JP2001191247A - ディスク状基板の両面研削方法、情報記録媒体用基板の製造方法、及び情報記録媒体の製造方法 - Google Patents

ディスク状基板の両面研削方法、情報記録媒体用基板の製造方法、及び情報記録媒体の製造方法

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JP2001191247A
JP2001191247A JP2000001522A JP2000001522A JP2001191247A JP 2001191247 A JP2001191247 A JP 2001191247A JP 2000001522 A JP2000001522 A JP 2000001522A JP 2000001522 A JP2000001522 A JP 2000001522A JP 2001191247 A JP2001191247 A JP 2001191247A
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glass substrate
recording medium
manufacturing
flatness
disk
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Shinji Ozawa
伸次 小澤
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Hoya Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高い平坦度と、高い平滑性を有するガラス基
板を高歩留まりで容易に製造できる記録媒体用ガラス基
板の製造方法及び記録媒体の製造方法を提供する。 【解決手段】 ポリッシング工程の前に行なうラッピン
グ工程を、固定砥粒を担持した研削用ペレット1を貼付
した上定盤3及び下定盤4の間にキャリア5で保持した
ディスク状基板2を配置し、上定盤3と下定盤4とを互
いに反対方向に回転せしめ、且つキャリア5を自転及び
公転させて、ディスク状基板2の両面をペレット1によ
り研削加工する工程で行うようにし、かつ、ラッピング
工程の前処理工程において、ラッピング工程を行う際の
ディスク状基板の平坦度を30μm未満にしてから前記
ラッピング工程を行うようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高い平坦度を有す
る情報記録媒体用ガラス基板を得るための両面研削方
法、及び情報記録媒体用基板の製造方法に関し、さらに
は基板上に記録層を設けた情報記録媒体の製造方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】磁気ディスクの基板として用いられる磁
気記録媒体用ガラス基板は、近年、情報記録容量の高密
度化の要求にともない、その表面の高い平滑性ととも
に、高い平坦性が要求されている。この磁気記録媒体用
ガラス基板の製造は、素材を所定の板厚に加工するとと
もに、所定の平坦度を得るためにラッピング工程におい
てラップ加工が施される。このラッピングは、工具面を
鋳鉄とした市販の両面同時加工機(両面研磨機)を利用
して、SiCやAl23などの研磨材を含むスラリーを
供給して湿式加工を行うのが一般的である。
【0003】ラッピング工程の終了後は、高精度な平面
を得るためにポリッシング工程においてポリッシング
(研磨)加工を行う。ポリッシング工程は、ラッピング
工程によって得られた平坦性を維持しつつガラス基板を
平滑にし、ピットやスクラッチのない鏡面に仕上げる工
程であり、前記のラッピング工程において用いられる両
面同時加工機と同様に構成された両面同時加工機を使用
する。なお、研磨工具としては例えば、ポリウレタン製
研磨パッドが固定された工具を使用している。
【0004】ポリッシング工程では、ポリウレタン製研
磨パッドが固定された研磨工具をガラス基板の両面に密
着させるとともに、パッドと基板研磨面との間にCeO
2やコロイダルシリカなどの研磨材を含む研磨液を供給
して回転、揺動させることによって、ガラス基板の両面
