JP3380602B2 - 4サイクルエンジン - Google Patents
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Description
し、特にシリンダヘッドの構造に関するものである。
けられた縦置き式の船外機用4サイクルエンジンとして
は、多気筒化を図りつつその小型化を図るために、エン
ジンの一側に吸気系を設けると共に他側に排気系を設け
たものがある。この種のエンジンでは、吸気通路→燃焼
室→排気通路という一連の通路が、上面視において燃焼
室が頂部となり左右両側がシリンダボディに沿って延び
るように略U字状に形成されていた。
置は、シリンダヘッドの側部に吸気マニホールドを取付
けると共に、この吸気マニホールドの上流側に気筒毎の
気化器および吸気サイレンサを取付けて構成されてい
た。吸気マニホールドはエンジンからエンジン側方へ向
けて延設されており、エンジンから離間するにしたがっ
て次第に上方へ向かうように傾斜して形成されていた。
構成された縦置き4サイクルエンジンでは、吸気マニホ
ールドの上流側開口部がエンジンより大きく上方へ突出
してしまい、エンジンの小型化を図るにも限度があっ
た。
水平方向に対する傾斜角度を小さくして(水平に近づけ
て)エンジンから上方へ突出しないように構成すれば解
消することはできる。ところが、単に吸気マニホールド
の傾斜角度を変えたのでは、エンジンを低速運転すると
きに回転が不安定になってしまう。これは、低速運転時
には気化器から燃料が液状のまま流されることがある
が、この液状燃料が水平に近い吸気マニホールド内に一
次的に溜まり、一度に燃焼室に流入するからである。な
お、吸気マニホールドの吸気通路長を短くしても前記不
具合を解消できるが、エンジン性能を確保するためには
吸気通路長を短くするにも限度がある。
になされたもので、エンジンの小型化を図ると共に、低
速運転時に回転が安定するようにすることを目的とす
る。
クルエンジンは、吸気通路を、シリンダヘッドにおける
燃焼室の天井壁を構成する凹部からシリンダボディとは
反対側へ一旦偏在させてからシリンダボディ側へ戻るよ
うに形成してエンジンの一側部に延設し、シリンダヘッ
ドをシリンダボディ側から見た状態で吸気管の上流側開
口部の上端と吸気弁の下端との間に排気弁を配設し、前
記排気弁によって開閉される排気通路を、前記凹部に開
口する上流側端部からシリンダヘッド内で上側へ偏在さ
せることにより、シリンダヘッドの他側部に開口する下
流側端部が前記上流側端部より上側に位置するように形
成するとともに、エンジンの他側部で上下方向に延びる
ように形成されて下端部に排気導出路が連通された排気
集合室に接続したものである。
第1の発明に係る4サイクルエンジンにおいて、吸気管
の上流側開口部をシリンダボア中心よりも上方に配設し
たものである。
つつ上流側開口部の高さが低くなる。また、吸気通路と
排気通路とがエンジンの一側部と他側部とでシリンダに
沿うように形成される。さらに、排気集合室における排
気入口(排気通路の出口)と、排気出口(排気導出路)
との距離を長くとることができ、排気が膨張できるスペ
ースを拡げることができる。
対する傾斜角度を大きくとれるから、低速運転時に液状
燃料が流されてもそれは吸気管内に滞ることなく円滑に
燃焼室へ流入する。
よって詳細に説明する。図1は本発明に係るエンジンを
搭載した船外機の右側面図、図2は本発明に係るエンジ
ンの上面図、図3は同じくエンジンの左側面図、図4は
シリンダヘッドをシリンダヘッドカバー側から見た正面
図、図5はエンジンの右側面図である。図6はシリンダ
ヘッドをシリンダボディ側から見た背面図、図7は図2
におけるVII−VII線断面図、図8は図6におけるVIII−
VIII線断面図である。
ンジンが搭載された船外機である。この船外機1は、前
部にスイベルブラケット2およびクランプブラケット3
が設けられ、従来周知のように不図示の船尾板に上下揺
動自在かつ操舵自在に取付けられる構造になっている。
4はエンジンで、このエンジン4は4サイクル4気筒型
のものであり、ガイドエキゾースト5の上部に固定され
ている。6は前記ガイドエキゾースト5の下部に固定さ
れたアッパーケース、7はこのアッパーケース6の下端
に連結されたロアケース、8はこのロアケース7に装着
されたプロペラである。このプロペラ8は、エンジン4
のクランク軸9に連結されたドライブシャフト10と、
