JPH08303242A - Dohc液冷エンジンのポンプ取付構造 - Google Patents
Dohc液冷エンジンのポンプ取付構造Info
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- JPH08303242A JPH08303242A JP11196695A JP11196695A JPH08303242A JP H08303242 A JPH08303242 A JP H08303242A JP 11196695 A JP11196695 A JP 11196695A JP 11196695 A JP11196695 A JP 11196695A JP H08303242 A JPH08303242 A JP H08303242A
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- cylinder head
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B2275/00—Other engines, components or details, not provided for in other groups of this subclass
- F02B2275/18—DOHC [Double overhead camshaft]
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B67/00—Engines characterised by the arrangement of auxiliary apparatus not being otherwise provided for, e.g. the apparatus having different functions; Driving auxiliary apparatus from engines, not otherwise provided for
- F02B67/04—Engines characterised by the arrangement of auxiliary apparatus not being otherwise provided for, e.g. the apparatus having different functions; Driving auxiliary apparatus from engines, not otherwise provided for of mechanically-driven auxiliary apparatus
- F02B67/06—Engines characterised by the arrangement of auxiliary apparatus not being otherwise provided for, e.g. the apparatus having different functions; Driving auxiliary apparatus from engines, not otherwise provided for of mechanically-driven auxiliary apparatus driven by means of chains, belts, or like endless members
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ラジエター液の循環路を短くすることでラジ
エター液を少なくし、吐出効率やラジエターの冷却能力
の向上を期待できるとともに、シリンダーヘッド本体の
軽量化を可能にして組付性を向上させ、さらには吸気側
カムシャフトギヤと、排気側カムシャフトギヤとの間に
できる空間の有効利用も図ることができるDOHC液冷
エンジンの取付構造を提供すること。 【構成】 DOHC液冷エンジンの吸気側カムシャフト
20iと排気側カムシャフト20eに設けられるバルブ
タイミング用の吸気側スプロケット22iと排気側スプ
ロケット22eとの間の空間Sにラジエター液循環のた
めのポンプ26が配置されるようにポンプ26をヘッド
カバー16に取り付けるようにしたDOHC液冷エンジ
ンのポンプ取付構造1。
エター液を少なくし、吐出効率やラジエターの冷却能力
の向上を期待できるとともに、シリンダーヘッド本体の
軽量化を可能にして組付性を向上させ、さらには吸気側
カムシャフトギヤと、排気側カムシャフトギヤとの間に