を同時に研磨する。
【0005】このようにして製作された磁気記録媒体用
ガラス基板を基にして作製された磁気ディスクを用いた
磁気ディスク装置は、パソコンの代表的な外部記録装置
として、大容量・小型化・低価格化が著しい。このよう
な磁気ディスク装置の進歩は、情報の記録・再生を行う
磁気ディスク、磁気ヘッドの高性能化、記録再生チャン
ネルの高速化、サーホ゛回路の高速化・高精度化など、
装置を構成する個別部品・個別技術の高性能化によるも
のでもあるが、中でも記録・再生に直接関わる基幹部品
である磁気ディスク・磁気ヘッドの特性向上によるとこ
ろが大きい。
【0006】磁気ディスクの高密度化、特に線記録密度
の向上には、磁性膜の改良と共に磁気ヘッドの低浮上量
化の効果が大きい。最新の磁気ディスク装置では、35
〜50nm程度の浮上量が実現されようとしている。ま
た、記録密度が10Gbit/inch2においては、
15〜25nmの浮上量にしなければならない。このよ
うな低浮上を実現するには、磁気ディスク表面は、最大
高さRmaxで10nm以下といった平滑であることが
要求されるため、磁気記録媒体用基板の表面の加工仕上
げには、高度な技術が要求される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】例えば、従来のラッピ
ング工程では、湿式ラッピングにより素材を所定の板厚
・平坦度に加工するとともに、所定の表面粗さを得る。
又、研磨加工(ポリッシング)は前工程であるラッピン
グ工程の平坦性の影響を受け、さらにラッピングの際の
表面粗さは潜傷として研磨加工時まで残留する。流動体
であるスラリーによってラッピングするので、ポリッシ
ング工程前のガラス基板において2μm以下といった高
い平坦性を有するガラス基板を得ることが困難であっ
た。
【0008】ラッピング工程によってガラス基板の平坦
性が2μm以下にならない場合、以下のような問題が発
生する。一つには、ポリッシング工程ではラッピング工
程によって得られた平坦性を大幅に改善することはでき
ないため、ポリッシング工程を経て得られる最終のガラ
ス基板の平坦性が悪くなり、高密度化の要請を満足する
ガラス基板が得られない。
【0009】また、ヘッドの浮上量が小さくなるにとも
ない、高速回転中における薄板基板の表面うねりによっ
てヘッド接触の防止や、ヘッドの浮上安定性という点か
ら磁気記録媒体用ガラス基板において高ヤング率材料の
ガラス材料の開発が進められている。一方、このような
高ヤング率のガラス基板側面の形状加工(チャンファリ
ング、端面研磨)を行う場合、高ヤング率であるがため
に避けられない脆さ故に、平坦度が悪いと研削砥石や研
磨ブラシからの加工圧力によって、形状加工中にガラス
基板が割れ、歩留まりが悪くなるという問題があった。
特に、端面研磨工程を、基板を複数枚重ねて行う場合、
基板の平坦性が悪いと、基板どうしが押しつけ合う力で
研磨ブラシからの加工圧力によって基板が割れることが
あった。
【0010】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、高い平坦度と、高い平滑性を有するガラス
基板を高歩留まりで容易に製造できる記録媒体用ガラス
基板の製造方法及び記録媒体の製造方法を提供すること
を目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めの手段として、第1の手段は、ディスク状ガラス基板
の表面精度を所定以上の精度に最終的に仕上げるポリッ
シング工程と、このポリッシング工程の前に前記ディス
ク状ガラス基板の厚さ及び表面の平坦性を整えるために
行なうラッピング工程と、このラッピング工程の前処理
工程とを少なくとも有する記録媒体用ガラス基板の製造
方法において、前記ラッピング工程は、固定砥粒を担持
した研削用ペレットを貼付した上定盤及び下定盤の間に
キャリアで保持したディスク状基板を配置し、前記上定
盤と前記下定盤とを互いに反対方向に回転せしめ、且つ
前記キャリアを自転及び公転させて、前記ディスク状基
板の両面を前記ペレットにより研削加工する工程であ
り、前記ラッピング工程の前処理工程において、前記ラ
