JP3370648B2 - 磁気記録媒体用ガラス基板の製造方法 - Google Patents
磁気記録媒体用ガラス基板の製造方法Info
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Description
ス基板の製造方法に関し、より詳しくは、磁気記録媒体
用ガラス基板の磁気記録層側の表面外周部の縁ダレが少
なく、磁気記録層側の表面最外周部近傍まで平坦で均質
で且つ表面欠陥が少ない磁気記録媒体用ガラス基板を製
造することができる製造方法に関する。
ルミニウム合金にNi−Pメッキを施し、そのメッキし
た主表面を多段階で研磨して得た基板が主として使用さ
れている。しかし、近年は、ノート型パソコン等の携帯
できるパソコンにも磁気ディスク記録装置が採用されて
きており、また、磁気ディスク記録装置の応答速度を高
めるために磁気記録媒体を10000rpm以上で高速
回転させる必要から高強度な磁気記録媒体用基板が必要
とされてきており、これらの必要性を満たすものとして
ガラス基板が用いられて来ている。
て、化学強化によって強度アップした化学強化ガラス基
板、及び溶融成形して得られたガラス基板を600〜8
00℃の高温に長時間保持することによって結晶相を部
分的に析出させた結晶化ガラス基板が主として採用され
ている。
して得られた化学強化性ガラス基板を研削、研磨加工し
た後、硝酸ナトリウム、硝酸カリウム等の溶融塩中に浸
漬することにより表面に圧縮応力層を形成して破壊強度
を高めた化学強化ガラス基板であり、結晶化ガラスは、
40〜80%の結晶相と20〜60%のアモルファス相
を有し、結晶相の働きで強度を高めたガラスである。
て、磁気記録媒体一枚当たりの記録容量を高める為に磁
気記録媒体用ガラス基板の磁気記録層側の表面外周端近
くまで磁気記録層を形成し、磁気記録層として利用する
傾向にあり、それで磁気記録層側の表面最外周部近傍ま
での平坦性の向上が求められている。また、記録密度を
高める為に磁気記録媒体の素子は極端に小さくなってお
り、磁気記録媒体用ガラス基板表面の欠陥に関しても、
より小さく、より少なくすることが求められている。
なガラスから研削加工、研磨加工によって磁気記録媒体
用ガラス基板を製造する際の研磨加工工程において、周
知の技術、即ち、発泡ポリウレタンタイプの硬質研磨
布、又はスエードタイプの軟質研磨布と平均粒子径が
0.5〜2μm程度のセリウム系研磨剤を数%程度含有
する研磨液とを用いて研磨する場合には、縁ダレの程度
を要求されるレベルの範囲内に押さえたガラス基板を安
定的に製造することは極めて困難である。
ス基板を研磨するための両面研磨機を製造する際には、
研磨仕上げにより定盤表面の平面度を50μm以下に調
整している。実際に使用する両面研磨機に上下の定盤を
取り付けたままの状態では定盤表面の平面度を修整する
ことはできなかったので、研磨機メーカが調整した平面
度の定盤をそのまま使用している。通常、そのような両
面研磨機に用いる研磨布は弾性体であるので、定盤表面
の多少の変形は研磨布の弾性によって吸収される。しか
し、定盤表面に研磨布を貼り付けた状態で研磨加工を続
けると、その使用時の圧力及び研磨加工に伴う発熱によ
り定盤表面が変形し、早期に100μm以上にまで変形
してしまう。この状態では、定盤表面の変形量が研磨布
の弾性量よりも大きいので、研磨布の弾性では定盤の変
形を吸収できなくなる。その結果として、定盤の表面形
状(平面度)の変形が研磨布の表面形状にも現れ、上部
定盤に取り付けた研磨布表面と下部定盤に取り付けた研
