JPH10220280A - 船外機用エンジン - Google Patents

船外機用エンジン

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JPH10220280A
JPH10220280A JP9020454A JP2045497A JPH10220280A JP H10220280 A JPH10220280 A JP H10220280A JP 9020454 A JP9020454 A JP 9020454A JP 2045497 A JP2045497 A JP 2045497A JP H10220280 A JPH10220280 A JP H10220280A
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JP
Japan
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cooling water
cylinder
cylinder block
opening
cylinder head
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JP9020454A
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Masaki Tsunoda
正樹 角田
Satoru Wada
和田  哲
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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    • F02B61/04Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シリンダヘッド及びシリンダブロックの結合
面の締結力を高めて、該結合面に形成されるオイル通路
の開口の設計自由度を増加させる。 【解決手段】 シリンダブロック6のシリンダブロック
/シリンダヘッド結合面36には、各シリンダ12の外
周を囲むように配置された10本のボルト96で図示せ
ぬシリンダヘッドが結合される。前記ボルト96よりも
シリンダ12の半径方向外側に形成されたオイル通路の
開口64のシール性を高めるべく、その開口64の近傍
に配置された2本のボルト98でシリンダブロック6と
シリンダヘッドとを更に締結する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シリンダの外周を
囲むようにシリンダ軸線から略等距離に配置された複数
本の第1結合ボルトでシリンダヘッドをシリンダブロッ
クに結合してなり、シリンダヘッド及びシリンダブロッ
クの結合面のシリンダ軸線から見て前記第1結合ボルト
よりも半径方向外側位置にオイル通路の開口が形成され
た船外機用エンジンに関する。
【0002】
【従来の技術】特開平3−31094号公報には、クラ
ンクシャフトを上下方向に支持するシリンダブロックの
一側に排気通路を上下方向に形成した船外機用エンジン
が開示されている。このようにシリンダブロックの一側
に排気通路を上下方向に形成すると、船外機の上部に搭
載したエンジンからの排気を、船外機の下部のエクステ
ンションケース内の排気膨張室に容易に導くことができ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、船外機用エ
ンジンの大型化に伴ってシリンダのボアを拡大すると、
シリンダヘッドをシリンダブロックに結合するボルトの
本数を増加させたり、前記ボルトの直径を増加させたり
しないと、両部材の結合面の締結力が弱くなってシール
性が低下する場合がある。
【0004】本発明は前述の事情に鑑みてなされたもの
で、シリンダヘッド及びシリンダブロックの結合面のシ
ール性を高めることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載された発
明では、シリンダの外周を囲むように配置された複数本
の第1結合ボルトでシリンダヘッドをシリンダブロック
に結合したとき、シリンダヘッド及びシリンダブロック
の結合面に開口するオイル通路が第1結合ボルトよりも
半径方向外側に位置していても、オイル通路の開口の近
傍であって第1結合ボルトよりも半径方向外側に配置さ