ッピング工程を行う際のディスク状基板の平坦度を30
μm未満にしてから前記ラッピング工程を行うようにす
ることを特徴とする記録媒体用ガラス基板の製造方法で
ある。第2の手段は、前記ラッピング工程における研削
用ペレットはダイヤモンドペレットであることを特徴と
する第1の手段にかかる記録媒体用ガラス基板の製造方
法である。第3の手段は、前記研削用ペレットは、樹脂
又は金属粉からなる支持材中にダイヤモンド砥粒を混在
させたものであって、前記ディスク状ガラス基板の加工
中、このディスク状ガラス基板によって前記支持材が取
り除かれることによって、前記ペレット面を一定の精度
に仕上げるノンドレス研削を行うものであることを特徴
とする第2の手段にかかる記録媒体用ガラス基板の製造
方法である。第4の手段は、前記ガラスはヤング率が1
00GPa以上であることを特徴とする第1ないし第3
の手段のいずれかにかかる記録媒体用ガラス記録媒体の
製造方法である第5の手段は、前記ラッピング工程によ
って前記ポリッシング工程を行う前のディスク状ガラス
基板の平坦度を2μm以下に形成するようにしたことを
特徴とする第1ないし第4の手段のいずれかにかかる記
録媒体用ガラス基板の製造方法である。第6の手段は、
第1ないし第5の手段にかかる記録媒体用ガラス基板の
製造方法で得られた記録媒体用ガラス基板の表面に少な
くとも記録層を形成することを特徴とする記録媒体の製
造方法である。
【0012】上述の手段において、ラッピング工程前の
ディスク状基板の平坦度を30μm未満にすることによ
って、ラッピング工程によって平坦度が2μm以下の高
平坦度のディスク状基板を得ることができる。従って、
次のポリッシング工程を経て得られる最終のガラス基板
の平坦度が良好(具体的には1μm以下)となり、高密
度化の要請を満足する情報記録媒体用基板が得られる。
また、ラッピング工程後にディスク状基板側面の形状加
工(チャンファリング、端面研磨)を行う場合、高平坦
度のディスク状基板となっているためにチャンファリン
グ工程における研削砥石や、端面研磨工程における研磨
ブラシからの加工圧力によって、形状加工中にガラス基
板が割れることはなく、また高歩留まりとなる。ラッピ
ング工程前のディスク状基板の平坦度が30μm以上の
場合、ディスク状基板の平坦度が悪いために、ラッピン
グ工程において基板が均一に削られず、そのために上定
盤及び下定盤のペレットで構成される平面の平坦度がう
ねった状態になり、鞍型となるので研削加工後のディス
ク状基板の平坦度が悪化するとともに、各ディスク状基
板の平坦度がばらつく。なお、第1の手段でいう「表面
精度」は、平坦性(平坦度)と平滑性(表面粗さ)とを
指し、「所定以上」とは、具体的には、例えば、平坦性
(平坦度)が1μm以下、平滑性(表面粗さ)が、中心
線平均粗さRaで3nm以下を意味する。高密度記録を
可能にする観点からは、上記平坦度及び表面粗さの値は
より小さい方が望まれる。
【0013】ペレットが張り付けられる定盤は、上定盤
(上側砥石保持定盤)と下定盤(下側砥石保持定盤)と
からなり上下に対向して配設されている。上下定盤にお
いてそれぞれ対向している面(上側砥石保持定盤と下側
砥石保持定盤)には、それぞれ複数のペレットが間隔を
有して固定されている。ここでの間隔は、必ずしも一定
の間隔である必要はなく、一定の範囲内の間隔であれば
よい。従って、複数のペレットはきちんと整列させる必
要はなく、不規則な配列であってもよい。各ペレットの
形状については、円形や四角形等、ペレットにおける砥
粒の材質や粒度の種類、ラッピングの対象物である磁気
記録媒体用ガラス基板の材質の種類に応じて変更しても
よい。また、ペレットの大きさも、定盤の回転速度や磁
気記録媒体用ガラス基板の材質の大きさ等に応じて変更
でき、各ペレットを所定の形状、大きさで作製した後に
複数に分割することもできる。
【0014】研削時は水、水に界面活性剤を添加したも
の、あるいは油を介在させて研削することが望ましい。
適度の潤滑性が必要だからである。滑り過ぎる潤滑剤で
は十分な加工速度が得られない。逆に、滑りにく過ぎる
潤滑剤では工具の焼き付き等が起こるおそれも生じてく
