JP3370727B2 - ラベル剥離装置 - Google Patents

ラベル剥離装置

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JP3370727B2 JP10549493A JP10549493A JP3370727B2 JP 3370727 B2 JP3370727 B2 JP 3370727B2 JP 10549493 A JP10549493 A JP 10549493A JP 10549493 A JP10549493 A JP 10549493A JP 3370727 B2 JP3370727 B2 JP 3370727B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ラベル付台紙のラベル
を台紙から剥離するラベル剥離装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ラベル付台紙のラベルを台紙から
剥離させる機能を備えた印字装置としては、例えば、特
開昭63−87275号公報に開示されたものが知られ
ている。これによれば、プラテン上で印字されたラベル
を台紙から自動的に剥すために、プラテンの紙送り方向
(上方)に剥離ローラと案内ローラとを平行に設けて、
これら両ローラ間に、プラテンから送り出されるラベル
付台紙をジグザグ状に屈曲させるように掛け渡して、剥
離ローラにてラベル付台紙を鋭角的に屈曲することによ
りラベルを台紙から剥離させる。また、案内ローラから
台紙を引き出すために、案内ローラの台紙送り方向にプ
ルトラクタを設け、台紙の左右両側縁のスプロケット孔
をこのプルトラクタの外周の係合突起に係合させなが
ら、プルトラクタを回転させて、案内ローラから台紙を
引き出すようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、通常印字し
終わったラベルは、任意の位置まで送られ、ラベルの下
端部のみが台紙に張り付いたままの状態で停止し、オペ
レータがそのラベルを取るのである。
【0004】しかしながら、オペレータが前記ラベルを
取り忘れることがままあり、その場合、次のラベルが印
字されると、先の取り忘れたラベルは案内ローラに巻き
込まれてしまったり、周囲に飛散したりすることがあっ
た。当然オペレータはこの巻き込まれたラベルを取り去
る作業、あるいは飛散したラベルを回収する作業を余儀
なくされていた。従って、効率的にラベル印字を行うこ
とが妨げられると共に、無駄な時間を費やす必要があっ
た。
【0005】本発明は、以上の課題を解消するためにな
されたものであり、剥離後のラベルが装置内に巻き込ま
れたり、周囲に飛散したりすることのないラベル剥離装
置の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明のラベル剥離装置は、剥離部材にてラベル付
台紙を鋭角的に屈曲させてラベルを台紙から剥離させる
ラベル剥離装置において、前記ラベル付台紙が前記剥離
部材上を移動するに従って、前記ラベルの貼着面が前記
台紙から剥離しつつ移動するその貼着面の移動経路内に
設けられたラベル保持部材を備えたことにより、前記ラ
ベルの貼着面がその下端部を残して前記台紙から剥離し
た状態で前記ラベル保持部材に到達し貼着した後、前記
台紙から完全に剥離して前記ラベル保持部材に保持され
ることを要旨とする。
【0007】
【作用】上記構成からなる本発明のラベル剥離装置によ
ると、剥離部材へ誘導されたラベル付台紙は、この剥離
部材にて鋭角的に屈曲されることにより、台紙からラベ
ルが剥離してラベル保持部材に保持される。具体的に
は、まず、ラベル付台紙が剥離部材上を移動するに従っ
て、ラベルの貼着面が台紙から徐々に剥離する。その
後、ラベルの貼着面がその下端部を残して台紙から剥離
した状態になったとき、ラベルはラベル保持部材が設け