できる空間の有効利用も図ることができるDOHC液冷
エンジンの取付構造を提供すること。 【構成】 DOHC液冷エンジンの吸気側カムシャフト
20iと排気側カムシャフト20eに設けられるバルブ
タイミング用の吸気側スプロケット22iと排気側スプ
ロケット22eとの間の空間Sにラジエター液循環のた
めのポンプ26が配置されるようにポンプ26をヘッド
カバー16に取り付けるようにしたDOHC液冷エンジ
ンのポンプ取付構造1。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はDOHC液冷エンジンの
ポンプ取付構造に関する。
ポンプ取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図7に従来の多気筒4サイクルエンジン
におけるダブルオーバーヘッドカム型エンジン(以下
「DOHC型エンジン」という。)aの一例を示す。こ
のエンジンaにおいては、ラジエター液循環のためのウ
ォーターポンプbがエンジンaの下部に配置されるよう
になっている。このため、ラジエターcからポンプb、
ポンプbからシリンダーヘッドdおよびシリンダーヘッ
ドdからラジエターcに至るそれらの間に配置されてい
る各パイプe・e・…が長くなって、ラジエター液の循
環路に圧損が生じて吐出効率の低下を招いていた。
におけるダブルオーバーヘッドカム型エンジン(以下
「DOHC型エンジン」という。)aの一例を示す。こ
のエンジンaにおいては、ラジエター液循環のためのウ
ォーターポンプbがエンジンaの下部に配置されるよう
になっている。このため、ラジエターcからポンプb、
ポンプbからシリンダーヘッドdおよびシリンダーヘッ
ドdからラジエターcに至るそれらの間に配置されてい
る各パイプe・e・…が長くなって、ラジエター液の循
環路に圧損が生じて吐出効率の低下を招いていた。
【0003】また、一番冷却の必要のあるシリンダーヘ
ッドdにラジエターcから直接ラジエター液が送られな
いので、冷却効率の点でも改良の余地があった。
ッドdにラジエターcから直接ラジエター液が送られな
いので、冷却効率の点でも改良の余地があった。
【0004】さらに、循環路が長いとそれだけ余分なラ
ジエター液が必要となり、車輛重量の増加あるいはラジ
エターcの冷却能力の低下の一因ともなった。
ジエター液が必要となり、車輛重量の増加あるいはラジ
エターcの冷却能力の低下の一因ともなった。
【0005】一方、クランクシャフトの回転に対して、
吸排気バルブの開閉を正しく行わせる吸排気バルブの開
閉を決める時期のことをバルブタイミングといい、この
バルブタイミングをDOHC型エンジンにおいては、ク
ランクシャフトギヤと、吸気側および排気側の各カムシ
ャフトに設けた各スプロケットと、これらを結ぶタイミ
ングチェーンとによって行うようになっている(図示せ
ず。)。これらギヤやスプロケット、タイミングチェー
ンは、クランクケースに設けたタイミングギヤ室に収め
られるようになっている。
吸排気バルブの開閉を正しく行わせる吸排気バルブの開
閉を決める時期のことをバルブタイミングといい、この
バルブタイミングをDOHC型エンジンにおいては、ク
ランクシャフトギヤと、吸気側および排気側の各カムシ
ャフトに設けた各スプロケットと、これらを結ぶタイミ
ングチェーンとによって行うようになっている(図示せ
ず。)。これらギヤやスプロケット、タイミングチェー
ンは、クランクケースに設けたタイミングギヤ室に収め
られるようになっている。
【0006】ところで、前記タイミングギヤ室における
吸気側カムシャフトギヤと、排気側カムシャフトギヤと
の間の空間がデッドスペースになる場合がある。このた
め、このデッドスペースの有効利用を図れないかという
要望があった。
吸気側カムシャフトギヤと、排気側カムシャフトギヤと
の間の空間がデッドスペースになる場合がある。このた
め、このデッドスペースの有効利用を図れないかという
要望があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記実情に
鑑みて発明されたものであって、その解決しようとする
課題は、ラジエター液の循環路(パイプの総計長さ)を
短くすることでラジエター液を少なくし、吐出効率やラ
ジエターの冷却能力の向上を期待できるとともに、シリ
ンダーヘッド本体の軽量化を可能にして組付性を向上さ
せ、さらには吸気側カムシャフトギヤと、排気側カムシ
ャフトギヤとの間にできる空間の有効利用も図ることが
できるDOHC液冷エンジンの取付構造を提供すること