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例にかかる磁
気記録媒体用ガラス基板及び磁気記録媒体並びにこれら
の製造方法を説明する。 (1)ラッピング工程の前処理工程 SiO2−Al23−MgO−TiO2系のガラス素材を
溶解してダイレクトプレスにより円盤状のガラス基板を
得た後、平坦度が30μm未満のカーボン板に上記ダイ
レクトプレスにより得たガラス基板を挟んで加熱処理す
ることによって、結晶化ガラス基板を得た。このガラス
基板のヤング率は140GPaであった。
【0016】なお、ここで平坦度とは、ディスク状基板
の表面の最も高い部位と最も低い部位との上下方向(表
面に垂直な方向)の距離(高低差)である。本実施例に
おいては、平坦度の値として、平坦度測定装置(株式会
社ニデック製のNIDEK干渉縞解析装置FA−20
0)によって測定した値を用いている。
【0017】(2)ラッピング工程 この工程では、上述の前処理の工程で、平坦度30μm
未満にしたディスク状ガラス基板を以下に詳述する両面
加工機によって研削して、前記ディスク状ガラス基板の
厚さを0.68nmにし、表面の平坦度を2μm未満に
する工程である。この両面加工機は、砥粒を固定したペ
レット(上側砥石および下側砥石)を張り付けた定盤を
具備する両面加工機(両面研磨機)であり、磁気記録媒
体用ガラス基板に対して固定砥粒である砥石による研削
加工を実現させている。
【0018】以下、図1ないし図3を参照にしながら本
実施例のラッピング工程に用いるガラス基板の両面加工
機について詳細に説明する。図1は両面加工機の部分断
面図である。図1に示されるように、多数の研削用ペレ
ット1を保持したペレット保持板3a,4aを取り付け
た上定盤(上側砥石保持定盤)3及び下定盤(下側砥石
保持定盤)4の間にキャリア5で保持したディスク状ガ
ラス基板2が配置される。上定盤3と下定盤4とは互い
に反対方向に回転するようになっている。また、図2に
示されるように、上定盤3と下定盤4との間には、太陽
歯車6とインターナル歯車7とが設けられ、キャリア5
がこれらの間に配置されている。そして、キャリア5の
外周には太陽歯車6とインターナル歯車7とに噛み合う
歯車が形成されている。これにより、上下定盤の回転と
ともに太陽歯車6及びインターナル歯車7も回転してキ
ャリア5が自転及び公転するようになっている。
【0019】キャリアー5の回転方向については、太陽
歯車6の回転数と、インターナル歯車7の回転数を変化
させることで、時計回りか、反時計回りかを選択でき
る。この加工装置においては、キャリアー5が太陽歯車
6のまわりを自転・公転しながら回ると共に、上下定盤
3,4もそれぞれ反対方向に回転するわけであるが、加
工装置の上方から見た場合、上定盤3は時計方向に回転
し、太陽歯車6,インターナル歯車7,および下定盤4
はいずれも反時計方向に回転する。
【0020】図3に示されるように、上下定盤3,4に
おいてそれぞれ対向している面(上側砥石保持定盤と下
側砥石保持定盤)には、それぞれ複数のペレット1が所
定間隔を有して固着されている。なお、この所定間隔
は、必ずしも一定の寸法である必要はなく、一定の範囲
内の寸法であればよい。従って、複数のペレット1はき
ちんと整列させる必要はなく、不規則な配列であっても
よい。
【0021】なお、各ペレット1の形状は、円形や四角
形等、ペレット1における砥粒の材質や粒度の種類、加
工の対象物である磁気記録媒体用ガラス基板の材質の種
類に応じて適宜変更される。また、ペレット1の大きさ
も、定盤の回転速度や磁気記録媒体用ガラス基板の材質
の大きさ等に応じて適宜変更される。さらに、各ペレッ
ト1を所定の形状、大きさで作製した後に複数に分割し
ても良い。
【0022】なお、本実施例に係る磁気記録媒体用ガラ
ス基板の加工装置においては、砥粒を固定したペレット
1の代表的なものとして、いわゆるダイヤモンドペレッ
トを用いる。ダイヤモンドペレットとは、樹脂又は金属
粉からなる支持材中にダイヤモンド砥粒を混在させて作
製されている。具体的には、Cu、Snおよび少量のF