られた位置に到達する。そして、剥離したラベルの貼着
面がラベル保持部材に貼着し、その後、台紙の移動に従
いラベルは台紙から完全に剥離してラベル保持部材に保
持される。
【0008】従って、オペレータが剥離後のラベルを一
時的に取り忘れたとしても、そのラベルが装置内に巻き
込まれたり、周囲に飛散したりすることがない。
【0009】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を図面に基づい
て説明する。まず、印字装置本体1について、図1、図
4及び図5に基づいて説明する。図1は、印字装置本体
1の斜視図である。印字装置本体1には、プラテン2
と、このプラテン2に沿って左右方向に設けられた軸3
aを移動可能なキャリッジ3とが設けられている。プラ
テン2は、その中心軸20が左右両側に設けられた軸受
41により、左右両フレームに回転可能に支持されてい
る。このキャリッジ3上には、印字ヘッド4がプラテン
2と対向するように設けられている。また、プラテン2
に沿ってペーパーベイル軸56が設けられている。この
ペーパーベイル軸56は、印字用紙をプラテン2上に押
圧するためのものであり、プラテン2に対し接触離間可
能に支持されている。また、プラテン2の後方であって
左右両フレームには、係合ピン48が設けられている。
この係合ピン48は、後述するラベル剥離装置23を印
字装置に装着するための係合部である。
【0010】図4は駆動機構を表す縦断側面図であり、
図5はトラクタ及びプルトラクタの内部構造を表す縦断
側面図である。プラテン2の下側に設けられた紙案内板
5には、複数の紙押えローラ6がプラテン2に当接して
回転可能に支持されている。尚、以下の説明において
は、便宜上、印字用紙としてラベル付台紙8を使用した
ときについて説明する。
【0011】プラテン2の後側には、ラベル付台紙8を
プラテン2へ送るトラクタ9が左右両側に設けられてい
る。このトラクタ9は、プラテン2に沿って平行に延び
る駆動軸10とガイド軸11に支持され、ラベル付台紙
8の幅方向に位置調節可能になっている。そして、図5
に示すように、駆動軸10に嵌合された駆動プーリ12
とその後方の従動プーリ13との間にはベルト14が掛
け渡され、このベルト14の外周には係合突起14aが
設けられている。この係合突起14aは、ラベル付台紙
8の両側縁に設けたスプロケット孔15(図2参照)を
係合させながら、ベルト14を回転させて紙送りするた
めのものである。また、トラクタ9の上面には、図4に
示すように、ラベル付台紙8がベルト14から外れるこ
とを防止するための紙保持カバー9aが開閉可能に設け
られている。
【0012】かかる構成のトラクタ9をプラテン2と同
期させて駆動するため、図4に示すように、駆動軸10
の左端にトラクタギア16が嵌着され、このトラクタギ
ア16が一対の中間ギア17,18を介してプラテンギ
ア19に噛合されている。このプラテンギア19は、プ
ラテン2の中心軸20に嵌着されている。また、一方の
中間ギア17は、紙送り用モータ21の回転軸に嵌着さ
れたモータギア22に噛合されている。従って、紙送り
用モータ21が回転すると、トラクタ9とプラテン2が
同期して回転駆動される。
【0013】次に、ラベル剥離装置23について、図3
〜図6に基づいて説明する。図3は、ラベル剥離装置2
3の分解斜視図であり、図6はラベル剥離装置23の側
面図である。本実施例のラベル剥離装置23は、印字装
置本体1に着脱自在に係合することができるものであ
る。
【0014】ラベル剥離装置23は、プラテン2の斜め
上方(紙送り方向)に、印字装置本体1に対し着脱可能
に支持されている(図2参照)。このラベル剥離装置2
3は、剥離ローラ24、案内ローラ25、ラベル保持部
材55、センターガイド57及び台紙送り機構である二
つのプルトラクタ26をユニット化して構成されてい
る。