れた第2結合ボルトでシリンダヘッドをシリンダブロッ
クに締結することにより、結合面の締結力を高めてオイ
ル通路の開口の形状や位置の設計自由度を高めることが
できる。
【0006】また請求項2に記載された発明では、シリ
ンダヘッド及びシリンダブロックの結合面にオイル通路
及び冷却水通路が開口していると、オイル通路及び冷却
水通路間のシールが不充分になる可能性がある。しかし
ながら、前記第2結合ボルトを冷却水通路の開口とオイ
ル通路の開口との間に配置すれば、冷却水通路及びオイ
ル通路間のシール性が高められる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
【0008】図1〜図12は本発明の一実施例を示すも
ので、図1は船外機の全体右側面図、図2はエンジンの
左側面図、図3は図2の3−3線拡大断面図、図4は図
2の4−4線拡大断面図、図5は図4の5−5線断面
図、図6は図4の6−6線断面図、図7は図2の7−7
線断面図、図8は図2の8−8線断面図、図9は図4及
び図7の9−9線断面図、図10は図4及び図7の10
−10線断面図、図11は図1の要部拡大断面図、図1
2は冷却系のスケルトン図である。
【0009】図1に示すように、船外機Oは、エクステ
ンションケース1の上部に結合されたマウントケース2
を備えており、このマウントケース2の上面に水冷直列
4気筒4サイクルエンジンEがクランク軸15を縦置き
に支持される。マウントケース2には上面が開放したア
ンダーケース3が結合されており、このアンダーケース
3の上部にエンジンカバー4が着脱自在に装着される。
マウントケース2の外側を覆うように、アンダーケース
3の下縁とエクステンションケース1の上端近傍の縁と
の間にアンダーカバー5が装着される。
【0010】エンジンEはシリンダブロック6、クラン
クケース7、シリンダヘッド8、ヘッドカバー9、下部
ベルトカバー10及び上部ベルトカバー11を備えてお
り、シリンダブロック6及びクランクケース7の下面が
前記マウントケース2の上面に支持される。シリンダブ
ロック6に形成した4個のシリンダ12…にそれぞれピ
ストン13…が摺動自在に嵌合しており、各ピストン1
3…がコネクティングロッド14…を介して鉛直方向に
配置したクランク軸15に連接される。
【0011】クランク軸15の下端にフライホイール1
6と共に連結された駆動軸17は、エクステンションケ
ース1の内部を下方に延び、その下端はギヤケース18
の内部に設けたベベルギヤ機構19を介して、後端にプ
ロペラ20を有するプロペラ軸21に接続される。ベベ
ルギヤ機構19の前部には、プロペラ軸21の回転方向
を切り換えるべくシフトロッド22の下端が接続され
る。
【0012】マウントケース2に設けたアッパーマウン
ト23とエクステンションケース1に設けたロアマウン
ト24間にスイベル軸25が固定されており、このスイ
ベル軸25を回転自在に支持するスイベルケース26
が、船尾Sに装着されたスターンブラケット27にチル
ト軸28を介して上下揺動可能に支持される。
【0013】マウントケース2の下面にはオイルパン2
9と排気管30とが結合される。排気管30からエクス
テンションケース1の内部空間に排出された排気ガス
は、ギヤケース18の内部空間及びプロペラ20のボス
部の内部を通過して水中に排出される。駆動軸17の下
部及び上部にはそれぞれウオータポンプ31及びオイル
ポンプ32が設けられる。ウオータポンプ31は冷却水
パイプ33を介して汲み上げた水をエンジンEの冷却水
ジャケットに供給する。またオイルポンプ32はオイル
パン29から汲み上げたオイルをエンジンEの潤滑部に
供給する。
【0014】図3及び図4に示すように、シリンダヘッ
ド8には、シリンダブロック6とシリンダヘッド8とを
結合するシリンダブロック/シリンダヘッド結合面36
に開口する4個の燃焼室37…が形成される。各燃焼室
37には一対の吸気孔38,38と一対の排気孔39,
39とが形成されており、一対の吸気孔38,38から
延びる一対の吸気通路40,40はシリンダヘッド8の
側面において吸気マニホールド41に接続される。また
一対の排気孔39,39から延びる一対の第1排気通路
42,42は、シリンダブロック/シリンダヘッド結合
面36の開口45を介して、シリンダブロック6に上下
方向に形成された共通の第2排気通路43に接続され