eの金属粉体と粒度#2000(6〜8μm)のダイヤ
モンド砥粒を用いて、ホットプレス法により作製されて
いる。なお、金属粉末の混合割合を変えることにより、
機械的性質の異なるダイヤモンドペレットを作製するこ
とができる。本加工装置においては、ダイヤモンドおよ
び金属粉体の粒度が#2000のメタルボンドペレット
を用いてガラス基板2の研削加工を行うとRmaxが
0.5μmの表面粗さを得ることができる。
【0023】また、同じく粒度#2000のダイヤモン
ド砥粒を用いたレジンボンドペレット(結合材としてレ
ジンを用いた砥石)を用いて研削加工を行うとRmax
が0.1μmの表面粗さを得ることが出来る。これは、
結合材であるレジンの有する弾性によってダイヤモンド
砥粒の接触圧が調節されるためである。なお、後述する
各加工を含め、ガラス基板2の表面粗さは原子間力顕微
鏡(AFM)を用いて測定した。
【0024】研削の際には、水に界面活性剤を添加した
もの、あるいは油を介在させて研削することが望まし
い。適度の潤滑性が必要だからである。滑り過ぎる潤滑
剤では十分な加工速度が得られない。逆に、滑りにく過
ぎる潤滑剤では工具の焼き付き等が起こるおそれも生じ
てくる。
【0025】潤滑剤の流量は以下のようにして決める。
図3は潤滑剤流量算出の説明図である。図3において、
上・下定盤の面積をS(m2)、上下定盤の直径をOD
(m)、上下定盤の間隔をL(m)、潤滑剤の導入口の
直径をID(m)、潤滑剤の導入体積をV−in(m3
/S)、潤滑剤の排出体積をV−out(m3/S)と
すると、 S(m2)=3.14×OD×OD/4−3.14×ID×ID/4 =3.14×(OD×OD−ID×ID)/4 単位時間あたりの潤滑剤流量をVc(m3)で示し図中
の記号で表すと Vc(m3)=L×S ここで遠心力方向線速度(m/s)=V−in(m3
s)/(3.14×OD×L)と定義すると、潤滑剤の
流量としては、遠心力方向線速度として、0.05〜
0.20m/sの範囲での調整によって平坦度2μm以
下のディスク状基板が得られる(中心値は0.18−
0.19 m/s)。流量を多くし、且つ回転遠心力に
よってクーラント(潤滑剤)の流れが有効になるよう
に、流量はクーラント遠心力方向線速度をほぼ一致させ
る量とすることが望ましい。
【0026】本実施例で用いた両面加工機(9B機、1
6B機)について求めた結果は以下の通りであった。 [9B機] [16B機] OD(m) 0.597 1.127 ID(m) 0.224 0.397 F.Rate(L/min) 20 40 L(m) 0.0013 0.001 V−in(m3/S) 0.000333 0.00066 67 S(m2) 0.240393 0.873328 Vc(m3) 0.00024 0.000873 V−in/Vc(1/S) 1.39 0.78 V−in/L(m2/S) 0.33 0.67 V−in/(π・OD・L) 0.18 0.19 V−in/S 0.0014 0.0008
【0027】ここで、上定盤3の回転数をA、キャリア
ー5の公転数をB、下定盤4の回転数をCとすると、C
が最大として各回転数が、C−B=A+Bになるような
歯車関係(歯数)を構成したときが最良条件となる。す
なわち、各歯車6,7の回転数が上記関係にあるとき最
も高能率・高精度に研削加工できることになる。
【0028】つまり、上下定盤3,4がそれぞれ反対方
向に回転し、上下定盤3,4の回転数、キャリアー5の
公転数が、上記の様な式で示される関係となっている
と、加工物であるガラス基板2に対する機械的抵抗が小
さくなる。また、キャリアー5が自転するとともに公転
し、上下定盤3,4が互いに反対方向に回転するため、
ガラス基板2に対する運動は非常に複雑な曲線を描く。
すなわち研磨材であるダイヤモンドペレット1のガラス
基板2に作用(当接する)する機会を一層多くし、ラッ
プ効率を増大させる。従って加工面は均一に研削加工さ
れるため高精度な加工が可能となる。
【0029】図5ないし図7は上述の両面加工機を用い
て実際に研削加工を行った結果例を示す図である。な
お、研削加工前のガラス基板は、結晶化工程で使用する