磨布表面との平行が出ない状態のまま研磨を行うことに
なり、所望程度の研磨が達成されるまでの時間が長くな
り(従って、単位枚数の研磨布当たりの研磨できるガラ
ス基板の枚数が減少し)、また研磨された基板の表面に
欠陥を発生させてしまい、縁ダレの大きな原因になって
いた。
気記録層側の表面外周部の縁ダレが少なく、磁気記録層
側の表面最外周部近傍まで平坦で均質で且つ表面欠陥が
少ない磁気記録媒体用ガラス基板を効率よく製造するこ
とができる製造方法を提供することを課題としている。
題を達成するために鋭意検討した結果、従来周知の方法
にしたがって磁気記録媒体用ガラス基板を所定の板厚に
なるようにラッピング加工し、その後研磨加工するに当
たり、磁気記録媒体用ガラス基板を研磨するための両面
研磨機に上下の定盤を取り付けた状態で定盤表面を容易
に研磨できること、また、上下の定盤のそれぞれの表面
に研磨布を貼り付けて研磨布外表面の平面精度を改善で
きること、更に、上下の研磨布を相互に摺り合わせて研
磨布外表面の平面精度を更に改善できること、このよう
な改善により上記の課題が達成されることを見いだし、
本発明を完成した。
の製造方法の第1の態様は、磁気記録媒体用ガラス基板
を研磨するための両面研磨機に上下の定盤を取り付けた
状態で、上下の定盤の間に修整用研磨ボードを挟み、冷
却水を供給しながら上下の定盤を逆方向に回転させ、定
盤表面を研磨して定盤表面の平面度を30μm以下と
し、次いで、上下の定盤のそれぞれの表面に研磨布を貼
り付け、上下の研磨布の間に修整用研磨ボードを挟み、
冷却水を供給することなしで上下の定盤を研磨布と共に
回転させて研磨布外表面の平面精度を改善し、その後、
磁気記録媒体用ガラス基板の研磨を繰り返し実施するこ
とを特徴とする。
方法の第2の態様は、磁気記録媒体用ガラス基板を研磨
するための両面研磨機に上下の定盤を取り付けた状態
で、上下の定盤の間に修整用研磨ボードを挟み、冷却水
を供給しながら上下の定盤を逆方向に回転させ、定盤表
面を研磨して定盤表面の平面度を30μm以下とし、次
いで、上下の定盤のそれぞれの表面に研磨布を貼り付
け、上下の研磨布の間に修整用研磨ボードを挟み、冷却
水を供給することなしで上下の定盤を研磨布と共に回転
させて研磨布外表面の平面精度を改善し、その後修整用
研磨ボードを用いることなしで上下の定盤を研磨布と共
に回転させ、上下の研磨布を相互に摺り合わせて研磨布
外表面の平面精度を更に改善し、その後、磁気記録媒体
用ガラス基板の研磨を繰り返し実施することを特徴とす
る。
方法の実施においては、上記の第1又は2の態様の製造
方法において磁気記録媒体用ガラス基板の研磨を繰り返
し実施した後、研磨布を取り除き、その後上記の第1又
は2の態様の製造方法を最初から繰り返すことになる。
明する。本発明の製造方法においては修整用研磨ボード
としてダイヤモンド、立方晶窒化ホウ素、炭化ホウ素、
炭化珪素、ジルコニア、アルミナ等の砥粒を含むメタル
ボンド砥石、レジノイド砥石、ガラス質で保持した砥石
等を用いることができる。
ス基板を研磨するための両面研磨機を製造する際には、
研磨仕上げにより定盤表面の平面度を50μm以下に調
整しているが、上記の課題を達成するためには定盤表面
の平面度を30μm以下にする必要があることを本発明
者等は見いだした。上記のような修整用研磨ボードを用
い、磁気記録媒体用ガラス基板を研磨するための両面研
磨機に上下の定盤を取り付けた状態で、上下の定盤の間
に修整用研磨ボードを挟み、冷却水を供給しながら上下
の定盤を逆方向に回転させ、研磨することにより定盤表