にある。
鑑みて発明されたものであって、その解決しようとする
課題は、ラジエター液の循環路(パイプの総計長さ)を
短くすることでラジエター液を少なくし、吐出効率やラ
ジエターの冷却能力の向上を期待できるとともに、シリ
ンダーヘッド本体の軽量化を可能にして組付性を向上さ
せ、さらには吸気側カムシャフトギヤと、排気側カムシ
ャフトギヤとの間にできる空間の有効利用も図ることが
できるDOHC液冷エンジンの取付構造を提供すること
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上のような
課題を解決するものであって、次のようなものである。
すなわち、本発明DOHC液冷エンジンのポンプ取付構
造は、DOHC液冷エンジンの吸気側カムシャフトと排
気側カムシャフトに設けられるバルブタイミング用の吸
気側スプロケットと排気側スプロケットとの間の空間に
ラジエター液循環のためのポンプが配置されるように前
記ポンプをヘッドカバーに取り付けるようにした。
課題を解決するものであって、次のようなものである。
すなわち、本発明DOHC液冷エンジンのポンプ取付構
造は、DOHC液冷エンジンの吸気側カムシャフトと排
気側カムシャフトに設けられるバルブタイミング用の吸
気側スプロケットと排気側スプロケットとの間の空間に
ラジエター液循環のためのポンプが配置されるように前
記ポンプをヘッドカバーに取り付けるようにした。
【0009】
【作用】したがって、本発明によれば、DOHC液冷エ
ンジンの吸気側カムシャフトと排気側カムシャフトに設
けられるバルブタイミング用の吸気側スプロケットと排
気側スプロケットとの間の空間にラジエター液循環のた
めのポンプが配置されるように前記ポンプをヘッドカバ
ーに取り付けるようにしたので、ヘッドカバーをシリン
ダーヘッドに組み付けると、ポンプはシリンダーヘッド
に配置されるようになる。したがって、ラジエター液
は、ラジエターからいきなり一番冷却を要するシリンダ
ーヘッドに送られ、その後シリンダーヘッドからラジエ
ターに送られるので、エンジンの下部にポンプを配置し
たものと比べ、その循環路がラジエターからエンジン下
部のウォーターポンプに至る経路、該ウォーターポンプ
からシリンダーヘッドに至る経路が、すなわち当該部分
に配置されていたホースが不要になる。このため、その
分だけ循環路が短くなる。
ンジンの吸気側カムシャフトと排気側カムシャフトに設
けられるバルブタイミング用の吸気側スプロケットと排
気側スプロケットとの間の空間にラジエター液循環のた
めのポンプが配置されるように前記ポンプをヘッドカバ
ーに取り付けるようにしたので、ヘッドカバーをシリン
ダーヘッドに組み付けると、ポンプはシリンダーヘッド
に配置されるようになる。したがって、ラジエター液
は、ラジエターからいきなり一番冷却を要するシリンダ
ーヘッドに送られ、その後シリンダーヘッドからラジエ
ターに送られるので、エンジンの下部にポンプを配置し
たものと比べ、その循環路がラジエターからエンジン下
部のウォーターポンプに至る経路、該ウォーターポンプ
からシリンダーヘッドに至る経路が、すなわち当該部分
に配置されていたホースが不要になる。このため、その
分だけ循環路が短くなる。
【0010】また、ヘッドカバーをシリンダーヘッドに
組み付ける前においては、ポンプはヘッドカバーに取り
付けられているので、シリンダーヘッド本体は、ポンプ
がない分、軽量化を図れる。
組み付ける前においては、ポンプはヘッドカバーに取り
付けられているので、シリンダーヘッド本体は、ポンプ
がない分、軽量化を図れる。
【0011】さらに、吸気側スプロケットと排気側スプ
ロケットとの間の空間にラジエター液循環のためのポン
プが配置されるので、前記空間は、有効利用が図られる
ことになる。
ロケットとの間の空間にラジエター液循環のためのポン
プが配置されるので、前記空間は、有効利用が図られる
ことになる。
【0012】
【実施例】以下に、本発明の詳細を図示した実施例に基
づいて詳細に説明する。ここで、図1は本発明に係るポ
ンプ取付構造1を採用したDOHC液冷エンジン2の側
面図、図2は図1の平面図、図3はヘッドカバー16を
取り外したシリンダーブロック6の拡大概略平面図、図
4は図3の矢印IV方向から見た図、図5は図2の要部拡
大図であって、ウォーターポンプ26とホース34・3
6の取り付け状態を示す図、図6は図5の矢印VI方向か
ら見た図である。なお、この実施例で示されるエンジン
2は4気筒である。
づいて詳細に説明する。ここで、図1は本発明に係るポ