【0015】図3に示すように、ラベル剥離装置23の
左右一対の支持板29には、剥離ローラ24、案内ロー
ラ25、支持軸52、駆動軸27及びガイド軸28が支
持されている。このうち、駆動軸27の左右両側には、
図5に示すように、プルトラクタ26の駆動プーリ30
が嵌合され、この駆動プーリ30とその斜め上方の従動
プーリ31との間にはベルト32が掛け渡されている。
このベルト32の外周には、係合突起32aが設けられ
ている。係合突起32aは、台紙8aの両側縁のスプロ
ケット孔15(図2参照)を係合させながら、ベルト3
2を回転させて台紙8aを案内ローラ25から引き出す
ものである。また、プルトラクタ26の上面には、図4
及び図6に示すように、ラベル付台紙8がベルト32か
ら外れることを防止するための紙保持カバー26aが開
閉可能に設けられている。尚、台紙8aとは、ラベル付
台紙8からラベル7が剥離した後の状態をいう。
【0016】駆動軸27の左端には、図4に示すよう
に、トラクタギア33が一方向クラッチ38を介して設
けられ、このトラクタギア33は中間ギア34を介して
プラテンギア19に噛合されている。従って、プルトラ
クタ26は、プラテン2と同期して駆動される。ここ
で、一方向クラッチ38は、駆動軸27の正回転、即ち
図6にて矢印A方向の回転のみを許容し、逆回転を阻止
するものである。また、中間ギア34は、図3に示すよ
うに、ガイド軸28の両端にねじ35により締付固定さ
れた支持フレーム36に軸37を介して回転可能に支持
されている。この支持フレーム36には、駆動軸27の
両端が軸受39を介して回転可能に支持されている。
尚、トラクタギア33と中間ギア34は、支持フレーム
36に取着されたカバー40により覆われている。
【0017】図3に示したセンターガイド57は、その
裏面中央がガイド軸28に、また、裏面下方が駆動軸2
7に支持され、ラベル付台紙8の幅方向に移動可能であ
る。このセンターガイド57は、二つのプルトラクタ2
6の中間に位置し、ラベル付台紙8のたわみを防止する
ものである。
【0018】一方、両支持板29間には、図3に示すよ
うに、プラテン2に沿って平行に延びる剥離ローラ24
と案内ローラ25とが回転可能に取り付けられている。
剥離ローラ24及び案内ローラ25は、次のように配置
されている。即ち、ラベル剥離装置23を印字装置本体
1に装着したとき、図7(a)に示すように、ペーパー
ベイル軸56及び剥離ローラ24が形成する通路Pと、
剥離ローラ24及び案内ローラ25が形成する通路Qと
がなす屈曲角度θが、剥離ローラ24上にてラベル付台
紙8からラベル7を剥離させるのに十分に鋭角となるよ
うに配置されている。
【0019】また、両支持板29間には、図3に示すよ
うに、支持軸52がプラテン2に沿って平行に取り付け
られている。この支持軸52には、ラベル保持部材55
が、ラベル付台紙8の幅方向に位置調節可能かつ支持軸
52を中心として回動可能に支持されている。このラベ
ル保持部材55は、図4及び図5に示すように、後方か
ら前方にかけてその厚さが薄くなるように成形されてい
る。そして、ラベル保持部材55の前方部分が、剥離ロ
ーラ24と接触又は近接している。また、ラベル保持部
材55は、ラベル7の貼着面7aが移動する移動経路内
(図8(a)の斜線部分参照)に設けられ、保持面55
aがラベル7の貼着面7aに対向するように配置されて
いる。尚、ラベル7の貼着面7aの移動経路に関して
は、作用の説明において詳述する。
【0020】次に、ラベル剥離装置23を印字装置本体
1に対し着脱可能に支持させる係合機構を図6に基づい
て説明する。両支持フレーム36の下部には、プラテン
2の中心軸20の軸受41に嵌合可能な半円状の嵌合凹
部42が前向きに形成されている。そして、両支持フレ
ーム36の内側には、ピン43を介して係合レバー44
が回動可能に設けられ、この係合レバー44が引張スプ
リング45により図6にて矢印B方向に付勢されてい