面の平面度を容易に30μm以下、好ましくは10μm
以下にすることができる。
通常の研磨加工に使用されているもの、即ち、発泡ポリ
ウレタンタイプの硬質研磨布、又はスエードタイプの軟
質研磨布のどちらでも用いることができるが、より容易
に縁ダレを防止でき、且つ研磨速度が高いことから硬質
研磨布を用いることが好ましい。研磨布を研磨機の定盤
表面に貼り付ける方法としては、接着剤を用いることも
できるが、研磨布の裏面に両面テープを貼り付けてお
き、使用に当たっては研磨機の上下の定盤表面にこの両
面テープにて固定させることが好都合である。
付けた状態で磁気記録媒体用ガラス基板の研磨を繰り返
し実施することができるが、定盤表面に貼り付けた研磨
布により研磨加工を実施する際に、上方の研磨布と下方
の研磨布との平行度及びそれぞれの研磨布の平面度を管
理することが好ましい。その管理方法としては、定盤の
修整と同様に上下の研磨布の間に修整用研磨ボードを挟
み、冷却水を供給することなしで上下の定盤を研磨布と
共に回転させて研磨布外表面の平面精度を改善し、平行
度を改善することが好ましい。この際に、間に挾む修整
用研磨ボードの自転方向をコントロールすることが一層
効果的である。その後修整用研磨ボードを用いることな
しで上下の定盤を研磨布と共に回転させ、上下の研磨布
を相互に摺り合わせて研磨布外表面の平面精度を更に改
善し、平行度を更に改善することが更に好ましい。
し、更には研磨布の平行度及びそれぞれの研磨布の平面
度を管理して磁気記録媒体用ガラス基板を研磨加工する
ことにより、通常の研磨加工で生じる縁ダレよりも格段
に縁ダレの少ない磁気記録媒体用ガラス基板を製造する
ことが可能である。
繰り返し実施する際には、一般に、最初及び途中で、即
ち何回か繰り返した後で、修整用研磨ボード4枚を上下
の研磨布の間に挟み、冷却水を供給しながら上下の定盤
を逆方向に回転させて研磨布の外表面を研磨して研磨布
表面を調整しており、本発明の製造方法においても同様
に実施することが好ましい。また、本発明の製造方法に
おいては研磨材として通常の研磨加工に使用されている
もの、例えば平均粒子径が0.5〜2μmのセリウム系
研磨材を用い、固形分濃度で数%にした研磨液として用
いる。
更に具体的に説明する。以下の実施例及び比較例におい
て平面度及び縁ダレの評価は次の方法で実施した。
するための両面研磨機の定盤の外周から半径方向内側に
50mm、200mm及び350mm入った3箇所の位
置で同時に測定できるように、株式会社ミツトヨ製のダ
イヤルゲージ(最小目盛1μm)を3個組み組み入れて
製作した測定治具用い、基準プレート上でダイヤルゲー
ジをゼロセットした後、定盤上の円周角で90度変位し
た4箇所で測定(合計で12箇所で測定)し、その最大
値を平面度とした。
Drive Equipment and Materials)スタンダード、ドキ
ュメントNo.D2−91で定義されているロールオフ
(Roll-off)(マイナスの場合)又はスキージャンプ
(Ski Jump)(プラスの場合)の大きさを東京精密株式
会社製サーフコム590A(触針式表面粗さ計)で計測
し、γ=31.5mmの位置での基準線からの偏位量
(μm)を縁ダレとした。3枚のガラス基板について各
ガラス基板で1箇所計測し、平均値として求めた。
リチウムシリケート結晶化ガラス板(株式会社オハラ
製:TS−10SX、石英・クリストバライトが70〜
80%、残りがアモルファス)を内外径加工し、ラッピ
ング加工して、外径65mm、内径20mm、板厚0.
