JPH06281074A - 管継手 - Google Patents

管継手

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JPH06281074A
JPH06281074A JP5070388A JP7038893A JPH06281074A JP H06281074 A JPH06281074 A JP H06281074A JP 5070388 A JP5070388 A JP 5070388A JP 7038893 A JP7038893 A JP 7038893A JP H06281074 A JPH06281074 A JP H06281074A
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JP
Japan
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pipe
main body
joint main
joint
diameter
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Application number
JP5070388A
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English (en)
Inventor
Mamoru Yamaoka
護 山岡
Takayuki Nakanishi
孝之 中西
Hiroo Kinoshita
裕雄 木下
Toshiaki Sakamoto
稔秋 坂本
Akio Tomita
明男 冨田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujii Gokin Seisakusho Kk
Osaka Gas Co Ltd
Original Assignee
Fujii Gokin Seisakusho Kk
Osaka Gas Co Ltd
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Filing date
Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L37/00Couplings of the quick-acting type
    • F16L37/08Couplings of the quick-acting type in which the connection between abutting or axially overlapping ends is maintained by locking members
    • F16L37/084Couplings of the quick-acting type in which the connection between abutting or axially overlapping ends is maintained by locking members combined with automatic locking
    • F16L37/092Couplings of the quick-acting type in which the connection between abutting or axially overlapping ends is maintained by locking members combined with automatic locking by means of elements wedged between the pipe and the frusto-conical surface of the body of the connector
    • F16L37/0925Couplings of the quick-acting type in which the connection between abutting or axially overlapping ends is maintained by locking members combined with automatic locking by means of elements wedged between the pipe and the frusto-conical surface of the body of the connector with rings which bite into the wall of the pipe