ンプ取付構造1を採用したDOHC液冷エンジン2の側
面図、図2は図1の平面図、図3はヘッドカバー16を
取り外したシリンダーブロック6の拡大概略平面図、図
4は図3の矢印IV方向から見た図、図5は図2の要部拡
大図であって、ウォーターポンプ26とホース34・3
6の取り付け状態を示す図、図6は図5の矢印VI方向か
ら見た図である。なお、この実施例で示されるエンジン
2は4気筒である。
【0013】エンジン2は、図示しないピストンの往復
運動やクランクシャフト4(図1参照)の回転運動を支
えるシリンダーブロック6と、シリンダーブロック6の
上部に取り付けられてシリンダーブロック6内の図示し
ない各シリンダーに蓋をするような形でその上部を覆う
シリンダーヘッド8と、シリンダーヘッド8の上面に取
り付けられ、前記シリンダーの図示しない吸・排気バル
ブを開閉する吸・排気側バルブ開閉機構14i・14e
を保護するためのヘッドカバー16とから基本構成され
ている。
運動やクランクシャフト4(図1参照)の回転運動を支
えるシリンダーブロック6と、シリンダーブロック6の
上部に取り付けられてシリンダーブロック6内の図示し
ない各シリンダーに蓋をするような形でその上部を覆う
シリンダーヘッド8と、シリンダーヘッド8の上面に取
り付けられ、前記シリンダーの図示しない吸・排気バル
ブを開閉する吸・排気側バルブ開閉機構14i・14e
を保護するためのヘッドカバー16とから基本構成され
ている。
【0014】吸気側バルブ開閉機構14iと排気側バル
ブ開閉機構14eとは基本的に同じ構成であるので、一
方の吸気側バルブ開閉機構14iについてのみ説明し、
排気側バルブ開閉機構14eについては、吸気側バルブ
開閉機構14iの以下に示す構成部材を示すための算用
数字の後にiの変わりにeを付して説明を省略する。
ブ開閉機構14eとは基本的に同じ構成であるので、一
方の吸気側バルブ開閉機構14iについてのみ説明し、
排気側バルブ開閉機構14eについては、吸気側バルブ
開閉機構14iの以下に示す構成部材を示すための算用
数字の後にiの変わりにeを付して説明を省略する。
【0015】吸気側バルブ開閉機構14iは、図3に示
すように、前記シリンダーごとの図示しない吸気バルブ
を開閉するものである。そして、この吸気側バルブ開閉
機構14iは、該吸気バルブと同数の吸気カム18i・
18i・…(この実施例では8つのカムを示してあ
る。)と、これらのカム18i・18i・…の各々をシ
リンダーの吸気バルブごとに対応させた正しい位置と角
度で配列した吸気側カムシャフト20iと、吸気側カム
シャフト20iの中央部に設けられた吸気側カムスプロ
ケット22iとを少なくとも有する。
すように、前記シリンダーごとの図示しない吸気バルブ
を開閉するものである。そして、この吸気側バルブ開閉
機構14iは、該吸気バルブと同数の吸気カム18i・
18i・…(この実施例では8つのカムを示してあ
る。)と、これらのカム18i・18i・…の各々をシ
リンダーの吸気バルブごとに対応させた正しい位置と角
度で配列した吸気側カムシャフト20iと、吸気側カム
シャフト20iの中央部に設けられた吸気側カムスプロ
ケット22iとを少なくとも有する。
【0016】また、カムシャフト20iは、少なくとも
一対のカム18i・18i同士の間の部分に設けられた
複数のジャーナル部24iが、図示しないジャーナル軸
受けによって回転自在に支持されている。
一対のカム18i・18i同士の間の部分に設けられた
複数のジャーナル部24iが、図示しないジャーナル軸
受けによって回転自在に支持されている。
【0017】そして、吸気側バルブ開閉機構14iの吸
気側カムシャフト20iと排気側バルブ開閉機構14e
の排気側カムシャフト20eとの間の空間であって、両
シャフト20iおよび20eの軸方向中央に位置する空
間S(図3および図4参照)にラジエター液循環のため
のウォーターポンプ26が配置されるようにウォーター
ポンプ26をヘッドカバー16に取り付けてある。すな
わち、ヘッドカバー16の裏面16aのほぼ真ん中に
は、ウォーターポンプ26が、ビス止め等の適宜の固着
手段によって取り付けられるようになっており、また、
ヘッドカバー16をシリンダーヘッド8に組み付けたと
きにウォーターポンプ26のスプロケット28が、車輛
側方に向くように、かつ、吸気側カムシャフト20iお
よび排気側カムシャフト20eのほぼ中央にそれぞれ設
けられた吸気側カムスプロケット22iと排気側カムス
プロケット22eとの間に位置するように配置されてい
