JP4092835B2 - チューブ用継手 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はフランジを有するチューブの端部を迅速に接続および分離するためのチューブ用継手に関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】
従来、油圧式パワーステアリング装置のパワーシリンダの油圧配管に用いられているチューブの固定は、図7に示すように、チューブ81の周面に形成された雄ねじ部82を継手本体83の収容部84の内周面の雌ねじ部85にねじ込んだ後、チューブ81にねじ結合されたロックナット86を締め込んで行われている。
【0003】
しかしながら、チューブ81を継手本体83に締結するときに、チューブ81の雄ねじ部82を継手本体83の雌ねじ部85に対して傾斜した状態で締め込んでしまう、いわゆる斜め締め等の不良が発生することがある。また、締結作業に時間がかかり、製造コストが高くなる。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、組み付け作業が容易であり、しかも組み付け不良が生じ難いチューブ用継手を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】
上記目的を達成するための課題解決手段として、請求項1記載の発明は、中間フランジを有するチューブの端部を挿抜させることのできる収容部を有する継手本体と、チューブを取り囲む環状をなしてチューブに対して摺動自在に設けられ、チューブの端部を収容部に保持する取付具とを備え、この取付具は、チューブに沿って継手本体側へ移動されることによって、継手本体のアンダーカット部に係止する弾性変形可能な係止部と、収容部内に進入して中間フランジを押さえる押圧部とを含み、上記アンダーカット部は収容部の内壁面に形成されて収容部の奥に向かって拡がる楔状部分からなり、上記取付具は、先に収容部内に挿入される第1の部材と、後で収容部内の第1の部材の内周に挿入される第2の部材とからなり、第1の部材は弾性変形により上記係止部を形成することのできる拡径可能部を有し、第2の部材は、上記押圧部と、第1の部材の拡径可能部を拡径して楔状部分に沿わせて係止させるためのカム部とを有することを特徴とするものである。
【0005】
本構成では、チューブの端部を収容部内に挿入した状態で、取付具をチューブに沿って継手本体側へ移動させると、係止部がアンダーカット部に係止するとともに押圧部がフランジを押圧するので、従来のようなねじ締め作業をすることなく、簡便に組み付け作業が完了する。ねじやナットがなく、構造が簡単であるので、組み付け不良が生じ難い
【0006】
また、上記アンダーカット部は収容部の内壁面に形成されて収容部の奥に向かって拡がる楔状部分からなり、上記取付具は、先に収容部内に挿入される第1の部材と、後で収容部内の第1の部材の内周に挿入される第2の部材とからなり、第1の部材は弾性変形により上記係止部を形成することのできる拡径可能部を有し、第2の部材は、上記押圧部と、第1の部材の拡径可能部を拡径して楔状部分に沿わせて係止させるためのカム部とを有するので、下記の利点がある。
【0007】
すなわち、チューブの端部を収容部内に挿入した後、第1の部材を収容部内に挿入し、次いで、第2の部材を第1の部材の内周に押し込むと、第2の部材のカム部によって第1の部材の拡径可能部が拡径されて、収容部内の楔状部分に係止し、組み付け作業が完了する。従来のねじ締め作業をする場合と比較して、迅速に組み付け作業が行える。また、組み付け不良も生じ難い。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明の好ましい実施の形態を添付図面を参照しつつ説明する。
図1は本発明の参考形態のチューブ用継手を用いてチューブを継手本体に接続した状態を示す断面図であり、図2はチューブ用継手に含まれる取付具の斜視図であり、図3(a)および(b)はチューブ用継手の組み付け作業を順次に示す概略断面図である。
【0009】
図1を参照して、チューブ1の端部2には中間フランジ3が形成され、この中間フランジ3よりも末端の部分が先にいくほど拡げられたフレア部4となっている。フレア部4には中間フランジ3に接する状態でOリング5が嵌められている。