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L37/00Couplings of the quick-acting type
    • F16L37/08Couplings of the quick-acting type in which the connection between abutting or axially overlapping ends is maintained by locking members
    • F16L37/084Couplings of the quick-acting type in which the connection between abutting or axially overlapping ends is maintained by locking members combined with automatic locking
    • F16L37/092Couplings of the quick-acting type in which the connection between abutting or axially overlapping ends is maintained by locking members combined with automatic locking by means of elements wedged between the pipe and the frusto-conical surface of the body of the connector
    • F16L37/0927Couplings of the quick-acting type in which the connection between abutting or axially overlapping ends is maintained by locking members combined with automatic locking by means of elements wedged between the pipe and the frusto-conical surface of the body of the connector the wedge element being axially displaceable for releasing the coupling

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Joints With Pressure Members (AREA)
  • Quick-Acting Or Multi-Walled Pipe Joints (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】被接続管(P) を継手主体(1) 内に押し込むと、
継手主体(1) と被接続管(P) とが係合される形式の管継
手において、その接続の容易さを確保しながら、係合保
持力を高めること。 【構成】継手主体(1) の挿入側筒部(2) の内周面に挿入
方向に向って拡大するテーパ面(T) を形成し、前記継手
主体(1) 内にはリングシール(S) を具備させ、前記テー
パ面(T) 内に軸線方向移動自在に収容された前記係合体
(4) を、相互に対向配置された半円弧状の一対の半体(4
a)(4a)からなる環状体とし、これら半体(4a)(4a)を、そ
の円周方向に装着された弾性リング(5) により接合方向
に付勢し、これら半体(4a)(4a)の全体を前記挿入端側に
付勢し、各半体(4a)には、その内周面から突出させた係
合径部(40)を具備させ、この係合径部(40)の半径を被接
続管(P) の外周面の半径よりも僅かに小さく設定したこ
と。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【利用分野】本発明は、ガスコック等の被接続主体を配
管端末に接続する際に使用する管継手、特に、被接続管
を管継手内に押し込むとこの被接続管が係合される形式
の管継手に関するものである。
【0002】
【従来技術およびその問題点】上記した形式の管継手
は、例えば、この管継手が奥まった場所に既に取り付け
られている場合など、被接続管の端末との接続場所が非
常に狭い場合でも、その接続が容易である。そして、こ
のような形式の管継手が、特開平2-107885号に開示され
ている。
【0003】このものでは、図1に示すように、継手主
体(1) は、一方の端部がガスコック等との接続部となる