る。そして、このような配置関係にすることで、スプロ
ケット28がチェーン30を介して回転するようになっ
ている。なお、チェーン30は、クランクシャフト4の
図示しないクランクシャフトスプロケットによって駆動
される。
気側カムシャフト20iと排気側バルブ開閉機構14e
の排気側カムシャフト20eとの間の空間であって、両
シャフト20iおよび20eの軸方向中央に位置する空
間S(図3および図4参照)にラジエター液循環のため
のウォーターポンプ26が配置されるようにウォーター
ポンプ26をヘッドカバー16に取り付けてある。すな
わち、ヘッドカバー16の裏面16aのほぼ真ん中に
は、ウォーターポンプ26が、ビス止め等の適宜の固着
手段によって取り付けられるようになっており、また、
ヘッドカバー16をシリンダーヘッド8に組み付けたと
きにウォーターポンプ26のスプロケット28が、車輛
側方に向くように、かつ、吸気側カムシャフト20iお
よび排気側カムシャフト20eのほぼ中央にそれぞれ設
けられた吸気側カムスプロケット22iと排気側カムス
プロケット22eとの間に位置するように配置されてい
る。そして、このような配置関係にすることで、スプロ
ケット28がチェーン30を介して回転するようになっ
ている。なお、チェーン30は、クランクシャフト4の
図示しないクランクシャフトスプロケットによって駆動
される。
【0018】ラジエター32は、エンジン2の車輛前面
に配置され、ラジエター32から図示しないラジエター
液がホース34を介してウォーターポンプ26につなが
れている。また、ウォーターポンプ26から分岐状のホ
ース36を介して、シリンダーヘッド8内にラジエター
液(水)が送られ、その後シリンダーヘッド8を冷却し
たラジエター液は、シリンダーブロック6からラジエタ
ー32に延びるホース38を経由してラジエター32に
戻され、一連の循環路40が形成される。
に配置され、ラジエター32から図示しないラジエター
液がホース34を介してウォーターポンプ26につなが
れている。また、ウォーターポンプ26から分岐状のホ
ース36を介して、シリンダーヘッド8内にラジエター
液(水)が送られ、その後シリンダーヘッド8を冷却し
たラジエター液は、シリンダーブロック6からラジエタ
ー32に延びるホース38を経由してラジエター32に
戻され、一連の循環路40が形成される。
【0019】また、図2中、符号42・42・…および
44が示すものは、それぞれキャブレターおよびエアー
クリーナであり、図3中、符号46・46・…および4
8・48が示すものは、それぞれプラグおよびホース3
6がつながれる接合孔である。
44が示すものは、それぞれキャブレターおよびエアー
クリーナであり、図3中、符号46・46・…および4
8・48が示すものは、それぞれプラグおよびホース3
6がつながれる接合孔である。
【0020】しかして、このように構成されたポンプ取
付構造1にあっては、DOHC液冷エンジン2の吸気側
カムシャフト20iと排気側カムシャフト20eに設け
られるバルブタイミング用の吸気側スプロケット22i
と排気側スプロケット22eとの間の空間Sにヘッドカ
バー16をシリンダーヘッド8に組付けたときにラジエ
ター液循環のためのウォーターポンプ26が配置される
ようにウォーターポンプ26をヘッドカバー16に取り
付けるようにしたので、ヘッドカバー16をシリンダー
ヘッド8に組み付けると、ウォーターポンプ26はシリ
ンダーヘッド8に配置されるようになる。したがって、
ラジエター液は、ラジエターからいきなり一番冷却を要
するシリンダーヘッド8に送られ、その後シリンダーヘ
ッド8を循環したラジエター液はシリンダーヘッド8か
らラジエター32に送られるので、ポンプ取付構造1に
あっては、エンジン2の下部にポンプを配置した従来技
術の項で説明したような構造のエンジンが、ラジエター
からエンジンの下部に位置するウォーターポンプに至る
経路、ウォーターポンプからシリンダーヘッドに至る経
路を必要としていたのに対し、当該2つの経路を不要に
できる。したがって、その分だけ循環路40が短い、す
なわち当該経路に係るホースを不要にできるといえるの
で、ラジエター液を少なくし、吐出効率やラジエターの
冷却能力の向上を期待でき、さらには車輛重量の軽量化
もできる。
付構造1にあっては、DOHC液冷エンジン2の吸気側
カムシャフト20iと排気側カムシャフト20eに設け
られるバルブタイミング用の吸気側スプロケット22i
と排気側スプロケット22eとの間の空間Sにヘッドカ
バー16をシリンダーヘッド8に組付けたときにラジエ