ガラス基板を挟むカーボン板の平坦度を変えて、種々の
平坦度のガラス基板を作製した。また、この時の研削加
工の条件は、以下の通りである。すなわち、ダイヤモン
ドペレット1の1個の大きさは、直径12mm、厚さ5
mmの円盤状に形成されたものであり、上下定盤3,4
が対向する平面である上側砥石保持面3aおよび下側砥
石保持面4aに、それぞれ720個づつエポキシ系接着
剤によって所定間隔を有して不規則に張り付けられたも
のを用いた。また、上側砥石保持面3aおよび下側砥石
保持面4aは直径が1200mmに形成されたものを用
いた。
【0030】平面視において表されているダイヤモンド
ペレット1の表面がガラス基板2と当接するラップ面
(研削加工面)となるため、ラップ面の面積は上側砥石
保持面たるペレット保持板3aおよび下側砥石保持面た
るペレット保持板4aの全体の面積に対してほぼ均等に
20%となる。ただし、各定盤3,4の中心には太陽歯
車6が配設されていることから、中心部近傍にはキャリ
アー5が位置することがないため、各定盤3,4におけ
るガラス基板2の当接可能な範囲におけるダイヤモンド
ペレットの1の貼付面積率は20%以上となるが50%
以下に留まっている。
【0031】このようにしてダイヤモンドペレット1が
張り付けられた各定盤3,4を有する加工装置において
は、加工圧力が10〜200g/cm2、下定盤回転数
が3〜50rpm、上定盤回転数が3〜50rpmで、
厚さ1mmのガラス基板2の研磨を行うと、75分の加
工時間で、厚さ0.68mmの研削加工品を得ることが
できた。図3〜図5から明らかなように、研削前のガラ
ス基板の平坦度が30μm未満(No.1〜No.42
→実施例)の場合、研削加工後の平坦度は、平均値で2
μm以下と、良好であった。
【0032】しかし、平坦度が30μm以上(No.4
3〜No.58→比較例)の場合、研削加工後の平坦度
は平均値で4.75μm以上となった。これは、ガラス
基板の平坦度が悪いことにより、研削加工を行ってもガ
ラス基板が均一に削られず、そのため、両面加工機の上
定盤及び下定盤のペレットで構成される平面の平坦度が
うねった状態、鞍型となって、ガラス基板の平坦性が悪
くなり、平坦度がばらつく結果となったと考えられる。
また、研削加工前のガラス基板の平坦度を良好にする
(平坦度の値を小さくする)ことによって、研削加工後
のガラス基板の平坦度も小さくなり、平坦度のばらつき
も小さくなっていることがわかる。さらに、このように
して研削加工されたガラス基板2の目視外観観察では傷
は見受けられず、表面粗さRmax(5μm□における
最大高さ)は0.1μm以下であった。
【0033】なお、上記の加工圧力、上下定盤の回転数
は、加工中一定となるように設定してもよいが、加工時
間内において連続して変化させたり(初めは回転数を低
くしておき徐々に高くしてゆく等)、単位時間毎に段階
的に変化させたりしても良い。
【0034】このようにして磁気記録媒体用ガラス基板
のダイヤモンドペレットを用いた研削加工を行った場
合、遊離砥粒がほとんど生じないため遊離砥粒の転動の
結果生じる微少な破壊面も発生せず、クラックを含む加
工変質層も発生することがない。また、砥粒の損失が少
ないため、長時間連続して加工を行うことができる。
【0035】さらに、上記のようなダイヤモンドペレッ
トを用いて研削加工を行うと細かい表面粗さを得ること
ができる。つまり、ダイヤモンド砥粒は硬度が大きい
(硬い)ため、粒度を小さくしても大きな研削能力を有
する。このため、加工時間が短くても研削量が大きく、
かつ、表面粗さを細かくすることができる。細かい表面
粗さが得られれば、磁気記録媒体用ガラス基板をラッピ
ング工程で製品の板厚にできる限り近い板厚の素材に加
工でき、後工程であるポリシング工程での加工量を減少
させることができ、結果として磁気記録媒体用ガラス基
板の製作時間の短縮に繋がる。
【0036】なお、上記の実施例においては、上側砥石
および下側砥石としてダイヤモンドペレットを用いた場
合について説明したが、本発明はこのような構成に限ら
れるものではなく、磁気記録媒体用ガラス基板の材質よ
りも硬い材料であれば砥粒としてダイヤモンド以外の材