主体部(10)と、この主体部(10)の他方の端部に接続され
る被接続管(P) の挿入側筒部(2) とから構成されてお
り、前記主体部(10)の挿入側筒部(2) との接続側の端部
内周面には雌ネジが形成され、この雌ネジにネジ筒(3)
が螺合して、このネジ筒(3) 内に前記挿入側筒部(2) が
摺動自在に収容されている。
【0004】そして、前記継手主体(1) 内に被接続管
(P) と係合される歯付座金状の係合体(4) が装着されて
おり、前記ネジ筒(3) の内方端面と主体部(10)内に形成
された段部とによりその周縁部が挟持されている。この
係合体(4) は、内周側に被接続管(P) の挿入方向へ傾斜
した複数の爪片(41)(41)が設けられた環状体となってお
り、この爪片(41)(41)の先端縁を結ぶ円の直径が被接続
管(P) の外周径よりも僅かに小さくなるようにしてい
る。
【0005】更に、前記主体部(10)の内周面の奥部に
は、被接続管(P) が丁度嵌り込むリングシール(S) が装
着されている。このものでは、被接続管(P) と接続する
ために、被接続管(P) を挿入側筒部(2) 内に挿入する
と、被接続管(P) の先端が上記係合体(4) の爪片(41)(4
1)に当接する。そして、これら爪片(41)(41)の弾性に抗
して被接続管(P) を押し込むと、爪片(41)(41)の先端部
が押し広げられて、被接続管(P) はこれら爪片(41)(41)
に摺接しつつ進入し、最終的に、主体部(10)内のリング
シール(S) に丁度嵌入される。
【0006】このように、被接続管(P) は、前記爪片(4
1)(41)の弾性復帰力により係合されて、継手主体(1) に
固定されると共に、被接続管(P) とリングシール(S) と
の対接部でシールされる。この状態においては、係合体
(4) の爪片(41)(41)がその弾性復帰力によって被接続管
(P) に圧接しているので、被接続管(P) に抜け方向の力
が作用すると、爪片(41)(41)の先端が被接続管(P) の管
壁に食い込む傾向となり、被接続管(P) との係合保持力
が確保される。
【0007】ところが、このものでは、被接続管(P) を
継手主体(1) に接続する際には、被接続管(P) の先端部
が上記弾性復帰力に抗して爪片(41)(41)を弾性変形させ
ながら押し込まれるから、これら爪片(41)(41)内への前
記押し込みに要する力の大きさは上記弾性復帰力に比例
する。従って、既述の被接続管(P) の係合度合いを高め
るために、爪片(41)(41)の弾性復帰力を高めようとする
と、前記押し込み力が大きくなる。この結果、被接続管
(P) を押し込むための特別の工具が必要となる等、この
被接続管(P) の接続が容易でなくなる。
【0008】一方、被接続管(P) の挿入が容易な程度に
上記弾性復帰力を設定すると、上記係合度合いが不十分
となり、被接続管(P) に引き抜き力が作用した場合に、
被接続管(P) が外れるなどの不都合が発生する。
【0009】
【技術的課題】本発明は、このような点に鑑みてなされ
たものであり、『被接続管(P) を継手主体(1) 内に挿入
すると、この継手主体(1) 内に装着された係合体(4) に
よりこの被接続管(P) が抜止め状態となる形式の管継
手』において、被接続管(P) の接続動作の容易さを確保
しながら、その係合保持力を高めることをその技術的課
題とする。 [請求項1の発明について]
【0010】
【技術的手段】上記技術的課題を解決するために講じた
本発明の技術的手段は、『継手主体(1) の挿入側筒部
(2) の挿入端部の内周面を挿入方向に向って拡大するテ
ーパ面(T) とし、前記継手主体(1) 内には、これに挿入
される被接続管(P) の先端部に気密状態に外嵌するリン
グシール(S) を具備させ、前記テーパ面(T) 内に軸線方
向移動自在に収容された前記係合体(4) を、相互に対向
配置された半円弧状の一対の半体(4a)(4a)からなる環状
体とし、これら半体(4a)(4a)を、その円周方向に装着さ
れた弾性リング(5) により接合方向に付勢し、これら半
体(4a)(4a)の全体を前記挿入端側に付勢し、各半体(4a)
には、その内周面から突出させた係合径部(40)を具備さ
せ、この係合径部(40)の半径を被接続管(P) の外周面の
半径よりも僅かに小さく設定した』ことである。
【0011】
【作用】本発明の上記技術的手段は次のように作用す
る。被接続管(P) の接続に際しては、継手主体(1) の挿
入側筒部(2) の挿入端から被接続管(P) を挿入する。こ
のとき、挿入側筒部(2) 内に収容された半体(4a)(4a)