ター液循環のためのウォーターポンプ26が配置される
ようにウォーターポンプ26をヘッドカバー16に取り
付けるようにしたので、ヘッドカバー16をシリンダー
ヘッド8に組み付けると、ウォーターポンプ26はシリ
ンダーヘッド8に配置されるようになる。したがって、
ラジエター液は、ラジエターからいきなり一番冷却を要
するシリンダーヘッド8に送られ、その後シリンダーヘ
ッド8を循環したラジエター液はシリンダーヘッド8か
らラジエター32に送られるので、ポンプ取付構造1に
あっては、エンジン2の下部にポンプを配置した従来技
術の項で説明したような構造のエンジンが、ラジエター
からエンジンの下部に位置するウォーターポンプに至る
経路、ウォーターポンプからシリンダーヘッドに至る経
路を必要としていたのに対し、当該2つの経路を不要に
できる。したがって、その分だけ循環路40が短い、す
なわち当該経路に係るホースを不要にできるといえるの
で、ラジエター液を少なくし、吐出効率やラジエターの
冷却能力の向上を期待でき、さらには車輛重量の軽量化
もできる。
【0021】また、ヘッドカバー16をシリンダーヘッ
ド8に組み付ける前においては、ウォーターポンプ26
はヘッドカバー16に取り付けられているので、シリン
ダーヘッド8は、ウォーターポンプ26が無い分軽量化
を図れる。したがって、シリンダーヘッド8の移動が楽
であるので、組付性が向上する。
ド8に組み付ける前においては、ウォーターポンプ26
はヘッドカバー16に取り付けられているので、シリン
ダーヘッド8は、ウォーターポンプ26が無い分軽量化
を図れる。したがって、シリンダーヘッド8の移動が楽
であるので、組付性が向上する。
【0022】さらに、吸気側スプロケット22iと排気
側スプロケット22eとの間の空間Sにラジエター液循
環のためのウォーターポンプ26が配置されるので、両
スプロケット22i・22e間にデッドスペースは生じ
ない。また、デッドスペースを生じないようにすること
とと相俟って、ウォーターポンプ26はカムシャフト2
0i・20eの中央に位置するので、エンジン2の小型
化、なかでも、エンジン2の車幅方向の寸法を縮めるこ
とができる。
側スプロケット22eとの間の空間Sにラジエター液循
環のためのウォーターポンプ26が配置されるので、両
スプロケット22i・22e間にデッドスペースは生じ
ない。また、デッドスペースを生じないようにすること
とと相俟って、ウォーターポンプ26はカムシャフト2
0i・20eの中央に位置するので、エンジン2の小型
化、なかでも、エンジン2の車幅方向の寸法を縮めるこ
とができる。
【0023】なお、この実施例では水冷エンジンを前提
として説明したが、油冷エンジンにも適用できる。
として説明したが、油冷エンジンにも適用できる。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、ラジエター液は、ラジ
エターからいきなり一番冷却を要するシリンダーヘッド
に送られ、その後シリンダーヘッドからラジエターに送
られるので、エンジンの下部にポンプを配置したものと
比べ、その循環路がラジエターからエンジン下部のウォ
ーターポンプに至る経路、該ウォーターポンプからシリ
ンダーヘッドに至る経路が不要になる。このため、その
分だけ循環路が短くなる。したがって、ラジエター液を
少なくし、吐出効率やラジエターの冷却能力の向上を期
待するとともに、車輛重量の軽量化もできる。また、ヘ
ッドカバーをシリンダーヘッドに組み付ける前において
は、ポンプはヘッドカバーに取り付けられているので、
シリンダーヘッドは、ポンプが無い分軽量化を図ること
ができる。したがって、シリンダーヘッドの移動が楽で
あるので、組付性が向上する。さらに、吸気側スプロケ
ットと排気側スプロケットとの間の空間にラジエター液
循環のためのポンプが配置されるので、両スプロケット
間にデッドスペースを生じないようにできる。
エターからいきなり一番冷却を要するシリンダーヘッド
に送られ、その後シリンダーヘッドからラジエターに送
られるので、エンジンの下部にポンプを配置したものと
比べ、その循環路がラジエターからエンジン下部のウォ
ーターポンプに至る経路、該ウォーターポンプからシリ
ンダーヘッドに至る経路が不要になる。このため、その
分だけ循環路が短くなる。したがって、ラジエター液を
少なくし、吐出効率やラジエターの冷却能力の向上を期
待するとともに、車輛重量の軽量化もできる。また、ヘ
ッドカバーをシリンダーヘッドに組み付ける前において