継手本体6の内部にはチューブ1の端部2を収容する収容部7が設けられている。収容部7は、チューブ1の端部2を挿抜するための導入開口8を有し、中間フランジ3よりも少し大径をなす第1の収容孔9と、この第1の収容孔9の奥部に連続し、チューブ1のフレア部4を収容するための第2の収容孔10とを含んでいる。
【0010】
第1の収容孔9と第2の収容孔10との間に形成される環状段部11の内周には、面取り部12が形成され、この面取り部12とフレア部4の根元部分との間でOリング5が弾力的に挟持され、両者12,4間を密封している。
継手本体6の外周部6aには環状突起13が形成されており、環状突起13は継手本体6の端面6b側にカム部としての拡径用傾斜面14を有し、上記端面6bの背面側にアンダーカット部としての段部15を有している。
【0011】
チューブ1には、当該チューブ1を取り囲む環状をなす取付具16がチューブ1に対して摺動自在に取り付けられている。この取付具16がチューブ1の端部2を継手本体6の収容部7に液密的に保持する働きをする。
図1および図2を参照して、取付具16は、継手本体6の端面6bに被せられる円盤状の主体部17と、この主体部17の内周からチューブ1の先端側に向かって延設され且つチューブ1に摺動自在に外嵌されたスリーブ18と、主体部17の外周からスリーブ18と同方向に延設されたすり割り19入りの環状縁部20とを備えている。
【0012】
スリーブ18の先端が中間フランジ3を押圧するための押圧部21を構成している。一方、環状縁部20は継手本体6の外周部6aに沿う主体部22と、この主体部22の端部から内向き直角状に折り曲げられ、段部15に係止する係止部23と、この係止部23の内縁から外向き傾斜状に折り曲げられ、拡径用傾斜面14に係合して拡径を案内される被案内部24とを備えている。
すり割り19は1ないし複数が被案内部24および係止部23に設けられていれば良い。すり割り19は主体部22に達していても、いなくても良い。
【0013】
次いで、図3(a)および(b)を参照し、本チューブ用継手の組み付け動作について説明する。まず、図3(a)に示すようにチューブ1の端部2を収容部7内に挿入した状態で、取付具16を継手本体6側へ移動させ、図3(b)に示すように、スリーブ18を収容部7内に挿入しつつ、環状縁部20を継手本体6の外周部6bに被せていく。
このとき、図3(b)に示すように、環状縁部20の先端の被案内部24が拡径用傾斜面14により押し拡げられ、これに伴って押し拡げられた係止部23が環状突起13を乗り越えた後、図1に示すように復元して段部15に係止する。また、これと略同時にスリーブ18の先端の押圧部21が中間フランジ3を押圧し、中間フランジ3を介してOリング5に対してシールに必要な十分な締め代を与え、組み付け作業が完了する。
【0014】
このように取付具16を継手本体6側へ押していくだけで、ワンタッチで組み付け作業が完了する。取付具16が一体の部材からなり、従来のようなねじ締結構造もないので、構造が非常に簡単である。構造が簡単であるので、組み付け不良が生じ難い。構造が簡単であり、しかも組み付け工数も削減できるので、製造コストを従来と比較して格段に安くすることができる。
次いで、図4は本発明の実施の形態を示している。図4を参照して、本実施の形態が図1の参考形態と異なるのは下記である。すなわち、図1におけるアンダーカット部としての段部15を有する環状突起13を廃止し、これに代えて、図4に示すように、収容部7の第1の収容孔9の内壁面9aに、第2の収容孔10側に向かって拡がるアンダーカット部としての楔状部分25を設けてある。
【0015】
図4および図5を参照して、取付具26は、先に収容部7内に挿入される第1の部材27と、後で収容部7内の第1の部材27の内周に挿入される第2の部材28とを有する2ピース構造としてある。
第1の部材27は、継手本体6の端面6bの一部に被せられる円盤状の主体部29と、この主体部29の内周に一体に形成され、チューブ1に遊嵌されるすり割り30入りのボス31とを備えている。
【0016】
ボス31は各すり割り30を介して複数の拡径可能部32に分断され、各拡径可能部32は主体部29に接続される基端部を起点として折れ曲がり状に弾性変形し、組み付け状態で楔状部分25に係止して係止部K(図4参照)を構成するようになっている。38は第2の部材28の環状フランジ34を収容するための収容凹部である。