る。各燃焼室37の一対の排気通路40,40を仕切る
隔壁44は、シリンダブロック/シリンダヘッド結合面
36の開口45の僅かに手前で終わっており(図5参
照)、従って一対の排気通路40,40は共通の開口4
5を介して第2排気通路43に連通する。
【0015】シリンダヘッド8及びヘッドカバー9によ
り囲まれた動弁室35には、各燃焼室37に対応する吸
気カム46及び排気カム47を有するカムシャフト48
と、吸気ロッカーアーム49を揺動自在に支持する吸気
ロッカーシャフト50と、排気ロッカーアーム51を揺
動自在に支持する排気ロッカーシャフト52とが設けら
れており、一端を吸気カム46に当接させた吸気ロッカ
ーアーム49の他端が吸気孔38を開閉する吸気弁53
のステムエンドに当接するとともに、一端を排気カム4
7に当接させた排気ロッカーアーム51の他端が排気孔
39を開閉する排気弁54のステムエンドに当接する。
図6から明らかなように、各燃焼室37の中央部には、
シリンダヘッド8に螺着された点火プラグ55の先端が
臨んでいる。
【0016】図4、図7及び図11から明らかなよう
に、動弁室35の下端に滞留するオイルをオイルパン2
9に戻すべく、動弁室35とオイルパン29とが、シリ
ンダヘッド8に形成した第1オイル通路60、シリンダ
ブロック6に形成した第2オイル通路61、マウントケ
ース2に形成した第3オイル通路62及びマウントケー
ス2の下面に固定したオイル戻しパイプ63によって連
通する。シリンダブロック6に形成した第2オイル通路
61は断面L字状に屈曲しており、その一端はシリンダ
ブロック/シリンダヘッド結合面36に臨む開口64
(図4及び図7参照)を介してシリンダヘッド8の第1
オイル通路60に連通するとともに、その他端はシリン
ダブロック/マウントケース結合面65に臨む開口66
(図8参照)を介してマウントケース2の第3オイル通
路62に連通する。尚、図11における符号67及び符
号68は、オイルポンプ32(図1参照)に連なるメッ
シュ内蔵のストレーナ及びオイル供給パイプである。
【0017】次に、図12のスケルトン図を中心とし、
これに図3〜図8を併せて参照しながらエンジン冷却系
を説明する。
【0018】ウオータポンプ31で汲み上げられた冷却
水はマウントケース2を下方から上方に通過し、シリン
ダブロック/マウントケース結合面65(図8参照)に
形成した3個の開口70,71,72からシリンダブロ
ック6内に流入する。シリンダブロック6には4個のシ
リンダ12…の外周を囲繞するように冷却水ジャケット
JB1 (図3及び図7参照)が形成されており、この冷
却水ジャケットJB1は2個の通孔73,73(図8参
照)を介して前記開口70に連通している。
【0019】図2及び図3から明らかなように、シリン
ダブロック6の第2排気通路43の外側壁面に第1カバ
ー74がボルト75で固定されており、シリンダブロッ
ク6及び第1カバー74間に冷却水供給通路76及び冷
却水排出通路77が平行に形成される。第1カバー74
の外側には第2カバー78がボルト79で固定されてお
り、第1カバー74及び第2カバー78間にリリーフ通
路80が形成される。冷却水供給通路76の下端はシリ
ンダブロック/マウントケース結合面65(図8参照)
に形成した開口71に連通するとともに、リリーフ通路
80の下端も前記シリンダブロック/マウントケース結
合面65に形成した開口72に連通する。更にシリンダ
ブロック/マウントケース結合面65には冷却水排出通
路77に連通する開口81が形成されており、これら4
個の開口71,72,73,81は第2排気通路43の
回りを囲むように配置される。
【0020】シリンダブロック/マウントケース結合面
65(図8参照)の開口70はL字状に屈曲してシリン
ダブロック/シリンダヘッド結合面36の開口82(図
4、図5及び図7)に連通しており、この開口82はシ
リンダヘッド8の冷却水ジャケットJH1 (図5参照)
に連通する。冷却水ジャケットJH1 はシリンダブロッ
ク/シリンダヘッド結合面36に形成した複数の開口8
3…及びシリンダブロック6に形成した冷却水ジャケッ
トJB2 を介して冷却水供給通路76に連通する(図5
参照)。
【0021】図3から明らかなように、シリンダヘッド
8の中央部には吸気弁53…及び排気弁54…に挟まれ
るように冷却水ジャケットJH2 が上下方向に形成され