質を用いてもよい。従って、ダイヤモンド以外の材質を
砥粒として用いた場合には、上側砥石保持面および下側
砥石保持面の面積に対するラップ面の面積の割合は適宜
変更される。また、上側砥石および下側砥石は必ずしも
複数に分割する必要はなく、分割する場合も、全ての砥
石を分割した構成とする必要はない。
【0037】(3)形状加工・端面研磨工程 円筒状の砥石を用いて外周及び内周端面に所定の面取加
工を施した後、ブラシ研磨(研磨液は酸化セリウム+
水)によって、外周及び内周の端面研磨を行った。
【0038】(4)ポリッシング工程 次に、上記のように研削加工されたガラス基板2に対し
てポリシング加工装置を用いてポリシング加工を施す。
このポリシング加工装置は上記両面加工機とほぼ同様に
構成された両面研磨機を用いており、上記両面加工機の
上下定盤に研削ペレットのかわりに研磨パッドを張り付
けてある点で異なるのみであるので、その詳細説明は省
略する。この両面研磨機は、研磨パッドが張り付けられ
た上下定盤の間にキャリアにより保持したディスク状ガ
ラス基板を密着させ、このキャリアを太陽歯車とインタ
ーナル歯車とに噛合させ、上記ガラス基板を上下定盤に
よって挟圧する。その後、研磨パッドとガラス基板の研
磨面との間に研磨液を供給して回転、揺動させることに
よって、ガラス基板の両面を同時にポリシングするもの
である。なお、ポリッシングは、以下の条件で行った。 第1ポリッシング工程 ポリシャ:硬質ポリシャ(LP66;丸石産業社製) 研磨液:酸化セリウム+水 加工圧力:300g/cm2 下定盤回転数:5〜70rpm 上定盤回転数:5〜70rpm 除去量:20μm(片面) 研磨時間:15分 第2ポリッシング工程 ポリシャ:軟質ポリシャ(ポリラックス;スピードファ
ム社製) 研磨液:酸化セリウム+水 加工圧力:100g/cm2 下定盤回転数:5〜70rpm 上定盤回転数:5〜70rpm 除去量:2.5μm(片面) 研磨時間:5分
【0039】このポリシング加工によって作製した上記
No.1〜No.42のディスク状ガラス基板2の厚さ
は0.635mmで、平均表面粗さRaは3nm以下、
平坦度は1μm以下と、良好であった。一方、上記N
o.43〜No.58のディスク状ガラス基板2は、そ
の厚さは0.635mmで同じであったが、平均表面粗
さRaは5〜7nm程度、平坦度も3〜5μm程度とな
り、No.1〜No.42のディスク状ガラス基板に比
べて表面粗さ及び平坦度が共に悪化した。
【0040】(5)磁気ディスク製造工程 上述の工程を経て得られた磁気ディスク用ガラス基板の
両面にインラインスパッタリング装置を用いて、NiA
lシード層、CrMo下地層、CoCrPtTa磁性
層、水素カーボン保護層、パーフルオロポリエーテル潤
滑層を順次形成してMRヘッド用磁気ディスクを得た。
No.1〜No.42のディスク状ガラス基板を用いた
磁気ディスクは、グライド特性(タッチダウンフライン
グハイト)、ヘッドクラッシュもなく、高密度記録対応
の磁気ディスクが得られた。これに対して、No.43
〜No.58のディスク状ガラス基板を用いた磁気ディ
スクは、平坦性、平滑性が悪いので、グライド特性(タ
ッチダウンフライングハイト)が悪く、ヘッドクラッシ
ュが発生するものが多くあった。この傾向は、平坦性、
平滑性が悪くなるにつれて顕著になった。
【0041】なお、ディスク状ガラス基板の材料として
は、上述の実施例で掲げた材料に限定されるものではな
い。また、結晶化ガラス以外の化学強化ガラスでもよ
い。また、本発明のディスク状ガラス基板は、ヤング率
が100GPa以上である場合に効果が顕著であるが、
100GPa未満のものであっても一定の効果が得られ
る。さらに、磁気ディスクを構成するシード層、下地
層、磁性層、保護層、潤滑層の材料も上述のものに限定
されるものでなく、他の公知のものを用いることができ
る。
【0042】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明は、ポリッ
シング工程の前に行なうラッピング工程を、固定砥粒を
担持した研削用ペレットを貼付した上定盤及び下定盤の