る。この係合レバー44は、上端部にノブ部46が形成
され、下端部にフック部47が後向きに形成され、この
フック部47が、印字装置本体1の両端部に突設された
係合ピン48に係合されるようになっている。
【0021】続いて、上記構成の作用について説明す
る。ラベル付台紙8のラベル7に印字する場合には、ラ
ベル剥離装置23を印字装置本体1に以下の手順で取り
付ける。まず、図2に示すように、両支持フレーム36
の嵌合凹部42をプラテン2の軸受41に嵌合させ、こ
の状態でノブ部46を操作して、係合レバー44を引張
スプリング45の引張力に抗して、図6の矢印Bとは反
対方向に適宜回動させてフック部47を係合ピン48に
係合させる。この係合状態は、引張スプリング45の引
張力により保持される。また、図4に示すように、この
係合によりプルトラクタ26の中間ギア34がプラテン
ギア19に噛合された状態となる。この後、ラベル付台
紙8のスプロケット孔15(図2参照)を下側のトラク
タ9の係合突起14aに係合させた状態にセットした上
で、紙送り用スイッチ(図示せず)を操作して、紙送り
用モータ21を正回転させる。この回転により、図4に
示すように、各ギア16〜19を介してトラクタ9のベ
ルト14とプラテン2が正回転されて、ラベル付台紙8
が先方へ送られる。そして、適宜紙送りしたところで、
紙送り用モータ21を停止して、ラベル付台紙8をペー
パーベイル軸56、剥離ローラ24及び案内ローラ25
にジグザグ状に屈曲させるように掛け渡す。そして、台
紙8aのスプロケット孔15(図2参照)をプルトラク
タ26の係合突起32aに係合させた状態にセットす
る。このとき、ラベル付台紙8は、ペーパーベイル軸5
6によりプラテン2上に押圧されている。
【0022】この状態で、印字キー(図示せず)を操作
すると、キャリッジ3がプラテン2に沿って移動しなが
ら印字ヘッド4によりラベル7に印字される。この印字
を1行実行するごとに、紙送り用モータ21を正回転さ
せて改行し、以後、印字と改行を交互に繰り返す。改行
時には、紙送り用モータ21の回転が、各ギア16〜1
9,33,34を介してトラクタ9、プラテン2及びプ
ルトラクタ26に伝達される。
【0023】一枚のラベル7の印字が終了すると、次の
新たなラベル7が印字ヘッド4に対向する位置まで紙送
り用モータ21の回転により送られる。これと同時に、
印字済みのラベル7は、プラテン2からペーパーベイル
軸56を経て、剥離ローラ24に誘導され、剥離ローラ
24にてラベル付台紙8が反印字面側に鋭角的に屈曲さ
れることにより、ラベル付台紙8から自動的に剥離し、
その後ラベル保持部材55の保持面55aに貼着・保持
される。
【0024】この剥離過程を図7に基づいて詳説する。
図7は、ラベル付台紙8から印字済みのラベル7が剥離
する過程を表す説明図である。紙送り用モータ21の回
転に従ってトラクタ9、プラテン2及びプルトラクタ2
6が回転すると、まず、印字済みのラベル7の上端部
が、屈曲位置に差し掛かる(図7(a)参照)。する
と、この貼着面7aの上端部がラベル付台紙8から剥離
する。引続き、紙送り用モータ21が回転するに従っ
て、印字済みラベル7の貼着面7aがラベル付台紙8か
ら徐々に剥離していく。そして、印字済みラベル7の下
端部を僅かに残して貼着面7aが剥離した状態になった
ところで、紙送りが一時停止される(図7(b)参
照)。ここで、オペレータが印字済みのラベル7を取
る。もし、取り忘れた場合、次の新たなラベル7に印字
するための紙送りにより、印字済みのラベル7は剥離ロ
ーラ24上を移動する(図7(c)参照)。その後、こ
の印字済みのラベル7がラベル保持部材55の保持面5
5aに到達し、その貼着面7aがラベル保持部材55の
保持面55aに貼着し保持される(図7(d)参照)。
この時点で、ラベル7は完全にラベル付台紙8から剥離
する。
【0025】従って、オペレータが印字済みのラベル7