一方、第2の部材28は、チューブ1に摺動自在に外嵌されたスリーブ33と、このスリーブ33の一端に形成された環状フランジ34とを一体に有している。スリーブ33の先端は組み付け状態で中間フランジ3を押圧するための押圧部35を構成している。また、スリーブ33は第1の部材27のボス31の内周に押し込み可能な径に形成されており、且つスリーブ33の外周面には、ボス31の拡径可能部32を拡径して楔状部分25に沿わせて係止させるための一対のカム部としての拡径用傾斜面36,37が形成されている。
【0017】
すなわち、スリーブ33の外周面はその軸方向中間部が最も膨らみ両端側に向かって次第に縮径されており、互いに逆向きのテーパ状をなす第1および第2の拡径用傾斜面36,37を含んでいる。
図6(a)および(b)を参照し、本チューブ用継手の組み付け動作について説明する。図6(a)に示すようにチューブ1の端部2を収容部7内に挿入した状態で、図6(b)に示すように、第1の部材27を収容部7内に挿入する。
【0018】
次いで、図4に示すように、第2の部材28を第1の部材27のボス31内に押し込むと、第2の部材28のカム部としての一対の拡径用傾斜面36,37によって、ボス31の拡径可能部32が拡径されて、収容部7内の楔状部分25に係止する一方、第2の部材28の環状フランジ34が第1の部材27の収容凹部38に収容され、組み付け作業が完了する。従来のねじ締め作業をする場合と比較して、迅速に組み付け作業が行える。また、組み付け不良も生じ難い。
【0019】
なお、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の範囲で種々の変更を施すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の参考形態のチューブ用継手を用いてチューブを継手本体に接続した状態を示す断面図である。
【図2】図1のチューブ用継手に含まれる取付具の斜視図である。
【図3】(a)および(b)は図1のチューブ用継手の組み付け作業を順次に示す概略断面図である。取付具の断面の図示については簡略化のため省略してある。
【図4】 本発明の実施の形態のチューブ用継手を用いてチューブを継手本体に接続した状態を示す断面図である。
【図5】図4のチューブ用継手に含まれる取付具の分解斜視図である。
【図6】(a)および(b)は図4のチューブ用継手の組み付け作業を順次に示す概略断面図である。チューブおよび取付具の断面の図示については簡略化のため省略してある。
【図7】従来のチューブ用継手を用いた継手構造の断面図である。
【符号の説明】
1 チューブ
2 端部
3 中間フランジ
6 継手本体
6a 外周部
6b 端面
7 収容部
13 環状突起
14 拡径用傾斜面(カム部)
15 段部(アンダーカット部)
16 取付具
19 すり割り
21 押圧部
23 係止部
26 取付具
27 第1の部材
28 第2の部材
30 すり割り
31 ボス
32 拡径可能部
33 スリーブ
35 押圧部
36,37 拡径用傾斜面(カム部)

Claims (1)

  1. 中間フランジを有するチューブの端部を挿抜させることのできる収容部を有する継手本体と、チューブを取り囲む環状をなしてチューブに対して摺動自在に設けられ、チューブの端部を収容部に保持する取付具とを備え、
    この取付具は、チューブに沿って継手本体側へ移動されることによって、継手本体のアンダーカット部に係止する弾性変形可能な係止部と、収容部内に進入して中間フランジを押さえる押圧部とを含み、
    上記アンダーカット部は収容部の内壁面に形成されて収容部の奥に向かって拡がる楔状部分からなり、
    上記取付具は、先に収容部内に挿入される第1の部材と、後で収容部内の第1の部材の内周に挿入される第2の部材とからなり、
    第1の部材は弾性変形により上記係止部を形成することのできる拡径可能部を有し、
    第2の部材は、上記押圧部と、第1の部材の拡径可能部を拡径して楔状部分に沿わせて係止させるためのカム部とを有することを特徴とするチューブ用継手。
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