間にキャリアで保持したディスク状基板を配置し、前記
上定盤と前記下定盤とを互いに反対方向に回転せしめ、
且つ前記キャリアを自転及び公転させて、前記ディスク
状基板の両面を前記ペレットにより研削加工する工程で
行うようにし、かつ、ラッピング工程の前処理工程にお
いて、前記ラッピング工程を行う際のディスク状基板の
平坦度を30μm未満にしてから前記ラッピング工程を
行うようにしたもので、これにより、高い平坦度と、高
い平滑性を有する記録媒体用ガラス基板を高歩留まりで
容易に製造することを可能にしている。また、このガラ
ス基板を用いることにより、グライド特性に優れかつヘ
ッドクラッシュもない高密度記録が可能な記録媒体を得
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】両面加工機の部分断面図である。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】上下定盤を示す図である。
【図4】潤滑剤流量算出の説明図である。
【図5】実施例のラッピング工程による結果を示す図で
ある。
【図6】実施例のラッピング工程による結果を示す図で
ある。
【図7】実施例のラッピング工程による結果を示す図で
ある。
【符号の説明】
1…研削用ペレット、2…ディスク状ガラス基板、3…
上定盤、3a…ペレット保持板、4…下定盤、4a…ペ
レット保持板、5…キャリア、6…太陽歯車、7…イン
ターナル歯車。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスク状ガラス基板の表面精度を所定
    以上の精度に最終的に仕上げるポリッシング工程と、こ
    のポリッシング工程の前に前記ディスク状ガラス基板の
    厚さ及び表面の平坦性を整えるために行なうラッピング
    工程と、このラッピング工程の前処理工程とを少なくと
    も有する記録媒体用ガラス基板の製造方法において、 前記ラッピング工程は、固定砥粒を担持した研削用ペレ
    ットを貼付した上定盤及び下定盤の間にキャリアで保持
    したディスク状基板を配置し、前記上定盤と前記下定盤
    とを互いに反対方向に回転せしめ、且つ前記キャリアを
    自転及び公転させて、前記ディスク状基板の両面を前記
    ペレットにより研削加工する工程であり、 前記ラッピング工程の前処理工程において、前記ラッピ
    ング工程を行う際のディスク状基板の平坦度を30μm
    未満にしてから前記ラッピング工程を行うようにするこ
    とを特徴とする記録媒体用ガラス基板の製造方法。
  2. 【請求項2】前記ラッピング工程における研削用ペレッ
    トはダイヤモンドペレットであることを特徴とする請求
    項1記載の記録媒体用ガラス基板の製造方法。
  3. 【請求項3】前記研削用ペレットは、樹脂又は金属粉か
    らなる支持材中にダイヤモンド砥粒を混在させたもので
    あって、前記ディスク状ガラス基板の加工中、このディ
    スク状ガラス基板によって前記支持材が取り除かれるこ
    とによって、前記ペレット面を一定の精度に仕上げるノ
    ンドレス研削を行うものであることを特徴とする請求項
    2記載の記録媒体用ガラス基板の製造方法。
  4. 【請求項4】前記ガラスはヤング率が100GPa以上
    であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに
    記載の記録媒体用ガラス記録媒体の製造方法。
  5. 【請求項5】前記ラッピング工程によって前記ポリッシ
    ング工程を行う前のディスク状ガラス基板の平坦度を2
    μm以下に形成するようにしたことを特徴とする請求項
    1ないし4記載の記録媒体用ガラス基板の製造方法。
  6. 【請求項6】請求項1ないし5に記載の記録媒体用ガラ
    ス基板の製造方法で得られた記録媒体用ガラス基板の表
    面に少なくとも記録層を形成することを特徴とする記録
    媒体の製造方法。
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