このドライブシャフト10の下端部に設けられたシフト
機構(図示せず)を介してエンジン4の動力が伝えられ
て回転するように構成されている。
ーケース6の上部を覆う下部カウリング、12は前記下
部カウリング11の上部開口部を塞いでエンジン4を覆
う上部カウリングで、この上部カウリング12は下部カ
ウリング11に着脱自在に取付けられている。
向へ向けると共に4個のシリンダを上下に並べかつそれ
ぞれ前後方向へ向けて形成されており、クランク軸9を
前側に位置づけてガイドエキゾースト5に取付けられて
いる。13はこのエンジンのクランクケース、14はシ
リンダボディ、15はシリンダヘッド、16はシリンダ
ヘッドカバーである。
ンダヘッド15の動弁カム軸17にクランク軸9の回転
を伝えるためのベルト式伝動装置18が装着されてい
る。なお、動弁カム軸17は、1本でシリンダヘッド1
5内の各気筒の吸気弁19(図6,図8)および排気弁
20(図6)を駆動する構造になっている。
ンジンの上方視においてエンジン右側に吸気系が配設さ
れると共に、エンジン左側に排気系が配設されており、
従来と同様に鋳造によって一体成形されている。図2に
おいて21は気筒毎の吸気通路、22は同じく排気通路
である。これらの通路21,22は、シリンダヘッド1
5における燃焼室Sの天井壁を構成する凹部15aから
シリンダボディ14とは反対側へ一旦偏在されてからシ
リンダボディ14側へ戻るようにして左右にそれぞれ延
設され、左右方向両端部で通路軸線がシリンダ軸線と略
平行になるように形成されている。
リンダヘッド15の凹部15aに開口し、本発明に係る
吸気管としての吸気マニホールド23を介して気化器2
4に連通されている。この吸気通路21の下流側開口
は、その中心が図6中に二点鎖線Cで示すシリンダ孔の
中心より下方に位置づけられている。
5に一体成形され、図6に示すように吸気通路21を有
する吸気管部25が気筒数に応じて4本設けられてい
る。この吸気管部25は突出端部に気化器取付けフラン
ジ26が設けられ、このフランジ26を介して突出端部
どうしが互いに連結されている。そして、この突出端部
の端縁、言い換えれば気化器取付けフランジ26の気化
器接続面は、このシリンダヘッド15におけるシリンダ
ボディ14との合わせ面27と同一平面上に形成されて
いる。なお、合わせ面27は図8中に一点鎖線で示すシ
リンダ軸線と直交するように形成されている。
ンジンの搭載状態において吸気通路21の上流側開口部
がシリンダ孔Cの中心より上方に位置するように、吸気
流の上流側へ向かうにしたがって次第に上方に遍在する
ように傾斜して形成されている。このため、吸気通路2
1は吸気管部25の上流側開口から漸次下降して燃焼室
Sの下寄りとなる部分に開口することになる。このよう
に燃焼室Sへ向けて下り勾配をもたせて吸気通路21を
形成するに当たり、その上流端をシリンダ孔Cの中心よ
り上方に位置づけると共に燃焼室側開口を燃焼室Sの下
寄りに位置づけると、下り勾配の傾斜角度を可及的に大
きくとることができる。
に示すように前記シリンダヘッド15の気化器取付けフ
ランジ26に、4個上下に並べて一体的に連結された状
態で取付けられている。24aおよび24bは気筒毎の
気化器24を互いに連結するための連装プレートで、連
装プレート24aは気化器24における吸気流の下流側
に配置され、連装プレート24bは上流側に配置されて
いる。
4bによって各気化器24を連結して形成された気化器
組立体は、下流側の連装プレート24aと前記気化器取
付けフランジ26との間にゴム板からなる断熱板24c
を介して固定されている。また、上流側の連装プレート
24bには吸気サイレンサ28が取付けられている。こ
の吸気サイレンサ28は、図2に示すように各気化器2
4毎の吸気ダクト29を介して連装プレート24bにね
じ止めされ、カウリング内の空気を前側下部に開口する
吸込口28aから吸い込んで各気化器24へ導くように
構成されている。
部25を上述したように傾斜させて形成すると、気化器
24の下方に図6に示すように空間30が形成される。
本実施例では、この空間30に気化器24の手動操作手
段(図示せず)、燃料ホース(図示せず)および前記シ
フト機構の前後進切換装置(図示せず)等が配設されて
いる。
記排気通路22は、図6に示すように上流側端部が燃焼
室形成用凹部15aにおけるシリンダ孔Cの中心より上