ており、この冷却水ジャケットJH2 は4個の通孔85
…(図5参照)を介して前記冷却水ジャケットJH1
連通する。またシリンダヘッド8の吸気通路40…の内
側に形成した冷却水ジャケットJH3 は、シリンダブロ
ック/シリンダヘッド結合面36の開口86…を介して
シリンダブロック6の冷却水ジャケットJB1に連通す
るとともに、シリンダヘッド8の第1排気通路42…の
内側に形成した冷却水ジャケットJH4 は、シリンダブ
ロック/シリンダヘッド結合面36の開口87…を介し
てシリンダブロック6の冷却水ジャケットJB1 に連通
する。更にシリンダブロック6には第2排気通路43に
臨むように冷却水ジャケットJB 3 が形成されており、
この冷却水ジャケットJB3 は複数の通孔88…を介し
てシリンダ12…を囲む前記冷却水ジャケットJB1
連通する。
【0022】シリンダブロック6内を上方に延びる冷却
水ジャケットJB1 に連なる冷却水通路89(図7参
照)は、シリンダブロック6の上面に設けた第1サーモ
バルブ90を経て冷却水排出通路77に接続される。ま
たシリンダヘッド8内を上方に延びる冷却水ジャケット
JH1 に連なる冷却水通路58(図4参照)は、シリン
ダヘッド8の上面に設けた第2サーモバルブ91と、シ
リンダブロック/シリンダヘッド結合面36の開口92
とを経て冷却水排出通路77に接続される。シリンダブ
ロック6の冷却水通路89とシリンダヘッド8の冷却水
通路58とは、シリンダブロック/シリンダヘッド結合
面36の開口59を経て相互に連通する(図4及び図7
参照)。更にリリーフ通路80の上端と冷却水排出通路
77の上端とはリリーフバルブ93(図2参照)を介し
て接続される。
【0023】上記構成の冷却系の作用を説明すると、エ
ンジンEの暖気運転時でない通常運転時には、ウオータ
ポンプ31及び冷却水パイプ33を介して汲み上げられ
た冷却水はマウントケース2の内部で3方に分岐し、シ
リンダブロック/マウントケース結合面65の3個の開
口70,71,72からシリンダブロック6に流入す
る。開口70から流入した冷却水はシリンダブロック6
の冷却水ジャケットJB 1 を上方に流れ、その間に4個
のシリンダ12の周辺を冷却する。開口71から流入し
た冷却水はシリンダブロック6及び第1カバー74間に
形成した冷却水供給通路76を上方に流れる間に、シリ
ンダブロック6に形成された第2排気通路43に沿う冷
却水ジャケットJB2 ,JB3 と、シリンダヘッド8に
形成された第1排気通路42…に沿う冷却水ジャケット
JH1 とに冷却水を配分し、第1、第2排気通路42
…,43の周辺を冷却する。開口70からシリンダブロ
ック6に流入した冷却水の一部は、シリンダブロック/
シリンダヘッド結合面36の開口82を通過してシリン
ダヘッド8に流入した後、冷却水供給通路76から配分
された冷却水と合流してシリンダヘッド8の冷却水ジャ
ケットJH1 を上方に流れ、第1排気通路42…の周辺
を冷却する。
【0024】シリンダブロック6の上端及びシリンダヘ
ッド8の上端にそれぞれ設けた第1サーモバルブ90及
び第2サーモバルブ91を通過した冷却水は合流して冷
却水排出通路77を下方に流れ、エクステンションケー
ス1の内部に排出される。またウオータポンプ31の吐
出水圧が所定値を越えて増加するとリリーフ通路80に
設けたリリーフバルブ93が開弁し、余剰の冷却水は冷
却水排出通路77に排出される。
【0025】一方、エンジンEの暖気運転時に第1サー
モバルブ90及び第2サーモバルブ91は閉弁状態にあ
り、シリンダブロック6の冷却水ジャケットJB1 〜J
3及びシリンダヘッド8の冷却水ジャケットJH1
JH4 内の冷却水は流通を阻止されるため、エンジンE
の暖気が促進される。暖気運転中にスロットル開度が増
加してウオータポンプ31の吐出水圧が所定値を越えて
増加した場合にも、リリーフバルブ93が開弁して余剰
の冷却水が冷却水排出通路77に排出される。そしてエ
ンジンEの暖気が完了して第1サーモバルブ90及び第
2サーモバルブ91が開弁すると、前記各冷却水ジャケ
ットJB1 〜JB3 ,JH1 〜JH4 が冷却水排出通路
77に連通し、前述した通常運転時の状態に移行する。
【0026】次に、図3〜図6に基づいてシリンダヘッ
ド8の冷却水ジャケットJH1 の形状を更に詳しく説明
する。
【0027】冷却水ジャケットJH1 はシリンダヘッド