を取り忘れたとしても、この印字済みのラベル7はラベ
ル保持部材55の保持面55aに貼着・保持されたま
ま、続いて次の印字済みのラベルが図7(b)の位置へ
送られてくることになる。このようにラベル7の貼着面
7aの移動経路内に設けられている限り、ラベル保持部
材55は、上記作用によりラベル7を保持することがで
きる。本実施例において、ラベル7の貼着面7aの移動
経路とは、図8(a)に斜線で表示した範囲をいう。即
ち、印字済みラベル7の下端部を僅かに残して貼着面7
aが剥離した位置(S)から、その状態で剥離ローラ2
4上を回転移動して、案内ローラ25からプルトラクタ
26に向かう台紙8aに印字済みのラベル7の上端部が
接触する位置(E)までの範囲である。
【0026】この移動経路は、ラベル7の長さと剥離ロ
ーラ24及び案内ローラ25の配置によって変化する。
具体的には、図8(a)〜(c)に示す3つのパターン
がある。即ち、図8(a)の斜線部分は、ラベル7の長
さが通路Qに比し十分長い場合の移動経路であり、上述
した通りである。また、図8(b)の斜線部分は、ラベ
ル7がその貼着面7aの下端部を残して剥離した状態で
剥離ローラ24上を回転移動する途中で案内ローラ25
に接触する場合の移動経路を表している。更に、図8
(c)の斜線部分は、ラベル7の長さが通路Qに比し十
分短い場合の移動経路を表している。従って、ラベル7
の長さと剥離ローラ24及び案内ローラ25の配置によ
って、ラベル保持部材55を設置できる位置が変化する
ことになる。
【0027】尚、ラベル付台紙8に代えて通常の印字用
紙に印字する場合には、ラベル剥離装置23を印字装置
本体1から取り外した後、印字用紙をプラテン2にセッ
トして印字動作を開始すればよい。ここで、本実施例と
各請求項記載の発明との構成要素の対応関係について述
べる。即ち、剥離ローラ24が、請求項1記載の剥離部
材に相当する。また、支持軸52が、請求項2記載の支
持部材に相当する。また、プルトラクタ26が、請求項
3記載の台紙送り機構に相当する。更に、ノブ部46及
びフック部47を含む係合レバー44が、請求項4記載
の係合機構に相当する。
【0028】本実施例の効果を以下に述べる。 (1) ラベル保持部材55の保持面55a上に、剥離ロー
ラ24にて剥離したラベル7が一時的に貼着・保持され
るため、オペレータが印字済みのラベル7を取り忘れた
としてもこのラベル7がラベル剥離装置23内に巻き込
まれたり、周囲に飛散したりすることがない。 (2) ラベル保持部材55は、ラベル付台紙8の移動方向
と略直角方向に設けた支持部材52に移動可能に支持さ
れているため、ラベル付台紙8の幅に応じてラベル7を
貼着・保持するのに適した位置にラベル保持部材55を
セットすることができる。 (3) プルトラクタ26によりラベル7が剥離した後の台
紙8aを送るため、剥離ローラ24にてラベル付台紙8
が確実に屈曲され、ラベル7を確実に剥離することがで
きる。 (4) ラベル保持部材55を含むラベル剥離装置23を印
字装置本体1に対して容易に着脱可能としたため、オペ
レータは、印字媒体としてラベル付台紙8を使用するか
あるいは通常の印字用紙を使用するかを任意に選択する
ことができる。
【0029】尚、本発明は上記実施例に何ら限定される
ものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において
種々の態様で実施できることはいうまでもない。例え
ば、上記実施例では、ラベル剥離装置23を印字装置本
体1に対して着脱可能な構成としたが、予め印字装置本
体1に一体型として組み込まれた構成としてもよい。
【0030】また、上記実施例では、後方よりも前方を
薄く成形したラベル保持部材55を用いたが、特にこの
形状に限定されるものではなく、ラベル7を一時的に貼
着・保持できる形状であればよい。また、上記実施例に