側となる部位に開口され、この開口部から排気流の下流
側へ向かうにしたがって上方へ遍在されて下流側端部が
シリンダヘッド15の前記合わせ面27に開口してい
る。この下流側開口の位置は、シリンダ孔Cの中心より
上方となる位置であって、排気通路22の前記上流側端
部より上側に位置づけられている。すなわち、この排気
通路22を開閉する排気弁20は、前記吸気管部25の
上流側開口部の上端と吸気弁19の下端との間に配設さ
れている。また、このシリンダヘッド15内の各気筒毎
の排気通路22は、図7に示すようにシリンダボディ1
4内の排気集合室31に水平延在路32を介して連通さ
れている。この排気集合室31は、気化器24が位置す
るエンジンの一側部とは反対側の他側部でシリンダ孔C
の並設方向に沿って形成され、その下端部がガイドエキ
ゾースト5の排気導出路33に連通されている。本実施
例で示すエンジン4は、燃焼室Sから排出された排気が
前記排気通路22から水平延在路32を通って排気集合
室31に流入し、この排気集合室31で膨張された後、
排気導出路33を通ってアッパーケース6内の排気管
(図示せず)に排出されるように構成されている。
のは点火プラグ、35はプラグキャップ、36は海水か
らなる冷却水によってシリンダヘッド15が腐食されの
を防ぐためのアノードである。このアノード36は、シ
リンダヘッド15の右側部における点火プラグ34より
シリンダ上方となる位置に配置され、シリンダヘッド1
5内の冷却水通路37に臨ませた状態でシリンダヘッド
15に着脱自在に取付けられている。そして、このアノ
ード36の取付け角度は、点火プラグ34の取付け角度
と平行に設定されている。このようにアノード36を点
火プラグ34と平行に取付けるようにすると、アノード
取付け穴をドリル等で穿設するに当たり点火プラグ取付
け穴を穿設した後にドリル角度を変える必要がないので
加工が容易である。また、アノード36をシリンダヘッ
ド15に対して着脱させるに当たっては、メンテナンス
用空間として広くとってある点火プラグ周辺の空間を利
用して作業を行えるから、着脱作業をも容易に行うこと
ができる。
に取付けられた符号38で示すねじは、吸気マニホール
ド23の吸気負圧測定穴23aを塞ぐためのものであ
る。この吸気負圧測定穴23aは、湾曲形成された吸気
管部25の外周部分に気化器接続面と直交する方向に沿
って穿設されている。このように吸気負圧測定穴23a
の穿設方向を定めると、シリンダヘッド15の合わせ面
27を基準としてドリル角度を決定できるので、加工を
容易に行うことができる。
ンダヘッド15は鋳造後にシリンダボディ14との合わ
せ面27と、シリンダヘッドカバー16との合わせ面3
9(図4)とが不図示のフライス盤によって仕上げ加工
される。この加工は、シリンダヘッド15を不図示の搬
送ロボットによって把持させ、シリンダヘッド15の一
側と他側(合わせ面27,39)とをフライス盤に押し
当てるようにして行われる。
わせ面27と同一平面上に位置する吸気マニホールド2
3の気化器接続面も同時に仕上げる。このようにして合
わせ面27を仕上げた後、シリンダヘッド15を反転さ
せてシリンダヘッドカバー16との合わせ面39を仕上
げる。すなわち、シリンダヘッド15の外側部に面加工
を行うのは合わせ面27,39を仕上げるときのみとな
り、こらは何れもシリンダ軸線と直交してシリンダ軸線
に対する角度が同じである関係から、加工を容易に行う
ことができる。
25の上流側開口部の上端と吸気弁19の下端との間に
排気弁20を配設したから、吸気管部25の通路長を確
保しつつその上流側開口部の高さが低くなる。このた
め、コンパクトなレイアウトが可能となる。
中心より上方に配設したため、吸気管部25の水平方向
に対する傾斜角度を大きくとれるから、エンジン4が低
速で運転されているときに回転が安定する。これは、低
速運転時には気化器24から燃料が液状のまま流される
ことがあるが、吸気通路が大きな傾斜角度をもって傾斜
していると、液状の燃料が途中で滞ることなく円滑に燃
焼室Sに流入するからである。
気マニホールド23の気化器接続面を同一平面上に形成
すると、シリンダヘッド15をシリンダボディ14に組
み付けるときに両者の間に介装するガスケットを用いて
吸気マニホールド23の気化器接続部のシールを行うこ
とができる。このガスケットを図2、図3および図5に
おいて太線で示す。
27と吸気マニホールド23の気化器接続面との両方に