は、ポンプはヘッドカバーに取り付けられているので、
シリンダーヘッドは、ポンプが無い分軽量化を図ること
ができる。したがって、シリンダーヘッドの移動が楽で
あるので、組付性が向上する。さらに、吸気側スプロケ
ットと排気側スプロケットとの間の空間にラジエター液
循環のためのポンプが配置されるので、両スプロケット
間にデッドスペースを生じないようにできる。
【図1】本発明に係るポンプ取付構造を採用したDOH
C液冷エンジンの側面図である。
C液冷エンジンの側面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】ヘッドカバーを取り外したシリンダーブロック
の拡大概略平面図である。
の拡大概略平面図である。
【図4】図3の矢印IV方向から見た図である。
【図5】図2の要部拡大図であって、ウォーターポンプ
とホースの取り付け状態を示す図である。
とホースの取り付け状態を示す図である。
【図6】図5の矢印VI方向から見た図である。
【図7】従来技術の問題点を示す図である。
1 DOHC液冷エンジンのポンプ取付構造 2 DOHC液冷エンジン 16 ヘッドカバー 20i カムシャフト(吸気側) 20e カムシャフト(排気側) 22i 吸気側スプロケット 22e 排気側スプロケット 26 ポンプ S 空間
Claims (1)
- 【請求項1】 DOHC液冷エンジンの吸気側カムシャ
フトと排気側カムシャフトに設けられるバルブタイミン
グ用の吸気側スプロケットと排気側スプロケットとの間
の空間にラジエター液循環のためのポンプが配置される
ように前記ポンプをヘッドカバーに取り付けるようにし
たDOHC液冷エンジンのポンプ取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11196695A JPH08303242A (ja) | 1995-05-10 | 1995-05-10 | Dohc液冷エンジンのポンプ取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11196695A JPH08303242A (ja) | 1995-05-10 | 1995-05-10 | Dohc液冷エンジンのポンプ取付構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08303242A true JPH08303242A (ja) | 1996-11-19 |
Family
ID=14574610
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11196695A Pending JPH08303242A (ja) | 1995-05-10 | 1995-05-10 | Dohc液冷エンジンのポンプ取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08303242A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2783281A1 (fr) * | 1998-09-11 | 2000-03-17 | Honda Motor Co Ltd | Moteur a quatre temps refroidi par eau |
US6135066A (en) * | 1997-09-14 | 2000-10-24 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Water-cooled four cycle engine |
EP1092853A3 (en) * | 1999-10-15 | 2003-06-04 | Siemens VDO Automotive Inc. | Accessory drive assembly |
JP2020165358A (ja) * | 2019-03-29 | 2020-10-08 | 本田技研工業株式会社 | 内燃機関 |
-
1995
- 1995-05-10 JP JP11196695A patent/JPH08303242A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN1085293C (zh) * | 1997-09-14 | 2002-05-22 | 本田技研工业株式会社 | 水冷四冲程发动机 |
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