8に形成された第1排気通路42…及び燃焼室37…の
近傍を冷却するためのもので、シリンダヘッド8を鋳造
する際に中子を用いて形成される。図5及び図6に最も
良く示されるように、冷却水ジャケットJH1 は隣接す
る一対の第1排気通路42,42を仕切る隔壁44の内
部に延びる隔壁内通路94を含んでおり、この隔壁内通
路94は燃焼室37及び点火プラグ55の近傍まで延び
ている。隔壁内通路94は燃焼室37から遠い側でシリ
ンダブロック/シリンダヘッド結合面36の開口83に
連なるとともに、燃焼室37の近傍で冷却水ジャケット
JH4 に連通している。
【0028】このように、シリンダヘッド8のなかで最
も高温になる第1排気通路42,42,燃焼室37及び
点火プラグ55の近傍を隔壁内通路94を…を含む冷却
水ジャケットJH1 と、この冷却水ジャケットJH1
通孔87…を経てシリンダブロック6の冷却水ジャケッ
トJB1 に連通させる冷却水ジャケットJH4 とによっ
て囲むことにより、前記高温部分を効果的に冷却するこ
とができる。
【0029】図5において、冷却水ジャケットJH1
シリンダヘッド8を鋳造する際に中子を用いて形成さ
れ、また冷却水ジャケットJH4 は母型を用いて成形さ
れる。冷却水ジャケットJH1 及び冷却水ジャケットJ
4 を同じ中子を用いて形成すると仮定すると、その中
子を成形する型の構造が複雑化するが、冷却水ジャケッ
トJH4 を独立して母型で成形することにより、冷却水
ジャケットJH1 の中子を型を単純化することができ
る。尚、図4及び図6における符号95…はシリンダブ
ロック/シリンダヘッド結合面36に形成された凹部で
あって、前記冷却水ジャケットJH4 を成形する際に同
じ母型で同時に形成される。
【0030】上記構造を備えたシリンダブロック6及び
シリンダヘッド8はシリンダブロック/シリンダヘッド
結合面36において突き合わされ、シリンダヘッド8側
から挿入される10本のボルト96…によって一体に結
合される。図4及び図7から明らかなように、各シリン
ダ12の中心線に対して前記ボルト96…の4本が同心
円上に配置されており、隣接する2個のシリンダ12,
12の間では前記ボルト96…の2本が両シリンダ1
2,12に対して共用されている。更に、シリンダブロ
ック6及びシリンダヘッド8は第2排気通路43を挟ん
でシリンダ12…の反対側において、シリンダヘッド8
側から挿入される5本のボルト97…によって一体に結
合される。
【0031】ところで、シリンダ軸線から見てシリンダ
ブロック6及びシリンダヘッド8を結合する10本のボ
ルト96…の半径方向内側の位置、即ちシリンダ12…
を取り囲む冷却水ジャケットJB1 の位置では充分な締
結力が得られるが、シリンダ軸線から見て10本のボル
ト96…の半径方向外側の位置、特に4個のシリンダ1
2…の配列方向両端であるシリンダブロック6及びシリ
ンダヘッド8の下端部及び上端部ではボルト96…の締
結力だけに頼らざるを得ないため、前記半径方向外側に
オイル通路や冷却水通路の開口を形成する場合に、その
開口を充分に大きくできないとか、半径方向外側への張
り出しに制約を受けるという問題がある。
【0032】例えば、図4及び図7に示すように、シリ
ンダブロック6及びシリンダヘッド8の下端部における
シリンダブロック/シリンダヘッド結合面36には、シ
リンダ12の中心線から見てボルト96…よりも半径方
向外側にオイル通路の開口64及び冷却水通路の開口8
2が形成されており、これら開口64,82の形状や位
置等に関して性能的な要求以外の設計上の制約を受ける
ことになる。
【0033】しかしながら、図9に示すようにオイル通
路の開口64の両端に隣接する部分でシリンダ12の外
周を囲むボルト96…よりも半径方向外側に位置する2
本のボルト98,98でシリンダブロック6及びシリン
ダヘッド8を締結することにより、シリンダブロック/
シリンダヘッド結合面36のシール性が高められ、前記
開口64,82の形状や位置等の制約が解消される。特
に、図7に示すように、前記2本のボルト98,98の
うちの1本は、オイル通路の開口64に隣接する冷却水
通路の開口82との間を遮るように配置されているの
で、この間の締結力を充分に高めることができる。
【0034】また、図4及び図7に示すように、シリン
ダブロック6及びシリンダヘッド8の上端部におけるシ
リンダブロック/シリンダヘッド結合面36には、シリ