密接する一枚のガスケットを形成し、シリンダボディ1
4に取付けるときにこのガスケットを気化器接続面に合
わせておき、吸気マニホールド23に気化器24を取付
けるときに前記ガスケットを断熱板24cと気化器接続
面との間に挟み込ませる。このように一枚のガスケット
で2つの合わせ面をシールするようにすると、ガスケッ
トの製造コストを低く抑えることができる。
排気通路22をシリンダヘッド15内で燃焼室Sから上
側へ偏在させ、シリンダボディ14の水平延在路32に
連通させると、最も下側に位置する気筒の排気が排気集
合室31内で膨張し易くなってエンジン出力を向上させ
ることができる。これは、最も下側に位置する燃焼室S
に連通された水平延在路32はその排気集合室側開口と
排気導出路33との距離(膨張するための距離)が他の
通路に較べて短くなってしまう関係から、この最下部の
水平延在路32から排出された排気が排気集合室31内
で膨張できるスペースは他の水平延在路32の排気に較
べて狭くなってしまうが、上述した構成を採ることによ
り、膨張できるスペースを十分に確保することができる
からである。
サイクルエンジンは、吸気通路を、シリンダヘッドにお
ける燃焼室の天井壁を構成する凹部からシリンダボディ
とは反対側へ一旦偏在させてからシリンダボディ側へ戻
るように形成してエンジンの一側部に延設し、シリンダ
ヘッドをシリンダボディ側から見た状態で吸気管の上流
側開口部の上端と吸気弁の下端との間に排気弁を配設
し、前記排気弁によって開閉される排気通路を、前記凹
部に開口する上流側端部からシリンダヘッド内で上側へ
偏在させることにより、シリンダヘッドの他側部に開口
する下流側端部が前記上流側端部より上側に位置するよ
うに形成するとともに、エンジンの他側部で上下方向に
延びるように形成されて下端部に排気導出路が連通され
た排気集合室に接続したため、吸気通路と排気通路とが
エンジンの一側部と他側部とでシリンダに沿うように形
成され、吸気管の通路長を確保しつつ上流側開口部の高
さが低くなる。
能になる。また、排気集合室における排気入口と、排気
出口(排気導出路)との距離を長くとることができ、排
気が膨張できるスペースを拡げることができるから、排
気が円滑になされるようになり、エンジンの出力を向上
させることができる。
第1の発明に係る4サイクルエンジンにおいて、吸気管
の上流側開口部をシリンダボア中心よりも上方に配設し
たため、吸気管の水平方向に対する傾斜角度を大きくと
れるから、低速運転時に液状燃料が流されてもそれは吸
気管内に滞ることなく円滑に燃焼室へ流入する。
定性の向上を図ることができる。また、吸気管の下方の
空間を利用してコントロール系の部品を配置できる。
面図である。
見た正面図である。
面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 シリンダヘッドに吸気弁および排気弁が
設けられ、前記吸気弁によって開閉される吸気通路を形
成する吸気管がエンジンから離間するにしたがって次第
に上方へ向かうようエンジン側方へ延設された縦置き4
サイクルエンジンにおいて、前記吸気通路を、シリンダ
ヘッドにおける燃焼室の天井壁を構成する凹部からシリ
ンダボディとは反対側へ一旦偏在させてからシリンダボ
ディ側へ戻るように形成してエンジンの一側部に延設
し、シリンダヘッドをシリンダボディ側から見た状態で
前記吸気管の上流側開口部の上端と前記吸気弁の下端と
の間に前記排気弁を配設し、前記排気弁によって開閉さ
れる排気通路を、前記凹部に開口する上流側端部からシ
リンダヘッド内で上側へ偏在させることにより、シリン
ダヘッドの他側部に開口する下流側端部が前記上流側端
部より上側に位置するように形成するとともに、エンジ
ンの他側部で上下方向に延びるように形成されて下端部
に排気導出路が連通された排気集合室に接続したことを
特徴とする4サイクルエンジン。 - 【請求項2】 請求項1記載の4サイクルエンジンにお
いて、吸気管の上流側開口部をシリンダボア中心よりも
上方に配設したことを特徴とする4サイクルエンジン。
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Applications Claiming Priority (1)
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