は、挿入側筒部(2) のテーパ面(T) に押しつけられると
共に、弾性リング(5)により一体に対接した状態となっ
ているが、前記付勢力に抗して被接続管(P) の先端部を
押し込むと、前記半体(4a)(4a)は挿入側筒部(2) の内方
に押し込まれる。そして、この被接続管(P) の挿入によ
って、弾性リング(5) による付勢に抗して半体(4a)(4a)
が挿入側筒部(2) の軸線と直角な方向に離反される。
【0012】その後、更に、被接続管(P) を押し込む
と、被接続管(P) は前記半体(4a)(4a)内を通過して、最
終的に、被接続管(P) の端末が継手主体(1) 内に装着さ
れたリングシール(S) 内に丁度嵌入される。そして、こ
の被接続管(P) の挿入が終了すると、半体(4a)(4a)は、
前記付勢力により挿入側筒部(2) の挿入端側に押し戻さ
れ、半体(4a)(4a)はテーパ面(T) との対接により対向接
近させられる。このとき、係合径部(40)の半径は被接続
管(P) の外周面の半径よりも小さく設定されていること
から、半体(4a)(4a)の係合径部(40)が被接続管(P) の管
壁に半径方向に食い込むこととなり、被接続管(P) は半
体(4a)(4a)により抜止め状態に保持される。従って、被
接続管(P) が継手主体(1) 内に抜止め状態に保持される
と共に、この被接続管(P) の先端部とリングシール(S)
との気密性が確保されることとなる。尚、このとき、半
体(4a)(4a)の係合径部(40)の端縁部が被接続管(P) の管
壁に先行して食い込む。
【0013】このものでは、取り付け完了後に被接続管
(P) に引き抜き力が作用しても、係合径部(40)の端縁部
が十分に食い込んでいることと、テーパ面(T) と半体(4
a)(4a)とのクサビ効果により、半体(4a)(4a)は一層縮小
方向に加圧されて、これら半体(4a)(4a)と被接続管(P)
との係合度合いが更に高まることとなり、被接続管(P)
のずれ等は発生しない。
【0014】又、このものでは、被接続管(P) の押し込
み力は、上記付勢力に抗する程度でよいことから、この
押し込み力は、さほど大きなものでなくてもよい。
【0015】
【効果】本発明は上記構成であるから次の特有の効果を
有する。被接続管(P) の引き抜き力に比例して、被接続
管(P) の係合保持力が高まる構成であるから、被接続管
(P) がずれたり外れたりすることがない。又、このもの
では、被接続管(P) の押し込みに要する力は、上記付勢
力との関係で決定され、被接続管(P) の係合保持力とは
関係しないから、これら押し込み力と前記係合保持力と
が比例する既述の従来例のような不都合は発生しない。
従って、前記押し込み力は小さくて済み、被接続管(P)
の接続が容易となる。
【0016】更に、半体(4a)(4a)の係合径部(40)の端縁
部が被接続管(P) の管壁に先行して食い込むから、半体
(4a)(4a)の被接続管(P) への食い込み度合いが向上す
る。尚、請求項2のものでは、各半体(4a)は、その中程
が薄肉に設定されているから、テーパ面(T) へのこれら
半体(4a)(4a)の圧入の際、各半体(4a)が湾曲し易い。従
って、各半体(4a)の両端が一層食い込み易くなるから、
半体(4a)(4a)による係合保持力が一層向上することとな
る。 [請求項3の発明について]
【0017】
【技術的手段】上記技術的課題を解決するために講じた
本発明の技術的手段は、『継手主体(1) の挿入側筒部
(2) の挿入端部の内周面を挿入方向に向って拡大するテ
ーパ面(T) とし、前記継手主体(1) 内には、これに挿入
される被接続管(P) の先端部に気密状態に外嵌するリン
グシール(S) を具備させ、前記係合体(4) を、小径端座
部(45)がテーパ面(T) に内接するテーパ状のコイルバネ
(4b)として、このコイルバネ(4b)の素線の断面を台形状
とし、被接続管(P) の被接続状態におけるこのコイルバ
ネ(4b)の小径端座部(45)の内径を被接続管(P) の外径よ
りも僅かに小さく設定した』ことである。
【0018】
【作用】本発明の上記技術的手段は次のように作用す
る。被接続管(P) の接続に際しては、継手主体(1) の挿
入側筒部(2) の挿入端から被接続管(P) を挿入する。こ
のとき、挿入側筒部(2) 内に収容されたコイルバネ(4b)
の小径端座部(45)は、コイルバネ(4b)自体の弾性復帰力
により挿入側筒部(2) のテーパ面(T) に押しつけられた
状態となっているが、前記弾性復帰力に抗して被接続管
(P) の先端部を押し込むと、前記小径端座部(45)は挿入