ンダブロック6の冷却水通路89とシリンダヘッド8の
冷却水通路58とを連通させる開口59が、シリンダ1
2の中心線から見てボルト96…よりも半径方向外側に
位置するように形成されているため、この開口58の形
状や位置等に制約を受けることになる。
【0035】しかしながら、図10に示すように、冷却
水通路89,58の開口59の近傍でシリンダ12の外
周を囲むボルト96よりも半径方向外側に位置する1本
のボルト99でシリンダブロック6及びシリンダヘッド
8を締結することにより、シリンダブロック/シリンダ
ヘッド結合面36のシール性が高められるので、前記開
口59の形状や位置等の制約を解消して設計自由度を高
めることができる。
【0036】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行う
ことが可能である。
【0037】例えば、実施例では直列4気筒エンジンを
例示したが、本発明は気筒数やその配列の異なる任意の
船外機用エンジンに適用することが可能である。また実
施例では駆動軸17にオイルポンプ32を設けたエンジ
ンを例示したが、本発明はカムシャフトにオイルポンプ
を設けたエンジンに対しても適用することができる。こ
の場合、前記オイルポンプに連なるオイル供給通路とオ
イル排出通路とがシリンダブロック/シリンダヘッド結
合面に開口するため、その開口の位置や形状の設定自由
度を高めることができる。
【0038】
【発明の効果】以上のように請求項1に記載された発明
によれば、オイル通路の開口の近傍であって第1結合ボ
ルトよりも半径方向外側に配置された第2結合ボルトで
シリンダヘッドをシリンダブロックに締結したので、シ
リンダの外周を囲むように配置した複数本の第1結合ボ
ルトの締結力に第2結合ボルトの締結力を加えて締結力
を高め、前記オイル通路の開口の形状や位置の設計自由
度を増加させることができる。
【0039】また請求項2に記載された発明によれば、
シリンダヘッド及びシリンダブロックの結合面には冷却
水通路の開口が形成されており、この冷却水通路の開口
とオイル通路の開口との間に第2結合ボルトを配置した
ので、第2結合ボルトの締結力で冷却水通路及びオイル
通路間のシール性が高められる。
【図面の簡単な説明】
【図1】船外機の全体右側面図
【図2】エンジンの左側面図
【図3】図2の3−3線拡大断面図
【図4】図2の4−4線拡大断面図
【図5】図4の5−5線断面図
【図6】図4の6−6線断面図
【図7】図2の7−7線断面図
【図8】図2の8−8線断面図
【図9】図4及び図7の9−9線断面図
【図10】図4及び図7の10−10線断面図
【図11】図1の要部拡大断面図
【図12】冷却系のスケルトン図
【符号の説明】
6 シリンダブロック 8 シリンダヘッド 12 シリンダ 36 シリンダブロック/シリンダヘッド結合面
(結合面) 64 オイル通路の開口 82 冷却水通路の開口 96 ボルト(第1結合ボルト) 98 ボルト(第2結合ボルト)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダ(12)の外周を囲むようにシ
    リンダ軸線から略等距離に配置された複数本の第1結合
    ボルト(96)でシリンダヘッド(8)をシリンダブロ
    ック(6)に結合してなり、シリンダヘッド(8)及び
    シリンダブロック(6)の結合面(36)のシリンダ軸
    線から見て前記第1結合ボルト(96)よりも半径方向
    外側位置にオイル通路の開口(64)が形成された船外
    機用エンジンにおいて、 前記オイル通路の開口(64)の近傍であって前記第1
    結合ボルト(96)よりも半径方向外側に配置された第
    2結合ボルト(98)でシリンダヘッド(8)をシリン
    ダブロック(6)に締結したことを特徴とする船外機用
    エンジン。
  2. 【請求項2】 シリンダヘッド(8)及びシリンダブロ
    ック(6)の結合面に冷却水通路の開口(82)が形成
    されており、この冷却水通路の開口(82)と前記オイ
    ル通路の開口(64)との間に前記第2結合ボルト(9
    8)を配置したことを特徴とする、請求項1に記載の船
    外機用エンジン。
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