68mmの多数のドーナツ状基板を作製した。
ケル合金で保持している直径20mmのペレットを直径
420mmのアルミニウム合金製のボードの両面に、片
面当たり60個取り付けて修整用研磨ボードを作製し
た。浜井株式会社製の16B両面研磨機に上下の定盤を
取り付けた状態で、上下の定盤の間にこの修整用研磨ボ
ード4枚を挟み、冷却水を供給しながら上下の定盤を逆
方向に回転させて定盤表面を研磨した。この際の上下の
定盤の回転数はそれぞれ20rpmであり、荷重は14
70Nであり、研磨時間は20分間であった。研磨前の
定盤表面の平面度が40μmであったが、この研磨によ
り定盤表面の平面度が10μmに改善された。
5A(発泡ウレタン)をこの平面度の改善された定盤の
表面に両面テープで貼り付けた。磁気記録媒体用ガラス
基板の研磨を繰り返し実施する前に、上記の修整用研磨
ボード4枚を上下の研磨布の間に挟み、冷却水を供給し
ながら上下の定盤を逆方向に回転させて研磨布の外表面
を研磨して研磨布表面を調整した。この際の上下の定盤
の回転数はそれぞれ60rpmであり、荷重は980N
であり、研磨時間は20分間であった。
製のミレーク801(CeO2 系研磨材、平均粒径D50
=1. 5μm)を用いて、上記のドーナツ状基板を研磨
した。この際の上下の定盤の回転数はそれぞれ40rp
mであり、研磨圧力は9800Paであり、研磨量は片
面当たり15μmであった。この研磨操作を5回繰り返
し、各回毎のガラス基板の縁ダレを求めた。その結果は
次の通りであった。 研磨操作回数 1回目 2回目 3回目 4回目 5回目 ロールオフ値(μm) 0 0 0.025 0.025 0.05
(発泡ウレタン)を平面度を改善する前の定盤の表面に
両面テープで貼り付けた以外は比較例1と同様にして上
記のドーナツ状基板を研磨した。この研磨操作を5回繰
り返し、各回毎のガラス基板の縁ダレを求めた。その結
果は次の通りであった。 研磨操作回数 1回目 2回目 3回目 4回目 5回目 ロールオフ値(μm) 0.2 0.15 0.25 0.25 0.3
B両面研磨機の上下の定盤表面を研磨した。定盤の半径
方向で測定した定盤表面の平面度は10μmであった。
5A(発泡ウレタン)をこの平面度の改善された定盤の
表面に両面テープで貼り付け、上下の研磨布の間に実施
例1で用いた修整用研磨ボード4枚を挟み、冷却水を供
給することなしで上下の定盤を逆方向に回転させて研磨
布外表面を研磨して平面度を改善させた。この際の上下
の定盤の回転数はそれぞれ20rpmであり、荷重は1
470Nであり、研磨時間は30分間であった。
し実施する前に、上記の修整用研磨ボード4枚を上下の
研磨布の間に挟み、冷却水を供給しながら上下の定盤を
逆方向に回転させて研磨布の外表面を研磨して研磨布表
面を調整した。この際の上下の定盤の回転数はそれぞれ
60rpmであり、荷重は980Nであり、研磨時間は
20分間であった。
製のミレーク801(CeO2 系研磨材、平均粒径D50
=1. 5μm)を用いて、上記のドーナツ状基板を研磨
した。この際の上下の定盤の回転数はそれぞれ40rp
mであり、研磨圧力は9800Paであり、研磨量は片
面当たり15μmであった。この研磨操作を5回繰り返
し、各回毎のガラス基板の縁ダレを求めた。その結果は
次の通りであった。 研磨操作回数 1回目 2回目 3回目 4回目 5回目 ロールオフ値(μm) 0 0 0 0 0.05
B両面研磨機の上下の定盤表面を研磨し、実施例1の場
合と同一の条件下で研磨布の外表面を研磨して平面度を