側筒部(2) の内方に押し込まれ、この被接続管(P) の挿
入によって、小径端座部(45)の直径が拡大される。
【0019】その後、更に、被接続管(P) を押し込む
と、被接続管(P) は前記コイルバネ(4b)内を通過して、
最終的に、被接続管(P) の端末が継手主体(1) 内に装着
されたリングシール(S) 内に丁度嵌入される。そして、
この被接続管(P) の挿入が終了すると、コイルバネ(4b)
の小径端座部(45)は、前記弾性復帰力により挿入側筒部
(2) の挿入端側に押し戻されると共に、縮小させられ
る。このとき、小径端座部(45)の内径は被接続管(P) の
外径よりも小さく縮小可能に設定されていることから、
小径端座部(45)の内周面底辺部が被接続管(P) の管壁に
円周方向に食い込むこととなり、被接続管(P) はコイル
バネ(4b)に固定される。従って、被接続管(P) が継手主
体(1) 内に抜止め状態に保持されると共に、この被接続
管(P) の先端部とリングシール(S) との気密性が確保さ
れることとなる。
【0020】このものでは、取り付け完了後に被接続管
(P) に引き抜き力が作用しても、テーパ面(T) のクサビ
効果により、コイルバネ(4b)の小径端座部(45)は一層縮
小方向に加圧されて、これら小径端座部(45)と被接続管
(P) との係合度合いが更に高まることとなり、被接続管
(P) のずれ等は発生しない。
【0021】
【効果】本発明は上記構成であるから次の特有の効果を
有する。既述した請求項1の効果と同様に、被接続管
(P) の抜け方向の力に比例して、被接続管(P) の係合保
持力が高まる構成であるから、被接続管(P) がずれたり
外れたりすることがない。又、被接続管(P) の押し込み
に要する力は、上記コイルバネ(4b)の弾性復帰力との関
係で決定されるものであることから、被接続管(P)の押
し込み力は小さくて済み、被接続管(P) の接続が容易と
なる。
【0022】
【実施例】以下本発明の実施例を図2から図10に基づ
いて説明する。 [実施例1について]このものは、請求項1に対応する
実施例であり、図2及び図3に示すように、既述の係合
体(4) を、半円弧状の一対の半体(4a)(4a)からなる筒体
とし、その内周面に係合径部(40)を具備させたものであ
る。そして、継手主体(1) は、その一方の端部に設けら
れた挿入口から被接続管(P) を挿入するようになってお
り、この継手主体(1) 内部に、前記半体(4a)(4a)を軸線
方向移動自在に収容している。
【0023】前記継手主体(1) は、一方の端部がガス器
具や鋼管等とのネジ接続部(1b)となる主体部(10)と、こ
の主体部(10)の他方に外嵌螺合される挿入側筒部(2) と
しての袋ナットとから構成されている。そして、前記挿
入側筒部(2) の挿入端側内周面はこの挿入端に向って縮
小するテーパ面(T) となっており、更に、前記主体部(1
0)の中程は、挿入側筒部(2) の螺合部の孔部よりも小径
の段孔部(11)となっており、この段孔部(11)の内方の壁
面に設けられた環状溝に後述のリングシール(S) が装着
されている。
【0024】前記半体(4a)(4a)は、挿入側筒部(2) のテ
ーパ面(T) 内に収容され、この半体(4a)(4a)の外周面
は、図3に示すように、前記テーパ面(T) と同様のテー
パ面(42)となっており、これらテーパ面(T) とテーパ面
(42)とが対接する。そして、この半体(4a)(4a)の内周面
は、前記テーパ面(42)よりも小さなテーパのテーパ面と
なっており、更に、このテーパ面の前記挿入口側の周縁
部はこれら半体(4a)(4a)の内周側に環状に突出した形状
となっており、この周縁部が前記係合径部(40)となる。
【0025】又、この一対の半体(4a)(4a)は、図4及び
図5に示すように、対称となるように組み合わされて全
体として環状の係合体(4) となっており、前記テーパ面
(42)の中程外周面には、図3に示すように、環状溝(44)
が形成され、この環状溝(44)には伸縮可能な弾性リング
(5) が装着されている。従って、これら半体(4a)(4a)
は、軸線と直角な方向に離反可能であると共に、前記弾
性リング(5) により常時接合方向に付勢されている。更
に、前記係合径部(40)の径を所定に設定して、半体(4a)
(4a)の両端部が相互に対接した状態では、この係合径部
(40)の内径が被接続管(P) の外径よりも僅かに小さくな
るようにしている。
【0026】そして、これら半体(4a)(4a)の内方には、
前記段孔部(11)との間に押しバネ(6) が介装されてお
り、これら半体(4a)(4a)は上記挿入口側に常時付勢され