おいては、ラベル保持部材55を用いる代わりに、支持
軸52自体をラベル保持部材として用いることもでき
る。
【0031】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明のラベル剥
離装置によれば、剥離後のラベルが装置内に巻き込まれ
たり、周囲に飛散したりすることがない。また、ラベル
保持部材をラベル付台紙の移動方向と略直角方向に設け
た支持部材に移動可能に支持した場合には、ラベル付台
紙の幅に応じて、ラベルを貼着・保持するのに適した位
置にラベル保持部材をセットすることができる。
【0032】また、本発明のラベル剥離装置に、ラベル
付台紙からラベルが剥離した後の台紙を送る台紙機構を
備えた場合には、剥離部材にてラベル付台紙が一層確実
に屈曲され、ラベルを確実に剥離することができる。更
に、本発明のラベル剥離装置に、印字装置本体に対して
着脱自在に支持される係合機構を備えた場合には、オペ
レータは、印字媒体としてラベル付台紙を使用するかあ
るいは通常の印字用紙を使用するかを任意に選択するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 印字装置本体の斜視図である。
【図2】 印字装置本体にラベル剥離装置を装着したと
きの要部の斜視図である。
【図3】 ラベル剥離装置の分解斜視図である。
【図4】 駆動機構を表す縦断側面図である。
【図5】 トラクタ及びプルトラクタの内部構造を表す
縦断側面図である。
【図6】 ラベル剥離装置の側面図である。
【図7】 ラベル剥離装置においてラベル付台紙からラ
ベルが剥離する過程を表す説明図である。
【図8】 ラベルの貼着面の移動経路を表す説明図であ
る。
【符号の説明】
1・・・印字装置本体、 2・・・プ
ラテン、7・・・ラベル、 8
・・・ラベル付台紙、8a・・・台紙、
21・・・紙送り用モータ、23・・・ラベ
ル剥離装置、 24・・・剥離ローラ、2
5・・・案内ローラ、 26・・・プ
ルトラクタ、29・・・支持板、
55・・・ラベル保持部材、56・・・ペーパーベイ
ル軸、
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65C 9/18 B65C 1/00 B65C 9/46 B41J 15/04 B41J 29/40 G01G 23/42 B65H 41/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 剥離部材にてラベル付台紙を鋭角的に屈
    曲させてラベルを台紙から剥離させるラベル剥離装置に
    おいて、 前記ラベル付台紙が前記剥離部材上を移動するに従っ
    て、前記ラベルの貼着面が前記台紙から剥離しつつ移動
    するその貼着面の移動経路内に設けられたラベル保持部
    材を備えたことにより、 前記ラベルの貼着面がその下端部を残して前記台紙から
    剥離した状態で前記ラベル保持部材に到達し貼着した
    後、前記台紙から完全に剥離して前記ラベル保持部材に
    保持されるラベル剥離装置。
  2. 【請求項2】 前記ラベル保持部材は、前記ラベル付台
    紙の移動方向と略直角方向に設けた支持部材に移動可能
    に支持されていることを特徴とする請求項1記載のラベ
    ル剥離装置。
  3. 【請求項3】 更に、前記ラベル付台紙から前記ラベル
    が剥離した後の台紙を送る台紙送り機構を備えたことを
    特徴とする請求項1又は2記載のラベル剥離装置。
  4. 【請求項4】 更に、前記ラベル付台紙の前記ラベルに
    プラテン上で印字する機能を備えた印字装置本体に対し
    て、着脱自在に支持される係合機構を備えたことを特徴
    とする請求項1〜3のいずれか記載のラベル剥離装置。
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