改善した。次いで、修整用研磨ボードを用いることなし
で上下の定盤を研磨布と共に回転させ、上下の研磨布を
相互に摺り合わせて研磨布外表面の平面精度を更に改善
した。この摺り合わせの際の上下の定盤の回転数はそれ
ぞれ30rpmであり、荷重は980Nであり、摺り合
わせ時間は10分間であった。
し実施する前に、上記の修整用研磨ボード4枚を上下の
研磨布の間に挟み、冷却水を供給しながら上下の定盤を
逆方向に回転させて研磨布の外表面を研磨して研磨布表
面を調整した。この際の上下の定盤の回転数はそれぞれ
60rpmであり、荷重は980Nであり、研磨時間は
20分間であった。
製のミレーク801(CeO2 系研磨材、平均粒径D50
=1. 5μm)を用いて、上記のドーナツ状基板を研磨
した。この際の上下の定盤の回転数はそれぞれ40rp
mであり、研磨圧力は9800Paであり、研磨量は片
面当たり15μmであった。この研磨操作を5回繰り返
し、各回毎のガラス基板の縁ダレを求めた。その結果は
次の通りであった。 研磨操作回数 1回目 2回目 3回目 4回目 5回目 ロールオフ値(μm) 0 0 0 0 0
用ガラス基板を製造することにより、磁気記録媒体用ガ
ラス基板の磁気記録層側の表面外周部の縁ダレが少な
く、磁気記録層側の表面最外周部近傍まで平坦で均質で
且つ表面欠陥が少ない磁気記録媒体用ガラス基板を効率
よく製造することができる。
Claims (4)
- 【請求項1】磁気記録媒体用ガラス基板を研磨するため
の両面研磨機に上下の定盤を取り付けた状態で、上下の
定盤の間に修整用研磨ボードを挟み、冷却水を供給しな
がら上下の定盤を逆方向に回転させて定盤表面を研磨
し、定盤表面の平面度を30μm以下とし、 次いで、上下の定盤のそれぞれの表面に研磨布を貼り付
け、上下の研磨布の間に修整用研磨ボードを挟み、冷却
水を供給することなしで上下の定盤を研磨布と共に回転
させて研磨布外表面の平面精度を改善し、 その後、磁気記録媒体用ガラス基板の研磨を繰り返し実
施することを特徴とする磁気記録媒体用ガラス基板の製
造方法。 - 【請求項2】磁気記録媒体用ガラス基板を研磨するため
の両面研磨機に上下の定盤を取り付けた状態で、上下の
定盤の間に修整用研磨ボードを挟み、冷却水を供給しな
がら上下の定盤を逆方向に回転させ、定盤表面を研磨し
て定盤表面の平面度を30μm以下とし、 次いで、上下の定盤のそれぞれの表面に研磨布を貼り付
け、上下の研磨布の間に修整用研磨ボードを挟み、冷却
水を供給することなしで上下の定盤を研磨布と共に回転
させて研磨布外表面の平面精度を改善し、 その後、修整用研磨ボードを用いることなしで上下の定
盤を研磨布と共に回転させ、上下の研磨布を相互に摺り
合わせて研磨布外表面の平面精度を更に改善し、 その後、磁気記録媒体用ガラス基板の研磨を繰り返し実
施することを特徴とする磁気記録媒体用ガラス基板の製
造方法。 - 【請求項3】請求項1又は2記載の製造方法において磁
気記録媒体用ガラス基板の研磨を繰り返し実施した後、
研磨布を取り除き、その後請求項1又は2記載の製造方
法を最初から繰り返すことを特徴とする磁気記録媒体用
ガラス基板の製造方法。 - 【請求項4】修整用研磨ボードがダイヤモンド、立方晶
窒化ホウ素、炭化ホウ素、炭化珪素、ジルコニア又はア
ルミナの砥粒を含むメタルボンド砥石又はレジノイド砥
石である請求項1〜3の何れかに記載の製造方法。
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