ている。更に、前記リングシール(S) としては、Oリン
グが採用され、このリングシール(S) の内径は被接続管
(P) の外径よりも僅かに小さくしている。
【0027】上記構成の継手主体(1) に被接続管(P) を
接続して使用する際の実際について以下に詳述する。こ
のものでは、被接続管(P) の挿入前には、押しバネ(6)
の付勢力によって、半体(4a)(4a)のテーパ面(42)が挿入
側筒部(2) のテーパ面(T) に対接すると共に、これら半
体(4a)(4a)が対接された状態となっている。
【0028】そして、挿入側筒部(2) の挿入端から半体
(4a)(4a)に付与された前記付勢力に抗して被接続管(P)
を押し込むと、図5及び図6に示すように、半体(4a)(4
a)が挿入側筒部(2) の内方に押し込まれると共に、この
被接続管(P) が半体(4a)(4a)内に挿入されて、半体(4a)
(4a)が僅かに離反させられる。更に、被接続管(P) を押
し込んでいくと、被接続管(P) がこの半体(4a)(4a)内を
通過して、最終的に、被接続管(P) の端末部がリングシ
ール(S) 内に丁度押し込まれ、この被接続管(P) の端末
部とリングシール(S) との対接部がシールされる。
【0029】この後、半体(4a)(4a)は、前記付勢力によ
り上記挿入口側に押し戻されて、テーパ面(T) と対接し
た時点で半体(4a)(4a)の内周側に加圧される。このと
き、半体(4a)(4a)の係合径部(40)が被接続管(P) の管壁
に円周方向に食い込むが、この係合径部(40)の端縁部が
被接続管(P) の管壁に先行して食い込むこととなる。こ
の結果、被接続管(P) は継手主体(1) に対して抜止め状
態となる。(図4参照)この連結完了後に、被接続管
(P) に引き抜き力が作用した場合には、前記テーパ面(4
2)と挿入側筒部(2) のテーパ面(T) との対接によるクサ
ビ効果により半体(4a)(4a)が内周側に更に加圧されるか
ら、半体(4a)(4a)の上記各部が被接続管(P) に一層強く
食い込むこととなり、この係合保持力が一層高くなる。
(図7参照)尚、上記実施例1の半体(4a)(4a)の外周面
の形状は、既述のテーパ状のものに限定されるものでは
なく、これを、図8に示すように、断面の外周側が円弧
状となるものも採用できる。
【0030】又、図9に示すように、半体(4a)(4a)の軸
線方向に対して直角方向の肉厚を、その中央域おいて薄
肉として、各半体(4a)が内周側に湾曲しやすくしてもよ
い。この場合には、被接続管(P) に引き抜き力が作用し
た場合に、テーパ面(T) からの上記加圧力により、各半
体(4a)が内周側に湾曲しやすく、各半体(4a)の両端部の
被接続管(P) へ食い込みがスムーズとなる。従って、半
体(4a)(4a)による係合保持力が一層向上する。 [実施例2について]このものは、請求項3に対応する
実施例であり、図10に示すように、既述の係合体(4)
を、断面台形の素線で構成されたコイルバネ(4b)とした
ものであり、このコイルバネ(4b)を実施例1と同様の挿
入側筒部(2) のテーパ面(T) 内に丁度嵌め込んでいる。
【0031】このため、このコイルバネ(4b)の小径端座
部(45)は、このコイルバネ(4b)自体の弾性復帰力により
前記挿入端側に押し付けられている。そして、この小径
端座部(45)は、その径が拡大及び縮小可能であり、更
に、このものでは、前記小径端座部(45)の内周側底辺部
が既述の請求項1の係合径部(40)となり、このコイルバ
ネ(4b)の断面を所定の大きさに設定して、前記縮小状態
では、係合径部(40)の径が被接続管(P) の外径よりも僅
かに小さくなるようにしている。
【0032】尚、他の構成については、実施例1と同様
のものを使用している。このものでは、被接続管(P) の
端部を挿入側筒部(2) の挿入口から押し込むと、この端
部によりコイルバネ(4b)の小径端座部(45)が挿入側筒部
(2) の内方に押し込まれる。そして、この被接続管(P)
の端部がコイルバネ(4b)内に挿入されるとコイルバネ(4
b)の前記小径端座部(45)の径が拡大される。この後、被
接続管(P) はコイルバネ(4b)内を通過して、既述のよう
に、被接続管(P) の先端部がリングシール(S) 内に押し
込まれる。そして、この状態で、コイルバネ(4b)の前記
小径端座部(45)はコイルバネ(4b)自体の弾性復帰力によ
り押し戻されると共に、小径端座部(45)の径が縮小され
る。従って、この小径端座部(45)の係合径部(40)が被接
続管(P) の管壁に食い込むようにして、被接続管(P) と
