込む場合には、工具止め突起に工具を係合させて、入口本体を工具により継手本体側へ押し込むことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の差込式管継手を示す断面図である。
【図2】低硬質シール部材を示す斜視図である。
【図3】リテーナ部材を示す斜視図である。
【図4】入口本体の結合前の状態を示す断面図である。
【図5】入口本体の結合後の状態を示す断面図である。
【図6】必要な場合に用いる工具の一例を示す斜視図である。
【図7】工具を用いた時の使用方法を示す図である。
【図8】従来の管継手の一例を示す断面図である。
【符号の説明】
16 差込式管継手
18 凹部
20 凸部
22 被覆層
24 管挿入孔
26 継手本体
28 管挿通孔
30 入口本体
32 案内部材
36 低硬質シール部材
40 リテーナ部材
46 押圧テーパ面
52 係合部材(突起部)
56 止め輪部材
60 ナット部材
74 工具止め突起
F 蛇腹管

Claims (5)

  1. 外周面が波山状に凹凸部を有する蛇腹管を接続する差込式管継手において、前記蛇腹管を挿入するために内部に段部状になされた管挿入孔が形成された継手本体と、管挿通孔が形成され、先端に前記管挿入孔に内接してその長さ方向へ摺動移動可能になされた案内部材を有する入口本体と、前記管挿入孔内に設けられて、前記案内部材の挿入により押圧された時に前記蛇腹管の先端外周面と密接するリング状のシール部材と、前記管挿入孔内に設けられて、前記案内部材が挿入された時に前記蛇腹管の凹部と係合するリテーナ部材と、前記案内部材に設けられて、これが前記管挿入孔へ挿入された時に前記管挿入孔の内壁側と係合する係合部材と、前記係合部材に係合するために前記管挿入孔の内壁に設けられたリング状の止め輪部材とを備え、
    前記継手本体の入口端には、前記止め輪部材を着脱するナット部材が螺合されていることを特徴とする差込式管継手。
  2. 外周面が波山状に凹凸部を有する蛇腹管を接続する差込式管継手において、前記蛇腹管を挿入するために内部に段部状になされた管挿入孔が形成された継手本体と、管挿通孔が形成され、先端に前記管挿入孔に内接してその長さ方向へ摺動移動可能になされた案内部材を有する入口本体と、前記管挿入孔内に設けられて、前記案内部材の挿入により押圧された時に前記蛇腹管の先端外周面と密接するリング状のシール部材と、前記管挿入孔内に設けられて、前記案内部材が挿入された時に前記蛇腹管の凹部と係合するリテーナ部材と、前記案内部材に設けられて、これが前記管挿入孔へ挿入された時に前記管挿入孔の内壁側と係合する係合部材と、前記継手本体の内周面に形成されて前記入口本体を工具で押し込む場合に前記工具を係止させる工具止め突起とを備えたことを特徴とする差込式管継手。
  3. 前記継手本体の内周面には、前記入口本体を工具で押し込む場合に前記工具を係止させる工具止め突起が形成されていることを特徴とする請求項1記載の差込式管継手。
  4. 前記案内部材の先端には、前記案内部材が挿入された時に、前記リテーナ部材と当接してこれを前記蛇腹管の軸中心方向へ押圧する押圧テーパ面が形成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の差込式管継手。
  5. 前記リング状のシール部材の一端には、前記案内部材の先端と当接するスペーサ部材が設けられていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の差込式管継手。
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