継手主体(1) とが係合される。
【0033】尚、上記実施例2においては、コイルバネ
(4b)の素線の断面は前記台形状のものに限定されるもの
ではなく、これを、例えば、三角形状にしてもよい。更
に、コイルバネ(4b)の小径端座部(45)の内径を被接続管
(P) の直径に略一致させておき、コイルバネ(4b)の圧縮
方向のバネ定数を大きく設定し、更に、テーパ面(T) の
最小径部と小径端座部(45)とが一致したときのこの部分
の内径が被接続管(P) のそれよりも小さくなる構成とす
れば、被接続管(P) の挿入時にコイルバネ(4b)の小径端
座部(45)内に被接続管(P) の先端部が入りやすい。そし
て、被接続管(P) に引き抜き力が作用したときの係合保
持力も十分となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来例の管継手の断面図
【図2】実施例1の管継手の断面図
【図3】実施例1の半体(4a)(4a)を示す要部断面図
【図4】実施例1の半体(4a)(4a)と(P) との係合状態を
示す平面図
【図5】実施例1の半体(4a)(4a)の離反状態を示す平面
【図6】実施例1の被接続管(P) の接続動作中の断面図
【図7】実施例1の被接続管(P) の接続完了状態を示す
一部切欠の断面図
【図8】実施例1の半体(4a)(4a)の他の形状を示す要部
断面図
【図9】実施例1の半体(4a)(4a)の他の形状を示す平面
【図10】実施例2の管継手の断面図
【符号の説明】
(P) ・・・被接続管 (1) ・・・継手主体 (4) ・・・係合体 (T) ・・・テーパ面 (S) ・・・リングシール (40)・・・係合径部 (4a)・・・半体 (5) ・・・弾性リング (4b)・・・コイルバネ (45)・・・小径端座部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木下 裕雄 大阪市中央区平野町四丁目1番2号 大阪 瓦斯株式会社内 (72)発明者 坂本 稔秋 大阪市中央区平野町四丁目1番2号 大阪 瓦斯株式会社内 (72)発明者 冨田 明男 大阪市中央区平野町四丁目1番2号 大阪 瓦斯株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被接続管(P) を継手主体(1) 内に挿入する
    と、この継手主体(1)内に装着された係合体(4) により
    この被接続管(P) が抜止め状態となる形式の管継手にお
    いて、継手主体(1) の挿入側筒部(2) の挿入端部の内周
    面を挿入方向に向って拡大するテーパ面(T) とし、前記
    継手主体(1) 内には、これに挿入される被接続管(P) の
    先端部に気密状態に外嵌するリングシール(S) を具備さ
    せ、前記テーパ面(T) 内に軸線方向移動自在に収容され
    た前記係合体(4) を、相互に対向配置された半円弧状の
    一対の半体(4a)(4a)からなる環状体とし、これら半体(4
    a)(4a)を、その円周方向に装着された弾性リング(5) に
    より接合方向に付勢し、これら半体(4a)(4a)の全体を前
    記挿入端側に付勢し、各半体(4a)には、その内周面から
    突出させた係合径部(40)を具備させ、この係合径部(40)
    の半径を被接続管(P) の外周面の半径よりも僅かに小さ
    く設定した管継手。
  2. 【請求項2】半体(4a)(4a)の中程を薄肉とした請求項1
    に記載の管継手。
  3. 【請求項3】被接続管(P) を継手主体(1) 内に挿入する
    と、この継手主体(1)内に装着された係合体(4) により
    この被接続管(P) が抜止め状態となる形式の管継手にお
    いて、継手主体(1) の挿入側筒部(2) の挿入端部の内周
    面を挿入方向に向って拡大するテーパ面(T) とし、前記
    継手主体(1) 内には、これに挿入される被接続管(P) の
    先端部に気密状態に外嵌するリングシール(S) を具備さ
    せ、前記係合体(4) を、小径端座部(45)がテーパ面(T)
    に内接するテーパ状のコイルバネ(4b)として、このコイ
    ルバネ(4b)の素線の断面を台形状とし、被接続管(P) の
    被接続状態におけるこのコイルバネ(4b)の小径端座部(4
    5)の内径を被接続管(P) の外径よりも僅かに小さく設定
    した管継手。
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